2006年6月11日

夏休みは映画作りに挑戦:ジュニア映画制作ワークショップの参加中学生を募集

「夏休みに映画作りに挑戦しよう」−−川崎市とkawasakiしんゆり映画祭実行委員会がジュニア映画制作ワークショップに参加する中学生を募集している。

このワークショップはことしで7回目。これまで日本映画学校の講師や映画祭スタッフの指導で、中学生が映画監督やカメラマン、俳優になって映画制作に挑戦、毎回、みずみずしい感性をいかした作品が作られ、注目を集めており、昨年は東京ビデオフェスティバルで佳作に入賞した。
応募資格は、川崎市とその周辺に在住・在学している中学生で定員は先着20人。参加費は5000円(制作実費)。応募方法は住所、氏名、年齢、性別、学校名・学年、特技、電話番号、保護者名、参加希望の理由(200字以内)を記入して6月15日(消印有効)までにkawasakiしんゆり映画祭事務局へ申し込む。
スケジュールは6月24日のオリエンテーションを皮切りに、7月にシナリオづくり、カメラ、録音、照明などの技術についての講習と実技を行い、夏休みにロケハン、リハーサル、撮影、編集、録音、試写を行う予定。完成した作品は10月の「しんゆり映画祭」で上映する。
申し込み・問い合わせはkawasakiしんゆり映画祭実行委員会事務局(〒215-0004 川崎市麻生区万福寺2-9-9、電話044-953-7652)、川崎市市民局市民文化室(問い合わせのみ)=電話044-200-2280。
ホームページ=http://www.siff.jp

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夜の森に響くサクソフォーンの響き:川崎市宮前区の飛森谷戸で10周年のコンサート

060610concert 里山の野外ステージをかがり火で照らしながら音楽を楽しむコンサートが6月10日、川崎市宮前区初山で催され、約400人が夜の森に響くサクソフォーンの調べに耳を傾けていた。

このコンサートは、同地区の里山保全を行っている「飛森(とんもり)谷戸の自然を守る会」(矢澤茂会長)が「森の音楽会」と題して毎年開いているもので、今回が10回目。
緑の林に囲まれた「おもいでの謡のこみち『森の広場』」にあるステージは、左右に置かれた2基のかがり火に加え、ろうそくなどの灯が周りに配され、日が落ちると幻想的な雰囲気。
同会の発足10周年を記念して催したこの日のコンサートに出演したのは、昭和音楽大学出身のメンバーで構成した「feel saxophone quartet(フィール・サクソフォーン・カルテット)」の河西麻希さん、木籐良朝子さん、土山真希子さんと、賛助出演の平賀美樹さんの女性4人。約2時間にわたって「シングシングシング」「バトル」「マツケンサンバ」「世界に一つだけの花」「竹田の子守唄」ジブリのメドレー、阪本九メドレー、「彗星」などジャズやクラシック、童謡、歌謡曲など多彩なジャンルの曲を次々と演奏した。
コンサートの途中に小雨が降り出し、ステージの上に雨よけのビニールシートを張るため演奏が中断するという、野外演奏会ならではのハプニングもあったが、家族連れなどの聴衆も一緒に手拍子をするなど、なごやかなムード。後半には雨もあがり、訪れた人たちは夜の黒い森に響くサクソフォーンの音色をゆったりと楽しんでいた。
出演した河西さんらは「森の中の音楽会は初めて。音が木立に響いて、すごく演奏しやすかった」と話していた。

関連記事:川崎市宮前区のとんもり谷戸で森のコンサート:終了後はホタル鑑賞会も開催

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2006年6月10日

麻生市民館でフランス額装展

060610gakusou01小田急線新百合ヶ丘駅北口の麻生市民館で、子どもが初めて履いた靴と動物の絵、複製画、布、広告のシールなど様々な品物をフランスの伝統的な技法を使って額装したユニークな展覧会が開かれ、人気を呼んでいる。
写真=会場風景(上)、子どものファースト・シューズにキリンの親子の絵をあしらった会員の作品

「フランス技法の『額装』と手作りの『額』」は、フランス額装グループ「L'Atelier AZ(アトリエ アヅ)」を主宰する多摩区中野島の東明江さんとその門下生の5回目のグループ展。060610gakusou02_2
フランス額装は、絵画や写真、カードなど飾りたい作品のイメージや色調に合わせ、マットを何枚も重ねて立体的に仕上げ、周りの部分をデザインする伝統的な手工芸。夫の仕事の関係でフランスで生活した経験を持つ東さんによると、同地では一般の家庭に飾られている写真や絵画などに多く用いられており、パリ市内でもこの技法を教える教室の人気は高いという。
会場には、風景画に奥行きを感じさせるよう曲面表装した東さんの作品のほか、門下生27人が制作したミニ複製画の組み合わせ、人形、ネイルアートしたつけツメ、家族の大切な思い出の品物など額の中に入れるさまざま素材の雰囲気に合わせたオリジナル作品を展示している。中でも注目を集めているのが「広告・宣伝」コーナー。同会では、グループ展開催にあたり毎回テーマ作品を必ず1点以上出品するというルールがあり、今回は「広告・宣伝」がテーマ。チラシ、包装紙、菓子のパッケージ、広告写真などを素材に、ビュジアルでユニークな作品がたくさん展示されている。
同展は14日までで、時間は午前10時から午後5時。
問い合わせは電話044(949)1874アトリエ アズ

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麻生音楽祭が開幕:初日のスクールコンサートに児童・生徒約1000人が出演

060610asaocon01_121回目を迎える川崎市麻生区の市民の音楽祭典「麻生音楽祭2006」が始まった。
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写真=麻生区のイメージソング「かがやいて麻生」を合同で合唱する柿生・白鳥中学の生徒

初日の6月10日は、スクールコンサート。西生田、千代ヶ丘、百合丘、南百合丘、麻生、東柿生、王禅寺、柿生、栗木台の9小学校、西生田、金程、長沢、麻生、柿生、王禅寺、白鳥の7中学校、麻生、麻生総合の2高校、計18校が参加。柿生・王禅寺中と麻生・麻生総合高校の4校は合唱・器楽の2部門に出場し、計22団体約1000人が出演、会場の麻生市民館で午前11時から午後3時30分まで4時間半にわたって幅広いジャンルの曲目を熱演した。
060610asaocon02前半の合唱部門では手話コーラス、拍手と手による振り付け、リコーダー演奏、一部の曲をアカペラ男声で演奏、後半の器楽演奏部門は手拍子を散りながらジャズ演奏やソロパート演奏など各校がそれぞれ趣向を凝らしたパフォーマンスで演奏。今回は、昨年作られた麻生区のイメージソング「かがやいて麻生」を麻生中学、白鳥中学の生徒が合同演奏して市民に披露する初の試みも行われた。
ユニークだったのはプログラム最後に出演の柿生中学の吹奏楽、丸山胤幸教諭が指揮の合間に手拍子を取ったりサクソフォーンを演奏(写真)、会場をわかせてスクールコンサートを楽しく締めくくった。
会場には、出演する各校の児童・生徒のほか、わが子や孫の晴れ姿を見ようと観客が入れ替わり訪れ、常に満席の状態。熱心にビデオ撮影している保護者も多かった。
音楽祭は、土曜・日曜を中心に7月2日まで麻生市民館大ホールで開かれる。

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2006年6月 8日

川崎市宮前区のとんもり谷戸で森のコンサート:終了後はホタル鑑賞会も開催

060608tonmori 地域住民が里山保全活動を行っている川崎市宮前区初山のとんもり谷戸で、6月10日午後6時から森のコンサートが開かれる。同地区の里山保全を行っている「飛森谷戸の自然を守る会」(矢澤茂会長)が、会の発足10年を記念して催すもので、コンサート終了後には用水路でゲンジボタルの鑑賞会も開かれる。

写真(飛森谷戸の自然を守る会撮影)=とんもり谷戸に設置されたホタルの一生を描いた木製レリーフと矢澤会長(右)ら

とんもり谷戸は、生田緑地の一部で川崎国際生田緑地ゴルフ場14番ホールの東側斜面の昔神社があったと伝えられる場所。自然を守る会は、この里山の自然環境を21世紀の子供たちへつなぎ自然環境学習の場として末永く守り続けようと、1996年に初山地区の住民が中心となりに発足したボランティア団体。生田緑地を管理する北部公園事務所の了解を取り、約1.2ヘクタールを活動拠点に毎月1回下草刈りや枝おろしなどの里山活動を行っている。また、わき水が流れる用水路があることから、ホタルの幼虫の放流も行い、成虫が毎年少しずつ増えるほど自然が回復している。その後、「TONMORI KIDS ADVENTURURE CLUB (とんもりキッズ・アドベンチャー・クラブ)」(長峯隆弘代表)という子どもを対象にした兄弟団体も発足、飛森谷戸で観察会や昆虫採集など、子どもが自然を体験できる催しも開いている。
コンサートは、女性4人のサクソフォーングループ「feel saxophone quartet」が、同谷戸内の「おもいでの謡のこみち『森の広場』」で約2時間演奏する。会場では、同会会員らが日没と共にかがり火をたき、幻想的な雰囲気を演出する。雨天の場合は初山幼稚園ホールに変更。参加費は1ドリンク付きで1000円。演奏後は、初山用水に飛び始めるゲンジボタルを鑑賞しながら丘陵を下る。
コンサートに先立ち、午後3時からは初山幼稚園ホールで同会の10周年を祝う「交流会&懇親会」が開かれ、飛森谷戸の活動についての報告と参加者の意見交換、谷戸の散策が行われる。
会場内には、昨年秋に環境 学習用として「ゲンジホタルの一生」ととんもり谷戸のNewキャラクターの「トンちゃん」「モーリくん」を描いた看板が設置され、この日参加者にお披露目する。この看板は、群馬県みなかみ町の「水上工房」の広川義直さ ん夫妻が制作したレリーフ仕上げで、目の不自由な人がさわってホタルの姿を知ることができるという珍しいもの。
交流会の参加は自由で、音楽会の入場料も含み3000円。
連絡は電話044(977)6581飛森谷戸の自然を守る会事務局、またはemil([email protected])。

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第21回麻生音楽祭:6月10日〜7月2日に麻生市民館で

「麻生音楽祭2006」(同祭実行委員会・麻生区役所、川崎市教育委員会主催)が、6月10日から7月2日まで新百合ヶ丘駅前の川崎市麻生市民館大ホールで土曜・日曜を中心に催される。

関連記事:麻生音楽祭2005> 

21回目を迎える麻生音楽祭は「音楽の街あさお」を合い言葉に、区内の小・中・高等学校をはじめ区内の音楽団体など市民と行政が共同で催す音楽の祭典で、ことし21回目を迎える。今回は61団体が参加、5日間にわたりスクールコンサート、コーラスのつどい、アンサンブルのつどい、ファミリーコンサート、ミュージカルを催し、20回を記念して昨年作られた区のイメージソング「かがやいて麻生」も演奏。このほか、期間中に協賛イベントとしてジュリアード・ジャズ・オーケストラやささきいさおコンサートも催される。
入場は、協賛イベント以外は無料で、ファミリーコンサートとミュージカルは整理券が必要(配布は終了)。
問い合わせは044(965)5116麻生区音楽祭実行委員会。

音楽祭の内容と日程、出演団体

スクールコンサート=6月10日午前11時
区内の小・中・高校18校よる合唱・器楽演奏
出演=西生田、千代ヶ丘、百合丘、南百合丘、麻生、東柿生、王禅寺、柿生、栗木台(以上小学校)、西生田、金程、長沢、麻生、柿生、王禅寺、白鳥(以上中学校)、麻生高校、麻生総合高校。

コーラスのつどい=6月11日午後1時30分
児童から女声・男声・混声、シルバーまで幅広い年代の28団体による合唱
出演=青葉コーラス、あおばリトルコーラス、あさお歌う会、麻生合唱団、麻生小学校PTAコーラス、麻生女声合唱団、麻生童謡をうたう会、あさおポップスコーラス、麻生もくせい会、アンサンブル・アマデウス、アンサンブル"風"(ふう)、アンサンブル・リス、市来音楽教室合唱団、王禅寺女声コーラス、Clover Lovers(クローバー・ラヴァーズ)、コーラスいくた、コーラス「柿の実」、コーラス銀の会、コール・アンジェラ、コール・クリング、コール・リス・ブラン、コーロ・マスキーレ・あさお、混声合唱団南生田コーラス、白ゆりコーラス、和(なごみ)・Japan、ノッホ・アイマール男声合唱団、ゆりがおか児童合唱団。

アンサンブルのつどい=6月17日午後12時30分
オカリナからジャズ、ハワイアン、邦楽まで13団体がさまざまな器楽演奏
出演=麻生オカリナを楽しむ会、麻生弦楽合奏団、アンサンブルマンドリーノ斉藤、アンサンブルシェーンフェルト、F-VOX(エフ・ヴァックス)、音姫座、小原聖子ギター・スタディオ、グリーン・キャタピラーズ・ジャズ・オーケストラ、三曲あさお、楓会、千代ヶ丘ユースバンド、ハーモニックス、マウイ・アイランダース。

ファミリーコンサート=6月18日午後3時(入場整理券)
「音楽でめぐる世界の旅」をテーマにアナウンサー秋山雅子さんの司会で馴染みの7曲を演奏
出演=麻生フィルハーモニー管弦楽団。演奏曲目=グローフェ/グランド・キャニオン組曲より「日の出」、ボロディン歌劇「イーゴリ公」より「ダッタンジンの踊り」、ケテルビィ/ペルシャの市場にて、チャイコフスキー/スラブ行進曲、シャブリエ/狂詩曲「スペイン」、ロッシーニ/歌劇「ウィリアム・テル」序曲、ヨハン・シュトラウスII/美しく青きドナウ

ミュージカル「boy be」=7月1日午後3時(入場整理券)
昭和音楽芸術楽員ミュージカル科の学生が演ずるミュージカル
出演=昭和音楽芸術楽院。人間の感情を理解できるロボットboy beが、争いを繰り広げる人間に語りかけるオリジナルミュージカル。

◇協賛イベント ジュリアード・ジャズ・オーケストラ'06日本公演=6月14日午後6時30分、2000円(売り切れ)。問い合わせ電話046(245)1055昭和音楽大学演奏室。

◇協賛イベント ささきいさおコンサート=7月2日午後2時30分・5時、S席3000円、A席2500円、ペア席4000円。問い合わせ電話044(954)9990マイタウン21。

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2006年6月 3日

カッパーク鷺沼オープニングイベントに4200人:鷺沼プール跡地で

060603_1 川崎市宮前区土橋の鷺沼プール跡地で6月3日、カッパーク鷺沼オープニングイベント&水道フェア(宮前区・水道局主催)が開かれ、親子連れなど4200人が今春完成した土橋小学校、鷺沼ふれあい広場、フロンタウンさぎぬま、さぎ沼なごみ保育園の4つのエリアを結んで行われたさまざまな催しを楽しんだ。

写真=式典で披露されたカッパーク鷺沼のシンボルイメージ「カッちゃん」(左から2番目)

  シンボルマーク採用の玉城有花さんらを表彰

060603_3   イベントはまず、土橋小学校校庭で午前10時から消防音楽隊のファンファーレでオープン記念式典が開かれ、阿部孝夫川崎市長が「カッパーク鷺沼は、プールの跡地に目的の異なる施設をいっしょにした川崎市初の場所。プールを連想するカッパとパークを併せた名称と聞いているが、宮前区のシンボルとして多くの市民に存分に利用してもらい、ここから元気な子どもが育つことを期待しています」とあいさつ(写真左)。同区選出の矢沢博孝市議会議長が「昭和43(1968)年から35年間プールとして利用されたが、21世紀を担う新しい施設をみんなの財産として活用してもらいシンボルの場としてなることを願う」と話した。
06060302続いて公募で決めた名称とイメージキャラクター優秀作品の紹介と受賞者表彰が行われた。公募は1月1日から2月16日に実施、名称は全国308件の応募の中から吉村萌さん(当時・宮崎小学校1年、現在名古屋市に移転)の「カッパーク鷺沼」に、キャラクター(カッちゃん)は240件の中から玉城有花さんの作品が採用された。大下勝巳宮前区長と江井茂水道局長が玉城さん(宮崎小2年さん)やこの日出席した優秀賞の作者に表彰状を手渡した(写真右)。校舎入り口では、小学生からお年寄りまで幅広い年代の区民が作った1万2000個の折り鶴で作った高さ4m、幅3mのイメージキャラクター画も披露された。
同小多目的ホールでは、有馬中学校吹奏楽部2、3年生部員49人が外山智子教師の指揮で「メインストリート・エレクトリカルパレード」「そよ風のマーチ」など5曲を演奏、100人を越える聴衆から大きな拍手を受けていた。同ホールでは東京交響楽団弦楽奏者の廣岡克隆さん(第1ヴァイオリン)、板垣琢哉さん(第2ヴァイオリン)、大野順二さん(ヴィオラ)、音川健二さん(チェロ)によるミニコンサートも催され、有馬中吹奏学部員や音楽好きな市民約200人が一流の演奏家による「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」や水にちなんだ歌謡曲「川の流れのように」など馴染み曲を間近で堪能した。校庭では、川崎フロンターレの協力でキックターゲット、玉投げビンゴゲームや宮前警察署が運動反射神経テスト、白バイ展示、郵便局の切手販売などが行われた。

 地元の大道芸人やフロンターレ元選手のサイン会も開催

060603 鷺沼ふれあい広場では、水道局が水道フェアを開催。水中輪投げ、水鉄砲など水を使った催しや災害時応急給水の模型展示、マップなどの配布を行った。3種類の水を飲む比べる利き水コーナーには約300人が参加、真剣な表情で水を味わっていたほか、生田天然水「恵水」の販売が人気を集めた。
芝生では、カッパ姿のトレードマークで世界を駆けめぐる土橋の大道芸人おいかどいちろうさんの獅子舞とおいかどさんの仲間による音楽演奏付き紙芝居などが行われ、子どもたちが見物(写真)。またビオトープ池では、水遊びする子どもの姿が目立った。
フットサル場「フロンタウンさぎぬま」では、事前申し込みをした親子140人が元フロンターレ選手向島建さんの指導でサッカー技術を基礎から体験。正午からは向島さんと昨年引退した久野智昭さんのサイン会も開かれ、2人は笑顔でサインに応じていた。
さぎ沼なごみ保育園では、園庭で木を使った火おこし、のこぎりを使ってタケや木の切り落とし体験のほか、園舎で地元老人クラブによるお手玉、折り紙など昔の遊びコーナーも開かれ、祖父母世代と孫世代など幅広い年代のふれあいがなごやかに繰り広げられていた。
各会場の入り口には、スタンプラリーの台が設置され、「商品は何かな」と楽しげに話しながらスタンプを押す親子連れも多かった。
今回は、オープニングイベントとして4つのエリアをつなげて開放したが、区のシンボルとなるよう今後も年に1回程度、イベントを開催する方針という。

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2006年5月31日

田園調布学園大学で公開講座:6月10日から24日に

川崎市麻生区の田園調布学園大学が、「『21世紀を生きる』〜音楽・歴史・文学は生の鼓動」をテーマに6月10日から24日の毎土曜公開講座を開催、参加者を募集している。

講座は同大学人間福祉学部と短期大学部が主催。
日程と内容は
●6月10日=「音楽の力 マリンバ実演奏を交えて〜文化遺産としての音楽の役割と展望」。講師、マリンバ奏者・奥平哲也さん。
波乱の歴史の時代を生き曲を作った人の信念、演奏者の願い・聴衆の想いを想像しながら響きにふれる。「この道」「アヴェ・マリア」「奥平作品」などの演奏付き。
●6月17日=「てらこやの四季〜江戸の寺子屋のはなし」。講師、田園調布学園大学教授・田中克佳さん。
江戸時代の初等教育機関「てらこや」と都市に焦点を合わせスライドを使って江戸の子どもたちの学習のイメージを試みる。
●6月24日=「夏目漱石と現代〜家族・個人の立場から」。講師、田園調布学園短期大学教授・影山恒男さん。
文豪としての漱石だけでなく、夏目房之介の「孫が読む漱石」などを参考にしながら、漱石の家族観、個人の意識などをさまざまな角度から、明治人気質の漱石の考え方、生き方を考える。
時間はいずれも午後2時20分〜午後4時20分、会場は、同大学4号館441講堂。受講料は無料。申し込みは
葉書に受講日、住所、氏名、年齢、電話番号、性別を書き、〒215-8542  川崎市麻生区東百合丘3-4-1 田園調布学園大学図書館内・公開講座係。問い合わせは電話044-966-3443同大図書館内・公開講座係。

 

 

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2006年5月20日

日本民家園がライトアップ:光に浮かぶかや葺き屋根

06052002minka_1 川崎市多摩区枡形の市立日本民家園で5月20日、夜間特別公開が2時間にわたって行われ、訪れた家族連れや若いカップルなど約150人が夜空に浮かび上がったかや葺(ぶ)き屋根の幻想的な美しさを楽しんでいた。

●ライトアップの写真ニュースを見る>

06052001minka_1 この夜間公開は「昼間とは違う夜の古民家の美を楽しんで」と2003年3月以来、3年ぶりに実施したもの。
公開したのは、江向家、山田家、野原家、山下家の合掌造り4棟と、長野県の佐々木家、千葉県の作田家の合わせて6棟。投光器4基、足元灯8基などを使って古民家の外部を照らし出すとともに、あんどん5基や電球などで室内を照らし、いろりに火を入れて夜の古民家のムードを再現した。
作田家では「古民家で聞くむかし話」と題して多摩区の市民グループ「多摩ストーリーテリング・おはなし万華鏡」のメンバーが、いろりばたで「女房の首」「油とり」などのこわい話を語り、子どもたちは真剣な表情で話に聞き入っていた。
この日は、午後に強い風雨に見舞われたため、参加が少なくなるのではと心配されたが、午後6時の公開前には雨も上がり、しり上がりに入園者が増え、準備にあたった同園職員やボランティアたちをホッとさせた。
夜間公開は6月3日にも実施される。入園は山下家前の入り口からで、料金は300円(中学生以下は無料)。時間は午後6時から8時。「むかし話」の会は6時15分と7時15分の2回実施し、定員は先着30人。参加は入園料のみ。
問い合わせは電話044-922-2181日本民家園。
ホームページhttp://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm

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2006年5月16日

日本民家園が5月20日と6月3日にライトアップ:夜の古民家を特別公開

「夜の古民家を楽しんで」と川崎市多摩区枡形の市立日本民家園で5月20日と6月3日に夜間特別公開が行われる。当日は、園内にある古民家6棟をライトアップするほか、いろりばたで昔話を聞く会も催される。

当日は、江向家、山田家、野原家、山下家の合掌造り4棟と、長野県にあった佐々木家、千葉県にあった作田家の合わせて6棟をライトアップ、江向家、山田家、佐々木家ではいろりに火を入れるなどして床上公開を行い、夜の民家の雰囲気を味わってもらうことにしている。
また、作田家では「古民家で聞くむかし話」と題して多摩区の市民グループ「多摩ストーリーテリング・おはなし万華鏡」のメンバーが、「女房の首」「油とり」(5月20日)、「ほらあなさま」「朝日長者と夕日長者」(6月3日)などのちょっぴりこわい話をいろりばたでする。
同園では2003年3月29日に初めてライトアップを行い好評だった。その後も希望が寄せられたものの、準備作業がたいへんなこともあり、見送られてきた。園では、多くの人に夜の古民家の魅力を楽しんでもらおうと、照明用の配線施設や投光器などの機器の整備などを行い、開催にこぎつけた。
入園は山下家前の入り口からで、料金は300円(中学生以下は無料)。時間は両日とも午後6時から8時。「むかし話」の会は、両日とも6時15分と7時15分の2回実施し、定員は先着30人。参加は入園料のみ。
問い合わせは電話044-922-2181日本民家園。
ホームページhttp://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm

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2006年4月21日

泉の森会館で和紙と和菓子で2人展

Photo_4 和紙と和菓子で日本の美を表現するユニークな「和紙創作タペストリーと和菓子展」が狛江駅前の泉の森会館で19日から23日まで開かれている。

作品を作ったのは、和紙が狛江市和泉本町の久光寧子さん、和菓子が同市猪方出口成子さんの2人で、同市西河原公民館で活動する手漉き和紙グループ「こま」の仲間だ。
こまは、コウゾを使って木枠に繊維を流し込む本格的な紙漉グループで、最近は繊維を草木染めし、色紙も制作している。久光さんは、約10年前に西河原公民館で催された紙漉し講座からの会員で、独自のアイデアで透かしの技術を考案、同グループのリーダー的な存在。すいた紙を加工してさまざまな作品を制作、昨年都内で初の個展を開いた。今回は、作った作品を市内の友人らに見てもらおうと、和菓子作りが趣味の出口さんを誘い、春をイメージする2人展を開くことになった。
出口さんは、カルチャースクールで短期間和菓子を習ったことがきっかけで、材料や形などを独自に研究。さまざまな和菓子で季節感を演出するのを楽しみにしており、近い将来自宅で和菓子教室を開く計画を持っていることから、そのステップアップにしようと久光さんの誘いに応じた。
会場の壁には透かしに模様いり、2、3色の色が掛けあわされた手漉き和紙、花模様を漉き込んだ紙を組み合わせたタペストリーや和紙で作ったランプシェイドー、花瓶の多いなどを展示、テーブルには春をイメージした色鮮やかな和菓子が並べられ、落ち着いたなかにも華やいだ雰囲気を演出している。
展示時間は、午前10時から午後6時。問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。

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2006年4月19日

多摩川に親しんでとイベントラリー:源流から中流の4市町村の催しの参加者募集

狛江市のいかだレースなど多摩川の源流から中流域の5カ所で開かれる催し物に参加するイベントラリーが4月29日から始まる。多摩川に親しんでもらおうと1998年から流域の市町村が連携して開催しておりことし9回目を迎える。

ラリーは、29日の巨樹と清流のまち奥多摩町「森林浴ヘルシーウォーク」(奥多摩むかし道=10kmを歩く、電話0428-83-2112)を皮切りに、5月4日山梨県小菅村の水と火と味の祭典「源流祭り」(釣り大会、流域の芸能大会、夜は日本一のお松焼き電話0428-87-0111)、7月16日(雨天7月23日)「狛江古代カップ多摩川いかだレース」(仮装とタイムを競うレース03-3480-9367)、7月30日山梨県丹波山村「夏まつり丹波」(カヌー教室、木工教室、マスのつかみどり、水上丸太わたりほか、電話0428-88-0211)。最後は12月3日、狛江エコルマで行われる多摩川流域郷土芸能フェスティバル(小菅村、丹波山村、奥多摩町、狛江市などの郷土芸能の競演、電話03-3489-1166)。フェスタ会場では小菅村、丹波山村、奥多摩町の旅行宿泊券(ペア)やそれぞれの温泉入浴券、グアム旅行(ペア3泊4日)があたる抽選会、3つ以上のイベント参加全員には特産品がプレゼントされる。
ラリーの台紙は小田急線の狛江、和泉多摩川、喜多見、成城学園駅と狛江市などで配布している。問い合わせは電話03(3480)9367イベントラリー事務局。

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2006年4月13日

泉の森会館でテディベア展:市内の人気作家小町さえりさんの作品

060413bearten01 小田急線狛江駅前の泉の森会館が、同市中和泉在住のテディベア人気作家小町さえりさんを招き、ドイツや日本各地のテディベア展で受賞した作品と最近作を展示販売している。

写真(上から)=会場風景の一部、小町さんと作品、古布で作った洋服を着る最新作のテディベア、ドイツでのコンテストで2位に入賞した親子のベア、ベア柄を持ったテディベア

1_1 15cm以下のミニチュアテディベア作家として人気を集める小町さんとテディベアの出会いは、18年前。小さいころから手工芸好きだった小町さんは武蔵野美術短大を卒業後に大手電機メーカー研究所に勤務し、出産と同時に退職し、娘さんのために編み物やボタンで手足が動くクマの縫いぐるみを作っていた。そんな時、自由が丘の駅 2_4 構内でテディベア展が開催されることを知って見に行き、テディベアの輸入卸売りをする赤田はつ子社長と出会ったのがきっかけ。その時の展示作品は、子どものおもちゃとしては高価で購入できず、自分で作ろうと材料や手足を動かずジョイントなどについて赤沢さんに聞いた。
3_4 その後、赤沢さんがテディベアの材料を販売する店を開店した連絡を受け、ジョイントなどが手に入りやすくなり本格的に作り始めた。当時は子どものおもちゃや自分の楽しみとして作品を作っていたが、1994年から毛足の長い「モヘア」と呼ばれる材料を使い、全国で開かれるテディベア展のコンテストなどに作品を出品するようになった。本体のほか小物までていねいに作った表情豊かな作品が人気を集め、各地のコンテストで受賞、テディベア作家として歩み始めた。
2003年にはテディベアの祖国ドイツのコンテストにも参加、翌年12cm以下のカテゴ4_4 リーでジオラマ風の親子クマの作品でみごと2位に入賞の経歴を持つ。
会場には、小町さんが集めたアンティークのタイプライター、子ども靴、糸巻き、おもちゃのアコーディオン、ミシンなどの中に、ドイツや日本各地で受賞した作品と新作の古布で作った洋服を着た6cmほどのベアが数十点展示されており、メルヘンあふれる世界を作りだしている。
同展は4月18日までで、時間は午前10時〜午後6時、最終日は午後3時まで。
問い合わせは03(5497)5444泉の森会館。

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2006年4月12日

川崎市の宮前スポーツセンターがオープン:大小体育室備え区民のスポーツの拠点に

01_1 宮前区のスポーツの拠点となる「宮前スポーツセンター」(串間満子館長)が4月7日、川崎市宮前区犬蔵1-10-3にオープンした。スポーツセンターは各区1カ所を目標に建設が進められており、同センターは6番目。

開館記念式典と施設の写真を見る>

02_3 同センターは犬蔵中学校北側に隣接した面積6,637平方メートルの敷地に建てられ、同中の体育施設を合築したのが特色。のべ床面積5,244平方mの館内には、1階にバスケットボール2面分、バレーボールなら3面分がとれる大体育室(面積1,017平方m)に加え、バレーボール1面分の小体育室(面積433平方m)、2階に各種のトレーニング機器を設置したトレーニング室(面積289平方m)、大体育室を一周するランニングコース、観客席などがある。また、会議や研修、健康体操などに使用できる研修室(面積74平方m)、区民サロン、更衣室、シヤワー室、事務室などを備えているほか、犬蔵中の格技室、25mプール、金工室、木工室などがあり、プールと格技室はセンター主催の事業に利用する予定。館内は外光を採り入れるなど明るい雰囲気で、太陽光発電や屋上緑化など環境に配慮したのも特色だ。
4日7日午後1時から大体育室で開館記会式典が催され、区民など約200人が参列、阿部孝夫市長、犬蔵中の生徒2人など7人がくす球を割って門出を祝った。
阿部市長は「いま、川崎のスポーツはがんばっている。厳しい行財政改革の影響を受けたが、地元のみなさんと計画段階からいろんな意見を出してもらい、区民やスポーツ団体の協力によって、充実した施設となった。これからは区民に幅広く有効に活用してほしい」とあいさつした。
式典に先立って、犬蔵中学校吹奏楽部が、この日の式典のために区内在住の作曲家成舞新樹さんが作った「セレモニアル・ファンファーレ」を初演。続いて「威風堂々 第1番」「ディズニー・プリンセス・メドレー」の記念演奏を行った。また、式典後には、「ユニサイクル野川」の中学生10人がそろいのコスチュームで見事な一輪車の演技を披露、見学者から盛んな拍手が贈られていた。
串間館長は「体育の教師を長く勤め、昨年は幸スポーツセンターに勤務したが、中高年の健康に対する関心の高さと意欲に驚いた。このセンターでは、地域のスポーツへの関心を高め、健康維持と増進のお手伝いをしていきたい。また、子どもたちにスポーツへの興味をもってもらうために、教室を開くなど活性化に努めたい」と意欲をみせている。
同館は団体利用が中心だが、トレーニング室は個人でも利用できるほか、卓球、バドミントン、ヨガ、太極拳、3B体操など個人を対象とした各種のスポーツデーを開催する。利用料金はトレーニング室、スポーツデーとも20歳以上200円、6〜20歳と学生100円。
同センターへは東急田園都市線宮前平駅からバス溝口駅南口行き「犬蔵」下車、徒歩約5分。
問い合わせは電話044-976-6350
ホームページ=http://www.city.kawasaki.jp/88/88sports/home/homepage/top.html

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2006年4月10日

多摩市民館で水墨画展

060409 狛江市岩戸北の沈和年さんが主宰する水墨画グループ「翠風会」が4月7日から川崎市多摩区登戸の多摩市民館で展覧会を開いている。

沈さんは上海大学美術学院を卒業後、1990年に留学のため来日し洋画を学び、伝統的な中国の水墨画に現代的な感覚を取り入れた作品を描き、日本で何度も個展を開くほか、野菜や動物などを題材にした初心者向けの水墨画の本も数点出版している。約15年前から狛江市岩戸地域センターなどで水墨画を教え始め、門下生と共に「翠風会」を結成、多摩市民館で毎年作品展を開催している。
11回目の作品展には、狛江市や川崎市などの会員45人と沈さん、張瑜さんの計47点を展示。作品は、野菜、花、風景、鳥など多彩でなかにはオリンピックのフィギュアスケートもあり、作風も沈さん自身が洋画を習っていたこともあっていわゆる水墨画とはかなり異なり個性的だ。
期間中の11日午後2時30分から4時30分まで水墨画の無料体験も行われる。
会期は12日までで、時間は午前10時から午後6時まで。

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2006年4月 4日

麻生市民館で4月7日から多摩丘陵の自然写真展

060403_5 多摩丘陵の自然を撮影した写真展「多摩丘陵の四季」が、4月7日から12日まで小田急線新百合ヶ丘駅前の麻生市民館で開かれる。

写真=シジュウカラ(上)草野秋人さん、ツユクサ(下)村田金次朗さん

060403_6 「多摩自然写真の会」(松本明孝代表)が次代を担う子どもたちに多摩丘陵の自然の美しさと大切さを伝えるために催すもので18回目となる。今回は会員24 人が撮影したワイド4切からワイド6切の写真42点と、2lサイズからワイド6切の共同共同パネル4点の作品を展示する。
展示時間は、午前10時から午後6時まで。問い合わせは電話044(865)7695安岡さん。

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2006年4月 1日

二ヶ領せせらぎ館で4月2日「桜の多摩川コンサート」

川崎市多摩区宿河原の「二ヶ領せせらぎ館」で、4月2日に「桜の多摩川コンサート」が午後3時30分から開かれる。

多摩川の宿河原堰や二ヶ領用水の取水口がある同館付近はサクラが多く植わっている。コンサートは昨年、多摩川を訪れる人に潤いをと同館の管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが昨年初めて開催、好評を集めた。
ことしは、宿河原堤・桜まつりと連携し、第1部(午後3時30分)では、宿河原のまつりに出演する「宿之島子どもお囃子連」「花匠舞(はなしょうぶ)太鼓」の和太鼓演奏と「好舞会」の鳴子よさこい踊り。第2部(午後4時30分)は、高津区に住む古渡智江さんが「響け歌声多摩川に〜歌に生き愛に生き〜」と題して多摩川にちなんだ歌などを披露する。参加は自由.

