2006年6月17日

川崎市多摩区の登戸駅が一新:南北自由通路とペデストリアンデッキも開通

060617noborito02 川崎市北部の交通の拠点−多摩区のJR南武線の登戸駅と南北自由通路が一新され、6月17日午前4時から利用が始まった。午前11時30分からは駅舎と自 由通路、小田急線と南武線を結ぶペデストリアンデッキの開通記念式典が催され、阿部孝夫市長らテープカットを行って完成を祝った。

写真=開通したペデストリアンデッキとJR南武線登戸駅(後方)

写真ニュース:新しい登戸駅の様子を見る>>

060617noborito01 南北自由通路のJR南武線改札口の向かい側で催された式典には関係者など43人が参列した。乗降客らが見守るなか、阿部市長が「完成まで長くお待たせしたが、ようやく開通することができました。登戸駅は1日約18万人が利用する拠点駅になりましたが、近くに市立多摩病院や生田緑地などがあり、区画整理事業も進行中で、北部の一大拠点の中心としてさらに発展を期待します」とあいさつした。
この後、阿部市長、矢沢博孝・市議会議長、川崎善太郎・多摩区長会連合会会長、福井勝弘・JR南武線登戸駅長、小清水保男・小田急線登戸駅長の5人が紅白のテープにはさみを入れた。
登戸駅を訪れた乗客の多くが、がらりと変わった駅の姿に驚いた様子。「明るくて見違えるようにきれいになった」「改札口や切符の売り場も広いし、乗り換えが便利になった」などと話し、なかには携帯電話を取り出して写真を撮る女子高生などの姿も見られた。
この日も電車で来たという阿部市長も「私自身も登戸駅をよく利用するので、利用者の皆さんに喜んでもらえてうれしい。これによって、周辺の再開発にもはずみがつくのでは」と喜んでいた。
南武線登戸駅西側の踏切は、ラッシュ時間帯には1時間に38分も遮断機が下りたままの「開かずの踏切」となっていたが、南北自由通路の開通によって、歩行者は待たずに南武線を横切ることができるなど、地域の一体化がはかられる。また、引き続き、駅北側を走る都市計画道路小杉菅線を立体交差する歩行者用の通路も今年度中に造られることになっており、多摩川を訪れる人などにも歓迎されそうだ。

写真左=テープカットをして完成を祝う阿部市長(中央)ら

関連記事:川崎市の登戸駅南北自由通路とペデストリアンデッキが6月17日から利用開始


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2006年6月14日

産業振興会館で日本×ブラジル戦を大画面放映:入場無料で参加者を受け付け中

ワールドカップ出場の日本代表をみんなで応援しよう——JR川崎駅西口の川崎市産業振興会館1階ホールで6月23日午前3時30分に日本×ブラジル戦を同館1階ホールで200インチハイビジョンスクリーンで放映、参加者を募集している。

「パブリックビューイング」と呼ばれるこの放映は、同館を管理・運営する川崎市産業振興財団が日ごろの利用の感謝と地域貢献を兼ねて川崎市サッカー協会と共催、FIFAにパブリックビューインク料21万円を支払い催すもの。同館では8年前のフランス大会の日本×アルゼンチン戦でも、大画面放映を行っており今回が2回目。
参加は申し込み制で、入場無料。定員は先着200人。希望者は川崎市役所、市内の各区役所・支所・出張所などに配布の申込用紙(なければ普通の用紙でも可能)またはメールで、参加者の氏名、年齢、電話番号、FAX番号。メールアドレスを書き、6月16日午後5時までに同財団に申し込む。送り先はFAX044(548)4151 、[email protected]川崎市産業振興財団事業推進課。
グループリーグ初戦のオーストラリア戦に負けたため、申し込みはまだ半数程度で、締め切り後に定員に達しない場合は200人に達するまで受け付ける。対象は一般成人で県青少年保護育成条例により18歳未満の入場は不可、受け付けで年齢のわかるものを提示する。
開演は23日午前3時30分〜6時までだが、未明の放映のため会場は早めの22日午後10時から。車での来場は可能だが、同館の駐車場は開いていないため自分で確保する。待ち時間のロビーの利用は自由だが、会場内は飲食禁止で、酩酊している場合は入場禁止となる場合があるほか、鳴り物の持ち込みは禁止などの制限がある。
問い合わせは電話044(548)4119川崎市産業振興財団事業推進課。

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サッカー選手人形で日本代表を応援:JAバンク東京狛江支店

060614ninngyou01 狛江市東和泉1丁目JAバンク東京狛江支店(秋元一明支店長)の窓口に、ロナウジーニョ、ベッカム、ジダンなど世界各国の有名なサッカー選手の人形約100体がお目見え、人気を呼んでいる。

写真=フィールドと観客席をあしらったディスプレー(上)、高原・小野選手とロナウジーニョの人形(下)

060614ninngyou02 同店行員の増渕直人さんが、2006FIFAワールドカップ大会に出場している日本代表を応援しようと、支店長の許可を取りディスプレーしたもの。この人形は、サッカー好きの増渕さんが2001年から趣味で集めているイギリス・マイクロスターズ社製のサッカーゲームのおもちゃで、約1000体の中から今回出場する各国代表や過去に活躍した選手をスタンドと競技場のフィールドにあしらっており、待合い時間に選手を捜すのも楽しみ。増渕さんによると、このメーカーはヨーロッパで活躍する選手を中心に人形を制作しているため日本人選手の人形はほとんどなく、一部は日本のメーカーのものを利用したという。
このディスプレーは、ワールドカップ終了時まで飾られている。

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2006年6月11日

川崎市麻生区で農業体験:親子300人が田植え

060610taue 川崎市麻生区古沢で6月10日、同区内の親子など約300人が参加して田植えが行われた。
魅力ある区づくり推進事業として米作りを通して親子の絆を深め、都市農業の大切さを知ってもらおうと、小学生とその親を対象に毎年行われているもので、参加者たちは泥だらけになりながらも数センチに育った苗を大切そうに植えていた。

ことしは5月上旬以来の天候不順の影響で苗の生育が遅れたため、例年の4枚の田んぼに植える分が確保できず、この日は半分の2枚の水田に数時間かけて植えた。
子どもだけでなく、親も初めてという人が多く、苗の植え方を習ったあとおっかなびっくりで田んぼに入り、1列に並んで目印のロープに沿って順に苗を植えた。子どもの中には、自分の番が来るまで水の張られた田んぼに入って、泥だらけになりながら追いかけっこをしたり、虫を追いかけて目を輝かしていた。
幸区や中原区など市の南部から参加した小学生は「田んぼに入ったのも初めてで、すごく楽しかった」、一緒に来たお母さんも「わたしも田植えは初めて。川崎にもまだ水田があることに感動しました」と喜んでいた。
この体験農業は、子ども会連合会、青少年指導委員会、体育指導委員会の3団体で構成する実行委員会が休耕田を借りて行っているもので、田起こしから収穫までを行う本格的なもの。
参加者を区が公募したところ、麻生区から61家族208人、区外から25家族86人の合わせて82家族281人が応募、定員の250人を上回ったが、全員を受け入れることにした。今後は、残る2枚の田にも苗を植え、7月に草取り、8月に網かけ、かかし作り、9月に稲刈りとかけ干し、10月に脱穀ともみすり、11月には収穫祭を行う予定。

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2006年5月19日

花酵母の酒の試飲会:5月21日に狛江市で

狛江市内の日本酒愛好家らの団体「狛江でおいしい地酒を楽しむ会」が80回を迎え、いま話題の「花酵母」を使った酒を飲み比べる会を5月21日午後7時から小田急線狛江駅前のエコルマホール6階の多目的室で催す。

同会によると花酵母は、東京農業大学短期大学部醸造学科の中田久保教授が長年の研究から作り出した自然界からの清酒酵母で、日本酒に存在する様々な香りや味の個性を増幅促進する力を持つのが最大の特徴という。同大学の卒業生を中心に全国の熱心な蔵元が集まり2004年に「花酵母研究会」が設立された。
花酵母は、ナデシコ、ツルバラなど種類も豊富で、これまで日本酒を苦手としていた人にも飲みやすい酒もあるという。
当日は、穴吹酒造、壱岐焼酎協業組合、白相酒造、来福酒造、李白酒造、六歌仙など13社の酒が出される予定。参加は、申し込み制で2500円。
申し込み・問い合わせは電話03(3480)8931籠屋秋元商店内狛江でおいしい地酒を楽しむ会事務局。

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2006年5月12日

麻生区の福祉作業所でハーブまつり

ことし10周年を迎える川崎市麻生区下麻生3-32-5の福祉作業所「があでん・ららら」で5月13日午前10時から午後3時まで、ハーブ苗やバーブを使った自主製品、ミニコンサートなどを行う恒例のハーブまつりが開かれる。

がーでん・らららは、離農した園芸農家の畑、温室2棟、住宅を借り受けて1996年4月に開所、川崎市内では数少ない園芸作業を主力としたこころの病の人のための作業所。現在、約1000平方mの畑と温室で約100種類のハーブの苗や園芸用の花を育てるほか、園で取れたハーブ入りのクッキーやポプリなどハーブを使った手芸品をボランティアとともに作っている。
「ハーブまつり」は、作業所への理解と地域で支援する人への感謝のため、市民団体の協力で開所翌年から開催。当日はハーブガーデンの公開、ハーブ苗、ハーブクラフトやクッキーの販売のほか模擬店、バザーのほか温室でミニコンサートが催される。ミニコンサートは、午前10時15分から午後2時30分で、矢島恭子さんと吉川洋子さんのバイオリンとピアノ演奏、TOMATOの打楽器演奏、ゆり太鼓の和太鼓、アンサンブル木の実の手作り楽器演奏、田園調布大学「ごっつぺる」の合唱といずれも地域で活動する音楽グループが出演する。
交通は小田急線柿生駅、田園都市線市ヶ尾駅からバス「麻生新町」下車。
問い合わせは電話044(989)8323があでん・ららら。

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2006年4月29日

狛江市の酒屋で地域ヒーロー「コマレンジャー」の日本酒販売

0604292 狛江市の地域ヒーロー「多摩川戦隊コマレンジャー」のラベルを貼った日本酒が狛江市駒井町の籠屋秋元商店でこのほど売り出された。この酒は、コマレンジャーが誕生した2003年に長野県佐久市の千曲錦酒造が作った純米無濾過の熟成純米酒で、同店で販売するほか市内や渋谷区の居酒屋でも扱われ人気を呼んでいる。

酒は、KOMA RED(狛江の守護神)、KOMA BLUE(多摩川の水神)、KOMA GREEN(五本松の化身)、KOMA YELLOW(小足立忍者の末裔)、KOMA PINK(まとじひめの子孫)の5人のヒーローと悪役のバカラス軍団の6種の4合(720ml)瓶のほか5人のヒーローを扱った一升(1.8l)瓶がある。価格は4合瓶は1260円、一升瓶は2415円。
060429 コマレンジャーは、同市を元気な町にしようと市民団体の狛江応援団が企画。2003年7月に同市元和泉で開かれたほおずき市に初めてお目見えした(写真・左)のを手始めに、市内のさまざまなイベントに呼ばれてショーを開催、最近は狛江市と交流する川口町のイベントなどにも参加、子どもたちだけでなく幅広い年代に指示されている。
コマレンジャーを地域おこしのツールに活用しようと、協賛企業・商店主などでコマレンジャー・プロジェクトが発足。コマレンジャーのキャラクターを使った「狛江発」の商品の第一段として、秋元賢社長に相談したところ、蔵元の協力で2003年に仕込んだ酒のうちタンク一本分(一升瓶600本分)の酒に特製ラベルを張り、売り上げの一部がコマレンジャーの活動資金となることが決まった。
3月から限定販売されているが、秋元社長によると話題性だけでなく味の良さで求める客も増え、現在約30件の居酒屋でも取り扱われている。
問い合わせは電話03(3430)8931籠屋秋元商店。

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2006年4月16日

狛江市で初の子ども農業体験塾

06041501 夏野菜の種まきから収穫までの一連の作業を体験する「狛江市子ども農業体験塾 野菜作りの達人教室」の開校式が4月15日、狛江市和泉本町の狛江第一小学校体育館で開かれた。

写真=8件の受け入れ農家と子どもたち

この塾は、次世代を担う子どもたちに土に親しむ作業を通して食べ物を作る大変さ、自然の恵み、都市農業などについて関心を高めてもらおうと、同市市民部産業生活課と市教委学校教育部指導室が共催、JAマインズ農産物直売会に所属する農家の協力で初めて行われ、市内の各小学校を通して参加者を募集、30人が応募した。
開校式には、小学4年から6年の子ども21人と保護者、受け入れ農家のほか担当の市職員などが参加。木村忍教育長が「今日は入学式。作業は大変なこともあるけど、楽しんで作物を育ててください」と開講の言葉を述べた。その後、農家側を代表してJAマインズの秋元一明支店長が「都市の農家は厳しい状況下にはあるが、狛江市は(集荷などの)立地条件がよいので新鮮、安全、おいしいものをつくるのに意欲的な農家が多い。教室を通して野菜が生きていることを知ってほしい。楽しみながら元気に作業して収穫祭であいましょう」とあいさつ。直売会の小町新一会長が受け入れ先の農家を紹介した。
子ども達は家に近い農家の8班に分かれ今後の作業の日程などの説明を受けた。作業は、4月の後半から主に月2、3回土曜日の午前中に狛江の特産品のエダマメのほか、トマト、ナスなど2、3種類の野菜の種まき、草取り、支柱立て、収穫などを体験、7月22日には全員で収穫祭を行う予定だ。
参加者のひとり神田暁乃さん(小学4年)は「土遊びがすきなので、仲良しの友だちと参加しました。作業が楽しみです」と目を輝かせていた。

