2006年6月11日

夜の森に響くサクソフォーンの響き:川崎市宮前区の飛森谷戸で10周年のコンサート

060610concert 里山の野外ステージをかがり火で照らしながら音楽を楽しむコンサートが6月10日、川崎市宮前区初山で催され、約400人が夜の森に響くサクソフォーンの調べに耳を傾けていた。

このコンサートは、同地区の里山保全を行っている「飛森(とんもり)谷戸の自然を守る会」(矢澤茂会長)が「森の音楽会」と題して毎年開いているもので、今回が10回目。
緑の林に囲まれた「おもいでの謡のこみち『森の広場』」にあるステージは、左右に置かれた2基のかがり火に加え、ろうそくなどの灯が周りに配され、日が落ちると幻想的な雰囲気。
同会の発足10周年を記念して催したこの日のコンサートに出演したのは、昭和音楽大学出身のメンバーで構成した「feel saxophone quartet(フィール・サクソフォーン・カルテット)」の河西麻希さん、木籐良朝子さん、土山真希子さんと、賛助出演の平賀美樹さんの女性4人。約2時間にわたって「シングシングシング」「バトル」「マツケンサンバ」「世界に一つだけの花」「竹田の子守唄」ジブリのメドレー、阪本九メドレー、「彗星」などジャズやクラシック、童謡、歌謡曲など多彩なジャンルの曲を次々と演奏した。
コンサートの途中に小雨が降り出し、ステージの上に雨よけのビニールシートを張るため演奏が中断するという、野外演奏会ならではのハプニングもあったが、家族連れなどの聴衆も一緒に手拍子をするなど、なごやかなムード。後半には雨もあがり、訪れた人たちは夜の黒い森に響くサクソフォーンの音色をゆったりと楽しんでいた。
出演した河西さんらは「森の中の音楽会は初めて。音が木立に響いて、すごく演奏しやすかった」と話していた。

関連記事:川崎市宮前区のとんもり谷戸で森のコンサート:終了後はホタル鑑賞会も開催

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川崎市麻生区で農業体験:親子300人が田植え

060610taue 川崎市麻生区古沢で6月10日、同区内の親子など約300人が参加して田植えが行われた。
魅力ある区づくり推進事業として米作りを通して親子の絆を深め、都市農業の大切さを知ってもらおうと、小学生とその親を対象に毎年行われているもので、参加者たちは泥だらけになりながらも数センチに育った苗を大切そうに植えていた。

ことしは5月上旬以来の天候不順の影響で苗の生育が遅れたため、例年の4枚の田んぼに植える分が確保できず、この日は半分の2枚の水田に数時間かけて植えた。
子どもだけでなく、親も初めてという人が多く、苗の植え方を習ったあとおっかなびっくりで田んぼに入り、1列に並んで目印のロープに沿って順に苗を植えた。子どもの中には、自分の番が来るまで水の張られた田んぼに入って、泥だらけになりながら追いかけっこをしたり、虫を追いかけて目を輝かしていた。
幸区や中原区など市の南部から参加した小学生は「田んぼに入ったのも初めてで、すごく楽しかった」、一緒に来たお母さんも「わたしも田植えは初めて。川崎にもまだ水田があることに感動しました」と喜んでいた。
この体験農業は、子ども会連合会、青少年指導委員会、体育指導委員会の3団体で構成する実行委員会が休耕田を借りて行っているもので、田起こしから収穫までを行う本格的なもの。
参加者を区が公募したところ、麻生区から61家族208人、区外から25家族86人の合わせて82家族281人が応募、定員の250人を上回ったが、全員を受け入れることにした。今後は、残る2枚の田にも苗を植え、7月に草取り、8月に網かけ、かかし作り、9月に稲刈りとかけ干し、10月に脱穀ともみすり、11月には収穫祭を行う予定。

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2006年6月 8日

川崎市宮前区のとんもり谷戸で森のコンサート:終了後はホタル鑑賞会も開催

060608tonmori 地域住民が里山保全活動を行っている川崎市宮前区初山のとんもり谷戸で、6月10日午後6時から森のコンサートが開かれる。同地区の里山保全を行っている「飛森谷戸の自然を守る会」(矢澤茂会長)が、会の発足10年を記念して催すもので、コンサート終了後には用水路でゲンジボタルの鑑賞会も開かれる。

写真(飛森谷戸の自然を守る会撮影)=とんもり谷戸に設置されたホタルの一生を描いた木製レリーフと矢澤会長(右)ら

とんもり谷戸は、生田緑地の一部で川崎国際生田緑地ゴルフ場14番ホールの東側斜面の昔神社があったと伝えられる場所。自然を守る会は、この里山の自然環境を21世紀の子供たちへつなぎ自然環境学習の場として末永く守り続けようと、1996年に初山地区の住民が中心となりに発足したボランティア団体。生田緑地を管理する北部公園事務所の了解を取り、約1.2ヘクタールを活動拠点に毎月1回下草刈りや枝おろしなどの里山活動を行っている。また、わき水が流れる用水路があることから、ホタルの幼虫の放流も行い、成虫が毎年少しずつ増えるほど自然が回復している。その後、「TONMORI KIDS ADVENTURURE CLUB (とんもりキッズ・アドベンチャー・クラブ)」(長峯隆弘代表)という子どもを対象にした兄弟団体も発足、飛森谷戸で観察会や昆虫採集など、子どもが自然を体験できる催しも開いている。
コンサートは、女性4人のサクソフォーングループ「feel saxophone quartet」が、同谷戸内の「おもいでの謡のこみち『森の広場』」で約2時間演奏する。会場では、同会会員らが日没と共にかがり火をたき、幻想的な雰囲気を演出する。雨天の場合は初山幼稚園ホールに変更。参加費は1ドリンク付きで1000円。演奏後は、初山用水に飛び始めるゲンジボタルを鑑賞しながら丘陵を下る。
コンサートに先立ち、午後3時からは初山幼稚園ホールで同会の10周年を祝う「交流会&懇親会」が開かれ、飛森谷戸の活動についての報告と参加者の意見交換、谷戸の散策が行われる。
会場内には、昨年秋に環境 学習用として「ゲンジホタルの一生」ととんもり谷戸のNewキャラクターの「トンちゃん」「モーリくん」を描いた看板が設置され、この日参加者にお披露目する。この看板は、群馬県みなかみ町の「水上工房」の広川義直さ ん夫妻が制作したレリーフ仕上げで、目の不自由な人がさわってホタルの姿を知ることができるという珍しいもの。
交流会の参加は自由で、音楽会の入場料も含み3000円。
連絡は電話044(977)6581飛森谷戸の自然を守る会事務局、またはemil([email protected])。

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2006年5月31日

生田緑地ばら苑日誌5月31日:好天に誘われ「中高年銀座」

Photo_10 夏を思わせる日差しながら、好天に恵まれ、かなりの「中高年銀座」です。
車イスの人もかなり来ていましたが、みな笑顔で、花は心を和ませてくれるのだと実感しました。
開放日は残り4日間。バラの中には既に散ったものもあり、遠目ではきれいですが、近づくと盛りを過ぎて、散っている花もありました。

撮影・文=角田珠子さん

ばら苑フォト日誌を見る>

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2006年5月25日

生田緑地ばら苑日誌5月23日:どこを見ても花盛り

Dsc01587 21日の日曜日が晴天で気温も高くなったために、ほとんどのつぼみが一斉に開花。全体的に90%以上のバラが咲き揃いました。
なかには2番花、3番花と次々に咲いているものも数多く見られます。
きょうの苑内はどこも、競うがごとき花盛りの風景でした。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月22日

生田緑地ばら苑日誌5月21日:陽光に恵まれ一気に見ごろに

P1010125 きのう、そしてきょうの晴天に加えて、夏日を思わせる気温で一挙につぼみが開き、開花状況は80〜90%となりました。ほとんどのバラが咲き始め、気温の上昇に合わせて馥郁(ふくいく)たる香りが「ばら苑」を覆っています。
来園者は20日の土曜日は3200人を超えましたが、今日も日差しを待ちわびたように次々と見物の人が訪れ、昨日を上回りそうな勢いです。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月19日

生田緑地ばら苑日誌5月18日:雨の中、300人超す入園者

Dsc01549 朝から本格的な雨で、そのため写真もいささかかすみがち。
この雨で開花した花びらがかなり傷みましたが、つぼみの方は開花が進み、花の数は増えたようです。
雨にもかかわらず、来園者は300人を超しました。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月17日

生田緑地ばら苑日誌5月17日:3段階のバラ楽しめる

Dsc01403 天気予報が「日中曇り、夜になって雨」となっていたのと、テレビのニュースで「ばら苑」が紹介されたこともあって多くの来園者がありました。しかし、残念ながら昼過ぎから雨が降り出し、苑内は色とりどりの傘の花が咲きました。
開花状況は50〜60%と進み、ほとんどの花が咲き始めています。また、見ごろを迎えたバラも増えています。
この時期、つぼみ、咲き始め、開花と3段階のバラが同時に見られるので、撮影に訪れるカメラマニアの姿がめだちます。

撮影・文=長澤陸夫さん

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生田緑地ばら苑日誌5月16日:40〜50%まで開花進む

Dsc01314 今日もあいにくの天気でしたが、平日にもかかわらず横須賀・横浜などの団体や近隣の介護施設からの来園者を含め大勢の方が来ました。
昨日の月曜日は休園でしたが、晴れて気温も上がったため開花が進み、開花状況は
40〜50%になりました。
ほとんどのバラが咲き始めていますが、遅咲きのミニバラは一部を除き開花はまだ先になりそうです。パーゴラのつるバラはいまが見ごろです。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月15日

生田緑地ばら苑日誌5月14日:家族連れなど2200人

Dsc01269 10時過ぎまでぐずついた天気で、時折り日光が射したかと思えばすぐに雲に覆われる一日でした。
しかし、来園者は2200人を超し、関心の高さを感じました。やはり、休日とあって家族連れの姿が目につきました。

昨日より開花は進みましたが、全般的には約30%程度と思われ、ピークを迎えるのは20日以降となる見込みです。
撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月14日

生田緑地ばら苑日誌5月13日:両親連れた中国人留学生も鑑賞に

Dsc012421 今日は朝から終日生憎の雨。それでも土曜日とあって、近隣の方だけでなく茅ヶ崎・本厚木からの来園者もあり、しっとりと濡れたバラの花々を熱心に観賞していました。
なかには、「日本の思い出に」と間もなく帰国する両親を案内してきた中国・四川省(成都)からの留学生もいました。

4月に寒い日々が続いたのが影響して、開花時期が全般的に例年より1週間ほどずれ込んでいるようです。
昨日少し晴れ間があり気温も上がったことで、11日のオープン時より開花が進み、約20%位が見ごろを迎えています。
特に、つるバラ系が見事な花を次々に咲かせて来園者の目をひきつけています。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月12日

生田緑地ばら苑日誌5月11日:開園初日に雨の中300人

060511 開園初日。時折小雨が降る中にもかかわらず、待ちかねた約300人を超すバラ愛好家が近隣だけでなく埼玉・箱根・藤沢などから訪れ、咲き始めたバラを観賞していました。

撮影・文=長澤陸夫さん

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2006年5月11日

生田緑地内ばら苑が5月11日から公開:533種4700株

Dsc01167 川崎市多摩区長尾の生田緑地内ばら苑が5月11日から一般公開される。面積約1.2haの苑内には、533種約4700株の色とりどりのバラが植えられ、 新緑との鮮やかなコントラストが楽しめる。ことしは4月下旬の寒さの影響で開花が数日程度遅れており、まだ2分咲き程度。見ごろは今月20日過ぎになりそ うだという。

開花状況のフォトレポート「ばら苑フォト日誌」はこちら>

このばら苑は、旧小田急向ヶ丘遊園の中にあり、関東地方でも有数の施設として愛好家に親しまれた。向ヶ丘遊園の閉園に伴って、施設の存続を望む市民の要望もあり、川崎市に管理が移管された。
バラの世話や苑の管理は多くのボランティアが協力して行っており、毎年春と秋に一般に公開され、市外からも数万人が訪れ、人気を集めている。
苑内には、四季咲大輪種、四季咲中輪種、つる性種、四季咲極小輪種、原種など多彩なバラが植えられている。「プリンセスミチコ」「クィーンエリザベス」「プリンセス ド モナコ」など日本の皇族や各国の女王などにちなんだ品種が植えられたロイヤルコーナーもある。また、売店ではバラの苗木や軽食などを販売する。
公開は6月4日までで月曜日休苑。時間は午前10時(土・日曜は9時)から午後4時30分(入園は4時まで)。入園は無料。交通は、小田急線向ヶ丘遊園から徒歩約12分。
問い合わせは電話044-978-5270ばら苑管理事務所
ホームページ=http://www.city.kawasaki.jp/30/30kokan/home/baraen/1.htm

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2006年4月30日

川崎市のつつじ寺・等覚院:新緑に映える極彩色のじゅうたん

Photo_8 「つつじ寺」の名で親しまれている川崎市宮前区神木本町1丁目の等覚院のつつじが満開となり、多くの見物客でにぎわっている。
(写真=角田珠子)

430 同院には、山門を囲むように色とりどりのつつじが植えられており、花期には市内だけでなく遠方からも多くの人が訪れる。ゴールデンウィークを前に見ごろを迎えたつつじは、極彩色のじゅうたんを敷き詰めたようで、木々の新緑との鮮やかなコントラストに見物客たちはため息まじりにみいっていた。

近くには、県立東高根森林公園(川崎市宮前区神木本町2丁目・写真下)でも、陽光に誘われて訪れる家族連れも多く、新緑のなかでのんびり初夏の一日を楽しんでいた。

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2006年4月19日

多摩川に親しんでとイベントラリー:源流から中流の4市町村の催しの参加者募集

狛江市のいかだレースなど多摩川の源流から中流域の5カ所で開かれる催し物に参加するイベントラリーが4月29日から始まる。多摩川に親しんでもらおうと1998年から流域の市町村が連携して開催しておりことし9回目を迎える。