。問い合わせは電話044(900)8386二ヶ領せせらぎ館。

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2006年3月30日

第47回あさおランチタイムコンサート:春の風にのせて

【文】麻生ランチタイムコンサート実行委員 富樫恭子

060330asaortc01 美しい花の季節になりました。3月20日(月)春の風にのせてオカリナ・フルート・ヴァイオリンの色彩豊かな音色が心たのしませてくれました。

他の写真を見る>

今回はぜいたくにも2グループの出演。
浅利守宏(フルート)、星千明(オカリナ)の演奏で「コンドルは飛んでいく」「シチリアーノ」「早春のうた」そして子どもたちも笑顔になったディズニーメドレーと続き、身近なようでなかなか聴く機会のないオカリナの響きになつかしい風景を思い出しました。
060330asaortc06 続 いて鈴木智子(ヴァイオリン)、名越小百合(ピアノ)は「タイスの瞑想曲」「ハンガリー舞曲第5番」「アンダンテ・カンタービレ」を演奏。ふくよかな、温 かい音色で聴衆を魅了。演奏時間はわずか30分のランチタイムコンサートではあっても演奏者と聴衆が一体となって音楽に浸る心地よさが何よりの魅力!
うっとり聴いた後にはみんなで大合唱するのが恒例です。今回は「春が来た、春が来た、どこに来た〜」と老いも若きも体でリズムを取りながら伸びやかな声で歌いました。

 第48回麻生ランチタイムコンサート

さて、次回は5月28日(月)12時15分〜12時45分「ロビーを満たす華麗な響き・楽器の女王ハープとテナーの共演」と題して堀米綾(ハープ) とランチタイムコンサート実行委員でもある辻端幹彦(テノール)の演奏で「アラベスク」「初恋」「ムーンリバー」等。若葉のころ、5月のさわやかな風を感 じながらご一緒にハープとテノールの共演を楽しみませんか。
お待ちしております。
               

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2006年3月28日

わが街で演奏する楽しみ:出演者からのメッセージ2

「あさおランチタイムネットワーク・コンサートVOL.2」(2月19日)に出演して

【文】アコルディ弦楽四重奏団 渡辺範子
060328artnc01  ランチタイムネットワーク第2回目の「飛び出しコンサート」会場は、麻生区の皆さんにもなじみの薄そうな?柿生連絡所。なのに部屋からはみ出すほどの200人もの方々!!

関連記事=麻生区役所のロビコン柿生へ進出> あさおランチタイムネットワークコンサートに出演して=フルートカルテット「パナシェ」>

写真=アコルディ弦楽四重奏団

あまり音楽向きとはいえない場所でしたが、実行委員を始め休日返上の区役所職員の方やナゾの“白馬の騎士団”など常連のボランティアの方々のお力添えで、心地よく演奏できました。ずーっと立っていらした方沢山の方も含め、ご来場くださった皆さんの雰囲気がとても優しくてうれしかったです。せめて皆さんが座れる数のイスを備えた会場が身近に欲しい、と痛切に感じます。「郵便局ごとに一つ」という名言も聞こえていましたが。
 若々しいパナシェさんと私たちベテラン熟年気味のアコルディ、フルートと弦楽器それぞれの面白さを楽しんでいただけたとは思いますが、せっかく区役所ロビーを飛び出したのですからもっと時間を使って『四重奏のたのしみ』を満喫していただきたかった−と残念です。
 自分の暮らすまちで皆さんとコンサートができることは、私たち演奏家にとって一番うれしいことです。コンサートを「みんなで作る」こともとても素適で楽しいことですが、実際にはその時間を作るのもなかなか大変です。川崎市が「音楽のまち・かわさき」であるためには、川崎で活動する音楽家たちが、経済的なリスクを負わずに演奏できるシステムが、少しずつでも整っていくといいですね。聴く人にも演奏者にも…

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2006年3月17日

麻生川に小学生が描いた環境美化ポスター:麻生ロータリークラブが展示

0603arposutaサクラのシーズンを前に3月17日の午後、川崎麻生ロータリークラブ(長瀬敏之会長)が小田急線柿生駅近くの麻生川沿いのフェンスに小学生が描いた川の美化を呼びかけるポスターを展示、道行く人の注目を集めている。

麻生川は、小田急線新百合ヶ丘駅〜柿生駅間の川沿いに約240本のソメイヨシノが植えられ、同区のサクラの名所として毎年多くの花見客が散策や宴会に訪れる。なかには川にゴミや空き缶を投げ捨てる心ない客もいるため、同クラブ社会奉仕委員会が毎年区内の小学校に川の環境美化を訴える絵画の制作を依頼、花見シーズンを前に専用パネルに作品を張りフェンスに取り付けている。
060317arposuta02 10回目のことしは片平小学校と栗木台小学校の1年から6年の児童132人から各1点の作品が寄せられた。A3判の画用紙に描かれた作品は、サクラ並木やカルガモ、魚が泳ぐ川に空き缶やゴミが浮かんだ絵、「川をきれいに」など環境美化を訴える言葉が描かれている。
同クラブでは子どもたちの力作が見栄えするようにと、ことしは高さ190cm、幅180cmのアルミ製のパネルを特別注文。午後1時からの作業には会員27人が参加。会員が所有する川添いの空き地に集まり、ラミネート加工したポスターを19枚のパネルに取り付け、小型トラックで設置場所までピストン輸送、川沿いのフェンスに取り付けた。
作品は現地で、4月23日まで飾られている。

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2006年3月 9日

川崎市高津区のジャズコーラス「ブルー・スカイズ」:一流ミュージシャンと競演、3月19日に演奏会

060309jaz01 川崎市高津区のジャズコーラスのグループ「ブルー・スカイズ」(佐野和彦代表)が、3月19日午後2時から高津区久本2丁目の洗足学園大学前田ホールで5回目のコンサートを催す。
(写真は指揮者のレスペランスさんの指導で練習に励むメンバーたち)

060309jaz02 「ブルー・スカイズ」の結成は2001年。洗足学園大のジャズコースの創設を機に教師として招かれた日本のテナーサックスの第一人者中村誠一さんが、地域にジャズの芽を育てようとの呼びかけに、区民がこたえて誕生した。
第一線で活躍するミュージシャンが指導するとあって、ジャズ愛好家だけでなく、年齢や職業など幅広い区民が次々と加わり、結成当初30人ほどだったメンバーが現在は倍以上の70人余りに増えた。
年齢層も20代から70代と幅広く、代表の佐野さんによると「古くからのジャズ愛好家、コーラス出身者、楽しそうだからという人がそれぞれ3分の1」だという。毎週土曜日には同区溝口1丁目の「てくのかわさき」などで練習しており、区内だけでなく、隣の宮前区や多摩区、麻生区、中原区などの市内に加え、横浜市や都内からも熱心に通ってくる。主婦などの女性が3分の2を占めるが、男性もサラリーマンや定年退職者などが楽しそうにジャズでスイングを楽しんでいる。
川崎市民合唱祭や高津区民音楽祭などの地域の音楽イベントに加え、日本最大のジャズイベント「横濱 Jazz Promnade 2005」にも出演するなど、地域に密着した活発な音楽活動をくり広げている。
060309jaz03 19日のコンサート(2006ジャズコーラスコンサート実行委員会主催)はグループ恒例の定期演奏会とあって、合唱団などの指揮や指導に40年余りのキャリアを持つ、米国人のマルセル・レスペランスさんとジャズピアニストで編曲家の岩崎佳子さんの指導で最後の仕上げに取り組んでいる。練習では、レスペランスさんや岩崎さんからきめ細かな指示が次々と出されるが、どのメンバーの顔も気の合った仲間と歌う楽しさにあふれ、笑顔もこぼれるなど、終始なごやかなムード。歌詞はすべて英語だが、「やっぱりジャズは英語でなくちゃ。最近、発音が良くなったねとほめられるんです」などという声も聞かれた。
当日は、中村誠一さん、岩崎佳子さん(ピアノ)、稲葉國光さん(ベース)、渡辺雅介さん(ドラムス)ら一流のミュージシャンも出演する。
演奏曲目は
「ブルー・スカイズ」「ムーンライト・セレナーデ」「アイヴ・ゴット・ザ・ワールド・オン・ア・ストリング」、ボサ・ノヴァ・メドレー、「恋とはどんなものかしら」、バート・バカラック・メドレー、「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」「君住む街角」「バイ・バイ・ブラックバード」(演奏ブルースカイズ)、「リレスト」「君を想いて」(中村誠一カルテット)「グルーヴィン・イン・ザ・レイン」「マイ・フェイヴァリット・シングズ」(岩崎佳子トリオ)。
入場料は2,000円(前売り予約1,800円)。
問い合わせは電話090-1500-0248中村。
ホームページ=http://blueskies.jp
(写真上はコンサート。下は練習風景)

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エポック中原で12日に民俗芸能発表会:川崎市内の12団体が地元に伝わる芸能を披露

結婚式など祝いの席で歌われた歌など、いまも川崎市内で市民に受け継がれている民俗芸能の発表会が、2月12日午前10時から午後4時まで南武線武蔵中原駅前のエポックなかはらで開かれる。

川崎市民俗芸能保存協会と川崎市教育委員会が主催。市内の12団体が、イスの上にタワラなどを乗せてバランスを取りながら力自慢をする芸など祭りの時にしか見られないふるさとの芸能を披露する。演目最後には紅白のモチが配られる。
出演団体と演目は付きの通り
○祭囃子=宮内祭囃子保存会
○祭囃子おかめの手踊り=野川囃子保存会
○祝歌「初瀬」=菅祝歌初瀬保存会
○兄弟獅子と手踊り=若宮八幡宮囃子保存会
○土橋万作踊り=土橋万作踊り保存会
○祭囃子と囃子神楽「おかめの手踊り」=神地祭囃子保存会
○奥の居囃子=中島八幡神社囃子保存会
○有馬大正踊り八木節=有馬大正踊り八木節保存会
○囃子神楽悪魔祓い=宿之島囃子保存会
○獅子のこより通り=大戸神社祭囃子保存会
○祭囃子・獅子舞と大黒舞=諏訪神社祭囃子保存会
○囃子・曲持=新城郷土芸能囃子曲持保存会
入場は無料。

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2006年3月 7日

登戸再開発地区内で「まちなかアート」を市民団体がとセミナー開催

川崎市多摩区の生田緑地内にある岡本太郎美術館ガイダンスホールで、3月9日午後6時30分から「のぼりと・ゆうえん・まちなかアートプロジェクト」が開かれる。

プロジェクトは、再開発による土地区画事業が進む登戸・向ヶ丘遊園地区を、まちの資源を生かして楽しい街にしようと活動している市民団体「のぼりと遊園隊」が川崎市岡本美術館と共催し、まちなかでアートを展開する可能性をめざして連続セミナーを開催、多摩区役所が後援している。
これまでのセミナーでは、水戸市と都内のまちなかアートの事例を学び、登戸・向ヶ丘遊園でのの実現のむけて参加者と意見を交換してきた。
3回目となるセミナーは、「人とまちをつなぐアートの可能性」をテーマに、ことし4月下旬に多摩福祉館で行われるアートによるイベントに参加予定のアーティスト藤浩志さんを講師に催される。藤さんは、京都市立芸術大学大学院美術研究科を終了、地域資源、適正技術、協力関係を基盤にジャンルにとらわれない企画・制作を展開、「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」などの表現活動をしている。
参加は無料で、先着順に受け付ける。問い合わせは電話044(935)3147多摩区役所総務企画課。

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2006年3月 5日

多摩区がオペラ公演: 区民公募歌手も熱唱

060305topera1_1川崎市の多摩市民館で2月23日に「多摩区オペラ名曲コンサート」が開かれ、区民38人が藤原歌劇団の合唱団員とともに出演、オペラ『椿姫』の「乾杯の歌」をイタリア語で熱唱した。

関連記事>多摩区オペラコンサートに公募歌手が出演:プロの指導で「乾杯の歌」練習

写真=上・ソリストや藤原歌劇団合唱団員といっしょに歌う区民歌手ら、下・「奥様女中の」一場面

コンサートは、多摩区が魅力ある区づくり推進事業の一環として市が掲げる「音楽のまち・かわさき」にふさわしい事業をと、市内に稽古場を持つ(財)日本オペラ振興会の「藤原歌劇団」を招き催した。観賞は往復葉書による申し込み制だったが、日本のオペラのパイオニアが1000円で見られるとあって定員を大きく上回り、抽選の当選者に限定。会場は出演する区民歌手の席を確保するのもままならないほどの満席だった。
060305topera03午後6時からの公演に先立ち、青木一区長と「音楽のまち・かわさき」多摩区事業実行委員会の多摩区事業実行委員会の秦松雄委員長があいさつ。一部は同歌劇団の第一線で活躍するソリストの安達さおりさん(ソプラノ、セルピーナ役)、三浦克治さん(バス・バリトン、ウベルト役)、小山陽二郎さん(テノール・黙役、ヴェスポーネ役)と河原忠之さんのピアノ・チェンバロによる約40分のミニオペラ「奥様女中」(ペルコページ作)の訳詞上演。二部は、オペラ名曲アラカルトとしてモーツアルト「『フィガロの結婚』より恋とはどんなものかしら」、ロッシーニ「『セビリアの理髪師』より私は街の何でも屋」、ビゼー「『カルメン』よりバハネラ」、プッチーニ「『蝶々夫人よりある晴れた日』など耳慣れた10曲の歌曲を演奏。客席はコミカルなオペラに笑い声が、名曲のアリアでは大きな拍手が起きていた。
区民歌手が歌ったのは最後の曲ヴェルディ「『椿姫』より乾杯の歌」とアンコール曲「メリー・ウイドー・ワルツ」(レハール作曲)の2曲。ソロを歌う安達さん、小山さんのうしろで同団の合唱団をバックに女性は白ブラウスと黒クロスカート、男性は黒のスーツに蝶ネクタイで舞台に立ち、この日のために1月以上練習してきた2曲を心を込めて歌った。出演した中村祥子さんは「練習回数は少なかったけれど、歌劇団の合唱団につられて本番はみんなとてもうまく歌えた。いい経験をさせてもらえた」ににっこり。
オペラ好きで新国立劇場のチケット会員という観客のひとり吉田民枝さんは「親しみやすい内容で楽しかった」と話していた。初めてオペラを見るという観客も多く「わが町で本物の生のオペラが見られて感激。またやって欲しい」「日本語の芝居やよく知った曲が多くて引き込まれました」と感想を語っていた。

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2006年3月 4日

あさおランチタイムネットワークコンサートに出演して:出演者からのメッセージ

【文】フルートカルテット「パナシェ」
 
060304asaonwrtc01_12月中旬とはいえ、まだ風も冷たく肌寒い日曜の朝でした。打ち合わせのために会場に入った私たちを、スタッフの皆様が温かく迎えて下さいました。

関連記事>麻生区役所のロビコン柿生へ進出

写真(麻生区役所提供)=会場の柿生連絡所の一室を埋めた聴衆

フルートカルテット「パナシェ」として活動し始めて、もうすぐ1年。一緒にいると笑いが絶えず、4人で演奏することが楽しくてたまらない私たちですが、ステージに立つ上でパナシェのスタイルとは何か?まだまだ、ひとつひとつ手探りです。
 午後1時過ぎ、開場までしばらくありましたが、柿生連絡所のロビーでは、何人ものお客様がプログラムを熱心に見つめておられました。その時は「おや」と思って通り過ぎたのですが、午後2時、いよいよ開演ということで控え室から出た途端、大勢の人の熱気に圧倒されてしまいました。予想をはるかに超えた沢山の方々が、会場からあふれんばかりに集まって下さったのです。それを目にした時の高揚感は忘れられません。しかし何よりも「機会さえあれば音楽を聴きたい楽しみたいという方が、こんなに身近に大勢いらっしゃったなんて!」といううれしい驚きが、実は一番大きかったと思います。
 そして、熱心な素晴らしい聴き手の方々に文字どおり囲まれての小一時間、非常に楽しく幸せな気持ちで演奏させて頂きました。プログラムの最後はご来場の皆様とともに「涙そうそう」の大合唱。少し前まで見ず知らずだった人たちを、やさしいメロディーが温かく包み込み、笑顔までもたらしてしまう、「音楽の力」を改めて感じました。
 最後になりましたが、寒いなかご来場いただいた皆様、スタッフの皆様、そしてアコルディ弦楽四重奏団の皆様、改めて御礼申し上げます。
 またどこかでお会いしましょう!

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麻生区役所のロビコン柿生へ進出:「音楽はつながりの糸」−春をよぶ四重奏のたのしみ 

【文】あさおランチタイムコンサート副実行委員長 樋口誠

060304anwrtc04_1春の気配がなんとなく風の中に感じられるようになった2月19日(日)、2回目の「あさおランチタイムネットワーク・コンサートVOL.2」が、麻生区役所の柿生連絡所で開催されました。

関連記事>あさおランチタイムネットワークコンサートに出演して

 

写真(麻生区役所提供、上から)=約200人が詰めかけた麻生区役所柿生連絡所、「フルート カルテット パナシェ」、「アコルディ弦楽四重奏団」

ネットワーク・コンサート!? 
「あさおランチタイムコンサート」は、一般公募による麻生区民が出演者、そして同じ区民の実行委員とボランティアスタッフにより企画・運営されているロビーコンサートで、2000年から始まり、毎回200人を越えるお客様を集めていますが、このコンサートに来られない方々にも気軽に音楽を楽しんでいただこうと、新たに企画されたのがこのあさおランチタイムネットワーク・コンサート。
060304anwrtc02_1今回は、区内の音楽関係者を登録した「あさおランチタイムコンサート・ネットワーク」の中から出演希望をいただいた、桐明学園大学音楽学部研究科終了を機に2005年に結成された新進気鋭のフルート演奏者4人のグループ、「フルート カルテット パナシェ」と、1993年結成のベテラン4人からなる「アコルディ弦楽四重奏団」が出演。
このコンサートの1回目「VOL−1」は、新百合ヶ丘にある昭和音楽芸術学院のホールにおいて事前申込み制で開催されましたが、今回は役所の会議室でとあって申込み不要としたことから、どれだけの方々にお出でいただけるか全く予想出来ない状態でした。けれども、なんと開場前にはロビーで待つ方が大勢となり、開場10分後には9割方イスが埋まってしまう程で、急きょ利用可能なイスをかき集めて追加しましたが、結果的には区役所でのコンサートと同様約200人が参加、立ったままで鑑賞していただく方々がでるほどの盛況となりました。
060304anwrtc03演奏は、先ず1部、弦楽四重奏で、モーツアルトの「ディベルトメント ニ長調KV136の第1楽章」で始まり、次に2部、〜華やかなフルートのメロディ〜と題してエルガーの「愛の挨拶」、デュボアの「フルート四重奏曲」と続けてクラシックを楽しんだ後、懐かしい日本の歌「早春賦」、「故郷」などから、ビートルズの「オブラディ オブラダ」、そして3部は、〜くちずさみたくなる弦のアレンジ〜と題して「花のまち」、「さくらさくら」、「八木節」と来て、締めくくりにはJ.シュトラウスのワルツ「春の声」でした。
クラシックから懐かしい日本の歌曲まで堪能した後の恒例の〈皆で歌いましょう〉は、弦楽器とフルートの共演による伴奏を得て「涙そうそう」を。会場中あふれるような歌声で幕となりました。
今回は日曜日の開催とあって執務中の役所ではありませんでしたが、お客様はこの音楽会のためだけに来てくださった方々で予想以上に大勢であったこと、中にはご家族3代でお出でと見られる方々も居られたこと、小学生と思しき子供たちが生の演奏を楽しんでいて下さったことなどがとても印象に残り、スタッフ一同遣り甲斐を感じております。「音楽はつながりの糸」です。これからもご一緒にお楽しみください。

 次回のランチタイムコンサートは3月20日>詳細はこちら

なお次回は、定期のランチタイムコンサートが、春の風に乗せて〜オカリナ・フルート・ヴァイオリンの調べ〜のタイトルで、3月20日(12時15分開演)に麻生区役所ロビーにて開催されます。大勢の方々のご来場をお待ちしております。
問い合わせは電話044-955-5116麻生区役所地域振興課。

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2006年3月 3日

市立多摩病院で初の院内コンサート

060303tamah01音楽で安らぎのひとときをと川崎市立多摩病院で3月3日に「ひな祭りコンサート」が開かれ、パジャマ姿や点滴を付けた入院患者、家族など約70人が生のピアノ演奏を楽しんだ。

関連記事=川崎市立病院が開院多摩病院の施設写真ガイド

写真(上から)=点滴を付けた患者も参加、演奏者を紹介する亀谷院長(右)、看護師に伴われ熱心にピアノを聞く患者

川崎市立の川崎病院、井田病院では療養生活の励みにと毎月院内コンサートを開いており、3番目の市立病院として2月1日にオープンした同病院でも、開院直後にグランドピアノを総合ホールに設置。1カ月を経て開院時の忙しさが落ちついたこの日、気持ちよく療養生活を送ったもらおうと初の院内コンサートが企画された。
060303tamah02_1午後3時からのコンサートは、病院スタッフが1階総合ホールのイス配置を変えるなどの準備をして院内放送をすると、面会に来た家族に押されて車イスに乗った子どもやお年寄り、パジャマ姿の入院患者などが次々と会場に集まってきた。亀谷学院長が「楽しいひとときで、心をいやして」とあいさつ、演奏者を紹介した。
演奏したのは横浜市に住む音気楽工房音楽教室講師の小川伸子さん。開催日にちなみ「うれしいひなまつり」を皮切りに「となりのトトロより『さんぽ』」、「moon River」、「アンパンマンマーチ」など馴染みの曲のほかクラシックのメンデルスゾーン「春の歌」、ドビュッシー「アラベスク」、ラヴェル「ソナチネ第1楽章」など13曲を熱演。最後に参加者とともに「春が来た」などを参加者とともに歌い、予定よりオーバーして初コンサートを終えた。
060303tamah03_1連れの幼児に話しかけながら歌を歌っていた若いお母さんは「下の子どもが入院して、子どもとゆっくり過ごせる時間が少なかったが、きょうは好きなピアノ曲を聴いて気分転換ができた」とにっこりしていた。
病院スタッフによると、現在ベッド数の約8割200人が入院しており、変化の少ない療養生活にうるおいを持たせるために院内コンサートを定期的に開きたいと話していた。

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2006年3月 1日

市立多摩病院で「ひなまつりコンサート」

JR登戸駅近くに2月1日に開院した川崎市立多摩病院で、3月3日に初の院内コンサートが開かれる。

関連記事=川崎市立病院が開院多摩病院の施設写真ガイド

同病院が入院患者や外来患者に気持ちよく療養生活を送ってもらい心の励みと、開催日にちなみ「ひな祭りコンサート」と題して1階総合ホールで午後3時から催す。演奏は、音気楽工房音楽教室講師の小川伸子さん。「うれしいひなまつり」「となりのトトロより『さんぽ』」メンデルスゾーン「春の歌」、ドビュッシー「アラベスク」「アンパンマンマーチ」、日本の歌メドレーなど馴染みの曲を約30分ピアノ演奏する。
問い合わせは電話044(933)8111市立多摩病院。

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2006年2月18日

多摩市民館で「たまんちゅ交流集会2006」:平和願い演劇やコンサート、映画を上映

060218tamantyu1 平和を願う多摩区の市民団体の集い「たまんちゅう交流集会2006」(川崎市教育委員会主催)が2月19日午後1時30分から多摩市民館で開かれる。

写真>「わたしたちの物語」の1シーン

集会は3部構成で、1部(午後1時30分〜)は、同館の学習講座「脚本づくりワークショップ」「演劇わっくしょっぷ2」のコラボレーション。4つの脚本を中学生から主婦、教師、60代の男性など14人が、それぞれの脚本のシーンをベースにその場の雰囲気に合わせたアドリブを多用してダンスでつなぐ、実験的な演劇発表「わたしたちの物語」。
2部(午後2時30分〜)多摩区生田に住んでいた寺島尚彦さん(故人)が作詞・作曲、平和への祈りとして有名な沖縄戦の悲劇を歌った「さとうきび畑」を元に寺島さんの娘でソプラノ歌手の寺島夕紗子さんの歌と話、江川真理子さんのピアノでつづる「さとうきび物語コンサート」。
3部(午後3時30分〜)は、80代のいま、失われた青春を取り戻すかのようにロックを踊り50年ぶりに水着を買ってプール泳ぐ川崎市川崎区桜本に住む朝鮮・韓国出身の在日1世のおばあちゃん(はんめ)たちの暮らしを追ったドキュメンタリー映画「花はんめ」(2004年制作)の上映会と同映画の金聖雄監督のミニ講演。
いずれも入場は無料。問い合わせは電話044(935)3333多摩市民館。

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2006年2月14日

麻生区の新百合21ビルで2月18日にファッションショー:中学生からシニアまで出演

中学生から服飾短大の学生などさまざまな年代の市民がモデルやダンサーとして出演するファッションショーが2月18日、小田急線新百合ヶ丘北口の新百合21ホールで開かれる。ショーは午後1時30分と4時30分の2回で、各回とも同じ内容だ。

この「ヤングブリリアントファッションショー」(麻生ハートフルフレンズ、麻生区役所主催)は、世代や性差を越えた幅広い市民の交流を目的に麻生区世代交流事業として催されるもので、2004年3月に継いで2回目。内容は、1部が町田市三輪町の東京田中短期大学の学生らがデザイン・制作した「未来と現在」を表現する衣裳60点のファッションショー、2部が和光大学学生らがネパールの民族衣装を着て「歴史と現在」を体感する舞踏の2部構成。出演するのは、これまでのハートフルファッションショーに出演した公募のシニアモデル12と和光中学生や服飾短大生など総勢約60人で、それぞれが現在の自分を音楽に乗せて表現する。ショーは各回とも1時間。入場は無料。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区役所地域振興課まちづくり担当。

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2006年2月11日

あさおランチタイムコンサートに出演して:出演者からのコメント

【文】ソプラノ歌手 桜井純恵(HPはこちら

060211sakurai_2   1月23日月曜、おととい降った雪がまだ残る中、大勢の市民・区民の方々で埋まった区役所ロビー。

関連記事>第46回あさおランチタイムコンサート:ソプラノと二胡の饗演

音楽のまち・かわさきでは市内区役所でさまざまなコンサートが行われています。私もソプラノ歌手として活動しながら、高津区役所の「花・コンサート」運営委員としてロビーコンサートの運営をお手伝いしています。
麻生はボランティアスタッフさんの多さにまずびっくりしました。区役所で開催されていますが、区民の方々の手作り……という温かい雰囲気が会場にあふれていました。
演奏はもう1グループ二胡の方々がいて30分を半分ずつ……プレーヤーとしては少し物足りない……。
15分で自分の伝えたいメッセージを音楽に乗せることの難しさを感じました。
内容は今年年明けのコンサート、ということで明るくミュージカル中心のプログラム。
コンサート最後には私たちと二胡の方、会場にいるお客様、スタッフさん全員で「ふるさと」を演奏しました。
私たちの「ふるさと」川崎がこれからも多くの方に愛される川崎であって欲しい。まちに音楽を気軽に楽しめる場が増え、音楽でおもてなしできるようなそんなまちになったら素敵です。これからも「音楽のまち・かわさき」で多くの方と交流し、音楽の楽しさを広げていきたい……そんな思いで活動していきたいと思っています。
お世話になりましたスタッフ様、区役所の方々、饗宴して下さったNIKO'Sのみなさま、そしてお越しいただきましたみなさま。
みなさまとの出会いに心から感謝いたします。本当に素敵なひととき、ありがとうございました。
またお会い出来る日を楽しみにしています。

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第46回あさおランチタイムコンサート:ソプラノと二胡の饗演

【文】麻生ランチタイムコンサート実行委員 森澤秀雄 

060211rance1 第46回あさおランチコンサートが1月23日日午後12時15分〜12時45分まで麻生区役所2階ロビーで催された。

写真>(上から)ピンクのドレスで歌う桜井純恵さん、NIKO'Sの演奏(3番目も同じ)、出演者全員の「みんなで歌ううた」

関連記事>あさおランチタイムコンサートに出演して:出演者からのコメント

060211ranci2 年6回開催されるランチコンサートのうち、冬の開催はこの1月のコンサートのみである。この冬の寒さは厳しく、2日前に降った雪は1日では溶けず、晴天とは言え陽の当たらない歩道は凍りつき、樹木、屋根にもかなりの雪が残る寒風を追いての開催となった。区役所ロビーは正面玄関に続く広い空間であるため、自動ドアの開閉の度に冷たい風が遠慮なく会場に流れる。この日用意した60席は常連客で早々に埋まった。
「新しい年への贈り物、ソプラノと二胡の饗演」と題するコンサートは2団体の出演。前半は高津区のソプラノ歌手桜井純恵さんの歌。この日の衣装は上から下まで濃いピンク一色の華麗なドレス。フランス人形のようだ。アッとおどろく派手な衣装に「お人形さんみたいだ」と客席の声。ピアニスト樺山潤一郞さんの伴奏で「ショーほどすてきな商売はない」等4曲を披露。若い歌い手の桜井さんは寒さにめげず歌い終えた。
060211rannci3  ここで出席者は入れ替わり、後半は女性4人による二胡の演奏。昭和音楽大学付属音楽教室講師と生徒の3人で結成された二胡のユニットNIKO'S(代表今井美樹さん、芝裕子さん、南方夏代さん、武内有里さん)。二胡の中国語読みは「アールフー」。中国では公園の片隅で独り二胡をかなでる姿を見ることがある。かつてサントリー烏龍茶のコマーシャルに使われていた中国の民謡「太湖船」に続き「ふるさとの四季」と題して懐かしい日本の歌をメドレーで演奏。4人のうち1人は二胡を置きピアニストに早変わり。ピアノと二胡の合奏となった。
060211ranci5  このコンサートの定番であるフィナーレの「みんなで歌ううた」は“ふるさと”。観客には少しは男性も居るのだが、コーラスは男声は聞こえず、女声コーラスの様相。前半に登場したフランス人形の合唱指導により“うさぎ追いしかの山・・・”1番から3番まで優雅に唱い上げた。寒かったけれど、やっぱりきて良かった。観客は2ヵ月後に再会を楽しみに満足げに家路についた。

 次回のコンサートは3月20日(次回の案内はこちら) 

 次回開催は3月20日(月)。“春風に乗せて〜オカリナ、フルート、ヴァイオリンの調べ”と題して早春のうららかな日ざしの下での開催となるはずである。
出演は鈴木智子さん、浅利守宏さん、星千晶さん。

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2006年2月10日

日本民家園で合掌造りの屋根葺き替え工事:2月19日と25日に見学会

川崎市多摩区枡形の川崎市立日本民家園・旧山田家住宅で2月18日と25日午前10時30分〜11時30分に合掌(がっしょう)造り屋根の葺き替え工事の現場見学会が催される。

山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山桂集落から移築した17世紀後期の合掌造り。同園「信越の村」コーナーにあり神奈川県の重要文化財に指定されている。同園では、2005年2月に五箇山から屋根職人を迎えて本格的な片面葺き替え工事を行い、期間中に見学会を開いたところ、定員の2倍が並ぶ人気で後日再度見学会を催した。
昨年に続き2月上旬からのもう一方の葺き替えが始まり、ことしも見学会を開くことになった。
当日は、同園職員が現場で工事の様子などを説明する。足場などの組み立てや進ちょく状況によって足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている
。希望者は山下家住宅前(白川郷・そば屋)に集合。定員は先着30人で、午前10時から整理券を配布する。雨天の場合は中止。
工事は3月上旬まで行われ、期間中の周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。

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2006年2月 5日

多摩区オペラコンサートに公募歌手が出演:プロの指導で「乾杯の歌」練習

060205opera1 「多摩区オペラ名曲コンサート」に藤原歌劇団の合唱団員とともに出演し、オペラ『椿姫』の「乾杯の歌」を合唱する公募歌手の初練習が、小田急線新百ケ丘駅前の昭和音楽芸術学院スタジオで1月29日に行われ、参加者は慣れないイタリア語で名曲「乾杯の歌」を繰り返し練習していた。

写真=昭和音楽芸術学院スタジオで初練習

同区では、伝統芸術に親しんでと多摩区魅力ある区づくり推進事業の一環として毎年歌舞伎や能を公演。区民からは「安い費用で芸術鑑賞ができる」と好評だ。ここ数年は、客席で観賞するだけでなく舞台でプロと協演する機会をと、演目に区民参加の場面を必ず入れている。
060205opera2 ことしは市が掲げる「音楽のまち・かわさき」にふさわしい事業として初めてオペラを取り上げ、2月23日に多摩市民館でミニオペラ「奥様女中」とオペラ名曲アラカルトを公演(観賞募集はすでに終了)する。公募市民が登場するのは名曲アラカルトの最後で、オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」を歌う。
出演するのは、区内で活動する合唱団からの推薦と公募区民の計41人。20代から80代まで幅広い年代の区民で、合唱歴も全く初めての人から数十年とさまざま。なかには音楽大学を卒業して合唱団の指導をするプロや個人レッスンを受けている人もいる。初練習には男性7人、女性27人が参加、多摩区に住む藤原歌劇団060205opera3_3 バリトン歌手の清水良一さん(写真右)の指導で女声3部、男声2部の各パートに分かれ、イタリア語の「乾杯の歌」をワンフレーズずつ練習した。CMなどにも使われる有名な曲で、事業担当の区職員から事前に楽譜が送られているため、メロディーはよく知っていたが、カタカナをふったイタリア語で歌うのにとまどい気味。清水さんは「すべてきちんと発音していると遅れるので、イタリア語がきちんと伝わるように単語の頭の音を大きな声で発音して」とうまく聞こえるコツを教えていた。
060205opera4_1 学生時代から合唱に親しみ、職場コーラスを経て退職後は東京交響楽団の専属コーラスグループ「東響コーラス」に所属している同区寺尾台の児玉賢三さんは「オペラ曲は初めてだが、藤原歌劇団と一緒に歌えるのが魅力」と早くも当日を楽しみにしている。カルチャー教室の個人レッスンを十数年間受けている東生田の石田雅子さんは「合唱経験がないので少しとまどったが、一流のプロに指導してもらえるのは貴重な体験」とにっこり。約40年前に労音に出演して以来という三田の大野敬子さんは「がんばって覚えます」と神妙な顔。また、昭和音楽大学を卒業後、都内の合唱団の指揮者をしている菅の加藤敦さん・和歌子さん夫妻は「普段は指導する側なので久しぶりに歌うのが楽しい。どのパートでも声が出るので、音が弱そうな所に回る予定」と話していた。
当日までの練習は2月20日までの日曜日を含む4回で、舞台ではプロの合唱団員とともに、暗譜で歌う。