2006-04-16 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 08)経済・農業, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2006年3月 1日

川崎市役所第3庁舎にハナモモ:宮前区馬絹の生産者が寄贈

060301momo2_3 ひな祭りを前に2月28日、川崎市宮前区の花卉(かき)生産者らが川崎市庁舎を訪れ同区馬絹の特産品「花桃」を寄贈した。贈られた木約1本分高さ3m以上の濃いピンクのハナモモ「新矢口」は、第3庁舎ロビーに展示されており、来庁者をなごませている。展示は3月6日まで。

写真(上から)= ハナモモ「新矢口」のアップ、川崎市役所第3庁舎に飾られたハナモモ、阿部市長に花を渡す吉田義一さん(右)

060301momo1_3 川崎市経済局農業振興センターによると、馬絹の花栽培は歴史は古く江戸時代中期までさかのぼる。特に「枝折(しお)り」と呼ばれるウメ、モモ、サクラなどの枝物を荷造り技術は関東屈指と言われ、大正時代には「馬絹花き生産組合」(JAセレサ川崎花き部馬絹支部の前身)を創設、大正から戦前は隆盛を極め、最盛期には毎日都心にトラック10台で出荷されるほどの人気を集めたという。ハナモモの出荷は、桃の節句の1週間ほど前までがピーク。つぼみの小さいうちに切り枝を室(むろ)に入れて花の促成を行う。その技術はいまも高く、約15人の生産者は1月下旬から2月までほとんど都心の市場に出荷、高い評価を得ている。1985年度には「かながわ名産100選」に、1999年にはかわさき農産物ブランド「かわさきそだち」に選ばれた。
060301momo3 生産者らは、川崎を代表するこの技術を市民に知ってもらうため、数年前から出荷作業が一段落したこの時期に川崎市に寄贈を行っている。この日花を届けたのは、小泉一郎JAセレサ川崎代表理事組合長のほか吉田義一JAセレサ花き部馬絹支部ら9人。市長に花束を渡した後、吉田さん、小泉秀民さん、田辺裕崇さんの3人が、高さ80cmほどの大きな花瓶にハナモモを生けこんだ。

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2006年2月10日

日本民家園で合掌造りの屋根葺き替え工事:2月19日と25日に見学会

川崎市多摩区枡形の川崎市立日本民家園・旧山田家住宅で2月18日と25日午前10時30分〜11時30分に合掌(がっしょう)造り屋根の葺き替え工事の現場見学会が催される。

山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山桂集落から移築した17世紀後期の合掌造り。同園「信越の村」コーナーにあり神奈川県の重要文化財に指定されている。同園では、2005年2月に五箇山から屋根職人を迎えて本格的な片面葺き替え工事を行い、期間中に見学会を開いたところ、定員の2倍が並ぶ人気で後日再度見学会を催した。
昨年に続き2月上旬からのもう一方の葺き替えが始まり、ことしも見学会を開くことになった。
当日は、同園職員が現場で工事の様子などを説明する。足場などの組み立てや進ちょく状況によって足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている
。希望者は山下家住宅前(白川郷・そば屋)に集合。定員は先着30人で、午前10時から整理券を配布する。雨天の場合は中止。
工事は3月上旬まで行われ、期間中の周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。

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2006年2月 4日

麻生ロータリークラブが授産学園にブルーベリーの木を寄贈

060204buruveri3_1 川崎麻生ロータリークラブ(長瀬敏之会長)が1月20日、川崎市麻生区細山の川崎授産学園(小澤福美学園長)にブルーベリーの木を寄贈、会員と利用者などが一緒に植樹した。

写真(撮影、川崎麻生ロータリークラブ会員大野勉さん)=利用者と一緒に記念撮影(上)、小澤学園長(中央)と長瀬会長(右)ら(右上)、植樹作業(下)

060204buruveri1_2 植えたのは、2004年に同区片平に開園した長瀬会長が経営する「さるたベリー」で育てられた高さが1.2〜2.3m5年ものの木で、収穫期が遅く鳥に食べられにくいラビット・アイ系のブライトブルー、ブルージェム、ハイ・ブリット系のフロリダなど15種15本。午前中に麻生RC会員がさるたベリーで木を掘り起こし、午後2時から長瀬会長をはじめ会員19人と同園利用者9人が道路から同園建物へのアプローチ通路脇の斜面に1時間半がかりで植えた(写真下)。同園では「大切に育てます」と大喜び、作業終了後、小澤園長が感謝状を長瀬会長に手渡した。
060204buruberi2_1 麻生RCは、さるたベリーが正式にオープンする前から社会奉仕事業として、同園の利用者をブルーベリー詰みに毎年招待、交流を行っていた。同園は、授産事業として丘陵地の広い敷地を活用してシイタケ栽培や落ち葉の腐葉土、竹炭など農産物のオリジナル製品も販売している。こうしたことから、新たな取り組みとして無農薬で育つ健康食品として人気のブルーベリーを育て、園利用者と来園者のふれ合いに詰み取りを行ったり、将来的には商品化できないかと同RCに相談したところ、長瀬会長が育てた木のプレゼント話がまとまった。
植えた木は今年のせん定は終わっているが、今後は長瀬会長が育て方やせん定の仕方などの指導を行う予定だ。

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2006年2月 3日

ひなた山ぼっこまつりに350人:森の恵みや音楽を楽しむ

060204hinata1 川崎市多摩区の市民健康の森「日向山の森」(多摩区枡形4丁目、東生田緑地)で1月15日、「ひなた山ぼっこ祭り」が開かれ、約350人が森の作業や野外料理などを楽しんだ。

次代に里山を残そうと市民団体「日向山うるわし会」(田中清会長)が毎月竹の伐採などを行っており、年に1回一般参加のまつりを開催している。3回目のことしは、雪や雨に見舞われた過去の祭りと異なり青空が広がる温かく穏やかなアウトドア日和。天候に恵まれ会場は、午前9時30分の受け付け開始時間よりも前に親子連れなどが次々訪れ、過去最高の人出となった。
060204hinata2_1 竹林を伐採して作ったひなたぼっこ広場で田中会長が「ここは野鳥や野草がたくさんみられるところ。冬の里山で森のシャワーを浴びてください」と開会宣言。阿部孝夫市長が「きょうは赤城山、富士山、新宿の高層ビルも見える良い天気。ここは眺めもよく、みんなが手入れをしてすばらしい多摩丘陵が残っている。川崎市は多摩の横山から三浦半島までつづく丘陵地をつなげる『緑の回廊』づくりを近隣の市町村といっしょに取り組むことになった。そうしたことからもここは貴重な場所。きょうはみなさんと一緒に森の恵みのひとときを過ごします」とあいさつした。その後、同会員で造園業を営む小峰明夫さんといっしょに山の安全と豊作を祈る「森の神事」を行い、祭りを開始。
総合的な学習で同地の環境を学ぶ東生田小学校5年生の児童のほか、親子連れなどの参加者が、森の作業体験、ネイチャーゲーム、食事作りなど7班に分かれて作業、うるわし会会員の指導で竹の伐採作業や同地で採れたサツマイモを紙で包んで焼きイモの準備、マキでたいた30kgの米でおにぎりつくりなどにチャレンジ。会場では会員の酒井昭子さんが木の実で作った人形、瀧川信介さんらが描いた絵、写真などを森の中に展示する「天井のない展覧会」も開かれ、親子連れの参加者が熱心に見て回った。このほか、同会員が切り出した竹や木の枝で竹笛、弓作りを指導、竹馬の乗り方や竹とんぼの飛ばし方のコツを教えていた。
約1時間の作業の後は、里山の恵みを味わう「森はおいしい」、参加者は、たき火のそばでおにぎりやトン汁、薫製を味わった。食後は東生田小学校のタイコクラブ、5年生の児童らが「日向山音頭」を披露、全員で「ふるさと」を歌い木々にこだまするハーモニーなど自然に親しむ楽しさを満喫した。

 地域のお年寄りと子どもが作った日向山音頭

060204hinata5 「日向山音頭」は、昨年このまつりに参加した目が不自由な相川みちこさんが体で感じた祭りの雰囲気を大好きな民謡「灘の酒造り」という曲に載せて作詞。総合的学習のフィールドとして日向山を利用する東生田小学校では、音頭作詞を知り環境をテーマに同地で度々学習をしている5、6年生が運動会用に振り付けをして発表。昨年11月に行われた同校40周年記念式典でも披露して好評を博した、子どもと地域のお年寄りが一帯となって作った音頭だ。
学校では太鼓にあわせて輪になって飛び跳ねるように踊ったが、この日は、会場が斜面地であまり広くないため、輪にはならず、観客に振りを見せるにとどまった。

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2006年1月28日

麻生不動院のだるま市:7万人の人出で賑わう

060128daruma1_1 川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、だるま市が開かれ昨年より2万3000人多い約7万人(麻生警察署調べ)の人出でにぎわい、境内はだるま屋の客寄せの呼び声とだるまに魂入れする威勢のいい掛け声があがっていた。

ことしは土曜日と暖かく穏やかな好天に恵まれ、境内には朝早くから次々と家族連れの客が訪れ、午前11時過ぎにはだるまやお札を求める人でぎっしり。沿道はラッシュアワーに電車並みの人波に、参道の一部が一方通行になる時間帯もでるほど。だるまの売れ行きもまずまずで、寸法によっては早々と売り切れになるだるまもあった。
060128daruma2 だるま屋によると、売れ筋は高さ15〜20cmの5〜7号、価格は2500円から4000円のもの。それ以上の大きなだるまはほとんどが名入りの予約客という。地元の下麻生の人たちが出店する「王鶴組合」のだるま屋では、訪れた顔なじみの客が楽しげに価格を交渉したり、だるま屋からふるまわれたお神酒でノドをうるおし、近況を話すなごやかな光景も見られた。
普段は閉じられている本堂は、火伏せのお札の販売や護摩法要、念仏講も行われた。本堂脇では、地元下麻生自治会の役員らが「お炊き上げ」する前年のお札やだるまを受け取っていた。
周辺の道にはだるまをはじめ植木や食べ物、陶器など約400店の露店が並び、普段静かな住宅地は、終日にぎやかな売り声が響いていた。またバス通り添いでは、空き地を臨時の有料駐車場にする家やなかには近所の人と一緒にフリーマーケットをする家もあった。
同院のだるま市は、旧暦で関東地方最後に開かれるため「納めのだるま市」と呼ばれて親しまれ、遠方からも多くの客が訪れる。年に一度の恒例行事のために地元では、境内や参道、周辺道路の雪かきをして準備。当日は、下麻生自治会役員らが本堂脇に前年のお札やだるまを受け取る臨時の受付所を設置して参拝客が持ち込むだるまを整理、翌日に境内でお炊き上げを行っている。

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2006年1月24日

川崎市イメージアップ事業に「輝け!川崎フロンターレ展」など8事業が認定

「川崎市イメージアップ事業」に、「輝け!川崎フロンターレ展」(k-press主催、川崎フロンターレ、川崎フロンターレ後援会後援)、川崎で撮影された映画・コマーシャルの上映会、公開生放送など8つの事業が決まった。

イメージアップ事業は、市民団体やNPO、企業がことし1月1日〜3月24日までに行う地域の魅力を引き出す情報発信やイベントのなかから川崎市のイメージを高める内容のものを同市が認定、助成金などを出して支援する初の制度。支援の内容は、事業費の2分の1の助成金の交付(最大50万円)、市の広報で事業の普及・広報、イメージアップ認定事業の表示の使用許可の3点。
2005年11月15日〜12月14日まで募集、28件の応募の中から川崎市イメージアップ事業認定審査会が「目的性」「企画性」「先駆性や独創性」「波及性」など総合評価を行った。
第1弾としてアール・エフ・ラジオ日本=ラジオ番組「中本賢のガサガサ探検隊」(通常はスタジオ放送)を川崎区の特設会場に特設スタジオに設置して1月9日に公開生放送として実施。内容は、中本さんが代表を務める「多摩川クラブ」が昨年1月に長十郎ナシを発祥の地・川崎区大師に復活させようと多摩区の生産地から苗木を大師駅前の神社に移植、里返り1周年を祝うイベントなどを実況中継した。
そのほかの認定された事業は次の通り
☆川崎市インターネット放送局=WEB上で川崎市の観光・文化・芸術・スポーツを配信するインターネット放送局を開設・運営。観光、イベント、文化施設など50本の動画を配信。 
☆HOKTーK PROJECT=3月4・5日にラ チッタデッラ(川崎駅前)で、川崎市内で撮影された映画・コマーシャルフィルムの上映会、同時にロケ地に足を運んでもらえるようロケマップを配布。来年度用に「川崎のCM」を募集する。
☆JTB川崎支店=川崎の名所・見所などを刷り込んだクリアファイルを作成し、旅行資料等を入れて顧客や外商セールス時に川崎をアピールする。2月から近隣支店10店舗で配布。
☆はとバス=2、3月に川崎の魅力スポットを巡回して土産、食事ができる日帰りバスツアーを3回行う。
☆横浜エフエム放送=川崎市の魅力を魅力を発信する特別番組2企画を放送。「川崎クルージング」(3月2日)はリクエストを交えながら音楽のまち川崎をフューチャー、「川崎市内街角レポート」(3月2日)は市の魅力的なスポットから人気レポーターがレポート。
☆神奈川県書店商業組合川崎支部=同組合加盟店60店舗で3月1日から川崎の魅力スポットなどを塚らを印刷したショッピングバック(10万枚作成)を配布し、買い物客に川崎の魅力を発信する。

