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2005年9 月14日 (水曜日)

柿の実幼稚園のママさんオーケストラが園外で初演奏

050914kakinomi1_3川崎市麻生区上麻生の「柿の実幼稚園」(小島澄人園長)の園児と卒園児の母親で結成する器楽演奏サークル「どれみふぁ柿の実」(木下真紀子部長)が9月17日、麻生市民館大ホールで午後2時から開かれる「フレッシュアンサンブルかわさきin2005コンサート」に初出演、地域の音楽団体として園外での活動の第一歩を踏み出す。

写真=どれみふぁ柿の実の練習。子どもを抱いて
(右)フルートを吹くメンバーも

午後2時からのコンサートでは、3部「”どれみふぁ柿の実” 音楽とあそぼうよ! みんなあつまれ」に出演、「勇気100%」「シンコペーテッド・クローク」「おもちゃのチャチャチャ」「世界にひとつだけの花」「マツケンサンバ」の5曲を演奏する。このうち「おもちゃのチャチャチャ」は、会場の子どもやメンバーの子どもに舞台参加を呼びかけ、打楽器のカスタネット、鈴、ギロのほかプラスチック製洗濯板やペットボトルの凹凸部分を使って音楽遊びを取入れ、子どもと共に演奏する。またマツケンサンバは、パーカッションメンバーがサンバのステップと踊りを披露するなどひと味違った楽しい舞台を演出する。
今回のコンサートの出演は、乳幼児からお年寄りまで幅広い年代が楽しめるコンサートをめざすフレッシュアンサンブルの代表丸山さんとどれみふぁのメンバーが、同じ住宅地に住んでいたからとんとん拍子に話が進み実現した。
フレッシュアンサンブルかわさきin2005コンサートの記事はこちら

 活動6年目に舞い込んだ園外のコンサートに向け、猛練習

050914kakinomi2_1「どれみふぁ〜」は、園児と係わるさまざまな遊びや催しを企画する小島園長主宰の「ひだまりサロン」が、「子どもに生の音楽を聴かせるため、オーケストラサークルを作りませんか」と園児の母親に呼びかけ、1999年9月に13人でスタート。オケ演奏には人数が足りないため音楽経験者を誘ってメンバーを19人に増やし、その年の12月に初演奏会「クリスマスコンサート」でデビューを果たした。以後、夏のファミリーコンサート、クリスマスコンサート、お別れコンサートと年3回演奏会を開いている。
園児対象の演奏会のため、馴染みのクラシックや子ども向きの映画のテーマソングのほかダンスなどを取り入れたあきない演出が必要。このためパート部会のほか、演奏会の音楽を選曲する企画、楽譜、音響の部会を設け、プログラム、ポスター、衣裳制作もすべてメンバーが分担して行っている。
5年目の2004年、サークルのロゴを作成しそろいのTシャツを作った。同園のサークル活動室「柿の実ぶんぶん」で毎週金曜日に練習を行っている。発足時からコンサートマスターとして音楽指導や編曲も手がける町田市のバイオリニスト徳山真理さん、運営委員を長く務めメンバーから「顧問」と呼ばれて楽譜の準備をする麻生区上麻生の福士陽子さんを中心に、現在、音楽大学卒業者や学生時代に吹奏楽・オーケストラを経験した人や音楽・ダンス好きな20代から40代の36人が所属。4人の子どもを育てる元ジャスドラマー、ラジオ局のディスクジョッキー経験者、音響スペシャリスト、ダンスの指導者などさまざなな才能を持つ人が多い。結婚、出産などで中断した音楽活動ブランクを埋めたいと思っているメンバーが多く、子連れで練習に参加できるため、練習中に授乳したり、出産直前まで参加する熱心な人もおり、6年間で70〜80曲を練習した。
今回の演奏会は、これまでのレパートリーのなかから選曲。どれみふぁにとっては初の大舞台での演奏とあって、出演する20人は、定例日以外にも時間を作り猛練習にはげんでいる。徳山さんらは「地域の音楽活動に参加できるのは光栄なこと。この経験をつないで活動の幅をひろげてたい」と喜んでいる。

写真=お母さんら一緒にパーカッションの練習をする幼児

2005-09-14 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink

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