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2005年4 月18日 (月曜日)
麻生区に花と彫刻の道:尻手黒川線の歩道に花壇とユニークな5作品
「芸術のまちづくり」を進めている川崎市麻生区で上麻生4丁目の吹込交差点付近の尻手黒川線沿いに「花と彫刻の道」(写真)ができあがり、4月17日鶴亀松公園でオープニング式典が催された。市民と行政が協働で緑地を整備、これと合わせて1年の間、彫刻展を催すという意欲的な試みで、新しい麻生の名所として散歩の市民などに喜ばれそうだ。
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市民と行政が協働で景観づくり事業
川崎市の2004年度の緑の景観づくり推進事業の一環として、吹込交差点付近を洋風ガーデンをイメージした花壇や緑地をつくり、木製デッキなどをおいて市民の憩いの場として整備したもの。約30平方mの花壇は市民と行政とがパートナーとなって管理を行うことになっており、4月7日に「花と緑とともに“フェニックス”」などの地域の市民がチューリップなど約500株を植えた。
これにあわせ、王禅寺五差路交差点から山口台交差点まで約600mの道路に沿った幅広い歩道を生かし、オープンギャラリーとして2006年3月まで「麻生の道彫刻展」を催す。
この彫刻展は、國安孝昌さん、吉川陽一郎さん、海崎三郎さん、中井川由希さん、山崎隆さんの5人の作家が大理石、陶器、鉄、ミックスメディア、木製とそれぞれ違った素材を使った作品を植え込みなどに展示するもの。
通常、街中の彫刻は恒久的に展示されるが、今回は1年間という期間を設け、周辺の環境に合わせて制作するという意欲的な試み。制作した作家たちは「季節の変化に応じて作品が変化していくのを楽しんで」などと話している。また、担当の環境局緑政部緑政企画担当では、好評ならば期間の延長も検討したいと市民の反応を期待している。
期間中、6月19日と11月20日に出品作家による会場オリエンテーリングを催す。
作家と作品まわりオープン祝う
式典では、昭和音楽大学卒業生が結成した「ルーブル・サクソフォーンカルテット」が散り残ったサクラを背景に「私のお気に入り」「不思議の国のアリス」などを演奏、集まった関係者や公園へ散策に訪れた市民など約100人の耳を楽しませた(写真)。
鈴木真生副市長が「美しい緑の景観をつくることは行政だけではできない。今回の事業は行政と住民がパートナーとして協力した成果。花壇とユニークな彫刻展が、多くの人の目を楽しませてもらえれば」とあいさつ。百合ヶ丘勧交会の山下茂男会長も「今回の事業は住民の小さな土地の花壇づくりから始まり、周囲の人々や行政を動かした。今後は町会も協力し、緑のまちづくりに取り組んでいきたい」と意欲をみせていた。
式典後、5つの彫刻をまわって作家がそれぞれの作品について説明、参加者たちは「作品にさわってもいいですか」「汚れても大丈夫なの」などと熱心に質問していた。
彫刻展の問い合わせは電話044(200)2399緑政課。Eメール=[email protected]
2005-04-18 in 01) 自然・環境, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区 | Permalink
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