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2006年1月 5日

麻生産の野菜や米で古風七草がゆ:1月7日に麻生区役所で食べる会

川崎市の麻生区文化協会(杉本長治会長)と麻生区役所が、1月7日午前11時から麻生区役所で区内産の食材を使い炭火で作った七草かゆを食べる「あさお古風七草粥(がゆ)の会」を催し、300人で味わう。

使う食材は、文化協会会員が作った米と野菜、区内の畑で採取したセリのほか、同区古沢の田んぼで行われた同区の事業「親子体験農業」で育てたモチ米で作ったモチを使用。早野聖地公園の里山ボランティアが焼いた炭を使って、昔ながらの七草がゆを再現、区民とともに味わう。
七草粥は同文化協会が、新年会として細山郷土資料館で催していた行事を、2004年から区民にも参加してもらおうと現在の形に変えたもので、通算20回目を迎える。当日は 市民館入り口横の階段状になった屋外ステージで細山お囃子保会が新年を祝うお囃子(はやし)で盛り上げ、麻生童謡を歌う会がお正月にちなんだ歌を披露、地域をあげての催しとなる。
参加は自由で、かゆは1杯100円、先着300人分を用意する。
問い合わせは044(966)4129杉本さん。

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2005年12月 8日

万福寺ニンジン品評会:

051208ninjin2_1川崎市麻生区のかつての特産品「万福寺人参」を復活・普及させようと、麻生市民館で12月3日に6回目の「私たちの、万福寺人参品評会&試食会」(万福寺人参友の会、里山フォーラムin麻生、麻生市民館主催)が催され、小学生、主婦、家庭菜園愛好家、プロの農家など約30人の参加者はニンジンの出来映えを比べ、ニンジンづくし料理を味わった。

写真=全体を比較審査する審査員、ニンジンを持って笑顔の参加者、切って中央部分を比較する審査員

051208ninjin3_5長さ60〜80cmに成長し中心まで朱色をしているこのニンジンは、「万福寺鮮紅大長人参」と商品登録名が付いており、ゴボウのように長く香りや味が強いのが特徴。昭和初期に万福寺周辺で作られていた「滝野川人参(東京大長人参)」を戦後に系統分離、より色鮮やかで長いニンジンとして品種改良に成功。全国農林産物品評会で5年連続1位を受賞、優秀な農産物としてこの周辺で生産したニンジンは種を取る元の「母本」となった。しかし、百合丘団地の造成が始まった昭和30年代後半から作付け面積が減り始めたことに加え、短いニンジンが消費の中心となり、ほとんど作られなくなっていた。051208ninjin4
そうしたなか、郷土の産業を文献で調べていた麻生市民館職員(当時)の岡本剛介さんが今も種が売られていることを知り、地名の付いたニンジンを地元で復活させようと1999年に市民に呼びかけ「万福寺人参友の会」(高橋清行会長)を結成。家庭菜園をしている有志らが栽培に取り組むなど復活に向けた活動が始まり、遊び感覚で2000年に初の品評会”を催した。その後、かつてこのニンジンを作っていた農家の一部も作り始め品評会に参加、年末に軒先販売をしたり、麻生小学校が総合学習で取り組むなど少しずつ広がりを見せている。

上麻生の農家 長瀬和徳さんが金賞

051208ninjin_2品評会には農家や市民が作ったニンジンのほか、長さ77cmと今回一番長かった審査委員長の農業研究家・飯草幸雄さんのニンジンも含めて16点が出品。飯草さん、大井紀雄麻生市民館長ら5人の審査員が形、色、香り、味など各方面から比較審査、上麻生の長瀬和徳さんが金賞(1位・写真中央)に選ばれた。そのほか姿(ルックス)賞は高橋清行さん、香り賞は白井静夫さん、味覚賞に井上清士さん、色彩賞は高橋清行さんが、一般参加者も交えて決める特別賞には、おやじの会「いたか」がそれぞれ選ばれた。
金賞を受賞した長瀬さんは地元農業者で上麻生の区画整理した畑で作り始めて3年目。「いろいろな土が混じり土も深くない畑で、長さが誇れる最良のものを作るのは難しいと思っていたので、金賞に選ばれ驚いている。ことしは秋に雨が少なく土が固くなっていて掘るのに大変だったが、100本の中から選んだかいがありました」とはにかんだ笑顔。農家と友の会会長が賞を占めたなか、特別賞をもらった「いたか」は数少ない市民団体の畑で、宮前区菅生のこども文化センター近くでこどもといっしょにさつまいもなどわずかな野菜を作っている。同会の丸山幸一さんは「ニンジン畑は1坪ほどで、8人が交代で管理している。最初から参加しているが少し上手に育てられるようになった。選ばれてうれしい」と話していた。審査委員長の飯草さんは「ことしは種まきから発芽時の天候に恵まれ、出来を期待したがやや不調だった。畑を深く掘って種をまく時期を守ればいい物ができると思うので、来年に期待します」とからくちの好評だった。051208ninjin
審査後は、友の会会員の山本輝子さん、尾上菊代さん、宮河悦子さんらが作ったニンジンづくし料理を味わう交流会が催され、サラダ、フリーター、かき上げ、、ゼリーやケーキなど10種類以上の料理が並べられ、参加者たちは料理に舌づつみを打ちながら、栽培の苦労話などに花を咲かせていた。また、審査員で漫画家のよだひできさんがした「万福寺人参音頭」などを歌って交流を深めた。

写真(上から)=ニンジンを持って笑顔の参加者、切って中央部分を比較する審査員

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2005年11月27日

親子で手打ちうどんに挑戦:12月にも年越しうどんの講習会

05112703udon伝統の味を親子で習おうと11月19日、手打ちうどんの講習会が川崎市多摩区の稲田小学校で開かれ、参加した15組38人の親子は真剣な表情でうどん作りに挑戦していた。

手打ちうどん作りの写真を見る>

この講習会は稲田第三地区社会福祉協議会青少年福祉部(兼子勝利部長)が、親子そろってもの作りの楽しさを知ってもらおうと武蔵野手打ちうどん保存普及会川崎支部(池田輝夫支部長)の協力で地区内の子ども会などに呼びかけて開いたもの。
普及会の山田敏徳さんら6人が先生になり、同小の家庭科室で小麦の地粉500gを使い手で軽くこねた後、足で踏みめん棒で少しずつ延ばし包丁で切るまでの昔ながらのうどん作りの作業を2時間がかりで手ほどきした。
05112702udon子どもたちは小麦粉をこねたり延ばしたりするのが粘土細工みたいで楽しいと喜んでいたが、親の方はぜひわが家でおいしい手打ちうどんをと真剣な表情。講師に熱心にコツを聴く姿があちこちで見られた。
昔は体重が重い人ほどコシのあるうどんが作れるとされたため女性は子どもを背負って作業を行ったとの話が披露され、講師に促されて、子どもを背負ったり、姉妹で背中合わせに押しくらまんじゅうのように踏みしめる光景も見られた。粉を寝かしている間には、講師が作ったうどんを試食、「表面がつるっとしてコシがあっておいしい」と大好評。
この日は料理の講習会のわりには男性の参加が多く、息子の颯君と参加した大貫博さんは「これまで本で勉強して何度かチャレンジしたが、実際に教えてもらい粉のかき回し方や踏み方がよくわかった。家でまた作ります」と話していた。

12月11日に市立高津高校で講習会

かつて川崎や武蔵野一帯の水の少ない地域は小麦の産地として知られ、そばよりもうどんを食べる人が多かったといわれる。手打ちうどん保存普及会は、そうした地域の食文化を伝え、市民に関心を持ってもらおうと、2001年に川崎支部が発足、市内の各地で講習会を開いている。
この日も土地の味を知ってもらおうと、東京多摩地区で作られた小麦粉を使った。
同会では12月11日に「年越しは手打ちうどんで」と高津区の市立高津高校で講習会を午前10時と午後1時半の2回催すことにしており、現在参加者の申し込みを受け付けている。
参加費は1000円で定員は各先着20人。申し込みは電話044(987)9149北條さん。

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2005年11月12日

雨上がりの生田緑地でにぎやかに多摩区民祭

05111201tamamaturi「この指とまれ」を合い言葉に11月12日、第28回多摩区民祭(多摩区民祭実行委員会主催)が雨上がりの生田緑地を会場に催され、家族連れなどが緑地の各所に用意された多彩なイベントを楽しんでいた。

朝方まで冷たい雨が降り、影響が心配されたが、開会前に雨が上がり、おだやかな秋の陽光に誘われて、次々と市民が訪れ、昼ごろにはふだん静かな会場はどこも人の波でうまった。
岡本太郎美術館下の特設舞台では午前10時から開会式が行われ、川崎善太郎会長が「雨も上がったので、秋の一日を心ゆくまで楽しんでください」とホッとした笑顔を浮かべながらあいさつ。これを皮切りに専修大学フィルハーモニー管弦楽団の金管アンサンブルをはじめ、明治大学生田テコンドー部の演武、日本女子大学フォルクローレ愛好会の南米の民俗楽器の演奏など地元の3大学に、区民による太鼓、ジャズダンス、ボクシングのスパーリング、琉球舞踊などバラエティーに富んだプログラムが次々と披露された。ドラえもんショーも行われ、子どもたちは大喜びで見入っていた。
噴水前と香りの園前の通路の2カ所でも3大学の演奏や演武、手話コーラスに加えエイサー、ロックソーラン、ロックアユタカなどがにぎやかに演じられ、市民の人気を集めていた。
会場内の各所の各所に設けられたテントでは、市民団体や行政機関、大学、企業、友好都市の静岡県岡部町、千葉県千倉町などが出店。市バスの忘れもののカサの即売、白バイの試乗、ロボットの展示、車イスの体験試乗、手作り品の即売などが人気を集めていた。
岡本太郎美術館の母の塔の下ではお楽しみ抽選会が行われ、数百人の順番待ちの長い列ができていた。
緑地内にある日本民家園や岡本太郎美術館は入園料を100円に割り引き、青少年科学館もプラネタリウムが100円で見られるとあって入場を待つ家族連れの姿がめだった。

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2005年11月11日

狛江市民祭り:13日に第一小学校など4会場で開催

市民祭、文化祭、農業祭、商工祭の4つが一体となった第29回狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月13日午前9時から午後3時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドなどで子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。
ことしは、市役所前ひろばが工事のため一部のイベントが第一小学校に移る。また、午前11時過ぎからNHKの合唱コンクールでみごとに金賞に輝いた第四中学校合唱部やOBたちによる「音楽の街こまえオンステージ」、新潟県中越地震で昨年まつりに参加できなかった川口町から「がんばる川口・ありがとうこまえ こどもあおり太鼓」が披露される。

関連記事=電力中央研究所の一般公開

まつりは、午前9時30分に第一中学校から出発する小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードを皮切りに、10時に東京航空計器前から市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時10分から狛江駅北口から民謡流し踊りがそれぞれスタート、「ふるさと広場」の一小まで練り歩く。午前10時に行われる一小でのオープンセレモニーの前後に相次いでパレードが会場に到着、祭りムードを高める。
主なイベントは、
一小のステージでは、子どもに人気の「仮面ライダーブレイドショー」のほか、市民団体のおはやし、和太鼓、ゴスペル、クラシックバレエ、ストリートダンス、ジャズ演奏などとゲーム大会が行われる。校庭では正午から市内産の野菜で作った豚汁の無料配付、苗木(午前11時)・球根(午後1時)のプレゼント、午後2時からパレードの宝船を解体する野菜の宝分けなどのほか、市民保養施設のある民宿組合の物産展や市内の農家による農産物品評会と野菜や花、植木の即売が催される。会場には、市内の27店舗による大ビックリ市、福島県田島町の物産展のほか一般の出店による焼きそばなどの食べ物もある。教室では市民団体の活動展やバザーが催される。
市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージでおはやし競演、地域ヒーロー・コマレンジャーショー、和太鼓、民謡、イントロクイズなどが催される。
文化祭会場の市民センターでは13日午後12時半から午後5時までと14日午前9時から午後4時まで市内文化団体が書道、華道、写真、パッチワークなどの作品を並べるほか、市内の小学生が描いた虫歯予防ポスターを展示、14日には大きな紙芝居や腹話術、茶会が催される。
市民グランドの「ちびっこ広場」は、FC東京によるキックターゲット・キックダーツ・サッカー教室のほか、巨大サッカーボールで遊ぼう、キックスピード・ドリブルゲーム、子どもからおとなまで参加できるサッカーゲーム大会などサッカー一色の催しが行われる。
このほか各会場を結ぶ本町通りでは午前11時からエイサー踊り、午後12時50分からは市内で活躍するバンドのストリートライブも催される。
一小前の「おまつりの道」入り口付近では公園の遊具などを使った忍者の広場で6つのコーナーをクリアすると景品がもらえるイベントが行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。