ラリーは、29日の巨樹と清流のまち奥多摩町「森林浴ヘルシーウォーク」(奥多摩むかし道=10kmを歩く、電話0428-83-2112)を皮切りに、5月4日山梨県小菅村の水と火と味の祭典「源流祭り」(釣り大会、流域の芸能大会、夜は日本一のお松焼き電話0428-87-0111)、7月16日(雨天7月23日)「狛江古代カップ多摩川いかだレース」(仮装とタイムを競うレース03-3480-9367)、7月30日山梨県丹波山村「夏まつり丹波」(カヌー教室、木工教室、マスのつかみどり、水上丸太わたりほか、電話0428-88-0211)。最後は12月3日、狛江エコルマで行われる多摩川流域郷土芸能フェスティバル(小菅村、丹波山村、奥多摩町、狛江市などの郷土芸能の競演、電話03-3489-1166)。フェスタ会場では小菅村、丹波山村、奥多摩町の旅行宿泊券(ペア)やそれぞれの温泉入浴券、グアム旅行(ペア3泊4日)があたる抽選会、3つ以上のイベント参加全員には特産品がプレゼントされる。
ラリーの台紙は小田急線の狛江、和泉多摩川、喜多見、成城学園駅と狛江市などで配布している。問い合わせは電話03(3480)9367イベントラリー事務局。

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2006年4月 4日

麻生市民館で4月7日から多摩丘陵の自然写真展

060403_5 多摩丘陵の自然を撮影した写真展「多摩丘陵の四季」が、4月7日から12日まで小田急線新百合ヶ丘駅前の麻生市民館で開かれる。

写真=シジュウカラ(上)草野秋人さん、ツユクサ(下)村田金次朗さん

060403_6 「多摩自然写真の会」(松本明孝代表)が次代を担う子どもたちに多摩丘陵の自然の美しさと大切さを伝えるために催すもので18回目となる。今回は会員24 人が撮影したワイド4切からワイド6切の写真42点と、2lサイズからワイド6切の共同共同パネル4点の作品を展示する。
展示時間は、午前10時から午後6時まで。問い合わせは電話044(865)7695安岡さん。

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2006年4月 2日

二ヶ領用水さくら祭り:満開の花の下にぎやかにパレード

060402maturi30 川崎市多摩区宿河原の二ヶ領用水で4月2日、「さくら祭り」が催され、市消防局のカラーガード隊を先頭に消防音楽隊、地元小学生の鼓笛隊などが満開のサクラの下を用水に沿ってにぎやかに行進、花見の客などを楽しませた。

さくら祭りの写真を見る>

この祭りは、二ヶ領用水のサクラに親しんでもらおうと1977年から始まったもので、ことしで32回目。
式典の会場となった八幡神社では、川崎市消防音楽隊の演奏とレッドウィングスの演技、宿河原小学校・稲田小学校の鼓笛隊、稲田中学校吹奏楽部、宿河原花匠舞太鼓(はなしょうぶだいこ)、宿之島はやし連などが演奏を披露、境内と周辺の道路を埋めた市民を楽しませた。
また、式典では国土交通省の「第20回手づくり郷土(ふるさと)大賞」を受賞し、二ヶ領用水宿河原線の保全と地域の魅力づくりに対する貢献に対して、阿部市長からの感謝状が宿河原堤桜保存会(伊藤弘会長)、宿河原町会(三竹隆雄町会長)に手渡された。

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2006年4月 1日

川崎市麻生区で桜まつり:好天に恵まれ麻生川は人の波

060401asao04サクラが満開となった4月1日、休日と重なり、各地の名所はくり出した家族連れなどでにぎわいをみせた。川崎市麻生区の麻生川でも、約1.3kmの沿道に植えられた約240本のソメイヨシノが見ごろを迎え、訪れた人たちは陽光に輝く花を眺めたり、花よりダンゴとしゃれ込んだりと、思い思いに春を楽しんでいた。また、同所では「桜まつり」が開催され、踊りやおはやしなどに見入っていた。

桜まつりの写真を見る>

まつりでは、川に沿った空き地で、柿生民踊会の柿生音頭などの踊り、真福寺囃(はやし)連のおはやし、輝楽(きら)のソーラン鳴子踊り、タカパーチの大道芸「人間ジュークボックス」が披露され、子どもたちを喜ばせた。
1994年からまつりを開いている麻生川桜まつり実行委員会では、「休みと花の満開、好天の三拍子が重なり、これまでで最高の人出だったのでは」と話していた。

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4月2日に宿河原堤桜まつり:満開の桜並木でパレードなど開催」

川崎市を代表するサクラの名所のひとつ宿河原二ヶ領用水で4月2日「宿河原堤・桜まつり」(宿河原堤桜保存会主催)が開かれる。まつりは、午後1時から同区宿河原3丁目の八幡宮境内広場(宿河原会館前)で式典を行った後、地元小・中学校の鼓笛隊・吹奏楽部、よさこい踊りなどの団体が桜並木約1kmをパレードする。

関連記事=今日の桜2006

同所のまつりは、約2kmに450本植えられている桜並木の手入れを行う宿河原堤桜保存会(伊藤弘会長)が、多くの市民にサクラの花を知ってもらい川崎の名所にしようと1977年から始め、ことしで32回目を迎える。ことしは、ちょうど満開を迎え、みごとなサクラが見られる。また、同会では会発足30年の記念誌を制作、会場で販売する。
式典では、桜並木の間を流れる二ヶ領用水宿河原線(約2km)が、昨年11月に国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞大賞部門」に選ばれたことをお披露目する表彰が行われる。パレードは、宿河原小学校。稲田小学校の鼓笛隊、稲田中学校吹奏楽部のほか川崎市消防音楽隊とカラーガード隊も参加、緑化センター〜JAセレサ川崎宿河原支店〜八幡宮をルートに演奏、よさこい踊りのデモンストレーションもある。
広場ではこのほか、二ヶ領405年歴史写真展、甘酒のサービスも行われる。問い合わせは電話044(922)4385戸田さん。

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2006年3月31日

麻生区の市民団体が麻生川の清掃:自転車やタイヤなど回収

060330gomi03 川崎市麻生区の花の名所麻生川で3月26日、同区内の2つの市民団体が川底を清掃、投げ捨てられた自転車やタイヤなどの回収作業に汗を流した。

写真=ロープで自転車を回収(上・中) 、川に入って作業、引き上げた自転車などを片付ける会員

関連記事=麻生川で桜まつり

060330gomi01_2 作業を行ったのは、麻生水処理センターの運動施設などの管理を行う特定非営利活動法人麻生環境会(鈴木有理事長)、麻生区ソフトボール連盟(鈴木脩夫理事長)。会員の多くが麻生川沿いに住んでいる麻生環境会では、きれいな川で花見を楽しんでもらおうと、毎年麻生川桜まつりに先がけ、運動施設利用団体川の同連盟に声をかけ、川に入って清掃作業を行っている。
060330gomi03_1  この日は、同会会員8人と区内の各ソフトボールチーム代表14人が参加。午後1時からの作業は、ロープを伝って2人が川底に降り、投げ下ろされた先端に大きないかりをつけたロープを捨てられた自転車などに引っかけ、上にいる人たちがロープをたぐり寄せる方法で行われた。多くの自転車は、川底に長く放置されていたため、泥や草がまつわり引き上げるのにかなり難航、なかには半分以060331gomi04_1 上泥で埋まって見えなくなっているものもあり、参加した会員らは泥まみれになりながら2時間がかりで柿生駅付近から麻生水処理センターまでの間に捨てられた自転車9台とトラクターのキャタピラ、ホースなどを回収した。
鈴木さんらは「毎年、何台も回収しているけど、何でこんなところに自転車やトラクターのキャタピラを捨てるのかわからない」と顔をくもらせていた。

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2006年3月30日

麻生川で4月1日に桜まつり

060330asakuramaturi01 川崎市麻生区のサクラの名所として知られる麻生川でことしも4月1日(雨天の場合は2日)午後12時30分から3時40分まで「桜まつり」が開かれる。

関連写真=今日の桜2006>

関連記事=麻生区の市民団体が麻生川の清掃
 

麻生川は、小田急線新百合ヶ丘駅—柿生間の共和橋(古沢交差点近く)から柿生新橋まで全長約1.3kmの両岸に樹齢約40年のサクラが約240本植えられており、「サクラを楽しみながら区民の交流を深めよう」と1994年から区内の各団体が実行委員会を作り、毎年3月の最終土曜日か4月の第1土曜日に「麻生川桜まつり」を催している。会場はサクラ並木のほぼ中間地点の尻手黒川線道路建設予定地。
060330asakuramaturi02_2   ことしはサクラの生育が順調で、まつりの当日は、満開になる見通し。3月25日には実行委員らが提灯と俳句を取り付け準備が進められている。主な催しは、大道芸「タカパーチ」、お囃子、柿生民踊、ソーラン鳴子踊りなど。問い合わせは電話044(988)1254麻生川桜まつり実行委員会。

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2006年3月21日

菜の花畑のミツバチ

060321nanohana01厳しい寒さが続き早春の花ウメは開花が遅れていたが、このところの温かな陽気に誘われ、コブシは咲き誇りサクラのツボミも急速に膨らみはじめた。

写真を見る>

花の開花とともに虫たちも忙しい。小さな房状の花を順々に咲かせるナノハナの周りはにおいに誘われ、ミツバチが花ミツを取るために飛び回っていた。
(3月18日、狛江市和泉小学校花壇)

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2006年3月17日

麻生川に小学生が描いた環境美化ポスター:麻生ロータリークラブが展示

0603arposutaサクラのシーズンを前に3月17日の午後、川崎麻生ロータリークラブ(長瀬敏之会長)が小田急線柿生駅近くの麻生川沿いのフェンスに小学生が描いた川の美化を呼びかけるポスターを展示、道行く人の注目を集めている。

麻生川は、小田急線新百合ヶ丘駅〜柿生駅間の川沿いに約240本のソメイヨシノが植えられ、同区のサクラの名所として毎年多くの花見客が散策や宴会に訪れる。なかには川にゴミや空き缶を投げ捨てる心ない客もいるため、同クラブ社会奉仕委員会が毎年区内の小学校に川の環境美化を訴える絵画の制作を依頼、花見シーズンを前に専用パネルに作品を張りフェンスに取り付けている。
060317arposuta02 10回目のことしは片平小学校と栗木台小学校の1年から6年の児童132人から各1点の作品が寄せられた。A3判の画用紙に描かれた作品は、サクラ並木やカルガモ、魚が泳ぐ川に空き缶やゴミが浮かんだ絵、「川をきれいに」など環境美化を訴える言葉が描かれている。
同クラブでは子どもたちの力作が見栄えするようにと、ことしは高さ190cm、幅180cmのアルミ製のパネルを特別注文。午後1時からの作業には会員27人が参加。会員が所有する川添いの空き地に集まり、ラミネート加工したポスターを19枚のパネルに取り付け、小型トラックで設置場所までピストン輸送、川沿いのフェンスに取り付けた。
作品は現地で、4月23日まで飾られている。

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2006年3月16日

高津区で花と緑の道づくりフォーラム:

川崎市高津区役所で3月18日、2006年度から整備する道路の景観について区民の意見を聴く集会が開かれる。

この集会「花と緑の道づくりフォーラム」は、南武線武蔵溝ノ口駅前(高津区役所側)に2006年から2008年の3カ年に実施予定の野川・柿生線沿線約1.1Kmの整備について区民の意見を聞く もの。周辺は、旧岡家住宅、洗足学園、久本神社などがあり、そうした街資源を生かした整備を行うことをめざしており市民の意見を聴く。フォーラムは、はじ めに「野川・柿生線景観整備基を計画素案」を説明。その後、パネルディスカッション。パネラーは、東京農大教授で川崎市環境影響評価審議会委員の近藤三雄 さん、高津区まちづくり協議会の佐藤順子さん、海野芳彦川崎市環境局緑政部長。コーディネーターは地域総合研究所所長斉藤睦さん。
問い合わせは電話044(861)3134高津区役所地域振興課まちづくり担当。

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2006年3月15日

耐震偽装問題を切り口にまちづくり行政のシンポ

全国各地でおきた耐震偽装問題を切り口に、偽装マンションの被害者や都市計画プランナーを招いてまちづくり行政について考えるシンポジウムが 3月17日午後6時30分から川崎市高津区溝口の「てくのかわさき」で開かれる。

主催するのは、川崎市内の乱開発の歯止めや自然環境保全運動のネットワーク組織「まちづくり・環境運動川崎市民連絡会」。同会では、1998年に規制緩和で建築確認制度が民間に開放されたことが耐震偽装を引き起こす要因のひとつと考え、シンポではまちづくり行政全般の問題を明らかにし、建築確認制度の改善を求める。
パネラーとして出席するのはまちづくり条例研究センター主任研究員で野口和夫さん、日本建築学会前建築法制委員長の稲垣道子さんと全国で一番早く退去命令が出たグランドステージ川崎大師の住民代表の平貢秀さんの特別報告も行われる。参加は自由で、資料代か600円。問い合わせは、電話044(833)5572まちづくり・環境運動川崎市民連絡会。

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2006年3月 4日

高津区の久地の梅林:梅の花が満開に

060304ume09開花が遅れ気味だった梅がこのところの陽気で一気に満開になった。川崎市高津区久地の梅林でも、梅の林が白い花をつけ、道行く人の目を楽しませている。
梅林の他の写真を見る>

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2006年2月15日

多摩区役所で2月16、17日にリサイクルフェア:古着や古布も回収

川崎市多摩区が、ごみの減量化とリサイクルに関心を持ってと2月16日と17日に同区役所1階アトリウムでリサイクルフェアを開催する。

会場では、パネル展示、多摩図書館で使わなくなった約1200冊の古本の配布、牛乳パックの工作、多摩区まちづくり協議会佳境部会が行っている生ゴミ堆肥化関連の展示、パソコンを使った環境クイズなどを催す。道路を隔てた駐輪場では、主催のイメージァアップ委員会が東南アジアの発展途上国などで使われる中古衣料を集めて送るNGO的な活動団体にことしも協力、古着・古布の回収を行う。回収は2003年から毎年リサイクルフェアで行われており、2005年に区民から持ちこまれた衣類や古布は約6トンという実績を持つ。回収時間は午前10時〜午後3時で、雨天の場合は中止。
集めた品物は衣料品として輸出して再利用されるほか、繊維としても利用される。衣類は、輸出先の気候により夏物、肌着類がリサイクルしやすく、冬物、コート類は難しいため、主催者は夏物を中心に出してほしいと呼びかけており、ツバのある帽子、ハンカチ、女性用の下着、毛布、カーテン、シルクの和服などは特に喜ばれるという。
出し方は、自身で使える状態で洗濯してあるもの、靴下などセットものは分かれないようにする、ボタン、ベルトなど装飾品はそのまま付けておくなどのほか、ぬれたり、破れたり、汚れたものは回収しない。また、布団類やじゅうたん、ビニール製の雨合羽や会社の制服・ユニフォームなどは回収しない。
問い合わせは電話044(935)3148多摩区役所地域振興課。