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2006年2月 3日

川崎市内6カ所で輝け!川崎フロンターレ展を開催:2月7日から大判写真で魅力を紹介

Jリーグ開幕を前に、2006年シーズンの飛躍を祈って「輝け!川崎フロンターレ展」(主催=特定非営利活動法人k-press、後援=株式会社川崎フロンターレ、川崎フロンターレ後援会)を川崎市内6カ所で開催します。展覧会では、ホームゲームでの選手たちのプレー中の大判写真を中心に展示、ホームタウン川崎の多くの市民にフロンターレの魅力を紹介します。
日程は2月7日から川崎溝の口郵便局を皮切りに、中原区役所と川崎信用金庫本店(13日から)、川崎市役所第三庁舎(2月18日から)、麻生区役所(2月20日から)、多摩区役所(2月23日から)の市内4カ所で開催します。
また、2月25日にはフロンターレの元選手によるトークショーを催すほか、今季チームで初ゴールをあげる選手を予想するファーストゴールクイズ、選手への応援メッセージの受け付けを会場とWebサイトで行います。
この展覧会は、川崎市のイメージアップ事業に選定されました。

趣旨
チーム創設10年目という記念すべき年を迎え、さらなる飛躍が期待される2006年の新シーズン開幕に先立ち、幅広い市民が訪れる公共的な施設で、多くの市民に2005年のフロンターレの活躍とチームの情報、そしてサッカーの魅力をダイレクトに伝える試合の写真を中心に、チームフラッグなどのグッズを掲示、元選手によるトークショー(予定)を開催します。また、チームへの関心を高めるための「2006No.1ゴールクイズ」、選手及びフロンターレへの応援メッセージの受け付けを展示会場とwebサイトで実施します。

事業内容
試合写真の展示=k-pressのカメラマンが撮影した2005年の試合を中心としたプレー中の選手やサポーターなどの大判(A2判ノビ)カラー写真を展示します。枚数は会場の規模に応じて変更します(20枚〜50枚)。さらに、フラッグなどチーム関連グッズの展示も行います。
2006ファーストゴールクイズ=選手の情報(名前、ポジション、背番号、成績など)を印刷した投票用紙を会場などに用意し、2006年シーズンで最初にゴールを決めた選手名の予想投票を受け付けます。また、同内容のクイズをインターネット新聞「k-press」内の専用コンテンツで実施します。
当選者10人に賞品(選手のサイン入り写真)をプレゼントします。当選者多数の場合は抽選とし、当選発表及び選手への応援メッセージを「k-press」内の専用コンテンツに掲載します。

日程
 写真展示
  川崎溝ノ口郵便局=2月7日〜2月28日
  中原区役所=2月13日〜3月3日
  川崎信用金庫本店=2月13日〜2月17日
  市役所第三庁舎=2月18日〜3月3日
  麻生区役所=2月20日〜3月3日
  多摩区役所=2月23日〜3月2日

トークショー
  多摩区役所=2月25日午後2時

主催=特定非営利活動法人k-press
後援=株式会社川崎フロンターレ/川崎フロンターレ後援会
協力=川崎市/麻生区役所/中原区役所/川崎信用金庫

問い合わせ
特定非営利活動法人k-press(ケイ・プレス)
Email= [email protected]

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2006年1月31日

麻生区のイメージソング「かがやいて麻生」のCD完成:合唱、器楽演奏など8曲を収録

06020101 川崎市麻生区のイメージソング「かがやいて麻生」のCDがこのほど完成、なかには、区内の音楽団体や中学生、プロがさまざまな形で演奏した8曲が収録されている。

イメージソングの関連記事を読む>

「かがやいて麻生」は同区で活動する音楽団体の祭典「麻生音楽祭」が20回を迎えるのを記念して制作した曲。全国から歌詞を公募、最優秀作品に選ばれた横浜市の星合節子さんの詞に、作曲家で昭和音楽大学専任講師の豊住竜志さんが曲を付けた。2006年6月〜8月に開いた同音楽祭で合唱、器楽付きなどさまざまな形で披露され、その後は、あさお区民まつり、古風七草粥(かゆ)の会などで区のイベントで歌われている。
CDは、イメージソング普及を目的に同区とイメージソング政策委員会、麻生音楽祭実行委員会が2000枚制作、区内の学校や町会・自治会、福祉施設に配るほか、希望者に無料で配布する。
演奏は歌が5団体で、斉唱が「ゆりがおか児童合唱団」、独唱が昭和音学大学の赤星啓子さん、混声3部合唱が柿生中学合唱部、女声2部合唱が区内の合唱団体からの選出メンバーによる「『かがやいて麻生』をうたう会」、ポップスが「Far.Eastern.Comets.」。器楽演奏は、「麻生フィルハーモニー管弦楽団」のオーケストラバージョンと金程中学校吹奏楽部のブラスバンド演奏のほか、ゆりがおか児童合唱団ピアニストの大久保洋子さんが演奏するピアノ伴奏曲もあり、歌の練習に使用できる。
担当の区政推進課では、ポップスバージョンをのぞいた全曲の譜面の賃し出しを行っており、2月1日以降に同区役所区のホームページからダウンロードできる譜面もある。問い合わせは、電話044(965)5116麻生区役所地域振興課。

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2006年1月28日

2月8日に連携記念のコンサート:多摩区の3大学が多摩市民館で

川崎市の「多摩区・3大学連携協議会」の設立を記念したコンサートが2月8日午後5時45分から多摩市民館で催される。
当日は、午後8時30分まで専修大学フィルハーモニー管弦楽団、明治大学マンドリン倶楽部、日本女子大学箏曲倶楽部が3時間余りにわたって演奏する。

連携協議会は、多摩区にある3大学の知的資源と人材を活用し、地域と積極的に連携し、多摩区民と一緒になって地域の課題の解決に向けて実践的な活動を行うことを目的に2005年12月に設立された。
曲目は専大フィルがドボルザーク「新世界」、明大マンドリン倶楽部が「スカボロフェア」「ナタの愛のテーマ」、1970年代懐かしのフォーク・ポップスメドレー、津軽組曲より「夏」ほか、日本女子大箏曲倶楽部がろくだんの調べ、ジブリメドレー、アイネ・クライネ・ナハトムジークほか。
定員は先着550人。

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2006年1月27日

1月29日に麻生市民館で「狂言の会」:山本東次郎さんら3兄弟が出演

町田、川崎市などの狂言愛好家で構成する「ハゲマス会」(森宮康会長)が、1月29日午後2時から小田急線新百合ヶ丘駅前の麻生市民館で重要無形文化財総合指定の山本東次郎さん、則直さん、則俊さんの大蔵流山本家3兄弟とその子息らが出演する8回目の「狂言の会」を公演する。

同会は鶴川駅前の天ぷら屋の常連客に町田市広袴在住の狂言師山本則俊さんがいたことから、なじみ客の明治大学商学部教授の森宮さんらが呼びかけ、山本さんを応援しようと93年5月に発足。古典芸能の世界は髪が薄くなってやっと一人前と言われるように、会も「頭が薄くなるまで活動しよう」と「ハゲマス会」と命名。「品格を重んじ、気魄のこもった芸風」を特色とする山本家の狂言の観賞のほか、狂言にまつわる勉強会を開いている。また、多くの市民に古典芸能を知ってもらうおうと98年から会員らが裏方を担い、自主公演を手がけている。
今回の演目は、「柿山伏」(演者=山本東次郎、則俊さん)、「木六駄」(演者=山本則俊、泰太郎、東次郎、則直さん)、「六地蔵」(演者=山本則重、則秀、則孝、遠藤博義さん)の狂言3題と源平合戦の屋島の戦いの語り「那須」、小舞「暁の明星」「蛸」。入場は、S席5000円、A席4000円、B席3000円、学生2500円で、当日券もある。問い合わせは電話042(791)2345宮川さん。

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2006年1月24日

川崎市イメージアップ事業に「輝け!川崎フロンターレ展」など8事業が認定

「川崎市イメージアップ事業」に、「輝け!川崎フロンターレ展」(k-press主催、川崎フロンターレ、川崎フロンターレ後援会後援)、川崎で撮影された映画・コマーシャルの上映会、公開生放送など8つの事業が決まった。

イメージアップ事業は、市民団体やNPO、企業がことし1月1日〜3月24日までに行う地域の魅力を引き出す情報発信やイベントのなかから川崎市のイメージを高める内容のものを同市が認定、助成金などを出して支援する初の制度。支援の内容は、事業費の2分の1の助成金の交付(最大50万円)、市の広報で事業の普及・広報、イメージアップ認定事業の表示の使用許可の3点。
2005年11月15日〜12月14日まで募集、28件の応募の中から川崎市イメージアップ事業認定審査会が「目的性」「企画性」「先駆性や独創性」「波及性」など総合評価を行った。
第1弾としてアール・エフ・ラジオ日本=ラジオ番組「中本賢のガサガサ探検隊」(通常はスタジオ放送)を川崎区の特設会場に特設スタジオに設置して1月9日に公開生放送として実施。内容は、中本さんが代表を務める「多摩川クラブ」が昨年1月に長十郎ナシを発祥の地・川崎区大師に復活させようと多摩区の生産地から苗木を大師駅前の神社に移植、里返り1周年を祝うイベントなどを実況中継した。
そのほかの認定された事業は次の通り
☆川崎市インターネット放送局=WEB上で川崎市の観光・文化・芸術・スポーツを配信するインターネット放送局を開設・運営。観光、イベント、文化施設など50本の動画を配信。 
☆HOKTーK PROJECT=3月4・5日にラ チッタデッラ(川崎駅前)で、川崎市内で撮影された映画・コマーシャルフィルムの上映会、同時にロケ地に足を運んでもらえるようロケマップを配布。来年度用に「川崎のCM」を募集する。
☆JTB川崎支店=川崎の名所・見所などを刷り込んだクリアファイルを作成し、旅行資料等を入れて顧客や外商セールス時に川崎をアピールする。2月から近隣支店10店舗で配布。
☆はとバス=2、3月に川崎の魅力スポットを巡回して土産、食事ができる日帰りバスツアーを3回行う。
☆横浜エフエム放送=川崎市の魅力を魅力を発信する特別番組2企画を放送。「川崎クルージング」(3月2日)はリクエストを交えながら音楽のまち川崎をフューチャー、「川崎市内街角レポート」(3月2日)は市の魅力的なスポットから人気レポーターがレポート。
☆神奈川県書店商業組合川崎支部=同組合加盟店60店舗で3月1日から川崎の魅力スポットなどを塚らを印刷したショッピングバック(10万枚作成)を配布し、買い物客に川崎の魅力を発信する。

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2006年1月23日

「多摩川に虹をかけた男 田中兵庫物語」:プロ・アマ4劇団と公募市民らが好演

060123geki3 川崎宿の復興や多摩川、二ヶ領用水の治水事業を手がけた江戸時代の偉人・田中兵庫(別名=丘愚・きゅうぐ、1662〜1729年)の生き方を題材にした創作劇「多摩川に虹をかけた男 田中兵庫物語」が、川崎市高津区溝口のすくらむ21ホールで1月21日に初演された。公演には、市内のプロ・アマ劇団や演劇関係者が協力、小学生から中高年の公募市民のほか「民藝」のベテラン俳優・今野鶏三さんも出演、約70人が舞台に登った。舞台は、引き続き川崎区や麻生区でも公演される。

写真=上・歌で盛り上げるフィナーレの場面、下・練習後のダメだしの指示を出す演出家の高木達さん(いずれも京浜協同劇団での練習風景)

この舞台は、川崎市文化室が毎年行っている青少年舞台芸術活動事業の一環で、青少年舞台芸術活動実行委員会(鈴木穆実行委員長)と市が主催、市教委が後援する。これまではヤングミュージカルとして小学生から大学生までの公募市民で音楽、ダンスを中心に市内の脚本家らが書いた創作音楽劇を公演してきたが、5回目を迎えることしは、川崎市の社会科副読本にも載っている郷土が誇る偉人・田中兵庫を取り上げ本格的な演劇公演を行うことになった。脚本は実行委のひとり小川信夫さんが、演出は劇団青年座の高木達さんがそれぞれ担当した。
060123geki2_1 作品は「六郷に虹をかけた男」として以前に市内の劇団が公演しており、それを見た演劇関係者からの提案もあって、子どもが出る場面と50歳以降の兵庫の生き方を加筆。子どもだけの出演では、表現するのは難しいとアマ劇団「京浜協同劇団」「劇団川崎演劇塾」のほかプロの「劇団民藝」「人形劇団ひとみ座」が協力、俳優が出演することになった。公演にあたっては、内容を理解するために出演者も参加するシンポジウムや現地調査も行うほど力を入れて取り組んできた。
劇は「川崎宿場の巻」「江戸の巻」「治水の巻」の三部で、川崎宿を復興させて名主となり50歳で江戸の荻生徂徠の門下に入り「民間省要(みんかんせいよう)」を書き、八代将軍徳川宗吉に認められて多摩川などの治水事業を成し遂げるまでの兵庫の業績を、多摩川の反乱、農民の苦しみを体全体で受け取り改革を夢みる名主・源蔵との路線の違い、その意志を継ぎ改革案をかきあげるなど全般を史実に基づいてドラマチックに描いている。
出演者は、昨年10月からスクラム21などで主に土・日曜けいこに入り、子どもたちは、プロの指導者やまわりのおとなの演技力に刺激を受け、表現する楽しさを身につけてきた。4回目の参加の三田和季(菅中1年)は「劇をもっとやりたいと思って参加した。時代劇だけど古くさくなく楽しい」と目を輝かす。せりふもある役についた中原区の大学生中井健太さんは「異年齢の集団の中で、子どもからはエネルギーをおとなからはプロの演技を教えてもらい、いい経験をしている。楽しめる劇なのでぜひたくさんの人に観てもらいたい」と意欲をみせている。
民藝の今野さんは「これまで、劇団と地域をつなぐ活動をしてきたので引き受けた。いい舞台を作るのはプロ、アマのかわりがなく、いろんな経歴の人が混合チームをつくりけいこ場でエネルギーをぶつけるのはとても刺激になる」と話している。
担当の文化室によると、公演初日の21日は雪が降るあいにくの天気だったが300人が入場、翌日は700人とほぼ満席だった。次の公演は1月28日午後6時30分から川崎市教育文化会館、4回目は2月11日午後2時と午後6時30分麻生市民館で行われる。主催者は「川崎の基礎を作り上げた人物のひとりを取り上げた作品なので、多くの市民に観てもらいたい」PR活動にこれまで以上の力を入れており、川崎の北部地区の特定郵便局の協力で局内にチラシを展示、麻生区内の8カ所の郵便局で麻生市民館の入場券を取り扱っている。
入場券はおとな2000円(当日2500円)、子ども(18歳以下)500円。問い合わせは電話044(813)0808川崎市男女参画センター(FAX044-813-0864)または044(200)2280川崎市文化室。

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2006年1月19日

「家庭の教育力」高めよう:狛江市PTA連合会が2月5日に講演会やコンサート

狛江市PTA連合会(善養寺大作会長)が2月5日、小田急線狛江駅前のエコルマホールで「家庭の教育力向上」をめざし講演やパネルディスカッション、ミニコンサートなどのイベントを催す。

このイベントは、親たちに子どもたちのことを考える機会にしてもらおうと「子どもたちの夢を実現するために」と題して初めて催すもの。
当日は午後1時から、狛江市立第四中学校合唱部、都立狛江高校箏曲部によるミニコンサートに続いて、NHK解説員の早川信夫さんが「みんなで楽しく学校参加」と題して基調講演、元プロレスラーで「坂口道場」代表の坂口征二さん、俳優の岸田敏志さんらによるパネルディスカッションを行う。
定員は先着700人で入場無料。
問い合わせは電話090-1439-7123善養寺さん。

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高津区役所が昼休みに寄席:1月20日にアマ落語家が一席

区役所でお笑いを一席−川崎市高津区役所で1月20日、寄席「たかつ亭」が催される。

午後12時10分から55分までの昼休みに区役所第一会議室に即席の高座を設け、アマチュア落語家で「さいわい寄席」代表の清流亭いしあたまさんらが先着80人を前にごきげんをうかがう。
最近の落語ブームにあやかろうと企画したもので、昼休みにロビーでコンサートを開いている区役所はあるが、落語は川崎市内では初めて。午後のひとときを笑って過ごすのもオツですよ、参加を呼びかけている。
問い合わせは電話861-3131高津区役所総務企画課。

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2006年1月 7日

麻生区役所で七草かゆ:400人が伝統の味楽しむ

06010701_1 地元産の食材で伝統行事を味わって——川崎市麻生区役所で1月7日、麻生産の米やモチ、野菜、炭で作った「あさお古風七草粥(がゆ)の会」が催され、穏やかな日差しの中で子ども連れの主婦やお年寄りなど約400人が「ふるさとの味」を楽しんだ。

写真=麻生文化協会会員が作った七草の寄せ植え(手前)と粥を食べる親子
あさお古風七草粥の会の写真を見る>

 

麻生区文化協会(杉本長治会長)が無病息災を祈る地域の食文化として多くの市民に体験してもらおうと麻生区役所と共催、3回目を迎えた。テントの中で和服を着た文化協会の女性会員らが午前9時から大きな鍋で米1に対し水7の割り合いで、前日に下準備したダイコン(スズシロ)、カブ(スズナ)、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホチケノザ、セリを入れ約1時間かけて ゆっくり粥を炊きあげ、早野聖地公園のボランティアが作った炭を使ってモチを焼きお椀に入れて粥を入れて販売。1食100円とあって、湯気に誘われて気の早い市民が開始の11時前に並び始めた。
06010709_2 参加した市民は、広場に設けられたイスに座って湯気の立つかゆをすすりながら「おいしくて体が暖まる」「家で七草をそろえるのは大変なので、ここで食べられとてもよかかった」などと話しており、中には入れ物をもって持ち帰る人もいた。地名のついた昔の特産品の「万福寺ニンジン」の試食も行われ「どこで売っているの」とたずねる人も多く好評だった。
会場には、ことしはじめて炭焼きや食材のモチ作りの写真も展示。市民館入り口横の階段状になった屋外ステージでは、「麻生童謡を歌う会」が正月にちなんだ歌や「手遊び歌」やなつかしい唱歌を披露。細山お囃子連が獅子舞などを演じて七日正月に花を添えた。会場に用意された羽子板、コマ、ケンダマなどの懐かしいおもちゃで遊ぶ親子連れもいて、参加者は昔のお正月気分を楽しんでいた。

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2006年1月 1日

細山の香林寺境内で伝統の「悪魔払い」

060101sisimai1 川崎市麻生区細山の香林寺で1日午後、細山祭囃子(はやし)保存会による無病息災や豊作や幸運を願う「獅子舞奉納」が行われ、境内の初もうで客に披露された。おとなの踊り手に合わせ、踊り好きの幼児がひょっとこの面を付けてまわると、回りから大きな拍手が贈られていた。

060101sisimai2_1 同保存会は、毎年1月1日に香林寺の近くの細山神明社で新年恒例の伝統行事「悪魔払(あくまぱら)い」を行い、社殿で獅子舞を奉納。その後、香林寺や細山、千代ヶ丘などの新築や結婚・出産などおめでたいことのあった家庭家や福祉施設など10数カ所を回っている。
061010sisimai3_1 「悪魔払い」は、獅子のほか神の使いのキツネやおかめ、ひょっとこの面をつけて舞う踊りで、農村風景が残っていた約40年前は、細山地区の青年団が正月三が日に同地区の各家を回っていたという。現在は元旦だけとなったため、縁起担ぎで、獅子舞の時間にあわせて初詣でに来る人もいるほどの人気だ。

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2005年12月27日

第45回あさおランチタイムコンサート:マリンバとチェロのハーモニーに聴衆がうっとり

051227cherinnba4 【文】あさおランチタイムコンサート実行委員 名越輝子

澄み渡った初冬の11月28日、第45回あさおランチタイムコンサートが麻生区役所2Fロビーで開催されました。

写真=演奏するチェリンバの2人

051227cerinnba1 午後12時15分の開演にもかかわらず30分近く前からお客様がみえはじめ、ほどなく用意されたイスは満席に。車イスのお手伝いのボランティアさんには立ったままで聴いていただかなければならないほどの盛況となりました。
051227cherinnba2_1 わざわざ王禅寺からいらしたお年寄りの一団や新ゆりの障害者施設を利用していらっしゃる方々など全回の220人を超える聴衆を前に、マリンバとチェロのアンサンブル「チェリンバ」(マリンバ:山崎史子さん/チェロ:井上真那美さん)の柔らかいハーモニーが会場を包み、和やかな素晴らしい演奏会になりました。
051227cherinnba3_3 マリンバの山崎さんの「観客と一緒に楽しめる暖かい演奏会を」の言葉どおり皆さんご存知の七つの子やアメージンググレース、少年時代などの親しみやすい曲が流れると会場のあちこちから歌声がわき起こり、正に音楽の街あさおにふさわしい手づくりの音楽会が実感できました。
051227cherinnba5_2 当日の裏方のボランティアには男性も大勢お手伝いに来て下さり、回を重ねるごとにこの「あさおランチタイムコンサート」が真に市民の間に根づいてきたなと感激致しました。“緑豊かなあさお”“心豊かなあさお”ホッとするひとときに「この街に住んで良かった」としみじみ思うのでした。

写真(上から)=200人を超える聴衆、チェロの井上真那美さん、マリンバの山崎史子さん、歌唱指導するランチタイムコンサート実行委員の宗いづみさんと辻端幹彦さん(左)

  次回のランチタイムコンサートは1月23日
  ソプラノと二胡のコラボレーション

次回のコンサートは2006年1月23日午後12時15分〜12時45分。高津区のロビーコンサートのほか、各地で活躍する桜井純恵(ソプラノ)さんと、昭和音楽大学付属音楽教室講師と生徒の3人で結成された二胡(中国民族楽器)のユニットNIKO'Sによる「新しい年への贈りもの〜ソプラノと二胡の響演」
「踊り明かそう」「ふるさとの四季(メドレー)」ほか

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2005年12月14日

狛江市のむいから民家園で小学生らが障子の張り替え作業

05121306syoji新しい障子で新年を、と狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)で12月10日、小学生やボランティアなど12人が参加して古民家の障子の張り替えが行われた。
写真ニュースを見る>

3人の小学生を含むボランティアは、同市西野川の内装業曽根嘉七さんの指導で午前9時半過ぎ、1年のほこりを吸い込んで黄ばんだ障子16枚をはずし、水をかけてぬらした紙をはがし、さんに残った紙やのりをていねいにぞうきんでふいた。
続いて曽根さんからのりのつけ方や紙の張り方、はみだした紙の切り方などについて細かく手ほどきを受けて、障子張りに挑戦。初めて体験するという小学生だけでなく、おとなのなかにも久しぶりという人が多く、のりが平均につかなかったり、大きな障子紙をしわができないように張るのに四苦八苦。「うまくいかないもんだねえ」という声があちこちで聞かれた。
それでも3時間ほどで全部を張り終わり、参加者たちは真っ白になった障子に満足げな様子で見入っていた。

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2005年12月12日

川崎多摩ロータリークラブ:多摩病院に結城天童画伯の絵を寄贈

05121202yuki川崎多摩ロータリークラブ(根本睦雄会長)が12月12日、川崎市役所に阿部孝夫市長を訪れ、来年2月1日に開院する多摩区宿河原の川崎市立多摩病院に飾って患者さんの心身の療育に役立ててと、同区在住の日本画家、結城天童画伯(92)の絵を阿部孝夫市長に贈った。「多摩清流」と題したこの絵は20号で、同クラブがアメリカ・シカゴで創立されたロータリークラブの100周年記念事業として同会会員の結城画伯に依頼した新作。この寄贈に対し、市長からは根元会長に感謝状が手渡された。

写真は(左から)阿部市長、根本会長、結城画伯

関連記事>多摩病院の施設を写真ガイド(2006年1月18日)

05121201yuki寄贈には、RCから根本現会長、結城さんのほか、前年度の役員など11人が参加、武弘道・市病院事業管理者、亀谷学・多摩病院院長予定者も同席した。
根本会長は「クラブの誇りである結城画伯が描いた絵を地域の新しい病院に贈るのはうれしい。病院を訪れる人たちが絵を見て心のやすらぎを感じてもらえればうれしい」とあいさつ、結城画伯は「多摩川の近くに住んでおり、水の流れを見ていると制作意欲がわいてきます。この作品は多摩川への感謝を込めて描きました。清くたくましい流れを感じて病いを治してほしい」と作品への思いを語った。
05121203yuki阿部市長は「病院の目と鼻の先に多摩川があり、飾るのにはとてもふさわしい内容」と喜ぶとともに「私も結城画伯の後援会の会員なんです」とファンのひとりであることを披露。この後、自ら市長室の正面にかけた結城画伯の絵を案内、結城さんは久しぶりに見る自作を感慨深そうに見入っていた。
作品は、入退院患者の受け付けを行う医療相談センター受付ロビーに展示される。

写真は市立多摩病院に寄贈された絵画「多摩清流(上)、感謝状の贈呈(下)

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2005年12月 4日

狛江市のむいから民家園:正月に向けすす払い

05120401susu狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)で12月4日、ボランティアなど15人が参加してすす払いが行われた。

05120402susu午前9時ごろから畳や家具などを運び出して干したり、屋根裏のすす払い、壁などのぞうきんがけなどに汗を流した。民家の内部は3時間余りですっかりきれいになり、参加者たちは「一年の汚れを落としてすっかりきれいになった。この次はウチの掃除もしなくては」などと話していた。
同園では10日午前に障子の張り替えを行う予定で、昔ながらの正月を迎える準備が進められる。

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2005年12月 3日

泉の森会館でシルクロードの写真と物産展

051203siruku1中央アジアの新疆・ウイグル地区の文化や生活とシルクロードの魅力を紹介する「シルクロードクラブ・こまえ」が11月26日に発足、記念イベントの「シルクロード展in Komae」が12月4日まで泉の森会館ギャラリーで開かれている。
会場には、同会会長の狛江市和泉本町の野口信彦さん、野口さんの息子で写真家野口勝也さん、写真学校学生の金井麻美さんが撮影した新疆・ウイグル地区の風景、人物などの全紙、4ツ切、6ツ切などの写真数十点と地図、解説文のパネル、民族楽器の展示のほか、プロジェクターで写真を映し出し野口さんらが解説する。また絹のスカーフ、帽子、バック、工芸品の展示即売が行われている。

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2005年12月 2日

川崎フロンターレが新ビッグフラッグ:創設10年記念し制作、募金も実施

051202bokinn12006年11月21日にチーム創設10年を迎える川崎フロンターレをみんなで応援しようと、試合の際に競技場に掲げる新しいビッグフラッグの製作募金活動が12月3日まで行われている。

写真=11月12日の募金活動

この活動は、(株)川崎フロンターレ、川崎フロンターレ後援会、川崎フロンターレ連携・魅力づくり実行委員会、サポーターの4者で構成する「川崎フロンターレ創立10周年記念合同プロジェクト実行委員会」(紀中靖雄実行委員長)の記念事業のひとつで、11月12日からホーム試合開催日にサポーターなどの協力で等々力競技場で実施している。
ビッグフラッグは、ホーム試合の時に闘う姿勢を鼓舞するため1階バックスタンドに掲出する客席2500人分(高さ15m、幅75m)と、アウェイでも使えるユニフォーム型フラッグ(高さ15m、幅15m)の2種類で、募金は1口500円。募金協力者には表に「LOVE KAWASAKI☆1997—2006」、裏に「www.frontale10th.jp」と刻印された直径6センチのシリコン製のブルーバンドがプレゼントされる。
反応は上々で初日には1,313,386円が、11月25日現在で3,323,333円とすでに目標の200万円を大幅に越える募金が集まった。募金を希望するファンもいるため12月3日の最終節の試合3時間前から競技場の7ゲート前テント、ホームゴール裏で行うが、募金と引き替えに渡すブルーバンド2000本がなくなり次第に終了する。
このほかの記念事業は、等々力競技場外壁に創設からのクラブ歴代の成績や登録選手名、集合写真などを刻んだ金属製の年間記念モニュメントを設置、市内の商店街路灯へ川崎フロンターレタペストリーの設置、7月1日の市制記念日直近のホーム試合を川崎市市制記念試合と位置づけ創立10周年記念イベントを開催、10個の星をあしらったロゴマークの製作、記念事業の告知や報告を行う公式ホームページ(http://www.frontale10th.jp/)の開設。
記念事業合同プロジェクト実行委員会は、(株)フロンターレ内に事務局が置かれ2006年12月まで活動を行う予定。

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2005年11月27日

親子で手打ちうどんに挑戦:12月にも年越しうどんの講習会

05112703udon伝統の味を親子で習おうと11月19日、手打ちうどんの講習会が川崎市多摩区の稲田小学校で開かれ、参加した15組38人の親子は真剣な表情でうどん作りに挑戦していた。

手打ちうどん作りの写真を見る>

この講習会は稲田第三地区社会福祉協議会青少年福祉部(兼子勝利部長)が、親子そろってもの作りの楽しさを知ってもらおうと武蔵野手打ちうどん保存普及会川崎支部(池田輝夫支部長)の協力で地区内の子ども会などに呼びかけて開いたもの。
普及会の山田敏徳さんら6人が先生になり、同小の家庭科室で小麦の地粉500gを使い手で軽くこねた後、足で踏みめん棒で少しずつ延ばし包丁で切るまでの昔ながらのうどん作りの作業を2時間がかりで手ほどきした。
05112702udon子どもたちは小麦粉をこねたり延ばしたりするのが粘土細工みたいで楽しいと喜んでいたが、親の方はぜひわが家でおいしい手打ちうどんをと真剣な表情。講師に熱心にコツを聴く姿があちこちで見られた。
昔は体重が重い人ほどコシのあるうどんが作れるとされたため女性は子どもを背負って作業を行ったとの話が披露され、講師に促されて、子どもを背負ったり、姉妹で背中合わせに押しくらまんじゅうのように踏みしめる光景も見られた。粉を寝かしている間には、講師が作ったうどんを試食、「表面がつるっとしてコシがあっておいしい」と大好評。
この日は料理の講習会のわりには男性の参加が多く、息子の颯君と参加した大貫博さんは「これまで本で勉強して何度かチャレンジしたが、実際に教えてもらい粉のかき回し方や踏み方がよくわかった。家でまた作ります」と話していた。

12月11日に市立高津高校で講習会

かつて川崎や武蔵野一帯の水の少ない地域は小麦の産地として知られ、そばよりもうどんを食べる人が多かったといわれる。手打ちうどん保存普及会は、そうした地域の食文化を伝え、市民に関心を持ってもらおうと、2001年に川崎支部が発足、市内の各地で講習会を開いている。
この日も土地の味を知ってもらおうと、東京多摩地区で作られた小麦粉を使った。
同会では12月11日に「年越しは手打ちうどんで」と高津区の市立高津高校で講習会を午前10時と午後1時半の2回催すことにしており、現在参加者の申し込みを受け付けている。
参加費は1000円で定員は各先着20人。申し込みは電話044(987)9149北條さん。

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2005年11月18日

エコルマホールで10周年記念事業:市民団体の発表とブタペスト・オペレッタ劇場ガラ・コンサート

狛江駅前のエコルマホールで、開館10周年を記念して市民団体による無料公演と世界的に有名なハンガリー国立ブタペストオペレッタ劇場のガラ・コンサート公演が行われる。

同ホールの運営管理を行う狛江市文化振興事業団が、ホールの来場者と利用団体への感謝を込めて催すもの。市民団体の公演は、11月19日から27日の土曜・日曜の4日間で、市内を拠点に音楽や踊りなどさまざまなジャンルで活躍する37団体が出演、日ごろの練習の成果を発表する。この公演のためにジャンルの異なる団体と共演するグループもあり、見ごたえのある舞台となりそうだ。
日程と内容は
19日=器楽&合唱。1部は午後12時30分に開演、狛江市三曲協会会員による合唱付き琴、尺八などの演奏、「ミュージック・アーチ」のピアノ・デュオ演奏、狛江市音楽連盟の「エオリアンコール」&コーラス「野の花」「コールレーネ」「調布狛江合唱団」などによる合唱。2部は午後6時から「狛江フィルハーモニー管弦楽団」のクラシック演奏。
20日=和太鼓&バンド。午後4時から「きんたの会」「跳鼓舞」の太鼓演奏、狛江市音楽連盟の「add9th Band」「イズミスイングオーケストラ」「東京サマーナイツ」「Baby Step」によるジャズ、ポピュラーなどの演奏。
26日=バレエ&ダンスとカラオケ。バレエ&ダンスは午後2時から「T・Sダンスワークバレエスタジオ」「バレエくるみ割り人形」「Vivid Acion」「フォークダンスサークル ダックス」「フォークダンス プロローグ」「ミュージカルCoCo」「YuFuKo Dance Fresk」の踊り、フィナーレには7団体の出演者全員で特別アレンジの曲を踊る。カラオケは午後6時30分で「いろい倶楽部」「カラオケ・プラザ」。
27日=邦楽。午後1時からの3部構成。1部は狛江市邦楽連盟の「東部五長寿会舞踊部」「水曜会」「扇汐会」「貞山会」「駒渡美会」「美重駒会」「佳久芳会歌扇支部」「糸音の会」「狛江市民謡愛好会」の日本舞踊、新舞踊、民謡など。2部は狛江市邦楽百選会の花柳、藤間、西川、尾上の各流派による古典の日本舞踊。3部は「幸花会」「さざなみ会」の新舞踊。
オペレッタのガラ・コンサートは1月14日午後4時。ブタペスト・オペレッタ劇場はカールマンの「チャールダッシュの女王」の舞台に登場するその前身も含めると100年以上の歴史を持つ名門。1996年に初来日し、日本語を交えた歌などサービス精神にあふれた舞台は多くの観客を魅了すると定評がある。今回は10回目の来日で、エコルマホールではオペレッタ公演は初めて。
演奏予定曲目は、レハール「金と銀」「メリー・ウィドウ」、カールマン「チャールダッシュの女王」、ヨハン・シュトラウス「こうもり」などからの名曲で、フレンチカンカンが見ものという。入場は5500円で、同ホールのほかチケットぴあなどで発売中。問い合わせは電話03(3430)4106エコルマホール。

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狛江の泉の森会館ギャラリーが新装オープン:記念に東山健吾さんのシルクロード写真展

05111801狛江市元和泉1丁目の泉の森会館のギャラリーが本格的な展示ができるように機能を充実させ、11月16日から22日まで新装オープン記念として「シルクロードの足跡−ブッダが来た道」と題した写真展(泉の森友の会主催)が開かれている。