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2005年10月28日

麻生区と宮前区でJAセレサ川崎がコスモス景観会:最終日は摘み取りも

05102801cosmos川崎市麻生区古沢と宮前区野川でコスモスが見ごろを迎え、訪れる人たちの目を楽しませている。セレサ川崎農業協同組合が、2カ所の休耕田や畑で栽培、市民に秋の花を楽しんでもらい、都市と農業の共生をめざそうと催しているもの。 古沢では10月24日から29日まで、野川では30日まで実施、両会場とも最終日の午前9時からは摘み取りも行う。
◆写真ニュースを見る

古沢のコスモス畑は、小田急線新百合ケ丘駅から徒歩15分ほどのところにある畑3カ所。ピンクや赤、白、薄緑などの花が一面に広がっており、訪れた人たちは静かに花を眺めたり、写真を撮ったりして、秋の風情を楽しんでいた。
問い合わせは電話044(877)2509セレサ川崎農業協同組合営農課。

2005-10-28 in 01) 自然・環境, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年10月17日

柿生駅前で禅寺丸まつり:皮むきに96人が挑戦

051017kakimaturi1_4川崎市麻生区の特産品「禅寺丸柿」の販売や皮むきなどを行う「禅寺丸柿まつり」(柿生中央商店会主催)が、10月16日に小田急線柿生駅南口(商店会側)改札脇の臨時通路で開かれた。

051017kaki2_4朝からのあいにくの雨は午後にはやんだものの客足は伸び悩み昨年の半数の約3000人(主催者発表)とこれまでで一番少なかった。それでもことし初の商店賞があたる抽選会を目当の客や駅の利用者が立ち寄ったこともあり、柿生禅寺丸保存会(森章会長)が用意した500袋、400kgのカキはなんとか完売できた。051017kaki4
ことしは会場が狭いため柿にちなんだ二大イベントのカキの種とばしは中止、皮むきだけが午前、午後にそれぞれ2回ずつ行われた。皮むきは先のとがった小ぶりの「筆柿」を使って2分間の制限時間にむいた皮の長さを競うもので、千切れた場合は一番長い皮が計測の対象となる競技。毎年チャレンジする人もいて麻生区だけでなく横浜市青葉区や世田谷区などから96人が参加、真剣な表情でナイフを動かしていた。051017kaki3
ことしの最高の記録は上麻生の吉松岳史さんの120cm。ことし総合3位だった麻生区上麻生の大倉智子さんは「昨年初めて参加したが、時間が気になりうまくむけなかった。今回はコツがわかり長くむけた」とニッコリしていた。
写真(上から)=禅寺丸の試食・販売、真剣な表情の皮むき、子どもも皮むきにチャレンジ、皮の長さの測定

2005-10-17 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, b1) 川崎市麻生区, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年10月12日

狛江の農業をテーマにシンポジウム:10月17日にエコルマ展示多目的室で

狛江市の農業の現状と課題について生産者、消費者が意見を交わすシンポジウム「狛江の農業振興、地産地消について」が10月17日午後7時から8時30分まで狛江駅前のエコルマホール6階展示多目的室で開かれる。

市内には50カ所を越す農産物直売所があり、利用者も多い。また最近、消費者の間では安心・安全の観点や、流通のありかたから生産者の顔の見える地場産の新鮮野菜が見直されている。一方、生産者の側では後継者や農地の保全などかかえる問題も大きい。
シンポは、東京都農業会議所事務局長・原修吉さんのコーディネートで、マインズ農業協同組合狛江地区青壮年部・高橋弘さん、農産物直売会会長・谷田部正美さん、農業委員会会長・高木光雄さん、消費者団体代表・宮沢みどりさん、一般消費者・長津邦子さん、同・本田淑子さんの6人がパネラーとして出席。農地保全、農産物の再評価、流通、直売所のありかたなどについてそれぞれの立場から意見を交わし一緒に考える。
参加は自由で入場無料、定員は70人。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市産業生活課。

2005-10-12 in 03)福祉 ・医療, 08)経済・農業, a) 狛江市のニュース, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年10月11日

柿生駅前で10月16日に禅師丸柿まつり:

川崎市麻生区の特産品「禅寺丸柿」にちなんで禅寺丸の販売やカキの皮むきの長さを競うイベントなどを行う「禅寺丸柿まつり」が、10月16日午前10時から午後3時に小田急線柿生駅南口(商店会側)改札脇の臨時通路で開かれる。

柿まつりは、「柿生」の地名のルーツとなった禅寺丸柿を見直し商店街の活性化をと、柿生禅寺丸柿保存会の協力で95年に初めて開催。一時中断した時もあったが、地元町会などが協力し「地域」のまつりとして毎年収穫期に合わせて催し、はやばやとカキが売り切れるほどの人気のイベントだった。
9回目のことしは、柿生中央商店会(野村衛会長、加盟店45)が柿生禅寺丸柿保存会(森章会長)の協力で単独で主催。会場が狭いため、タネ飛ばしや太鼓の演奏など例年行われていた催しの一部がなくなったものの、抽選会で商店賞を出すなど初心に戻って商店会活性のためにまつりを盛り上げる。
人気の皮むきは、午前10時30分、11時30分、午後1時、2時の4回。会場では、ヤキソバ、ヤキトリ、豚汁や飲み物などの模擬店、禅寺丸ワインの販売なども行われる。小雨決行で、大雨の場合は23日に延期する。
問い合わせは電話044-988-0106福田商店。

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2005年10月10日

たまフォーラムが起業塾を開催

「たま市民生活・文化産業おこしフォーラム」(座長、平尾光司専修大学経済学部教授)が、多摩市民館などで10月26日から1月25日まで創業や事業の経営の実践的な基礎知識を連続で学習する起業塾を開く。

企業塾は、ベンチャービジネス、コミュニティビジネス、カルチャー関連ビジネスなどの起業を考えている人が対象。内容は、起業の先輩に学ぶ、設立・創業の課題、税務・会計基礎知識、ビジネスモデルづくり、ビジネスモデル指導、ビジネスモデル発表・終了式。
定員は20人。定員を超えた場合は市内在住または在職者が優先(起こしたいビジネスの事業案をもとに選考を行う場合もある)。期日は10月26日・11月2・9・16・30日・12月7日・1月11 ・25日の8回。時間は午後7〜8時50分。会場は多摩市民館第1会議室(10月26日・11月2日は多摩区役所6階会議室)。受講料は無料。
申し込みは、10月14日までに氏名(ふりがな)、勤務先・職業、住所、電話、e-mail、起こしたいビジネス・事業の内容を書き、FAX(044-200-3920)またはメール([email protected])で川崎市経済局産業政策部企画課。問い合わせ044(200)2337同局産業政策部企画課。

関連記事=専修大学で「たまフォーラム・オープンカレッジ」

2005-10-10 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月15日

麻生区の田んぼでかかしまつり:弁慶など力作が28体

05091501川崎市麻生区古沢の水田で9月10日、テレビや映画に登場する人気キャラクターなどユニークなかかしを展示する恒例のかかしまつり(麻生区子ども会連合会・麻生区体験農業実行委員会共催)が行われ、親子連れなど約500人が参加した。

ことしは区内の子ども会や体験農業、地域活動グループ14団体のほか有志や個人から、大河ドラマの「弁慶」、映画『ハウルの動く城』の妖精「カブ」、カー ドゲームの「ムシキング」など27体が出品され、審査の結果、金程富士見子ども会が制作した「弁慶」が区子ども会連合会会長賞に選ばれた。
かかしは、9月17日ごろまで同会場に展示されている。

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2005年9月 2日

川崎市ナシ・ブドウ品評会:県知事賞に古谷さん

品評会の入賞者は次の通り(氏名・住所・品種・特別賞の順、敬称略)。
写真は県知事賞を受賞した古谷睦男さんの豊水05090204

●ナシ部門
○優秀賞
古谷睦男(多摩区中野島)−豊水(無袋)=神奈川県知事賞
鹿島連(中原区下小田中)−豊水(無袋)=川崎市長賞
田口侑司(多摩区稲田堤)−豊水(有袋)=セレサ川崎農業協同組合長賞
金子昇(麻生区早野)−あきづき(有袋)=川崎市議会議長賞

○優良賞
白井正寿(多摩区菅稲田堤)−豊水(無袋)=神奈川県園芸協会会長賞
河合喜久子(多摩区宿河原)−豊水(無袋)=神奈川県果樹組合連合会会長賞
古谷睦男(多摩区中野島)−豊水(無袋)=川崎市農業委員会会長賞
浅谷和男(多摩区中野島)−豊水(無袋)
上原新三(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)=神奈川県横浜川崎地区農政事務所長賞
上原一雄(多摩区菅馬場)−豊水(有袋)=全国農業協同組合連合会神奈川県本部長賞
上原伸介(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)=横浜川崎農業改良協議会会長賞
五嶌位昌(多摩区菅)−豊水(有袋)
田中清(多摩区枡形)−豊水(有袋)
北見和典(多摩区枡形)−秀玉(有袋)

○佳良賞
吉澤明(多摩区中野島)−豊水(無袋)
河合亀蔵(多摩区宿河原)−豊水(無袋)
小金亘(多摩区生田)−豊水(無袋)
井田繁樹(多摩区長尾)−豊水(無袋)
田村章(多摩区中野島)−豊水(無袋)
持田篤史(宮前区有馬)−豊水(無袋)
川名昇(宮前区野川)−豊水(無袋)
並木一男(多摩区堰)−豊水(無袋)
白井正寿(多摩区菅稲田堤)−豊水(無袋)
川名徹(宮前区野川)−豊水(無袋)
長瀬博明(中原区井田中ノ町)−豊水(無袋)
三竹偉夫(多摩区宿河原)−豊水(有袋)
関谷卓弘(多摩区菅馬場)−豊水(有袋)
黒川勝美(高津区北見方)−豊水(有袋)
斉藤英雄(多摩区登戸)−豊水(有袋)
上原忠(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)
中村純三(高津区諏訪)−豊水(有袋)
金子克巳(麻生区早野)−豊水(有袋)
鈴木喜八(高津区諏訪)−豊水(有袋)
毛木幹育(高津区溝口)−豊水(有袋)
上原三幸(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)
小林政勝(多摩区堰)−稲城(有袋)
當麻邑一(多摩区生田)−二十世紀(有袋)
香山恒夫(多摩区生田)−清玉(有袋)
金子房子(麻生区早野)−あきづき(有袋)
小林和彦(多摩区堰)−新星(有袋)
田代きみ子(多摩区菅)−菊水(有袋)
中村政晴(高津区諏訪)−菊水(有袋)

●ブドウ部門
○優秀賞
該当なし

○優良賞
井田繁樹(多摩区長尾)−藤稔=川崎市長賞

○佳良賞
井田繁樹(多摩区長尾)−ピオーネ
井田君子(多摩区長尾)−ピオーネ

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川崎市ナシ・ブドウ品評会:粒より148点が勢ぞろい

05090201川崎特産のナシのできばえを審査する川崎市ナシ・ブドウ品評会(写真)が9月2日、多摩区菅仙谷3丁目の川崎市フルーツパークで催され、県知事賞に古谷睦男さん(多摩区中野島)の豊水(無袋)が選ばれた。
入賞者はこちら

05090202会場には、多摩区や中原区、麻生区などの農家から出品された豊水などのナシ139点、藤稔などのブドウ9点がずらりと並び、県農業技術センター横浜川崎地区事務所長ら7人の審査員が大きさ、色、重さ、肉質などを手にとって見比べたり、糖度計を使って甘さの度合いを調べるなど、午前9時半から2時間余りかけて、ていねいに審査した。
ことしのナシのできばえは、春先の低温で開花が1週間ほど遅れたものの、その後は気温、雨などに恵まれ、病害虫の発生も少なかったため、順調に育ち、玉の大きさや甘みもよいという。
05090203この日は午後から一般公開した後、出品物の即売を行ったが、粒よりのナシやブドウを市価より2〜3割安く即売するとあって、市民ら150人余りが訪れ、なかには朝8時から並んだ人もいた。