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2006年2月 9日

多摩区役所で2月10、11日にまちづくりフェスタ:区の魅力や問題点を紹介

川崎市多摩区の小学生にアンケートした「校区内危険度マップ」や市民が調査した区内の石像物マップなど、多摩区の魅力や問題点を紹介する「第4回まちづくりフェスティバル」が、2月10日と11日の午前10時から午後3時まで多摩区総合庁舎1階ロビーで開かれる。

フェスタは、 多摩区まちづくり推進協議会(田嶋郁雄会長)が主催、同会の57人の区民が「安全で賑わいのあるまち」「環境」「福祉関連」「文化教育」の4部会に分かれ、今年度の活動報告を行うもの。11日はおとな対象の報告・発表「まちづくり広場〜こんな活動しています」で、11日は親子を対象の「こども広場 みんなで楽しく遊ぼう!」を催す。
初日に展示する子どもの目から見た危険度マップは、2005年6〜7月に交通量の多い場所や見通しが悪区危険な道、不審者に声をかけられた場所などについてのアンケートをまとめたもので、最近増えている子どもの事故や事件の被害防止に役立つ内容。多摩区石像物マップは昨年の旧津久井街道歴史マップに続き、平瀬川沿い、二ヶ領用水宿河原線沿いにある地蔵、記念碑など石像物を写真と短文で紹介。このほか放置自転車対策、高齢者や障がいを持つ人にお薦めの福祉散策マップ、生ごみ堆肥、花と緑のまちづくりの紹介などをパネルで展示する。来場者には、歴史マップや前年まとめた区内の小学校区危険度マップを配布し、各部会の委員が内容を説明をする。ナメコ、ノラボウ菜など地場農産物の紹介コーナーもある。
2日目のこども広場は、幼児から小学生を対象にプラバン、ぬりえ、どんぐりあそび、風車、竹細工など親子で遊べる工作コーナーを設けるほか、午前11時から子ども限定のもちつき(先着順)も催される。
また、フェスタ終了後の12日〜22日まで吹き抜け広場で活動報告パネル展示も行われる。
問い合わせは電話044(935)3148多摩区役所地域振興課。

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2006年2月 3日

ひなた山ぼっこまつりに350人:森の恵みや音楽を楽しむ

060204hinata1 川崎市多摩区の市民健康の森「日向山の森」(多摩区枡形4丁目、東生田緑地)で1月15日、「ひなた山ぼっこ祭り」が開かれ、約350人が森の作業や野外料理などを楽しんだ。

次代に里山を残そうと市民団体「日向山うるわし会」(田中清会長)が毎月竹の伐採などを行っており、年に1回一般参加のまつりを開催している。3回目のことしは、雪や雨に見舞われた過去の祭りと異なり青空が広がる温かく穏やかなアウトドア日和。天候に恵まれ会場は、午前9時30分の受け付け開始時間よりも前に親子連れなどが次々訪れ、過去最高の人出となった。
060204hinata2_1 竹林を伐採して作ったひなたぼっこ広場で田中会長が「ここは野鳥や野草がたくさんみられるところ。冬の里山で森のシャワーを浴びてください」と開会宣言。阿部孝夫市長が「きょうは赤城山、富士山、新宿の高層ビルも見える良い天気。ここは眺めもよく、みんなが手入れをしてすばらしい多摩丘陵が残っている。川崎市は多摩の横山から三浦半島までつづく丘陵地をつなげる『緑の回廊』づくりを近隣の市町村といっしょに取り組むことになった。そうしたことからもここは貴重な場所。きょうはみなさんと一緒に森の恵みのひとときを過ごします」とあいさつした。その後、同会員で造園業を営む小峰明夫さんといっしょに山の安全と豊作を祈る「森の神事」を行い、祭りを開始。
総合的な学習で同地の環境を学ぶ東生田小学校5年生の児童のほか、親子連れなどの参加者が、森の作業体験、ネイチャーゲーム、食事作りなど7班に分かれて作業、うるわし会会員の指導で竹の伐採作業や同地で採れたサツマイモを紙で包んで焼きイモの準備、マキでたいた30kgの米でおにぎりつくりなどにチャレンジ。会場では会員の酒井昭子さんが木の実で作った人形、瀧川信介さんらが描いた絵、写真などを森の中に展示する「天井のない展覧会」も開かれ、親子連れの参加者が熱心に見て回った。このほか、同会員が切り出した竹や木の枝で竹笛、弓作りを指導、竹馬の乗り方や竹とんぼの飛ばし方のコツを教えていた。
約1時間の作業の後は、里山の恵みを味わう「森はおいしい」、参加者は、たき火のそばでおにぎりやトン汁、薫製を味わった。食後は東生田小学校のタイコクラブ、5年生の児童らが「日向山音頭」を披露、全員で「ふるさと」を歌い木々にこだまするハーモニーなど自然に親しむ楽しさを満喫した。

 地域のお年寄りと子どもが作った日向山音頭

060204hinata5 「日向山音頭」は、昨年このまつりに参加した目が不自由な相川みちこさんが体で感じた祭りの雰囲気を大好きな民謡「灘の酒造り」という曲に載せて作詞。総合的学習のフィールドとして日向山を利用する東生田小学校では、音頭作詞を知り環境をテーマに同地で度々学習をしている5、6年生が運動会用に振り付けをして発表。昨年11月に行われた同校40周年記念式典でも披露して好評を博した、子どもと地域のお年寄りが一帯となって作った音頭だ。
学校では太鼓にあわせて輪になって飛び跳ねるように踊ったが、この日は、会場が斜面地であまり広くないため、輪にはならず、観客に振りを見せるにとどまった。

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2006年1月22日

すっぽり銀世界:今冬初の積雪

060121snow10_1 1月21日、関東南部では未明から夜まで雪が降り続き、都心では10センチとこの冬初めての積雪を観測した。都心で積雪量が二ケタとなったのは8年ぶり。川崎市麻生区でもすっぽりと白い雪に覆われ、一面の銀世界となったが、休日とあって雪合戦やソリに興じたり(写真)、雪だるまやかまくらをつくって遊ぶ子どもたちの元気な姿も見られた。

フォトニュースを見る>>

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2005年12月12日

寄稿 リサイクルパークあさお ゴミ焼却炉選定について 

「リサイクルパークあさお」焼却炉選定について、ことし4月に「川崎・ごみを考える市民連絡会」代表の飯田和子さんより寄せられた原稿を掲載します。

協働ですすめるごみ減量が課題
 〜リサイクルパークあさおごみ焼却炉選定をめぐって 
         飯田和子(川崎・ごみを考える市民連絡会)

050728risaikuru1「市民団体がここまでもってきたのはすごいと感動している。」「国策に反対して市の考えを転換させるとはこういうことなのだと勇気づけられました。」
 川崎市は、ごみ溶融を撤回し、市民の主張を取り入れて従来のストーカ炉と決定しました。この3月に説明会を開催。引き続き市民団体もこれまでの活動を報告しました。それを聞いた市民の方が話された言葉がこれです。この時、私の中に熱いものがこみ上げてきました。

 現在、多摩区・麻生区のごみは、王禅寺処理センターに運ばれ処理されています。その建て替え計画をめぐって私たちは1997年3月から8年間にわたり川崎市とやりとりをしてきました。
 建設計画のアセス・環境配慮方法書の段階で(2001年2月)、溶融固化施設(焼却炉がガス化溶融炉あるいは、ストーカ炉と焼却灰溶融の併設)を前提として計画していることがわかりました。ごみ溶融とは何だろうという基本から学習を始めました。
 ガス化溶融炉とは、これまでのごみ焼却とは違って、1300度という高温状態でごみを溶かす炉です。そしてつぎのような問題点が分かりました。
 第1に、安全性を問題視しているジャーナリスト津川敬さんは、ガス化溶融炉を「可燃ガス発生装置」といい、ガス漏れによる爆発の危険性を指摘しています。
 第2に経済性から見ると高くつきます。ごみ質は変動が大きいので、補助燃料としてコークスや灯油が使われ運転コストが嵩み、耐火レンガの補修費もかかります。
 第3に、ガス化溶融炉メーカーはダイオキシンが高温で無害化すると宣伝しましたが、それは間違った宣伝でした。ダイオキシンは排ガス冷却過程で再合成されるので、現にガス化溶融炉でもバグフィルター、活性炭、触媒などを付けています。付けなければダイオキシン対策は充分でないのです。
 第4に、溶融でできたスラグは土木資材や路盤剤になるという触れ込みでしたが、実際には流通できない例を見ました。
 第5に、ごみの減量化計画との関係です。今後は資源分別を推進し、ごみから資源を分けねばなりません。燃やすと高温を得られるプラスチックや紙を分別資源化すれば、ごみはカロリーの低い生ごみが残ります。分別推進の時代に溶融施設をつくって将来どうするのでしょう。しかし、国は、自治体の事情を考慮せず溶融施設のみに補助金を交付するという形で後押ししてきた、そのことが一番の問題点です。 
 050728risaikuru2このようにさまざま問題点があることが分かってきたので、私たちは炉の選定委員会に市民委員を入れてほしいと要望していきました。しかし、受け入れられないまま委員会はスタートしたので(2001年12月)、傍聴を続けました。奇妙なことに「傍聴を認める」という委員会規則があるにもかかわらず、第3回から傍聴すら認められなくなりました。これに納得できず、欠かさず室外に待機しました。
 2002年12月、中間取りまとめでは分離式ガス化溶融炉が選定されましたが、期を同じくして分離式メーカーである三井造船の不正受注事件が報道されました。そこで、市民は傍聴を拒否されてきたので、選定委員会の密室会議で何が話されたか知るよしもない、疑惑に答える場、市民が同等に焼却方式を選ぶ場の設定を要請しました。
 環境局はこれに答えて「市民団体と行政の検討会」を設置し、8ヶ月にわたって8回の会議を開催し、選定委員会の非公開扱いの資料公開を行いました。
 2003年12月に選定委員会中間とりまとめと検討会報告の住民説明会が開催された会場では、ごみ減量の必要性やガス化溶融炉の危険性を危惧する意見が出されました。
 一方、国では、焼却施設補助要件を見直し最終処分場の寿命が15年以上ある場合などは補助対象とすることにしました。川崎市はこれに該当し、従来炉でも補助されることになりました。2004年5月に、再開された選定委員会は、検討会や住民説明会の意見も考えて、従来炉を選定対象に追加して検討。しかも最終報告書では、市の循環型社会構築に係わる政策的な部分が大きいとして従来炉ともガス化溶融炉とも決めず、市に最終判断を委ねました。
 川崎市は2005年2月、ストーカ炉に決めたことを記者発表。さらに報告会開催となり、あわせて市民団体も報告会を開催しました。
 ストーカ炉を選んだことで、市は、ごみ減量施策のさらなる推進に取り組む必要があります。最終処分場を長持ちさせるために、焼却灰を溶融して容量を減らす方法ではなく、ごみそのものを減らす方法を選んだのです。具体的には、PETボトル以外のプラスチック容器包装や、ミックスペーパーの分別収集が未着手です。まずこれに取り組むことです。第2次廃棄物処理基本計画が策定されますが、その実効性が問われます。
 これから減量化を進めるならば、現在4つある焼却場を3つに減らし、橘処理センターか堤根処理センターをなくすことも視野に入れていくべきと考えています。
 ごみ問題は市民と直結しています。恩恵を被るのも市民、影響を受けるのも市民です。市民参加は不可欠です。そして情報を共有し、ごみ減量に向け協働で取り組みたいものです。

関連記事=川崎市が王禅寺のゴミ処理場を建て替え アセス準備書を縦覧

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2005年12月11日

川崎市が王禅寺のゴミ処理場を建て替え アセス準備書を縦覧

051211asesu1川崎市麻生区にあるゴミ処理施設「王禅寺処理センター」の老朽化に伴い同市が焼却施設などを新設する「仮称・リサイクルパークあさお建設事業」が、同市環境影響評価(アセスメント)条例の適用を受け、12月16日まで条例環境影響評価準備書の縦覧が麻生区役所など11カ所で行われている。

写真=麻生市民館で行われたアセス説明会

Photo 同センターは1967年に稼働、1986年に建物を残したたまま焼却炉を取り替え、現在、麻生区、多摩区、宮前区と高津区の一部の廃棄物を処理している。「リサイクルパークあさお」は、人口が増え続ける北部地域に焼却施設を新設するとともに新たに粗大ゴミとビンや缶、ペットボトルなど資源化施設を建設し、市全体としてのゴミ処理の効率化を図る。同市では、循環型社会に向けた今後の施策として、プラスチック類の分別やミックスペーパーの分別の取り組みを行い、現在4カ所あるゴミ処理施設を1カ所削減することを目ざすと説明している。(右図は土地利用計画図:クリックすると拡大します)

 2007年から稼働しながら工事 資源化施設も建設

計画によると、処理センターを稼働しながら工事を進めるため、工期は3期に分けて行われる。開発面積は、約5.5ヘクタールで、2007〜2008年度に現在稼働中のセンター南側の丘陵地を造成し、2007〜2011年度に焼却炉(日量450t・最大処理能力、以下同じ)とごみを鉄道輸送するための中継地(150t)を建設、2011〜2014年度に現処理施設を解体し跡地に粗大ごみ処理施設(55t)とびん(50t)、缶(30t)、ペットボトル(12t)のリサイクル施設と環境学習や情報発信を行うプラザ棟などを建設する。
各施設の規模は、ゴミ焼却施設は延べ床面積約27000平方mで高さ約35m、資源化処理施設は延べ床面積12000平方mで高さ16m。いずれも鉄骨鉄筋コンクリート造りで、資源化施設は地球温暖化予防のために屋上緑化を施す。プラザ棟は延べ床面積1900平方m高さ16m、煙突は鉄筋コンクリート造りで高さ100m。このほか、敷地の南側の「健康とふれあいの広場」は、工事事務所などに利用するためいったん壊し雨水調整池を地下化してその上にコナラ、イヌシデ、ケヤキなどの郷土種を中心に緑化して復元、ゲートボール場や広場を作る予定だ。温水プールなどがあるヨネッティ王禅寺はそのまま利用できる。完成後の緑地は約21000平方m。またゴミ焼却で発生するエネルギーを発電し施設内やヨネッティ王禅寺に供給、余剰電力は売電する。
同センター建て替えに当たり、市民からさまざまな意見が出ていたゴミ焼却施設の焼却炉は、従来型のストーカ式が採用され、そのことについても準備書で記述している。
関連記事=《寄稿》 リサイクルパークあさお ゴミ焼却炉選定について 