同館は2003年8月に、市民文化を育むとともに市民の交流の場となることをめざしてオープン。3階がホール、2階がギャラリーとミニショップ、1階には飲食店がある。このうち、2階を本格的な展示ができるように改装工事を行い、ミニショップを廃止し、ギャラリーの設備を充実するとともに、喫茶コーナーを設けた。
改装後、初のイベントとしてわが国のシルクロード美術史研究の第一人者として知られる成城大学名誉教授の東山健吾さんが調査研究のさいに撮影した中国、インド、スリランカなどの風景や風物、仏像など貴重なカラー写真37点を並べた展覧会が開かれ、話題をよんでいる。20日午後4時からはギャラリーで東山さんのトークも催される。入場は無料。
また、入り口の階段踊り場では菊花展も同時開催されている。
問い合わせは電話03-5497-5444泉の森会館。

2005-11-18 in 02) イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年11月15日

第44回麻生ランチタイムコンサート:歌、ピアノ、ヴァイオリンによるコラボレーション

【文】あさおランチタイムコンサート実行委員 逢沢 良

05112801concert
9月26日麻生区役所ロビーに於いて第44回あさおランチタイムコンサート(あさおランチタイム実行委員会主催)が開かれました。

05112802concert_1秋雨の降るなか、過去最高と人出とも思える約220人が演奏に耳を傾けた。奇数月の第4月曜日の昼休み、当日の演奏内容も吟味しながら早めにお越しくださる方も増え、市民と行政によるコラボレーションが目指す街つくり事業が浸透してきた手ごたえを感じる。
歌とヴァイオリンとピアノのアンサンブルの 若手演奏家グループ「ミュージックラボ」(犬飼ミチオ=歌、永田サチヨ=歌、古屋カオリ=ピアノ、梶原ヨシエ=ヴァイオリン、鈴木ノモコ=ヴァイオリンの5人)によるプログラムは幕開けのフニクリフニクラの第一声からミュージカル映画「マイフェアレディ」より踊り明かそう、「キャッツ」よりメモリー、オペラ「カウテレリアルスティカオ」より間奏曲、荒城の月、賛美歌アメイジンググレイスと5つの音色の紡ぎ出す糸が綾織りなす音の世界に誘われ次々に奏でられる曲目に載り聴衆はうっとり。
最後に全員で唱和した「赤とんぼ」に秋の光景を味わいながら聴衆が一つになったようである。若手演奏家ミュージックラボが聴衆を巻き込み、音楽を楽しむ試みは麻生区役所ロビーの人と人を繋げる役割を十分に果たしたようであった。
今後更に輪を広げていくことを期待してやまない。

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2005年11月13日

狛江市民まつりに6万人:狛江四中合唱部に大きな拍手

05111301maturi狛江市民まつりが11月13日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドとその周辺を会場に催され、温かな陽気に誘われてくり出した家族連れなど、昨年より約1000人多い約6万人(主催者発表)でにぎわった。
「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、市民祭、農業祭、商工蔡、文化祭の4つが合同で開いているもので、ことしで29回目。
>狛江市民まつりの写真ニュースを見る

05111302maturiメイン会場となった一小校庭には手作り品や焼きそば、おでんなどを販売する店や活動を紹介した展示、射的など40数店の出店が並んだ。昨年の新潟県中越地震で大きな被害を受けた川口町も例年通り出店、特産品の販売を行った。
大きなテントの中では、市内産の野菜の品評会が行われ、見事な出来の野菜や果物がずらりと並び、「狛江でこんなにたくさんの野菜ができるなんて」と興味深そうに見入る主婦の姿も多かった。
「ふるさとステージ」と名づけた特設舞台では、川口町の子どもたちが「あおり太鼓」を披露、その元気な姿から着実に復興への道を歩んでいることがうかがえ、市民から大きな拍手が送られていた。
05111301maturi_1もうひとつ、会場の話題をさらったのが第四中学校合唱部の演奏。NHK全国学校音楽コンクール金賞、全日本合唱コンクール銀賞に輝いた歌声を校庭をいっぱいに埋めた市民の前で披露。「こんなに大きな賞をいただけたのも地元の市民の応援のおかげです」と報告、盛んな声援が寄せられた。コンクールで歌った「花と一緒」「鋸曳き唄」など3曲を歌ったが、市民たちは真剣な表情で静かに日本一の歌声に耳を傾けていた。また、3年生はこの日が最後の舞台とあって、目頭を押さえる部員もいた。
歩行者天国となった本町通りでは市内のみこし6基におはやしなどが勇壮に練り歩き、小学校の鼓笛隊やバトントワリング、野菜の宝船のパレード、エイサーや民謡流しなども行われた。消防体験広場では長さ30メートルのはしご車の試乗、起震車などが親子連れの人気を集めていた。また、ジャズなどのストリートライブでは曲に合わせて手拍子をするなどなごやかなムードで音楽を楽しむ人の姿もめだった。
市役所では市内の企業や商店、福島県田島町などが出店、日用品や食料品などのビックリ市、郷土芸能などのお楽しみステージに人だかりができていた。

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2005年11月11日

狛江市民祭り:13日に第一小学校など4会場で開催

市民祭、文化祭、農業祭、商工祭の4つが一体となった第29回狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月13日午前9時から午後3時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドなどで子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。
ことしは、市役所前ひろばが工事のため一部のイベントが第一小学校に移る。また、午前11時過ぎからNHKの合唱コンクールでみごとに金賞に輝いた第四中学校合唱部やOBたちによる「音楽の街こまえオンステージ」、新潟県中越地震で昨年まつりに参加できなかった川口町から「がんばる川口・ありがとうこまえ こどもあおり太鼓」が披露される。

関連記事=電力中央研究所の一般公開

まつりは、午前9時30分に第一中学校から出発する小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードを皮切りに、10時に東京航空計器前から市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時10分から狛江駅北口から民謡流し踊りがそれぞれスタート、「ふるさと広場」の一小まで練り歩く。午前10時に行われる一小でのオープンセレモニーの前後に相次いでパレードが会場に到着、祭りムードを高める。
主なイベントは、
一小のステージでは、子どもに人気の「仮面ライダーブレイドショー」のほか、市民団体のおはやし、和太鼓、ゴスペル、クラシックバレエ、ストリートダンス、ジャズ演奏などとゲーム大会が行われる。校庭では正午から市内産の野菜で作った豚汁の無料配付、苗木(午前11時)・球根(午後1時)のプレゼント、午後2時からパレードの宝船を解体する野菜の宝分けなどのほか、市民保養施設のある民宿組合の物産展や市内の農家による農産物品評会と野菜や花、植木の即売が催される。会場には、市内の27店舗による大ビックリ市、福島県田島町の物産展のほか一般の出店による焼きそばなどの食べ物もある。教室では市民団体の活動展やバザーが催される。
市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージでおはやし競演、地域ヒーロー・コマレンジャーショー、和太鼓、民謡、イントロクイズなどが催される。
文化祭会場の市民センターでは13日午後12時半から午後5時までと14日午前9時から午後4時まで市内文化団体が書道、華道、写真、パッチワークなどの作品を並べるほか、市内の小学生が描いた虫歯予防ポスターを展示、14日には大きな紙芝居や腹話術、茶会が催される。
市民グランドの「ちびっこ広場」は、FC東京によるキックターゲット・キックダーツ・サッカー教室のほか、巨大サッカーボールで遊ぼう、キックスピード・ドリブルゲーム、子どもからおとなまで参加できるサッカーゲーム大会などサッカー一色の催しが行われる。
このほか各会場を結ぶ本町通りでは午前11時からエイサー踊り、午後12時50分からは市内で活躍するバンドのストリートライブも催される。
一小前の「おまつりの道」入り口付近では公園の遊具などを使った忍者の広場で6つのコーナーをクリアすると景品がもらえるイベントが行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。

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2005年11月 6日

狛江の玉川碑で邦楽演奏

05110501koto狛江市中和泉にある玉川碑で11月5日、建立200年と再建80年を記念した邦楽の演奏が行われ、訪れた市民約30人が碑に刻まれた万葉の名歌にちなんだ曲に静かに耳を傾けていた。

05110502koto市民に狛江の誇りである碑の存在をもっと知ってもらおうと結成された「玉川碑に集う会」(田代實会長)が建立200年と再建80年記念事業の一環として催したもの。
碑の横の広場に緋毛氈(ひもうせん)を敷き、琴と横笛の演奏に合わせて、碑に刻まれている万葉集巻14にある東歌「多摩川に さらす手づくり さらさらに さらすこの児の ここだかなしき」を歌詞にした歌が披露された。

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2005年11月 5日

麻生市民館で菊花展

05110503kiku_2川崎市麻生区万福寺の麻生市民館野外ステージで麻生菊花会大会が開かれ、連日多くの市民が熱心に鑑賞している。会期は13日までで、展示時間は午前9時から午後5時まで。

写真=大輪の花を観賞する市民(上・下)、市長賞受賞の菊を説明する久保田さん

05110504kiku麻生観光協会の下部組織「麻生菊花会」(久保田啓司理事長)会員32人が丹誠込めて育てた直径20cm以上の大輪、一重、小菊などで、茎の部分が短い「福助」「ダルマ」をはじめ、ストロー状の花弁が長く伸びた「管物」、半球状花弁が盛り上がって咲く「厚物」や「厚走り」、厚物を5本咲かせる「数立」、3本立ちの3色の厚物を1組とする「組飾」、幅の広い船底型の花弁一重の「一文字」、小菊をたれ下げて咲かせる「懸崖」「盆栽」の12種類。大会前日の11月1日に川崎北部菊花会理事長の斎藤京蔵さんらが審査、久保田啓司さんの組飾りが川崎市長賞に選ばれた。05110505kiku
5回目のことしは、出品者が昨年より4人増えたが、夏の暑さで開花が遅れ、審査日に間に合わないと出品を見合わせるた人もおり、点数は昨年より6点少ない175点。同会によると、花は全体的に遅れ気味だが、全体的にはレベルが上がり良い出来で、見ごろは6日以降という。
会場では、苗木やたけの短いダルマ、福助なども販売している。また、6 日、8日の午前9時から午後3時まで菊作りの相談も行う。

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2005年10月29日

高津区民音楽祭:29日は前田ホールでパイプオルガンをバックに250人が合同演奏

川崎市高津区で10月29日と11月12日に高津音楽祭が催される。ことしは初日の29日に洗足学園前田ホールで、プロが演奏するパイプオルガンをバックに参加団体有志による本格的な初の合同演奏が行われる。

同音楽祭は、音楽愛好会の交流と輪を広げる目的で、魅力ある区づくり推進事業の一環として高津区文化協会、洗足学園音楽大学、高津JAZZ協会、高津市民合唱団、高津市民オーケストラの代表で構成する「高津区民音楽祭運営委員会」などの主催で開かれことし16回目を迎える。出演は、区内などの幼稚園、小学校、高校、大学、ママさんコーラス、混声合唱、器楽演奏グループ27団体とパイプオルガンのゲスト奏者荻野由美子さん。内容は、クラシック・合唱の部は29日正午から前田ホールで19団体と有志の合同演奏、フリージャンルの部は12日午後1時30分から高津市民館大ホールで邦楽、ジャズ、ハワイアン、ポピュラーなど8団体の演奏と出演者と観客の全員合唱。
ことしの目玉となる合同演奏は、29日のプログラム最後。合唱9団体約200人、高津市民オーケストラ約50人が出演、荻野さんのパイプオルガン演奏をバックに、モーツァルト「ァヴェ・ヴェルム・コルムス」とヘンデル「『メサイヤ』よりハレルヤコーラス」を演奏する。
入場は無料。問い合わせは電話044(861)3140高津区役所区民協働推進部地域振興課。

プログラム
○合唱・クラシックの部=10月29日 洗足学園前田ホール
 (JR武蔵溝口駅徒歩8分)
洗足学園音楽大学打楽器アンサンブル
コール・フォレスト
F. Saxophone Quartet
川崎コミュニティー・クワイヤー
コール・アゼリア
AMP
川崎めぐみ幼稚園 プリムローズ
コール・サンエコー
高津オカリナの会
フラワーコーラス
高津弦楽アンサンブル
Handbell Sherry
コーラスいずみ
高津メンネルコール
ラ・フルール・ドール
梶ヶ谷女声コーラス
高津市民合唱団
高津市民オーケストラ
ゲスト演奏・荻野由美子さん
合同演奏  

○フリージャンルの部=11月12日 高津市民館大ホール
 (JR武蔵溝口駅徒歩1分 ノクティ2・12階)
琴伝流 琴望会 橘グループ    
モウ・マン・タイ             
音楽工房ZOO             
ブルースカイズ(高津ジャズコーラス)
鈴カステラ                
マウイ・アイランダース   
末長小学校PTAコーラス&コーロ・アニマート 
川崎市立高津高等学校 吹奏楽部      
全員合唱

ホームページはhttp://www.city.kawasaki.jp/67/67soumu/home/takatu/oshirase/2005nend/10/1018.htm

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2005年10月19日

多摩市民館がイベントの裏方を学ぶ講座:参加者募集中

川崎市多摩区の多摩市民館が舞台イベントのプログラムや進行表作りのほか同館大ホールで2月に催すイベントの運営やゲネプロなど裏方を実践で学ぶ「イベント・プロデュースの基礎を学ぼう」を11月から来年2月まで開講、参加者を募集している。

講座は、基礎編と実践編の2部構成で、イベントを作り上げる喜びと地域活動に役立つスキルを学ぶ。基礎編はスケジュールと役割分担、ポスターとチラシづくり多摩市民館ホールの舞台裏の探検のほか、同館で行っている講座「脚本づくりのワークショップ」、「演劇わーくしょっぷ」などについても学ぶ。実践編では2月19日に開く平和・人権イベント「たまんちゅ交流集会2006」の運営に向け、当日用のプログラム、進行表を作り会場の準備などを行う。
講師は(財)かわさき市民活動センター理事長の小倉敬子さんや東京舞台照明スタッフなど。日程は、11月6日から2月26日までの隔週日曜日(1月1日はのぞく)午前10〜12時までと2月18・19日午前10時〜午後5時の10回。対象は、市内在住・在勤・在学の15歳以上の人で、定員は20人。受講料は無料。申し込みは、電話または直接来館する。
問い合わせ・申し込みは電話044(935)3333多摩市民館「イベント・プロデュースの基礎を学ぼう」担当。

関連記事=多摩市民館で脚本づくりワークショップ

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多摩市民館で脚本づくりワークショップ:民藝のベテラン俳優が指導

川崎市多摩区の多摩市民館が11月から、平和・人権学習の一環として日常生活のなかで感じている思いを脚本に表現する「脚本づくりのワークショップ」というユニークな講座を開講、参加者を募集している。完成した脚本は、2006年2月19日に開く平和・人権イベント「たまんちゅ交流集会2006」で発表する演劇作品の候補となる予定だ。

講座は、脚本を書くのがはじめてという人を対象にした入門編で、同区中野島に住む劇団民藝のベテラン俳優・今野鶏三さんが受講者の平和への思いなどを題材に話し合いながら指導にあたる。今野さんは、麻生区の朗読グループによる「この子達の夏」指導・演出、同館の高齢者教室「語りつごう!それぞれの戦争」の講師を務めるなど、以前から地域に根ざした朗読サークルの育成、構成台本づくりなどを熱心に手がけている。
日程は、11月6日から12月18日までの毎週日曜日午後2〜4時までの7回と、2月19日の「たまんちゅ交流集会2006」の舞台を観賞後、平和への思いや人権問題について考え、講座を振り返る予定。対象は、市内在住・在勤・在学の15歳以上の人で、定員は20人。
講座の初日に普段感じている平和への思いや身近な人権問題を簡単にまとめて持参する。受講料は無料。申し込みは、電話または直接来館する。
問い合わせ・申し込みは電話044(935)3333多摩市民館「脚本づくりのワークショップ」担当。

関連記事=多摩市民館がイベントの裏方を学ぶ講座

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2005年10月18日

柿生連絡所で高齢者と子どもの陶芸作品展:

051018topugei1_1川崎市の麻生区役所柿生相談所の展示スペースで9月20日から10月20日まで区内の老人福祉施設で催される陶芸クラブに参加する小学生から身体の不自由なお年寄りが制作した作品を展示、人気を集めている。

051018tougei2これらの作品を制作したのは、同区上麻生の介護老人保健施設「つくしの里」入居者17人とデイサービス利用者10人のほか、同所や福祉パルで開く造形教室「みんなのアートクラブ」に参加する小・中学生5人で、合同作品展は初めて。
つくしの里の陶芸クラブは、入居のお年寄りの余暇活動として同区金程の陶芸家坂秀子さんに指導を依頼し昨年4月に始まった。当初は入居者だけの活動だったが、認知症のお年寄りが生き生きする、不自由な手を懸命に動かすなどのリハビリ効果の評判や施設内で展示した作品を見たデイケアに通うお年寄りからの希望で、ことしの夏から通所の人を対象にしたクラブ活動を開始。坂さんが福祉パルあさおで月1回指導している造形教室に通う子どもたちも参加することになり、お年寄りとこどもたちの交流が始まった。
会場には、お年寄りが制作した一輪ざし、マグカップ、色の違う粘土を重ねて作ったお皿などと子どもが制作したキャラクター人形やお面のほか、坂さんの指導を手伝う「みんなのアートクラブ」代表の猪腰協子と子ども母親が作った茶碗など約70点を展示している。051018tougei3
つくしの里では制作者にも作品を鑑賞してもらおうと期間中のクラブ活動日に見学会を実施、初回の9月21日はデイケア利用者14人が散歩を兼ねて訪れた。見学会では、坂さんが抹茶をたて地元柿生の授産施設「があでんららら」のハーブクッキーなどで談笑、いこいのひとときを楽しんだ。
28日は入居者と家族ら5人が同所の車に送られ作品を見学。参加者はきれいに展示された作品にはじめは少しとまどいの表情をみせていたが、自分の作品を見つけると懐かしそうに手にとってゆっくり鑑賞していた。病気の後遺症で右手が不自由となった今井隆三さんは、毎日見舞いに訪れる妻の光子さんの手伝いで初めて制作した取っ手の大きなマグカップをいとおしそうに眺め、光子さんは「ここまでできるようになり、楽しかった。会場で見ると一段と立派に見える」とにこやかな表情で話していた。この日は、柿生小学校の児童も立ち寄り抹茶をたてる手伝いをしてお年寄りたちと交流した。
展示時間は、午前9時〜午後5時。問い合わせは電話044(987)6111柿生連絡所。

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2005年10月16日

麻生区のえいぶるコンサート:障害者もなごやかに音楽と踊り楽しむ

05101601aible_1障害者も気兼ねなく楽しめるバリアフリーのコンサート「えいぶるコンサートinあさお」(えいぶるコンサート実行委員会主催)が10月16日、麻生区の麻生小学校体育館で催され、車イスの障害者など約350人がのびのびと音楽や踊りなどを楽しんだ。

このコンサートは、障害者も健常者も一緒になって音楽を楽しめる機会をと昨年初めて催されたもの。
この日は、雨にもかかわらず車イスの障害者などが次々と訪れたが、会場の体育館は「うさぎの風船小屋」の中村久乃さんが制作した動物やヤシの木などをかたどったたくさんの風船で飾り付けられた、通常の演奏会とは違うなごやかな雰囲気。入り口では風船でつくられたアーチをくぐると着ぐるみの2匹のクマが出迎え、子どもたちを喜ばせた。
コンサートには、小学生や高校生などで編成された金管バンド「千代ヶ丘ユースバンド」がディズニーのおなじみの曲のメドレーや「風になりたい」などを元気に演奏した。続いて、町田市の「ドレミの仲間」が打楽器を中心に踊りをまじえてアニメの主題歌やラテン音楽のメドレー、マツケンサンバなどを披露。障害者も演奏や踊りの輪に入り、なかには見事なリズムを刻む人もいて、聴衆から盛んな拍手を集めていた。
ヒップホップダンスチーム「ポロリ」の3人のメンバーが鮮やかなステップとダンスを披露したあと、参加者数十人がメンバーのリードで一緒になって踊り、会場は熱気に包まれていた。
新百合ヶ丘駅前や原宿などの路上ライブ、クラブなどでのライブ演奏、ラジオなどの活発な音楽活動をしている「ワカバ」のデュオ、松井亮太さん、亀田大さんが自作の「トートバッグ」「ぎゅっと」「大地のかみさま」「ひるがお」の4曲を披露、最後に「ぼくらはみんな生きている」を全員で歌い、会場は明るい声と笑いで包まれていた。

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2005年9月30日

しんゆり映画祭:山古志支援上映会

特別寄稿
 山古志復興支援イベントによせて   橋本信一監督

私たち「KAWASAKIしんゆり映画祭」は、地域に根ざした市民映画祭として10年前に始まった映画祭です。
これまで映画という文化を通じて川崎の町を芸術のまちとして育てるためにさまざまな取り組みをして参りました。
その歴史の中で、当映画祭運営委員のひとりであるわたくし橋本信一が監督した映画「掘るまいか」を通じて山古志村と当映画祭の深いつながりが生まれました。地震に見舞われる前にも山古志の方々を川崎にお招きし、楽しいイベントも一緒に開催してきました。
中越地震に襲われた昨年以降もさまざまな形で我々なりに支援活動を続けてきました。昨年、行った「山古志復興支援イベント」もそのひとつです。

私たちは、新潟中越地震から1年を迎えようとしている来月10月1日(土)、新潟中越地震からの復興をめざしている旧・山古志村(現在・長岡市山古志地区)の再建を応援するために映画の上映とイベントを再度開催することとしました。
2004年秋、突然、山古志村を襲った新潟中越地震。あの日、何が起きたのか?
村の人たちは何を思い、どう行動したのか?そして、今現在は・・。・
報道も少なくなる中で私たちは、山古志村のリアルな現実を実はよく知らないのが実状です。
「忘れないぞ山古志」をテーマにさまざまな角度から検証し考えてみたい。それがこの企画の出発点です。
当日は、山古志住民の証言に加え、自衛隊による住民救出映像、新潟県危機管理防災課が災害直後に上空から撮影した
生々しい未公開映像を同時上映。再建への未来を山古志村からのゲストの方々とともに考えます。そして、全国各地でいまだに上映が続いている山古志村の映画「掘るまいか」も上映します。
実りのあるイベントにしたいと思っておりますので、皆さんのご来場をお待ち申し上げております。どうぞよろしくお願いします。

関連記事=KAWASAKIしんゆり映画祭:10月1日から多様な秀作30本を上映
関連記事= 現地レポ:映画「掘るまいか」監督 橋本信一さん:村落共同体の強い絆で支え合う山古志村の人々 強い精神力で復興誓い合う

2005-09-30 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, 10)社会, b) 川崎市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月26日

KAWASAKIしんゆり映画祭:10月1日から多様な秀作30本を上映

050930uesuto市民手づくりの映画祭として人気のKAWASAKIしんゆり映画祭(川崎市・芸術のまちづくり推進委員会主催)が川崎市麻生区で10月1日から始まる。ことしは、映画の持つ多様性・豊かさを切り口に「ウエスト・サイド物語」「浮き雲」など懐かしの名画から、2004年の話題作「誰も知らない」などの劇場公開作品、中学生が制作した映画、昨年の新潟県中越地震で壊滅的な被害を受けた山古志村が舞台となった「掘るまいか〜手彫り中山隧道(ずいどう)の記録」など30本を上映。会場は、毎年映画祭に協力している小田急線新百合ケ丘駅前のワーナー・マイカル・シネマズ新百合丘と新百合21ホール。

写真=「ウエスト・サイド物語」(上)、ジュニア・ワークショップの制作風景(下)。いずれもしんゆり映画祭実行委員会提供

同映画祭は、同区万福寺にある日本映画学校の講師や学生、市民で構成するKAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会(野々川千恵子委員長)が企画・運営。登録ボランティアのほか区内の福祉団体も参加し、映画の選択からチケットやプログラムの準備、当日の会場案内や保育など裏方をサポートする。内容は、劇場公開映画のほか日本映画学校の学生、中学生が制作する作品などジャンルもさまざま。監督や俳優のトークショーに加え、市民が制作する副音声や字幕を入れて上映するバリアフリーや保育など、映画を見る楽しみを多くの市民に広げようという、手づくりの映画祭ならではの趣向が随所にこらされているのが特色だ。
ことしは、10年間の積み重ねを生かしたスタートとチェレンジの年と位置づけ、2007年にオープンする予定の映像ホールを備えた「アートセンター」を視野に入れ、コミュニティ・シネマの具現化への取り組み、期間中に新百合ヶ丘雄編の商店や企業の協力による「映画祭フェア」も実施する。

10月1日、中学生の制作作品上映と旧山古志村支援上映会

050930eiga210月1日は、新百合21ホールで同映画祭の特色のひとつ「しんゆりから生まれた映画たち」と「がんばれ!山古志ふたたび」の上映会。午前11時から6年目となるジュニア映画制作は中学生ならではの発想と感性で制作した「チェンジ」「水色のしずく」の上映と制作した31人の中学生の体験談、映画評論家の佐藤忠男さんの講評も行われる。入場は無料。午後1時10分からは、日本映画学校の2004年卒業制作「僕たちはくり返していく」の上映と同作品を制作した菊地夢高監督、佐藤忠夫さんのトーク、入場は無料。
午後3時からは今回の映画祭の特別企画、旧山古志村の災害復興支援上映&現況報告会で、入場は目売り800円、当日1000円。上映作品は、映画祭運営委員の橋本信一さんが監督し初代実行委員長の武重邦夫さんがプロデュース、映画祭スタッフが制作に協力した山古志を舞台にしたドキュメンタリー「掘るまいか〜手堀り中山隧道の記録」。長岡市役所復興推進室主幹の青木勝さん、旧山古志村の人々、橋本監督、武重さんによるスペシャル・トーク「蘇れ、1000年の山古志!」。新潟中越地震時に何を思いどう行動したのか山古志住民の証言、被災後の住民救出映像、災害直後に上空から撮影した未公開映像も上映する。
メインプログラムの劇場公開作品は、10月7日から9日まで、ワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘と新百合21ホールで催される。

懐かしの名画から話題作まで一挙に上映

劇場公開映画のオープニングにはよみがえる名画として昨年の映画祭で行った市民投票第4位「ウエスト・サイド物語」を取り上げた。このほか「成瀬巳喜男生誕100年記念」「ラテンアメリカの風」「おすすめの秀作選」「韓国映画 異端の王者 キム・ギドク監督」「佐藤忠男アラブセレクション 映画からみえてくるアジア」「戦争と人間」「白鳥あかねの映画人生50年」「New WeveJapan」の6コーナーのほか、9日には「今日は家族(みんな)で映画」と題してまた家族4人で2000円(前売り)と特別料金の上映会もある。最終日の10日には映画おもしろ講座スペシャルとして映画制作の舞台裏をリポートしたドキュメンタリー「照明熊谷学校」の上映と本格的なライティングによる映画のワンシーンを再現するワークショップが行われる。
映画の内容と上映時間の詳細、料金は映画祭ホームページ= http://www.siff.jp/
入場券は川崎市生涯学習事業団(新百合21ビル内、10月3日まで)と各地のチケットぴあ(10月5日まで)と、新百合ケ丘ビブレ6階に設けられた映画祭ブース(水曜午後12~4時、土・日曜午後1~7時、)で販売中。
問い合わせは電話044(953)7652KAWASAKIしんゆり映画祭事務局。

2005-09-26 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月23日

温泉の自然と文化を紹介する展覧会:狛江駅前の泉の森会館

050923onnsenntenn日本全国100カ所以上の温泉地の旅館建築や温泉信仰、温泉グッズなどを紹介するユニークな展覧会「温泉の自然と文化展」(泉の森友の会主催)が、小田急線狛江駅前の「泉の森会館」で9月28日まで開かれている。

写真=写真パネルとペットボトルに入った温泉水(手前)

050925onnsen3_2同展は、府中市在住の日本温泉文化研究会会員の伊藤克己さんらが企画、狛江市教育委員会、下呂温泉博物館、泉龍寺などの後援で9月22日から開かれ、期間中に講演会やギャラリートークが催される。
同館2階の会場には、写真や説明文などパネル148点とグッズ200点以上を展示、湯治の文化、旅館建築、温泉の科学など5つのコーナーを設けて温泉を多面的に紹介している。「湯治の文化」は兵庫県の有馬温泉で発掘された豊臣秀吉の風呂など、「旅館建築」は大正時代などに建築され文化庁登録有形文化財に指定された旅館の写真、「温泉の信仰」は温泉地近くの寺や神社、温泉にちなむまつりなどの写真を展示している。050925onnsen4
このほか温泉の質や色、湧出の仕組み、源泉から湯を送るパイプやバルブに付着する温泉の沈殿物「湯の花」の実物を展示。秋田県の玉川温泉や埼玉県の都幾川温泉などから運んだ温泉水を使ってpH値を測定したり、各地の湯の花を触って色やにおい、感触を体験するコーナーもある。また、日本のサイダー発祥とされる「ありまサイダー」の復刻品、温泉の湯で蒸した豆で作った4万温泉の納豆、温泉卵などや化粧水、温泉水で使うガラス工芸品などの温泉グッズも数多く並べられている。会期中、専門家が選んだ温泉の成分表などを表示したミネラルウォーター、湯の花、濃縮温泉水を販売する。
050925onnsenn2_2これまで訪れた温泉地の写真や集めたグッズを出品した伊藤さんは「日本人は風呂好きで紹介している温泉に出かけている人も多いと思う。観光としてだけでなく温泉地の自然や文化を知るためにもぜひ見に来て」と話している。
展示時間は午前10時から午後6時(28日は午後4時)まで。

写真=温泉水のph調べ(上)、パイプにつまった湯の花、全国各地の温泉グッズ

 講演会やギャラリートークも開催

9月24日午後1時30分から同館3階ホールで、温泉研究で知られる岐阜県博物館学芸員の古田靖志さんが「温泉というすばらしい自然、再発見!」の演題で講演する。また、27日には飯坂温泉なかむらや旅館女将の高橋武子さんが「一期一会〜老舗温泉旅館の女将として」、28日には京都府立大学大学院の松田法子さんが「温泉旅館建築の魅力」をテーマに午後1時30分からギャラリートークを行う。
関連イベントとして24日午前11時から「温泉と日本人」などを著した作家・温泉評論家の八岩まどかさんを招きサイン会が行われる。
問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館(HP=http://www.senryuji.or.jp/007.html)。

2005-09-23 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月20日

音楽はつながりの糸:昭和音楽芸術学院で初のネットワークコンサート

050920nettowaku1【文】あさおランチタイムコンサート実行委員・金子 洋子

8月21日(日)新百合ヶ丘 昭和音楽芸術学院のホール「ラ・サーラ・スカラ」であさおランチタイムネットワークコンサートvol1(あさおランチタイムコンサート実行委員会、麻生区役所、昭和音楽大学主催) が開かれた。連日の暑さの中)170人が、4組の演奏を楽しんだ。

写真=山崎さん(ピアノ)・永井さん(フルート)・佐藤さん(チェロ)によるアンサンブル(上)、ピアノ演奏後にあいさつする松井さん(中)、熱唱する納富さんと伴奏の稲葉さん(下)

このコンサートは、奇数月の第4月曜日の昼休み麻生区役所ロビーにてランチタイムコンサートを行っている当実行委員会が初めて曜日、場所を変え幅広い年齢層、日ごろランチコンサートに来られない人々のためにと計画したものである。麻生区が掲げる「音楽が満ち溢れる魅力的なまち」をめざして、5年間のランチタイムコンサートの経験を生かし、音楽家の交流やネットワーク作りをお手伝いするために2004年度に立ち上げた「あさおランチタイムコンサートネットワーク」がこれまでの出演者らに呼びかけた最初のコンサートとなった。050920nettowaku2_4
プログラムは二部構成。一部の最初は、数々の賞を受賞した松井香織さんのピアノによるオペラ歌曲の演奏。だれもが聞いたことのある「フィガロの結婚」などがピアノ曲となって流れてきた。次は佐藤翔さん(チェロ)、永井由比さん(フルート)、山崎明子さん(ピアノ)によるアンサンブル。「アメージンググレース」や中島みゆきの「時代」などなじみの曲が演奏された。永井さんは話術もたくみで司会もお手のもの、観客を引き込んでいた。
二部は納富景子さんのソプラノ独唱、稲葉和歌子さんのピアノにあわせ甘い歌声で「夏の宵月」、「初恋」など6曲たっぷり聴かせた。歌の説明もわかりやすい。最後は村田千佳さん平部彩夏さん安井千恵さん萩原千穂さん四人組のめずらしい女性によるトランペット四重奏、ピアノ佐藤圭さんで演奏、五人共同じ大学の卒業生で若さいっぱい。日本 童謡や美空ひばりの曲を演奏した。そして最後は出演者、観客一緒に「海」を大合唱して幕となった。050920nettowaku3_1
アンケート調査でも好評を得、クラッシク音楽以外ジャズ,シャンソン、軽音楽なども聴きたい、ラ・サーラ・スカラでの再演,、麻生市民館大ホールでの開催を望むなど多くの意見をいただいた。

音楽はつながりの糸、、、色とりどりの糸がこれからものびて繋がっていくことを望みたい。出演者、会場を提供してくれた昭和音大に感謝する。 

2005-09-20 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月14日

柿の実幼稚園のママさんオーケストラが園外で初演奏

050914kakinomi1_3川崎市麻生区上麻生の「柿の実幼稚園」(小島澄人園長)の園児と卒園児の母親で結成する器楽演奏サークル「どれみふぁ柿の実」(木下真紀子部長)が9月17日、麻生市民館大ホールで午後2時から開かれる「フレッシュアンサンブルかわさきin2005コンサート」に初出演、地域の音楽団体として園外での活動の第一歩を踏み出す。

写真=どれみふぁ柿の実の練習。子どもを抱いて
(右)フルートを吹くメンバーも

午後2時からのコンサートでは、3部「”どれみふぁ柿の実” 音楽とあそぼうよ! みんなあつまれ」に出演、「勇気100%」「シンコペーテッド・クローク」「おもちゃのチャチャチャ」「世界にひとつだけの花」「マツケンサンバ」の5曲を演奏する。このうち「おもちゃのチャチャチャ」は、会場の子どもやメンバーの子どもに舞台参加を呼びかけ、打楽器のカスタネット、鈴、ギロのほかプラスチック製洗濯板やペットボトルの凹凸部分を使って音楽遊びを取入れ、子どもと共に演奏する。またマツケンサンバは、パーカッションメンバーがサンバのステップと踊りを披露するなどひと味違った楽しい舞台を演出する。
今回のコンサートの出演は、乳幼児からお年寄りまで幅広い年代が楽しめるコンサートをめざすフレッシュアンサンブルの代表丸山さんとどれみふぁのメンバーが、同じ住宅地に住んでいたからとんとん拍子に話が進み実現した。
フレッシュアンサンブルかわさきin2005コンサートの記事はこちら

