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2004年10 月16日 (土曜日)
しんゆり映画祭:10月11日にボランティアら200人が10年の歩み振り返る
10月3日からワーナー・マイカル・シネマズ新百合ヶ丘などを中心に開催された、KAWASAKIしんゆり映画祭(川崎市・芸術のまちづくり推進委員会主催)が閉幕、最終日の11日には10周年感謝パーティーが新百合21ビルで開かれ、阿部孝夫川崎市長のほか10年間に参加した市民ボランティアなど関係者200人が参加、これまでの映画祭のあゆみを振り返った。
(写真=記念のくす玉を割る(左から)阿部川崎市長、中島豪一芸術のまちづくり推進委員会委員長、武重邦夫初代実行委員長、白鳥あかね実行委員長)
同祭実行委員長の白鳥あかねさんが、室内開催となった8月の野外映画や期間中に関東地方を直撃した大型台風で交通機関がマヒするなど、悪天候にたたられたことしの映画祭でタクシーで駆けつけたゲストや客席を埋めた観客の話を披露、「(ゲストや観客が来てくれたのは)市民の力で作り上げてきた映画祭の10年の重み。涙がでるほどうれしかった」とあいさつ。阿部市長は「支える人、見る人の熱意ですばらしい歴史を作り、ことしはプログラムの一部をミュージアムで開くなど市内に広がってきた。市内には、シネマコンプレックスも増えており、映画の街川崎として市民が誇れるまちづくりをしたい」と語った。
白鳥委員長は、5年ごとに実行委員長が交替していることにふれ、新たな歴史を積み上げるため、来年からは広報など裏方で支えてきた市民ボランティアの野々川千恵子さんが3代目の実行委員長に就任することを明らかにした。
市民公募の声優、朗読グループ「さんざしの会」、映画祭スタッフなど副音声によるバリアフリー上映のメンバー、さらにジュニア映画制作ワークショップのメンバーらこれまで映画祭に参加した市民ボランティアも壇上にあがり、エピソードや映画への思いを語り、会場から大きな拍手が送られていた。
映画祭のパーティーらしく、スタッフ制作による10年間のあゆみを振り返るビデオや訪れたゲストへのインタビューを編集したビデオも間に上映され、会場を大いに盛り上げていた。
ロビーには映画祭を楽しく彩ってきた同祭のマスコット「シネマウマ」のオブジェやグッズ、パンフレット原画、スタッフによる巨大ポスターのほか、10年間のパンフレット、バリアフリー上映用の副音声脚本などが展示され、参加者は思い出話に花を咲かせながら見入っていた。
2004-10-16 in 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, 映画 | Permalink
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