 大気、悪臭、生物など19項目について影響は少ないと予測

準備書では、大気、悪臭、水質、水象(湧水)、地形・地質、地盤(地下水位)、土壌汚染、植物、動物、緑の量、騒音、振動、景観、日照阻害など19項目について工事実施、完成後の予測を行っている。それによると、
(1)大気=二酸化硫黄、二酸化窒素、水禽などは環境保全目標を下回る、ダイオキシン類は目標値を下回る予測でさらにバグフィルタなどの公害防止設備を導入するなどの対策で生活環境保全に支障がない
(2)悪臭=ばい煙に伴う臭気は目標値を下回り、燃焼温度を900℃以上に維持するので悪臭の発生を防止する、ゴミ収集車両出入り繰りはエアカーテンなどを設置するので、現況と変わらない
(3)水象=造成工事で計画地内の一部の湧水が消失するが、掘削工事で止水性の高い土留壁を用いるので周辺の湧水に影響を及ぼすことはない。計画地内の湧水は水生生物の生育地になったおらず利水状況がない。ゲンジボタルなどの重要な生息域の周辺の湧水についても、保存方法、有効利用について措置を講ずるので影響は及ぼさない
(4)植物=計画地内の表土を保全した郷土種による植栽を行う。保全するコナラ群落は林床管理を行う、新たな実地植物の生育基盤を創出するなどの環境保全の措置を講ずる。注目される種のタマノカンアオイは移植を行い個体を保全する措置を講ずる。
(5)動物=計画地内の表土を保全した郷土種による植栽を行う。新たに形成する修景池など湿地環境を、鳥類、両生類、湿地性昆虫類の生息基盤になるよう配慮する、湿地生態系を創出するなど環境保全のための措置を講ずるので、現況と同様の食物連鎖が保たれ、適切な回復育成を図ることができる。特筆すべきゴイサギ、コサギ、アオゲラなどは消失するコナラ群落が営巣環境の主たる餌場となっていないので造成などによる影響は小さい。ニホンアカガエルなどは棲息環境の一部が消失すると予測するが、表土を保全した上に郷土種による植栽を行い新たな生育環境を創出するので適切な保全が図れる。
(6)緑の量=供用時計画緑肥は率は50.0%で、現況の緑被率41.5%を上回る
などと、全体に影響は少ないと評価している。
また、事後調査については、大気、植物、動物、騒音、地域交通など7項目を工事中や供用時(植物は3年後、動物は5年後)に行うと記述している。

 川崎市、横浜市、町田市の17カ所で縦覧

準備書の縦覧は、12月16日まで川崎市環境局環境評価室、麻生・多摩・宮前の各区役所、生田・向丘出張所、ヨネッティ王禅寺のほか、横浜市役所環境創造局環境保全部環境影響評価課、横浜市青葉区役所、町田市三輪センター・境川クリーンセンターで午前8時30分から午後5時(横浜市は8時45分〜5時15分)まで行われている。準備書に対する意見書は、川崎市環境局環境評価室(〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1)で16日まで(消印有効)受け付ける。問い合わせは電話044(200)2156同課環境評価室。

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2005年11月26日

麻生区の市民健康の森で植樹祭&収穫祭:木の調査などに130人が参加

051126asaomori3(ボランティア記者・写真撮影 木村信夫) 

11月20日、川崎市麻生区多摩美の麻生区市民健康の森「麻生鳥のさえずり公園」と隣接する多摩美児童公園で「木の成長を祝おう 2005植樹祭&収穫祭」麻生多摩美の森(麻生区市民健康の森)の会、多摩美みどりの会主催)が実施された。

写真=麻生区健康の森収穫祭でアルプホルンを吹く健康の森会員

051126asaokenkoujpg当日は好天に恵まれ、家族連れ、友だちグループ、西生田小学校の先生や児童など130人が参加。
5つのグループに分かれて、森の清掃、タキギ運び、ヤキイモ準備などを行ったあと各グループで10本ほどを植樹。今年はハギやミツマタ、チャなど修景用の低木を、通路に沿って植え、子どもたちは自分の名前を書いた札を木の根元にさして記念にしていた。051126asaomori2_3
そ のあと、オープン後の過去4年の植樹祭で植えた木の成長調査を、各グループ3本ずつ行った(写真右=写真提供・麻生区地域振興課)。モウソウタケで手づくりした長い物差しで樹高を測定し、4年で 4mを超えている木もあり、成長ぶりを確認し喜んだ。幹の太さ、樹冠の広さ、元気さなどを調べ、その木の特徴について学んだ。調査したデータは台帳に記録 し、今後継続的に調査して積み上げていく。
051126asaomori4収穫祭は斉藤隆麻生区長の乾杯でスタート。森の畑でとれたサトイモを使った芋煮会、サツマイモの焼き芋 をして、実りの秋を楽しんだ。麦茶づくりの体験コーナーには、いい香りが漂った。年々好評の木の葉スタンプづくりでは、子どもたちがたくさん、きれいな カードをつくった。また、今年は、麻生多摩美の森の会会員夫妻のアルプホルンの演奏(写真左)があり、子どもたちは試し吹きさせてもらい、音を出せると大喜びしてい た。

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2005年11月 8日

麻生区の柿生小で自然エネルギーの出前講座

051108kakiosyou1川崎市麻生区片平の柿生小学校(十鳥良二校長)で10月25日、「自然エネルギーが学校にやってくる」と題した出前講座が開かれ、5年生全3クラス85人の児童が太陽光で作った焼き芋やゆで卵を試食、ソーラーパネル付きのおもちゃの自動車を動かし、楽しみながら太陽光発電などについて学んだ。

同校は2003年に校舎を全面立て替えた際、太陽光発電装置を設置している。また同区では、地球環境保全に向け自分の住む地域でできることをと2002年に麻生区自然エネルギー活用促進実行委員会(飯田和子委員長)を結成、区制20 年記念事業として2003年に庁舎屋上に太陽光発電装置を設置し活用促進事業を展開、昨年ソーラークッカー、燃料自動車、ソーラーおもちゃなどを購入し、区内の小学校で出前講座を行うなど自然・省エネルギーの啓発活動を積極的に行っている。
この日は、同委員会の会員10人が講師やサポート役として同校に出向き、環境をテーマとした5年生の総合学習の時間にあたる3時間目と4時間目に行われた。授業はまず、同校の特別活動室でパワーポイントを使って「地球温暖化と自然エネルギー」について温度があがると水没して住めなくなる地域がでてくることなど、小学生にもわかりやすい内容の講義を約20分行った後、屋上に移動して自然エネルギー実用の「おひさまと遊ぼう」が行われた。
屋上では、委員がおひさまエネルギーボックス、ソーラー燃料電池自動車の実験・おもちゃセットの実演、ソーラークッカー(太陽光調理器)の仕組みを説明。クラスごとに分かれておもちゃの自動車で競争したりイルミネーションの点滅などを体験、約40 分で出来上がったやきいもなど試食、太陽光を威力を味わった。参加した子どもたちは「おもちゃもおもしろかったけど、料理ができるのに驚いた」などと感想を述べていた。
飯田委員長は「子どもたちは理解力が高い。きょうは、お天気に恵まれいっしょに楽しめた。機材もそろって出前講座のノウハウができたので区内の16小学校全部にまわりたい」と話した。
授業の写真ニュースを見る

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2005年10月28日

麻生区と宮前区でJAセレサ川崎がコスモス景観会:最終日は摘み取りも

05102801cosmos川崎市麻生区古沢と宮前区野川でコスモスが見ごろを迎え、訪れる人たちの目を楽しませている。セレサ川崎農業協同組合が、2カ所の休耕田や畑で栽培、市民に秋の花を楽しんでもらい、都市と農業の共生をめざそうと催しているもの。 古沢では10月24日から29日まで、野川では30日まで実施、両会場とも最終日の午前9時からは摘み取りも行う。
◆写真ニュースを見る

古沢のコスモス畑は、小田急線新百合ケ丘駅から徒歩15分ほどのところにある畑3カ所。ピンクや赤、白、薄緑などの花が一面に広がっており、訪れた人たちは静かに花を眺めたり、写真を撮ったりして、秋の風情を楽しんでいた。
問い合わせは電話044(877)2509セレサ川崎農業協同組合営農課。

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2005年10月18日

生田緑地内のばら苑:見ごろは10月25日以降

川崎市多摩区の生田緑地内のばら苑は、10月20日から一般公開されるがこのところの雨の影響で開花がやや遅れ、見ごろは25日以降となる見込み。

同苑によると秋のバラは春に比べて一株につくツボミは半数ほどだが、気温が低いため長持ちするという。約440種の秋バラのうち早く咲くのはホワイト、イ エロー系の花で、その後だんだん咲きそろう。ことしはロイヤルファミリーの名前の付いた大輪のバラは、つぼみの数も多いという。

関連記事=ばら苑フォト日誌
関連記事=生田緑地内「ばら苑」が10月20日から公開

 

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2005年10月15日

生田緑地内「ばら苑」が10月20日から公開

川崎市多摩区長尾の「生田緑地内ばら苑」で、10月20日から11月6日まで(10月24日と31日は休み)、秋のバラの一般公開が行われる。公開されるのは大輪や四季咲きの中輪、ミニバラなど440種約4000株。

同ばら苑は旧小田急向ケ丘遊園内にあり、世界各国の珍しいバラなど数多くの品種を集め、関東指折りのバラ園として人気を集めてきた。しかし、2002年3月の遊園地の閉園に伴って川崎市に管理が引き継がれ、市民ボランティアなどが世話をしており、春と秋の花期に公開され、昨年秋の公開には約14000人が訪れた。
開園時間は午前10時(土・日・祝日は9時)から午後4時(入園は3時30分)。バラの苗の販売や軽食の売店もある。入園は無料だが、管理・育成資金にする「ばら苑募金」を行って協力を呼びかける。開園中は約200人の登録ボランティアがばら苑募金の受け付け、来場者集計、園内の案内、清掃などに協力する。
駐車場は約100台分あり駐車料金は1回500円だが、混雑が予想されるためできるだけ、電車、バスで来園してと呼びかけている。
問い合わせは電話044(978)5270生田緑地内ばら苑。

関連記事=ばら苑フォト日誌

関連記事=生田緑地内のばら苑:見ごろは10月25日以降

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2005年10月 1日

狛江駅前の緑の三角広場で10月5日マイバッグまつり

狛江駅北口の緑の三角広場で、10月5日午前11時から午後5時まで「狛江マイバッグまつり」が開かれる。狛江市が10月1日からごみ有料化を実施したことにちなみ、レジ袋などごみ減量をいっそう進めようと狛江市消費者団体連絡会・ごみゼロパートナーシップ会議が主催、狛江市商工会が後援する。

会場では、フリーマーケット、マイバッグ利用推進のポスターコンテストのほか、大道芸とキックターゲット、マイバックなどがあたる抽選会などが催される。大道芸は午後1時と3時で、東京大学ジャグリングサークル「マラバリスタ」が出演、キックターゲットは、午後1時45分と3時45分の2回、FC東京が実施する。抽選会は市の「集中マイバックキャンペーン」に協力する市内12商店街の加入協力店135店(企業も含む)で買い物をするともらえるチラシ2枚で1回抽選ができる。
このほか、小田急線狛江・和泉多摩川・喜多見駅でマイバッグ利用でレジ袋減量のキャンペーンを実施。狛江市びん・缶リサイクルセンター会議室ではオリジナルマイバッグなどの講習会も開かれる。講習会は申し込み制で、10月1日から狛江市消費者団体連絡会で受け付ける。定員は先着20人。
申し込みは・問い合わせは電話03(3430)1111狛江市消費者団体連絡会(狛江市産業生活課)。

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2005年8月12日

二ヶ領せせらぎ館で8月18日に夕涼みコンサート

川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で、8月18日午後5時から夕涼みコンサートが開かれる。

川崎市が進める「音楽のまちづくり」のため、多摩区が多摩川の自然をアピールするコンサートを企画、区内の明治大学に協力を求めて同館を管理する特定非営利活動法人多摩川エコミュージアムと共催する。
午後5時から同館広場で開かれるコンサートには、明治大学マンドリンクラブのメンバー5人が出演、「丘を越えて」「東京ラプソディ」「影を慕ひて」などの古賀メドレーや童謡、アニメヒット曲などを約1時間演奏する。参加は無料。小雨決行で、荒天の場合は中止。
問い合わせは電話044(935)3132多摩区地域振興課。

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2005年7月24日

狛江五小で初の夏まつり:ヤマメのつかみ取りに歓声

050724a01狛江市東野川1丁目の市立第五小学校(藤原孝子校長、児童484人)で7月24日、初の夏まつりが催され、夏休み中の児童約400人と父母など合わせて約600人がヤマメのつかみ取りや木の皮のコースター作りなどを親子で楽しんだ。