 活動6年目に舞い込んだ園外のコンサートに向け、猛練習

050914kakinomi2_1「どれみふぁ〜」は、園児と係わるさまざまな遊びや催しを企画する小島園長主宰の「ひだまりサロン」が、「子どもに生の音楽を聴かせるため、オーケストラサークルを作りませんか」と園児の母親に呼びかけ、1999年9月に13人でスタート。オケ演奏には人数が足りないため音楽経験者を誘ってメンバーを19人に増やし、その年の12月に初演奏会「クリスマスコンサート」でデビューを果たした。以後、夏のファミリーコンサート、クリスマスコンサート、お別れコンサートと年3回演奏会を開いている。
園児対象の演奏会のため、馴染みのクラシックや子ども向きの映画のテーマソングのほかダンスなどを取り入れたあきない演出が必要。このためパート部会のほか、演奏会の音楽を選曲する企画、楽譜、音響の部会を設け、プログラム、ポスター、衣裳制作もすべてメンバーが分担して行っている。
5年目の2004年、サークルのロゴを作成しそろいのTシャツを作った。同園のサークル活動室「柿の実ぶんぶん」で毎週金曜日に練習を行っている。発足時からコンサートマスターとして音楽指導や編曲も手がける町田市のバイオリニスト徳山真理さん、運営委員を長く務めメンバーから「顧問」と呼ばれて楽譜の準備をする麻生区上麻生の福士陽子さんを中心に、現在、音楽大学卒業者や学生時代に吹奏楽・オーケストラを経験した人や音楽・ダンス好きな20代から40代の36人が所属。4人の子どもを育てる元ジャスドラマー、ラジオ局のディスクジョッキー経験者、音響スペシャリスト、ダンスの指導者などさまざなな才能を持つ人が多い。結婚、出産などで中断した音楽活動ブランクを埋めたいと思っているメンバーが多く、子連れで練習に参加できるため、練習中に授乳したり、出産直前まで参加する熱心な人もおり、6年間で70〜80曲を練習した。
今回の演奏会は、これまでのレパートリーのなかから選曲。どれみふぁにとっては初の大舞台での演奏とあって、出演する20人は、定例日以外にも時間を作り猛練習にはげんでいる。徳山さんらは「地域の音楽活動に参加できるのは光栄なこと。この経験をつないで活動の幅をひろげてたい」と喜んでいる。

写真=お母さんら一緒にパーカッションの練習をする幼児

2005-09-14 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月13日

麻生市民館で17日、フレッシュアンサンブルがコンサート:斉藤区長も1日指揮者で出演

050912furesyu1川崎市麻生区を拠点に地域に根ざした活動を行っている「フレッシュアンサンブルかわさき」が、9月17日午後2時から4時30分まで麻生市民館大ホールで10回目のコンサート開く。今回のコンサートは、麻生区文化協会の文化祭洋楽部門参加となり、斉藤隆区長が1日指揮者として出演、大井紀雄麻生市民館長も演奏者として舞台に登る。

フレッシュアンサンブルかわさき(丸山博子代表)は、麻生区の白山中学と川崎市新人音楽会公開オーディションの合格者を母体とした若手音楽家のグループで1995年に結成した。今回のコンサートは「仲間と音楽家たちと 新鮮な出会い」をテーマにフレッシュのメンバーだけで構成するプログラムと地域の音楽団体と連携するプログラムのほか、特別企画のオープニングがあり、幼児から中年までの幅広い年代のプロ、アマが出演する。050912furessyu2_1
オープニングは、麻生文化協会が「音がつなぐ・響きが語る・かがやきの街『麻生』」のタイトルでことし制定された区のイメージソング「かがやいて麻生」を広めるため、「あさおk&kコーラス」が斉藤区長の指揮でこの曲を合唱する。このほか溝の口マンドリンアンサンブル所属の麻生市民館長と山口秀則さんによるユニット「みぞのくちデュオ」がギターとマンドリンで「スペイン風奇想曲」を演奏する。「あさおk&kコーラス」は、この演奏のために結成した区民と同区職員有志の市民合唱団で、丸山さんの指導で7月29日から練習を重ねてきた成果を初めて披露する。
1部「響きと語り合う夢」と2部は「アンサンブルとソプラノの楽しみ」はフレッシュのメンバーが6人が出演。平間沙弥子さんのピアノで「ノクターン第5番」、鈴木智子さんのバイオリン・名越小百合さんのピアノで「バハネラ」、名越さん(ピアノ)が「超絶技巧」より、鈴木さん(バイオリン)、羽場万純さんのビオラ、横溝宏幸さんのチェロで「6つの弦楽3重奏曲作品47」より3曲を、五百沢春奈さんのソプラノ、名越さんのピアノ伴奏で「おつかいありさん」ほかを演奏する。「おつかいありさん」ほかを
3部の「"どれみふぁ柿の実” 音楽とあそぼうよ! みんなあつまれ!」は、地元幼稚園のお母さんらの音楽グループ「どれみふぁ柿の実」がクラシックからはやりの「マツケン サンバ2」を演奏、会場の子どもにも呼びかけて「おもちゃのチャチャチャ」を演奏する。
入場は無料。問い合わせは電話044(989)1338丸山さん。

2005-09-13 in 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月 9日

麻生区役所柿生連絡所で元企業戦士らが絵画展

050909kaigtenn第二の人生をセミプロ画家や陶芸家として活躍する平均年齢70歳以上の元”企業戦士”が制作した風景画や陶芸作品が、9月8日から川崎市麻生区の麻生役所柿生連絡所で展示され、庁舎を訪れた市民をなごませている。

写真=作品を前に記念写真に応じる合掌さん、岡西さん、朝倉さん

作品を出品しているのは「V Age Club」所属する麻生区の岡西孟太郎さん、多摩区の戸田道男さん、町田市の朝倉康之さん、厚木市の合掌行平さんの4人。「油絵・パステル・水彩画の3人展」と名付けられた今回のグループ展は、同連絡所にギャラリーがあることを知った柿生地区に住む岡西さんが、絵画仲間に声をかけて実現、陶芸が趣味の合掌さんも急きょ賛助出品することになった。
展示作品は、川崎美術協会会員で画歴5年の岡西さんが描いたユングフラウ、富士山、薬師池など自然豊かな風景の6号から20号のパステル画6点。画歴40年以上での朝倉さんが海外赴任時代に描いたチリの町並みなどの4号の水彩風景画6点と会場全体の看板役を担う30号の油絵1点。中断期間があるものの学生時代から数十年間日曜画家を続ける戸田さんが自宅周辺の登戸、稲田堤、向ヶ丘、生田の風景を描いた8号から15号の油絵5点。陶芸歴6年の合掌さんの花器、透かしを入れたスタンドなど6点。いずれも色使いが明るくみずみずしい感性で制作されており、みごとな出来映え。作品制作で第二の人生を謳歌するだけでなく、創造的なチャレンジに充実感を見い出している。なかでも短期間でめきめき腕を上げた今回の作品展のリーダー岡西さんは、2004年に上野の森美術館風景画コンクール入選作「富士山交響曲」と全国組織美術団体「蒼騎会」公募展入賞作「ユングフラウの岩塊」を展示する力の入れようだ。
「V Age Club」は高齢化社会の貢献策として「高度成長・発展期を企業の中枢で活躍した体力・精神力がタフな世代の人たちがリタイア後、永年培った経験・技能・人脈を生かせる場づくりをめざす」ことを目的に1996年にミサワホーム提案した企業メセナのひとつ。Vはバイタリティー、ビクトリーなどの意味が込められている。ミサワ撤退後の2002年からは会員が自主的に運営しており、現在、会員は約500人。首都圏各地に約20の地域交流会を持ち、毎月定例会を開くほか趣味や研究などのグループ活動も行っている。
永年、建築家と画家の二足のわらじで活躍する朝倉さんは「中央画壇に対抗したい」と意気盛ん。岡西さんは「V Age Clubは都心で作品展を開いているが、地域に根ざした展覧会も必要と思い、近くの仲間に声をかけた。それぞれの個性を感じてもらいたい」と話している。
会期は14日(土・日曜も開場)までで、時間は午前9時から午後4時30分。
問い合わせは電話044(989)0770岡西さん。

2005-09-09 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月 7日

麻生市民館で9月10日「短歌とタンゴのつどい」:万葉九条の会が主催

歌人・馬場あき子さんの講演、短歌絶叫、タンゴと異なる文化のコラボレーションで憲法九条について考えるユニークな催し「輝け憲法九条〜短歌とタンゴのつどい」が9月10日午後12時40分から川崎市の麻生市民館大ホールで開かれる。

主催するのは、麻生区を拠点に活動する「万葉九条の会」。同会は、麻生区在住の歌人・岩田正さんから万葉集や近・現代の和歌を学ぶサークルが母体となり2004年秋に発足。事務局の福圓葉さんによると「万葉集は貴族の和歌集ではなく普通に暮らす民衆の歌が多い。憲法というと構えてしまう人もいるが、平和を願う普通の市民感覚で楽しく憲法9条の大切さを広めたい」と、万葉集を基調に据えた活動を行っている。ことし4月、同館大会議室で万葉集と憲法についての講演会・音楽会を初めて開き、好評を集めた。
第2弾の今回の催しは、講演、コンサートの二部構成で催される。1部は、白梅学園大学教授で社会福祉法人ひまわりの会理事長の佐野英司さんが「戦争と私たちのくらし 社会福祉と憲法を考える」、麻生区在住の歌人・馬場あき子さんが「万葉集 愛の歌人たち」の演題で各40分講演する。2部は、NHK短歌の講師も勤め歌謡・肉声の復権をめざし大声で短歌を歌うコンサート活動をしている歌人・福島泰樹さんが、生演奏付きで伴奏で自作の短歌を絶叫。タンゴボーカリスト・山崎美枝子さんとタンゴの伝統的古典的演奏をする「オルケスタ・テイピカ・パンパ」のタンゴ演奏と盛りだくさん。
会場では、「麻生区九条の会」の活動紹介パネルなども展示する予定。
入場は500円。問い合わせは044(986)0606万葉九条の会。

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2005年8月27日

麻生小学校でなつやすみ野外上映会:1200人が名作「スタンド・バイ・ミー」楽しむ

川崎市麻生区の麻生小学校校庭で8月27日夜、なつやすみ野外上映会が開かれ、親子連れなど約1200人の市民が、飲食自由な開放的雰囲気の中でステーブン・キング原作の名作「スタンド・バイ・ミー」(1986年、アメリカ、88分)を楽しんだ。

上映会は、小田急線新百合ヶ丘駅周辺で10月に開催する「しんゆり映画祭」のプレイベントとして川崎市と芸術のまちづくり推進委員会が催す恒例の上映会。「夏休み最後の土曜日に親子で映画を」と麻生区魅力ある区づくり推進事業のひとつに指定され、無料で名作を鑑賞できる機会とあって毎年人気を集めている。
上映に先立ち、昨年東日本吹奏楽大会に初出場して中学校フェスティバル部門で最優秀賞を受賞した柿生中学吹奏楽部60人が渡邊寿子教諭の指揮で「スタンド・バイ・ミー」テーマ曲や「ミス・サイゴン」などを体を動かしながら演奏、盛んに拍手を浴びていた。
演奏前に行われたセレモニーで野々川千恵子実行委員長は「映画祭は11年目を迎え、新たなスタートとして31作品を上映する。今日は、ボランティアスタッフが会場にいろいろな仕掛けをしているので、本番同様充分に楽しんでもらいたい」とあいさつ。この日はどんよりと厚い雲に覆われて雨が心配されたが、なんとか天気が持ちこたえ、主催者をほっとさせた。
会場は、映画祭ボランティアスタッフが、上映作品の背景にちなんで1960年代のアメリカをほうふつさせるダンボールや木製のキャデラックや蒸気機関車、ジュークボックスなどを設置、上映会を盛り上げた真っ赤なキャデラックの中に入って記念撮影する家族連れなどもいた。また、コーラのガラスビンやを色とりどりのペットボトルなどを並べて光の芸術空間を演出、参加者は芸術の街ならではのイベントを満喫した。

2005-08-27 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年8月25日

ゆりがおか児童合唱団が8月27日に演奏会

050825yurigaoka1川崎市内麻生区を拠点に活動するゆりがおか児童合唱団(山田榮子代表、甲斐千尋団長)が、8月27日午後4時から麻生市民館(川崎市麻生区万福寺1-5-2、小田急線線百合ケ丘駅下車2分)で29回目の定期演奏会を開く。この演奏会は、20回目の「麻生音楽祭」協賛イベントのひとつにとして催される。
今回は、創立35周年記念として作曲家で世界的に著名なピアニスト高橋悠治さんに委嘱した作品を高橋さん自身のピアノ演奏で初演する。

写真=練習中の高橋悠治さん(右)と子ども

050825yurigaoka2演奏会は4部構成で、団員37人と0Gコーラス「コール・リーリエ」、団員の母親らが出演する。1部はヘンリー・パーセル作曲「Sound the Trumpet」とモーツァルト作曲「Alleluja」ほか。2部は創立25周年委嘱作品の林光作曲「世界のなぞなぞ」、3部は柴田南雄作曲「秋来ぬと」で西陽子さんが箏を演奏しOGや母親有志もステージで歌う。4部は創立35年と著名なモダンダンサー石井かほるさんの指導20年を記念し、高橋悠治さん作曲の「ふしぎな国から」をシアターピース形式で歌う。
「ふしぎな国から」は、「いじめによって死んだ子ども」をテーマにした作品。作曲者の高橋さんによると、詩人の藤井貞和さんが兵庫県で起きた校門で子どもが圧死した事件などを題材に書いた6編の詩を死んだ子どもたちが行く学校という設定にした作品で、演奏時間は約20分。050825yurigaoka3
この作品は、石井さんの依頼で昨年同合唱団の定期演奏会を見て子どもの世界をイメージして3月作曲が完成、5月からは練習に定期的に参加している。例年のシアターピースのようにストーリーが展開する作品とは異なり、魂のありようを扱っているため大きな動きは少なく、座って歌うシーンも多く、合唱の基礎ができていないと歌えないような難しい作品だ。高橋さんは「ことばの意味は、いまよくわからなくても、この歌を歌うことでいつか理解できるときが来る」と笑顔を絶やさず練習に参加している。
同団は、子ども時代にひばり合唱団に所属した山田さんが、地域のこどもの合唱の楽しさを知ってもらいたいと当時住んでいた百合丘団地内の集会所で始めた。設立10年目までは地域の合唱祭に出演する程度だったが徐々に合唱技術が上達。いまは子どもの美しい歌声に注目が集まり、ジョイント出演の依頼やコマーシャル出演、海外演奏も行っており小学校の音楽教科書用に付くCDにも採用されるなど幅広い活動を行っており、母子2代の団員もいる。体を動かしリラックスすることで歌う喜びをもっと味わわせたいと、シアターピース形式やミュージカル仕立てのプログラムを取り入れ、舞台衣装は団員の母親らが手作りして毎年夏に定期奏会を開いている。
こうした活動が評価され、昨年は高津区諏訪で童謡記念館館長で作詞家の小黒恵子さんが設立した「花とライオン児童合唱音楽賞」を受賞、この賞金は今回の委嘱作品の費用として使われた。
石井さんは「これまで動くことで声を出させてきたが、歌声で心や魂の世界を表現できたらすばらしいと思う。今の時代にぴったりの内容なので、聴いている人の心に響くような舞台にしたい」と例年に増して熱い指導をしている。山田さんは「天才的な作曲家と著名なダンサーからいただいた貴重な作品。当日はピアノまで弾いて頂き、団にとってはとても名誉なこと。ぜひ、こどもたちの歌声を聴いてほしい」と話している。
入場は無料だが、すでに入場配布券を配っているため、当日券のみとなる。問い合わせは電話044(953)2696牧野さん。

写真=振りを指導する石井さん(左)、練習中の子どもたち

2005-08-25 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年8月20日

麻生区で8月27日に野外映画会:名作「スタンド・バイ・ミー」を上映

夏休み最後の土曜日に親子で映画を楽しんでと、8月27日の夜、小田急線新百合ケ丘駅近くの麻生小学校校庭で恒例の野外映画会が開かれる。ことしの作品は、少年から青年に変わる一コマを描いたステーブン・キング原作の名作「スタンド・バイ・ミー」(1986年、アメリカ、88分)。また地元の中学校が吹奏楽演奏で参加し、地域に根を下ろした催しとなる。

野外映画は、10月に開く映画ファン待望の「しんゆり映画祭」に先立ち、プレイベントとして川崎市と芸術のまちづくり推進委員会が催す恒例の上映会。6回目のことしも屋台村を設置して「夏の夜祭り」的に食べ物、飲み物も自由な開放的雰囲気で親子で楽しめる作品を鑑賞する。
午後7時からの上映に先立ち、午後6時10分から昨年東日本吹奏楽大会に初出場して中学校フェスティバル部門で最優秀賞を受賞した柿生中学吹奏楽部が「ミス・サイゴン」などを演奏する。
会場は、午後5時から公募区民の団体などによる焼きそばや飲み物、カキ氷などの屋台村が出現、「夏まつり」のムードを盛り上げる。また校庭を作品に併せ「オールディーズ・アメリカ」風に演出して「秘密基地」にみたてたスタンプラリーも催す。
入場は無料で、雨天の場合は同小体育館。問い合わせは電話044(953)7652しんゆり映画祭事務局。

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2005年8月16日

麻生区の老人施設で戦争をテーマにミニライブ

050815tukusi1終戦の日の8月15日、川崎市麻生区上麻生の老人介護支援センター「つくしの里」で戦争をテーマにしたミニライブが開かれ、観客の高齢者は平和の大切さを感じながら歌や紙芝居を楽しんでいた。

050815tukusi2演じたのは「フレッシュアンサンブルかわさき」を主宰する同区白山の音楽家丸山博子さん。このライブはフレッシュが11月からシリーズで催す「ポエム&講座コンサート」の予告編としてシリーズの会場のひとつとなっている「つくしの里」で、デイケアセンター利用者を対象に催したもの。
丸山さんは、国境を守る2つの国の兵士の友情を描いた小川未明作の童話の紙芝居「野バラ」を朗読、その後ウェルナーの「野ばら」などをエレクトーンで演奏した。観客の約40人のデイケア利用者は、ストーリーが大きな鉄砲の音とともに戦争の話になると緊張した面持ちで身を乗り出して熱心に聴き入り、音楽になると丸山さんのリードにあわせやわらいだ表情で歌った。
同区の小浜千鶴子さん(81)は「平和な時代だから(車イスで)こういうところに来ることができる。昔コーラスをやっていたので、久しぶりに大きな声で歌ってとても楽しかった。」と笑顔で話していた。

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2005年8月12日

夏祭りに1万人の人出

050812maturi4狛江駅北口の緑の三角広場で8月6、7日に初の「狛江躍動!夏祭り」が開かれ、両日で家族連れなど約1万人が踊りやゲームを楽しんだ。

主催したのは、狛江文化産業振興実行委員会(代表・石井久雄商工会会長)。市の財政難でことし中止されたほおずき市や花火大会に変わる催しをと、狛江市商工会、JAマインズ狛江支店、狛江市文化協議会、狛江市社会福祉協議会、狛江青年会議所などの団体と有志市民が実行委員会方式で手作りした祭りだ。
祭りは6日の午後1時、実行委代表の石井さんが会場のやぐらに登り「さびしい夏をなんとかしたいと、熱い思いの市民が集まり1カ月の短い期間で準備してきた。2日間暑さに気をつけ祭りを楽しんでもらいたい」とあいさつして開会宣言。続いて「まちの賑わいをつくろうとした市民の努力は本当にありがたい。祭りの火をつなげるよう、財政再建に力を注ぎます」と矢野裕狛江市長のメッセージを狛江市職員が披露した。
30度以上の真夏日のため開会当初はまばらだった人出は、銀色のやぐらや音楽につられて買い物帰りの人が三々五々を訪れ、フリーマーケットや似顔絵描きの店をのぞいたりヤキソバ、焼き鳥などの模擬店で買い物を楽しんでいた。日差しが弱まる4時過ぎから浴衣の親子連れなどが次々と集まり、踊りの始まる夕方には模擬店の並ぶ通路はラッシュ並の混雑、やぐらのまわりは二、三重の人垣ができるほど。
初日の昼間に行われたFC東京のキックターゲットは、子どもたちが目当ての穴を目がけてボールをキック。浴衣を着た幼女やボランティアの介添えで車イスの男性もチャレンジ、みごとにボールを穴に入れて周りから拍手を受けていた。狛江の名所・旧跡を描いた大判カルタとりも行われ、汗だくで絵札を捜していた。子どもの人気を集めたのはアフリカの民族打楽器。「toshiとその仲間達」が打つジャンベのリズムにあわせ、小さな手で懸命にさまざまな太鼓をたたいていた。
道路の向かいの喫茶店2階ホールでは、午後4時過ぎから市内の呉服店の協力でゆかたの無料着付けが行われた。
やぐらでは、午後5時にジャンベと和太鼓のセッションのオープニングでメインイベントの踊りが始まった。文化協議会とJAマインズ婦人部が狛江音頭や炭鉱節、東京音頭など一般的な盆踊りを披露したほか、金色の衣裳にチョンマゲカツラに扮装した市内の若者によるマツケンサンバ、川崎市多摩区の菅ソーラン踊り隊のロックソーラン、商工会婦人部のフラダンスなど多彩な踊りが披露され、各団体が観客にそれぞれの踊りを指導。地域ヒーロー・多摩川戦隊コマレンジャーが狛江音頭の振り付けを制作した花柳春美津さんといっしょに狛江音頭を踊るとこどもたちが大はしゃぎ。このほか、津軽三味線と民謡の生演奏で盆踊りを踊るコーナーも設けられ、踊りの輪が広がっていた。
二日目には、市内51店舗が協力した商店街スタンプラリーのクイズの発表や70年代musicも行われ、多くの観客から来年もやってほしいなどの声が出されていた。

2005-08-12 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 08)経済・農業, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年8月11日

昭和音楽芸術学院で8月21日にコンサート

新百合ヶ丘駅前の昭和音楽芸術学院のラ・サーラ・スカラで8月21日午後2時から4時まで「音楽はつながりの糸 あさおランチタイムコンサートネットワークコンサートvol.1」が開かれる。

コンサートは、5年前から奇数月の第4月曜日に麻生区役所ロビーで開いている「ランチタイムコンサート」の番外編。音楽の街づくりを進めるためにと、普段ランチタイムに参加できない人のために5年間の実績を生かし、い ろいろな場所で気軽に音楽を楽しんで「あさおランチタイムネットワークコンサート」と名付け、今年度から日時や場所を変えて同区などが主催する。
番外初の今回は、昭和音楽大学と共催、入場は無料だが事前に申し込む。定員は180人。
出演は各地で演奏活動をする1個人3団体で、川崎を拠点に活動するフレッシュアンサンブルかわさきのメンバーもいる。演奏者と曲目は、松井香織さんのソロピアノ「フィガロの結構」ファンタジー、「歌に生き、恋いに生き」ほか。ピアノ山崎明子さん、チェロ佐藤翔さん、フルート永井由比さんの「アメイジンググレース」「リベルタンゴ」ほか。ソプラノ納富景子さん、ピアノ稲葉和歌子さんの「オンブラマイフ」「私の愛しいお父様」ほか。トランペット四重奏のユニットShe's(村田千佳さん・平部彩夏さん・安井千恵さん・萩原千穂さんのトランペット、ピアノ佐藤圭さん)の「コルネットカリヨン」「日本の童謡メドレー 夏」ほか。
申し込みは、往復葉書に入場希望者全員の住所、氏名、年齢、性別「コンサート希望」と書き、郵便番号215-8570(住所不要)麻生区役所地域振興課へ8月16日(必着)までに郵送する。応募多数の場合は抽選。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区地域振興課。

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2005年8月10日

麻生区役所でロビコン:暑さ忘れ聴衆うっとり

【文】あさおランチタイムコンサート副実行委員長・樋口誠

050810asaorobikon17月25日に川崎市麻生区役所2Fロビーで「第43回あさおランチタイムコンサート」が開催され、1部‐ピアノ伴奏による歌、2部‐マリンバと多彩な打楽器による演奏を、約220人のお客様が楽しみました。

一般公募の麻生区民が出演者の「あさおランチタイムコンサート」は、区民の実行委員とボランティアスタッフにより企画・運営されているロビーコンサートで、2000年から始まり、今年で5年目を迎えます。
前日の関東地方への上陸が懸念された台風が通り過ぎ、蒸し暑い青空が戻って来た中で行われた今回のコンサートは、「熱い夏をお届けします」と銘打って行われました。
第1部は、昨年夏の特別企画のコンサート週間に出演された麻生区の五百沢春奈さん(ソプラノ)が、国立音楽大学同期卒業で音楽仲間の村瀬沙弥子さんのピアノ伴奏で、「サウンド・オブ・ミュージック」より “サウンド・オブ・ミュージック”、「オペラ座の怪人」より“シンク・オブ・ミー”、「ワンワン物語」より“ララルー”、「シンデレラ」より“ビビデバビデブー”、「眠れる森の美女」より“いつか夢で”、「ピノキオ」より“星に願いを”など、大変ポピュラーな名曲を、明るい笑顔と表情豊かな美しい声で聞かせてくださいました。殊に、五百沢さんの笑顔が歌とともに会場に広がり、大変なごやかな空気が終始会場をいっぱいに満たしておりました。
そして第2部では、ランチタイムコンサートには初めて出演の音大生グループ「つくぱく・つくとと」。五百沢さんの後輩に当たる国立音大4年生の多摩区の熊本比呂志さん(打楽器)と、須藤希実子さん(マリンバ)のお二人が“アフロブルー”、“童謡メドレー“などの曲を、文字通り弾けるようなリズムに乗せて繊細なマリンバの響きを大切にしつつ、多様な打楽器を駆使して演奏して下さいました。途中、マリンバの下に座り込み手だけで見せる演奏など楽しい演出もありました。
自在にあつかわれた打楽器はアフリカの民族楽器のドラムジャンベを中心に多種多様で、強い響きが適度に押さえられてマリンバと調和し、リズムに合わせてお子さんをあやすお母さんの姿が見られるなど、第1部と合わせてロビーコンサートらしいなごやかな情景となりました。
ちなみに、「つくぱく・つくとと」と言う耳慣れない言葉はテンテケテンと言うような打楽器音の聴きなし音で、基本になるパターンをとってグループ名にしたとのこと。また、使われた楽器は、ジェンベ、カホン、レク、オーシャンドラム(小豆をいれた波の音が出る楽器)、ウインドチャイム、ボンゴ等でした。

会場のお客様からは、「大変楽しかった」との主旨の多くの声の他、「ソプラノの歌声と打楽器のコントラストが素敵でした」「夏らしい演奏でした」等、今回の催しの特色について良かったとするアンケートが多く寄せられました。
また、恒例の締めくくりの、聴衆全員による合唱〈みんなで歌いましょう〉は、「ふるさと」でしたが、終演後も夏休期間に入って多く来場されていた子供達が楽器の周囲に集まり、珍しそうに片付けを見ておりました。

なお次回は、定期の9月の他に8月21日に昭和音楽大学と協力して同大学のホール、スカラにおいて番外編のコンサートを行います。大勢の方のご来場をお待ちしております。
問い合わせ先:麻生区役所地域振興課044-955-5116

2005-08-10 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月24日

市民・行政協働で「こまえ平和フェスタ」:朗読劇「この子たちの夏」に静まり返る会場

050724b01平和への願いを町ぐるみで高め、次の世代に伝えようと7月24日、「こまえ平和フェスタ」(こまえ平和フェスタ実行委員会、狛江市主催)がエコルマホール で催され、会場をほぼ埋めた600人余りの市民は、朗読劇「この子たちの夏」(写真)や合唱に耳を傾けながら、60年前の戦争の悲惨さと、60年間戦争がないとい う平和の尊さを再確認していた。

このフェスタは、市民団体と市が初めて合同して催したもの。小俣眞智子実行委員長が、「30000」「70000000」と書いた紙を示しながら、「地球上にはこれだけの数の核弾頭と地雷がある」とその意味を説明、憲法や狛江市の平和都市宣言の精神を受け継いでいこうと訴えた。矢野裕狛江市長、谷田部和夫市議会議長も平和の大切さと戦争をなくそうとアピール。狛江高校OBの真田智恵子さんが1982年に市議会が全員一致で採択した「狛江市平和都市宣言」を朗読した。
朗読劇「この子たちの夏」には、市民や狛江高校演劇部の部員やOBが出演、ひとりずつ広島、長崎の被災者の当時の体験談を静かに語ると、ほぼ満員の会場は静まり返り、原爆が人間にもたらす悲惨さに改めて衝撃を受けていた。
演奏では、マンドリーノTAMA、狛江市立第二中学校合唱部、調布狛江合唱団に加え、この日のために特別に結成された平和フェスタ合唱団が、平和への祈りを音楽に託して手話コーラス「折り鶴」「ビリーブ」などを14曲を披露、大きな拍手を浴びていた。

ロビーでは、原爆の被害を示した写真などのパネル展に加え、平和関係の図書の展示が行われたほか、被爆地に送る折り鶴のよびかけもあり、親子一緒になって何羽も鶴を折る姿も見られた。
これまで同市では市民と行政が別々に平和イベントを開いていたが、今回のフェスタは初めて協力し合って開いたもの。「平和憲法を広める狛江連絡会」(小俣会長)など平和団体や合唱団、朗読の会などが実行委を結成、狛江高校や二中の生徒なども加わって幅広い市民が準備を進めてきた。

2005-07-24 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, 10)社会, a) 狛江市のニュース, 時事問題, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月 8日

麻生区役所柿生連絡所で手工芸合同作品展

050708syukougei-1川崎市麻生区上麻生の麻生区役所柿生連絡所展示スペースで、7月5日から区内の主婦らが制作した籐のアサガオやパンフラワーなど手工芸作品が展示され、庁舎を訪れる人をなごませている。

展示会場近くの柿生地区会館を拠点に活動する「籐工芸コスモ」「アトリエパンフラワー」「デコパージュ柿生」の合同作品展で、区内の主婦など23人が作ったカゴ、ランプ、花、テッシュボックスなど約100点の作品を展示している。会期は12日まで。
会場ではその場で完成する籐工芸ミニ講習などの無料体験コーナーも催され、作品を展示した主婦らが希望者に指導する。050708syukougei2

合同作品展を開く3団体は、同区片平の手工芸研究家・大塚久美子さんが指導するグループで、展覧会にちなみ7月に無料講習会を開催する。日程と内容は、籐工芸が12日・19日(籐の花、トルコキキョウ、材料費1000円)、パンフラワーが20日(バラの花飾り写真たて、600円)、デコパージュが21日(プランターに花プリントをデザイン、500円)。時間はいずれも午前10時〜正午。
問い合わせは電話044(987)2795大塚さん。

2005-07-08 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5月30日

麻生区役所のロビコン:チェンバロ、リコーダーの競演楽しむ

050530ac01【文】あさおランチタイムコンサート副実行委員長・辻端幹彦

5月23日に川崎市麻生区役所2Fロビーで「第42回あさおランチタイムコンサート」が開催され、チェンバロとリコーダーによるアンサンブルに約170人が演奏を楽しみました。
【写真を見る】

「あさおランチタイムコンサート」は区民による実行委員とボランティアスタッフにより企画・運営されているロビーコンサートで、2000年から始まり、今年で5年目を迎えます。出演者は、一般から公募しています。
昨晩からのぐずついた空模様から一夜明け、さわやかな青空が広がったなかで行われた今回のコンサートは「リコーダーとチェンバロの楽しみ」というタイトルで、出演者は川崎市麻生区千代ヶ丘の酒井絵美子さん(チェンバロ)と多摩市諏訪の飯塚直子さん(リコーダー)のお二人で、ランチタイムコンサートには初めて出演されます。
酒井さんのチェンバロには緑色の化粧板に金箔(きんぱく)の飾り模様が装飾され、子どもの合唱隊の絵が描かれるなど、バロック音楽の雰囲気を盛り上げる美しい楽器で、その楽器から奏でられる調べはなんとも例えようのない心地よさでした。ソプラノ、アルト、バスの各種リコーダーを駆使した飯塚さんは、ヘンデル「忠実な羊飼い」、バッハ「G線上のアリア」、ファンエイク「夜鳴きうぐいす」、黒人霊歌「アメージンググレース」を見事なテクニックで披露し、酒井さんとの絶妙のアンサンブルが印象的でした。
来場者のアンケートによると「初めてのチェンバロがとても楽しく聞かせていただきました」「日ごろあまり生演奏の聞けない楽器にふれて楽しかった」「チェンバロとリコーダーの音色の美しさにうっとりしました」「毎日の生活の中でゆっくり生の演奏を聴くことがめったにありません。心の落ち着く時でした」「心が洗われるようなとても良いコンサートでした」など、他のアンケートを見てもかなり好印象でした。
日ごろの喧騒(けんそう)や日常の忙しさから離れて、生の古楽器の音楽に触れることにより、わたしたちが本来持っている「ニュートラルな心」を取り戻せる、心安らぐひと時だったのではないかと思います。
最後の<みんなで歌いましょう>「夏は来ぬ」は、どことなく五月の空のような晴れ晴れとしたすがすがしい歌声でした。

2005-05-30 in 07)文化・芸術, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

多摩区のせせらぎ館で初のコンサート:多摩川などテーマに

05053seseragi1川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。

川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。
050530seseragi2 二ヶ領用水の取水口にある同館周辺はサクラも多く、多摩川を訪れる人に潤いをと管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが主催、国土交通省京浜河川事務所、川崎市などが後援して催したもの。自然をテーマにした音楽音楽活動に加え、土岐善麿作詞、中山晋平作曲による多摩川を紹介した隠れた名曲「桜の多摩川」の普及活動もしている多摩区枡形の小川聖子さんと河野順さんのデュオ「J&S陽だまりコンサート」が出演。二人は「さくらさくら」「この道」など懐かしいの唱歌のほか、河野さんの編曲による「桜の多摩川」とオリジナルの「桜の多摩川」などを披露した。
ことしは、サクラの開花が遅く、堤防沿いの花はまだ三分咲きだったが、聴衆は穏やかな日照りのなかでの「春」の歌に大満足、大きな拍手を送っていた。

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2005年5月26日

5月30日に狛江で「絵手紙大展覧会」:約1600点が大集合

国内外から寄せられたお国自慢の絵手紙約1600点が勢ぞろいする「絵手紙大展覧会」(狛江郵便局主催)が5月30日午前11時から午後4時まで、狛江市元和泉のエコルマホール(小田急線狛江駅前)で開かれる。

同局では絵手紙発祥の地・狛江をPRするため、「絵手紙発祥23周年記念」として昨年11月から4月まで約半年間、「絵手紙マラソン展覧会」と名付け狛江市内の金融機関や駅など31カ所で分散して展示した。
同局では、寄せられた作品は、市内の店舗や会社など約1000カ所に配布することにしていたが、市民から「すべての作品をひとつの場所で見たい」という声が寄せられた。同局では、こうした要望に応えるとともに、数多くの絵手紙の作者の温かい心にむくいようと急きょ開催を決めたもの。当日は、絵手紙の創始者小池邦夫さんも会場にかけつけ、午後3時から4時までサイン会を行う。
入場は無料。