写真上=糖度計などを使ってナシのできばえを審査
写真下=見事な出来のナシに見入る見学の市民たち。このあと、即売が行われた

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2005年8月12日

夏祭りに1万人の人出

050812maturi4狛江駅北口の緑の三角広場で8月6、7日に初の「狛江躍動!夏祭り」が開かれ、両日で家族連れなど約1万人が踊りやゲームを楽しんだ。

主催したのは、狛江文化産業振興実行委員会(代表・石井久雄商工会会長)。市の財政難でことし中止されたほおずき市や花火大会に変わる催しをと、狛江市商工会、JAマインズ狛江支店、狛江市文化協議会、狛江市社会福祉協議会、狛江青年会議所などの団体と有志市民が実行委員会方式で手作りした祭りだ。
祭りは6日の午後1時、実行委代表の石井さんが会場のやぐらに登り「さびしい夏をなんとかしたいと、熱い思いの市民が集まり1カ月の短い期間で準備してきた。2日間暑さに気をつけ祭りを楽しんでもらいたい」とあいさつして開会宣言。続いて「まちの賑わいをつくろうとした市民の努力は本当にありがたい。祭りの火をつなげるよう、財政再建に力を注ぎます」と矢野裕狛江市長のメッセージを狛江市職員が披露した。
30度以上の真夏日のため開会当初はまばらだった人出は、銀色のやぐらや音楽につられて買い物帰りの人が三々五々を訪れ、フリーマーケットや似顔絵描きの店をのぞいたりヤキソバ、焼き鳥などの模擬店で買い物を楽しんでいた。日差しが弱まる4時過ぎから浴衣の親子連れなどが次々と集まり、踊りの始まる夕方には模擬店の並ぶ通路はラッシュ並の混雑、やぐらのまわりは二、三重の人垣ができるほど。
初日の昼間に行われたFC東京のキックターゲットは、子どもたちが目当ての穴を目がけてボールをキック。浴衣を着た幼女やボランティアの介添えで車イスの男性もチャレンジ、みごとにボールを穴に入れて周りから拍手を受けていた。狛江の名所・旧跡を描いた大判カルタとりも行われ、汗だくで絵札を捜していた。子どもの人気を集めたのはアフリカの民族打楽器。「toshiとその仲間達」が打つジャンベのリズムにあわせ、小さな手で懸命にさまざまな太鼓をたたいていた。
道路の向かいの喫茶店2階ホールでは、午後4時過ぎから市内の呉服店の協力でゆかたの無料着付けが行われた。
やぐらでは、午後5時にジャンベと和太鼓のセッションのオープニングでメインイベントの踊りが始まった。文化協議会とJAマインズ婦人部が狛江音頭や炭鉱節、東京音頭など一般的な盆踊りを披露したほか、金色の衣裳にチョンマゲカツラに扮装した市内の若者によるマツケンサンバ、川崎市多摩区の菅ソーラン踊り隊のロックソーラン、商工会婦人部のフラダンスなど多彩な踊りが披露され、各団体が観客にそれぞれの踊りを指導。地域ヒーロー・多摩川戦隊コマレンジャーが狛江音頭の振り付けを制作した花柳春美津さんといっしょに狛江音頭を踊るとこどもたちが大はしゃぎ。このほか、津軽三味線と民謡の生演奏で盆踊りを踊るコーナーも設けられ、踊りの輪が広がっていた。
二日目には、市内51店舗が協力した商店街スタンプラリーのクイズの発表や70年代musicも行われ、多くの観客から来年もやってほしいなどの声が出されていた。

2005-08-12 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 08)経済・農業, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月10日

狛江市で7月11日・12日にエダマメ祭り

狛江市の特産品エダマメを知ってと、JAマインズ狛江支店(狛江市東和泉1-2-19)で7月11日・12日の午前9時から「えだまめ祭り」が開かれる。

同市は、20数年前からエダマメの生産に力を入れており、市内の多くの農家で生産している。多摩川がもたらす肥沃な土で作られる枝豆は味もよく、農家か ら直接買い求める料理店もあるほど。数年前からは都内の酪農農家と提携し、エダマメアイスも作り、夏期だけの限定販売もしている。
2日間のまつりでは、通常価格よりもかなり安くエダマメを販売するほか、エダマメアイスの特価販売、米のすくいどり(1回600円)、地場産の鉢物なども売り出される。売り切れと同時に終了で、飲み物(先着順)やエダマメアイス(抽選)のプレゼントも行われる。
問い合わせ電話03(3488)3428JAマインズショップ狛江店

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2005年6月17日

麻生区で親子250人が田植え:小さな手で苗植える

05061702taue川崎市麻生区古沢の田んぼで11日、親子体験農業の田植えが行われ、小学生や親子連れたちが5時間がかりで約1200平方メートルの田にモチ米の苗を植えた。

田植えは、米作りの一連の作業を通し親子のきずなを深めながら都市農業を考えようと、麻生区魅力ある区づくり推進事業として農家の協力で小学生の親子を対象に毎年行われており、抽選になるほどの人気。ことしは91家族324人が参加した。
子ども会連合会、青少年指導委員会、体育指導員会の3団体で実行委員会(山崎優実行委員長)を結成し、同所・鈴木宏平さん方の水田や畑を借りて、委員が苗床つくりから種まき、田起こし、しろかきなどの裏方の作業を担当している。
05061701taue田植えには約60家族250人のほか磯野俊男副区長も参加。区内で農業を営む井上清士さん、長瀬和徳さん、井上文治さん、鈴木満寿雄さんの指導で、近くの畑で育てた「おか苗」を摘み取ってたばね、12班に分かれて田んぼに入った。
小学生の兄弟についてきた就学前の幼児も多く、なかにはオムツのままの子もくわわり、子どもたちは親や祖父母と一緒に泥まみれになって小さな手で懸命に苗を植えていた。この日は曇天でときおり涼しい風が吹く田植え日和の上、昨年に続いて参加した家族も多く、作業は順調に進み、例年より30分余り早く植え終わった。
体験農業は、7月に草取り、8月に網掛けとかかしづくり、9月にかかしまつり、10月に稲刈り、11月に脱穀・もみすり、収穫祭のもちつきが行われる。
古沢地区にはまだ農地が残っているが、水田はこの親子体験会場と古沢会館近くの2カ所だけに減った。

2005-06-17 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年3月 2日

高津区溝口で大山街道フェスタ:人気を集めた大ナベの湯豆腐

050302ooyama川崎市高津区のメインストリート・大山街道沿い 溝口南公園や高津図書館などで2月13日、「大山街道フェスタ」が開かれ、名物の大なべの湯豆腐や買い物などを楽しんだ。

写真=人気を集めた直径4mの大鍋で作る湯豆腐(上)、溝口緑地の大山街道物産市

市内でも最も古い商業地のひとつ大山街道の商業振興と歴史文化の掘り起こしを図ろうと、大山街道活性化推進協議会が主催したもの。2回目のことしは、おだやかな日和に恵まれて、昨年より1500人多い6500人が会場を訪れた。
05030200yama2人気を集めたのは溝口南公園で行われた「大山仙人鍋・高津ゆどうふ」。午前10時30分のまつりの開始とともに人が並び始め、実行委員らが区内の豆腐店で作られた豆腐を直径4mの大ナベに入れる作業を見ながら配布を待っていた。会場では、湯気の立つあたたかな豆腐を食べながら、和やかに談笑する親子連れなどで賑わい、午後1時過ぎには用意した500丁1000食を配り終えた。
溝口緑地では図書館へのアプローチにノボリ旗を並べ大山街道物産市と銘打って街道沿いの商店などが出店、うどんや赤飯などの軽食販売や陶芸家の濱田庄司にちなんで益子焼きの販売などが行われラッシュ並みの混雑、野菜の即売会場では区内産のネギやトマトなどが約40分で売り切れた。緑地では、大きな荷物を持つ家族連れや小春日和のなかでうどんやポップコーンをほおばりながら若手ミュージシャンの演奏を聴きながらのんびりと休日を過ごす若者もいた。
沿道では大山街道ウォークも行われ、ボランティアのガイドで藏づくりの老舗などを見て回る熟年連れも多かった。

2005-03-02 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, 09)市民活動, b3) 川崎市高津区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年2月19日

白鳥中1年生が自分たちで育てたダイズで豆腐づくり:食農教育の一貫

050219toufu1市民ボランティア記者・石井よし子(麻生市民館 社会教育指導員/里山フォーラムin麻生事務局)

2月4日(金)の午後、麻生区の白鳥中学校(鹿内利保校長)のあちらこちらで(調理室、教室、体育館で)大豆の甘い香りが漂っていた。1年生全員(166人)が、女子生徒も男子生徒も一緒になって「みんなが育てた大豆で豆腐づくり」に挑戦していた。
 写真ニュースへ→

麻生区の農家の人たちや事務局の職員と一緒に黒川の畑で2004年7月に種まきして育ててきた大豆だ。昨夏の猛暑を生き抜いた大豆。はたして豆腐になるのだろうか、とみんな一所懸命ひたすら作業を続ける。
前日から水に漬けておいた大豆がミキサーで汁(呉)になった。なべで煮て、さらしで漉(こ)して搾(しぼ)る。また鍋で煮て、にがりを入れて待つこと15分。プルプルになったところで穴を開けた牛乳パックの豆腐容器にいれる。水を切ってパックの蓋(ふた)を取るとしっかり固まっている。
050219toufu2作り始めて1時間半。できたてのほの温かい豆腐をお皿にのせて食べてみる。子どもたちはこわごわと少しずつ口に入れ始め、味や食感を確かめていた。子どもたちは「湯豆腐みたいだ」「私たちが作ったのだからまずいと思っていたけどおいしい」「味が濃いい」「苦い、堅い、それでもおいしい」「甘い」「嬉しいっていうか、感動だよね。最初からやって、畑の仕事もがんばったし」等々の感想だった。漉して残ったおからは何とマヨネーズ和えでいただく。塩コショウでもOK。皆さんもお試しあれ。意外にいける。

◆2004年6月からの体験学習

「みんなが育てた大豆で豆腐づくり」は、2004年度都市農業普及啓発支援事業“The Beans−お豆は畑のお肉−”として、川崎市の農業委員会(会長尾幡英世)と市立白鳥中学校が連携し、食農教育を展開してきたものの一貫で開催された。
食農教育は、川崎市が2003年から新たに始めた事業で、初年度は宮前区の平小学校で行われ、市内の農園の見学や市内産農産物の調理、試食をした。2年目の白鳥中学では、同年6月から中学1年生を対象に、総合的な学習の時間に大豆の栽培から加工までの一連の作業を通し「地域の環境−食糧・植生・農業」の理解を深めることを目的に行われた。
白鳥中学校区にある黒川の汁守神社下の立川昌沖さんの畑(約1800平方メートル)を借り、麻生区在住の8人の川崎市農業委員会、事務局の川崎市農業振興センター農地課の職員、 生徒、教師が協働し、6月から学習と体験が始まった。最初はエダマメのポット藩種、定植をし、大豆の藩種と続いた。8月にはエダマメの収穫。猛暑のなか大豆の中耕、除草をした。10月29日には大豆の収穫、12月3日には大豆を脱穀した。2月1日には大豆の選別。2月1日・2日・3日と豆腐作りの用具や道具の準備が続き、3日の12:00に大豆を水にひたし始めた。4日は女性農業担い手の会「あかね会」(持田あけみ会長)の会員12人来校し、指導にあたった。地元麻生区からは立川悦子さん、森そめ代、梶美恵子さんが参加。あかね会では、白鳥中の中西望介教諭(社会科)、工藤春美教諭(国語科)をはじめ教師と打ち合わせを重ね、横浜川崎地域農業改良普及センターの協力も得て、事前に試作を繰り返したそうである。ゲストティーチャー役の会員は母親のようにやさしく生徒たちに話しかけ、気を配り作業を進めていた。
体育館での閉校式では生徒からのお礼の言葉に続き、一年の担任の工藤教諭は「今とても幸せな気分だ。おいしいものを食べるにはたくさんの人の手がある」。あかね会の持田会長は「私たちが豆腐作りの試行錯誤ができたのも、皆さんのお蔭だと思っている。温かいお豆腐を食べさせたかった。おいしかったと聞いて嬉しい」。県農業会議佐藤さんは「ワインと豆腐は旅をさせてはいけない、という諺(ことわざ)がある。時間が経つとうまみアミノ酸や糖分も減っていく。だから川崎の野菜は川崎で食べていただきたい」農業振興課の大根田正義農業振興センター所長は「農業に力を入れている。麻生区は新鮮・安心・安い農産物が手に入るので、どんどん食べていただきたい」と話した。
 中学に入学して間もなくの一年生が、農業委員会、あかね会、農地課の職員、
そして何よりも教師に支えられて、白鳥中学校ならではの学びの場にいた。
教科学習の枠を超えて、麻生の大地があればこその、地元や周辺の農業者のおじさんやおばさんの暖かい気持ちと生徒たちの素直な心が通じ合っているようであった。

                

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2005年2月 7日

フルーツパークがナシ栽培講座:市民の就農者を養成

050207nashi01「多摩川ナシ」のブランドで知られる川崎のナシ農家を支援しようと、川崎市フルーツパークが生産技術者の養成事業に乗り出した。この事業は、一般市民を対象にした「多摩川ナシ栽培支援講座」で、2年間にわたりナシの栽培・販売の作業を体験、一定期間出席した市民には修了証を交付し、人手不足に悩む生産者に助っ人として派遣することも視野に入れており、農業就労を希望する都市市民の手で生産者を支援する内容。2月10日午後2時から、フルーツパークで受講希望者に説明会を開催する。