この催しは、子どもたちの成長のために学校と地域が協力し合い、夏の楽しい思い出を味合わせようと企画、狛江市と活発な交流を行っている多摩川の源流にある山梨県小菅村の協力で実現したもの。
校庭には長さ約8m、幅約3mの青いビニールシートの即席の池が作られ、小菅村から運ばれてきたヤマメ約300匹が数十匹ずつ放たれた。子どもたちは10数人ずつのグループに分かれ、池に入って歓声を上げながらヤマメを追ったが、元気いっぱいでなかなか捕まらず、なかには勢い余って転びびしょぬれになる子もいた。周りで見物するおとなかからは「頭からつかんで」「両手を使わないと捕まらないよ」などといった指示や笑い声があがっていた。
ヤマメを捕まえた子はビニール袋に入った獲物にニコニコ顔。友達と大きさを比べ合ったりしていた。
この後、腹を割いてくし刺しにしたヤマメに塩をふってもらい、校庭に作られた炭火の炉で焼き、熱々の魚にかぶりついて満足そうな笑みを浮かべていた。
つかみ取りの前には体育館で、多摩川源流研究所の中村文明さんが多摩川の魅力を写真を使って説明、「多摩川は源流の川幅はたった3cmしかないけど、138km離れた河口では500mにもなります」「源流にはまだ人が知らない神秘的なところがあるんです」などと多摩川の魅力を子どもたちにわかりやすく説明した。続いて、小菅村の小泉みつるさんらが、スギの皮を使って編むコースター作りを指導、子どもと一緒に訪れたお母さんも「木の香りがいい」などと話しながら熱心に取り組んでいた。
校庭ではこのほか、綿菓子のサービスや風船つりなども行われた。
夏まつりのアイデアを出したのは、前年度の同小PTA会長でまつりの実行委員会の委員長を務めた千葉桂樹さん。「同小では、冬はもちつきがあるが、夏休みは補習授業しかなく、勉強だけではつまらない。子どもたちに夏の楽しい思い出を作ってやりたい」と、まつりの開催を計画した。個人的に知っていた小菅村の協力も得られたことから、ことし5月に提案、実行委員会を結成し、PTAに加え学校や町会など地域ぐるみで開催することになった。小林委員長は「子どもたちが楽しそうで、ほんとうによかった。来年もぜひ開きたい」と話し、校長も「親子で楽しんでもらえてほんとうによかった。実行委の方たちにすごくがんばっていただいたおかげです。できれば、五小の恒例の行事にしたい」と喜んでいた。

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2005年7月 8日

麻生水処理センターで7月21日にホタル観賞会

川崎市麻生区上麻生の麻生水処理センターふれあいの広場で7月21日夜、恒例のホタル観賞会が開かれる。

特定非営利活動法人「麻生環境会」(鈴木有委員長)が「いまの子どもたちにも、ホタルを見せよう」と催すもの。同会は、センター屋上や広場の利用受け付け のほか、センター内の草刈りや麻生川の清掃などを行うボランティア団体。ホタルやドジョウが住める環境を取り戻そうと10数年前から、同センター職員らの 協力を得てかつて一面の田んぼだった同所内に残る昔の水路につぎ足す形で人工の水路を作り、ホタルの住める里づくりに力を入れている。昨年夏に、特定非営 利活動法人となり、センター内や周辺の環境改善に力を入れている。
ホタルが産卵して育つ環境を作るのは難しく、95年から毎年ヘイケホタルを求め、水路上に作ったケージに入れて観賞会を開いており、毎年楽しみにしている市民も多い。
観賞会は、午後6時からだが、ホタルが光りはじめるのは午後7時ころの予定。を問い合わせは電話044(988)1254鈴木さん

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2005年5月30日

創立30周年の宮前区犬蔵小で植樹:四季の花いっぱいに

050530inukura01ことし創立30周年を迎えた川崎市宮前区の犬蔵小学校(佐藤洋子校長、児童数で4月23日、同校教職員やPTA関係者、施設利用者ら約70人が参加して、ヤマブキ、アジサイ、サルスベリ、ツツジ、ハギなど四季折々に花を咲かせる木を植えた。
【写真ニュースへ】

この植栽は30周年記念事業の一環。同校は「笑顔がいっぱい、活気がいっぱい、緑がいっぱい」を合い言葉にしており、児童らが作った30周年記念テーマは「未来に飛びたて 明るい仲間 笑顔と緑いつまでも」に決めた。
この言葉を生かし手作りできるものを、と校庭斜面の有効利用として、クマザサに覆われていた北側の傾斜地を植樹場所に選び、同小PTA環境部会の大久保郁夫さんが「個性を持った一人ひとりが手をつないで助け合う」をテーマに植栽のデザインをした。
作業場所は、こう配が約30度もあり身体を支えるのもやっとという急傾斜だったが、佐藤校長らが土砂の崩落を防ぐコンクリートよう壁にへばりつき、幅35メートル、縦7メートルにわたって440本の苗木とユキヤナギ140株を植えた。高い所が苦手な人は、よう壁中段の通路の側溝にたまった約10年分の土砂を片づけたり、土を運搬、約3時間がかりで作業を終えた。
その後は校舎南側の花壇で昼食、児童が制作した30周年シンボルマークの投票も行った。
佐藤校長は「子どもたちの思いを、現役をはじめ学校創設以来の歴代のPTA関係者らが力を合わせ実現でき、すごく感激しています。木が生長して花の咲くのが楽しみです」と話している。

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多摩区のせせらぎ館で初のコンサート:多摩川などテーマに

05053seseragi1川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。

川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。
050530seseragi2 二ヶ領用水の取水口にある同館周辺はサクラも多く、多摩川を訪れる人に潤いをと管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが主催、国土交通省京浜河川事務所、川崎市などが後援して催したもの。自然をテーマにした音楽音楽活動に加え、土岐善麿作詞、中山晋平作曲による多摩川を紹介した隠れた名曲「桜の多摩川」の普及活動もしている多摩区枡形の小川聖子さんと河野順さんのデュオ「J&S陽だまりコンサート」が出演。二人は「さくらさくら」「この道」など懐かしいの唱歌のほか、河野さんの編曲による「桜の多摩川」とオリジナルの「桜の多摩川」などを披露した。
ことしは、サクラの開花が遅く、堤防沿いの花はまだ三分咲きだったが、聴衆は穏やかな日照りのなかでの「春」の歌に大満足、大きな拍手を送っていた。

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2005年4月28日

とどろき水辺の楽校が30日に開校イベント

多摩川をフィールドに楽しく遊びながら自然を学ぶ「とどろき水辺の楽校」(菅田木一校長)の今年度の開校式が4月30日午前10時から午後1時に中原区の多摩川河川敷で行われる。

多摩川をフィールドに楽しく遊びながら自然を学ぶ「とどろき水辺の楽校」(菅田木一校長)の今年度の開校式が4月30日に中原区の多摩川河川敷で行われる。当日は、酒井昭子さん、村崎幸代さん、深澤得こさんとジュニアリーダーのメンバーの指導で河川敷の野草をつみてんぷらやみそ汁で試食するほか、川で魚を捜す。講師は、酒井昭子さん。参加費は200円。弁当、水筒、敷物、着替え、魚網ビニール袋など持参。
問い合わせは電話044(733)3539鈴木さん。

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2005年4月18日

麻生区に花と彫刻の道:尻手黒川線の歩道に花壇とユニークな5作品

05041707「芸術のまちづくり」を進めている川崎市麻生区で上麻生4丁目の吹込交差点付近の尻手黒川線沿いに「花と彫刻の道」(写真)ができあがり、4月17日鶴亀松公園でオープニング式典が催された。市民と行政が協働で緑地を整備、これと合わせて1年の間、彫刻展を催すという意欲的な試みで、新しい麻生の名所として散歩の市民などに喜ばれそうだ。
(作品紹介・写真ニュースへ)

市民と行政が協働で景観づくり事業

川崎市の2004年度の緑の景観づくり推進事業の一環として、吹込交差点付近を洋風ガーデンをイメージした花壇や緑地をつくり、木製デッキなどをおいて市民の憩いの場として整備したもの。約30平方mの花壇は市民と行政とがパートナーとなって管理を行うことになっており、4月7日に「花と緑とともに“フェニックス”」などの地域の市民がチューリップなど約500株を植えた。
これにあわせ、王禅寺五差路交差点から山口台交差点まで約600mの道路に沿った幅広い歩道を生かし、オープンギャラリーとして2006年3月まで「麻生の道彫刻展」を催す。
この彫刻展は、國安孝昌さん、吉川陽一郎さん、海崎三郎さん、中井川由希さん、山崎隆さんの5人の作家が大理石、陶器、鉄、ミックスメディア、木製とそれぞれ違った素材を使った作品を植え込みなどに展示するもの。
通常、街中の彫刻は恒久的に展示されるが、今回は1年間という期間を設け、周辺の環境に合わせて制作するという意欲的な試み。制作した作家たちは「季節の変化に応じて作品が変化していくのを楽しんで」などと話している。また、担当の環境局緑政部緑政企画担当では、好評ならば期間の延長も検討したいと市民の反応を期待している。
期間中、6月19日と11月20日に出品作家による会場オリエンテーリングを催す。

作家と作品まわりオープン祝う
05041703式典では、昭和音楽大学卒業生が結成した「ルーブル・サクソフォーンカルテット」が散り残ったサクラを背景に「私のお気に入り」「不思議の国のアリス」などを演奏、集まった関係者や公園へ散策に訪れた市民など約100人の耳を楽しませた(写真)
鈴木真生副市長が「美しい緑の景観をつくることは行政だけではできない。今回の事業は行政と住民がパートナーとして協力した成果。花壇とユニークな彫刻展が、多くの人の目を楽しませてもらえれば」とあいさつ。百合ヶ丘勧交会の山下茂男会長も「今回の事業は住民の小さな土地の花壇づくりから始まり、周囲の人々や行政を動かした。今後は町会も協力し、緑のまちづくりに取り組んでいきたい」と意欲をみせていた。
式典後、5つの彫刻をまわって作家がそれぞれの作品について説明、参加者たちは「作品にさわってもいいですか」「汚れても大丈夫なの」などと熱心に質問していた。
彫刻展の問い合わせは電話044(200)2399緑政課。Eメール=[email protected]

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2005年4月16日

高津区のてくのかわさきで哲学者・内山節さんの講演会

川崎市高津区溝口の生活文化会館(てくのかわさき)で4月17日午後6時30分から森の哲学者・内山節さんの講演会が開かれる。

川崎北部で自然保護などに取り組む「生田緑地・ドングリ山トラスト基金」「かわさき自然と共生の会」「川崎多摩丘陵の里山を守る会」「地球の木・ラオスチーム」「津田山緑地里山の会」「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民憩いの場を求める会」の6団体が共催するもの。
内山さんは立教大学大学院教授で、20数年前から群馬県上野村の農家に住まいを持ち、自然、労働、森林問題について思索、NPOもりづくり代表理事を務め、「里の在処」「森に通う道—知床から屋久島まで」など山里から世界を眺めた多数の著作がある。川崎市民アカデミーの講師に長年携わり、市内にも多くのファンがいる。
当日は、自然の大切さをテーマに「森・都会・人間」と題して講演する。参加費は1000円。
問い合わせは電話044(931)3280酒井さん

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2005年3月 1日

麻生区役所が「ふるさと八景」の区民投票を受け付け

050301hakkei川崎市麻生区が、次世代に受け継ぎたい風景「ふるさと八景」の候補地を区役所などでキャビネ版のカラー写真で展示、区民の投票を3月3日まで行っている。

同区では昨年10月に八景候補地を区民から公募。区民などで構成する麻生八景選定委員会が、寄せられた場所に1989年に選定した「麻生区ビューポイント10」を再調査して加え、1自然にとけ込む2自然を歩く(遊歩道、並木など)3都市らしさ4暮らしを楽しむ(住宅街など)5昔を感じる6人に交わる(祭りなど)7眺望8楽しく集う(公園など)の8つの要素から次の28カ所に絞り込んだ。
投票場所は、区役所2階ロビー(午前8時30分〜午後5時)、柿生連絡所(午前9時〜午後4時30分)、麻生市民館オープンスペース(午前9時〜午後9時、最終日は午前11時)。また麻生区役所ホームページ(http://www.city.kawasaki.jp/asao/index.htm)と川崎新都心街づくり財団ホームページ(http://www.kncf.net/)でも受付中。このほか、2月24日〜28日までは小田急新百合ヶ丘エルミロードの1階吹き抜けコーナーでも委員が交代で説明を行い、好評を集めていた。
候補地は、岡上営農団地、黒川の谷戸(汁守神社含む)、古沢一帯(里山風景・コスモス)、早野の里(五郎池〜上池)、麻生川の桜並木、栗木緑地、修広寺〜柿生緑地、新百合ヶ丘駅周辺(夜景)、グリーンタウン(白山神社・むじなが池含む)、王禅寺新興住宅街、山口台住宅地、王禅寺(山門・禅寺丸柿原木)、香林寺五重塔、浄慶寺・秋葉大権現社(あじさい・石仏)、琴平神社(茅の輪くぐり)、東光院、細山神明社(秋祭り)、麻生不動のだるま市、麻生のどんど焼き、高石神社(句碑・ビューポイント)、弘法松公園(松・ビューポイント)、勝坂(富士方面のビューポイント)、王禅寺見晴らし公園(富士方面のビューポイント)、多摩美ふれあいの森・市民健康の森・多摩美自然遊歩道、ふるさと公園、黒川青少年野外活動センター(黒川分校跡)、マイコンシティー、七国峠。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区役所地域振興課。

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2005年2月19日

白鳥中1年生が自分たちで育てたダイズで豆腐づくり:食農教育の一貫

050219toufu1市民ボランティア記者・石井よし子(麻生市民館 社会教育指導員/里山フォーラムin麻生事務局)

2月4日(金)の午後、麻生区の白鳥中学校(鹿内利保校長)のあちらこちらで(調理室、教室、体育館で)大豆の甘い香りが漂っていた。1年生全員(166人)が、女子生徒も男子生徒も一緒になって「みんなが育てた大豆で豆腐づくり」に挑戦していた。
 写真ニュースへ→

麻生区の農家の人たちや事務局の職員と一緒に黒川の畑で2004年7月に種まきして育ててきた大豆だ。昨夏の猛暑を生き抜いた大豆。はたして豆腐になるのだろうか、とみんな一所懸命ひたすら作業を続ける。
前日から水に漬けておいた大豆がミキサーで汁(呉)になった。なべで煮て、さらしで漉(こ)して搾(しぼ)る。また鍋で煮て、にがりを入れて待つこと15分。プルプルになったところで穴を開けた牛乳パックの豆腐容器にいれる。水を切ってパックの蓋(ふた)を取るとしっかり固まっている。
050219toufu2作り始めて1時間半。できたてのほの温かい豆腐をお皿にのせて食べてみる。子どもたちはこわごわと少しずつ口に入れ始め、味や食感を確かめていた。子どもたちは「湯豆腐みたいだ」「私たちが作ったのだからまずいと思っていたけどおいしい」「味が濃いい」「苦い、堅い、それでもおいしい」「甘い」「嬉しいっていうか、感動だよね。最初からやって、畑の仕事もがんばったし」等々の感想だった。漉して残ったおからは何とマヨネーズ和えでいただく。塩コショウでもOK。皆さんもお試しあれ。意外にいける。