2005-05-26 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年4月18日

麻生区に花と彫刻の道:尻手黒川線の歩道に花壇とユニークな5作品

05041707「芸術のまちづくり」を進めている川崎市麻生区で上麻生4丁目の吹込交差点付近の尻手黒川線沿いに「花と彫刻の道」(写真)ができあがり、4月17日鶴亀松公園でオープニング式典が催された。市民と行政が協働で緑地を整備、これと合わせて1年の間、彫刻展を催すという意欲的な試みで、新しい麻生の名所として散歩の市民などに喜ばれそうだ。
(作品紹介・写真ニュースへ)

市民と行政が協働で景観づくり事業

川崎市の2004年度の緑の景観づくり推進事業の一環として、吹込交差点付近を洋風ガーデンをイメージした花壇や緑地をつくり、木製デッキなどをおいて市民の憩いの場として整備したもの。約30平方mの花壇は市民と行政とがパートナーとなって管理を行うことになっており、4月7日に「花と緑とともに“フェニックス”」などの地域の市民がチューリップなど約500株を植えた。
これにあわせ、王禅寺五差路交差点から山口台交差点まで約600mの道路に沿った幅広い歩道を生かし、オープンギャラリーとして2006年3月まで「麻生の道彫刻展」を催す。
この彫刻展は、國安孝昌さん、吉川陽一郎さん、海崎三郎さん、中井川由希さん、山崎隆さんの5人の作家が大理石、陶器、鉄、ミックスメディア、木製とそれぞれ違った素材を使った作品を植え込みなどに展示するもの。
通常、街中の彫刻は恒久的に展示されるが、今回は1年間という期間を設け、周辺の環境に合わせて制作するという意欲的な試み。制作した作家たちは「季節の変化に応じて作品が変化していくのを楽しんで」などと話している。また、担当の環境局緑政部緑政企画担当では、好評ならば期間の延長も検討したいと市民の反応を期待している。
期間中、6月19日と11月20日に出品作家による会場オリエンテーリングを催す。

作家と作品まわりオープン祝う
05041703式典では、昭和音楽大学卒業生が結成した「ルーブル・サクソフォーンカルテット」が散り残ったサクラを背景に「私のお気に入り」「不思議の国のアリス」などを演奏、集まった関係者や公園へ散策に訪れた市民など約100人の耳を楽しませた(写真)
鈴木真生副市長が「美しい緑の景観をつくることは行政だけではできない。今回の事業は行政と住民がパートナーとして協力した成果。花壇とユニークな彫刻展が、多くの人の目を楽しませてもらえれば」とあいさつ。百合ヶ丘勧交会の山下茂男会長も「今回の事業は住民の小さな土地の花壇づくりから始まり、周囲の人々や行政を動かした。今後は町会も協力し、緑のまちづくりに取り組んでいきたい」と意欲をみせていた。
式典後、5つの彫刻をまわって作家がそれぞれの作品について説明、参加者たちは「作品にさわってもいいですか」「汚れても大丈夫なの」などと熱心に質問していた。
彫刻展の問い合わせは電話044(200)2399緑政課。Eメール=[email protected]

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2005年4月13日

映画おもしろ講座を4月23日から開講:これであなたも映画通

映画のすべてを教えます−4月23日から始まる「映画おもしろ講座」(主催=KAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会、芸術のまちづくり推進委員会、川崎市)の受講生を募集している。

この講座は、映画の制作から配給までの過程を、脚本、撮影、編集、映写、配給などの実際を専門家からワークショップなどを通して知り、映画の楽しみ方の幅を広げてもらおうというもの。
日程は
4月23日午前10時〜正午・午後1〜3時、「映画を観せる〜配給・宣伝のオシゴト」、講師−望月歩(アットエンタテインメント株式会社映像事業部制作プロデューサー)、山下幸洋(フリー、現・日活新作DVD広報担当)、会場・日本映画学校、受講料1000円
4月30日午前10時〜正午、「映写室へようこそ」、講師−鈴木映画、午後1〜3時、「映画とシナリオ」、白鳥あかね、日本シナリオ作家協会、会場・新百合21ホール、受講料1000円、定員30人
5月14日午前10時〜正午・午後1〜4時、「映画制作ワークショップ 演出・撮影編」、講師−日本映画学校講師陣、会場・日本映画学校、受講料1000円、教材費700円、定員30人
5月21日午前10時〜正午・午後1〜4時、「映画制作ワークショップ 編集・録音編」、講師−日本映画学校講師陣、会場・日本映画学校、受講料1000円、教材費700円、定員30人
1回でも受講できる。申し込みは電話(044−953−7652・午後1〜5時)、FAX(044-953-7685)、Eメール[email protected]で、KAWASAKIしんゆり映画祭事務局へ氏名、電話番号、住所、性別、年齢、希望する講座を連絡。締め切りは4月16日。
問い合わせは映画祭事務局または川崎市市民局市民文化室(電話044-200-2280)
ホームページhttp://www.siff.jp/

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2005年3月 5日

麻生区で市民団体が民俗舞踊で交流:区民も踊りの輪

050305odori1川崎市麻生区役所会議室で2月27日に「世界の歌と踊で交流」が開かれ、約60人が華麗な衣裳のモンゴル舞踊や情熱的なフラメンコを楽しんだ。

世界の伝統芸能で国際交流をと同区役所を拠点に国際交流活動をする市民団体「麻生国際しみん広場」が主催。内モンゴル芸術院卒業後に来日、モンゴル舞踊で活躍する都内在住のサラヤチチゴさんが本場のモンゴル舞踊を披露、間近で見る珍しい踊りに大きな拍手が贈られた。続いて同区上麻生で日本舞踊を教える藤間桂千歌(本名・小畑歌子)さんが弟子4人と「あさおまつり唄」「禅寺丸音頭」などを踊り、まつり唄を指導。観客は踊りの輪に加わり、はやりのマツケンサンバも踊って盛り上がった。
050305odori2ティータイムの後、同区王禅寺のフラメンコダンサー小松慶子さんが主宰する「カサブランカ」メンバー9人がギターの生演奏でフラメンコ数曲を披露。観客は小松さんの誘いでダンサーからステップを習い踊りに加わる人もいるなど楽しいひと時を過ごしていた。
地域の福祉施設などで200回以上の踊りのボランティア活動を続ける小松さんは「お客さんのノリがとてもよく、一緒におどって楽しかった」とニッコリ。主催者は、見るだけでなく体験もできてよかった。また楽しいイベントで国際交流を深めたい」と話していた。

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2005年3月 3日

狛江の古民家園で、昭和初期の雛人形や市民の作ったつるし雛を展示

050303hinaninngyu-狛江市元和泉2丁目の狛江市立古民家園で昭和初期に日本からアメリカに渡った男雛と女雛が神殿に入った珍しい雛人形や市民の手作り雛が飾られ、人気を集めている。

写真=アメリカ帰りの寝殿入りのひな人形(左)、和泉保育園所蔵のひな人形(中)と市民が作った「つるし雛」(右)

同園では、年中行事に合わせさまざまな展示を行っており、3月3日の「桃の節句」にちなみ、毎年市に寄贈されたアメリカ帰りの雛人形などを飾っている。七段飾りで蒔絵の道具を備えた立派なこのひな人形は、65年以上わたって狛江に住み、収集した貝に学名がつくなど博物学者として知られる故山村八重子さんとその父親がアメリカで結婚した八重子さんの姉の娘のために1930年代に贈ったもので、2000年にアメリカに住む遺族から狛江市に寄贈された。
ことしは和泉保育園に寄贈された戦前のものと推定される7段飾りの豪華なひな人形も約20年ぶりに箱から出され、日の目にあたる。このほか、同市駒井町の野地千代子さんなど5人の女性が作った8基のつるし雛と同園ボランティアの伊澤道男さんが作った折り紙のひなも展示している。
展示は3月8日まで。時間は午前9時30分から午後4時30分まで。水・木曜は休園。入園は無料。
問い合わせは電話03(3489)8981むいから民家園。

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2005年2月23日

丸山画伯スケッチのポストカード販売

050222hagakik-pressでは、半世紀前の狛江の風景を描いた「丸山永畝(えいほ)スケッチ展 よみがえる狛江『村』の風景」展の開催を記念し、丸山画伯のスケッチのポストカードを制作しました。

カードは、茅葺き屋根の集落前に咲く紅白の梅(1952年)、水車小屋(1951年)、現・五本松付近と推定される多摩川土手(1952年)、多摩川土手のサクラ(1951年)、富士の見える畑と小川(1952年)、茅葺きの集落(1952年)の6種類で、1枚100円。
同展は、狛江駅前の泉の森会館で2月21日から27日まで開催しており、会期中は、遺族のご厚意で丸山画伯が使っていた落款を押すこともできます。問い合わせは、申し込みはメールで([email protected])。
■関連記事=2月21日から丸山永畝展:スケッチ1193点でしのぶ半世紀前の田園・狛江

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2005年2月22日

狛江の文化・芸術の祭典に中越地震被災地の星野和久町長が参加

050224hosino2狛江駅前のエコルマホールで1月29日、狛江市内の4つの地域センターの初の合同発表会「狛江の文化・芸術の祭典 がんばれ!川口町」が催され、900人を越える市民が参加した。会場には、新潟県中越地震で大きな被害を受けたふるさと友好都市の星野和久川口町長が訪れ、矢野裕市長から義援金1000万円の目録を手渡された。

祭典は、野川・上和泉・岩戸・南部の各地域センター運営協議会が、他のセンター利用者との交流を深め、合同で大きな催しを行おうと昨年春に企画、実行委員会を作って主催した。初の祭典を記念し、文化を通してふれ合いを深める「川口町の支援」を呼びかけ、支援・救援パネル展や義援金の受け付けを行い、約18万円の義援金を集めた。
星野町長は狛江市民の支援に対して直接お礼を述べたとこの催しに参加。開会に先立ちステージに登って深々と頭を下げて謝辞を述べてから現地の生々しい被害の状況、被害直後の不眠不休に続き地震計を備えた部屋での仮眠など自らの体験を交え「生活全体が破壊されたなかでは、1自治体では何もできない。応急生活ができるようになったから、はじめて中・長期の復旧・復興にむけて仕事に取り組めた」などと語った。
050224etegamiロビー入り口付近には、狛江郵便局の協力で「絵手紙発祥の地・狛江から川口の町民を励そう」と絵手紙体験コーナーを設け、東野川に住む日本絵手紙協会・小池恭子さんと絵手紙サークル「ポップアップ」「野ばら」の有志が制作を指導。親子連れから熟年まで幅広い年代の市民が次々訪れ、短時間で野菜やポストなどの絵に「春よこい」「風邪ひかないで」などぬくもりのある言葉を添えて作品を制作した。絵手紙初体験の記念にと持ち帰った分を除き、約60通の絵手紙は、小池さんの手紙を添えて、川口町役場に贈られた。
ロビーには各センターで活動する14団体がペン習字、水墨画、俳句、書道、陶芸、油絵、折り紙、刺しゅう、フラワーアレンジメント、染色などの作品が展示され、熱心に見てまわり市民が多かった。
050224tateステージでは、24団体が民謡、詩吟、舞踊、フラダンス、ジャズダンス、カラオケ、コーラスなどのほか一風変わった帯の結び方を披露する着物着付けなど日ごろの成果を大舞台で披露した。出演団体のほとんどが各センターで活動するグループの単独発表だったが、岩戸地域センターの「扇の会」と野川地域センターの「麻乃会」は、この日のために殺陣と踊りで構成する創作舞踊「それは恋」を合同で発表、客席からは出演者に大きなかけ声がかけられていた。
フィナーレは、被災地の1日でも早い復興への祈りを込め、狛江マンドリンギタークラブの演奏、手話ダンス「レインボー・ステラ」の踊りで、観客が「見あげてごらん夜の星を」を歌った。
合同作品を手がけた野見山栄子実行委員長は「開催が危ぶまれた時期もあったが、川口支援をきっかけに4つの運営協議会の協力体制や参加団体の意識も変わり、大勢の参加で楽しいひとときを過ごせ、初の祭典を無事に終えることができた。毎年は無理でも、またこうした機会を作りたい」とほっとした表情で語った。

2005-02-22 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年2月21日

2月21日から丸山永畝展:スケッチ1193点でしのぶ半世紀前の田園・狛江

05022101半世紀前の狛江の風景を描いた日本画家の写生帳が同市内でさきごろ見つかり、2月21日から小田急線狛江駅前の泉の森会館で初公開される。

「丸山永畝(えいほ)スケッチ展 よみがえる狛江『村』の風景」(泉の森友の会主催、NPO法人k-press/狛江のまちを考える会共催)は、富士を望む多摩川のほとり、広がる田畑に実る作物、雑木林に点在するかやぶき屋根の家々、小川で野菜を洗う人々など都市化の波が訪れる前の昭和20年代半ば、田園地帯だった狛江を描いたスケッチ画1193点を縮小印刷して展示する。会場にはスケッチ画のほか狛江市岩戸北の自宅で丸山画伯と同居していた長男の丸山督雄さん(85)から借りた肉筆画3点と絵筆、落款(らっかん)、画伯が長女の初節句に贈った手製のひな人形も飾られる。
いきいきとした筆使いで描かれたスケッチには、描いた日付とおおよその場所が書き込まれており、多いときは毎日数枚描いている。
本画を描く時に必要となる素材の動植物や風景を記録するために描いた側面もあるが、当時の写真も少ないだけに、半世紀前の風景や生活を知る上でも貴重な資料になると、専門家からも注目を集めている。また、昔の狛江の地図も展示、描かれた風景を覚えている人からその場所に印を付けてもらうコーナーも設ける。
丸山永畝(本名・忠治郎、1886〜1962年)画伯は、長野県上諏訪町(現・諏訪市)出身で、画家をめざして20歳で上京。花鳥画の大家として知られる荒井寛畝に師事し、寛畝が主宰する会のほか文部省美術展覧会、帝国美術院展などに出品、入選作もある。主に軸物、屏風、襖絵などの作品を手がけ、代表作としては昭和初期に描いた目黒雅叙園所蔵の「叢中」、郷里の諏訪法光寺の「梅園」などがある。同門の画家らと若いころからしばしば写生に出かけ、和綴じの写生帳を数多く残した。
スケッチ展は、遺族の督雄さんの知り合いの主婦からの連絡で写生帳を見せてもらった中和泉の稲葉和也さんの発案によるもの。稲葉さんは古民家の専門家で世田谷区の文化財保護審議会委員を務めており、写生帳に描かれた多量のスケッチを見て「狛江の原風景が描かれている」と感動、資料的価値が高い、とまとめて保存するよう遺族に要請。その結果、遺族からの申し出で、世田谷区立郷土資料館に寄託された。
寄託されたスケッチは全部で約2万点にのぼり、これまでに戦後狛江に住んでから以降の約8000枚が整理され、うち狛江市内を描いたものが1193枚あることがわかった。郷土資料館では、3月に寄託品の展覧会を催すが、それに先立ち狛江市内を描いた分を地元で初公開することになった。
会場には、はがき程度の大きさに縮小印刷したものを17枚のパネルにして展示してある。展示にあたった人たちは、「すごい数でびっくりした。1点ずつ見たら時間がかかりそう」と丸山画伯の画業と緑豊かな農村地帯だったころの狛江に思いをはせていた。
同展は2月27日までで、時間は午前10時〜午後8時。入場は無料。
問い合わせは泉の森会館(狛江市元和泉1−8−12)電話03(5497)5444。(交通=小田急線狛江駅北口下車徒歩1分)
■関連記事=丸山画伯スケッチのポストカード販売

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2005年2月18日

幸市民館で19日民俗芸能発表会:川崎市内の12団体が地元に伝わる芸能を披露

イスの上にタワラなどを乗せてバランスを取りながら力自慢をする芸など川崎市内でいまも市民に受け継がれている民俗芸能の発表会が、2月19日午前10時から午後4時まで川崎市幸市民館で開かれる。

川崎市民俗芸能保存協会と川崎市教育委員会が主催。市内の12団体が、地元の祭りの時にしか見られない踊りや農地が広がって時代に地域で歌われていた労働歌など珍しいふるさとの芸能を披露する。演目最後には紅白のモチが配られる。
出演団体と演目は、若宮八幡宮囃子保存会「寿獅子」=川崎区、戸手中部囃子保存会「獅子舞『化粧』手踊り」・小向獅子舞保存委員会「小向の獅子舞」=以上幸区、宮内祭囃子保存会「祭囃子」・大戸神社祭囃子保存会「おかめの手おどり」・丸子囃子保存会「浦安の舞、舞姫」・新城郷土芸能囃子・曲持保存会「囃子・曲持」=以上中原区、有馬大正踊り八木節保存会「有馬大正踊り八木節」・白旗八幡大神平囃子保存会「祭り囃子」・土橋万作踊り保存会「土橋万作踊り」=以上宮前区、登戸古民謡保存会「登戸田植え唄・焼き米つき唄」=多摩区、栗木粉屋踊り保存会「粉屋踊」=麻生区。
入場は無料。

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2005年2月16日

日本民家園で合掌造り屋根葺き替え工事見学会:好評にこたえ、2月20日に再度開催

05021602カヤ葺き屋根の葺き替えを行っている川崎市多摩区の日本民家園・旧山田家住宅で、2月20日午後1時30分から2時30分まで工事の見学会が開かれる。

写真=旧山田家の屋根葺き替え工事(日本民家園提供)

見学会は12日に続き2度目で、先着30人の定員に対し約2倍の人が並んだ。作業などの関係で全員の見学は無理だったが、定員の1.5倍の45人が足場にあがり、合掌造りの屋根を間近に見たり、カヤを束ねる材料の植物マンサクをねじりほぐす「ネソネリ」と呼ばれる作業の実演を見学した。このとき、見学できなかった市民から再度開催を望む声が出され、それに応えるかたちで催される。
山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山の桂集落から移築した17世紀後期の合掌造りで、同園「信越の村」コーナーにあり、神奈川県の重要文化財に指定されている。同園としては3年ぶりの本格的な片面葺き替えで、五箇山から屋根職人8人が来て、2月10日から作業を行っている。
当日は、建築専門の同園職員・外山明彦さんが、現場で工事の様子を説明、足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている。
午後1時から旧山下家(白川郷のソバ屋)で整理券を配布する。定員は先着30人。雨天の場合は中止。工事期間中、周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。

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2005年2月12日

子ども夢パーク(高津区)で2月26日、かわさきかるた大会

05021201「川崎市制80周年記念かわさきかるた」の完成を祝うかるた大会が、2月26日午前10時30分〜午後2時30分に川崎市高津区下作延1500-1の「子ども夢パーク」で開かれ、参加者を募集している。

かるたは、川崎の歴史、風土、伝統文化、ゆかりのある人物、事柄などを題材に読み札を市民から公募し、3295人から4258点の作品が寄せられた。郷土史、地名、観光、自然環境などに詳しい専門家などによる制作委員会(委員長=斉藤文夫川崎市観光協会連合会会長)が選考し、2004年末に「生田には 星と太郎の 夢がある」「六郷を 渡れば川崎 奈良茶飯」などいろは44作品が決まった。その後、児童文学作家・工藤直子さんが監修し市内の画家sやイラストレーターなどが絵札を制作し、3月10日から区役所、市内の書店などで発売の予定。
大会は、川崎市と同かるた制作委員会がかるたのお披露目をかね、小学生を対象に催す。午前中は屋内、午後は大判かるたを使って屋外で行う。雨天決行。参加者には豚汁とご飯が出る。定員は100人。
参加希望者は、FAX(044-200-3913)または葉書に、住所、氏名、年齢(学年)、電話番号を記入し〒210-8577市民局市民文化室へ2月21日(必着)までに送る。
問い合わせは電話044(200)2029市民局市民文化室。

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麻生区役所で2月27日、モンゴル舞踊などで国際交流

民俗舞踊で国際交流をと、2月27日午後1時〜3時に川崎市麻生区役所会議室で「世界の歌と踊りで交流」が開かれる。

同区役所でお茶を飲みながら外国人市民と定期的に交流を続ける市民団体「麻生国際しみん広場」(松田賢一代表)が、定例のつどい「モーニングコーヒー」の番外編として催すもの。
内モンゴル出身で、内モンゴル芸術院卒業後に内外でモンゴル舞踊や音楽で活躍するサラヤチチゴさんがモンゴル舞踊を、地域でボランティア活動も行っているフラメンコダンサーの小松慶子さんがフラメンコを、麻生区内で日本舞踊を中心とした活動を行う「藤友会」が日本の踊りとして「あさおまつり唄」など披露する。
参加は事前申し込み制で、無料。定員は60人。申し込み多数の場合は抽選。
希望者は、参加者全員の氏名、性別、国名、年齢、住所、電話・FAXを書き、FAX(044-988-4698)、E-mail([email protected])などで2月18日までに申し込む。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区役所地域振興課。

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2005年2月 9日

日本民家園で合掌造りの屋根葺き替え工事:2月12日に見学会

川崎市多摩区枡形の日本民家園で2月12日午前10時30分から11時30分まで合掌造り屋根の葺き替え工事の現場見学会が催される。

見学会が行われるのは、「信越の村」の旧山田家住宅。山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山の桂集落から移築した17世紀後期の合掌造りで、神奈川県の重要文化財に指定されている。
今回の工事は、同園としては3年ぶりの本格的な片面葺き替えで、五箇山から屋根職人を迎え、2月10日から工事が始まる。
当日は、建築専門の同園職員・外山明彦さんが、現場で工事の様子などを説明する。足場などの組み立てや進ちょく状況により、足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている
希望者は、10時30分に旧山下家へ集合。定員は先着30人。雨天の場合は中止。
また、工事期間中周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。

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2005年2月 5日

多摩市民館で歌舞伎公演:83歳の女性ら区民10人も出演

05020kabuki02川崎市の多摩市民館で2月4日、プロの役者に混じって区民10人が出演した「たま歌舞伎フォーラム」が催された。会場のホールには、鑑賞の抽選にあたった主婦などが午前9時から並びはじめ、780人が華やかな舞台を楽しんだ。

写真・上から=阿波の鳴門の一場面、舞台で演ずる市民、衣裳体験する市民、市民出演者一同、狂言踊り

050205kabuki05同区では、区民に古典芸能に親しんでもらおうと、魅力ある区づくり推進事業として歌舞伎と薪能を毎年交代で公演している。今回は、市制80周年記念事業も兼ねより積極的な参加をと、メイン演目「傾城阿波の鳴門—どんどろ大師門の場」の参拝客役を区民から公募した。同区が歌舞伎公演で区民を公募するのは2001年についで2回目で、応募の15人のなかから24歳から83歳の10人(
うち男性1人)が選ばれた。1月に京橋まで通って義太夫方の三味線に出演した演出家・兼元末次さん(芸名・豊澤時若)の指導を受け、芸者、太鼓持ち、侍、仲居、町人、虚無僧などの役を演じた。
050205kabuki03公演は、3部立て。1部は、「歌舞伎に親しむー歌舞伎の美/女形(おやま)」と題し、舞台で楽屋を再現し役者が化粧や着付け、カツラを付ける女形になっていくまでを紹介したほか、客席から希望者を募り芸者の衣裳を着付けて手の所作や歩き方など女らしく見えるコツを指導した。
2部は、近松半二原作の「阿波の鳴門」。訳あって郷里に残した幼い娘が親を捜し求めて巡礼となり母と名乗れぬままに再会を果たす有名な話し。人形浄瑠璃風に演じる子役のみごとな演技とせりふ回しに客席から思わずハンカチを取り出す人もいた。公募の区民は、幕があく最初と最後の部分に出演、せりふの声もよく通り、客席からはかけ声や拍手が起きていた。
050205kabuki013部は、狂言踊り「棒しばり」。酒を盗み飲みするため主人から棒に縛られ、後ろ手にされた
2人の家来が懲りずに留守中に酒を飲み、踊る内容。シリアスな劇の後のコミカルなストーリーに観客から、大きな笑い声と拍手がわいていた。
050205abuki041日役者として出演した区民は、出番直前にお互いに写真を取り合ったりしてリラックス、幕が下りた後は、みな満足げ。最高齢の船水晃子さんは腰元役の重いカツラにもめげず「子どものころから歌舞伎が大好き。良い経験をさせてもらった」とニッコリ。虚無僧役の福永かほるさんは「女性が歌舞伎に出演できることはめったにないと思って参加した。ピアノ演奏で舞台には馴れているが目配りや歩き方が難しかったが、楽しかった。またやりたい」と話した。

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2005年1月30日

麻生区の琴平神社志村宮司が川崎市に絵を寄贈

050130simura川崎市麻生区王禅寺の琴平神社宮司で洋画家の志村幸男さん(51)が1月27日、川崎市役所に阿部市長を訪れ、「秋桜(コスモス)の丘」と題した油絵を寄贈した。この絵は、丘陵地帯をバックに一面にコスモスが咲き乱れる様子を写実的で緻密なタッチで描いた30号の作品で、麻生区役所2階に飾られる。

写真=絵を手渡す志村夫妻(左)と阿部市長

志村さんが同市港湾局の依頼で、2004年12月24日に川崎区臨海部にあるマリエンに100号の大作「秋桜の舞」を展示したことが今回の寄贈のきっかけ。同局では、マリエンに海以外の自然を感じられる絵画を展示することで来館者がくつろげる空間を作ろうと、志村さんの大作を1年間展示する予定で、市民の評判も高い。
寄贈には、斉藤隆区長や永野幸三港湾局長らも同席、阿部市長は「すばらしい、細かい描写にびっくりしました。大切に飾ります」と礼を述べ、感謝状を手渡した。志村さんによると、寄贈した絵は昭和記念公園のコスモスをモチーフに「花の色は縁起のいい紅白の2色にした。自然を大切にしていろいろな場所や心の中にたくさんの花を咲かせてほしいという気持ちを込めて描いた。多くの人が訪れるところに飾られれば、とてもうれしい」と話している。また、市長が驚いた緻密な筆使いについては、ネズミのヒゲを使った筆を描きやすいように自分で直して使っていると説明した。
志村さんは、10代半ばから絵を描きはじめ、洋画グループ「白日会」に所属している。宮司の仕事のかたわら、時間の許すときは1日数時間絵筆を握り、主に禅寺丸やコスモスなど大地に根を張る植物を題材にした作品を描いている。同会会員展のほか、最近は隔年で個展を開きアジアやヨーロッパ各地の展覧会にも作品を出品、同神社で発売する縁起物の絵馬やエトの絵皿など絵のついたものはすべて手がけている。
志村さんは現在、麻生文化協会の副会長を務めるほか、「神社は、いにしえよりの文化の発祥地で人の輪を結ぶ役目がある」と美術・工芸制作が趣味の市民団体「柿生の里」を主宰、同神社参集殿で作品展を催すなど地域の文化の振興に力を注いでいる。

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2005年1月28日

老人ホーム「つくしの里」入居者が新百合ヶ丘のカフェで初の陶芸展

050129tokushi体の不自由なお年寄りが制作した初の陶芸作品展が小田急線新百合ヶ丘駅近くのカフェ「コージェ」(原匡範店長、同区万福寺1-16-7)で開かれ、評判を呼んでいる。

写真=上・展示作品、下・指導者の坂さんと原店長

この作品展は、川崎市麻生区上麻生3丁目の介護老人施設「つくしの里」に入居する70、80代のお年寄り17人が作った皿、マグカップ、抹茶茶わん、一輪挿し、歯ブラシ立てなど74点。緑、紺、えんじ、黒などの落ち着いた色合いのゆう薬をかけた茶わんや、色の違う粘土を重ねて延ばし、自然な風合いを楽しむ「練り込み」技法の皿、魚の形にカラフルな線を入れた作品などいずれも見事なできばえ。
「つくしの里」では、入居しているお年寄りに楽しく生活してもらうため様々なクラブ活動を行っている。
陶芸もその一つで、同区金程で新百合陶芸くらぶ(陶房・電話044-954-7347)を主宰する陶芸家坂秀子さんと娘の薫さんの指導で昨年4月に始まった。
050129tukushi2
体が不自由な人でほとんどが初心者のため、1回の参加人数は8人に限定しており、1カ月3回の活動ペースでひとつの作品を完成させている。なかには片手だけで制作する人や軽度のボケ症状の人もいるが、坂さん親子のゆったりとやさしい指導で、制作中はみな生き生きした表情で楽しい時を過ごしており、普段はなかなか動かない手もよく動き、心身ともにリハビリ効果も高いという。
できあがった作品を施設内に展示したり、自室に飾ったりした影響もあって、参加希望者が増え、いまは作品をひとつ作ると交替する方式を取っている。
指導者の坂さんは「始めて1年にならないが、いろいろなキャリアを積んだ方が多く、『この皿で懐石料理を盛りたい』など意欲的に製作している。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
今回の展示は、年を重ねても意欲的に過ごすお年寄りや、介護施設への理解を深めようと開かれた。
「コージェ」は、多摩区で美容室を経営する原三人さんの2号店で、昨年9月にオープンした。客にゆったりくつろげる場所を提供しようと、整体マッサージと本格的な食事ができるカフェを併設。また、芸術の街・新百合ヶ丘にふさわしい空間をと美容室とカフェを仕切るガラスの壁に「カスタマーズ・ギャラリー」を設置、新感覚のコラボレーション施設として女性客の人気を呼んでいる。
ギャラリーコーナーのオープニングはガラス工芸のプロ作家による作品展、その後は美容室の顧客の手作り品などを展示した。つくしの里の陶芸展は3回目の作品展で、1〜2カ月間展示する予定。
展示時間は午前10時〜午後10時で火曜日は休み。
問い合わせは電話044(953)7191コージェ(HP=http://www.coge.jp

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2005年1月26日

1月29日に狛江の文化・芸術の祭典:川口町の支援呼びかけ

狛江市内の4つの地域センター運営協議会が主催する「狛江の文化・芸術の祭典」が1月29日、エコルマホール(小田急線狛江駅前)で催される。

市内にある上和泉、南部、野川、岩戸の4つの地域センターでは、これまで各館ごとに利用者による発表会を催してきたが、初めて合同の発表会を催すことになった。
展示では、14団体がペン習字、水墨画、俳句、書道、陶芸、油絵、折り紙、刺しゅう、フラワーアレンジメント、染色などの作品を午前10時から飾る。
午前11時からのステージでは、民謡、詩吟、舞踊、フラダンス、ジャズダンス、カラオケ、コーラス、着物着付け、殺陣、バレエ、手品、手話ダンス、マンドリンとギターなどを24団体が披露する。
今回は「がんばれ! 川口町」と題し、新潟県中越地震で大きな被害を出したふるさと友好都市への支援を呼びかける。会場では午前11時に星野和久・川口町長が狛江市民の支援に対してお礼のあいさつ、同時にこれまでに寄せられた約1700万円の義援金のうち、残りの約1000万円を町長に渡す。このほか、絵手紙コーナーでは小池恭子さんの指導で川口町の町民を励ます絵手紙の創作や支援・救援パネル展、義援金の受け付け
も行う。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所市民協働課。

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2005年1月24日

狛江の民家園で防火訓練

050124021月26日の文化財防火デーに先立ち24日、狛江市元和泉の市指定文化財・古民家園でポンプ車など車両5台と同園職員やボランティア、狛江消防署職員、消防団など約50人が参加して消防訓練が行われた。

写真=(上から)◆一斉放水◆家屋の中で放水銃を構える民家園のボランティア◆消火器を使って訓練するボランティア

05012401訓練は、古民家のいろりばた付近から出火という想定で、まずボランティアが大きな声で火事を知らせて職員が119番通報、家屋の中で初期消火。その後屋根上に設置した自動放水装置のドレンチャー、放水銃2基と駆けつけた消防署と消防団が一斉放水して消し止めるという内容で行われた。参加した9人の同園ボランティアは、普段使わない管理用の操作盤のボタンを押してドレンチャーやポンプを落ち着いて操作、放水銃もてきぱきと動かしていた。
04012403力丸達雄狛江消防署長は「文化財を後世に残すため、きょうのように訓練を重ねて自主防災体制を確立することが大切です。これからも火事を出さないようにしてもらいたい」と講評、鈴木一光消防団団長は「私が生まれた家も昔はこういうムギ葺きだった。いまは、ムギ葺きはここだけだが、守り続けてもらいたい」と話した。
その後、ボランティアらは消防職員から消火器の使い方のコツなどを習い、全員が消火器を使って初期消火訓練を行った。

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2005年1月17日

伝統の繭玉飾りいまも

05011701川崎市麻生区上麻生6丁目の鈴木有さん(69)方で、小正月の行事のひとつ「繭(まゆ)玉飾り」の伝統を守り続けている。

かつて養蚕が盛んだった川崎市北部では、マユの豊作を願い繭玉飾りを作る家が多かったが、養蚕農家がなくなったいまは、この小正月行事を行う家も少なくなっている。
繭玉飾りを作るのは、主に養蚕に従事する女性の役目とされ、鈴木さんの妻日出子さんが結婚した当時、すでに養蚕はしていなかったが、毎年作り続けている。繭玉は、上新粉で作った直径2cmほどの団子を約170cmのカシの枝に差し、お神酒と、養蚕の神様のお札を花瓶にさし神棚のある座敷の床の間に14日と15日の2日間飾った後、焼いたり汁に入れて家族全員で食べるのが習わしという。
日出子さんは「いまは養蚕も農業もしていないが、伝統行事を大切に守りたい」と話している。

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2005年1月15日

上麻生東町内会が14日にどんど焼き

05011501川崎市麻生区の麻生水処理センター内「みどりの広場」で1月14日、小正月の伝統行事「どんど焼き」が行われ、近所の家族づれなど約300人が参加した。

写真・上=真っ直ぐ燃え盛るどんど焼き
写真・中=おき火で「無病息災」のダンゴ焼き
写真・下=どんど焼きに点火する鈴木会長(左から2人目)

05011503このどんど焼きは、上麻生東町内会(鈴木有会長、約600所帯)が催したもので、同町会では昔からの伝統通り毎年14日の夕方に行っている。町会役員と水処理センター内の広場を管理する特定非営利活動法人「麻生環境会」会員ら約30人が、朝9時から3時間がかりで直径約5m、高さ約8mの小屋を製作。持ち込まれた正月飾りなどをくくり付けたりダンゴ焼き用のシノ竹を用意、町会婦人部が上新粉30kgを使い350袋のダンゴを作って準備した。
05011502午後3時30分に鈴木有会長らが点火、この日は風はほとんどなく真っ直ぐに火の手が上がり、パンパンと竹のはぜる音に子ども達から歓声があがっていた。30分ほどで火の勢いが収まると参加者は、シノ竹や持参した三つ又に分かれたカシの枝などにさしたダンゴを焼いて食べ、1年の無事と健康を祈った。