写真=ナシの人工授粉作業

「長十郎」のふるさと川崎市は、江戸時代初期の17世紀半ばには大師河原(川崎区)でナシが栽培された記録がある。江戸時代から明治にかけて南部地区で特に盛んだったナシは、生産地が徐々に多摩川を北上し、最盛期の1939年には作付け面積が約230ha以上と関東一の生産地となるほどの発展を遂げた。
都市化とともに栽培面積が減ったが、現在でも多摩区を中心に約44ha、180件の農家が生産しており、生産技術も高い。しかし、小規模な生産者のなかには、高齢化で後継者不足に悩んでいる人も多い。ナシは、木を植えてから出荷できるまで10年以上かかるため、新たな作付けの拡大は難しく、将来にわたって安定した生産は、危ぶまれ始めている。
川崎市は、1959年に「よみうりランド」遊園地隣の多摩区菅仙石にフルーツパークの前身「園芸技術普及農場山地果樹試験場」を設置、丘陵地のナシ栽培の技術向上や農家の指導、研究を行っており、生産農家の信頼も厚い。生産者の中には、単なるお手伝いではなく、仕事を任せられる人を望む声もあり、一方、都市住民の中には、農産物の生産に汗を流し就農を希望する人もいることから、今回の講座が企画された。
講座は4月開講で、原則毎月1回。1年目はフルーツパークで職員から栽培全般の基本的な学習と実習、2年目は協力農家で実習を中心に学ぶ。実習の内容は、人工授粉、摘花、袋掛け、病害虫防除、こずえの管理、収穫、販売実習、土作り、せん定など。2年間で21回の講座のうち、17回以上参加した市民に修了証を交付し、援農者名簿に登録、受け入れ先の農家があれば、助っ人として有償で働く。
対象は、川崎市内在住の65歳以下で講座終了後に援農に参加できる、ナシ栽培に興味や関心がある人。費用は、1年目が2400円、2年目が7000円。このほか教科書代1100円程度と保険料(実費)。作業服、靴、せん定ばさみなどの道具を持参する。定員は20人で応募多数の場合は抽選。
申し込みは、往復葉書の往信欄に郵便番号、住所、氏名、生年月日と年齢、電話番号、応募動機、返信欄に自分の郵便番号、住所、氏名を記入して2月18日(必着)までに〒214-0006川崎市多摩区菅仙谷3-17-1 川崎市フルーツパーク多摩川ナシ栽培支援講座」係へ郵送する。
問い合わせは電話044(945)0153。
フルーツパークのHPでも詳細が載っている。("http://www.city.kawasaki.jp/28/28fruits/home/parkhp/top.htm

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2005年1月31日

多摩区役所で2月4、5日にまちづくりフェスタ:区の魅力や問題点を紹介

市民が調べた江戸時代の宿場町・旧津久井街道歴史マップやごみ集積所の実態調査など、多摩区の魅力や問題点を紹介する「第3回まちづくりフェスティバル」が、2月4日、5日の午前10時から午後3時まで多摩区総合庁舎1階のアトリウム(吹き抜け通路)で開かれる。

フェスタは、 多摩区まちづくり推進協議会(田嶋郁雄会長)が主催、同会に参加する区民58人が「安全で賑わいのあるまち」「環境」「福祉関連」「文化教育」の4部会に分かれ、昨年の活動報告をする。
4日はおとな対象の報告・発表で「まちづくり広場〜こんな活動をしています」、5日は親子を対象に「こども広場 みんなで楽しく遊ぼう!」を催す。
初日に展示する旧津久井街道歴史マップは、文化教育部会が地域の古老などから聞き取った話と、登戸の渡し場から小泉橋までの江戸時代の街道筋にいまも残る北向き観音、水争いの供養塔、文学碑など史跡の紹介や昔の写真をまとめた労作。このほか、区内の防犯マップ、放置自転車対策、福祉散策マップ(向ヶ丘遊園〜広福寺コース編)、生ごみ堆肥、花と緑のまちづくりの紹介、どんど焼きやお盆など伝統行事の一部を載せた歳時記などをパネルで展示する。
来場者には、歴史マップや前年まとめた区内の小学校区危険度マップを配布し、各部会の委員が内容を説明をする。ナメコ、ノラボウ菜など地場農産物の紹介コーナーもある。
2日目のこども広場は、幼児から小学生を対象にプラバン、ぬりえ、どんぐりあそび、風車、竹細工など親子で遊べる工作コーナーを設けるほか、午前11時から子ども限定のもちつき(先着順)も催される。
また、フェスタ終了後の6日〜16日まで吹き抜け広場で活動報告パネル展示も行われる。
問い合わせは電話044(935)3131地域振興課。

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2005年1月 8日

長十郎の里帰り:多摩区から川崎区へ市民120人が大八車で苗木運び

05010901川崎を代表するナシ「長十郎」を、生まれ故郷の川崎区大師によみがえせる「長十郎の里帰り」の1日目のイベントが1月8日に行われた。多摩川を拠点に活動する等々力水辺の楽校の会員、多摩川を散歩中の親子などのべ120人が現在の産地の多摩区から大八車に載せた苗木を、寒風の中、多摩川の土手をのぼり旗を手に、かけ声をあげながらでふるさとをめざし、15km道のりを8時間かけて運んだ。

05010903苗木は、大師生まれの長十郎を祖先に多摩区のナシ農家が栽培した3年もので、高さは約2m。運搬は、約100年前に大師から多摩区に運ばれてきた当時を再現しようと、背中に多摩川の「多」の字をあしらった紺色の印ばんてん、編み笠、紺のももひきに地下足袋といういでたちのスタッフを中心に、日本民家園から借りた幅122cm、長さ305cmの大八車を利用し、徒歩で行われた。
05010905イベントを企画した多摩区の俳優中本賢さんが主宰する多摩川クラブ、稲生ロータリークラブ、慈酒の会など約40人のスタッフは、そろいの衣装で多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館を午前7時に出発。6km先の二子橋からは一般市民も参加、稲生ロータリークラブが豚汁や果物をふるまった。また昼食地点の丸子橋では、「地産地消に取り組む趣旨に協力したい」と川崎市地域女性連絡協議会が、おにぎりや豚汁、お汁粉を用意して寒い中を歩く参加者をねぎらった。丸子橋からガス橋までは、子どもたちも大八車を交替で引き、パレード行進した。一般参加はガス橋で解散し、その後は歩道が狭い一般道を使うため、スタッフがこの日のゴール地点の幸スポーツセンターまで運んだ。参加者は「寒かったが、昔の道具を使ってのんびり歩き楽しかった」などと話していた。
0501090405010902大師地区は、江戸時代から果樹栽培が盛んで「多摩川梨」のブランド名がつけられ、全国的に有名なナシ産地となった立役者「長十郎」のふるさと。工業化が進み、いまはナシの木はなくなったが、明治時代の俳人・正岡子規も川崎大師などを訪れた際、ナシにちなむ俳句を詠んでおり、川崎大師境内には、長十郎発祥の地の石碑もある。発祥の地に長十郎を植えることで、地場産業や川崎らしさを見直し川崎への愛着と誇りを持とうと催された 。
10日には、幸区役所を午前9時に出発、栄町商店街、チネチッタ商店街、川崎銀座街など幸区、川崎区の商店街で長十郎のふるさと帰りをアピールしながら約6キロ先の若宮八幡宮までパレード。午後3時30分から新成人や長十郎の発見者・当麻辰次郎さんの孫などが参加して植樹式を行う。

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2005年1月 7日

長十郎の里帰り

05010701川崎を代表するナシ「長十郎」を、生まれ故郷の川崎区によみがえらせようと、多摩区在住の俳優中本賢さんらが長十郎の苗木を現在の生産地多摩区から川崎区まで子どもたちとともに大八車で運んで植樹するイベント「長十郎の里帰り」が1月8日と10日に行われ、一緒に参加する市民を募集している。

写真=イベント当日着るはっぴ姿の多摩川クラブの会員ら(左から2人目が中本さん)

この催しを主催するのは「長十郎の里帰り実行委員会」(斎藤文夫実行委員長)。中本さんに加え、砂子の里資料館の斎藤文夫館長、植樹先の若宮八幡宮宮司中村紀美子さん、稲生ロータリークラブ会長の井口武雄さん、川崎市理容組合青年部部長の伊藤賢美さん、慈酒乃会代表の鹿子遠さんが委員になって、準備を進めてきた。
赤ナシ系統の長十郎は、1893年に大師河原の当麻辰次郎の梨園で発見されたと伝えられ、同家の屋号「長十郎」から名付けられ、大正時代に川崎大師境内に記念碑が建立されている。明治中期に活躍した俳人の正岡子規は川崎大師を訪れ、「川崎を 汽車で通るや 梨の花」「川崎や 畠は梨の 帰り道」などの句を詠んだ。
川崎大師一帯は江戸時代から果樹栽培が盛んで、病害虫に強い長十郎は果樹農家から人気を集めた。多摩川に沿って北上、大正時代には関東一になるほどの発展をとげ、「多摩川梨」というブランド名も生まれた。しかし、生まれ故郷の川崎区は工業化が進み、現在、ナシの木は一本もない。
今回のふるさと帰りの発案者・中本さんは、多摩川に住む魚や水生昆虫などを子どもたちに紹介する活動を行う「多摩川クラブ」の代表を務めており、昨年6月に自宅近くのナシ園で、樹齢100年を越す長十郎の木を見つけた。畑の持ち主太田嘉治さんを訪ねて話を聞くと、明治時代に曾祖父が長十郎のうわさを聞き、大師河原付近から分けてもらった木とわかり、感銘を受けたという。
長十郎は現在、他の甘いナシに押されて生産量も減り、交配用の花粉を取るためにナシ畑に1、2本植えられているだけという例が多い。宅地化が進む川崎北部でもナシ園が減っており、中本さんはこのままではナシの木が消えてしまう日が遠くないと感じ、かつての地場産業を残そうと、ナシの木をふるさとへ戻すイベントを思いついた。
イベントは8日と10日に行われ、多摩川の土手や商店街を子どもたちとともに当時を再現するはっぴ姿で大八車を押して歩くことで、長十郎ナシをアピールする。8日は多摩川二子橋からガス橋までの12キロを日本民家園などで借りた大八車を子どもたちが押して運ぶ。10日は、幸区役所から幸区、川崎区の商店街を通って約6キロ先の若宮八幡宮まで運び、発見者の当麻辰次郎さんの孫や新成人とともに午後3時ごろに植樹する。
参加は自由で、8日は午前9時に二子橋下多摩川河川敷集合、10日は午前9時に幸区役所集合。途中からの参加も可能。
問い合わせは電話・FAX044(934)0066多摩川クラブ。

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2005年1月 3日

禅寺丸柿ワイン1月5日から販売

05010301川崎市麻生区の特産品・禅寺丸柿を原料にした「かわさき柿ワイン 禅寺丸」の販売が、1月5日からセレサパーシモン(旧・セレサ川崎農業協同組合西部経済センター)などで始まる。

このワインは、柿生禅寺丸柿保存会(中山茂会長)が「原産地の川崎で新しい名産品として浸透させ、禅寺丸を見直してもらいたい」と企画、同農協柿生支店の協力で山梨県のワインメーカーに製造を委託し、1998年3月に初めて発売、その後毎年、新年に発売されている。
ワインはアルコール分が15度未満で「白ワイン」のような薄い黄色の甘口。720ミリリットルの1本分に禅寺丸約1キロを使っており、糖度は純粋に柿の甘さだけで他のものは一切加えていないという。瓶には柿の絵と同区王禅寺の境内に歌碑がある北原白秋の詩と禅寺丸柿のいわれが張られている。例年、贈答用や郷土のお土産として人気が高く、2003年には県のブランド品の指定も受けた。
禅師丸柿は昨年豊作で、ワインは前年の倍近い6000本を製造した。同センターのほか、川崎小売酒販組合北支部に加盟する麻生区、多摩区の酒屋や県内の大きな酒屋で一斉に売り出される。価格は1本1330円(消費税別)。
セレサパーシモンでの販売は月曜から金曜の午前9時から午後4時。
問い合わせは電話044(988)7405セレサパーシモン。

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2004年11月16日

狛江市民祭りに59000人:買い物やイベント楽しむ

04111601狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月14日、第一小学校、狛江市役所、市民グランドの3会場などで催された。曇り空の寒い一日だったが、会場には昨年より1000人多い59000人(主催者発表)の家族連れなどが訪れた。
写真=野菜の宝分けに長蛇の列

市民、文化、農業、商工の4つの部門が一体となる祭でことし人気を集めたのは農業祭。天候不順の影響で高値の野菜が安く買える即売会は約40分で完売。例年人気の野菜の宝船の宝分けは、2時間前から並び始め、家族で何回も並んで数種類の野菜を受け取る人もおり、30分で終わった。終了後のトラックに残った白菜の外側の葉を持ち帰る人もいたほどで、野菜を提供した狛江農産物直売会では「葉物の出来が悪く、種類を集めるのに苦労した。品薄の白菜は半分に切って分けたが、こんなことは初めて」と話していた。
04111602祭会場では地震で大きな被害を受けた川口町を支援するため、第一小学校の特設ステージに「がんばれ川口」の文字を入れ、司会者が支援を呼びかけるアナウンス。出店予定だった川口ブースでは被災状況のパネル写真を展示、真剣に見る市民が多かった。
まつりの開会を告げるパレードは、小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。午前9時半から小学生の鼓笛隊を先頭に第二小、航空計器前などから第一小までみこし7基、はやし連の山車5台、野菜の宝船などが行進、狛江駅北口からは民謡流し踊りも合流した。沿道は、わが子や孫の晴れ姿を撮ろうとビデオやデジカメ持参で訪れた見物人も多く、盛んにシャッターを押していた。パレードが集結する同小校庭では、来年から合併して新校となる二小・七小の児童が合同演奏、地酒の鏡割りも行われ、11時過ぎには民謡流しが入場して祭りムードは最高潮となった。
一小の特設ステージでは、子どもに人気の龍騎戦隊アバレンジャーショー、歌謡ショーのほか、市民団体のなつメロ、バレエ、和太鼓などが披露され、観客から盛んな拍手が上がっていた。祭りを締めくくる抽選会で、品評会に出品された農産物があたり「待っていて良かった」と思わずニッコリする家族の姿も見かけられた。
04111603歩行者天国となった本町通り会場では、初のストリートライブが催され、中学生合唱や市内で活動するさまざまな音楽団体が出演、昨年から催されている沖縄の学生寮など6団体が演じるエイサーなどに観客が多く集まっていた。また消防体験広場には、起震車が登場して長い行列、テーブルの下に潜って激震を体験した親子連れは「こわかった、まだ揺れている感じがする」と話していた。 市役所広場では、郷土のおはやしの競演やお楽しみくじなどが行われた。買物時に渡されるナンバーでスキー場の宿泊券などが当たる催しが好評、手に持った紙に記された数字を真剣に見る人が多かった。農業物品評会、商工祭などのほか、福島県田島町、市民保養施設のある民宿組合の物産展も行われ、正午ごろはラッシュ並みの混雑。市民センターでは生け花、絵画、写真などを展示する文化祭が催され、外のにぎやかさと異なるしずかな雰囲気のお茶会で抹茶を楽しむ人もいた。
市民グラウンドでは、アンパンマンのふわふわエアドームやエアトランポリン、ミニサッカーゲームなど子ども向きの催しが行われた。人気を集めたのはミニ動物園、小さなウサギやモルモットを抱いてうっとりとしていた。
写真=みこしのそろい踏み(中)、ストリートライブ(下)