◆2004年6月からの体験学習

「みんなが育てた大豆で豆腐づくり」は、2004年度都市農業普及啓発支援事業“The Beans−お豆は畑のお肉−”として、川崎市の農業委員会(会長尾幡英世)と市立白鳥中学校が連携し、食農教育を展開してきたものの一貫で開催された。
食農教育は、川崎市が2003年から新たに始めた事業で、初年度は宮前区の平小学校で行われ、市内の農園の見学や市内産農産物の調理、試食をした。2年目の白鳥中学では、同年6月から中学1年生を対象に、総合的な学習の時間に大豆の栽培から加工までの一連の作業を通し「地域の環境−食糧・植生・農業」の理解を深めることを目的に行われた。
白鳥中学校区にある黒川の汁守神社下の立川昌沖さんの畑(約1800平方メートル)を借り、麻生区在住の8人の川崎市農業委員会、事務局の川崎市農業振興センター農地課の職員、 生徒、教師が協働し、6月から学習と体験が始まった。最初はエダマメのポット藩種、定植をし、大豆の藩種と続いた。8月にはエダマメの収穫。猛暑のなか大豆の中耕、除草をした。10月29日には大豆の収穫、12月3日には大豆を脱穀した。2月1日には大豆の選別。2月1日・2日・3日と豆腐作りの用具や道具の準備が続き、3日の12:00に大豆を水にひたし始めた。4日は女性農業担い手の会「あかね会」(持田あけみ会長)の会員12人来校し、指導にあたった。地元麻生区からは立川悦子さん、森そめ代、梶美恵子さんが参加。あかね会では、白鳥中の中西望介教諭(社会科)、工藤春美教諭(国語科)をはじめ教師と打ち合わせを重ね、横浜川崎地域農業改良普及センターの協力も得て、事前に試作を繰り返したそうである。ゲストティーチャー役の会員は母親のようにやさしく生徒たちに話しかけ、気を配り作業を進めていた。
体育館での閉校式では生徒からのお礼の言葉に続き、一年の担任の工藤教諭は「今とても幸せな気分だ。おいしいものを食べるにはたくさんの人の手がある」。あかね会の持田会長は「私たちが豆腐作りの試行錯誤ができたのも、皆さんのお蔭だと思っている。温かいお豆腐を食べさせたかった。おいしかったと聞いて嬉しい」。県農業会議佐藤さんは「ワインと豆腐は旅をさせてはいけない、という諺(ことわざ)がある。時間が経つとうまみアミノ酸や糖分も減っていく。だから川崎の野菜は川崎で食べていただきたい」農業振興課の大根田正義農業振興センター所長は「農業に力を入れている。麻生区は新鮮・安心・安い農産物が手に入るので、どんどん食べていただきたい」と話した。
 中学に入学して間もなくの一年生が、農業委員会、あかね会、農地課の職員、
そして何よりも教師に支えられて、白鳥中学校ならではの学びの場にいた。
教科学習の枠を超えて、麻生の大地があればこその、地元や周辺の農業者のおじさんやおばさんの暖かい気持ちと生徒たちの素直な心が通じ合っているようであった。

                

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2005年2月12日

麻生区で2月19日、自然エネルギー促進の講演会

川崎市麻生区役所、太陽光発電機設置2周年を記念して、自然エネルギーについて理解を深めてようと2月19日に講演と太陽光発電機の見学会が開かれる。

講演は、午前10時から区役所第1会議室で環境教育コーディネーターの小澤祥司さんが「自然エネルギーがまちにやってくる」の演題で講演、その後、同区役所に庁舎屋上に設置された太陽光発電装置を見学する。参加は自由で、定員は先着100人。
同区役所では、川崎市地球環境保全行動計画推進会議・市民部会委員の同区上麻生の飯田和子さんらが地球環境保全に向け自分の住む町で市民としてできることをと太陽光の利用を区に要望。同区では、2002年に区制20 年記念事業として設置することを決め、飯田さんをリーダーに市民を巻き込んだ麻生区自然エネルギー活用促進実行委員会を作って活用促進イベントを開催している。
問い合わせは電話044(965)5116麻生区役所地域振興課。

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2005年2月 2日

二ヶ領用水のフェンスを高津区民が投票した色に塗り替え:濱田橋〜平成橋の500m

050202fennsu01川崎市内を北南に流れる二ヶ領用水のフェンスを、周辺の風景に調和したものにしようと、市民が投票で色を決める試みが高津区で行われ、1月下旬から採用された濃い緑色への塗り替え工事が始まった。

写真・上から=投票する委員、現場で話し合う水辺の風景部会委員、開票風景

工事を行っているのは、大山街道と交差する高津区溝口1丁目、3丁目付近の濱田橋から平成橋の約500mの区間。
投票を企画したのは、高津区まちづくり協議会の「水辺の風景部会」(川崎泰之部会長)。まちづくり協議会は、地域の諸問題を住民が話し合い、行政と協働で住みよいまちづくりを進める団体で川崎市各区に置かれ、公募や団体推薦の区民が参加してさまざまな活動を行っている。
050202fennsu03同部会では、用水のフェンスの塗り替え工事が今年度に行われることを知り、その塗色に区民の意見を反映してもらおうと、検討を行うことにした。これまでの青緑色は明るすぎてフェンスが目立ちすぎ、周辺の街並みや枝垂れサクラの並木となじまないなどの意見が出された。こうしたことから塗り替え工事を担当する高津区建設センターと話し合い、街並みに調和する落ち着いた色を採用することで合意、焦げ茶色、濃い緑色の2種類を候補に選び、投票することになった。
同センターは、見本として12月20日に濱田橋付近の左右両側のフェンスに2種類の色を塗って協力。部会では投票を呼びかけるチラシを300枚用意して川に面する家に配布したほか、フェンスにも取り付けた。投票箱は川崎部会長が千年の健康の森から切り出した竹に穴を開けて作成、川沿いのフェンスに取り付けた。
050202fennsu021月2日から8日の昼過ぎまで行われた投票には、白票も含め65票が投じられた。1月8日午後2時から部会員約10人の立ち会いで開票が行われ、緑色が45票と茶色の7票を大きく上回った。川崎部会長は「実験的な試みに、予想以上に多くの人が投票してくれ感謝している。こんなに票差が出るとは思わなかったが、街に調和する色に決まってよかった」と話した。また、委員の一人で色彩計画家・吉田慎吾さんは「色の要素のひとつ、彩度を押さえると川やサクラがきれいに見える」と結果を評価している。
西村孝彦・区建設センター所長によると、区内の二ヶ領用水の長さは約3kmで、今年度の500mを手始めに、下流に向かって毎年少しずつ市民が決めた色に塗り替え、濱田橋より上流のフェンスは、塗り替えて間もないため下流の塗り替えが終わってから考えたいという。

2005-02-02 in 01) 自然・環境, 09)市民活動, b3) 川崎市高津区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年1月 7日

長十郎の里帰り

05010701川崎を代表するナシ「長十郎」を、生まれ故郷の川崎区によみがえらせようと、多摩区在住の俳優中本賢さんらが長十郎の苗木を現在の生産地多摩区から川崎区まで子どもたちとともに大八車で運んで植樹するイベント「長十郎の里帰り」が1月8日と10日に行われ、一緒に参加する市民を募集している。

写真=イベント当日着るはっぴ姿の多摩川クラブの会員ら(左から2人目が中本さん)

この催しを主催するのは「長十郎の里帰り実行委員会」(斎藤文夫実行委員長)。中本さんに加え、砂子の里資料館の斎藤文夫館長、植樹先の若宮八幡宮宮司中村紀美子さん、稲生ロータリークラブ会長の井口武雄さん、川崎市理容組合青年部部長の伊藤賢美さん、慈酒乃会代表の鹿子遠さんが委員になって、準備を進めてきた。
赤ナシ系統の長十郎は、1893年に大師河原の当麻辰次郎の梨園で発見されたと伝えられ、同家の屋号「長十郎」から名付けられ、大正時代に川崎大師境内に記念碑が建立されている。明治中期に活躍した俳人の正岡子規は川崎大師を訪れ、「川崎を 汽車で通るや 梨の花」「川崎や 畠は梨の 帰り道」などの句を詠んだ。
川崎大師一帯は江戸時代から果樹栽培が盛んで、病害虫に強い長十郎は果樹農家から人気を集めた。多摩川に沿って北上、大正時代には関東一になるほどの発展をとげ、「多摩川梨」というブランド名も生まれた。しかし、生まれ故郷の川崎区は工業化が進み、現在、ナシの木は一本もない。
今回のふるさと帰りの発案者・中本さんは、多摩川に住む魚や水生昆虫などを子どもたちに紹介する活動を行う「多摩川クラブ」の代表を務めており、昨年6月に自宅近くのナシ園で、樹齢100年を越す長十郎の木を見つけた。畑の持ち主太田嘉治さんを訪ねて話を聞くと、明治時代に曾祖父が長十郎のうわさを聞き、大師河原付近から分けてもらった木とわかり、感銘を受けたという。
長十郎は現在、他の甘いナシに押されて生産量も減り、交配用の花粉を取るためにナシ畑に1、2本植えられているだけという例が多い。宅地化が進む川崎北部でもナシ園が減っており、中本さんはこのままではナシの木が消えてしまう日が遠くないと感じ、かつての地場産業を残そうと、ナシの木をふるさとへ戻すイベントを思いついた。
イベントは8日と10日に行われ、多摩川の土手や商店街を子どもたちとともに当時を再現するはっぴ姿で大八車を押して歩くことで、長十郎ナシをアピールする。8日は多摩川二子橋からガス橋までの12キロを日本民家園などで借りた大八車を子どもたちが押して運ぶ。10日は、幸区役所から幸区、川崎区の商店街を通って約6キロ先の若宮八幡宮まで運び、発見者の当麻辰次郎さんの孫や新成人とともに午後3時ごろに植樹する。
参加は自由で、8日は午前9時に二子橋下多摩川河川敷集合、10日は午前9時に幸区役所集合。途中からの参加も可能。
問い合わせは電話・FAX044(934)0066多摩川クラブ。

2005-01-07 in 01) 自然・環境, 04)教育・子ども , 05)歴史, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, b7) 川崎市川崎区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年12月25日

「向ヶ丘遊園の会」が遊園跡地の合意に歓迎を表明

04122501(ボランティア市民記者・山中正剛)

「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会(略称=向ヶ丘遊園の会)」(代表=中島光雄さん、薬袋奈美子さん)は、向ヶ丘遊園跡地についての市と小田急の基本合意を受けて12月4日、川崎市多摩区登戸の登戸南町会館での忘年会を急きょ「向ヶ丘遊園跡地に関する基本合意書」の報告会に切り替え、意見の交換を行い、14日に声明文を発表した。

写真=基本報告書のゾーニングについて説明する向ヶ丘遊園の会事務局(写真提供=向ヶ丘遊園の会)

会は松岡嘉代子事務局長の司会のもと中島会長の挨拶に始まり、大筋で合意の発表を喜ぶ和やかな雰囲気のうちにも厳しい論議が交わされた。参加者は約40人。中には新宿や厚木からの参加者も見られて沿線への関心の広がりを示していた。
この報告会は、2001年9月の閉園発表をニュースで知った松岡さんたちが、同年12月末「向ヶ丘遊園の緑を保全する」という目的で呼びかけ、集まった30数人が中心となって進めてきた同会の運動の成果の節目であった。
参加者からは「一歩前進といえるが、どこまでも基本合意にすぎない。実現される中身が問題だ」「緑地の永続的な保存を保証するような具体的な協定が必要」「そこだけではだめ。隣の緑が大切で、3年後5年後を見越した一貫した計画が必要」「具体化過程での情報公開と市民参加が不可欠」「喜んでいるばかりではいられない。これからどうするのか、市民の熱意を盛り上げる継続した努力が必要」など歓迎と同時に今後を見つめようとする意見が多かった。最後に会長が「事業ゾーン」の具体化について触れ、「これをどうして市民サイドのものにするかが最大の課題」として会を締めくくった。
14日に発表された声明文の中にも「事業ゾーン」が取り上げられ、「ここが具体的にどのような空間になるのかは、私たちの最大の関心事です」と記されている。
声明文の全文は同会のHP(http://homepage3.nifty.com/plaza/)へ。

■関連記事=川崎市と小田急が向ヶ丘遊園跡地で基本合意:緑地保存し市民に開放

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川崎市と小田急が向ヶ丘遊園跡地で基本合意:緑地保存し市民に開放

(ボランティア市民記者・山中正剛)

11月24日川崎市役所で、阿部孝夫川崎市長と松田利之小田急電鉄社長が共同記者会見し、2002年3月の閉園後、跡地利用が懸案となっている向ヶ丘遊園について、現在ある緑地をそのまま残し、敷地の大部分を市民に開放することを内容とする、6項目から成る「向ヶ丘遊園跡地に関する基本合意書」を発表した。

基本合意は、跡地全体を5つのゾーンに分けて考え方を示した。(小田急電鉄HP参照http://www.odakyu-group.co.jp/release/2004/11/yuuen/map01.html)このうちばら苑と周辺雑木林を含む7.4haは川崎市が今年度から3年程度かけて地権者から買い取ることを決めている。
残りの21haを所有・賃貸している小田急は、緑地内の緑を保存し、市は保存に必要な支援を行うことを明示した。これによると対象区域は緑地編入(約5ha、計画緑地の隣接地)と樹林地(約2ha)、ガーデン(約7ha)、事業(約7ha)に分けられる。事業ゾーンは従来観覧車やジェットコースターなどがあった比較的緑の少ない地域であって、小田急は高齢者用の住宅など医療、介護、教育といった事業を検討中。市は合意にふさわしい事業計画かどうかを見極めた上で都市計画緑地の区域から除外する。
小田急は今後1年間かけてさらに詳しい計画を作成し、100億円をかけて5年後の完成を目指すという。
両者は月1回程度の協議を重ね、今回の合意に至った。川崎市の担当の環境局公園緑地課によると協議には、市側はできるだけ緑を残してほしいという方針で臨んだ。一方、小田急電鉄側の担当の生活創造事業本部(当初はレジャー関連事業部)では、閉園直後は社内で全面開発も含めてさまざまな検討を行ったが、跡地の多くが都市計画緑地のため都市計画変更の手続きが必要として、市と協議することになった。
この合意書によって、当初は全面的な開発も予想された跡地が、市民が憩える緑地として保全、活用される見通しが高まることになった。
■関連記事=「向ヶ丘遊園の会」が遊園跡地の合意に歓迎を表明

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2004年12月11日

狛江高校で12月12日、スペシャルイベント:各方面で活躍する先輩がトークや邦楽演奏のパフォーマンス

狛江市元和泉の都立狛江高校アリーナ(体育館)で12月12日午後2時から、芸能、スポーツなどで活躍する先輩5人が得意分野のパフォーマンスを披露する初の「スペシャルイベント」が開かれる。

この催しは、地域の高校についてもっと知ってと同校と同窓会が主催、PTAも協力する。同校は、1973年に開校、2004年3月に29期生が巣立っており、卒業生の中にはさまざまな分野で第一線で活躍する同窓生も多い。
出演者と催しは、フジテレビアナウンサー・笠井信輔さん(7期生)のスペシャルトーク、津軽三味線全国大会シニアノブチャンピオン・西村伸吾さん(1期生)、尺八演奏家・善養寺惠介さん(7期生)、箏演奏家・平野裕子さん(10期生)の演奏、アジアなわとび選手権チャンピオン・粕尾将一さんの縄跳びデモンストレーション。当日は、入試説明コーナーも設置する。
問い合わせは電話03(3489)2241狛江高校。

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2004年11月23日

麻生区の修広寺で住職の教え子が11月24日に 弦楽四重奏:

寺の本堂で弦楽器の響きを気軽に楽しんでーー川崎市麻生区片平の修広寺(菅原節生住職)で11月24日午後2時から弦楽四重奏コンサート(ちいさな音楽家後援会主催)が開かれる。会場では新潟県中越地震支援のカンパ箱を設け、かながわ災害緊急救援基金に送られる。

「お寺で弦楽四重奏」というこのコンサートに出演するのは、「チェリスト平野玲音と仲間たち」の平野さん、ヴァイオリン菅谷早葉さん、生田恵美さん、ヴィオラ坂本奈津子さんの4人。ハイドン「弦楽四重奏曲Op・64-5『ひばり』」、メンデルスゾーン「弦楽四重奏曲op・13」を演奏する。
両親がチェリストの平野さんは幼少より音楽を習い、9歳でチェロを始め全国各地で演奏活動を行いながら東京大学文学部で美学芸術学を学び、同大大学院総合文化研究所で文学修士号を取得、2002年にウィーンに音楽留学、日本やオーストリアで音楽活動を行っている。
平野さんは、留学先で知り合った音楽仲間とオーストリアで毎日のように催される生活の中でとけ込んでいる手作りのコンサートを開きたいと小学校時代の恩師の菅原住職に相談、「ちいさな音楽会」として初のコンサートを寺の本堂で開くことになった。
交通=小田急線柿生駅・五月台駅徒歩12分
入場は1000円。申し込みはtel&fax 03(3427)7429ちいさな音楽会後援会。

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2004年11月17日

麻生市民館でわらび座の「男鹿の於仁丸」:市民の実行委が主催

041118warabiza秋田県男鹿半島に伝わるなまはげ伝説を基にしたわらび座の和風ミュージカルの名作「男鹿の於仁丸(おがのおにまる)」が、11月19日午後6時30分から小田急線新百合ヶ丘駅前の麻生市民館で催される。

秋田県を拠点に、東北地方に伝わる民俗芸能や伝説を題材にしたオリジナル作品で全国各地の市民団体などと連携して公演するわらび座と今回の公演のために作られた市民団体「わらび座サポートin麻生」(菅原陽子代表)が主催。サポートinは、麻生区の「夏蒐太鼓(なつかりたいこ)」、「緑陽園ともの会」、「川崎白百合ライオンズクラブ」、「すぎのこ保育園」、「まちはミュージアム」宮前区の「飛森谷戸の自然を守る会」、ナシ農家「正果園」など10団体と個人28人で、チケット販売やPR活動を行って来た。
「男鹿の於仁丸」は、元宝塚歌劇団の演出家・大関弘政さんが宝塚退団後の1995年に初めて書き下ろし演出した作品。音楽は川崎市出身の飯島優さんが担当、オリジナルテーマソングやわらべ歌、ジャズ、フラメンコなどさまざなジャンルの21曲が物語を展開させる。男鹿の門前五社堂の堂守の娘おゆうと里人から「鬼」と呼ばれる恐れられている於仁丸の差別の中で貫く愛の物語で、1幕100分。人種・宗教・違いを超えた普遍的テーマ「人間愛」を描き、拠点の「わらび劇場」をはじめ、全国で450回以上演じらているロングラン作品だ。
入場は一般3500円、小・中・高校生3000円で、当日券もある。
問い合わせは電話048(286)8730わらび座関東事務所。

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2004年11月13日

11月21日に「麻生多摩美の森」で植樹と収穫祭

04111901市民が里山の再生活動を続けている「麻生多摩美の森」(川崎市麻生区多摩美2丁目)で11月21日午前9時から午後1時まで、「植樹祭&収穫祭」が開かれる。
写真=木の葉のパネルの見本

「麻生多摩美の森」は、小田急線読売ランド駅から京王線稲田堤駅までつながる「多摩自然遊歩道」添いにある多摩区菅仙谷と接する約1・2ヘクタールの谷戸の緑地。川崎市が各区に1カ所制定した「市民健康の森」の麻生区の森で、2001年から公募に応じた幅広い年代の区民が森の育成のボランティア活動を続けており、行政と共同で定期的にシノダケや下草刈り、樹木の手入れ、畑作りを行っている。
4回目となる 収穫祭は、「麻生多摩美の森の会」(勝田政吾会長)と地元の自然保護団体「多摩美みどりの会」(小座間清次郎会長)が共催する一般市民向けイベント。当日は、森を清掃し、苗木を植樹するほか、同所の畑で収穫した麦を使って麦茶作り、イモ煮や焼きイモなど味覚の秋を楽しむ。このほか落葉に絵具を塗りスタンプやカードを作るなど親子で楽しめるイベントも行う。参加は無料。小雨決行、雨天は23日に順延。
問い合わせは電話044(954)7855木村さん。

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2004年10月27日

セレサ川崎が11月1日からコスモス景観会

04102701cosmosセレサ川崎農業協同組合が、市内の宮前区と麻生区農家の協力で植えているコスモスが見ごろを迎え、11月1日から7日の午前9時〜午後3時までにコスモス景観会を開く。

畑や休耕田に咲く花で自然を味わい、都市農業への理解を深めてもらおうと数年前から行っているもの。ことしは台風などの影響による日照不足で開花が遅れ、例年10月中旬に催す景観会の日程が11月にずれた。
コスモスの花が植えられているのは、川崎市麻生区古沢405番地一体(小田急線新百合ケ丘駅徒歩15分)の約2000平方メートルと川崎市宮前区野川524番地先(JR武蔵新城駅からバス「能満寺」下車:野川神明社と第三京浜の間)の約2500平方メートル。栽培品種は、センセーション(濃ピンク、ピンク、白)イエローキャンパス(黄)の2種で、最終日の7日はつみ取りもできる。
問い合わせは電話044(877)2509セレサ川崎農業協同組合営農課。

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2004年10月22日

宮前区の水沢の森:10月24日にオープニングイベント

04102101ボランティア市民の手で里山の再生を行っている川崎市宮前区「水沢の森」(写真)の一部が10月1日から一般開放され、それを記念して24日午前10時からオープニングイベントが催される。イベントは、同地を管理するボランティア団体「水沢森人(もりんど)の会」(水野憲一会長)が主催、会員の案内で開放されたエリアの散策や菅生中学校ブラスバンド部の演奏、ドングリの種まき、竹切り、カキ取り、焼きイモ大会などが行われる。参加は、焼きイモ大会のみ有料で、おとな500円(平瀬川流域自然ハンドブックと飲み物付き)、子どもは無料。雨天の場合は中止。

交通は小田急線向ヶ丘駅から東急あざみ野行き「美しが丘3丁目」下車。
水沢の森は、川崎市中央卸売市場北部市場の南の菅生緑地西地区内にあり、川崎市が市内各区に1カ所制定した「健康の森」の宮前区の場所。「健康の森」は、「水と緑の恵みを生かした森づくり」を土地の選定、構想の段階から市民とともに検討し、運営や維持管理も市民参加で行う川崎市のパートナーシップの代表的な事業で、開設の時期も区毎に異なり、さまざまな活動が活発に行われている。
宮前区では、1998年から「市民健康の森基本構想検討委員会」の27人の委員が候補地の検討を重ね、1999年3月に菅生緑地に決まった。
菅生緑地は、約13.4haで用地は道路をはさんで東西2カ所に分かれており、このうち北部市場南側の東地区(7.1ha)の大部分は既に公園として整備されて利用されている。
今回開放された横浜市境の西地区(6.1ha、未買収地も含む)は、平瀬川の源流域の丘陵地帯で、竹林や農地などに利用されている場所もある。委員会は西地区の買収地を中心に里山をイメージした土地の利用やゾーニングなどの具体化を進め、2000年4月に活動を行う「水沢森人の会」を結成した。
買収地は、竹林や放置された果樹園のほか、残土の中間処理施設に使用され赤土がむき出しだった所もあり、同会会員や宮前区や横浜市など近くの小・中学生の参加でコナラ、クヌギ、スジイをドングリから育てたり、花のタネを植え、竹林の間伐、雑木林の下草刈り、クリやカキの果樹園の手入れなどのほか、ビオトープ池を作りメダカなどを放流、里山の再生を図っている。
こうした活動で、現在草原や四季折々の花が咲き、中央部分の広場にはシンボルツリーエノキも植えられて散策路も整備され、自然が回復し始めた。
同会では、森の生物保護のためペット連れの散策や自転車の乗り入れ、ボール遊びなどはしないなどのルールを作り、利用者の理解を求めている。また、毎月の活動を掲載したたよりやホームページ(http://216.jp/morind/)を作っており、管理活動を行う会員も募集している。
問い合わせは電話044(856)3125宮前区役所地域振興課。

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2004年10月19日

飛森谷戸でコンサート:雨の森で童謡楽しむ

04101903川崎市宮前区初山のとんもり谷戸で10月10日、6回目の森の音楽会「陽だまりコンサート」が開かれ、約60人の聴衆が懐かしい童謡などに耳を傾けていた。
(写真提供、飛森谷戸の自然を守る会)

今回の会場は川崎国際生田ゴルフ場近くで、多摩丘陵の原風景のなかに市環境局が木のデッキや水路、童謡の歌詞を刻んだ10基の石碑を設置し「おもい出うたのこみち」と名付けて整備した場所。石碑に刻まれているのは「メダカの学校」「ゆうやけこやけ」「もみじ」「七つの子」など、故郷をイメージするなじみの童謡10曲だ。
同所を拠点に自然保護活動を続ける「飛森谷戸の自然を守る会」が、この散策路を多くの市民に知ってもらい里山の自然が残るとともに、子どもたちに童謡と唱歌を歌い継いでてほしいとコンサートを企画した。出演したのは、多摩区や宮前区の福祉施設などでミニコンサート活動を続けるボーカルユニット「J&S(小川聖子&河野順)」。
コンサートが開かれた日は、午後からときおり霧雨が降るあいにくの天気だったが、幼児からお年寄りまでさまざまな年代の聴衆が、カサを差しながら木に囲まれた会場にやさしく響きわたる「里の秋」「かわいいかくれんぼ」「浜千鳥」「椰子の実」などの童謡や唱歌、新しく発掘された「櫻の多摩川」の歌声を楽しんでいた。

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生田緑地内ばら苑:10月21日から4000株のバラ公開

04101902川崎市多摩区長尾の「生田緑地内ばら苑」(写真・小田急線向ケ丘遊園駅徒歩12分)で、10月21日から11月7日まで(10月25日と11月1日は休み)、秋のバラの一般公開が行われる。公開されるのは大輪や四季咲きの中輪、ミニバラなど440種約4000株だが、ことしは秋の長雨や台風の影響で、見ごろは今月下旬だという。

小田急向ケ丘遊園内にあり、世界各国の珍しいバラなど数多くの品種を集め、関東指折りのバラ園として人気を集めてきた。しかし、20002年3月の遊園地の閉園に伴って川崎市に管理が引き継がれ、約240人の市民ボランティアなどが世話をしており、春と秋の花期に公開され、昨年秋の公開には約19000人が訪れた。
秋のバラは春の3分の1程度と少ないが、ロイヤルコーナーにある日本や英国などの女王や王女にちなんだバラなどが人気を集めそうだ。
同苑によると、ことしは夏の高温は乗り切ったものの、9月から10月にかけての長雨と台風で大きな影響が出ているという。雨にあたると花が汚れ、つぼみのうちに落としてしまうため、19日現在でまだ2分咲きの状態。台風23号の接近が予想されており、苑では「見ごろがさらにずれこみそう」と公開を前に気をもんでいる。
開園時間は午前10時(土・日・祝日は9時)から午後4時(入園は3時30分)。入園は無料だが、管理・育成資金にする「ばら苑募金」を行って協力を呼びかける。
駐車料金は1回500円。
問い合わせは電話044(978)5270生田緑地内ばら苑。

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2004年10月14日

多摩区が区内の名所・旧跡を紹介する散策マップ発行

04101401川崎市多摩区内の名所や旧跡、自然景観が豊かな場所など74カ所を紹介する「多摩区お宝散策地図」(写真)が、散歩や街の再発見に役立つと人気を呼んでいる。

この冊子はA5判33ページで区民で構成する多摩区まちづくり推進協議会文化教育部会が「町の再発見のきっかけとなり、地域への愛着を深めてほしい」と編集発行、1万2000部印刷して多摩区役所、生田出張所、菅連絡所、緑化センター、二ケ領せせらぎ館、フルーツパークで無料配布している。
内容は、多摩区を菅、中野島・登戸、宿河原・堰・長尾、生田東、生田の5地区に分け、各地区の神社、仏閣、公園、文化施設、遺跡、遊歩道、多摩川の渡し場などの旧跡を写真や絵葉書と短文で紹介、略図で場所を表記している。このほか「水と緑の潤いの多摩」と題する章を設け、古い絵はがきやチラシを載せ砂利採取、イカダ流し、紙すき、競馬場跡など昔の多摩川の様子に加え、長尾で作られていた天然氷とため池のスケート場、多摩川ナシ、宿河原のモモなど昔の生活文化を紹介している。また区内の緑地や保存樹、地域のシンボルとなっている「まちの樹」、水路図なども掲載している。
冊子は、同部会が実地調査して2003年3月にまとめた「多摩区の魅力てんこ盛り~史跡・文化財・残したい自然」を基に,
公共施設などを入れて携帯に便利なサイズに再編集した。同会が撮影した写真のほか同区菅馬場のグラフィックデザイナー望月雪桜さんの協力で、望月さんが描いた「ハガキ絵 多摩区88景」を載せてある。
問い合わせは044(935)3148多摩区役所地域振興課。

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2004年10月 6日

狛江の農地写真展:市役所に111点展示、大切さ訴える

04100601都市化が進むなかで狛江市内の緑地の多くを占める農地を見直してもらおうと10月4日から狛江市役所ロビーで「狛江の大事な農地」写真展が開かれている。

展覧会は、同市が1999年に策定した「環境基本実施計画」を推進・実施するため、2000年に発足した公募市民による「環境保全実施計画緑ワーキンググループ」(リーダー山本八郎さん)が開催した。同会は、主婦や熟年男性など約35人の市民と狛江造園組合などの団体で構成、「みどりを守り、育て、ふやすため」に、これまでに生け垣や指定保存樹に注目、会員が実地調査した内容を写真展として発表しており、今回は3回目の展覧会だ。
同展は、市内を6つのエリアに分け、会員が今春から生産緑地に指定されている約150カ所の農地を調査。畑と作物の写真を撮影するとともに、所有者から昔の農業などについて聞き取り調査したコメントを短くまとめた。紹介しているのは、79カ所の農地で、生産物や畑の写真をA5サイズのカラーコピーに拡大、111点を展示している。
現在の狛江の農地は、露地物の野菜畑が中心だが、陸稲や金ゴマなど珍しいものもある。このほか、狛江村が発足して数年後の1896年から1917年、1932年、1953年、市制施行の1970年と、市内最後の水田が残っていた1980年の6枚の地図に、当時の主たる農産物だった水田とクワ畑を色分けし、明治、大正、昭和の農地の移り変わりとその当時の人口など記したパネルも展示している。
調査にあたった会員らは「熱心に耕作している人も多いので、今ある畑をみんなで大切に守り、農地を守っている人の苦労をたくさんの市民に知ってもらいたい」と話している。
展示は8日までで、時間は午前8時半から午後5時(8日は午後4時)。市役所の展示後は、引き続き西河原公民館1階のギャラリーでも12日から18日の午前9時から午後5時まで(12日は午前10時から、18日は午後4時まで)展示する。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市環境部環境改善課。

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2004年10月 4日

新百合ヶ丘駅近くの田んぼで2日、親子約100人が昔ながらの稲刈り

04100401実りの秋を迎え、小田急線新百合ヶ丘駅近くの川崎市麻生区古沢で10月2日、小学生や幼児連れの親子約120人が参加して昔ながら手作業による稲刈りが行われた。

米作り作業を通して親子のきずなを深めながら都市農業を考えようと、麻生区が農家の協力で毎年参加者を公募して開催する体験農業の一環で、ことしは市内全域から約70家族が参加。
同所の鈴木宏平さん方が所有する約1200平方メートルの田んぼで6月に約200人が参加してモチ米の苗を手で植え、夏には参加家族が交代で草取りをして稲を生育。米作りに必要な苗床つくり、種まき、田起こしなどの裏方作業や日常の管理は、 麻生区子ども会連合会、青少年指導委員会、体育指導委員会の3団体で構成する実行委員会(山崎優実行委員長)が担当している。
この日は午前9時過ぎからたわわに実った稲をカマで刈り、稲を束ねて逆さまにして干す「掛け干し」と呼ばれる作業を体験。ほとんどの参加者が米作りは初めてとあって、逆さに干す稲が抜けないようにしばる作業に悪戦苦闘。なかには、自分の身長ほどの高さのサオに稲束を掛けるのに一苦労する子どもの姿も見られたが、晩秋に行われる餅つきを楽しみに熱心に作業を行い、半日がかりで4枚の田んぼの稲刈りを終えた。

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2004年9月25日

カヌー教室に人気:秋の多摩川を快漕

04092402スポーツを通して多摩川の自然に親しんでもらおうと、初心者を対象としたカヌー教室が9月23日に川崎市中原区等々力の多摩川で開かれた。参加者たちは思うように進まないカヌーに悪戦苦闘しながらも「以前からやってみたかった。すごく楽しい」と熱心にパドルを操っていた。

この教室は川崎市教育委員会とNPO法人多摩川エコミュージアムが、新しい水のスポーツを市民に根づかせようと、とどろき水辺の楽校(菅田木一校長)の協力で、水量が豊富で流れが穏やかな同校の拠点で開いたもの。市主催の教室としては2001年、2003年に続き3回目で、毎回人気を集めている。
教室には、小学校5年生から70代までの44人が参加。東京女子体育大学から1人乗り、カナディアンなどいろいろなカヌーを借り、同大や多摩川エコミュージアムとリバーシップの会のメンバー約30人がパドルの使い方やカヌーの操り方を指導した。
大半の人が初体験とあって、やや緊張した面持ちでライフジャケットに身を包みカヌーに乗り込んだ。初めは思うようにまっすぐに進めず、左右に振れるカヌーにてこずっていたが、次第に慣れてコツをつかんだためか、気持ちよさそうに川の上流に進む姿も見られ、秋の多摩川の風情を水上から楽しんでいた。
麻生区片平から参加した小5の道祖原直弘君はびっしょりぬれた体で「初めてだったけど、自分でバランスが取れ、こげるようになった」と目を輝かしていた。
この日の最高齢参加者の宮前区馬絹の池谷喜一郎さん(73)は60代でカヌーを始めた経験者。「自前のカヌーを手放したので3年ぶりに乗ったが、きょうは風もおだやかで日差しが強くない絶好のカヌーびより。久しぶりに水の上を滑って気持ちがよかった」とニコニコ顔、「せっかく乗れるようになってもこうした機会は身近にないので、ぜひ気軽に乗れる場所を市内につくってほしい」と訴えていた。

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2004年8月 8日

麻生水処理センターでホタル鑑賞会

04080802川崎市麻生区上麻生の麻生水処理センター「ふれあいの広場」で7月21日夜、「ほたるを楽しむ夕べ」が開かれた。「ホタルが飛び交う自然の大切さを子どもたちに伝えたい」と非営利活動法人「麻生環境会」(鈴木有理事長)が催したもので、近くの柿の実幼稚園の園児をはじめ親子連れなど約800人が幻想的な光を楽しんだ。

観賞会は、水路上に置いた約1・5メートル四方のケージをカヤで覆い、近隣から求めた約300匹のヘイケボタルを入れて公開した。この日は、蒸し暑くホタルが飛ぶには絶好の条件。7時過ぎに木の枝や草の下に隠れたホタルが光を放って飛び始めると、訪れた人たちはケージの周囲に張った金網ごしにぴったりと張り付き、「わー、きれい」と興奮気味に歓声をあげ、光の軌跡を見つめていた。
8時過ぎにメンバーがカヤを外すと、外に飛び立つホタルに「イルミネーションみたい」と叫びながら追いかけて捕まえる子もいたが、主催者の「短い命だから大切に」との呼びかけに、帰りぎわには逃がす子も多くみられた。
「麻生環境会」は、センター内のグランドや広場など市民開放エリアを管理する「上部棟運営委員会(鈴木有委員長)」が母体となり、同センターの処理水を利用して水路の復活や周辺の環境、麻生川の環境浄化に取り組むために、ことし6月にNOPとして生まれ変わったボランティア団体。新組織となって初めて行う事業のため、約30人の会員がホタルやドジョウが住める環境を取り戻そうと、昔の水路を延長する形で作った水路を清掃して草刈りを行い、同センターの協力で下水処理した水を流すなど準備にあたった。
鈴木理事長らは「水もきれいになり、カワニナも増えた。放したホタルの2世がここで誕生するような環境を取り戻したい」と話していた。

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2004年8月 7日

親子でかかし作り

川崎市麻生区古沢の田んぼで7月3日、市内の小学生の親子ががかかし作りに汗を流した。

川崎市麻生区古沢の田んぼで7月3日、市内の小学生の親子ががかかし作りに汗を流した。
参加したのは、先月同所で行われたの親子体験農業米づくりで田植えをした人たちで、この日は3班に分かれて行う田の草取り作業日の初日。参加した24家族52人は炎天下の中で汗を流しながら麻生区子ども会連合会(山崎優会長)役員らの指導で、竹や持参した古着、古新聞などの廃物を利用してかかしづくりにチャレンジ。ほとんどが初めてとあってとまどいながらも、お父さんが慣れない手つきでかかしの胴体や顔を作るため針を動かしたり、子どもの意見を聞きながら顔を描いた。頭の形を整えるためシャツを利用してターバンを巻いたりと奮闘、2時間がかりで個性的なかかし3体を作った。
かかし作りの前には田の草取り、制作後にはジャガイモ掘りなど農作業を行い、土にふれる「いなか」の生活を楽しんだ。
制作したかかしは、9月に同所で行われるかかし祭り(麻生区子ども会連合会・麻生区体験農業実行委員会共催)で展示される。

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市民がマリーゴールドつみ取り

04080801黄色やオレンジの花をつけたマリーゴールドのつみ取りが8月5日、狛江市猪方2丁目農業・栗原繁さんの花畑で行われ、主婦や保育園児など約150人が参加した。

狛江市が、市民に花の摘み取りを通して都市農業への理解を深めてもらおうと「花街道」と名付け、毎年夏と冬に市内の農家の協力で行っている農業振興事業の一環。
ことしの会場となった栗原さんは毎年市に協力しており、約1000平方メートルの畑を開放。午後3時の開場とともに主婦や親子連れなどが次々と訪れ、額に汗を浮かべながら懸命に花ばさみを動かしていた。なかには、両手いっぱいの花束を作り、大喜びの人もいた。市立駒井保育園(中野敬子園長)も4、5歳児35人が初めて参加、身長と同じくらいに伸びたマリーゴールドの畑のなかを泳ぎ回るように歩き回りながら、小さな手で家に持ち帰る花束を作っていた。

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飛森谷戸守る会:ゴルフ場にホタルやカワニナ放流

04080804-2ホタルの住む環境を守ろう−川崎市宮前区の市民団体「飛森谷戸(とんもりやと)の自然を守る会」(矢沢一巳代表)が7月15日夕、宮前区初山地区の小学生や幼稚園児らが参加して川崎市川崎国際生田ゴルフ場の水路にホタルの幼虫とカワニナ(写真下)を放した(写真右上)。
ゴルフ場内の池が飛森谷戸を流れる水路の水源となっていることから、同会事務局の高木一弘さんがゴルフ場が協力を依頼し行われたもの。同ゴルフ場の佐久間哲ゴルフ事業部長によると、池や水路には貴重種といわれるホトケドジョウやヨシノボリも生息するなど水質は良好で、芝管理のための農薬散布などの影響はないという。

ホタルの住む環境を守ろう−川崎市宮前区の市民団体「飛森谷戸(とんもりやと)の自然を守る会」(矢沢一巳代表)が7月15日夕、宮前区初山地区の小学生や幼稚園児らが参加して川崎市川崎国際生田ゴルフ場の水路にホタルの幼虫とカワニナ(写真下)を放した。
ゴルフ場内の池が飛森谷戸を流れる水路の水源となっていることから、同会事務局の高木一弘さんがゴルフ場が協力を依頼し行われたもの。同ゴルフ場の佐久間哲ゴルフ事業部長によると、池や水路には貴重種といわれるホトケドジョウやヨシノボリも生息するなど水質は良好で、芝管理のための農薬散布などの影響はないという。
- 自然保護団体とゴルフ場は対立関係になりがちだが「ゴルフ場は限られた人しか入らないため、乱獲される心配が少ない自然の『サンクチュアリ』」と両者の意見が一致した今回のケースは、全国的にも珍しい例として話題を呼んでいる。
同会は、初山地区の市民が中心となり次の世代に貴重な自然を引き継ごうと、1996年から同ゴルフ場14番ホールの東側斜面にあたる宮前区初山の生田緑地の計画地約1.2ヘクタールを拠点に、生田緑地を管理する市北部公園事務所の了解を得て、定期的に下草刈りや竹の伐採などの里山活動を行っている。
04080804-1活動当初はアズマネザザで覆われ荒れ果てていたが、いまでは昔の多摩丘陵の植物が少しずつ回復、ことし6月上旬にはホタルが飛ぶ光景も見られるようになった。発足時はおとなだけの活動だったが、自然の楽しさや大切さを子どもたちに知ってもらおうと自然観察や森の料理教室などを行う「トンモリキッズアドベンチャー」も開催している。
ホタルとカワニナの放流はこうした活動の一環。この日は、高木さんらが谷戸で採取したカワニナ100匹と、高津区内の里山でホタル復活に取り組んでいる市民の協力で5月に孵化したホタルの幼虫約800匹を用意。夕方、雷雨があがるのを待ち、トンモリキッズに参加する小学生や幼稚園児など27人が午後6時前に初山側管理用入り口からゴルフ場に入り、16番コースのO.B.地域の水路にカワニナとホタルの幼虫を放した。水路の両岸は昔のままの土で、ホタルやカワニナにとっても住みやすい場所だという。
高木さんらは「カワニナは水に落ちた枯れ葉や藻を食べて育って稚貝を生み、それを食べるホタルを増やすことにつながる。自分たちの子どものころもそうだったが、遊びながら生き物を育てることがふるさとへの愛着につながる。機会を作って子どもたちとホタルやカワニナの様子を確認したい」と話している。

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