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2005年1月13日

各地で小正月行事のどんど焼き

正月飾りや書き初め、護摩札、ダルマなどを焼き、無病息災を祈る小正月の伝統行事のどんど焼きが行われる。

多摩地区では昔、村境の路上に竹でやぐらを組み下にカヤや稲ワラを巻いて小屋を作って中に守り神の石を入れ、外側にお飾りをくくりつけて焼き、外部からの疫神や悪霊の進入を防いで地域の安全を守ると伝えられ、「賽の神(さいのかみ)」「セイノカミ」「左義長」などとも呼ばれた。このため、同じ村内でも地域毎に講を作って辻ごとに行う地域もあり、今でもその慣習を守って昔ながらのやり方で実施している地域もある。また、お飾りを焼いた後のおき火で小枝に各家庭で手作りしたダンゴをさして焼き、それを食べると風邪をひかないなどと伝えられている。
昔は、暮れのうちから縄をなって材料を用意し、松の取れる7日過ぎに子どもたちが地域を回ってお飾りを集め、お駄賃をもらって竹などを使って組み立て、14日の夜に行っていた。最近は人が集まりやすい土曜・日曜に変更したり、広い空き地がなくなりダイオキシン問題で取りやめにするところも出てきている一方、伝統的な風習を学校行事として取り入れるところも出始めている。
日程は次の通り。

>麻生区<
◆上麻生東町内会=1月14日午後3時30分点火、麻生水処理センター。午後3時ごろまで町内会会員にダンゴを販売。電話044(988)1254鈴木
◆岡上・谷戸地区=1月14日午後4時点火、谷戸の田。ダンゴ持参。電話044(988)1374鳥海
◆岡上=1月14日午後5時点火、岡上神社駐車場。ダンゴ持参。電話044(989)4735岡上神社
◆王禅寺・谷戸地区=1月15日午後3時点火、琴平神社第1駐車場。正月飾りをかがり火をたく。電話044(988)0045琴平神社。
◆黒川=1月15日午後5時点火、上黒川(汁守神社先の田)、下黒川(黒川駅東側、営農団地入口高台)の3カ所。7日に子どもがお飾りを集める。ダンゴ持参。電話044(988)1080川端
◆金程=1月16日午前8時30分点火、金程小学校。豚汁配付やダンゴ販売。電話044(966)5221金程小学校。
◆王禅寺・入口地区=1月16日午前10時30分点火、バス停王禅寺口近くの通称「ちびっこ広場」。電話044(988)0080尾作
◆王禅寺・日吉地区(王禅寺東)=1月16日午後1時点火、日吉会館前の休耕田。地域の子にミカンとダンゴを配る。電話044(955)5822龍崎
◆早野=1月16日午後2時点火、子丿神社付近の田。子ども会がダンゴなどを販売。電話044(988)3247高瀬
◆栗木=1月16日午後3時点火、栗木御嶽神社。神官のおはらいあり、ダンゴ、甘酒の配付やだるま販売。電話044(989)4735栗木御嶽神社。

>多摩区<
◆宿河原・船島地区=1月14日午前9時点火、船島沓稲荷前(二ケ領宿河原取水口付近)。船島地区の講中32戸が行う。電話044(922)3882関山
◆八雲神社(多摩区菅2丁目)=1月15日10時、神官が神事を行った後点火。甘酒配付。電話044(911)8051八雲神社

>宮前区<
◆有馬=1月14日午後2時ごろ点火、有馬神明神社。持参したダンゴを焼いて食べる、ミカン配付。電話044(855)4587清水
◆菅生=1月16日午前11時点火、菅生神社。前日にダンゴ作り。当日午前10時から子どもを対象に花の寄せ植え作り。電話044(977)6746岩村
◆野川=1月16日午前11時点火、西野川小学校。おやじの会が開催、もち持参。電話044(766)3877西野川小学校
◆平=1月16日午後4時点火、相鉄ローゼン裏。午後1時ごろから子ども会でまゆ玉ダンゴを作る。ミカンなど配付。電話044(877)3614植木

>高津区<
◆久末=1月14日午後3時点火、久末小学校。配られたもちを竹にさし、焼いて食べる。電話044(777)6533久末小学校。

>狛江市<
◆多摩川=1月16日午前10時点火、多摩川水道橋下流(狛江側)河川敷。ボーイスカウトが15日午後から多摩川で小屋を組む。甘酒・汁粉の配付。電話03(3430)6904服部

>町田市<
◆三輪=1月14日午後4時ごろ点火、四ツ木橋公園。子ども会がくしを用意。ダンゴは持参。電話044(988)0661石井
◆能ケ谷町=1月14日午後4時30分点火、能ヶ谷神社境内、小屋は作らずお炊きあげ。子どもにミカン、菓子を配る。ダンゴ持参。電話044(988)2278中村
◆大蔵町=1月14日午後5時点火、大蔵小学校。小学生がお飾りを集めながらゴミ拾いを行う。電話042(735)2105中溝

2005-01-13 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, b) 川崎市のニュース, c)町田市 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年1月 8日

長十郎の里帰り:多摩区から川崎区へ市民120人が大八車で苗木運び

05010901川崎を代表するナシ「長十郎」を、生まれ故郷の川崎区大師によみがえせる「長十郎の里帰り」の1日目のイベントが1月8日に行われた。多摩川を拠点に活動する等々力水辺の楽校の会員、多摩川を散歩中の親子などのべ120人が現在の産地の多摩区から大八車に載せた苗木を、寒風の中、多摩川の土手をのぼり旗を手に、かけ声をあげながらでふるさとをめざし、15km道のりを8時間かけて運んだ。

05010903苗木は、大師生まれの長十郎を祖先に多摩区のナシ農家が栽培した3年もので、高さは約2m。運搬は、約100年前に大師から多摩区に運ばれてきた当時を再現しようと、背中に多摩川の「多」の字をあしらった紺色の印ばんてん、編み笠、紺のももひきに地下足袋といういでたちのスタッフを中心に、日本民家園から借りた幅122cm、長さ305cmの大八車を利用し、徒歩で行われた。
05010905イベントを企画した多摩区の俳優中本賢さんが主宰する多摩川クラブ、稲生ロータリークラブ、慈酒の会など約40人のスタッフは、そろいの衣装で多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館を午前7時に出発。6km先の二子橋からは一般市民も参加、稲生ロータリークラブが豚汁や果物をふるまった。また昼食地点の丸子橋では、「地産地消に取り組む趣旨に協力したい」と川崎市地域女性連絡協議会が、おにぎりや豚汁、お汁粉を用意して寒い中を歩く参加者をねぎらった。丸子橋からガス橋までは、子どもたちも大八車を交替で引き、パレード行進した。一般参加はガス橋で解散し、その後は歩道が狭い一般道を使うため、スタッフがこの日のゴール地点の幸スポーツセンターまで運んだ。参加者は「寒かったが、昔の道具を使ってのんびり歩き楽しかった」などと話していた。
0501090405010902大師地区は、江戸時代から果樹栽培が盛んで「多摩川梨」のブランド名がつけられ、全国的に有名なナシ産地となった立役者「長十郎」のふるさと。工業化が進み、いまはナシの木はなくなったが、明治時代の俳人・正岡子規も川崎大師などを訪れた際、ナシにちなむ俳句を詠んでおり、川崎大師境内には、長十郎発祥の地の石碑もある。発祥の地に長十郎を植えることで、地場産業や川崎らしさを見直し川崎への愛着と誇りを持とうと催された 。
10日には、幸区役所を午前9時に出発、栄町商店街、チネチッタ商店街、川崎銀座街など幸区、川崎区の商店街で長十郎のふるさと帰りをアピールしながら約6キロ先の若宮八幡宮までパレード。午後3時30分から新成人や長十郎の発見者・当麻辰次郎さんの孫などが参加して植樹式を行う。

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2005年1月 4日

麻生産の野菜や米で古風七草がゆ:1月7日に麻生区役所で「食べる会」

ふるさとの味で健康長寿を祈ろうと、麻生区役所(川崎市麻生区万福寺1-5-1)で1月7日午前11時から麻生区内で採れた野菜や米、モチを使い炭火で昔風に作った七草かゆを食べる会が催される。

この行事は、麻生区文化協会(杉本長治会長)が同会の新年会として以前から細山郷土資料館で催していたものを、区民が参加できる郷土の伝統行事にしようと「あさお古風七草粥(がゆ)の会」と名称を改め、2004年に麻生区役所、麻生市民館、麻生図書館と共催する。
2回目の今回は、麻生区古沢の田んぼで体験農業参加者の親子が育てたモチ米を利用したモチ、文化協会会員が寄贈した同区黒川産の米、同会員らが区内の畑で採取したセリ、ナズナ、スズナ、スズシロなどの七草を使う。かまどと釜は細山郷土資料館の展示品を区役所広場に運び、早野聖地公園の里山ボランティアが焼いた炭を使って、昔ながらの七草がゆを再現、区民とともに味わう。
市民館入り口横の階段状になった屋外ステージでは、早野ばやし連が新年を祝うお囃子(はやし)で盛り上げ、麻生童謡を歌う会がお正月にちなんだ歌を披露する。このほか、タコ、羽子板、郷土玩具の展示や、コマやタコなど子どもが楽しめる遊びもある。
参加は自由で、かゆは1杯100円、先着300人分を用意する。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区役所地域振興課。

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2005年1月 1日

むいから民家園:家族連れがふるさとのお正月楽しむ

050101-1狛江市元和泉のむいから民家園が1月1日に開園、ふるさとのお正月気分を味わおうと家族連れや子どもたちが次々と訪れ、おはやしや昔の遊びを楽しんでいた。

同園では、昔ながらのお正月の行事を子どもたちに楽しんでもらおうと例年、元日にオープンしている。ことしも約40人のボランティアなどが朝から園内に残った雪を除いたり、入園者にふるまうまんじゅうを土間のかまどで蒸かすなどして準備に汗を流した。
雪の影響もあって入園者は例年より減ったものの、午前中で約200人が訪れ、茅葺(かやぶ)きの主屋の座敷や園内に用意されたけん玉、羽子板、百人一首などの遊びを楽しんだ。正午と午後1時には、多摩川ばやし保存会がおはやしと獅子舞を披露、家族連れなどは笛と太鼓に合わせて舞う獅子やてんぐ、ひょっとこの軽妙な踊りをおもしろそうに眺めていた。

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麻生区の香林寺五重塔が開帳

川崎市麻生区の香林寺五重塔(細山細山3-9-1)が正月三が日の午前10時から午後4時までに開帳される。
1日は午後2時ごろから近くの細山細山神明社の細山祭囃子(はやし)保存会による無病息災や豊作や幸運を願う新年恒例の伝統行事「悪魔っぱらい」が披露される。

塔は1987年に造られ「昭和の五重塔」として広く知られ、間口、奥行きとも約4・5mの国内産ヒノキづくりの塔は、禅宗様式を採用して設計された。禅宗様式の塔は、同寺の本山の鎌倉の建長寺にかつてあったとされるが、現存するものは日本ではこの塔だけで、屋根の反りの強さや屋根の下のたるきの組み方、扉や「花頭窓」と呼ばれる上部がに丸みのある窓などに特徴がでている。
一層に塔の本尊のインドで制作した石像「釈迦初転法輪造」のほか、奈良・東大寺の四天王像と同様の天平時代(729〜769年)の技法「脱乾漆造」を復元して作った四天王像、二層から五層は木造の16羅漢を安置している。四天王像は、心棒にわらを巻き塑土をぬってその上から「からむし」と呼ばれる麻の一種と漆を重ねて作り上げた。からむしは、地元の野生のものも一部使われている。
問い合わせは電話044(966)5450香林寺。

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武州稲毛七福神

生田仏教界に属する川崎市多摩区・麻生区の6寺が1988年に始めた。
統一したのぼりや案内板、ちょうちん、専用色紙や朱印を各寺で用意している。専用色紙700円(各寺で販売)、朱印各100円。
1日から3日まで実施。時間は午前9時から午後4時。
問い合わせ=電話044(932)4835安立寺。

◇香林寺(布袋尊)
麻生区細山3-9-1 電話044(966)5450
交通=新百合ケ丘駅からバス細山交番前歩3分
1525年に南樹法泉和尚が開山。「昭和の五重塔」として広く知られる1987年に造られた五重塔は珍しい禅宗様式。布袋尊は期間中は本堂に安置される。

◇潮音寺(福禄寿)
麻生区高石2─21─1電話044(966)5452
交通=新百合ケ丘駅からバス園芸センター下車歩5分、百合ケ丘駅歩10分
永享年間(1429~1440)に日峰禅師が開山。1652年に加賀美氏が現在地に再興したという。本堂にある福禄寿は、中国風服装をしている。

◇観音寺(恵比寿)
多摩区生田7─17─8 電話044(922)2263
交通=生田駅歩3分
旧津久井街道に面した寺の境内には、1396年に立てられた古い碑もあり、歴史をしのばせる。七福神めぐりを始めたさいに、商店などの地元の希望で恵比寿が選ばれた。

◇安立寺(毘沙門天)
多摩区東生田1─27─1 電話044(932)4835
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
同寺の帝釈天は、源頼朝の重臣の稲毛三郎重成が所有していた。建久年間(1190~1199)に家臣の佐伯民部吉春に伝えられ、さらに飯室の釈迦堂に移された。永禄年間(1558~1570)に釈迦堂を改めて現在の寺が建てられたという。毘沙門天は本堂横の帝釈堂に安置されている。

◇広福寺(大黒天)
多摩区枡形6─7─1 電話044(911)3782
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
慈覚大師が承和年間(834~848)に創建したという古寺。稲毛三郎重成の居館跡で、重成の墓もある。本尊の木造聖観世音菩薩は鎌倉時代末期から南北朝時代初期の作とされ、平安後期の特色を持つ木造地蔵菩薩とともに県指定重要文化財の指定を受けている。
大黒天は本堂に安置されている。

◇盛源寺(弁財天・寿老人)
多摩区長沢1─29─6 電話044(977)3744
交通=百合ケ丘駅からバス盛源寺または向ケ丘遊園駅からバス病院入口歩1分
1573年久翁力正が開基したと伝わる。この一帯はわき水が豊富で、弁財天はかつて裏の池にまつられていた。現在は周囲に池をめぐらした堂に安置されている。寿老人も本堂近くの堂にある。

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川崎七福神

川崎市中原区にある川崎七福神は1983年始まったもので、1日から7日に催されている。
色紙(各寺で販売)300円、朱印200円、朱印帳300円(文具屋で販売)。
受付時間は午前9時から午後5時まで。
問い合わせは電話044(711)0729事務局。

◇大楽密寺(布袋尊)
木月1492 電話044(411)3725
交通=東横線元住吉駅歩15分
鉄骨造りの本堂には4体の布袋尊がまつられている。

◇西明寺(大黒天)
小杉御殿町1─906 電話044(722)4524
交通=南武線・東横線武蔵小杉駅歩15分
中原街道に沿った徳川家ゆかりの寺。一木造りの大黒天は木食上人の作といわれる。本尊は大日如来。

◇無量寺(寿老人)
中丸子498 電話044(411)4184
交通=南武線平間駅歩10分
本堂や寺宝は戦災によって焼失、現在の本堂は1954年に再建された。本尊は阿弥陀如来。寿老人の周りには他の七福神もまつられている。

◇安養寺(福禄寿)
上新城1─9─5 電話044(777)0706
交通=南武線武蔵新城駅歩3分
関東大震災に遭い、仮堂だったものを1966年に再建。本堂は近代的なコンクリート造り。本尊は大日如来。

◇宝蔵寺(弁財天)
上小田中387 電話044(766)8628
交通=南武線武蔵新城駅歩8分
永正17(1520)年に創建された。閻魔堂、地蔵堂と並んで建つ弁天堂にまつられている弁財天は、江戸時代中期の作といわれる。

◇東樹院(毘沙門天)
宮内203 電話044(766)5546
交通=南武線・東横線武蔵小杉駅からバス・蔵前歩1分
大きなイチョウなどがある庭の毘沙門堂に、長禄年間(1457~1460年)ごろに発見されたという毘沙門天がまつられている。

◇大楽院(恵比寿)
上丸子八幡町1522 電話044(411)7327
交通=東横線新丸子駅歩6分
奈良の長谷寺の直轄で、本尊は長谷寺と同じ十一面観世音菩薩をまつる。本堂の釈迦如来像は市文化財に指定されている。恵比寿堂には新旧2体の恵比寿像がある。

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2004年12月31日

馬頭琴演奏会:聴衆500人うっとり、収益金で内モンゴルに苗木800本贈る

(ボランティア市民記者・田井光枝)

04123101麻生市民館大ホールで12月9日、‘飛べよ!鷹よ、草原の風に乗って高く!!「馬頭琴演奏会」’が、500名を越す聴衆を迎えて開催された。演奏は、在日で活躍の馬頭琴演奏のホープ、チ・ブルグッドさんらが出演、馬頭琴のソロ演奏による第一部と、馬頭琴と西洋現代楽器によるユニット「ヒメル」の演奏の第二部という二部構成で催され、観客は深い音色のハーモニーをうっとりと楽しんでいた。

写真=一部で熱演するチ・ブルグッドさん(柴仁人さん撮影)

第一部では、ブルグッドさんの父で中国第一級演奏家と馬頭琴大師の称号をもつチ・ボラグさん作曲の演目「母に捧げる歌」などに加えて、砂漠の砂が風によってさらさらと姿を変え流れてゆく様子がアラビア的な音階を交えて演奏される「砂の記憶」と、チベット・ラサにある古刹、デブン寺院の前で子どもが唱えていたお経のメロディから発想されたという「天空の鷹」など、ブルグッドさんの作曲による精神性と民族性溢れる2曲が演奏された。共に馬頭琴演奏の高レベルのテクニックを必要とするもので、500名を越す聴衆は息をのんでチ・ブルグッド氏の奏でる馬頭琴の深い音色に聴き入った。
04123102第二部はブルグッドさんに加え、長く西洋現代楽器と関わってきた、内田充(ギター)さん、西上和子(ピアノ)さん、菅野吉也(パーカッション)さん、楠本雅祥(ベース)さんの5人による合奏。モダンでありながら、時に母親の声のように優しく、時に哀愁を誘う深い音色で奏でられる馬頭琴の音色が効果的で、西洋とモンゴル民族楽器が違和感なく溶け合っていた。メンバー一同の熱のこもった演奏の間には、ブルグッドさんのユーモアを交えたコメントで、会場は和気藹々(あいあい)とした和やかな雰囲気に包まれた。
終了後、参加者はそれぞれ、素晴らしい演奏会に参加できた喜びと馬頭琴の音色の素晴らしさを堪能した旨を主催者に告げながら帰宅した。また、3人に一人からアンケートが寄せられ、とてもよかったと評価された。
この催しは、1992年来、市民レベルでの国際友好活動の一環として、在日の中国民族音楽演奏者と協力し、市民によるボランティアで中国民族音楽のコンサートを開催してきた日中文化交流市民サークル‘わんりぃ’主催の最後のコンサートとして企画、開催されたもので、その記念として、近年乾燥化が進んでいる内モンゴルの草原の保護と育成の為に参加者一名につき一本の木を贈ることになっていた。
ブルグッドさんの話では、苗木は植林予定地から100kmから200km離れた農業指定区域から運び、運搬費用も含めて一本約200円。主催者の1本でも多くの呼びかけのカンパに応えた人も多く、今回の収益から約800本の苗木が贈られる。

写真・下=二部・ヒメルの演奏((柴仁人さん撮影)

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2004年12月 6日

狛江の画家深井せつ子さんが12月5〜11日まで銀座で個展:「北欧のひかり」

04120602狛江市東和泉の画家深井せつ子さんが、12月5日から11日まで中央区銀座の新井画廊で北欧独特の光をモチーフにした個展「北欧のひかり」を開いている。展示作品は、スウェーデンを中心に北欧の古都やちいさな村の風景画で、B5から新聞紙大の大きさの水彩の新作30点。

深井さんは、1985年に旅行会社を営む夫の仕事に子ども連れで同行、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国を約2カ月間旅した。この時、風景の美しさとともに女性や子どもなど社会的弱者を当たり前にフォローする北欧に魅了された。この旅の体験をまとめた絵入りの紀行文で絵描きとしてデビュー。児童書や絵本に挿し絵を描くほか北欧を紹介するガイドブックやPR誌の表紙や口絵など月数本の連載を抱え、福音館書店から絵本を始め数冊の本も出版、北欧の企業などスポンサー付きの個展もたびたび催している。
深井さんは、絵書きを目指した初心に戻ろうと、2002年12月に10年ぶりに銀座で個展を開いた。今回はそれに継ぐもので、都心の一等地で絵描きとしての真価を問うためことし描いた新作を発表する。
時間は午前11時〜午後7時(最終日は6時)。問い合わせは電話03(3574)6771新井画廊。

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高津市民館でグループネイチャーが12月8日まで 自然写真展

0412051JR南武線武蔵溝ノ口駅前のマルイ12階の川崎市高津市民ギャラリーで自然の美しさを伝える写真展が12月3日から開かれ、人気を呼んでいる。
同展は、川崎市の写真愛好家団体「グループネイチャー」の19回目の写真展。会場には、会員が撮影したモモやヒマワリの花、木立など四季の自然のカラー写真40点を展示している。
会期は、8日までで、時間は午前10時から午後6時まで。問い合わせは044(766)7021同会事務局。

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2004年12月 4日

麻生市民館で12月9日馬頭琴コンサート:市民団体が内モンゴルの緑化のために

04120401「草原のチェロ」と呼ばれる馬頭琴の演奏で、馬頭琴のふるさとのひとつ内モンゴルの草原を取り戻そうと日中文化交流市民サークル「わんりぃ」(田井光枝代表)が、12月9日午後6時30分から麻生市民館で馬頭琴のチャリティコンサートを催す。

同会は、市民レベルの国際友好・交流を目的に中国文化の紹介などを行うボランティア団体。活動の一環として12年前から町田市や川崎市北部を拠点に日本に留学する若手芸術家などを招いて京劇や音楽会を開催している。内モンゴルの小学校の改築資金のためなど社会的なチャリティーコンサートも手がけたが、一般向けの大きな演奏会は今回が最後となる。活動を開始した当初に比べ現在は中国を紹介する民族的な催しが増え、ボランティアとして大きな演奏会などを主催する役割は終えたこととに加え、会員の高齢化などを理由にあげている。
最後の演奏会に出演するのは、これまで同会主催の演奏会に一番多く出演しNHKのスペシャル番組「仏陀」のテーマ曲の演奏などで知られると若手馬頭琴奏者のチ・ブルグッドさんと、馬頭琴とギター、ピアノで構成する東洋と西洋の音楽融合ユニット「ヒメル」。今回のチャリティーは、ブルグッドさんの提案により、彼の父親で世界的な馬頭琴奏者のチ・ボラグさんの出身地で、乾燥化が進行している内モンゴルの植林に使われることになった。
演奏は二部構成で一部はブルグットさんの独奏、二部はブルグリットさんとかつて日本を代表するエレキ・バンド「寺内タケシとブルージーンズ」のギタリスト・内田充さんのアコースティックギター、東京芸大作曲家卒業のピアニスト西上和子さんで編成する「ヒメル」にパーカッション管野吉也さんとベースの楠本雅祥さんが賛助出演する。
演奏曲目は、一部の「モンゴルの空よ、雲よ、風よ、草原よ そして馬よ」は「天空の鷹」「砂の記憶」「母に捧げる歌」「ドゥーレーマ」「万馬のとどろき」などで、馬頭琴の音色を楽しむ。二部の「『チ・ブルグッド&ヒメル』−馬頭琴の未来が、今開く!」は、「ヒメル」「雪に立つ馬」「はぱの里」「モンスーン」「天上の風」などで、エスニック調の音を楽しむ。
同会では、入場者1人につき1本の木を植え、収益が多ければより多くの木が植えられるので、遙かかなたの内モンゴルに「わんりぃ」の森が育ち草原が広がる夢にぜひ賛同してほしいと訴えている。
入場は一般2800円だが、メールで申し込むと2500円。[email protected]
詳細はわんりぃホームページ(http://wanli-jp.hp.infoseek.co.jp/concert/concert.htm/)へ。

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2004年12月 2日

高津文化協会が区内の公園に北原白秋の歌碑を建立

04120201「ペチカ」「この道」など数多くの童謡の作詞を手がけ、いまも多くの人に親しまれている詩人で文学者の北原白秋の歌碑が高津区の久地梅林公園(久地 3-4-32)に立てられた。春から碑の建立を進めてきた高津区文化協会(鈴木穆会長)の会員など関係者が出席し、11月3日に除幕式が行われた。
高さ 127cm、幅67cmの木曽川の石製の碑には「君がため 未明(まだき)に起きて 梅のはな 見に来りけり まさやけき花」の歌が刻まれ、裏側に解説が記され、まわりには2本の梅が植えられている。
写真=久地梅林公園のに立てられた歌碑と高津区文化協会会長の鈴木穆さん

04120202「昭和6(1931)年初夏から、同区の対岸にあたる砧村大蔵(現、世田谷区)に住んでいた白秋が、8年2月27日夜に催される与謝野鉄幹の還暦の祝賀会に出るにあたり、梅を題材にした歌を出席者が持ち寄ることになったため、当時、梅の名所だった久地の梅林へ祝賀会の早朝に訪れて、この歌をはじめ10首をよんで、鉄幹へ贈った。
これらの歌は、龍が地をはうように茂ることから「臥龍梅」と呼ばれる古木を見て、うわさ通りのすばらしさに感動して生まれたといわれ、久地の梅林の盛時をしのばせる。当時この一帯は、名主を務めた旧家・川邊家が所有し、臥龍梅のほか多数の梅の木が植えられていたことから「梅屋敷」と呼ばれていた。宇奈根の渡し場近くのメイン通りだったことも手伝い、周辺から多くの人が見物に訪れ、屋台も出るなどのにぎわいをみせた場所だ。 2002年に開園した約3800平方m同公園内には、かつての梅林を再現しようと20種 41本の梅が植えられている。
白秋は、明治から昭和にかけて活躍した詩人・歌人で、『明星』『スバル』などに作品を寄せ、短歌雑誌『多磨』を主宰するなど大きな足跡を残した。また、「すかんぽの咲く頃」「あめふり」「ゆりかごのうた」「松島音頭」などの童謡や歌曲の作詞家としても名高い。
除幕式では、手島好子高津区長らが参列、区内在住の桜井純恵さんが白秋の童謡などをソプラノで独唱した後、鈴木会長らが除幕、石塚照洲さんが「文学碑の白秋歌を吟ず」を披露して、完成を祝った。
同会では、地元を称えた有名な歌人の歌を次の世代に残したいと春から歌碑の建立を検討、川崎高津区ロータリークラブなどの協力で実現。また、同区と高津区観光協会が市制 80周年記念事業の一環としてステンレス製の説明板を11月下旬に設置した。
同会の調べでは、白秋の碑は、多摩区登戸に「多摩川音頭の碑」、麻生区の王禅寺境内に禅寺丸柿をよんだ歌碑があり、今回で3基目。また、高津区内には岡本かの子、国木田独歩など文学碑があり、これで12基になったという。
同会では、区の新しい観光スポットとして定着するよう、文学碑の説明ボランティアを養成し、文学碑を巡る散歩コースも作りたいと意欲をもやしている。
04120203式典に参列した元地主家族の川邊勝代さんは「土地を手放すことになったが、公園に再び梅の木が植えられ、今回建立された碑が我が家の正面にたち、ご先祖様にいい供養ができる」と喜んでいた。
鈴木会長は、「長年温めてきた文学碑構想が白秋忌(11月2日)翌日の文化の日に実現できてとてもうれしい。区内には文学にちなんだ場所が多くあり、これらをつないで文化的知名度をあげていきたい」と話している。

2004-12-02 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, b3) 川崎市高津区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年11月20日

泉龍寺のまわり地蔵:狛江駅前の泉の森会館で11月26日まで資料や地蔵を展示

04112001小田急線狛江駅前の泉の森会館(狛江市元和泉1-8-1)で「泉龍寺のまわり地蔵展」が11月20日から催され、多くの市民の関心を集めている。同会館の利用者などで構成する泉の森友の会の設立1周年行事のひとつとして企画されたもの。会場には、同市内の文化財などを調査している狛江民俗の会(中島恵子会長)が調べた成果を写真やパネルなど約50枚で紹介、泉龍寺に残る貴重な実物も並べられ、訪れた人たちは熱心に見て回っていた。同展は26日までで、21日午後2時30分から「まわり地蔵と狛江の昔むかし」と題したパネルディスカッションも行われる。
写真=会場に「再現」された巡行中のまわり地蔵(手前)とパネル

泉龍寺のまわり地蔵は高さ約18センチの小さな木彫りの座像で、左手に赤子を抱いている。江戸時代中期から戦争中の1944年にかけて神田、日本橋など江戸の中心部や三多摩地区、さらに埼玉県所沢市や入間市などへ出張する「巡行」が盛んに行われた。1年の大半を各地域を回り、子宝に恵まれる、安産にご利益があるとして多くの信仰を集めた。
当時は、地域ごとに信者が「講中」を作り、月ごとに決まった巡行地の民家に1泊してまわった。地蔵の宿となる家には、集落の人々が集まり地蔵を参拝、移動は寺男や講中の人々がしょいこや大八車で運ばれた。「子育て地蔵」「世田谷のお地蔵さん」「子安地蔵」などの名で親しまれるほか、巡行の道中、集落に近づくと鉦(かね)をならして歩くことから「カンカンのお地蔵様」とも呼ばれた。
寺に戻ってくる23日と24日には縁日などもたち、参拝客などでにぎわったという。大縁日といわれる11月23日には、いまでもかつての講中の世話人の人々が泉龍寺に集まり、この地蔵を参拝している。
巡行が行われなくなってから既に60年たち、地元でも知らない人が増えてきていることもあり、文化財への関心を高め、地域への愛着心を深めてもらおうと大縁日に合わせ、展覧会が企画された。
会場には、地蔵が「出張」中に身代わりとなる「お留守居さま」と呼ばれる地蔵像も展示。資料や聞き取り調査を基に、願い事をする時に備える飾り物を会員が手作りし、宿でまつられた様子を「再現」、昭和2年につくられた長さ数メートルもある幕なども張ってある。このほか、ことし4月から巡業地で調べた各地のまわり地蔵についての解説や写真、地図などが展示され、いまではなじみが薄くなったかつての信仰のかたちを知ることができる。なかには、地蔵像をめぐり寺同士の訴訟沙汰になったことなど興味深い事実も紹介されている。
4月から調査をはじめて準備にあたってきた同会の坪西由美子さんは「狛江の民俗・文化財を見直すきっかけとなって」と話している。
21日のパネルディスカッションでは民俗の会の中島惠子さん、泉龍寺住職の菅原昭英さん、土地っ子の飯田久雄さん、大久保益男さんが、まわり地蔵や地域について語り合う。また午後2時からミュージカル集団「coco〜」がまわり地蔵にちなんだミニミュージカルを披露する。
入場は無料で時間は午前10時〜午後8時。
当日は、1周年記念行事として午前10時から針金と竹でつくるおもちゃとかざりの工作指導もある。
問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。

2004-11-20 in 02) イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年11月16日

狛江市民祭りに59000人:買い物やイベント楽しむ

04111601狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月14日、第一小学校、狛江市役所、市民グランドの3会場などで催された。曇り空の寒い一日だったが、会場には昨年より1000人多い59000人(主催者発表)の家族連れなどが訪れた。
写真=野菜の宝分けに長蛇の列

市民、文化、農業、商工の4つの部門が一体となる祭でことし人気を集めたのは農業祭。天候不順の影響で高値の野菜が安く買える即売会は約40分で完売。例年人気の野菜の宝船の宝分けは、2時間前から並び始め、家族で何回も並んで数種類の野菜を受け取る人もおり、30分で終わった。終了後のトラックに残った白菜の外側の葉を持ち帰る人もいたほどで、野菜を提供した狛江農産物直売会では「葉物の出来が悪く、種類を集めるのに苦労した。品薄の白菜は半分に切って分けたが、こんなことは初めて」と話していた。
04111602祭会場では地震で大きな被害を受けた川口町を支援するため、第一小学校の特設ステージに「がんばれ川口」の文字を入れ、司会者が支援を呼びかけるアナウンス。出店予定だった川口ブースでは被災状況のパネル写真を展示、真剣に見る市民が多かった。
まつりの開会を告げるパレードは、小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。午前9時半から小学生の鼓笛隊を先頭に第二小、航空計器前などから第一小までみこし7基、はやし連の山車5台、野菜の宝船などが行進、狛江駅北口からは民謡流し踊りも合流した。沿道は、わが子や孫の晴れ姿を撮ろうとビデオやデジカメ持参で訪れた見物人も多く、盛んにシャッターを押していた。パレードが集結する同小校庭では、来年から合併して新校となる二小・七小の児童が合同演奏、地酒の鏡割りも行われ、11時過ぎには民謡流しが入場して祭りムードは最高潮となった。
一小の特設ステージでは、子どもに人気の龍騎戦隊アバレンジャーショー、歌謡ショーのほか、市民団体のなつメロ、バレエ、和太鼓などが披露され、観客から盛んな拍手が上がっていた。祭りを締めくくる抽選会で、品評会に出品された農産物があたり「待っていて良かった」と思わずニッコリする家族の姿も見かけられた。
04111603歩行者天国となった本町通り会場では、初のストリートライブが催され、中学生合唱や市内で活動するさまざまな音楽団体が出演、昨年から催されている沖縄の学生寮など6団体が演じるエイサーなどに観客が多く集まっていた。また消防体験広場には、起震車が登場して長い行列、テーブルの下に潜って激震を体験した親子連れは「こわかった、まだ揺れている感じがする」と話していた。 市役所広場では、郷土のおはやしの競演やお楽しみくじなどが行われた。買物時に渡されるナンバーでスキー場の宿泊券などが当たる催しが好評、手に持った紙に記された数字を真剣に見る人が多かった。農業物品評会、商工祭などのほか、福島県田島町、市民保養施設のある民宿組合の物産展も行われ、正午ごろはラッシュ並みの混雑。市民センターでは生け花、絵画、写真などを展示する文化祭が催され、外のにぎやかさと異なるしずかな雰囲気のお茶会で抹茶を楽しむ人もいた。
市民グラウンドでは、アンパンマンのふわふわエアドームやエアトランポリン、ミニサッカーゲームなど子ども向きの催しが行われた。人気を集めたのはミニ動物園、小さなウサギやモルモットを抱いてうっとりとしていた。
写真=みこしのそろい踏み(中)、ストリートライブ(下)

2004-11-16 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 08)経済・農業, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年11月13日

しんゆり映画祭実行委員会:11月27・28日に山古志村支援の映画会を開催

04111302新潟県中越地震で全村民避難という大きな被害を受けた新潟県古志郡山古志村の復興支援をと、同村を舞台としたドキュメンタリー映画「掘るまいか 手堀り中山隧道(なかやまずいどう)の記録」(16ミリ、83分)の制作や上映に係わった川崎市民らが、11月27日と28日に川崎市内の2カ所で映画の緊急上映会を開催する。
写真=映画「掘るまいか 手堀り中山隧道の記録 」より