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2004年11月12日

パレードや舞台、農産物品評会など多彩なイベント:11月14日に狛江市民まつり

狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月14日午前9時から午後3時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドなどで子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。
同まつりは、市民祭、文化祭、農業祭、商工祭の4つが一体となった祭りで28回目。ことしは毎年祭りに出店するふるさと友好都市・新潟県川口町の地震被災者を支援するため、同町に派遣された市職員が撮影した被災地の写真を川口町出店ブース(一小)で展示、市職員が被災状況などを説明して支援を呼びかけ、義援金を受け付ける。

まつりは、午前9時30分に第二小学校から出発する小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードを皮切りに、10時に東京航空計器前から市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時10分から狛江駅北口から民謡流し踊りがそれぞれスタート、「ふるさと広場」の一小まで練り歩く。午前10時に行われる一小でのオープンセレモニーの前後に相次いでパレードが会場に到着、祭りムードを高める。

主なイベントは、
一小のステージではプロのマジックショーや演歌歌手の歌謡ショー、子どもに人気の「爆龍戦隊アバレンジャーショー」のほか、市民団体のおはやし、和太鼓、ゴスペル、クラシックバレエ、ジャズ演奏などとゲーム大会が行われる。校庭では正午から市内産の野菜で作った豚汁の無料配付、苗木(午前11時)・球根(午後1時)のプレゼント、午後2時からパレードの宝船を解体する野菜の宝分けなどのほか、市民保養施設のある民宿組合の物産展や市内の農家による農産物品評会と野菜や花、植木の即売が催される。会場には、焼きそば、飲茶などの食べ物も出店。教室では市民団体の活動展やバザーが催される。
市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージでおはやし競演、ギター演奏の歌、地域ヒーロー・コマレンジャーショー、和太鼓、民謡、お楽しみ富くじ抽選会、イントロクイズ、大ビンゴ大会が催される。商工祭として商店31店による大ビックリ市、工業展示、おふくろの味コーナー、福島県田島町の物産展やりんごの無料配布などが行われる。文化祭会場の市民センターでは13日午後12時半から午後5時までと14日午前9時から午後4時まで市内文化団体が書道、華道、写真、パッチワークなどの作品を並べるほか、市内の小学生が描いた虫歯予防ポスターを展示、14日には大きな紙芝居や腹話術、茶会が催される。
市民グランドの「ちびっこ広場」では、ふわふわエアドーム、FC東京のキックターゲット、ミニ動物園、ポニー乗馬、コマレンジャーのゲームコーナー、児童館の子どもたちがプレイランドや屋台を運営する。
このほか各会場を結ぶ本町通りでは午前11時からエイサー踊り、午後12時45分からは市内で活躍するバンドのストリートライブも催される。
また一小前の「おまつりの道」入り口付近では公園の遊具などを使った忍者の広場で6つのコーナーをクリアすると景品がもらえるイベントが行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。

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2004年11月 6日

川崎中央卸売市場南部市場で7日、食鮮まつり:消費者に市場開放

04110601普段入れない中央卸売市場で安く買い物をと、川崎市幸区南幸町の川崎市中央卸売市場南部市場で、11月7日午前10時から午後4時まで開かれる「食鮮まつり」(南部市場食鮮まつり実行委員会主催)が開かれる。ことしは、市制80周年を記念して東京交響楽団のミニコンサートのほか、人気のまぐろの解体やせり体験などが催される。
写真=昨年の食鮮まつり

まつりは、同市場関係者らが、市場の特性を活かしたイベントで消費の拡大と市場の活性化、生成食品の安定供給の役割を理解してもらおうと「1日限りの市場体験」として毎年開いており、ことしで12回目。
主な内容は、まぐろの解体(午前10時50分)、目当ての商品を競って買う模擬ぜり(午後12時20分)、野菜・果実のつかみ取り、野菜・花の即売会、関連商品の特売の物販のほか、青果棟で午前10時15分から東京交響楽団金管五重楽団の演奏が行われる。子どもに人気のキャラクターショー(午前11時20分、午後1時)、ふわふわトランポリンもあり家族で1日楽しめる。
主催者は、駐車場がないため公共交通機関で来場してと呼びかけている。
問い合わせは電話044(543)5272南部市場業務課。
交通=JR南武線尻手駅3分。

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2004年10月27日

セレサ川崎が11月1日からコスモス景観会

04102701cosmosセレサ川崎農業協同組合が、市内の宮前区と麻生区農家の協力で植えているコスモスが見ごろを迎え、11月1日から7日の午前9時〜午後3時までにコスモス景観会を開く。

畑や休耕田に咲く花で自然を味わい、都市農業への理解を深めてもらおうと数年前から行っているもの。ことしは台風などの影響による日照不足で開花が遅れ、例年10月中旬に催す景観会の日程が11月にずれた。
コスモスの花が植えられているのは、川崎市麻生区古沢405番地一体(小田急線新百合ケ丘駅徒歩15分)の約2000平方メートルと川崎市宮前区野川524番地先(JR武蔵新城駅からバス「能満寺」下車:野川神明社と第三京浜の間)の約2500平方メートル。栽培品種は、センセーション(濃ピンク、ピンク、白)イエローキャンパス(黄)の2種で、最終日の7日はつみ取りもできる。
問い合わせは電話044(877)2509セレサ川崎農業協同組合営農課。

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2004年10月21日

狛江市役所で22・23日にくらしフェスタ:食の安全性やリサイクルがテーマ

食の安全性やリサイクルをテーマとした催し「くらしフェスタこまえ」が、狛江市役所前市民ひろばなどで10月22日、23日の午前10時から午後3時まで開かれる。東京都の消費者月間に合わせ毎年10月に開く「みんなの消費生活展 」の名称をことしから改めたもので、31回を数え、23日午後には子どもに人気の地域ヒーロー「コマレンジャー」も会場を訪れ、子どもからおとなまで参加できる多彩な催しを行う。

今回は「消費者友の会」「多摩南生活クラブ」「新日本婦人の会狛江支部」「狛江難病患者と家族の会」「廃食用油で石けんを作る会」「狛江市消費者団体連絡会」の恒例の6団体に加え、「環境を考える会狛江市実行委員会」も実行委員会に加わり狛江市と共催、狛江消防署、狛江市商工会なども協力する。
主な催しは、市民ひろばで不要品即売会や無添加食品など安心できる商品の即売、ごみ分別ゲーム(23日)、粗大ゴミの展示とプレゼント(プレゼントの受け付けは22日午前中)、子どもタイル絵教室、市内の造園業者による剪定枝(せんていし)チップ化実演と堆肥の無料配布(堆肥の配布は23日)、起震車体験、若者を中心に広がっている危険な薬物防止についてのPRコーナーもあり、7カ所以上回ると市民保養施設の宿泊券や入浴券などが当たるお楽しみ抽選ができる。
このほか、市民センター地下ホールと視聴覚室で、食品の包装形態の調査結果やコンビニの買い物袋使用量、地産地消のすすめなど実行委の各団体がそれぞれのテーマで調査・研究したくらしに役立つ情報のパネル展示、楽しみながらリサイクルできる裂き織り教室、封筒作りなども行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111消費生活展実行委員会。

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2004年10月18日

禅寺丸柿まつり:種とばし、1位は9.68m

04101801川崎市麻生区の特産品禅寺丸柿の収穫にちなみ催される「禅寺丸柿まつり」(柿生中央商店会主催)が、10月17日に川崎市麻生区上麻生6丁目の麻生水処理センターで行われた。ぬけるような青空の好天にめぐまれ、会場には家族連れなど昨年より1500人多い約6500人が訪れ、買い物や皮むきなどのイベントを楽しんでいた。

ことしは祭りの主役「禅寺丸柿」が近年にない大豊作で、柿生禅寺丸保存会(中山茂会長)は650袋のカキを用意、このカキを目当ての客も多く、保存会会員は試食用のカキむきに追われていた。模擬店が並ぶ通路は一時は買い物やイベントを楽しむ客でラッシュ並みの混雑、ワインも完売、柿にちなんだお菓子や地域の人の模擬店はにぎわいをみせていた。
メインイベントの「皮むき」と「種とばし」は、先のとがった「筆柿」を使用。2002年までは禅寺丸を使用していたが、昨年、冷夏の影響で超不作、イベントに使用するカキがなく急きょこの時期いちばんおいしい小ぶりの筆柿を使用したところ、大きさもそろっていて公平、種が重くて飛ばしやすいなどの理由で、ことしも利用することになった。
皮むきには96人が挑戦、参加者は真剣な表情でナイフを動かしていた。111cmの記録出しことし2位の成績だった麻生区上麻生の武藤奈緒子さんは、「昨年初めてチャレンジしたが成績がふるわず、家で練習を重ねリベンジに成功した」とニッコリ。
種とばしは、午後2時10分の最後の回に大勢の人が並んだため、予定を変更して希望者全員を受け入れ、午後3時のまつり終了時間を過ぎまで競技が行われ、140人が参加した。なかには勢い余ってラインから飛び出したり、ポトリと下に落とす人もいて観客の笑いを誘っていた。1位は、過去の記録を大幅に延ばして最高となった昨年の9m87cmにはわずかに及ばず9m68cmだったが、2、3位の記録は昨年より上回った。
このほか、200人以上の子どもが禅寺丸を写生、水処理センター上の「ふれあいの丘」に上る階段にはり出された。会場では、絵の前で記念写真を撮影したり、模擬店で求めた食べ物を久しぶりの青空の下でのんびりと食べる親子連れが多かった。
上位の成績は
○皮むき
1位 浜田文江さん(麻生区栗木台) 132cm
2位 武藤奈緒子さん(麻生区上麻生) 111cm
3位 市原智恵子さん(麻生区上麻生) 109cm
○種とばし
1位 おかはたしんいちさん(麻生区白鳥) 9m68cm
2位 三浦秀二さん(町田市三輪町)8m40cm
3位 金城均さん(麻生区上麻生)8m34cm

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2004年10月14日

10月17日に麻生区で禅寺丸柿まつり

04101402「柿生」の地名のルーツとなった川崎市麻生区の特産品・禅寺丸柿にちなんで、むいた皮の長さや種とばしなどユニークなイベントを行う「禅寺丸柿まつり」が、10月17日午前10時から午後3時まで川崎市麻生区上麻生6丁目の麻生水処理センターで行われる。
(写真=「丸柿」と呼ばれる昔風に枝ごと束ねた禅師丸柿)

この祭は、1214年に同区王禅寺で発見された日本で最初の甘柿・禅寺丸柿を見直し商店街の活性化をと、1995年に柿生中央商店会が柿生禅寺丸柿保存会(中山茂会長)の協力で収穫期に合わせ初めて催し人気を呼んだ。一時中断したが、地元の祭の復活を望む声で2001年に再開。8回目のことしは、同保存会、柿生駅前町内会、上麻生東町内会のほか、今年の夏に発足したボランティア団体NPO法人柿生環境会が協賛する。
同会の中山会長によるとことしの禅寺丸柿は「近年にない大豊作」だという。
メインイベントの「皮むき」と「種とばし」は、午前10時・午前11時10分・午後1時10分・午後2時10分の4回催され、上位入賞者には、賞品がプレゼントされる。このほか、太鼓やおはやし、禅寺丸の写生会のほか、ビール、焼き鳥、柿にちなんだ和菓子、禅寺丸ワインも販売される。
問い合わせは電話044(987)1270太平屋。