上映は27日が小田急線新百合ヶ丘駅前の日本映画学校、28日が中原区の川崎市民ミュージアムで、いずれも時間は午後1時30分から。上映はすべてボランティアで運営し、参加協力費1000円と会場で集める義援金をすべて山古志村に寄付する。
KAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会が主催、市民ミュージアムが共催、日本映画学校・掘るまいか上映推進委員会が協力する。
トンネルがある山古志村小松倉は新潟県内でも有数の豪雪地帯で、かつて冬は7、8メートルの雪が積もって陸の孤島となり、商店や医療機関もなく、病人が出ると村人は険しい峠道を越えて隣村まで歩き、吹雪の時は死者も出るほどだった。こうした状況を改善しようと、1933年から行政の援助もないまま農閑期に集落の農民らが交替でトンネルを掘り始めた。途中意見が対立して集落が二分したこともあり、戦争中には一時中断、戦後の1947年に集落が一致団結して掘り進み、1949年に完成した。完成後、約50年間村人の生活を支え、車が通行できる新トンネルが完成した1988年に閉鎖された。
村人たちは、使われなくなったトンネルを村の文化財として記録を残そうと全国各地から隧道文化基金を作り、制作を日本映画学校に依頼した。同校顧問で映画祭初代実行委員長の武重邦夫さんが制作を担当、映画祭運営委員で日本映画学校講師の橋本信一さんが監督し、同校卒業生や映画祭スタッフがさまざまな形で協力・参加し、5年がかりで2003年2月に完成させた。
映画は「昭和の青の洞門」ともいわれる全長922mの日本最長の手掘りトンネル「中山隧道」が完成するまでを、当時の関係者のインタビューに加え、トンネル掘りの様子や話し合いの様子などをドラマで再現、昭和の山村の記録としての価値も高い。平成15年度文化庁文化記録映画優秀賞、新潟日報文化賞などを受賞した。
ドキュメンタリー特集をした昨年の映画祭最終日にこの映画を上映。当日は長島忠美村長をはじめ映画に登場した小川八一郎さんがゲストとして参加し、他の村民も新米や特産品を持って訪れた。
こうしたことから、同祭実行委では、山古志村の被災に心を痛め、一日も早い復興のために「がんばれ!山古志新潟県中越地震災害復興支援上映会」を企画、参加者に義援金の協力を呼びかけることにした。
当日は、映画制作スタッフによる山古志村の現況報告とデジタルハードディスクによる映画を上映する。28日は市民ミュージアムガイダンスルームで、子ども向きに短縮された「ボクの村のトンネル」(40分)の無料上映も午後2時と3時に行われる。
義援金の振込先は 掘るまいか山古志救援基金 郵便振替口座00170-9-482143。
問い合わせは電話044(953)7652KAWASAKIしんゆり映画祭事務局。

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2004年11月12日

狛江市役所で11月14日まで大菊花展

04111301狛江市役所前広場で盆栽仕立ての小菊や大輪の花、懸崖などを展示する大菊花展が14日まで開かれている。

狛江市菊花会(山本八郎会長)が主催する同展には会員が丹精込めて育てた約250点の作品のほか、同会顧問で菊作りの名人飯田久雄さんが手がけた塔仕立てや盆養など数十点の参考作品が展示されている。
同会では、キク作りの技術を上げるため毎年テーマを決めて会員が花の出来を競う「競技花」を行っており、ことしは盆栽仕立てで、枝がでまっすぐ伸びる「直幹」と横に伸びる「横様木」がテーマ。このため、展示作品は小菊が多い。また、入会1年未満の人が育てた初心者コーナーもあり、それぞれ見事な花を展示している。会員によると、ことしは秋の長雨のためか花の開花が遅れ気味だという。

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麻生区役所で13日まで麻生菊花展

041111kiku川崎市麻生区の麻生市民館野外ステージ(川崎市麻生区万福寺1-5-2)で麻生菊花会(久保田啓司理事長)の会員が丹精込めて育てた花を展示、連日多くの市民が訪れ、熱心に鑑賞している。

同会は、麻生観光協会(小島一也会長)の下部組織として3年前発足。
会員28人が出品した茎の部分が短い「福助」「ダルマ」をはじめ、ストロー状の花弁が長く伸びた「管物」、半球状花弁が盛り上がって咲く「厚物」や「厚走り」、厚物を5本咲かせる「数立」、3本立ちの3色の厚物を1組とする「組飾」、幅の広い船底型の花弁一重の「一文字」、小菊をたれ下げて咲かせる「懸崖」「盆栽」の12種類。毎年出品点数が増え、ことしは昨年より21点多い181点が並べられている。
会場では、育てた鉢物のほか、小菊なども販売している。
会期は13日まで。同会によると、夏場が暑くて育てるのが難しかったが、全体的には良いできという。

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2004年11月11日

麻生区役所に防火ポスター:東柿生小4年の作品

04111101防火意識を高めて——秋の火災予防運動(11月8〜15日)の前日11月8日から麻生区役所ロビーに区内の子ども達が描いた標語入りの防火ボスター展が開かれている。
写真=麻生区役所でポスター展を見る親子

麻生消防署(松尾茂美署長)が数年前から毎年区内の小学校に持ち回りで協力してもらい行っているもので、ことしは東柿生東学校4年生が描いた作品30点を展示している。今回の予防運動の標語が「火は消した? いつもこころに きいてみて」のためか、タバコの消し忘れを描いた絵が多く、河合雅道さん、齊木綾さん、飯田萌子さん、嘉門美夢さん、真田琴音さんの作品が金賞に選ばれた。
同署では、このポスターをデジカメで撮影してプリントしたポスターを同小の学区内の掲示板など60カ所に貼りだし、子どもたちの描いた作品を見てもらうと同時に、市民に防火の呼びかけを行っている。
作品の展示は16日の午前中まで。

2004-11-11 in 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年11月 2日

二ケ領せせらぎ館で多摩川流域の初の歴史セミナー

二ケ領せせらぎ館(川崎市多摩区宿河原1-5-1)で、11月13日から連続講座「多摩川の歴史と文化セミナー」が開かれ、参加者を募集している。

同館の運営を行うNPO法人多摩川エコミュージアムが主催する。他の郷との境界と接点の両方の役割を果たした多摩川の流域の歴史や信仰伝承に焦点にあてその足跡を学ぶ内容で、同館が自然系以外の講座を催すのは初めだ。
日程とテーマは、13日「多摩川の信仰伝承」、20日「多摩川流域の歴史」、27日「境界としての河・そして道」。時間は各回とも午後1時半から3時半。講師は、元日本民家園園長の三輪修三さん。受講料は2000円。電話申し込み制で、定員は先着40人。電話は044-900-8386二ケ領せせらぎ館。
交通=小田急線・JR南武線登戸駅徒歩10分。

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2004年10月29日

麻生区文化協会が20周年:10月30日から記念の文化祭

麻生区文化協会が10月30日から麻生区文化祭を麻生区万福寺の麻生文化センターで催す。同会が創立20周年を迎えたのを記念し、「風 音 こども」と題し音楽、舞踊、朗読などを組み合わせた特別企画などもある。

主な内容は、
10月29日〜11月3日=美術工芸展(絵画、書、陶芸、生け花、写真、絵手紙)
10月29日〜11月3日=美術工芸団体展示(書道)
10月30日〜31日=デッサン会作品展(舞台衣装の女優を描いた作品)
10月30日〜31日=夏休み親子教室作品展(絵手紙、絵画、俳句など)
10月30日=茶席
10月30日=記念式典・鼎談(午後3時〜4時30分。鼎談では初代区長の西村俊行さんらが創立当時の思い出を語り合う)
10月30日=20周年特別企画・あさおに響けふるさとの心「風 音 こども」(午後12時30分。合唱と詩人まどみちおさんの詩の朗読、琉球舞踊、創作舞踊「菊の宴」、箏曲、創作舞踊「山柿の赤きを見れば」、弦楽合奏、ピアノ、ギター、ヴァイオリンなどの独奏、ソプラノ二重唱、バレエ)。展示(生け花、絵画、書)
10月30日=洋楽(午前10時〜11時30分。ワークショップと演奏)
10月31日=麻生区俳句大会(午前11時〜午後4時)
10月31日=洋舞(午後4時〜7時30分。6団体によるバレエの小品と合同作品「ドン・キホーテ」)
11月6日=邦舞・邦楽(午前11時〜午後5時。24団体による日本舞踊、新舞踊、民舞、民謡など)
11月7日=麻生フィルハーモニー管弦楽団第40回定期演奏会(午後2時30分、ベートーヴェン交響曲第7番ほか、入場1000円)
11月7日=吟詠・吟舞(午前10時〜午後4時30分。5団体)

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麻生区でうるしの仲間達展:漆、陶芸、額装など異なるジャンルの作品展示

041029urushi川崎市多摩区登戸新町の漆工芸作家深澤誠太郎さんの工房で漆塗りを習う工芸好きな仲間が、10月30日、31日に深澤さんの友人が経営する学習塾「麻生プレップスクール」(万福寺1-10-10)2階の同塾経営者・上野英夫さんの自宅でユニークな作品展を開く。
(写真=深澤さん(左端)の指導で制作する井沢さんら)

「うるしの仲間達展」と名付けられたこの展覧会は、さまざまな技法で制作した花立て、式台などの漆工芸を主体に、陶芸や額装などジャンルの異なる約25点の作品を並べ、コラボレーションを楽しむ。漆作品は、深澤さんのアトリエがある長野県開田村で長さなどが足りず「廃材」のらく印を押された樹齢数十年以上のヒノキやサワラで、塗りにより新たな命を吹き込まれた。
市松人形作家でもある深澤さんは「物を大切にする心を育てたい」と3年前から蒔絵の技術を使い、壊れた陶器や漆器を直す「金継ぎ」講習会を時々催しており、講習会の参加者たちの希望で、1年前にうるし塗りの教室を開いた。参加者は麻生区王禅寺で陶芸を教える井沢三枝子さん、横浜市青葉区で額装を教えるバーバラ酒井さん、パッチワークが趣味の渋谷区の木村賀子さんら5人で、なかには転居先の大阪から新幹線で通う人もおり、日々の暮らしの中で自分らしさを表現したいと手仕事を続けている。
井沢さんらは「木が変化していく様子に引き込まれた」「自分の作品づくりのヒントになる」と漆工芸の魅力を語る。深澤さんによると、手仕事を長く続けたため意欲的で上達が早く、それぞれの世界を紹介できる展覧会を催すことにしたという。
会場には、木目を生かした「生地塗り」、カヤなどを置いてうるしを塗る「布着せ」、うるしが乾かないうちに凹凸をつける「研ぎ出し」などの技法で制作した作品各2点と、それぞれが得意とする作品を出品する。指導者の深澤さんもさまざまな技法を駆使したプレートのほか、近所で鉄工所を営む正田隆三さんと合作のベンチを出す。
深澤さんは「漆工芸は高価で美術品と思われがちだが生活の道具としてよさを再発見してもらえれば」と話している。
会期時間は午前11時~午後5時。交通は、小田急線新百合ヶ丘駅北口徒歩4分。問い合わせは、電話090-2452-4518深澤さん。

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楽譜や楽器を描いた市営バスが走行:「音楽の街・かわさき」をPR

041009basu車体に「音楽の街・かわさき」をPRする楽器や楽譜を描いた川崎市営バスがお目見えし、10月27日から市内を走っている。
(写真=塩浜営業所に配車された白デザインのラッピングバス)
「『音楽のまち・かわさき』推進協議会」(会長・西室泰三東芝会長)が、川崎市に提案して制作されたもの。塩浜、上平間、井田、鷲ケ峰の市バス営業所に各1台配車し、臨海部から丘陵地帯までそれぞれの路線を走る。利用路線は「川03系統 県営埋立線(川崎駅~浮島バスターミナル)」、「川71系統 御幸線(川崎駅~小杉駅)」、「鷲02系統 有馬線(小杉駅~鷺沼駅)」、「溝17系統 柿生線(溝口駅~柿生駅)」。

ラッピングバスは白地に楽譜や花を描いたものと青地にバイオリンなど5種類の楽器を描いた2種類のデザインで、いずれもパステル調のカラフルな色で「音楽のまちかわさき」の文字が描かれている。
一般利用前日の26日午後3時15分から市役所第三庁舎前で阿部孝夫市長、西室会長、小玉孝夫交通局長、高橋フサノ推進協議会事務局長らが出席してバスの発表会が行われ、洗足学園音楽大学OBが川崎市出身の歌手・故坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」などを演奏しお披露目に花を添えた。西村会長は「ミューザ川崎シンフォニーホールのシンボルにしたい」とあいさつ、阿部市長は「市内7区を音楽の街としてつなげたい」と語っている。

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2004年10月23日

麻生区の古書店店主と顧客が文芸同人誌を創刊

041024川崎市麻生区の古書店経営者とその顧客が、10月1日に同人誌「Pegada (ペガーダ)」を創刊した。同誌は、小田急線百合ヶ丘駅前で古書店「アニマ書房」を経営する高石の春田道博さんとその顧客13人で作る文芸同人「アニマの会」が発行、400部印刷しアニマ書房のほか、有隣堂新百合丘店、大塚書店などで500円で販売している。
(写真=ペガーダを持つアニマ書房の春田さん)

アニマの会は、麻生区、多摩区、横浜市、厚木市に住む25歳から74歳の14人が参加、職業も学生、作家、会社員、文芸評論家、エッセイスト、画家とさまざまで、プロ、アマともいずれおとらぬ文学愛好家という。駅前の古書店が取り持つ縁で同人となったことから元大手出版社の編集者だった桜井信夫さん、画家の篠田泰藏さんをはじめ麻生区民が10人を占めている。
ポルトガル語で「足跡」を意味するこの同人誌は、A5判136ページで、創刊号は同人全員が書いた小説、詩、評論などを掲載、表紙は小説も発表した篠田さんが担当した。巻頭に「閉塞した時代になにを表現すべきか(中略)個々人の苦しい模索が続く状況のなかで、現代文学の変革を指向する者が集まり、表現の場を設けることにより、新しい文学の地平を切り開くことが可能になります(後略)」とアニマの会が目ざす理想と目的を掲げた宣言文を載せている。発行は年2回春・秋の予定で、次号は2005年4月。
掲載作品は、「汚泥の池」ほか3編の短編小説、詩「回想の海」1編、エッセイは大手出版社の編集者だったころの思い出を書いた「夏の日の挽歌、松本清張のことなど」、無声映画時代からの日本映画ガイド「後追い世代の日本映画ニュー・スタンダード(連載の予定)」ほか2編、評論は「谷崎にとっての女性」、「伊藤整の『日本文壇史』を巡って」2編で、テーマも素材も多岐にわたる。
事務局の春田さんは、1960年代に詩や評論を書き文芸同人誌に作品を発表、現代詩で受賞経験も持っていたが、1970年に筆を折り会社員になった。定年少し前の1999年、創業75年の勤め先が倒産。約40年住む麻生区で後の世代に日本文化を伝える仕事をしたいと、2000年11月に文学、歴史、思想哲学などの書籍を中心とする古書店を開業した。顧客とのコミニュケーションを深め、文化の継承をと毎月A4判両面刷りの通信を発行、常連客のエッセイや評論などを掲載している。こうしたことから昨年2、3人の顧客から同人誌の発行を持ちかけられ、店の経営理念と一致するところが多いと顧客に呼びかけ、5月に同人を発足させた。春田さん自身も、35年ぶりに創作した詩を載せている。創刊号は、篠田さんら5人が編集を担当、11月に初めて掲載作品の合評会を行う。春・秋の年2回発行の予定で、次号は2005年4月。
春田さんは「麻生区の周辺は、作家、画家も多く住んでおり文化的レベルが高く、ペガータにもプロが参加している。作品を書くというのは個人的な行為で、ともすれば表現が独善的になることもあるが、同人誌では互いに作品を批判し合って質を高めることになる。将来はこのなかから新たな作家や評論家が育つようにしたい」と意気盛んだ。
活字離れの時代に、固い内容の同人誌を発行するのは大変なことだが、メンバーらペガーダの創刊で文学に対する関心を深め、地域の文化、芸術活動が盛んになることも目的にしており、今後は同人も募るほか、一般読者を作品も有料で掲載することも検討している。
問い合わせは電話044(953)2050アニマ書房。

2004-10-23 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年10月16日

シネマエッセイ・コンクール:グランプリは宮前区の菅野さん

04101602しんゆり映画祭10周年記念企画のひとつ、映画への思いをつづる「シネマエッセイ・コンクール」の入賞作品の発表と表彰式が10月11日、新百合21ビルで開かれた同祭10周年記念パーティーの席上行われ、川崎市宮前区鷺沼・菅野あゆみさんら4人の受賞者に審査委員長の映画評論家佐藤忠男さんと同祭マスコットのシネマウマから賞状と副賞が渡された。

(写真=シネマエッセイ・コンクールの受賞者と佐藤審査委員長(左))

コンクールには、市内をはじめ首都圏各地から約50編の作品が寄せられ、佐藤さんのほかシナリオライター加藤正人さん、映画監督天願大介さん、映画監督篠崎誠さん、無声映画弁士澤登翠さん、白鳥あかね同映画祭実行委員長、初代実行委員長武重邦夫さんが審査した。グランプリにはことしの映画祭上映作品のひとつ『ジョゼと虎と魚たち』(犬童一心監督・2003年)を取り上げた菅野さんの「映画と私」、次点は「黄泉がえり」(塩田明彦監督・2002年)について書いたの茅ヶ崎市の水口美恵子さん「会いたい」と『バベットの晩餐会』(ガブリエル・アクセル監督・1987年)を書いた海老名市の小林教子さん「バベットの料理」が、シネマウマ賞(市民賞)には映画を見る行為そのものにふれた麻生区万福寺の長尾松代さんの「ハレ」が選ばれた。
表彰後4人は、取り上げた映画とのかかわりなどについてスピーチ。その後、佐藤さんが「応募作は読ませる文章が多かった。映画は一人ひとりがその映画をどう理解するかが大切で、その人自身が重要な作品と思うことで評価が決まることを、改めて教えてもらい、とても勉強になった」と講評した。
グランプリの菅野さんは「映画が大好きで週1回は見ています。はじめてコンクールに応募して、自分の気持ちを素直に書いた文章がグランプリに選ばれ、とても光栄です」と喜んでいた。また他の3人も「著名な方にエッセイを読んでもらい、選ばれてうれしい」と話していた。
受賞作品は、しんゆり映画祭ホームページ(http://www.siff.jp/)「シネマエッセイコンクール結果発表」ページで掲載されている。

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しんゆり映画祭:10月11日にボランティアら200人が10年の歩み振り返る

0410160110月3日からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘などを中心に開催された、KAWASAKIしんゆり映画祭(川崎市・芸術のまちづくり推進委員会主催)が閉幕、最終日の11日には10周年感謝パーティーが新百合21ビルで開かれ、阿部孝夫川崎市長のほか10年間に参加した市民ボランティアなど関係者200人が参加、これまでの映画祭のあゆみを振り返った。

(写真=記念のくす玉を割る(左から)阿部川崎市長、中島豪一芸術のまちづくり推進委員会委員長、武重邦夫初代実行委員長、白鳥あかね実行委員長)

同祭実行委員長の白鳥あかねさんが、室内開催となった8月の野外映画や期間中に関東地方を直撃した大型台風で交通機関がマヒするなど、悪天候にたたられたことしの映画祭でタクシーで駆けつけたゲストや客席を埋めた観客の話を披露、「(ゲストや観客が来てくれたのは)市民の力で作り上げてきた映画祭の10年の重み。涙がでるほどうれしかった」とあいさつ。阿部市長は「支える人、見る人の熱意ですばらしい歴史を作り、ことしはプログラムの一部をミュージアムで開くなど市内に広がってきた。市内には、シネマコンプレックスも増えており、映画の街川崎として市民が誇れるまちづくりをしたい」と語った。
白鳥委員長は、5年ごとに実行委員長が交替していることにふれ、新たな歴史を積み上げるため、来年からは広報など裏方で支えてきた市民ボランティアの野々川千恵子さんが3代目の実行委員長に就任することを明らかにした。
市民公募の声優、朗読グループ「さんざしの会」、映画祭スタッフなど副音声によるバリアフリー上映のメンバー、さらにジュニア映画制作ワークショップのメンバーらこれまで映画祭に参加した市民ボランティアも壇上にあがり、エピソードや映画への思いを語り、会場から大きな拍手が送られていた。
映画祭のパーティーらしく、スタッフ制作による10年間のあゆみを振り返るビデオや訪れたゲストへのインタビューを編集したビデオも間に上映され、会場を大いに盛り上げていた。
ロビーには映画祭を楽しく彩ってきた同祭のマスコット「シネマウマ」のオブジェやグッズ、パンフレット原画、スタッフによる巨大ポスターのほか、10年間のパンフレット、バリアフリー上映用の副音声脚本などが展示され、参加者は思い出話に花を咲かせながら見入っていた。

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2004年10月14日

多摩区が区内の名所・旧跡を紹介する散策マップ発行

04101401川崎市多摩区内の名所や旧跡、自然景観が豊かな場所など74カ所を紹介する「多摩区お宝散策地図」(写真)が、散歩や街の再発見に役立つと人気を呼んでいる。

この冊子はA5判33ページで区民で構成する多摩区まちづくり推進協議会文化教育部会が「町の再発見のきっかけとなり、地域への愛着を深めてほしい」と編集発行、1万2000部印刷して多摩区役所、生田出張所、菅連絡所、緑化センター、二ケ領せせらぎ館、フルーツパークで無料配布している。
内容は、多摩区を菅、中野島・登戸、宿河原・堰・長尾、生田東、生田の5地区に分け、各地区の神社、仏閣、公園、文化施設、遺跡、遊歩道、多摩川の渡し場などの旧跡を写真や絵葉書と短文で紹介、略図で場所を表記している。このほか「水と緑の潤いの多摩」と題する章を設け、古い絵はがきやチラシを載せ砂利採取、イカダ流し、紙すき、競馬場跡など昔の多摩川の様子に加え、長尾で作られていた天然氷とため池のスケート場、多摩川ナシ、宿河原のモモなど昔の生活文化を紹介している。また区内の緑地や保存樹、地域のシンボルとなっている「まちの樹」、水路図なども掲載している。
冊子は、同部会が実地調査して2003年3月にまとめた「多摩区の魅力てんこ盛り~史跡・文化財・残したい自然」を基に,
公共施設などを入れて携帯に便利なサイズに再編集した。同会が撮影した写真のほか同区菅馬場のグラフィックデザイナー望月雪桜さんの協力で、望月さんが描いた「ハガキ絵 多摩区88景」を載せてある。
問い合わせは044(935)3148多摩区役所地域振興課。

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2004年10月 8日

柿生中学吹奏楽部が10月9日、東日本吹奏楽大会に初出場

04100801川崎市立柿生中学校(串間満子校長)の吹奏楽部(草間優美部長)の部員38人が、10月9日に北海道札幌コンサートホールkitara大ホールで行われる第4回東日本吹奏楽大会に初めて出場、顧問の渡辺寿子教諭の指揮で「吹奏楽のための木挽(こびき)歌」を演奏する。川崎の市立中学吹奏楽部が全国レベルの大会に出場することは珍しく、10月4日に渡辺教諭と草間部長、今井祐之副部長が市役所を訪れ、河野和子教育長から激励を受けた(写真)。

同校は9月11日に宇都宮市で開かれた第10回東関東吹奏楽コンクールの中学生B部門(35人編成)に初出場、フェスティバルの部で優秀賞を受賞、東日本大会への出場を決めた。
フェスティバルの部は楽譜を見ずに動きのある演奏をする部門で、同校では部員のうち3人が踊り子役で出演、東日本大会でも同様の演奏を行う。同大会には、東関東のほか西関東、東京、北陸、東北、北海道の各地区から選ばれた69校(小学校18校、中学校29校、高校22校)が演奏技術と表現力を競う。
卒業アルバムに各クラスの合唱を入れたレコードを作るなど以前から音楽教育の盛んな同校は、毎年市の吹奏楽コンクールに参加している。これまで神奈川県吹奏楽コンクールに出場したことがあったが、県内には音楽の名門校が多く、県代表になるのはきわめて難しいという。同校では、渡辺教諭が顧問になってから表現力を高めるため楽譜を見ない演奏を取り入れてきた。ことし初めてフェスティバルの部が創設された県大会にチャレンジ、同部門のトップになった。部員たちは「学校の歴史に残る機会なので、演奏者も観客も気持ちのいい舞台にしたい」と7日からの中間試験中にも猛練習を続け、本番に臨む。

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2004年10月 6日

KAWASAKIしんゆり映画祭:10周年迎え11日まで多彩に

ことし10周年を迎えるKAWASAKIしんゆり映画祭(川崎市・芸術のまちづくり推進委員会主催)が10月3日から始まった。最終日の11日まで3会場で30本の映画上映、トーク、音楽会などが催される。

同祭は、「市民(みんな)がつくる夢のお祭り」のキャッチフレーズで小田急線新百合ヶ丘駅前の日本映画学校の講師や学生、市民で構成する実行委員会(白鳥あかね委員長)が運営、ワーナー・マイカル・シネマズ新百合丘が協力して上映が行われる。
多くの人に映画を楽しんでもらおうと、目の不自由な人のために手作りの脚本による副音声を付けたり、保育付きの上映も行っている。また、多数のボランティアや麻生区内の福祉団体が参加し、映画の選択からチケットやプログラムの準備、当日の会場案内や保育などの裏方をサポートしている。
節目のことしは「コラボレーション collaboration 共に働く・共に創る」をテーマに、市民投票による「もう一度みたいあの映画」の上映や東京交響楽団弦楽メンバーによる「音楽と映画の夕べ」など特別企画イベントも開かれるなど、内容も多彩だ。
皮切りの3日には、中原区の市民ミュージアムで2000年から2003年までに中学生が制作した11作品の上映、過去4年間に参加した中学生から大学1年生のOB16人がことし制作した33分の力作「ジブン +願望=コドク」を上映したほか、中学生が映画を作ることの意義について語り合うシンポジウムが開かれた。
8日から11日までのメイン上映では、有料作品「もういちど見たいあの名画」「今、あの時代(とき)を考える」「映画で出会った若者たち」「ニュー・ウエーブ・ジャパン」「ゼブラーマンVSシネマウマ」のほか「白鳥あかねの映画人生50年」の6コーナー17本をワーナー・マイカル・シネマズ新百合丘で上映、このうち9本が保育付き。
最終日の11日は午後1時から新百合21ホールで日本映画学校卒業制作映画で第22回そつせい祭グランプリ受賞作の「回転する空の下で」を上映、フィナーレのパーティーでシネマエッセイコンクールのグランプリ作品の表彰が行われる。
特別企画「音楽と映画の夕べ」は、8日午後6時30分からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘で2部構成で催される。
1部は東京交響楽団弦楽コンサートマスターのグレブ・ニキティンさんとその仲間による弦楽四重奏ミニコンサートで、市民投票第2位の映画『サウンド・オブ・ミュージック』、『スティング』のテーマ曲「ジ・エンターテイナー」、『プラトーン』の「弦楽のためのアダージョ」、『風と共に去りぬ』より「タラのテーマ」を演奏する。
2部は『サウンド・オブミュージック』(午後7時25分〜10時20分)の上映で当日券は一般2000円、前売りは、6日まで新百合ヶ丘サティ・ビブレ新百合ヶ丘チケットブース(正午〜午後4時)で扱っている。
問い合わせは電話044(953)7652KAWASAKIしんゆり映画祭事務局
上映作品や時間はKAWASAKIしんゆり映画祭事務局のHP (http://www.siff.jp)へ。

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2004年9月25日

スタッフが明かすしんゆり映画祭「野外上映会」の舞台裏

04092404市民の手作り映画祭としてユニークな活動を続け、ことしで10回目を迎えるKAWASAKIしんゆり映画祭。
そのよびもののひとつ、「なつやすみ野外上映会」がことしも8月28日に麻生小学校で開かれ、多くの市民が「ホテル・ハイビスカス」や沖縄舞踊などを楽しんだ。しかし、今回は大雨に見舞われ、初の雨体験とあってスタッフは会場変更などにおおわらわとなった。
上映会の準備から開催当日までの舞台裏をエピソードをまじえてスタッフの坂田未希子さんに明かしてもらった。
(写真はしんゆり映画祭のボランティアスタッフが制作した「シネマウマシーサー」)

kawasakiしんゆり映画祭の特長のひとつに「カタチから入る」というのがある。
上映作品が決まると、次はその作品をどう盛り上げるかということにスタッフの全精力(?)が注ぎ込まれることになる。例えば、タバコ屋を舞台にした映画『スモーク』(2002年上映)のトークイベントでは、映画さながらのタバコ屋セットが登場、ゲストを驚かせた。銭湯を舞台にした映画『こころの湯』(2002年上映)では、受付に番台が出現。番台に座ったスタッフがちょっと高い位置から来場者をお出迎えした。
このようなサービスは映画を上映する上でおそらく、いや、全く必要のないことなのかもしれない。だいたい、作るのに時間も手間もかかるのである。たった1度の上映のためにここまでやる映画祭が他にあるだろうか。それでも、まずカタチにこだわってしまうのが、しんゆり映画祭なのである。


そんなわけで、今年の野外上映会の作品が『ホテル・ハイビスカス』に決まったとき、おのずと会場は沖縄ムードでいくことに決まった。
屋台のテントにハイビスカスの花を飾り、舞台左右には映画祭のマスコットキャラクターである「シネマウマ」をシーサーにみたてた「シネマウマシーサー」を設置。スタッフの衣装はアロハで、髪にはハイビスカスの花を飾る。沖縄というより、ハワイといえなくもないが、映画がハイビスカスなわけだし、南国の雰囲気がでればよいということにした。
さて、思いつくだけ思いついたものの、作るのは大変である。日本映画学校の学生さんらによる美術班の指導でハイビスカスの花作り講習会が開かれる。大きな画用紙を花びらの形に切り取り、モールでつくった雌しべ(雄しべ?)を中心に5枚の花弁をとめてゆく。これがなかなかうまくできず、悪戦苦闘。当映画祭の某実行委員長は、1つの花を作るのに30分ぐらい格闘していた。
最大の難関はシネマウマシーサーである。そもそも「シネマウマシーサー」とはなんなのか? 学生たちのアイデアで、「シーサーがシネマウマの着ぐるみを被っている」というものになった。新聞紙で作った張りぼてのシネマウマ。その首のあたりから真っ赤なシーサーが顔を出している。想像以上に立派なものになった。

さて当日。あいにくの雨。体育館上の通路には屋台を彩る予定だったハイビスカスが飾られている。美術班の機転で、せっかく作った花が雨でぐしゃぐしゃにしおれてしまうことは免れたようだ。
シネマウマシーサーは、環境デザイナーの岩崎敬さんにライトアップしていただき、ますます威厳が備わったようだ。光が音によって瞬く仕組みになっているのも楽しい。
第一部は和太鼓グループ「雷鼓」の演奏で幕開け。私たちの意気込みを感じ取ってくれたのだろう、髪にはハイビスカスの花をつけてくれている。そんな心意気がとてもうれしい。続く「絃友会」の踊りと演奏ではたっぷり沖縄を堪能。偶然にも映画に出てくる手遊び付きの曲「赤田首里殿内」の演奏もあり、手遊びの図解を出す。映画学校生が書いてくれたかわいいイラスト、シネマウマも登場しての手遊び講習に、会場中が和やかな雰囲気に包まれた。
イベントが始まったころは半分ほどだったお客さんが、上映前には会場いっぱいになっている。雨の中、こうして多くの人が来てくれたのは、野外上映会を楽しみにしてくれていたからだろう。この会が夏休み最後のイベントとして定着してきたことがとてもうれしい。
体育館での上映となったことで、会場内に一体感が生まれたような気がする。上映終了後、中江監督と主演の穂波ちゃんが登場し、最後にカチャーシーを踊るまで、ほとんど帰る人はいなかったようだ。それどころか、みんな楽しそうに踊っていた。

会場の雰囲気と映画の余韻が相まって、会場全体に心地よい空気が流れていたのかもしれない。出口付近でお客さんを送り出していたスタッフに、みんなニコニコしながら帰っていったという話を聞き、ほっとした。それと同時に、狭い出口に人が押し寄せてパニックになることもなかったのは、お客さんの協力があってこそだと感謝するばかりである。
『ホテル・ハイビスカス』の上映が決まったときから絶対にやりたかったのが、出口に垂らした「おやすみかん」の幕。映画の中で、旅に出ていた母を迎えるため「おかえりんご」の垂れ幕を作るのをまねたものだ。終映後、片づけのためにバタバタしてしまい、「おやすみかん」を見上げるお客さんの顔を見る余裕がなかったのが残念だが、きっと、くすくす笑いながら帰ってもらえたと信じている。
(KAWASAKIしんゆり映画祭 市民ボランティアスタッフ 坂田未希子)

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麻生小で「野外」映画会:900人が「ホテル・ハイビスカス」楽しむ(2004/09/16)

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2004年9月16日

麻生小で「野外」映画会:900人が「ホテル・ハイビスカス」楽しむ

37326川崎市麻生区の麻生小学校体育館で8月28日、中江雄二監督「ホテル・ハイビスカス」の上映会が開かれ、約900人の市民が手製のハイビスカスの花などで飾られた南国ムードいっぱいの会場で映画や沖縄舞踊などを満喫した。
同小での上映会は、ことし10周年を迎えるしんゆり映画祭(川崎市・芸術のまちづくり推進委員会・麻生区主催)のプレイベントとして2000年から毎年開催されている。

2年前から夏休み最後の土曜日に親子で野外映画を楽しんでと、親子で楽しめる作品を選び、食べ物の屋台やゲーム、フリーマーケット、映画にちなんだイベントなども催し、飲食自由な開放的な雰囲気で映画がみられると好評だ。
今回は、台風による雨で急きょ体育館に会場を変更したが、同映画祭を運営するKAWASAKIしんゆり映画祭実行委員会(白鳥あかね実行委員長)では、野外上映会で初めて体験する雨に大わらわ。実行委員やボランティアスタッフ、日本映画学校の学生など約100人が、体育館にシートを敷いたり、通路に模擬店用のテントを張るなど会場設営に追われた。悪天候のため人出が心配されたが、午後4時の開場とともに幼児や小学生を連れた親子づれなどがぞくぞくと訪れ、主催者をほっとさせた。
映画祭スタッフは、アロハシャツにハイビスカスの花飾りを髪に付け、観客を誘導、舞台下には、同映画祭のマスコット「シネマウマ」をアレンジしたシネマウマシーサーを飾られ、映画会を盛り上げた。
午後6時からは「沖縄祭り」と題し、川崎市を拠点に活動し沖縄の伝統芸能の普及・継承活動を行っている琉球民謡「絃友会」による琉球舞踊や民謡、手遊び歌などが披露された。
映画の上映後には、中江監督と主役の小学3年生の超元気少女・美恵子を演じた藏下穂波さんがあいさつ、フィナーレでは中江監督と藏下さんが楽しいときに踊る沖縄舞踊「カチャーシー」を観客と共に踊った。
白鳥あかね実行委員長は「10年目の映画祭の初日に当たる大切な野外映画会だったが、雨の中をたくさんの人が来ていただけて、すごくうれしい。きっとシネマウマシーサーが守ってくれたんでしょうね」と喜んでいた。

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