【禅寺丸解説】
禅寺丸柿は、直径5センチほどの丸い甘ガキで、江戸時代から数十年前まで農家の貴重な現金収入として、柿生地区をはじめ川崎北部で盛んに栽培されていた。
実が大きく種のない品種におされ、小粒で種の多い禅寺丸の人気は急落、市場出荷はほとんどなくなり、農家の庭先販売や農協などの産直で売られるだけになった。こうしたことから、地名のルーツといわれるこの柿を「ふるさとのほこりとして保全し、後世に伝えよう」とかつての栽培農家が1995年に「柿生禅寺丸保存会」(中山茂会長)を結成、区内の庭先に残る禅寺丸の調査にのりだすなど保存運動に取り組んでいる。経済性も高めようとワインを試作、1997年から柿ワインの発売を始め、1999年に禅寺丸柿とワインが川崎ブランドに指定された。2000年には王禅寺の境内にある原木に記念碑を建立した。最近は市内のイベントに参加して柿を販売、人気を呼んでいる。また、2002年から普及活動に力を入れるため「柿を通して先人が培った歴史文化を次世代に伝えよう」と、苗木のプレゼントを行っている。
同会がまとめた『禅寺丸柿のあゆみ』によると、禅寺丸柿は、1214年に王禅寺地区の山中で偶然発見された日本最初の甘ガキで、古刹・王禅寺の住職等海上人が里人に栽培を奨励したと伝わる。その後、天領だった王禅寺地区の見回りに来た徳川家康によって「王禅寺丸」と命名され、1648年ごろから盛んに江戸に出荷、大きな収入源となった。1889年の町村制施行時には近隣の10カ村を統合し、柿の生産が多いことから「柿生村」と名付けられた。1902年には、真福寺の森七郎さん宅の樹齢300年の柿の木を選びその実を天皇に献上、このころから大正にかけてが最盛期で、昭和初期には共通のレッテルの木箱で出荷したという。第2次世界大戦後に再び市場の人気が復活し、柿の生産が盛んになるが、1970年代半ばには市場からその姿が消え、農家の庭先などの残された木は多いが、相続や家の建て替えなどで年々減っている。

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2004年10月 6日

狛江の農地写真展:市役所に111点展示、大切さ訴える

04100601都市化が進むなかで狛江市内の緑地の多くを占める農地を見直してもらおうと10月4日から狛江市役所ロビーで「狛江の大事な農地」写真展が開かれている。

展覧会は、同市が1999年に策定した「環境基本実施計画」を推進・実施するため、2000年に発足した公募市民による「環境保全実施計画緑ワーキンググループ」(リーダー山本八郎さん)が開催した。同会は、主婦や熟年男性など約35人の市民と狛江造園組合などの団体で構成、「みどりを守り、育て、ふやすため」に、これまでに生け垣や指定保存樹に注目、会員が実地調査した内容を写真展として発表しており、今回は3回目の展覧会だ。
同展は、市内を6つのエリアに分け、会員が今春から生産緑地に指定されている約150カ所の農地を調査。畑と作物の写真を撮影するとともに、所有者から昔の農業などについて聞き取り調査したコメントを短くまとめた。紹介しているのは、79カ所の農地で、生産物や畑の写真をA5サイズのカラーコピーに拡大、111点を展示している。
現在の狛江の農地は、露地物の野菜畑が中心だが、陸稲や金ゴマなど珍しいものもある。このほか、狛江村が発足して数年後の1896年から1917年、1932年、1953年、市制施行の1970年と、市内最後の水田が残っていた1980年の6枚の地図に、当時の主たる農産物だった水田とクワ畑を色分けし、明治、大正、昭和の農地の移り変わりとその当時の人口など記したパネルも展示している。
調査にあたった会員らは「熱心に耕作している人も多いので、今ある畑をみんなで大切に守り、農地を守っている人の苦労をたくさんの市民に知ってもらいたい」と話している。
展示は8日までで、時間は午前8時半から午後5時(8日は午後4時)。市役所の展示後は、引き続き西河原公民館1階のギャラリーでも12日から18日の午前9時から午後5時まで(12日は午前10時から、18日は午後4時まで)展示する。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市環境部環境改善課。

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2004年10月 4日

新百合ヶ丘駅近くの田んぼで2日、親子約100人が昔ながらの稲刈り

04100401実りの秋を迎え、小田急線新百合ヶ丘駅近くの川崎市麻生区古沢で10月2日、小学生や幼児連れの親子約120人が参加して昔ながら手作業による稲刈りが行われた。

米作り作業を通して親子のきずなを深めながら都市農業を考えようと、麻生区が農家の協力で毎年参加者を公募して開催する体験農業の一環で、ことしは市内全域から約70家族が参加。
同所の鈴木宏平さん方が所有する約1200平方メートルの田んぼで6月に約200人が参加してモチ米の苗を手で植え、夏には参加家族が交代で草取りをして稲を生育。米作りに必要な苗床つくり、種まき、田起こしなどの裏方作業や日常の管理は、 麻生区子ども会連合会、青少年指導委員会、体育指導委員会の3団体で構成する実行委員会(山崎優実行委員長)が担当している。
この日は午前9時過ぎからたわわに実った稲をカマで刈り、稲を束ねて逆さまにして干す「掛け干し」と呼ばれる作業を体験。ほとんどの参加者が米作りは初めてとあって、逆さに干す稲が抜けないようにしばる作業に悪戦苦闘。なかには、自分の身長ほどの高さのサオに稲束を掛けるのに一苦労する子どもの姿も見られたが、晩秋に行われる餅つきを楽しみに熱心に作業を行い、半日がかりで4枚の田んぼの稲刈りを終えた。

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2004年9月 6日

川崎市で秋の味ナシとブドウの品評会:「ことしはよい出来」

04090601-1川崎名産のナシとブドウの出来ばえを審査する「川崎市ナシ・ブドウ品評会」(川崎市・市園芸協会主催)が9月3日午前9時30分から多摩区菅仙谷のフルーツパークで開かれ、多摩区中野島の古谷陸男さんのナシ・豊水(無袋)が神奈川県知事賞、多摩区中野島の田村賢太郎さんのナシ・豊水と多摩区中尾の井田君子さんのブドウ・ピオーネがそれぞれ川崎市長賞に輝いた。出品されたナシとブドウは、午後から一般公開後に即売されたが、市価より2、3割引きとあって40分あまりで完売した。

04090601-2川崎市は長十郎の発祥地として知られ、約200軒の農家でナシを生産、多摩川付近の農家は「多摩川ナシ」、麻生区では「黒川ナシ」と名付けたブランドで庭先販売を行っている。最近は長十郎は消費者に好まれず、幸水、豊水など水分が多く甘いナシが人気で、生産方法も畑全体をネットで覆い、果実に袋を被せないものが「甘い」と好評だ。毎年この時期に品評会が開かれ、ことしで37回目を数える。出品果実は例年翌日に販売されてきたが、ことしは市園芸協会果樹部長・田村忠蔵さんらの「消費者に早く食べてもらいたい」との意見を取り入れ、当日に売り出されることになった。
品評会にはいまが盛りの豊水のほか菊水、二十世紀、長十郎などナシ8種131点、巨峰、藤稔などのブドウ6種10点が出品された。審査にあたったのは、児玉昭男・神奈川県横浜川崎地域農業改良普及センター所長のほか、川崎市農業振興センター、フルーツパーク職員の8人。まず品種と無袋・有袋ごとに大きさ・果形・重さ・光沢・糖度・粒ぞろい・果肉の質などについて一つひとつ手にとって比較審査で優秀・優良・佳良の入賞を決め、その後「市長賞」などの特別賞を選んだ。
審査員の講評によると「ことしは春先より好天が続いたため糖度が高い一方、空梅雨の影響で水分不足による玉延びが心配されたが、その影響はほとんどない。生産技術が高く、全体的によい出来」という。
県知事賞に選ばれた古谷睦男さん(写真右)は「出品する以上、いい結果を出したいと思っていたのですごくうれしい。10年以上前から無袋で作っているが、ことしは雨が少なく冠水に苦労し、ダニの発生に気をつけたが、そのかいがあった」と感想を語った。
生産者が丹精こめて作った果実を求める市民も多く、ことしは当日販売だったため、午前9時過ぎの審査の始まる前から昼食持参で並ぶ人も多くおり、一般公開で求めたい品物を吟味、先着順で即売が始まると目当ての商品を買い求めていた。毎年夫婦で来るという同区西生田の野原信子さんは「ことしは一番早く来たのでいい賞を受けた人のナシとブドウが買えた。ダメかもしれないけどもう一度並びます」と大きな荷物を抱えてにっこりしていた。
■審査結果を見る

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品評会結果:古谷睦男さんに県知事賞

(敬称略)
●ナシ部門
優秀賞(4点)
神奈川県知事賞 豊水(無袋) 古谷 睦男 多摩区中野島
川崎市長賞 豊水(無袋) 田村賢太郎 多摩区中野島
川崎市議会議長賞 豊水(有袋) 関山 育男 多摩区宿河原
全国農業協同組合連合会神奈川県本部長賞 豊水(有袋) 斉藤  元 多摩区生田
優良賞(8点)
セレサ川崎農業協同組合代表理事組合長賞 豊水(無袋) 古谷 睦男 多摩区中野島
神奈川県園芸協会長賞 豊水(無袋) 古谷かをる 多摩区中野島
神奈川県横浜川崎地区農政事務所長賞 豊水(無袋) 長瀬 博明 中原区井田中ノ町
神奈川県果樹組合連合会長賞 豊水(無袋) 田村賢太郎 多摩区中野島
川崎市農業委員会長賞 豊水(有袋) 増田 朝光 多摩区菅馬場
  豊水(有袋) 太田  毅 多摩区生田
  豊水(有袋) 上原 一雄 多摩区菅馬場
  あき月 金子  昇 麻生区早野
佳良賞(25点)
  豊水(無袋) 浅谷 和男 多摩区中野島
  豊水(無袋) 白井 正寿 多摩区菅稲田堤
  豊水(無袋) 川名  徹 宮前区野川
  豊水(無袋) 浅谷 和男 多摩区中野島
  豊水(無袋) 河合 亀蔵 多摩区宿河原
  豊水(無袋) 安藤 隆盛 多摩区菅城下
  豊水(無袋) 安藤 秀男 宮前区小台
  豊水(無袋) 川名  徹 宮前区野川
  豊水(無袋) 小金  亘 多摩区生田
  豊水(無袋) 北見 元伸 多摩区枡形
  豊水(無袋) 井田 茂樹 多摩区長尾
  豊水(無袋) 長崎 一義 高津区北見方
  豊水(無袋) 安藤  聡 多摩区菅城下
  豊水(有袋) 上原 新三 多摩区菅稲田堤
  豊水(有袋) 太田 善隆 多摩区生田
  豊水(有袋) 太田  聡 多摩区生田
  豊水(有袋) 田代 和男 多摩区菅北浦
  豊水(有袋) 三竹 偉夫 多摩区宿河原
  豊水(有袋) 上原 伸介 多摩区菅稲田堤
  豊水(有袋) 西山 保正  多摩区菅
  豊水(有袋) 増田 朝光 多摩区菅馬場
  豊水(有袋) 鈴木 五郎 高津区諏訪
  豊水(有袋) 木下 新一 多摩区枡形
  清玉 香山 典子 多摩区生田
  二十世紀 井田 忠夫 多摩区長尾
ブドウ部門
優良賞(1点)
川崎市長賞 ピオーネ 井田 君子 多摩区長尾
佳良賞(2点)
  ピオーネ 井田 繁樹 多摩区長尾
  高尾 五嶌 位昌 多摩区菅

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2004年8月 7日

市民がマリーゴールドつみ取り

04080801黄色やオレンジの花をつけたマリーゴールドのつみ取りが8月5日、狛江市猪方2丁目農業・栗原繁さんの花畑で行われ、主婦や保育園児など約150人が参加した。

狛江市が、市民に花の摘み取りを通して都市農業への理解を深めてもらおうと「花街道」と名付け、毎年夏と冬に市内の農家の協力で行っている農業振興事業の一環。
ことしの会場となった栗原さんは毎年市に協力しており、約1000平方メートルの畑を開放。午後3時の開場とともに主婦や親子連れなどが次々と訪れ、額に汗を浮かべながら懸命に花ばさみを動かしていた。なかには、両手いっぱいの花束を作り、大喜びの人もいた。市立駒井保育園(中野敬子園長)も4、5歳児35人が初めて参加、身長と同じくらいに伸びたマリーゴールドの畑のなかを泳ぎ回るように歩き回りながら、小さな手で家に持ち帰る花束を作っていた。

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麻生区の体験農業:親子でかかし作りに挑戦

04080803川崎市麻生区古沢の田んぼで7月3日、市内の小学生の親子ががかかし作りに汗を流した。

参加したのは、先月同所で行われたの親子体験農業米づくりで田植えをした人たちで、この日は3班に分かれて行う田の草取り作業日の初日。参加した24家族52人は炎天下の中で汗を流しながら麻生区子ども会連合会(山崎優会長)役員らの指導で、竹や持参した古着、古新聞などの廃物を利用してかかしづくりにチャレンジ。ほとんどが初めてとあってとまどいながらも、お父さんが慣れない手つきでかかしの胴体や顔を作るため針を動かしたり、子どもの意見を聞きながら顔を描いた。頭の形を整えるためシャツを利用してターバンを巻いたりと奮闘、2時間がかりで個性的なかかし3体を作った。
かかし作りの前には田の草取り、制作後にはジャガイモ掘りなど農作業を行い、土にふれる「いなか」の生活を楽しんだ。
制作したかかしは、9月に同所で行われるかかし祭り(麻生区子ども会連合会・麻生区体験農業実行委員会共催)で展示される。

2004-08-07 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, b1) 川崎市麻生区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック