2006年6月21日

狛江駅前で昭和30年代の小田急線の写真展

060621dennsya_1小田急線開業当時に使われた車両を改造した荷物電車や踏切が見える狛江駅など懐かしいモノクロを集めた「昭和30年代の小田急線の鉄道写真展」が6月23日から29日まで 小田急線狛江駅北口の泉の森会館2階ギャラリーで開かれる。

写真=和泉多摩川〜狛江駅間を走る荷物電車1100系(昭和34年・生方良雄さん撮影)

「狛江のまちを考える会(稲田幸一郎代表)」が、田園風景の広がる多摩地区が東京郊外の住宅都市へと発展していく様子をまちづくりの参考と催すもの。昭和30年は狛江が村から町制になった翌年で、小田急沿線はこの10年間で住宅地へと大きく様変わりし、鉄道の輸送力も年を経ることに右肩あがりにアップした時代だ。
展示写真は、狛江市の吉原実さんら「小田急電車を撮る会」(生方良雄代表)が撮影した新宿〜向ヶ丘遊園間を走る客車、線路、駅舎など約20点とまちを考える会が集めた駅前や当時の沿線の風景写真約10点を展示。このほか、登戸駅や向ヶ丘遊園駅など駅名が変遷なども紹介する。
入場は無料で、展示時間は午前10時から午後6時。問い合わせは電話03(3430)5444泉の森会館。

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2006年6月18日

岩戸親睦会が30周年記念に車イス17台を狛江市に寄贈

06061801 体の不自由な人やお年寄りなどのために役立ててと、狛江市の岩戸親睦会(秋元防人会長)が創立30周年を記念して6月17日、狛江市に車イス17台を贈った。

写真=狛江市に贈られた車イス

06061802 同会は1977年に青年団を母体として発足、年齢を問わず岩戸地域の住民が交流し、イベントなどの活動を通してきずなを深めようと活動を続けてきた。現在、185人が会員となり、盆踊りや秋祭り、元日のもちつきなどの中心的な存在として「縁の下の力持ち」役を果たすとともに、ハイキングやゴルフなどを通じて会員同士が親睦を深めている。
岩戸地域センターで催された17日の式典には会員や地元関係者など約80人が出席した。席上、秋元会長から矢野裕市長に車イス17台分の目録が手渡され、矢野市長は「この車イスは岩戸親睦会の地域への温かい配慮の表れ。大切に活用させていただきます」と喜んでいた。
秋元会長は「これまでの周年行事では会員へ記念品を配ってきたが、これを返上して地域のためになるものをと車イスを市に贈ることにしました」と話すとともに「会員の高齢化や人員の確保などの課題はありますが、地域のコミュニティーづくりのためにこれからもがんばります」と抱負を語っていた。
06061803 会場では、地元の岩戸ばやし保存会による獅子舞などが披露され、参加者たちはなごやかに歓談しながら、交流を深めていた。

写真左上=矢野市長(右)に車イスの目録を手渡す秋元会長

写真右下=岩戸ばやし保存会の獅子舞

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2006年6月14日

サッカー選手人形で日本代表を応援:JAバンク東京狛江支店

060614ninngyou01 狛江市東和泉1丁目JAバンク東京狛江支店(秋元一明支店長)の窓口に、ロナウジーニョ、ベッカム、ジダンなど世界各国の有名なサッカー選手の人形約100体がお目見え、人気を呼んでいる。

写真=フィールドと観客席をあしらったディスプレー(上)、高原・小野選手とロナウジーニョの人形(下)

060614ninngyou02 同店行員の増渕直人さんが、2006FIFAワールドカップ大会に出場している日本代表を応援しようと、支店長の許可を取りディスプレーしたもの。この人形は、サッカー好きの増渕さんが2001年から趣味で集めているイギリス・マイクロスターズ社製のサッカーゲームのおもちゃで、約1000体の中から今回出場する各国代表や過去に活躍した選手をスタンドと競技場のフィールドにあしらっており、待合い時間に選手を捜すのも楽しみ。増渕さんによると、このメーカーはヨーロッパで活躍する選手を中心に人形を制作しているため日本人選手の人形はほとんどなく、一部は日本のメーカーのものを利用したという。
このディスプレーは、ワールドカップ終了時まで飾られている。

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2006年5月27日

狛江市で水防訓練:一般市民も参加し水防工法を体験

060527suibou01 水難事故の発生シーズンを前に5月27日、狛江市、狛江消防署、狛江消防団が同市猪方4丁目先の多摩川河川敷で恒例の合同水防訓練を実施。同市では昨年9月の台風で、70件の浸水被害があったことから、水防訓練として初めて一般市民にも訓練参加を呼びかけ、雨の中でさまざな水防工法などを体験した。

写真=ボートを使った消防署員の救出訓練(上)、ビニール袋に水を入れて都市型浸水対策を体験する市民

訓練の写真を見る>

午前9時からの訓練は、台風の接近に伴い梅雨前線が刺激されて「大雨警報」が発令、多摩川の水位が上昇し堤越水の可能性があり、中州に人が取り残されたという想定。ポンプ車など車両15台、救命ボート2艇を使い狛江消防署、市職員、狛江消防団のほか同市建設業協会、狛江市防災会、女性防火の会、東京消防庁災害時支ボランティア、一般市民など約450人が参加して行われた。
060527suibou02 会場では、狛江消防署員の指導で砂や水、鋼板などを使って「積み土のう」「連結水のう」「鋼製かまつき」「都市型」の4種の水防工法のほか堤防の斜面を利用してビニールシートについている細長い袋に土のう何個も入れて亀裂の入った堤防を守る「T型マット」の訓練を実施。
積み土のう工法は、狛江市幹部職員と職員隊が砂の袋済めを、災害時支援ボランティアの女性が一輪車をつかって運搬に参加。狛江市防災会、女性防火の会、一般市民約100人が、土のうの代わりにポリタンク、プランター、ゴミ袋など家庭内にある身近な物に砂や水を入れて下水道などからあふれた水が住宅に浸水するのを防ぐ都市型工法を体験した。
川のなかでは、消防署員と消防団が中州に取り残された人を救命ボートで運び川岸から救出する本番さながらの訓練を行った。
参加者は、時折強く降りしきる雨のなかで足下までぐっしょりになりながら、約2時間に及ぶ訓練に真剣に取り組んでいた。また、会場には、1984年に今回の訓練現場下流の住宅19棟が流失した多摩川水害の新聞と写真も展示、熱心に見入る人もいた。



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2006年5月19日

花酵母の酒の試飲会:5月21日に狛江市で

狛江市内の日本酒愛好家らの団体「狛江でおいしい地酒を楽しむ会」が80回を迎え、いま話題の「花酵母」を使った酒を飲み比べる会を5月21日午後7時から小田急線狛江駅前のエコルマホール6階の多目的室で催す。

同会によると花酵母は、東京農業大学短期大学部醸造学科の中田久保教授が長年の研究から作り出した自然界からの清酒酵母で、日本酒に存在する様々な香りや味の個性を増幅促進する力を持つのが最大の特徴という。同大学の卒業生を中心に全国の熱心な蔵元が集まり2004年に「花酵母研究会」が設立された。
花酵母は、ナデシコ、ツルバラなど種類も豊富で、これまで日本酒を苦手としていた人にも飲みやすい酒もあるという。
当日は、穴吹酒造、壱岐焼酎協業組合、白相酒造、来福酒造、李白酒造、六歌仙など13社の酒が出される予定。参加は、申し込み制で2500円。
申し込み・問い合わせは電話03(3480)8931籠屋秋元商店内狛江でおいしい地酒を楽しむ会事務局。

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2006年5月 2日

泉の森会館で「思い出の『銀行町』展:狛江三叉路付近の賑わいを

060502ginkoumati01 小田急線狛江駅北口の泉の森会館ギャラリーで4月29日から、狛江市東和泉の狛江三叉路付近の昔の町並み写真などを展示する「思い出の『銀行町』展」が催されている。5月3日午後1時〜3時30分には同館3階ホールで午後1時から、地域に住む人が当時の町の賑わいぶりや町の様子を語る「昔の『銀行町』について聞く会」も開かれる。

060502ginnkoumati03_1 「銀行町」は、狛江市の世田谷町田線と狛江通りがぶつかる狛江三叉路付近(東和泉1丁目と2丁目の一部)のことで、多摩川の渡し場へ向かう大山道と調布・府中方面へ行く品川道が交差する昔からの交通の要所だ。純農村地帯だった明治33年、この場所に旭貯金銀行狛江支店が創業され、大正3年に倒産したことから「銀行町」と名付けられ、付近の町会「銀行町親和会」(栗山祥夫会長)に名が残っている。
銀行倒産後、料理屋、呉服屋、床屋、カフェ、青物市場、射的場、写真館、芝居小屋などが次々でき村一番の繁華街だった。戦後もパチンコ屋2件が2件あり、昭和30年代後半まで賑わいを見せていた。
060502ginkomati02jpg 展覧会は、銀行町親和会の栗山祥夫会長、飯田吉明副会長らが集めた35点の写真、聞き取り調査して描いた昭和10年、30年と現在の地図、和菓子屋の菓子の木型や焼きごて、質屋の台帳などのほか明治時代の文机、火ばち、祭りの半纏(はんてん)などの生活道具を展示している。
展示時間は、午前10時から午後6時。参加は無料。問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。

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2006年4月29日

狛江市の酒屋で地域ヒーロー「コマレンジャー」の日本酒販売

0604292 狛江市の地域ヒーロー「多摩川戦隊コマレンジャー」のラベルを貼った日本酒が狛江市駒井町の籠屋秋元商店でこのほど売り出された。この酒は、コマレンジャーが誕生した2003年に長野県佐久市の千曲錦酒造が作った純米無濾過の熟成純米酒で、同店で販売するほか市内や渋谷区の居酒屋でも扱われ人気を呼んでいる。

酒は、KOMA RED(狛江の守護神)、KOMA BLUE(多摩川の水神)、KOMA GREEN(五本松の化身)、KOMA YELLOW(小足立忍者の末裔)、KOMA PINK(まとじひめの子孫)の5人のヒーローと悪役のバカラス軍団の6種の4合(720ml)瓶のほか5人のヒーローを扱った一升(1.8l)瓶がある。価格は4合瓶は1260円、一升瓶は2415円。
060429 コマレンジャーは、同市を元気な町にしようと市民団体の狛江応援団が企画。2003年7月に同市元和泉で開かれたほおずき市に初めてお目見えした(写真・左)のを手始めに、市内のさまざまなイベントに呼ばれてショーを開催、最近は狛江市と交流する川口町のイベントなどにも参加、子どもたちだけでなく幅広い年代に指示されている。
コマレンジャーを地域おこしのツールに活用しようと、協賛企業・商店主などでコマレンジャー・プロジェクトが発足。コマレンジャーのキャラクターを使った「狛江発」の商品の第一段として、秋元賢社長に相談したところ、蔵元の協力で2003年に仕込んだ酒のうちタンク一本分(一升瓶600本分)の酒に特製ラベルを張り、売り上げの一部がコマレンジャーの活動資金となることが決まった。
3月から限定販売されているが、秋元社長によると話題性だけでなく味の良さで求める客も増え、現在約30件の居酒屋でも取り扱われている。
問い合わせは電話03(3430)8931籠屋秋元商店。

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2006年4月21日

泉の森会館で和紙と和菓子で2人展

Photo_4 和紙と和菓子で日本の美を表現するユニークな「和紙創作タペストリーと和菓子展」が狛江駅前の泉の森会館で19日から23日まで開かれている。

作品を作ったのは、和紙が狛江市和泉本町の久光寧子さん、和菓子が同市猪方出口成子さんの2人で、同市西河原公民館で活動する手漉き和紙グループ「こま」の仲間だ。
こまは、コウゾを使って木枠に繊維を流し込む本格的な紙漉グループで、最近は繊維を草木染めし、色紙も制作している。久光さんは、約10年前に西河原公民館で催された紙漉し講座からの会員で、独自のアイデアで透かしの技術を考案、同グループのリーダー的な存在。すいた紙を加工してさまざまな作品を制作、昨年都内で初の個展を開いた。今回は、作った作品を市内の友人らに見てもらおうと、和菓子作りが趣味の出口さんを誘い、春をイメージする2人展を開くことになった。
出口さんは、カルチャースクールで短期間和菓子を習ったことがきっかけで、材料や形などを独自に研究。さまざまな和菓子で季節感を演出するのを楽しみにしており、近い将来自宅で和菓子教室を開く計画を持っていることから、そのステップアップにしようと久光さんの誘いに応じた。
会場の壁には透かしに模様いり、2、3色の色が掛けあわされた手漉き和紙、花模様を漉き込んだ紙を組み合わせたタペストリーや和紙で作ったランプシェイドー、花瓶の多いなどを展示、テーブルには春をイメージした色鮮やかな和菓子が並べられ、落ち着いたなかにも華やいだ雰囲気を演出している。
展示時間は、午前10時から午後6時。問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。

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2006年4月19日

多摩川に親しんでとイベントラリー:源流から中流の4市町村の催しの参加者募集

狛江市のいかだレースなど多摩川の源流から中流域の5カ所で開かれる催し物に参加するイベントラリーが4月29日から始まる。多摩川に親しんでもらおうと1998年から流域の市町村が連携して開催しておりことし9回目を迎える。

ラリーは、29日の巨樹と清流のまち奥多摩町「森林浴ヘルシーウォーク」(奥多摩むかし道=10kmを歩く、電話0428-83-2112)を皮切りに、5月4日山梨県小菅村の水と火と味の祭典「源流祭り」(釣り大会、流域の芸能大会、夜は日本一のお松焼き電話0428-87-0111)、7月16日(雨天7月23日)「狛江古代カップ多摩川いかだレース」(仮装とタイムを競うレース03-3480-9367)、7月30日山梨県丹波山村「夏まつり丹波」(カヌー教室、木工教室、マスのつかみどり、水上丸太わたりほか、電話0428-88-0211)。最後は12月3日、狛江エコルマで行われる多摩川流域郷土芸能フェスティバル(小菅村、丹波山村、奥多摩町、狛江市などの郷土芸能の競演、電話03-3489-1166)。フェスタ会場では小菅村、丹波山村、奥多摩町の旅行宿泊券(ペア)やそれぞれの温泉入浴券、グアム旅行(ペア3泊4日)があたる抽選会、3つ以上のイベント参加全員には特産品がプレゼントされる。
ラリーの台紙は小田急線の狛江、和泉多摩川、喜多見、成城学園駅と狛江市などで配布している。問い合わせは電話03(3480)9367イベントラリー事務局。

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2006年4月16日

狛江市で初の子ども農業体験塾

06041501 夏野菜の種まきから収穫までの一連の作業を体験する「狛江市子ども農業体験塾 野菜作りの達人教室」の開校式が4月15日、狛江市和泉本町の狛江第一小学校体育館で開かれた。

写真=8件の受け入れ農家と子どもたち

この塾は、次世代を担う子どもたちに土に親しむ作業を通して食べ物を作る大変さ、自然の恵み、都市農業などについて関心を高めてもらおうと、同市市民部産業生活課と市教委学校教育部指導室が共催、JAマインズ農産物直売会に所属する農家の協力で初めて行われ、市内の各小学校を通して参加者を募集、30人が応募した。
開校式には、小学4年から6年の子ども21人と保護者、受け入れ農家のほか担当の市職員などが参加。木村忍教育長が「今日は入学式。作業は大変なこともあるけど、楽しんで作物を育ててください」と開講の言葉を述べた。その後、農家側を代表してJAマインズの秋元一明支店長が「都市の農家は厳しい状況下にはあるが、狛江市は(集荷などの)立地条件がよいので新鮮、安全、おいしいものをつくるのに意欲的な農家が多い。教室を通して野菜が生きていることを知ってほしい。楽しみながら元気に作業して収穫祭であいましょう」とあいさつ。直売会の小町新一会長が受け入れ先の農家を紹介した。
子ども達は家に近い農家の8班に分かれ今後の作業の日程などの説明を受けた。作業は、4月の後半から主に月2、3回土曜日の午前中に狛江の特産品のエダマメのほか、トマト、ナスなど2、3種類の野菜の種まき、草取り、支柱立て、収穫などを体験、7月22日には全員で収穫祭を行う予定だ。
参加者のひとり神田暁乃さん(小学4年)は「土遊びがすきなので、仲良しの友だちと参加しました。作業が楽しみです」と目を輝かせていた。

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2006年4月13日

泉の森会館でテディベア展:市内の人気作家小町さえりさんの作品

060413bearten01 小田急線狛江駅前の泉の森会館が、同市中和泉在住のテディベア人気作家小町さえりさんを招き、ドイツや日本各地のテディベア展で受賞した作品と最近作を展示販売している。

写真(上から)=会場風景の一部、小町さんと作品、古布で作った洋服を着る最新作のテディベア、ドイツでのコンテストで2位に入賞した親子のベア、ベア柄を持ったテディベア

1_1 15cm以下のミニチュアテディベア作家として人気を集める小町さんとテディベアの出会いは、18年前。小さいころから手工芸好きだった小町さんは武蔵野美術短大を卒業後に大手電機メーカー研究所に勤務し、出産と同時に退職し、娘さんのために編み物やボタンで手足が動くクマの縫いぐるみを作っていた。そんな時、自由が丘の駅 2_4 構内でテディベア展が開催されることを知って見に行き、テディベアの輸入卸売りをする赤田はつ子社長と出会ったのがきっかけ。その時の展示作品は、子どものおもちゃとしては高価で購入できず、自分で作ろうと材料や手足を動かずジョイントなどについて赤沢さんに聞いた。
3_4 その後、赤沢さんがテディベアの材料を販売する店を開店した連絡を受け、ジョイントなどが手に入りやすくなり本格的に作り始めた。当時は子どものおもちゃや自分の楽しみとして作品を作っていたが、1994年から毛足の長い「モヘア」と呼ばれる材料を使い、全国で開かれるテディベア展のコンテストなどに作品を出品するようになった。本体のほか小物までていねいに作った表情豊かな作品が人気を集め、各地のコンテストで受賞、テディベア作家として歩み始めた。
2003年にはテディベアの祖国ドイツのコンテストにも参加、翌年12cm以下のカテゴ4_4 リーでジオラマ風の親子クマの作品でみごと2位に入賞の経歴を持つ。
会場には、小町さんが集めたアンティークのタイプライター、子ども靴、糸巻き、おもちゃのアコーディオン、ミシンなどの中に、ドイツや日本各地で受賞した作品と新作の古布で作った洋服を着た6cmほどのベアが数十点展示されており、メルヘンあふれる世界を作りだしている。
同展は4月18日までで、時間は午前10時〜午後6時、最終日は午後3時まで。
問い合わせは03(5497)5444泉の森会館。

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2006年4月10日

多摩市民館で水墨画展

060409 狛江市岩戸北の沈和年さんが主宰する水墨画グループ「翠風会」が4月7日から川崎市多摩区登戸の多摩市民館で展覧会を開いている。

沈さんは上海大学美術学院を卒業後、1990年に留学のため来日し洋画を学び、伝統的な中国の水墨画に現代的な感覚を取り入れた作品を描き、日本で何度も個展を開くほか、野菜や動物などを題材にした初心者向けの水墨画の本も数点出版している。約15年前から狛江市岩戸地域センターなどで水墨画を教え始め、門下生と共に「翠風会」を結成、多摩市民館で毎年作品展を開催している。
11回目の作品展には、狛江市や川崎市などの会員45人と沈さん、張瑜さんの計47点を展示。作品は、野菜、花、風景、鳥など多彩でなかにはオリンピックのフィギュアスケートもあり、作風も沈さん自身が洋画を習っていたこともあっていわゆる水墨画とはかなり異なり個性的だ。
期間中の11日午後2時30分から4時30分まで水墨画の無料体験も行われる。
会期は12日までで、時間は午前10時から午後6時まで。

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2006年4月 9日

狛江市の泉龍寺で花祭り

06040901 狛江市元和泉の泉龍寺で4月8日、お釈迦様の誕生を祝う「花まつり」が行われ散歩や墓参りに訪れた参拝客は、境内の本堂前に置かれた花御堂(はなみどう)の小さな仏像に甘茶をかけ、同寺が用意した甘茶を飲んで伝統的な行事を味わっていた。

02_2 「灌仏会(かんぶつえ)」と呼ばれるこの行事は、花園で生まれた釈迦が、右手で天を左手で地を指し「天上天下唯我独尊」と言ったとき、天から9匹の竜が降りてきて香水をふり注いだという言い伝えに基づく仏教行事。多くの花が咲く季節に行われることから日本では「花祭り」と称され、かつては全国各地の寺で花で飾った堂のなかに桶に入った仏像を安置して甘茶をかけて祝う行事が行われたが、いまは本堂でお経をあげるだけという寺が増えている。
03_2 同寺では、近くに住む檀家から届けられるツバキの花を使って毎年行われており、体に良いとされる甘茶をいただくのを楽しみにしている市民もいる。この日は、参拝に来られない家族のためにペットボトルに甘茶を入れて持ち帰る市民や家族に伴われた臨月の女性などが次々と訪れていた。

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2006年3月21日

菜の花畑のミツバチ

060321nanohana01厳しい寒さが続き早春の花ウメは開花が遅れていたが、このところの温かな陽気に誘われ、コブシは咲き誇りサクラのツボミも急速に膨らみはじめた。

写真を見る>

花の開花とともに虫たちも忙しい。小さな房状の花を順々に咲かせるナノハナの周りはにおいに誘われ、ミツバチが花ミツを取るために飛び回っていた。
(3月18日、狛江市和泉小学校花壇)

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2006年3月20日

狛江市で子どもボランティアスクール:小学生と祖父母世代がグラウンドゴルフで交流

060320ggorufu01スポーツを通して異年齢の交流をと、狛江市ボランティア・センター(狛江市社会福祉協議会)が3月18日に同市中和泉の和泉小学校校庭で小学生を対象にした子どもボランティアスクールで狛江市グラウンドゴルフ協会の協力で「みんなでグランドゴルフ」を開催した。

グラウンドゴルフは、ゴルフをアレンジしたニュースポーツとして1982年に誕生。通常のルールによると、15m、25m、30m、50mと距離が異なるコースを組み合わせた8つのコースを1ラウンドとして設定し、テニスボール大の木製のボールを木のクラブで打ち、ポールホールと呼ばれる下がカゴ状になったホールの中にボールを打ち込む。プレーは各コースとも3打、1ラウンド24打をパープレーとして、打数を記録して競う。
ホールが簡単に異動できるるため競技場所を自由に設定できることに加え、ボールが大きくクラブもさほど重くないのでだれもが気軽にできるスポーツとして高齢者を中心に普及している。同協会によると市内の競技者は約300人。
この日は、市内の各小学校の1年から6年までの児童11人とボランティアの学生が参加、同協会の広川登さんら11人が子どもたちにマンツーマンで構え方や打ち方を丁寧に指導した。大半の児童が初体験だったがコースを2巡するころにはルールや打ち方をすっかり覚え、最短の15mコースで池田善嗣君、和田拓真君、工藤優輝君がホールインワンを記録した。約2時間で3ラウンドまわり、ホールインワンを達成した和田君が76打とパープレーに近い成績をあげ、広川さんらを驚かせた。参加した子どもたちは「おもしろかった」「またやりたい」「道具がほしい」とすっかりその魅力にはまっていた。

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2006年3月 2日

こまえ九条の会が講演会

自民党が新憲法草案を提出するなど憲法を変える動きが盛んになるなか、狛江市の2つの市民団体が3月4日午後2時から市民センターで講演会「憲法と私たちの暮らし—憲法って何? 憲法が変わるとどうなるの?」を催す。

憲法を守る活動を地域で行おうと昨年10月に発足した「こまえ九条の会」が発足集会後の初の集会として「平和憲法を広める狛江連絡会」と共催する。講師は、市民のために働く法律家の育成を目ざし全国各地で講演や研修会を催す「法学館伊藤塾」の伊藤真塾長。
集会では、こまえ九条の会の発起人のひとり金光巌夫さんがあいさつ、憲法についての著書を多数著す伊藤さんが憲法について暮らしに即したわかりやすい講演を行う。その後、参加者と同会の今後の進め方などについて意見交換する。
同会は、昨年12月から毎月9日と19日を行動日として、2004年7月に「憲法九条を国の指針に」と呼びかけ「九条の会」を立ち上げた作家の大江健三郎さん、小田実さんら9人の知識人が出したとアピール文の賛同者集めの署名活動を小田急線狛江駅で行っている。

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2006年2月17日

首都直下型地震をテーマに防災まちづくり講座:狛江市で2月19日に市民団体が開催

狛江市中央公民館で2月19日午後1時から、首都直下型地震が起きたときの「わが街の防災」をテーマにした狛江市防災まちづくり講座が開かれる。

主催するのは「和泉多摩川緑地都立後援会話し合い会」(稲田幸一郎代表)。同会は、戦前に都市計画された元和泉にある「和泉多摩川緑地」(東京都水道局の資財置き場などを含めた約23ha)を、防災や環境の観点から都立公園にする運動を展開している。
講座は、近い将来に予測される首都直下型地震に備える狛江市のまちづくりをみんなで考えるために開かれるもの。内閣府中央防災会議・首都直下型地震研究特別委員会委員で首都大地震について多数の著書を出している中林一樹首都大学東京(旧都立大)教授が「首都直下型地震と狛江防災まちづくり」の演題で約1時間30分の講演。質疑応答の後、参加者で防災まちづくりと和泉多摩川緑地問題について約1時間半にわたり意見交換する。
参加は無料。問い合わせは電話03(3480)7815稲田さん。

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2006年1月29日

狛江市で綱引き大会:小学生19チームが力競う

060129t01 狛江市少年少女綱引き大会(狛江市教育委員会主催)が1月29日、狛江市民総合体育館で催され、昨年より3チーム多い、市内の小学生19チームが顔をまっ赤にして力と技を競い合った。

大会は青少年の健全育成をめざし「市少年少女綱引き大会実行委員会」(田村隆一委員長)が毎年催しているもので、ことしで7回目。
市内の野球やサッカー、消防少年団などに加え、第六小学校からは5チームがエントリー。1部は3年から6年、2部は3年と4年で編成され、クラスごとに3ブロックに分かれて予選を行い、各ブロックの1位で決勝トーナメントを行う形式。
会場には応援の父母もかけつけ、選手たちは盛んな声援を浴びながら、力を合わせて太い綱を引き合った。この競技は、ただ力が強いだけでなく、綱を引くタイミングや力の入れ方などの技術と、チームワークが大切だという。
笠井公彰大会会長は「ことしは参加チームが増えてうれしい。小学生だけでなく、中学生やおとなにも綱引き競技の楽しさを広めたい」と話していた。
試合の結果は、
1部が優勝フェニックスA、準優勝6小ファイブ2、3位NW.FC.A。
2部が優勝和泉フレンズオールヤングス、準優勝6小4-2ドリームス、3位NW.FC.C。

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2006年1月19日

「家庭の教育力」高めよう:狛江市PTA連合会が2月5日に講演会やコンサート

狛江市PTA連合会(善養寺大作会長)が2月5日、小田急線狛江駅前のエコルマホールで「家庭の教育力向上」をめざし講演やパネルディスカッション、ミニコンサートなどのイベントを催す。

このイベントは、親たちに子どもたちのことを考える機会にしてもらおうと「子どもたちの夢を実現するために」と題して初めて催すもの。
当日は午後1時から、狛江市立第四中学校合唱部、都立狛江高校箏曲部によるミニコンサートに続いて、NHK解説員の早川信夫さんが「みんなで楽しく学校参加」と題して基調講演、元プロレスラーで「坂口道場」代表の坂口征二さん、俳優の岸田敏志さんらによるパネルディスカッションを行う。
定員は先着700人で入場無料。
問い合わせは電話090-1439-7123善養寺さん。

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2006年1月15日

狛江市の多摩川でどんど焼き:伝統の小正月行事に1500人喚声

060115d01 狛江市の多摩川河川敷で1月15日、どんど焼きが行われ、訪れた約1500人(主催者発表)が燃え上がる大きな炎に喚声を上げながら、小正月の伝統行事を楽しんでいた。

このどんど焼きは、狛江市ボーイスカウト・ガールスカウト連絡協議会(服部英広会長)が毎年催しているもの。ことしは小田急線多摩川鉄橋の工事や安全性を考慮して、これまでの水道橋下流から宿河原堰(ぜき)上流の多摩川緑地公園グランドわきに会場を移した。
会場の移動で人出が心配されたが、前日の風雨とはうって変わった春を思わせる穏やかな好天に恵まれ、正月飾りなどを手にした家族連れなどが次々に訪れた。
午前10時過ぎ、「新しい年を迎え、さらにすばらしい活動をしましょう」と服部会長があいさつ、神主によるおはらいの後、高さ数メートルの小屋にボーイスカウトとガールスカウトの団員2人がたいまつで点火した。大きな赤い炎と煙が上がると、約100人のボーイスカウト、ガールスカウトの団員をはじめ、取り囲んだ人たちからどよめきが上がった。会場では甘酒とお汁粉のサービスも行われ、長い列ができていた。
同市内では50年ぐらい前までは各地で小正月に行われ、「セイノカミ」と呼ばれて親しまれたが、都市化につれて姿を消し、現在ではこの多摩川だけになってしまった。訪れた矢野裕市長も「貴重な伝統行事をぜひ守り続けていってください」と団員たちを激励していた。
小屋は、昨年秋に調布市の河川敷で刈り取った2トントラック2台分のカヤと市内で切り出した竹を材料に14日に組み上げた。団員約50人が午前8時から数十本の竹を切り出し、会場に運んで組み立てたが、午後から強い雨と風に見舞われ、「雪や小雨のなかで組んだことはあるけど、こんな悪条件は初めて」という声があがったほど。ずぶぬれになりながら5時ごろまでかかってようやく完成したという。

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むいから民家園でマユ飾り

050115mayu1 小正月の伝統行事を楽しんでと、狛江市立古民家園(むいから民家園・元和泉2丁目)で、1月14日、親子20人とボランティアなどがまゆ玉飾りを行った。

写真(上から)=マユ玉の飾り付け、完成したマユ飾り、粉付き、ハサミを使ってマユ玉を加工

050115mayu4_1まゆ玉飾りは、かつて養蚕が盛んだったころマユの豊作を願うために養蚕農家で盛んにおこなわれていた。この日は、ボランティアが午前8時からかまどに火を くべて大かまで湯を沸かして準備。上新粉(米の粉)約7キロを蒸し、小学生や飛び入り参加の市民が土間でウスとキネを050115mayu2_1使って上新粉を4ウスついた。その 後、モチ状になった生地を伸ばして小さく切り、マユや動物など思い思いの形に整え、粉をひく石ウスに刺したヤナギのケヤキの枝に飾った。参加した子ども はハサミを使ってウサギなどを笑顔で作っていた。
050115mayu3 飾り付けの間に、ボランティアが残った生地をダンゴにしてきなこやアンをのせて参加者にふるまった。
マユ飾りは高さが約3メートルの立派なもので約1週間展示する。

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2006年1月 9日

狛江市で成人式:会場は晴れ着の花畑

06010901 狛江市の成人式が「成人の日」の1月9日、小田急線狛江駅前のエコルマホールで催され、新成人約410人が晴れ着に身を包んで参列、社会人としての決意を新たにしていた。同市の成人式は新成人による実行委員会(川合輝幸委員長)が中心となって企画・運営にあたっているのが特色。アトラクションではゲームや腕相撲などが行われ、会場はなごやかな笑いに包まれていた。
(写真は市長の前で誓いの言葉を述べる新成人代表)

06010902s 狛江市の新成人は782人(男428人、女354人)で、前年より63人、7.5%減少、少子化の進行がうかがえる。
この日は寒気もゆるみ、風もないおだやかな好天に恵まれ、午前11時からの式典が行われたホールは、色とりどりの振りそで姿の新成人でうまり、さながら春の花畑の雰囲気。
式典では矢野裕市長が「夢の実現を信じ、よりよい社会をめざし、自分らしく人生を生きていただきたい。ふるさとと誇ることのできる狛江をわたしたちと一緒に築いていきましょう」と祝いの言葉を贈った。これにこたえ、新成人を代表して川合輝幸さん、斎藤洋子さんが「多くの人の期待にこたえられるようがんばります」と力強く誓いの言葉を述べた。
続いて行われたアトラクションでは、多摩川戦隊コマレンジャーショー、紅白対抗のジェスチャーゲーム、大玉送り、携帯電話番号による抽選会、腕相撲(写真左)、学校時代の恩師などによるビデオレターの披露などが行われ、にぎやかな笑い声があがっていた。
ロビーでの立食パーティーは、久しぶりに顔を合わせたクラスメイトやお祝いにかけつけた中学校や小学校時代の恩師12人となごやかに歓談、一緒に記念写真を撮ったりして楽しんでいた。

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2006年1月 8日

狛江多摩川ロードレース:健脚自慢の172人が走り初め

06010801 狛江多摩川ロードレース(狛江市・狛江市教育委員会主催)が1月7日、狛江市の多摩川堤防上の道路で催され、172人のランナーたちが健脚を競い合った。この日は連日の寒気がゆるみ、風もほとんどない絶好のコンディション。小学生から熟年までのランナーたちは新春恒例の走り初めを楽しんでいた。

大会の結果を見る>

0601080206010805 この大会は、狛江多摩川ロードレース大会の名で市民ランナーに親しまれ、ことしで36回目を数える。また、16年前からは狛江市民スポレク・フェスティバルの一環として開かれるようになった。
レースは、通称五本松をスタート地点に上流へ走って折り返すコースで、2km、5km、10km(5kmを2往復)の3種目で年齢別に分かれてタイムを競う。
結果は、太田丈児さん(写真右)が5kmと10kmの2種目とも、2位に大差をつけて昨年に続き優勝を飾った。また、10kmの一般女子の部では、徳山章子さん(写真左)が昨年より2分余りタイムを短縮、2連覇を果たした。
現在は藤沢市に住む太田さんは「2年前まで狛江に住んでいたけど、みんなに会うのが楽しみで参加しています。このレースは景色が良くて気楽に走れる。きょうも風もなく走りやすかった」とうれしそうに話していた。

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狛江多摩川ロードレース成績

狛江多摩川ロードレース成績 (文中敬称略)

<p><p><p><p><p><p>roadrace</p></p></p></p></p></p>
2kmの部
小学校低学年男子
1 中出圭威 緑野小 08分47秒
2 斉藤雄仁 調和小 09分09秒
3 梅田悠史 和泉小 09分22秒
4 中田佳来 和泉小 09分38秒
5 浅野拓来 和泉小 09分54秒
6 徳永魁人 緑野小 09分57秒
小学校低学年女子
1 霜田美雪 緑野小 10分21秒
2 下寺はづき 緑野小 10分27秒
3 小川真莉紗 狛江六小 10分40秒
4 石本みなみ 和泉小 11分03秒
5 有さわゆみ 狛江一小 12分17秒
6 石本わかな 和泉小 12分28秒
小学校高学年男子
1 渡辺将悟 狛江三小 08分09秒
2 柏木奨愛 緑野小 08分10秒
3 小野寺幸治 和泉小 08分18秒
4 村田智司 緑野小 08分20秒
5 ガリード大樹 和泉小 08分29秒
6 中村拳人 緑野小 08分31秒
小学校高学年女子
1 石黒薫 狛江三小 09分09秒
2 下寺くるみ 緑野小 09分33秒
3 石黒真希 狛江三小 10分03秒
5kmの部
中学生男子
1 斉藤真輝 狛江一中 21分21秒
2 児玉洋 狛江一中 22分05秒
3 白柳英孝 狛江三中 22分26秒
4 岩田哲秀 狛江三中 22分26秒
5 寺浦純輝 狛江一中 23分34秒
6 児玉彦士 狛江三中 23分41秒
中学生女子
1 小川詩織 狛江二中 24分07秒
2 井上涼 狛江一中 24分47秒
3 石井菜々美 狛江一中 25分26秒
4 松下友香 狛江一中 27分18秒
一般女子
1 原人三 21分30秒
2 広川とみ江 21分48秒
3 笠井里津子 23分12秒
4 橋立真由美 25分23秒
5 平沢佳子 26分10秒
6 ガリード智恵子 26分21秒
一般男子
1 太田丈児 電力中央研究所 16分38秒
2 築山佳明 18分29秒
3 赤木真哉 06分00秒
4 辻川昇祐 20分18秒
5 木田宇太郎 20分22秒
6 金森吉昭 狛江健走会 21分25秒
一般男女(60歳以上)
1 小林照雄 狛江健走会 20分41秒
2 住谷哲夫 21分21秒
3 石川幸二 八千代銀行 22分03秒
4 江川久秋 23分20秒
5 有馬祐三 23分51秒
6 竹下定雄 26分18秒
10kmの部
一般男子(40歳以下)
1 西陸欣哉 41分07秒
2 徳山弘行 41分29秒
3 中尾和宏 44分09秒
4 真山昌 53分31秒
5 伊田徹士 53分43秒
一般男子(40歳以上)
1 太田丈児 電力中央研究所 36分09秒
2 葉山明英 40分02秒
3 市川敬三 40分20秒
4 川手進 八千代銀行 42分34秒
5 赤木真哉 42分42秒
6 笠井誠司 43分14秒
一般女子
1 徳山章子 45分31秒
2 平沢康子 48分45秒
3 小川朋子 50分42秒
4 伊田順恵 56分44秒
5 武井弘子 59分42秒

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2005年12月14日

狛江市のむいから民家園で小学生らが障子の張り替え作業

05121306syoji新しい障子で新年を、と狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)で12月10日、小学生やボランティアなど12人が参加して古民家の障子の張り替えが行われた。
写真ニュースを見る>

3人の小学生を含むボランティアは、同市西野川の内装業曽根嘉七さんの指導で午前9時半過ぎ、1年のほこりを吸い込んで黄ばんだ障子16枚をはずし、水をかけてぬらした紙をはがし、さんに残った紙やのりをていねいにぞうきんでふいた。
続いて曽根さんからのりのつけ方や紙の張り方、はみだした紙の切り方などについて細かく手ほどきを受けて、障子張りに挑戦。初めて体験するという小学生だけでなく、おとなのなかにも久しぶりという人が多く、のりが平均につかなかったり、大きな障子紙をしわができないように張るのに四苦八苦。「うまくいかないもんだねえ」という声があちこちで聞かれた。
それでも3時間ほどで全部を張り終わり、参加者たちは真っ白になった障子に満足げな様子で見入っていた。

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2005年12月 4日

狛江市のむいから民家園:正月に向けすす払い

05120401susu狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)で12月4日、ボランティアなど15人が参加してすす払いが行われた。

05120402susu午前9時ごろから畳や家具などを運び出して干したり、屋根裏のすす払い、壁などのぞうきんがけなどに汗を流した。民家の内部は3時間余りですっかりきれいになり、参加者たちは「一年の汚れを落としてすっかりきれいになった。この次はウチの掃除もしなくては」などと話していた。
同園では10日午前に障子の張り替えを行う予定で、昔ながらの正月を迎える準備が進められる。

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2005年12月 3日

泉の森会館でシルクロードの写真と物産展

051203siruku1中央アジアの新疆・ウイグル地区の文化や生活とシルクロードの魅力を紹介する「シルクロードクラブ・こまえ」が11月26日に発足、記念イベントの「シルクロード展in Komae」が12月4日まで泉の森会館ギャラリーで開かれている。
会場には、同会会長の狛江市和泉本町の野口信彦さん、野口さんの息子で写真家野口勝也さん、写真学校学生の金井麻美さんが撮影した新疆・ウイグル地区の風景、人物などの全紙、4ツ切、6ツ切などの写真数十点と地図、解説文のパネル、民族楽器の展示のほか、プロジェクターで写真を映し出し野口さんらが解説する。また絹のスカーフ、帽子、バック、工芸品の展示即売が行われている。

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2005年11月18日

エコルマホールで10周年記念事業:市民団体の発表とブタペスト・オペレッタ劇場ガラ・コンサート

狛江駅前のエコルマホールで、開館10周年を記念して市民団体による無料公演と世界的に有名なハンガリー国立ブタペストオペレッタ劇場のガラ・コンサート公演が行われる。

同ホールの運営管理を行う狛江市文化振興事業団が、ホールの来場者と利用団体への感謝を込めて催すもの。市民団体の公演は、11月19日から27日の土曜・日曜の4日間で、市内を拠点に音楽や踊りなどさまざまなジャンルで活躍する37団体が出演、日ごろの練習の成果を発表する。この公演のためにジャンルの異なる団体と共演するグループもあり、見ごたえのある舞台となりそうだ。
日程と内容は
19日=器楽&合唱。1部は午後12時30分に開演、狛江市三曲協会会員による合唱付き琴、尺八などの演奏、「ミュージック・アーチ」のピアノ・デュオ演奏、狛江市音楽連盟の「エオリアンコール」&コーラス「野の花」「コールレーネ」「調布狛江合唱団」などによる合唱。2部は午後6時から「狛江フィルハーモニー管弦楽団」のクラシック演奏。
20日=和太鼓&バンド。午後4時から「きんたの会」「跳鼓舞」の太鼓演奏、狛江市音楽連盟の「add9th Band」「イズミスイングオーケストラ」「東京サマーナイツ」「Baby Step」によるジャズ、ポピュラーなどの演奏。
26日=バレエ&ダンスとカラオケ。バレエ&ダンスは午後2時から「T・Sダンスワークバレエスタジオ」「バレエくるみ割り人形」「Vivid Acion」「フォークダンスサークル ダックス」「フォークダンス プロローグ」「ミュージカルCoCo」「YuFuKo Dance Fresk」の踊り、フィナーレには7団体の出演者全員で特別アレンジの曲を踊る。カラオケは午後6時30分で「いろい倶楽部」「カラオケ・プラザ」。
27日=邦楽。午後1時からの3部構成。1部は狛江市邦楽連盟の「東部五長寿会舞踊部」「水曜会」「扇汐会」「貞山会」「駒渡美会」「美重駒会」「佳久芳会歌扇支部」「糸音の会」「狛江市民謡愛好会」の日本舞踊、新舞踊、民謡など。2部は狛江市邦楽百選会の花柳、藤間、西川、尾上の各流派による古典の日本舞踊。3部は「幸花会」「さざなみ会」の新舞踊。
オペレッタのガラ・コンサートは1月14日午後4時。ブタペスト・オペレッタ劇場はカールマンの「チャールダッシュの女王」の舞台に登場するその前身も含めると100年以上の歴史を持つ名門。1996年に初来日し、日本語を交えた歌などサービス精神にあふれた舞台は多くの観客を魅了すると定評がある。今回は10回目の来日で、エコルマホールではオペレッタ公演は初めて。
演奏予定曲目は、レハール「金と銀」「メリー・ウィドウ」、カールマン「チャールダッシュの女王」、ヨハン・シュトラウス「こうもり」などからの名曲で、フレンチカンカンが見ものという。入場は5500円で、同ホールのほかチケットぴあなどで発売中。問い合わせは電話03(3430)4106エコルマホール。

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狛江の泉の森会館ギャラリーが新装オープン:記念に東山健吾さんのシルクロード写真展

05111801狛江市元和泉1丁目の泉の森会館のギャラリーが本格的な展示ができるように機能を充実させ、11月16日から22日まで新装オープン記念として「シルクロードの足跡−ブッダが来た道」と題した写真展(泉の森友の会主催)が開かれている。

同館は2003年8月に、市民文化を育むとともに市民の交流の場となることをめざしてオープン。3階がホール、2階がギャラリーとミニショップ、1階には飲食店がある。このうち、2階を本格的な展示ができるように改装工事を行い、ミニショップを廃止し、ギャラリーの設備を充実するとともに、喫茶コーナーを設けた。
改装後、初のイベントとしてわが国のシルクロード美術史研究の第一人者として知られる成城大学名誉教授の東山健吾さんが調査研究のさいに撮影した中国、インド、スリランカなどの風景や風物、仏像など貴重なカラー写真37点を並べた展覧会が開かれ、話題をよんでいる。20日午後4時からはギャラリーで東山さんのトークも催される。入場は無料。
また、入り口の階段踊り場では菊花展も同時開催されている。
問い合わせは電話03-5497-5444泉の森会館。

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2005年11月13日

狛江市民まつりに6万人:狛江四中合唱部に大きな拍手

05111301maturi狛江市民まつりが11月13日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドとその周辺を会場に催され、温かな陽気に誘われてくり出した家族連れなど、昨年より約1000人多い約6万人(主催者発表)でにぎわった。
「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、市民祭、農業祭、商工蔡、文化祭の4つが合同で開いているもので、ことしで29回目。
>狛江市民まつりの写真ニュースを見る

05111302maturiメイン会場となった一小校庭には手作り品や焼きそば、おでんなどを販売する店や活動を紹介した展示、射的など40数店の出店が並んだ。昨年の新潟県中越地震で大きな被害を受けた川口町も例年通り出店、特産品の販売を行った。
大きなテントの中では、市内産の野菜の品評会が行われ、見事な出来の野菜や果物がずらりと並び、「狛江でこんなにたくさんの野菜ができるなんて」と興味深そうに見入る主婦の姿も多かった。
「ふるさとステージ」と名づけた特設舞台では、川口町の子どもたちが「あおり太鼓」を披露、その元気な姿から着実に復興への道を歩んでいることがうかがえ、市民から大きな拍手が送られていた。
05111301maturi_1もうひとつ、会場の話題をさらったのが第四中学校合唱部の演奏。NHK全国学校音楽コンクール金賞、全日本合唱コンクール銀賞に輝いた歌声を校庭をいっぱいに埋めた市民の前で披露。「こんなに大きな賞をいただけたのも地元の市民の応援のおかげです」と報告、盛んな声援が寄せられた。コンクールで歌った「花と一緒」「鋸曳き唄」など3曲を歌ったが、市民たちは真剣な表情で静かに日本一の歌声に耳を傾けていた。また、3年生はこの日が最後の舞台とあって、目頭を押さえる部員もいた。
歩行者天国となった本町通りでは市内のみこし6基におはやしなどが勇壮に練り歩き、小学校の鼓笛隊やバトントワリング、野菜の宝船のパレード、エイサーや民謡流しなども行われた。消防体験広場では長さ30メートルのはしご車の試乗、起震車などが親子連れの人気を集めていた。また、ジャズなどのストリートライブでは曲に合わせて手拍子をするなどなごやかなムードで音楽を楽しむ人の姿もめだった。
市役所では市内の企業や商店、福島県田島町などが出店、日用品や食料品などのビックリ市、郷土芸能などのお楽しみステージに人だかりができていた。

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2005年11月12日

狛江消防少年団:夜の街歩いて「火の用心」

05111202bouka秋の火災予防運動初日の11月9日、狛江市消防少年団の火災予防パトロールが行われ、30人余りの小学生などが拍子木に合わせて「マッチ一本火事の元」などと叫びながら、火の元への注意を呼びかけた。

このパトロールは同少年団が毎年、火災予防運動の一環として行っているもの。
団員たちは狛江消防署に集まり、そろいのはっぴを着て同署を出発、仙川通りを経て狛江市役所前、狛江駅北口、本町通り、一中通りから同署に戻るコースで約1時間にわたって夕方の街を歩き、声をそろえて道行く人に防火を訴えた。通行人のなかには「かわいいね」「火の用心なんてなつかしいねえ」などという声が聞かれた。

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電力中央研究所の一般公開:狛江市民祭り関連イベント

狛江市民祭りの関連イベントとして11月12日午前10時から午後4時まで岩戸北の電力中央研究所の一般公開「なるほど発見 わくわく体験」が行われる。
主な催しは、市内の中学生の吹奏楽演奏、野点、模擬店のほか「地球温暖化として私たちにできること」(午後1時)、自然エネルギーを使ったムシバトルや自動車走行などの遊び、光ファイバーを利用してフルーツ電気や色の不思議体験などの実験が体験できる。
問い合わせは電話03(3480)2111電力中央研究所狛江運営センター。

関連記事=狛江市民祭り:13日に第一小学校など4会場で開催

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2005年11月11日

狛江市民祭り:13日に第一小学校など4会場で開催

市民祭、文化祭、農業祭、商工祭の4つが一体となった第29回狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月13日午前9時から午後3時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドなどで子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。
ことしは、市役所前ひろばが工事のため一部のイベントが第一小学校に移る。また、午前11時過ぎからNHKの合唱コンクールでみごとに金賞に輝いた第四中学校合唱部やOBたちによる「音楽の街こまえオンステージ」、新潟県中越地震で昨年まつりに参加できなかった川口町から「がんばる川口・ありがとうこまえ こどもあおり太鼓」が披露される。

関連記事=電力中央研究所の一般公開

まつりは、午前9時30分に第一中学校から出発する小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードを皮切りに、10時に東京航空計器前から市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時10分から狛江駅北口から民謡流し踊りがそれぞれスタート、「ふるさと広場」の一小まで練り歩く。午前10時に行われる一小でのオープンセレモニーの前後に相次いでパレードが会場に到着、祭りムードを高める。
主なイベントは、
一小のステージでは、子どもに人気の「仮面ライダーブレイドショー」のほか、市民団体のおはやし、和太鼓、ゴスペル、クラシックバレエ、ストリートダンス、ジャズ演奏などとゲーム大会が行われる。校庭では正午から市内産の野菜で作った豚汁の無料配付、苗木(午前11時)・球根(午後1時)のプレゼント、午後2時からパレードの宝船を解体する野菜の宝分けなどのほか、市民保養施設のある民宿組合の物産展や市内の農家による農産物品評会と野菜や花、植木の即売が催される。会場には、市内の27店舗による大ビックリ市、福島県田島町の物産展のほか一般の出店による焼きそばなどの食べ物もある。教室では市民団体の活動展やバザーが催される。
市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージでおはやし競演、地域ヒーロー・コマレンジャーショー、和太鼓、民謡、イントロクイズなどが催される。
文化祭会場の市民センターでは13日午後12時半から午後5時までと14日午前9時から午後4時まで市内文化団体が書道、華道、写真、パッチワークなどの作品を並べるほか、市内の小学生が描いた虫歯予防ポスターを展示、14日には大きな紙芝居や腹話術、茶会が催される。
市民グランドの「ちびっこ広場」は、FC東京によるキックターゲット・キックダーツ・サッカー教室のほか、巨大サッカーボールで遊ぼう、キックスピード・ドリブルゲーム、子どもからおとなまで参加できるサッカーゲーム大会などサッカー一色の催しが行われる。
このほか各会場を結ぶ本町通りでは午前11時からエイサー踊り、午後12時50分からは市内で活躍するバンドのストリートライブも催される。
一小前の「おまつりの道」入り口付近では公園の遊具などを使った忍者の広場で6つのコーナーをクリアすると景品がもらえるイベントが行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。

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2005年11月 6日

狛江の玉川碑で邦楽演奏

05110501koto狛江市中和泉にある玉川碑で11月5日、建立200年と再建80年を記念した邦楽の演奏が行われ、訪れた市民約30人が碑に刻まれた万葉の名歌にちなんだ曲に静かに耳を傾けていた。

05110502koto市民に狛江の誇りである碑の存在をもっと知ってもらおうと結成された「玉川碑に集う会」(田代實会長)が建立200年と再建80年記念事業の一環として催したもの。
碑の横の広場に緋毛氈(ひもうせん)を敷き、琴と横笛の演奏に合わせて、碑に刻まれている万葉集巻14にある東歌「多摩川に さらす手づくり さらさらに さらすこの児の ここだかなしき」を歌詞にした歌が披露された。

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2005年10月28日

狛江市で10月29日に九条の会の発足集会:西河原公民館で

地域で平和と憲法九条を護る声をあげようと、10月29日午後1時30分から狛江市元和泉西河原公民館で憲法学者の奥平康弘さんを招き「こまえ九条の会」が発足のつどいが開かれる。

同市では「有事法制に反対する狛江の会」に所属する市民団体や個人がことし2月から市内にも「九条の会」を作ろうと話し合いを重ねてきた。発足の集いで話をする気象学者の増田善信さん、法政大学教授の山岡義典さん2人のほか、芸術家や大学教授など20数人が発揮人に名を連ねている。
集会では、全国組織「九条の会」発起人のひとり憲法学者の奥平の特別講演、奥平さんと「世界がもし100人の村だったらの再話」を手がけたドイツ文学者翻訳家池田香代子の対談、市内の発起人の話と調布狛江合唱団の歌などが披露される。参加費は500円で、問い合わせは電話03(3480)6792絹山さん。

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2005年10月12日

狛江の農業をテーマにシンポジウム:10月17日にエコルマ展示多目的室で

狛江市の農業の現状と課題について生産者、消費者が意見を交わすシンポジウム「狛江の農業振興、地産地消について」が10月17日午後7時から8時30分まで狛江駅前のエコルマホール6階展示多目的室で開かれる。

市内には50カ所を越す農産物直売所があり、利用者も多い。また最近、消費者の間では安心・安全の観点や、流通のありかたから生産者の顔の見える地場産の新鮮野菜が見直されている。一方、生産者の側では後継者や農地の保全などかかえる問題も大きい。
シンポは、東京都農業会議所事務局長・原修吉さんのコーディネートで、マインズ農業協同組合狛江地区青壮年部・高橋弘さん、農産物直売会会長・谷田部正美さん、農業委員会会長・高木光雄さん、消費者団体代表・宮沢みどりさん、一般消費者・長津邦子さん、同・本田淑子さんの6人がパネラーとして出席。農地保全、農産物の再評価、流通、直売所のありかたなどについてそれぞれの立場から意見を交わし一緒に考える。
参加は自由で入場無料、定員は70人。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市産業生活課。

2005-10-12 in 03)福祉 ・医療, 08)経済・農業, a) 狛江市のニュース, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年10月 3日

狛江市で紙飛行機作り教室:小学生らが愛機の飛行に歓声

05100301「ボクの飛行機あんなに高く飛んだよ」−狛江市で10月1日、紙飛行機づくりの教室が催され、参加した幼児から小学生の親子連れなど37人が秋の青空の下を舞う自作の飛行機の行方をうれしそうに見つめていた。

05100303この教室は狛江市青少年第四育成委員会が10年前から開いている人気行事で、毎年参加する親子もいるほど。
午前中に西河原公民館で同市中和泉に住む紙飛行機愛好家の自営業盛合建樹さんの指導で1時間余りをかけて厚紙で長さ20数センチの飛行機を作った。
05100302午後はできあがった飛行機を持ってふれあい広場に出かけ、初飛行に挑戦した。盛合さんからゴムひもの力で飛ばす方法を教わった後(写真右上)、10数メートル先のサッカーゴールめがけて飛ばしたが、なかなかまっすぐに飛ばず、子どもたちは四苦八苦。ようやくゴールに入って「合格」の判定が出ると大喜び。今度は大空めがけて飛ばし、秋風に乗って広場を旋回する愛機の行方をうれしそうに眺めていた。親子連れで参加したお父さんやお母さんの中には、子ども同様に夢中になる人もあり、「簡単そうだけど、長く飛ばすのはすごく難しい」と話していた。
05100305飛ばし方に慣れた後、ストップウォッチで滞空時間を計ったが、なかには気流にうまく乗って10数秒飛ぶ機体もあったが、なかには飛び過ぎてフェンスの金網にひっかかる機体もあり、長いサオで取る光景もたびたび見られた(写真右下)
この教室は、青少年の健全育成のために、子どもたちが親と一緒に同じ事に学び、広場を走り回って楽しい1日を過ごしてもらおうと開かれている。
子どもたちの飛行機を調整しながら盛合さんは「きょうは少し風が強かったが、よく飛びましたね」。武蔵野中央公園で活動している愛好者のサークル「武蔵野ペーパープレーンクラブ」(ホームページ=http://homepage2.nifty.com/musashinoPPC/)に所属し、市内の中学校でも作り方を教えるなど紙飛行機の普及に努めており、「実際に作って飛ばしてみると、航空力学の原理もよくわかる。(最近は)30代から40代の人に愛好者が増えており、奥が深いのでのめり込む人も多いですよ」と話していた。

2005-10-03 in 04)教育・子ども , a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年10月 1日

狛江駅前の緑の三角広場で10月5日マイバッグまつり

狛江駅北口の緑の三角広場で、10月5日午前11時から午後5時まで「狛江マイバッグまつり」が開かれる。狛江市が10月1日からごみ有料化を実施したことにちなみ、レジ袋などごみ減量をいっそう進めようと狛江市消費者団体連絡会・ごみゼロパートナーシップ会議が主催、狛江市商工会が後援する。

会場では、フリーマーケット、マイバッグ利用推進のポスターコンテストのほか、大道芸とキックターゲット、マイバックなどがあたる抽選会などが催される。大道芸は午後1時と3時で、東京大学ジャグリングサークル「マラバリスタ」が出演、キックターゲットは、午後1時45分と3時45分の2回、FC東京が実施する。抽選会は市の「集中マイバックキャンペーン」に協力する市内12商店街の加入協力店135店(企業も含む)で買い物をするともらえるチラシ2枚で1回抽選ができる。
このほか、小田急線狛江・和泉多摩川・喜多見駅でマイバッグ利用でレジ袋減量のキャンペーンを実施。狛江市びん・缶リサイクルセンター会議室ではオリジナルマイバッグなどの講習会も開かれる。講習会は申し込み制で、10月1日から狛江市消費者団体連絡会で受け付ける。定員は先着20人。
申し込みは・問い合わせは電話03(3430)1111狛江市消費者団体連絡会(狛江市産業生活課)。

2005-10-01 in 01) 自然・環境, 02) イベント・催事, 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年9月23日

温泉の自然と文化を紹介する展覧会:狛江駅前の泉の森会館

050923onnsenntenn日本全国100カ所以上の温泉地の旅館建築や温泉信仰、温泉グッズなどを紹介するユニークな展覧会「温泉の自然と文化展」(泉の森友の会主催)が、小田急線狛江駅前の「泉の森会館」で9月28日まで開かれている。

写真=写真パネルとペットボトルに入った温泉水(手前)

050925onnsen3_2同展は、府中市在住の日本温泉文化研究会会員の伊藤克己さんらが企画、狛江市教育委員会、下呂温泉博物館、泉龍寺などの後援で9月22日から開かれ、期間中に講演会やギャラリートークが催される。
同館2階の会場には、写真や説明文などパネル148点とグッズ200点以上を展示、湯治の文化、旅館建築、温泉の科学など5つのコーナーを設けて温泉を多面的に紹介している。「湯治の文化」は兵庫県の有馬温泉で発掘された豊臣秀吉の風呂など、「旅館建築」は大正時代などに建築され文化庁登録有形文化財に指定された旅館の写真、「温泉の信仰」は温泉地近くの寺や神社、温泉にちなむまつりなどの写真を展示している。050925onnsen4
このほか温泉の質や色、湧出の仕組み、源泉から湯を送るパイプやバルブに付着する温泉の沈殿物「湯の花」の実物を展示。秋田県の玉川温泉や埼玉県の都幾川温泉などから運んだ温泉水を使ってpH値を測定したり、各地の湯の花を触って色やにおい、感触を体験するコーナーもある。また、日本のサイダー発祥とされる「ありまサイダー」の復刻品、温泉の湯で蒸した豆で作った4万温泉の納豆、温泉卵などや化粧水、温泉水で使うガラス工芸品などの温泉グッズも数多く並べられている。会期中、専門家が選んだ温泉の成分表などを表示したミネラルウォーター、湯の花、濃縮温泉水を販売する。
050925onnsenn2_2これまで訪れた温泉地の写真や集めたグッズを出品した伊藤さんは「日本人は風呂好きで紹介している温泉に出かけている人も多いと思う。観光としてだけでなく温泉地の自然や文化を知るためにもぜひ見に来て」と話している。
展示時間は午前10時から午後6時(28日は午後4時)まで。

写真=温泉水のph調べ(上)、パイプにつまった湯の花、全国各地の温泉グッズ

 講演会やギャラリートークも開催

9月24日午後1時30分から同館3階ホールで、温泉研究で知られる岐阜県博物館学芸員の古田靖志さんが「温泉というすばらしい自然、再発見!」の演題で講演する。また、27日には飯坂温泉なかむらや旅館女将の高橋武子さんが「一期一会〜老舗温泉旅館の女将として」、28日には京都府立大学大学院の松田法子さんが「温泉旅館建築の魅力」をテーマに午後1時30分からギャラリートークを行う。
関連イベントとして24日午前11時から「温泉と日本人」などを著した作家・温泉評論家の八岩まどかさんを招きサイン会が行われる。
問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館(HP=http://www.senryuji.or.jp/007.html)。

2005-09-23 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

丸山永畝スケッチ展:半世紀前の狛江の風景を再公開

050924maruyamaこの風景に見覚えありませんか——半世紀前の狛江を描いた「丸山永畝(えいほ)スケッチ展 よみがえる狛江『村』の風景」(狛江郵便局・狛江のまちを考える会・NPO法人k-press共催)が狛江郵便局で10月20日まで開かれており、来場者から描かれた風景の場所などについての情報を集めている。

写真=和田卓巳狛江郵便局長(左)に絵の説明をする丸山さん夫妻

作品の内容は、富士を望む多摩川のほとり、広がる田畑に実る作物、雑木林に点在するかやぶき屋根の家々、小川で野菜を洗う人々など都市化の波が訪れる前の昭和20年代半ば田園地帯だった狛江の風景で、和とじの画帳に描いたスケッチ画を写真撮影し、はがき程度に縮小印刷して展示している。
絵を描いたのは1951年に狛江岩戸北に転居した日本画家・丸山永畝(本名・忠治郎、1886〜1962年)さん。丸山さんは、長野県上諏訪町(現・諏訪市)出身で、画家をめざして20歳で上京。花鳥画の大家・荒井寛畝に師事し、主に軸物、屏風、襖絵などの作品を手がけた。代表作としては1931年院展入選作「水禽」、昭和初期に描いた目黒雅叙園所蔵の「叢中」、郷里の諏訪法光寺の「梅園」などがある。
画帳は、丸山画伯と同居していた長男の督雄さん(86)が大切に保管・所蔵しており、戦前からのものも含め約300冊、作品の数は約2万点にのぼる。墨と絵の具で描いたスケッチは、日付や描いた場所などのメモも残されている。スケッチは、本画を描く時に必要となる素材の動植物や風景を記録するために描いた側面もあるが、当時の写真も少ないだけに、半世紀前の風景や生活を知る上でも貴重な資料になると、専門家からも注目を集めた。画帳本体は、まとめて保存するため、いまは世田谷区立郷土資料館に寄託されている。
同館では、これまでに狛江に住んでから以降の約8000枚を写真撮影して整理し、うち狛江市内を描いたものが1193枚あることが判明した。ことし2月に狛江駅前の「泉の森会館」で狛江市内を描いた分を初公開し、好評を呼んだが、会期中に見られなかった市民などからの希望で、狛江郵便局の協力でふたたび公開することになった。
9月20日から始まった今回の展覧会では、会期中数回に分け1回に約250点ずつ展示する。会場では、昔の狛江の地図を展示、描かれた風景を覚えている人にその場所に印を付けてもらったり、コメントを書いてもらうコーナーも設けており、描かれた場所を捜す作業も行う。
丸山督雄さんは「父の作品が、こうして日の目を浴びることになってうれしい。1回で終わらせてしまうのはもったいないので、いい機会をいただいた」と笑顔、和田卓巳局長は「懐かしい絵が多い。狛江を愛するたくさんの人に見てもらい郵便局が狛江の情報を発信できることになれば」と話している。
同展の問い合わせは電話03(3430)6617NPO法人k-press。
またNPO法人k-pressでは、丸山永畝スケッチ展を記念したポストカードを作成、狛江駅前の狛江ブックセンターとむいから民家園で販売している。

関連記事:丸山画伯スケッチのポストカード販売

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2005年9月 2日

狛江市が8月28日に市民体験型の防災訓練:市

050902bousai-1防災の日を前に、狛江市は8月28日午前9時から和泉本町2丁目の市民グランドなど4カ所で1300人が参加し、大がかりな防災訓練を行った。同市の防災訓練は、2003年から市民の防災行動力を高めることを目的のひとつに掲げ、消防署員などプロの訓練に加え、市民が応急救護、救出、消火を体験訓練する時間を設けている。

訓練は、マグニチュード7.2、震度6を超える直下型の地震が起き、市内5カ所に火災発生、建物162棟倒壊、電話・電気・水道などライフラインの機能停 止という想定。小田急線北側の小足立、覚東、狛江ハイタウン、北和泉、多摩川住宅イ号棟、同ニ号棟、上和泉、和泉第1、同第2、セントラルハイツ、岩戸の 防災会11支部数百人が総合会場に集合。訓練開始とともに消防団、消防署や市職員など関係機関が災害の伝達訓練や仮設トイレの設営を行った。
ついで、防災会や女性防火の会会員らが狛江消防署員らの指導で、約1時間にわたり包帯法や担架作り、心肺蘇生の応急救護、ブロック割り、倒壊家屋からの救 出訓練、消火器・バケツリレーなどの訓練を体験。防災会代表者や災害時支援ボランティアがけが人をリヤカーで運ぶ搬送訓練に汗を流した。
この間、災害対策本部長の矢野裕市長、力丸達男狛江消防署長らは、市立第二中学校、第三中学校で行われた地域自主訓練と狛江団地で街頭訓練会場を回った。
総合会場では「最近地震が多くて心配。本番の時にきょうのように落ち着いてできるかどうか分からないが、知っておいた方が安心」と指導者に熱心に質問、機械の操作をかって出る市民が多かった。

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2005年8月30日

多摩川で灯ろう流し:夜の川面彩る光のページェント

05082901多摩水道橋下流の多摩川で8月29日、灯ろう流しが行われた。午後6時半過ぎから屋形船に積んだ約500基の灯ろうが次々と流され、静かな灯が川面を彩ると、訪れた人たちは涼しい風に秋の気配を感じながら、去りゆく夏を惜しむかのようにうっとりと水と光のページェントを楽しんでいた。
灯ろう流しの写真を見る

灯ろう流しは、昨年までは、狛江市などが主催する花火大会と同じ日に開かれてきたが、今年は花火大会が中止されたため、一時は開催が危ぶまれた。しかし、夏の伝統行事の灯を絶やすわけにはいかないと、狛江市仏教会と市民が協力して実行委員会を結成、単独の開催にこぎつけた。

川岸で市内の6カ寺の僧りょが声をそろえて経を読むのに合わせて、故人の戒名などを記した高さ20数cmの紙製の灯ろうをぎっしりと積んで小田急線多摩川鉄橋付近にこぎ出した屋形船から、ろうそくに点火しながら20分ほどの間に次々と川面に流された。
灯ろうは、下流からの風に乗って上流に向かい、静かな川面にろうろくのゆらめきを映しながら漂う光景に、川岸の見物の市民からは「きれいね」というため息まじりの声があちこちから聞かれた。
昨年までは、花火大会に先がけて明るいうちに行われたこともあり、見物客の関心もいまひとつだったが、今回はあたりがすっかり暗くなったなかで催され、より光の美しさがきわだつことになった。
主催者側では「無事に開催できて良かった。来年以降は今後考えるが、もっと多くの人に知ってもらえるようPR方法などを工夫し、伝統の行事をできるだけ続けていきたい」と話している。

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2005年8月27日

むいから民家園で子どもたちが小川づくり

050827ogawa4泥遊びで小川を作ろう——狛江市元和泉のむいから民家園(市立古民家園)で8月27日、小学生がどろんこになりながら人工の小川作りを体験した。
写真=溝に入れた土を足で踏み固める子どもたち

050827ogawa2小川づくりは、管理職、専門職に従事する女性たちの奉仕団体「国際ソロプチミスト東京ー狛江」から資金提供を受け、園内に子どもが水遊びのできる空間と昔の景観を作り出そうと、同園運営委員らが行っているもの。
同市岩戸南の建築家・吉田清明さんが、長さ約25m、幅30〜40cmの流れの途中に池状の場所を設けた設計図を描き、運営委員やボランティアらが7月から植栽エリアに溝を掘って防水シートをかぶせる事前工事をした。石を積み上げたところからポンプアップした井戸水が流れ出し、底は水が流れるよう高低差をつけたコンクリート張り、両岸は石積みにする工事はプロの造園業者が担当した。
050827ogawa3昔風の小川にする”工事”は、同園の子どもの行事として参加者を募り、8月から10月までに3回催す。
初日のこの日は、吉田さんら6人のおとなが田んぼの土に使われる「新木田土」100袋を水路に入れ、子どもたちが水を入れながらはだしで土を踏み固めた。子どもたちは初めはぬるぬるした土におっかなびっくりだったが、泥遊びのような作業に次第に熱中、2時間がかりで70平方mの水面に土を入れ終え、土を高く盛った池状の場所にトクサ、ホトトギス、クレソン、スイレンなどを植えた。
父親や兄と参加した中澤かずひろ君(小学1年)は「どろの上を歩くのがおもしろかった」とにっこりしていた。
2回目の作業は9月10日午前10時から小川に橋をかける工事や両岸に水生植物などを植える予定。同園では、現在参加者の追加募集を行っている。
問い合わせ・申し込みは電話03(3489)8981むいから民家園。

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2005年8月16日

狛江で灯ろう流し:8月29日に多摩川で

夏の多摩川を静かな光で彩る灯ろう流しが8月29日夕、多摩水道橋下流の狛江市側河川敷きで催される。
昨年までは、狛江市などが主催する花火大会と同じ日に開かれてきたが、今年は花火大会が中止されたため、単独の開催となった。

当日は午後6時30分から、河川敷きで同市内の仏教会に所属する寺院の僧りょによる読経のあと、屋形舟に数百基の灯ろうを積んで川にこぎ出し、点火して川に流す。
花火大会の中止に 伴い灯ろう流しの存続も危ぶまれたが、夏の多摩川の風物詩が消えるのを惜しむ声も多く、前年まで主催していた同市観光協会に替わって実行委員会を組織して開催にこぎ着けた。
灯ろうの申し込みは現在、狛江市内の寺院で受け付けているほか、当日会場でも受け付ける。
当日雨天の場合は30日に順延。
問い合わせは電話03(3480)2330。

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2005年8月12日

夏祭りに1万人の人出

050812maturi4狛江駅北口の緑の三角広場で8月6、7日に初の「狛江躍動!夏祭り」が開かれ、両日で家族連れなど約1万人が踊りやゲームを楽しんだ。

主催したのは、狛江文化産業振興実行委員会(代表・石井久雄商工会会長)。市の財政難でことし中止されたほおずき市や花火大会に変わる催しをと、狛江市商工会、JAマインズ狛江支店、狛江市文化協議会、狛江市社会福祉協議会、狛江青年会議所などの団体と有志市民が実行委員会方式で手作りした祭りだ。
祭りは6日の午後1時、実行委代表の石井さんが会場のやぐらに登り「さびしい夏をなんとかしたいと、熱い思いの市民が集まり1カ月の短い期間で準備してきた。2日間暑さに気をつけ祭りを楽しんでもらいたい」とあいさつして開会宣言。続いて「まちの賑わいをつくろうとした市民の努力は本当にありがたい。祭りの火をつなげるよう、財政再建に力を注ぎます」と矢野裕狛江市長のメッセージを狛江市職員が披露した。
30度以上の真夏日のため開会当初はまばらだった人出は、銀色のやぐらや音楽につられて買い物帰りの人が三々五々を訪れ、フリーマーケットや似顔絵描きの店をのぞいたりヤキソバ、焼き鳥などの模擬店で買い物を楽しんでいた。日差しが弱まる4時過ぎから浴衣の親子連れなどが次々と集まり、踊りの始まる夕方には模擬店の並ぶ通路はラッシュ並の混雑、やぐらのまわりは二、三重の人垣ができるほど。
初日の昼間に行われたFC東京のキックターゲットは、子どもたちが目当ての穴を目がけてボールをキック。浴衣を着た幼女やボランティアの介添えで車イスの男性もチャレンジ、みごとにボールを穴に入れて周りから拍手を受けていた。狛江の名所・旧跡を描いた大判カルタとりも行われ、汗だくで絵札を捜していた。子どもの人気を集めたのはアフリカの民族打楽器。「toshiとその仲間達」が打つジャンベのリズムにあわせ、小さな手で懸命にさまざまな太鼓をたたいていた。
道路の向かいの喫茶店2階ホールでは、午後4時過ぎから市内の呉服店の協力でゆかたの無料着付けが行われた。
やぐらでは、午後5時にジャンベと和太鼓のセッションのオープニングでメインイベントの踊りが始まった。文化協議会とJAマインズ婦人部が狛江音頭や炭鉱節、東京音頭など一般的な盆踊りを披露したほか、金色の衣裳にチョンマゲカツラに扮装した市内の若者によるマツケンサンバ、川崎市多摩区の菅ソーラン踊り隊のロックソーラン、商工会婦人部のフラダンスなど多彩な踊りが披露され、各団体が観客にそれぞれの踊りを指導。地域ヒーロー・多摩川戦隊コマレンジャーが狛江音頭の振り付けを制作した花柳春美津さんといっしょに狛江音頭を踊るとこどもたちが大はしゃぎ。このほか、津軽三味線と民謡の生演奏で盆踊りを踊るコーナーも設けられ、踊りの輪が広がっていた。
二日目には、市内51店舗が協力した商店街スタンプラリーのクイズの発表や70年代musicも行われ、多くの観客から来年もやってほしいなどの声が出されていた。

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2005年8月 5日

狛江駅北口で8月6、7日に2つの夏祭り:

050805natumaturiほおずき市、花火大会など夏の風物詩がなくなった狛江市で、8月6、7日に狛江駅北口の2カ所でふれあいを求める市民の手作りの夏祭りが同時開催される。

写真=狛江躍動!夏祭りで行われる「狛江昔語りのいろはかるた」

 狛江躍動!夏まつり

マツケンサンバから正当派盆踊り、カルタ取り、スタンプラリーなど市民手作りによる初の「狛江躍動!夏祭り」は、「緑の三角広場」で午後1時から8時30分まで開かれる。主催するのは狛江文化産業振興実行委員会。
同市では、ことし財政難を理由に市が補助金を出してこの時期開催していたほおずき市、花火が相次いで中止となった。夏の風物詩を消さないでと、祭り好きの市民が「幅広い年代が参加できるイベントを市民の手で開こう」と狛江市商工会、JAマインズ狛江支店、狛江市文化協議会、狛江市社会福祉協議会、狛江青年会議所などに呼びかけ、6月に実行委員会を結成、会長に石井久雄商工会会長を選出し祭りの準備を始めた。また同日開催の泉の森会館祭りとも連携、内容が重ならないよう変化をつけた。
実行委では、街の活性化をめざして商店スタンプラリーを企画。短期間だったが市内51店舗の協力を取り付けて7月中旬からラリーを実施しており、会場で抽選会を開く。抽選会の商品は毎日入れ替えで、時間は午後1時〜8時30分(7日は8時まで)。
会場では、昼間はあさがお市、花の鉢植えの販売、まつりを盛り上げる模擬店などの出店、午後5時からはやぐらを舞台に音楽演奏や踊りを披露する。主な内容は、昼間がFC東京によるキックターゲット(6日のみ、午後1時30分・3時30分からの2回)、手作り楽器製作、狛江の歴史・風物を題材に南部地域センターが1995年に製作した「狛江昔物語語りのいろはかるた」をA4判に拡大したカルタ取りなど。このほかゆかた持参者に無料着付(6日のみ午後5〜7時)と写真撮影会(有料、6日午後5〜7時・7日は5時〜7時30分)を行う。夕方からは、和太鼓とアフリカの民族打楽器ジャンベのセッション、和太鼓、マツケンサンバ、川崎市の菅ソーラン踊り隊によるロックソーラン、商工会女性部のフラダンス、津軽三味線の演奏、文化協議会による正当派盆踊り、70年代music(7日のみ)、地域ヒーロー「コマレンジャー」の出動など。
問い合わせは電話03(3489)0178狛江市商工会。


泉の森夏祭り

また、会場近くの市民交流施設「泉の森会館」でも同日に泉の森友の会主催の2回目の夏祭りを開催している。
主な内容は2階では両日(午前11時〜午後8時)フラワーアレンジメント、ガラス製品、トールペイントなどの手作り品やフリーマーケットのミニショップ。3階ホールでは6日午後4時から4時30分まで親子で楽しむミニシアター「道化師からのおくりもの 愉快なチップのパントマイム&マジックパフォーマンス」が(入場料100円)が催される。屋外では、6日午後5時・7日11時からビアガーデン、7日11時からトマト、ナス、キュウリ、エダマメなど狛江産夏野菜と切り花を直売する。1階のレストランも特別メニューのおつまみを提供する。問い合わせは電話044(5497)5444泉の森会館。

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2005年7月27日

狛江郵便局に丸形ポスト復活:絵手紙発祥の地のシンボルに

050727komaeposuto1狛江市和泉本町3丁目の狛江郵便局(和田卓巳局長)前に懐かしい丸形ポストが復活、7月23日から現役として使われている。

050727komaeposuto2ポストは、絵手紙発祥の地を記念して設置されたモニュメント「絵手紙メモリアルポスト」で、ステンレス製の説明板も横に置かれている。1949年、戦後初めて実用化された鉄製ポスト「1号丸形郵便差出箱」で、台座も含め165cm。
同局は、1981年7月23日に「ふみの日記念イベント」として市内に住む絵手紙創始者小池邦夫さんを講師に招いて日本初の絵手紙教室を開いた。通信手段が手軽なものに変化するなか、肉筆で描く絵手紙は「温かい心が伝わる」と愛好者が増えて独自の発展を遂げ、いまでは文化のひとつとして定着している。
絵手紙発祥の地・狛江をPRしようと同局では2004年に「絵手紙発祥23周年キャン050727komaeposuto4ペーン」を企画、全国の絵手紙愛好家に呼びかけお国自慢の絵手紙を募集した。寄せられた約1600点の作品は、昨年11月からことし4月まで市役所や駅などで展示、大きな反響が寄せられた。
モニュメントポストはこのキャンペーンの一貫で、絵手紙発祥の地のシンボルとして設置された。「せっかくのポストをぜひ実際に利用できるようにしたい」と7月14日まで在籍した林健志・前局長が関係団体とねばり強く交渉、実現にこぎ着けた。
050727komaeposuto323日午前10時から和田局長、矢野裕狛江市長、小池邦夫さんと小池さんが初めて継続的に指導した市内の絵手紙団体「絵手紙ポップアップ」の会員6人、同局職員らが参加してオープニングセレモニーが行われた。和田局長は「丸形のポストが新たに稼働を始めるのは異例のこと。絵手紙発祥の地のシンボルとして多くのみなさんに利用され、絵手紙がさらなる発展をとげることを期待します」とあいさつ、小池さんとポップアップの会員が手紙を投函した。同局によると都内23区内で丸形ポストは墨田区の江戸東京博物館、葛飾区の帝釈天とフーテンの「寅さん」で知られる柴又駅、豊島区池袋のデパート内の簡易郵便局の3カ所で利用されているが、郵便局に新たに置かれるのはきわめて珍しいという。
このポストは、従来からある箱形の「13号ポスト」とともに平日は1日6回、日・祝日は2回、同局郵便課の職員が投函された郵便物を集める。

写真上から=狛江郵便局、テープカット(左から小池邦夫さん、和田卓巳狛江郵便局長、矢野裕狛江市長)、絵手紙を投函する小池さんとポップアップ会員、丸形ポストから郵便物を取り出す郵便局職員

2005-07-27 in 02) イベント・催事, 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月24日

市民・行政協働で「こまえ平和フェスタ」:朗読劇「この子たちの夏」に静まり返る会場

050724b01平和への願いを町ぐるみで高め、次の世代に伝えようと7月24日、「こまえ平和フェスタ」(こまえ平和フェスタ実行委員会、狛江市主催)がエコルマホール で催され、会場をほぼ埋めた600人余りの市民は、朗読劇「この子たちの夏」(写真)や合唱に耳を傾けながら、60年前の戦争の悲惨さと、60年間戦争がないとい う平和の尊さを再確認していた。

このフェスタは、市民団体と市が初めて合同して催したもの。小俣眞智子実行委員長が、「30000」「70000000」と書いた紙を示しながら、「地球上にはこれだけの数の核弾頭と地雷がある」とその意味を説明、憲法や狛江市の平和都市宣言の精神を受け継いでいこうと訴えた。矢野裕狛江市長、谷田部和夫市議会議長も平和の大切さと戦争をなくそうとアピール。狛江高校OBの真田智恵子さんが1982年に市議会が全員一致で採択した「狛江市平和都市宣言」を朗読した。
朗読劇「この子たちの夏」には、市民や狛江高校演劇部の部員やOBが出演、ひとりずつ広島、長崎の被災者の当時の体験談を静かに語ると、ほぼ満員の会場は静まり返り、原爆が人間にもたらす悲惨さに改めて衝撃を受けていた。
演奏では、マンドリーノTAMA、狛江市立第二中学校合唱部、調布狛江合唱団に加え、この日のために特別に結成された平和フェスタ合唱団が、平和への祈りを音楽に託して手話コーラス「折り鶴」「ビリーブ」などを14曲を披露、大きな拍手を浴びていた。

ロビーでは、原爆の被害を示した写真などのパネル展に加え、平和関係の図書の展示が行われたほか、被爆地に送る折り鶴のよびかけもあり、親子一緒になって何羽も鶴を折る姿も見られた。
これまで同市では市民と行政が別々に平和イベントを開いていたが、今回のフェスタは初めて協力し合って開いたもの。「平和憲法を広める狛江連絡会」(小俣会長)など平和団体や合唱団、朗読の会などが実行委を結成、狛江高校や二中の生徒なども加わって幅広い市民が準備を進めてきた。

2005-07-24 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, 10)社会, a) 狛江市のニュース, 時事問題, 音楽 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

狛江五小で初の夏まつり:ヤマメのつかみ取りに歓声

050724a01狛江市東野川1丁目の市立第五小学校(藤原孝子校長、児童484人)で7月24日、初の夏まつりが催され、夏休み中の児童約400人と父母など合わせて約600人がヤマメのつかみ取りや木の皮のコースター作りなどを親子で楽しんだ。

この催しは、子どもたちの成長のために学校と地域が協力し合い、夏の楽しい思い出を味合わせようと企画、狛江市と活発な交流を行っている多摩川の源流にある山梨県小菅村の協力で実現したもの。
校庭には長さ約8m、幅約3mの青いビニールシートの即席の池が作られ、小菅村から運ばれてきたヤマメ約300匹が数十匹ずつ放たれた。子どもたちは10数人ずつのグループに分かれ、池に入って歓声を上げながらヤマメを追ったが、元気いっぱいでなかなか捕まらず、なかには勢い余って転びびしょぬれになる子もいた。周りで見物するおとなかからは「頭からつかんで」「両手を使わないと捕まらないよ」などといった指示や笑い声があがっていた。
ヤマメを捕まえた子はビニール袋に入った獲物にニコニコ顔。友達と大きさを比べ合ったりしていた。
この後、腹を割いてくし刺しにしたヤマメに塩をふってもらい、校庭に作られた炭火の炉で焼き、熱々の魚にかぶりついて満足そうな笑みを浮かべていた。
つかみ取りの前には体育館で、多摩川源流研究所の中村文明さんが多摩川の魅力を写真を使って説明、「多摩川は源流の川幅はたった3cmしかないけど、138km離れた河口では500mにもなります」「源流にはまだ人が知らない神秘的なところがあるんです」などと多摩川の魅力を子どもたちにわかりやすく説明した。続いて、小菅村の小泉みつるさんらが、スギの皮を使って編むコースター作りを指導、子どもと一緒に訪れたお母さんも「木の香りがいい」などと話しながら熱心に取り組んでいた。
校庭ではこのほか、綿菓子のサービスや風船つりなども行われた。
夏まつりのアイデアを出したのは、前年度の同小PTA会長でまつりの実行委員会の委員長を務めた千葉桂樹さん。「同小では、冬はもちつきがあるが、夏休みは補習授業しかなく、勉強だけではつまらない。子どもたちに夏の楽しい思い出を作ってやりたい」と、まつりの開催を計画した。個人的に知っていた小菅村の協力も得られたことから、ことし5月に提案、実行委員会を結成し、PTAに加え学校や町会など地域ぐるみで開催することになった。小林委員長は「子どもたちが楽しそうで、ほんとうによかった。来年もぜひ開きたい」と話し、校長も「親子で楽しんでもらえてほんとうによかった。実行委の方たちにすごくがんばっていただいたおかげです。できれば、五小の恒例の行事にしたい」と喜んでいた。

2005-07-24 in 01) 自然・環境, 04)教育・子ども , a) 狛江市のニュース, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月17日

狛江古代カップ多摩川いかだレースに94チームが参加:チーム・ラフティが4連覇

05071701手作りのいかだで川下りのタイムやアイデア、デザインを競う15回目の「狛江古代カップ多摩川いかだレース」(同実行委員会主催)が7月17日に行われた(写真上)
レースは、狛江市内の通称五本松から宿河原堰(ぜき)手前までの全長約1.3キロメートルの区間で23の自治体から94チームが出場して行われ、「チーム・ラフティー」が4年連続5回目の総合優勝を果たした。

■写真ニュース=出場いかだ、会場風景など572枚一挙公開
※レースの詳報、成績は順次掲載します。

05071703レースは午前9時半にスタート地点の川岸で開会式が行われ、昨年の優勝の「チーム・ラフティー」から矢野裕・狛江市長にカップの返還ののち世田谷青少年委 員会エンヤコーラ号の城沢祐一さんら4人の選手が選手宣誓。
午前10時から8チームずつが10分間隔でスタート、ゴールをめざして川を下った。エントリー した99チームのうち、5チームが当日不参加、94チームが川面で熱い戦いをくり広げ、いかだが壊れた1艇をのぞき93艇が完走した。
レースの結果は、
05071702学生の部がボーイスカウト狛江第一団ベンチャー隊(タイム=17分13秒)、レディス・ジュニアの部がフレンズレディー(14分41秒)、一般の部がチーム・ラフティー(10分51秒)(写真中)
いかだのデザインを競う企画部門の最優秀賞は飛田給小バドミントン同好会有志が選ばれた(写真下)

2005-07-17 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月13日

7月17日に狛江市で多摩川いかだレース:23地域から99チームが参加

ikada022狛江市の夏の名物行事「狛江古代カップ第15回多摩川いかだレース記念大会」(同実行委員会主催)が7月17日(雨天24日)に多摩川で開かれる。ことしは、23地域から99チームが出場、午前10時にスタートする。またゴール地点の多摩川左岸河川敷の緑地グランド公園では、昨年の新潟県中越地震で大きな被害を受けた狛江市の友好都市・川口町の物産展なども開かれる。

写真=昨年のいかだレース

同レースは、1990年に「市制20周年の記念事業を」と同市のシンボル多摩川にふれる行事として40チームが出場して始まった。その後、参加者などが実行委員会を作って運営、ことし15回を数える。3回目から同市で初めて出土し土地の名前がついた「和泉式土器」をモチーフにした優勝杯を創設、その後も多摩川流域の自治体との交流を育むイベントラリーのひとつとするなど新たな取り組みを重ねてきた。ことしは、これまで支援してきた狛江市が財政難を理由に予算を全面カットするなど一時は開催を危ぶまれるほどの状況に陥った。府中、調布などの同様のイベントが昨年、ことしと相次いで中止されるなかで「先陣的な役割を果たしてきた狛江のいかだレースの火を消すな」と実行委員会の努力と参加者の熱意で開催にこぎ着けた。
レースは、通称五本松から宿河原堰手前までの1.3キロを手作りのいかだで下り、所要時間(一般、レディス・ジュニア、学生の3部門)とアイデア・デザインを競う。参加は狛江市内42の企業や団体のほか、川崎、調布、稲城市、世田谷、大田区のほか多摩川の源流山梨県小菅村や丹波山村など多摩川流域の9自治体をはじめ、23地域から出場する。全回出場が5チーム、初出場24チームとにぎやかなレースが期待できそうだ。
レースは午前10時から始まり、7、8チームごとに一斉にスタート、10分間隔で13レース行い、最終組とその前のレースは昨年の上位入賞者13チームによるシードレースとなる。また全レースが「流域チーム対抗」としてタイムを競う趣向も盛り込まれている。
スタート地点では、8時からスタート直前の10時までいかだの人気投票や優勝タイムと流域対抗優勝の予想当てクイズがある。ゴール地点では、正午から「小菅村ウルトラクイズ」を実施、優勝者には小菅村の旅館宿泊券をプレゼント。このほか10時からビール、焼きそば、かき氷などの模擬店、11時から午後12時30分までいかだこぎ体験が、午後12時30分からレースにも出場する歌手・山本智子さんと井上由美子さんのミニミニコンサートが行われる。また補助動力式のパラグライダーが会場周辺を飛び、空からムードを盛り上げるほか、午後1時30分の表彰式前にセスナ機からのパラシュート降下のデモンストレーションも行われる。
問い合わせは電話03(3480)9367木村さん。

2005-07-13 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年7月10日

狛江市で7月11日・12日にエダマメ祭り

狛江市の特産品エダマメを知ってと、JAマインズ狛江支店(狛江市東和泉1-2-19)で7月11日・12日の午前9時から「えだまめ祭り」が開かれる。

同市は、20数年前からエダマメの生産に力を入れており、市内の多くの農家で生産している。多摩川がもたらす肥沃な土で作られる枝豆は味もよく、農家か ら直接買い求める料理店もあるほど。数年前からは都内の酪農農家と提携し、エダマメアイスも作り、夏期だけの限定販売もしている。
2日間のまつりでは、通常価格よりもかなり安くエダマメを販売するほか、エダマメアイスの特価販売、米のすくいどり(1回600円)、地場産の鉢物なども売り出される。売り切れと同時に終了で、飲み物(先着順)やエダマメアイス(抽選)のプレゼントも行われる。
問い合わせ電話03(3488)3428JAマインズショップ狛江店

2005-07-10 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, a) 狛江市のニュース, | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年5月30日

ノーモア多摩川水害:狛江市で大規模訓練

050530suibou水害のシーズンを前に5月15日、狛江市猪方4丁目2番地先の多摩川河川敷内の多摩川緑地公園で大がかりな水防訓練が行われた。

写真=川に取り残された人をボートとはしご車で救出

訓練は、台風の接近に伴い梅雨前線が刺激されて「大雨警報」が発令され、多摩川の水位が上昇、堤防から水があふれる可能性があり、中州に人が取り残されたという想定で、多摩川左岸の13自治体を管轄する第八方面のメイン会場として狛江消防署と合同で実施された。
大型ヘリコプター、ハシゴ車、ポンプ車など車両27台、救命ボート5艇を使い、狛江消防署のほか第八方面の各消防署員、狛江市職員、狛江消防団のほか、狛江市建設業協会、狛江市防災会、女性防火の会、東京消防庁災害時支援ボランティアの団体など合わせて516人が参加してた。
会場ではまず、瀬川俊第八方面本部長、矢野裕狛江市長らが大型ヘリコプターに乗って被害状況を把握、本部長が上空から指揮を行った。狛江消防署員が水の勢いで流されないよう重さ約1.5トンの大きな土のうをクレーンで動かす「大型積み土のう」を行ったのをはじめ、各署員が砂や水、鋼板などを使って「積み土のう」「連結水のう」「簡易水防工法」など5種の浸水防止工法と、ビニールシートについている細長い袋に土のうを入れて亀裂の入った堤防を守る「フルコンシート張り」「T型マット」、堤防の法面に鋼板で半月を作る「月輪の輪」工法、都市型の被害を想定したマンホール噴出防止など訓練がくり広げられた。また、災害時支援ボランティア、女性防火の会、防災会など市民約50人も参加してプランターやピクニックシート、ゴミ袋など家庭内にある身近な物に砂や水を入れて住宅への浸水を防ぐ工法を体験した。
川の中では、消防署員が中州に取り残された人を救命ボートで運び川岸からはしご車にのばして救出する本番さながらの訓練も行われた。
同市では、1974年9月に台風による増水で多摩川の堤防が決壊、住宅18棟が流出し2棟倒壊す災害が起きている。

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2005年5月26日

5月30日に狛江で「絵手紙大展覧会」:約1600点が大集合

国内外から寄せられたお国自慢の絵手紙約1600点が勢ぞろいする「絵手紙大展覧会」(狛江郵便局主催)が5月30日午前11時から午後4時まで、狛江市元和泉のエコルマホール(小田急線狛江駅前)で開かれる。

同局では絵手紙発祥の地・狛江をPRするため、「絵手紙発祥23周年記念」として昨年11月から4月まで約半年間、「絵手紙マラソン展覧会」と名付け狛江市内の金融機関や駅など31カ所で分散して展示した。
同局では、寄せられた作品は、市内の店舗や会社など約1000カ所に配布することにしていたが、市民から「すべての作品をひとつの場所で見たい」という声が寄せられた。同局では、こうした要望に応えるとともに、数多くの絵手紙の作者の温かい心にむくいようと急きょ開催を決めたもの。当日は、絵手紙の創始者小池邦夫さんも会場にかけつけ、午後3時から4時までサイン会を行う。
入場は無料。

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2005年5月15日

狛江市の西河原公民館でバラ展

狛江市元和泉の西川河原公民館で14日から「狛江バラ愛好会」(代表幹事・桜岡千代子さん)の会員が自宅で丹精込めて育てたバラを展示、同館を訪れた市民を楽しませている。

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会場の約50平方メートルの展示ギャラリーには、会員12人が出品した深紅の大輪「乾杯」や薄紫色の「ブルームーン」をはじめ、ツル性やオールド、モダンタイプなど約70種類のバラがフラスコに生けられており、中には日本産の野バラなど珍しいバラもある。このほかなど小ぶりのバラは鉢で展示しており、壁には会員が撮影したバラのアップ写真やバラの彫刻なども飾られている。ギャラリーが玄関脇のため、学習室など他の部屋を利用する市民はドアをあけた途端流れてくる甘い香りに誘われ、思わず足を止め、花に見入っていた。桜岡さんの話によると、ことしは春先の天候が不順で5月に入って気温の低い日が続いたためバラの開花が遅れ、例年より種類も点数も少な目だという。
展示は15日までの2日間で、時間は午前10時から午後4時まで。

2005-05-15 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年4月20日

狛江市の桜庭サロンで24日にオープンガーデンとミニコンサート

狛江市和泉本町の桜庭サロンが、八重桜の開花にあわせ4月24日にオープンガーデンと狛江市やその近郊に住む演奏家らによるミニコンサートを催す。
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オープンガーデンは午後2時から8時まででで、サロンで開くミニコンサートは、午後3時と午後6時の2回。出演は、チェンバロ・佐伯恵美さん。サックス奏者井関ひろしさん、琴・後藤好子さん、ギター・前島潔さんで、それぞれ異なったジャンルの曲を演奏する。コンサートは桜のドリンク付きで1500円、庭の観賞は無料。
また、同サロンではこのコンサートの出演者も23日まで募集している。演奏時間は一人約15分で、CDの販売も可能。
問い合わせは電話03(3480)6669桜庭。

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2005年4月 6日

狛江市の緑野小が統合で誕生:桜も祝福、開校式と初の入学式

05040602「君たちも1年生、この学校も1年生。きょうからみんなで楽しい学校にしましょう」−2つの学校の統合で誕生した狛江市西野川4丁目の緑野小学校(寺本勇校長、児童609人)で4月6日、開校式と始業式、入学式が催され、ピカピカのランドセルをしょった103人の新1年生が元気に校門をくぐった。

05040601同校は、児童数の減少などに対応するため第二小と第七小を統合、4月1日に開校した。旧二小に建設中の新校舎が完成する(2006年9月予定)まで旧七小の校舎を使う。
05040604この日は、午前8時30分から校庭で在校生や関係者が集まって開校式が行われ、寺本校長に新しい校章をあしらった校旗が望月光三教育委員長から手渡された。校章は「緑」の文字に、前身となる二小の2個のオレンジの円と七小にちなんだ7個の青い菱形をあしらってある。式では寺本校長が校章の意味を説明しながら「みんなで一生懸命、すばらしい、楽しい学校をつくっていきましょう」と児童に呼びかけた。
10時20分からの入学式を前に、父母に手を引かれた1年生が次々と登校、3分咲きのサクラを見ながら元気に校門をくぐった。校門付近では「入学式」と書かれた看板の前で記念撮影の順番待ちの列が見られた。
05040603体育館で行われた式典では、寺本校長が「自分のことは自分でやりましょう。お友達にやさしくしましょう。学校では楽しいことがたくさん待っています。あしたからみんなで元気よく学校生活を送ってください」とあいさつ、担任の先生などを紹介した後、2年生が歌とピアニカを演奏し入学を祝った。
寺本校長は「人数が増えて学校の動きにダイナミックさが出てきた。この日の準備がたいへんだったが、職員全員が気をつかってその場の状況に応じて決めるなど、うまくいったと思う。新しい学校をつくるための、みんなの意気込みを感じます」と話していた。

    写真上から

  • 校門の前には記念撮影の列
  • 三分咲きのサクラに囲まれた校庭で催された開校式
  • 校章の説明をする寺本校長
  • 式場の体育館に入る1年生にカメラの砲列

2005-04-06 in 04)教育・子ども , a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年3月 3日

狛江の古民家園で、昭和初期の雛人形や市民の作ったつるし雛を展示

050303hinaninngyu-狛江市元和泉2丁目の狛江市立古民家園で昭和初期に日本からアメリカに渡った男雛と女雛が神殿に入った珍しい雛人形や市民の手作り雛が飾られ、人気を集めている。

写真=アメリカ帰りの寝殿入りのひな人形(左)、和泉保育園所蔵のひな人形(中)と市民が作った「つるし雛」(右)

同園では、年中行事に合わせさまざまな展示を行っており、3月3日の「桃の節句」にちなみ、毎年市に寄贈されたアメリカ帰りの雛人形などを飾っている。七段飾りで蒔絵の道具を備えた立派なこのひな人形は、65年以上わたって狛江に住み、収集した貝に学名がつくなど博物学者として知られる故山村八重子さんとその父親がアメリカで結婚した八重子さんの姉の娘のために1930年代に贈ったもので、2000年にアメリカに住む遺族から狛江市に寄贈された。
ことしは和泉保育園に寄贈された戦前のものと推定される7段飾りの豪華なひな人形も約20年ぶりに箱から出され、日の目にあたる。このほか、同市駒井町の野地千代子さんなど5人の女性が作った8基のつるし雛と同園ボランティアの伊澤道男さんが作った折り紙のひなも展示している。
展示は3月8日まで。時間は午前9時30分から午後4時30分まで。水・木曜は休園。入園は無料。
問い合わせは電話03(3489)8981むいから民家園。

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2005年2月23日

丸山画伯スケッチのポストカード販売

050222hagakik-pressでは、半世紀前の狛江の風景を描いた「丸山永畝(えいほ)スケッチ展 よみがえる狛江『村』の風景」展の開催を記念し、丸山画伯のスケッチのポストカードを制作しました。

カードは、茅葺き屋根の集落前に咲く紅白の梅(1952年)、水車小屋(1951年)、現・五本松付近と推定される多摩川土手(1952年)、多摩川土手のサクラ(1951年)、富士の見える畑と小川(1952年)、茅葺きの集落(1952年)の6種類で、1枚100円。
同展は、狛江駅前の泉の森会館で2月21日から27日まで開催しており、会期中は、遺族のご厚意で丸山画伯が使っていた落款を押すこともできます。問い合わせは、申し込みはメールで([email protected])。
■関連記事=2月21日から丸山永畝展:スケッチ1193点でしのぶ半世紀前の田園・狛江

2005-02-23 in 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年2月22日

狛江の文化・芸術の祭典に中越地震被災地の星野和久町長が参加

050224hosino2狛江駅前のエコルマホールで1月29日、狛江市内の4つの地域センターの初の合同発表会「狛江の文化・芸術の祭典 がんばれ!川口町」が催され、900人を越える市民が参加した。会場には、新潟県中越地震で大きな被害を受けたふるさと友好都市の星野和久川口町長が訪れ、矢野裕市長から義援金1000万円の目録を手渡された。

祭典は、野川・上和泉・岩戸・南部の各地域センター運営協議会が、他のセンター利用者との交流を深め、合同で大きな催しを行おうと昨年春に企画、実行委員会を作って主催した。初の祭典を記念し、文化を通してふれ合いを深める「川口町の支援」を呼びかけ、支援・救援パネル展や義援金の受け付けを行い、約18万円の義援金を集めた。
星野町長は狛江市民の支援に対して直接お礼を述べたとこの催しに参加。開会に先立ちステージに登って深々と頭を下げて謝辞を述べてから現地の生々しい被害の状況、被害直後の不眠不休に続き地震計を備えた部屋での仮眠など自らの体験を交え「生活全体が破壊されたなかでは、1自治体では何もできない。応急生活ができるようになったから、はじめて中・長期の復旧・復興にむけて仕事に取り組めた」などと語った。
050224etegamiロビー入り口付近には、狛江郵便局の協力で「絵手紙発祥の地・狛江から川口の町民を励そう」と絵手紙体験コーナーを設け、東野川に住む日本絵手紙協会・小池恭子さんと絵手紙サークル「ポップアップ」「野ばら」の有志が制作を指導。親子連れから熟年まで幅広い年代の市民が次々訪れ、短時間で野菜やポストなどの絵に「春よこい」「風邪ひかないで」などぬくもりのある言葉を添えて作品を制作した。絵手紙初体験の記念にと持ち帰った分を除き、約60通の絵手紙は、小池さんの手紙を添えて、川口町役場に贈られた。
ロビーには各センターで活動する14団体がペン習字、水墨画、俳句、書道、陶芸、油絵、折り紙、刺しゅう、フラワーアレンジメント、染色などの作品が展示され、熱心に見てまわり市民が多かった。
050224tateステージでは、24団体が民謡、詩吟、舞踊、フラダンス、ジャズダンス、カラオケ、コーラスなどのほか一風変わった帯の結び方を披露する着物着付けなど日ごろの成果を大舞台で披露した。出演団体のほとんどが各センターで活動するグループの単独発表だったが、岩戸地域センターの「扇の会」と野川地域センターの「麻乃会」は、この日のために殺陣と踊りで構成する創作舞踊「それは恋」を合同で発表、客席からは出演者に大きなかけ声がかけられていた。
フィナーレは、被災地の1日でも早い復興への祈りを込め、狛江マンドリンギタークラブの演奏、手話ダンス「レインボー・ステラ」の踊りで、観客が「見あげてごらん夜の星を」を歌った。
合同作品を手がけた野見山栄子実行委員長は「開催が危ぶまれた時期もあったが、川口支援をきっかけに4つの運営協議会の協力体制や参加団体の意識も変わり、大勢の参加で楽しいひとときを過ごせ、初の祭典を無事に終えることができた。毎年は無理でも、またこうした機会を作りたい」とほっとした表情で語った。

2005-02-22 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年2月21日

2月21日から丸山永畝展:スケッチ1193点でしのぶ半世紀前の田園・狛江

05022101半世紀前の狛江の風景を描いた日本画家の写生帳が同市内でさきごろ見つかり、2月21日から小田急線狛江駅前の泉の森会館で初公開される。

「丸山永畝(えいほ)スケッチ展 よみがえる狛江『村』の風景」(泉の森友の会主催、NPO法人k-press/狛江のまちを考える会共催)は、富士を望む多摩川のほとり、広がる田畑に実る作物、雑木林に点在するかやぶき屋根の家々、小川で野菜を洗う人々など都市化の波が訪れる前の昭和20年代半ば、田園地帯だった狛江を描いたスケッチ画1193点を縮小印刷して展示する。会場にはスケッチ画のほか狛江市岩戸北の自宅で丸山画伯と同居していた長男の丸山督雄さん(85)から借りた肉筆画3点と絵筆、落款(らっかん)、画伯が長女の初節句に贈った手製のひな人形も飾られる。
いきいきとした筆使いで描かれたスケッチには、描いた日付とおおよその場所が書き込まれており、多いときは毎日数枚描いている。
本画を描く時に必要となる素材の動植物や風景を記録するために描いた側面もあるが、当時の写真も少ないだけに、半世紀前の風景や生活を知る上でも貴重な資料になると、専門家からも注目を集めている。また、昔の狛江の地図も展示、描かれた風景を覚えている人からその場所に印を付けてもらうコーナーも設ける。
丸山永畝(本名・忠治郎、1886〜1962年)画伯は、長野県上諏訪町(現・諏訪市)出身で、画家をめざして20歳で上京。花鳥画の大家として知られる荒井寛畝に師事し、寛畝が主宰する会のほか文部省美術展覧会、帝国美術院展などに出品、入選作もある。主に軸物、屏風、襖絵などの作品を手がけ、代表作としては昭和初期に描いた目黒雅叙園所蔵の「叢中」、郷里の諏訪法光寺の「梅園」などがある。同門の画家らと若いころからしばしば写生に出かけ、和綴じの写生帳を数多く残した。
スケッチ展は、遺族の督雄さんの知り合いの主婦からの連絡で写生帳を見せてもらった中和泉の稲葉和也さんの発案によるもの。稲葉さんは古民家の専門家で世田谷区の文化財保護審議会委員を務めており、写生帳に描かれた多量のスケッチを見て「狛江の原風景が描かれている」と感動、資料的価値が高い、とまとめて保存するよう遺族に要請。その結果、遺族からの申し出で、世田谷区立郷土資料館に寄託された。
寄託されたスケッチは全部で約2万点にのぼり、これまでに戦後狛江に住んでから以降の約8000枚が整理され、うち狛江市内を描いたものが1193枚あることがわかった。郷土資料館では、3月に寄託品の展覧会を催すが、それに先立ち狛江市内を描いた分を地元で初公開することになった。
会場には、はがき程度の大きさに縮小印刷したものを17枚のパネルにして展示してある。展示にあたった人たちは、「すごい数でびっくりした。1点ずつ見たら時間がかかりそう」と丸山画伯の画業と緑豊かな農村地帯だったころの狛江に思いをはせていた。
同展は2月27日までで、時間は午前10時〜午後8時。入場は無料。
問い合わせは泉の森会館(狛江市元和泉1−8−12)電話03(5497)5444。(交通=小田急線狛江駅北口下車徒歩1分)
■関連記事=丸山画伯スケッチのポストカード販売

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2005年2月18日

幸市民館で19日民俗芸能発表会:川崎市内の12団体が地元に伝わる芸能を披露

イスの上にタワラなどを乗せてバランスを取りながら力自慢をする芸など川崎市内でいまも市民に受け継がれている民俗芸能の発表会が、2月19日午前10時から午後4時まで川崎市幸市民館で開かれる。

川崎市民俗芸能保存協会と川崎市教育委員会が主催。市内の12団体が、地元の祭りの時にしか見られない踊りや農地が広がって時代に地域で歌われていた労働歌など珍しいふるさとの芸能を披露する。演目最後には紅白のモチが配られる。
出演団体と演目は、若宮八幡宮囃子保存会「寿獅子」=川崎区、戸手中部囃子保存会「獅子舞『化粧』手踊り」・小向獅子舞保存委員会「小向の獅子舞」=以上幸区、宮内祭囃子保存会「祭囃子」・大戸神社祭囃子保存会「おかめの手おどり」・丸子囃子保存会「浦安の舞、舞姫」・新城郷土芸能囃子・曲持保存会「囃子・曲持」=以上中原区、有馬大正踊り八木節保存会「有馬大正踊り八木節」・白旗八幡大神平囃子保存会「祭り囃子」・土橋万作踊り保存会「土橋万作踊り」=以上宮前区、登戸古民謡保存会「登戸田植え唄・焼き米つき唄」=多摩区、栗木粉屋踊り保存会「粉屋踊」=麻生区。
入場は無料。

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2005年1月26日

1月29日に狛江の文化・芸術の祭典:川口町の支援呼びかけ

狛江市内の4つの地域センター運営協議会が主催する「狛江の文化・芸術の祭典」が1月29日、エコルマホール(小田急線狛江駅前)で催される。

市内にある上和泉、南部、野川、岩戸の4つの地域センターでは、これまで各館ごとに利用者による発表会を催してきたが、初めて合同の発表会を催すことになった。
展示では、14団体がペン習字、水墨画、俳句、書道、陶芸、油絵、折り紙、刺しゅう、フラワーアレンジメント、染色などの作品を午前10時から飾る。
午前11時からのステージでは、民謡、詩吟、舞踊、フラダンス、ジャズダンス、カラオケ、コーラス、着物着付け、殺陣、バレエ、手品、手話ダンス、マンドリンとギターなどを24団体が披露する。
今回は「がんばれ! 川口町」と題し、新潟県中越地震で大きな被害を出したふるさと友好都市への支援を呼びかける。会場では午前11時に星野和久・川口町長が狛江市民の支援に対してお礼のあいさつ、同時にこれまでに寄せられた約1700万円の義援金のうち、残りの約1000万円を町長に渡す。このほか、絵手紙コーナーでは小池恭子さんの指導で川口町の町民を励ます絵手紙の創作や支援・救援パネル展、義援金の受け付け
も行う。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所市民協働課。

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2005年1月24日

狛江の民家園で防火訓練

050124021月26日の文化財防火デーに先立ち24日、狛江市元和泉の市指定文化財・古民家園でポンプ車など車両5台と同園職員やボランティア、狛江消防署職員、消防団など約50人が参加して消防訓練が行われた。

写真=(上から)◆一斉放水◆家屋の中で放水銃を構える民家園のボランティア◆消火器を使って訓練するボランティア

05012401訓練は、古民家のいろりばた付近から出火という想定で、まずボランティアが大きな声で火事を知らせて職員が119番通報、家屋の中で初期消火。その後屋根上に設置した自動放水装置のドレンチャー、放水銃2基と駆けつけた消防署と消防団が一斉放水して消し止めるという内容で行われた。参加した9人の同園ボランティアは、普段使わない管理用の操作盤のボタンを押してドレンチャーやポンプを落ち着いて操作、放水銃もてきぱきと動かしていた。
04012403力丸達雄狛江消防署長は「文化財を後世に残すため、きょうのように訓練を重ねて自主防災体制を確立することが大切です。これからも火事を出さないようにしてもらいたい」と講評、鈴木一光消防団団長は「私が生まれた家も昔はこういうムギ葺きだった。いまは、ムギ葺きはここだけだが、守り続けてもらいたい」と話した。
その後、ボランティアらは消防職員から消火器の使い方のコツなどを習い、全員が消火器を使って初期消火訓練を行った。

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2005年1月21日

川崎教育文化会館で1月22日に教育基本法改正の反対集会

国会上程について政府与党間で協議中の「教育基本法」の改定案について、その問題を明らかにする「教育基本法改悪反対! 1・22神奈川大集会」が、1月22日午後1時30分から川崎市川崎区の川崎市教育文化会館で開かれる。

改正案はエリート選別や愛国心強要なども盛り込まれる危険性が高いと言われており、県内の教師、弁護士市民運動家ら構成する「教育基本法改悪反対! 1・22神奈川大集会実行委員会」が主催、収容人数が1900人と大きなホールを持つ同会場が県会場となった。同会では「教育基本法の『改正』であなたも、こどもも危ない ここでとめなきゃ、いつ止まる」のキャッチフレーズで参加を呼びかけている。
集会は、教師や親の立場から考えるパート1「先生が熱く語る教育基本法顔悪をめぐる『昨日』『今日』『明日』」と、なし崩しに戦争への道を歩み始めることに疑問を持つ立場からパート2「ここで止めなきゃ、いつ止める」の2部構成。パート1には東京大学・高橋哲哉さん、社会臨床学会・小沢牧子さん、国際基督教大学の藤田英典さんのほか、県内の小・中・高校の教師が、教育現場の実情を話す。パート2は漫画家・石坂啓さん、千葉大学・三宅晶子さん、松山大学・大内裕和さんのほか、厚木基地の騒音問題など沖縄に次ぐ基地を抱える県内のさまざまな立場の市民が発言する。
集会前の午後1時からは、沖縄の島歌などを中心に歌っているユニット寿(kotobuki)のピースコンサートも催される。また、集会後は、参加者が鳴り物入りで会場から川崎駅までパレードを行う。
参加は、資料代500円(高校生以下は無料)、2歳以上の保育もある。また、駐車場(川崎競輪場内)もある。
連絡先は電話044(922)4917ぐらす・かわさき/044(211)0121川崎合同法律事務所。

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2005年1月19日

狛江市役所ロビーで防災写真展:新潟県中越地震の被害状況など約30点

05011901防災とボランティア週間(1月15〜21日)にちなんで狛江市役所ロビーで、 21日午前中まで新潟県中越地震の被災状況を紹介した写真展が開かれている。

写真は、狛江市の職員と消防団がふるさと友好都市川口町へ支援活動に行った時に撮影した写真と撮影地点、狛江消防署のコーナーの2種類に分けて展示している。市と消防団のコーナーは災害直後から11月上旬にかけて撮影した簡易トイレの組み立てや支援物資の運搬作業、道路や避難所の様子など24点。消防署のコーナーは川口町やその周辺の倒壊家屋、地殻変動で隆起したマンホールなど8点で、いずれも被害の大きさを伝えている。
このほか消防署では、地震時の負傷者を減らそうと、家具の転倒防止のキャンペーンとして、家具の転倒や店舗の落下物の被害状況の写真と家具類の転倒・落下物による負傷者の推計や転倒防止器具などの写真パネルも展示している。

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2005年1月13日

各地で小正月行事のどんど焼き

正月飾りや書き初め、護摩札、ダルマなどを焼き、無病息災を祈る小正月の伝統行事のどんど焼きが行われる。

多摩地区では昔、村境の路上に竹でやぐらを組み下にカヤや稲ワラを巻いて小屋を作って中に守り神の石を入れ、外側にお飾りをくくりつけて焼き、外部からの疫神や悪霊の進入を防いで地域の安全を守ると伝えられ、「賽の神(さいのかみ)」「セイノカミ」「左義長」などとも呼ばれた。このため、同じ村内でも地域毎に講を作って辻ごとに行う地域もあり、今でもその慣習を守って昔ながらのやり方で実施している地域もある。また、お飾りを焼いた後のおき火で小枝に各家庭で手作りしたダンゴをさして焼き、それを食べると風邪をひかないなどと伝えられている。
昔は、暮れのうちから縄をなって材料を用意し、松の取れる7日過ぎに子どもたちが地域を回ってお飾りを集め、お駄賃をもらって竹などを使って組み立て、14日の夜に行っていた。最近は人が集まりやすい土曜・日曜に変更したり、広い空き地がなくなりダイオキシン問題で取りやめにするところも出てきている一方、伝統的な風習を学校行事として取り入れるところも出始めている。
日程は次の通り。

>麻生区<
◆上麻生東町内会=1月14日午後3時30分点火、麻生水処理センター。午後3時ごろまで町内会会員にダンゴを販売。電話044(988)1254鈴木
◆岡上・谷戸地区=1月14日午後4時点火、谷戸の田。ダンゴ持参。電話044(988)1374鳥海
◆岡上=1月14日午後5時点火、岡上神社駐車場。ダンゴ持参。電話044(989)4735岡上神社
◆王禅寺・谷戸地区=1月15日午後3時点火、琴平神社第1駐車場。正月飾りをかがり火をたく。電話044(988)0045琴平神社。
◆黒川=1月15日午後5時点火、上黒川(汁守神社先の田)、下黒川(黒川駅東側、営農団地入口高台)の3カ所。7日に子どもがお飾りを集める。ダンゴ持参。電話044(988)1080川端
◆金程=1月16日午前8時30分点火、金程小学校。豚汁配付やダンゴ販売。電話044(966)5221金程小学校。
◆王禅寺・入口地区=1月16日午前10時30分点火、バス停王禅寺口近くの通称「ちびっこ広場」。電話044(988)0080尾作
◆王禅寺・日吉地区(王禅寺東)=1月16日午後1時点火、日吉会館前の休耕田。地域の子にミカンとダンゴを配る。電話044(955)5822龍崎
◆早野=1月16日午後2時点火、子丿神社付近の田。子ども会がダンゴなどを販売。電話044(988)3247高瀬
◆栗木=1月16日午後3時点火、栗木御嶽神社。神官のおはらいあり、ダンゴ、甘酒の配付やだるま販売。電話044(989)4735栗木御嶽神社。

>多摩区<
◆宿河原・船島地区=1月14日午前9時点火、船島沓稲荷前(二ケ領宿河原取水口付近)。船島地区の講中32戸が行う。電話044(922)3882関山
◆八雲神社(多摩区菅2丁目)=1月15日10時、神官が神事を行った後点火。甘酒配付。電話044(911)8051八雲神社

>宮前区<
◆有馬=1月14日午後2時ごろ点火、有馬神明神社。持参したダンゴを焼いて食べる、ミカン配付。電話044(855)4587清水
◆菅生=1月16日午前11時点火、菅生神社。前日にダンゴ作り。当日午前10時から子どもを対象に花の寄せ植え作り。電話044(977)6746岩村
◆野川=1月16日午前11時点火、西野川小学校。おやじの会が開催、もち持参。電話044(766)3877西野川小学校
◆平=1月16日午後4時点火、相鉄ローゼン裏。午後1時ごろから子ども会でまゆ玉ダンゴを作る。ミカンなど配付。電話044(877)3614植木

>高津区<
◆久末=1月14日午後3時点火、久末小学校。配られたもちを竹にさし、焼いて食べる。電話044(777)6533久末小学校。

>狛江市<
◆多摩川=1月16日午前10時点火、多摩川水道橋下流(狛江側)河川敷。ボーイスカウトが15日午後から多摩川で小屋を組む。甘酒・汁粉の配付。電話03(3430)6904服部

>町田市<
◆三輪=1月14日午後4時ごろ点火、四ツ木橋公園。子ども会がくしを用意。ダンゴは持参。電話044(988)0661石井
◆能ケ谷町=1月14日午後4時30分点火、能ヶ谷神社境内、小屋は作らずお炊きあげ。子どもにミカン、菓子を配る。ダンゴ持参。電話044(988)2278中村
◆大蔵町=1月14日午後5時点火、大蔵小学校。小学生がお飾りを集めながらゴミ拾いを行う。電話042(735)2105中溝

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2005年1月11日

狛江市の成人式:新成人が企画、なごやかに同窓会のムード

050111seijinnsiki01「成人の日」の1月10日、狛江市のエコルマホールで同市主催の成人式が催され、新成人たちは久しぶりに会う同窓生らと談笑したり、アトラクションのクイズなどを楽しんだ。

050111seijinnsiki02 同市の新成人は、昨年より33人少ない845人(男462人、女383人)。成人式には小・中学校を狛江で過ごした市外居住者も含め、昨年より2.7ポイント多い53.3%(昨年50.6%)高い451人が出席した。
同市の成人式は、1998年から公募などで集まった新成人が実行委員会を作り、アトラクションなどの企画運営、当日の司会や進行を担当している。ことしは駒井町の野崎友里実行委員長ら9人が、11月から準備を重ねてきた。
第1部のセレモニーでは、矢野裕市長が「狛江ふるさとと誇りを持てるようにつなげてほしい」と祝いの言葉を述べ、これに対して新成人代表の本多詩織さん、市川光栄さんが「後に続く人に恥ずかしくないような成人になります」と誓いの言葉を述べて、約20分で終了した。
第2部のアトラクションは、中学対抗のクイズ戦と6階多目的室での立食パーティー。対抗クイズは、新紙幣や新たに参入したプロ野球球団などにちなむ「おとなの常識」問題を、あらかじめ選ばれた各中学のリーダーが同窓生の間を回って答えを相談して回答する形式で進められた。
050111seijinnsiki06会場はすっかり同窓会の雰囲気、風船割りや縄跳びなどのゲームによって得点加算される趣向が盛り込まれ、はかま姿でなわとびに挑戦する男子に、振り袖姿の女子が客席からは大きな声援や拍手がるなど同窓会の雰囲気。その後、新成人らは実行委員が前日夜遅くまでかかって飾り付けた立食パーティー会場で、小・中学校時代の恩師や久しぶりに会う友人との歓談を楽しんでいた。
大役を終えた野崎実行委員長は「式典の始まりは緊張したけど、たくさんの人が来てくれほっとして私も楽しむことができた。この日を迎えるまで大変だったけど、いい思い出ができた」と語っていた。

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2005年1月 1日

むいから民家園:家族連れがふるさとのお正月楽しむ

050101-1狛江市元和泉のむいから民家園が1月1日に開園、ふるさとのお正月気分を味わおうと家族連れや子どもたちが次々と訪れ、おはやしや昔の遊びを楽しんでいた。

同園では、昔ながらのお正月の行事を子どもたちに楽しんでもらおうと例年、元日にオープンしている。ことしも約40人のボランティアなどが朝から園内に残った雪を除いたり、入園者にふるまうまんじゅうを土間のかまどで蒸かすなどして準備に汗を流した。
雪の影響もあって入園者は例年より減ったものの、午前中で約200人が訪れ、茅葺(かやぶ)きの主屋の座敷や園内に用意されたけん玉、羽子板、百人一首などの遊びを楽しんだ。正午と午後1時には、多摩川ばやし保存会がおはやしと獅子舞を披露、家族連れなどは笛と太鼓に合わせて舞う獅子やてんぐ、ひょっとこの軽妙な踊りをおもしろそうに眺めていた。

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狛江市・泉龍寺で除夜の鐘:2005年への期待込め

041231-1狛江市元和泉1-6-1の泉龍寺(菅原昭英住職)でおおみそかの12月31日夜、除夜の鐘が打ち鳴らされ、日中に降った雪を踏みしめて訪れた家族連れや若者など100数十人が新年への祈りを込めて交代で鐘をついた。

同寺には2階建ての鐘楼があり、毎年檀家や市民の希望者に鐘をつかせている。ことしは、雪が降ったためもあって例年より人出は少なかったものの、11時ごろには防寒着に身を包んだ人たちが次々と訪れた。
041231-2同寺は例年、40秒間隔で108の鐘を11時30分ごろから1時間余りかけてならすことにしている。訪れた人たちは、急な階段をつたって数人ずつ鐘楼に上がり、ゆく年への感謝と新年への期待を込めて大きな鐘をついた。(写真下は鐘楼の下で順番を待つ人たち)

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2004年12月31日

狛江のむいから民家園が1月1日開園:昔の遊びやお囃子

狛江市立古民家園(むいから民家園・狛江市元和泉2-15-5)が、1日開園する。
福笑い、かるた、羽子板付きなどの昔の遊びのほか、正午と午後1時過ぎに多摩川囃子(はやし)保存会のお囃子、獅子舞、踊りなどが行われる。
開園時間は、午前9時30分〜午後4時半。2〜6日は休園。
問い合わせは電話03(3489)8981むいから民家園。

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2004年12月28日

狛江市で川口町支援コンサート:400人余出演、義援金約71万円

04122801狛江市のふるさと友好都市川口町を襲った激震の被災者を支援しようと市内の音楽愛好家らが12月24日、エコルマホールでクリスマス・チャリティー・コンサート「一緒に頑張ろう 川口町」(川口町被災者救援クリスマス・チャリティー・コンサート実行委員会主催)を開催、のべ800人が入場した。入場料や会場の募金箱に集まった71万946円の義援金は、川口町との交流を担当する狛江市市民協働課に手渡され年明けに現地に届けられる。

写真=義援金を渡す渡辺文子実行委員長(写真右)

「被災地の人々が少しでも気持ちのいいお正月を迎えるられるように」と催されたコンサートは短期間の呼びかけと準備にもかかわらず、ことしから部活が始まった狛江第二中学校合唱部、狛江高校吹奏楽部、市内の合唱団や吹奏楽団、9月に結成したばかりのお父さんバンド「BABY STEP」、舞踊グループ、太鼓グループなど19団体と1個人が参加した。
ウィークデーのため、社会人などの出演時間に配慮して午後3時半からと5時45分からの2部構成で開かれた。舞台では、幼児から熟年までさまざまな年代の400人余りの出演者が、予定時間を大幅に越え約6時間にわたってクラシック、ジャズ、クリスマスソング、バレエ、ミュージカル、和太鼓などバラエティーに富んだ演奏や演技を繰り広げた。
04122802フィナーレ前には和太鼓に出演した豊鼓(ほうこ)、きんたの会、跳鼓舞(ちょうこま)の3団体が合同でロック・ソーランを熱演、また1部と2部の最後には、寒さや雪で多くの困難を抱える被災者へが穏やかな日々を過ごせるようにとの祈りを込め、コール・レイネ有志と調布狛江合唱団による手話コーラス「ふるさと」「Believe」を観客とともに歌った。
1部と2部の間には、松原・市民協働課長が10月23日の地震当日から翌日の24日に第一陣が出発するまでや現在の川口町の様子、被災地での余震体験などを報告した。
この日は、クリスマス・イブで家族と過ごすなど予定の人も多かったが、出入り自由なため買い物などの用事を済ませてから再び客席に戻って観賞する熱心な人もいた。
ロビーでは、サンタの衣裳をまとった出番前の出演者らが、小さな子どもを相手にクイズなどで楽しませていたほか、展示された被災地の写真や新聞報道を見る市民も多かった。
実行委員長の渡辺文子さんは「予定していたより多くの参加者と金額が集まり、すごく感謝している。狛江市民も一緒にがんばっているという思いを伝えるため、MDとビデオも川口町に届けます」と話していた。

写真・下=フィナーレの手話コーラス

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2004年12月22日

狛江市の音楽愛好家が12月24日に新潟県中越地震の被災地・川口町支援のチャリティー・コンサート

狛江市内で活動する音楽愛好家らが、新潟県中越地震で大きな被害を受けたふるさと友好都市川口町の被災者を支援しようと12月24日午後3時30分から小田急線狛江駅前のエコルマホールでクリスマス・チャリティー・コンサートを催す。

「一緒に頑張ろう 川口町」というこのコンサートは、音楽を通して国際ボランティア活動を行っている狛江市猪方のピアニスト渡辺文子さんらが「被災地の人々が少しでも気持ちのいいお正月を迎えるられるように」と企画。11月から市内の音楽団体などに呼びかけ出演者を募集、参加者らと実行委員会を作り準備を進めてきた。狛江市と同市音楽連盟が共済し、市教育委員会と社会福祉協議会が公演する。
コンサートは、2部構成で市内の学校や合唱団、吹奏楽、舞踊など19団体と1個人が出演する。内容は、吹奏楽、ピアノと歌、吹奏楽、懐メロ、ダンス、和太鼓などバラエティーに富んでおり、1部の終わりに「ふるさと」「Believe」の全員合唱もある。
出演団体は、狛江高校吹奏楽部、第二中学合唱部、合唱団の女性合唱団エオリアン・コール、コーラスガーデン、コール・レイネ有志、調布狛江合唱団、ともしび音楽隊、狛江フィルハーモニー有志、マンドリーノTAMA、狛江市民吹奏楽団金管五重奏、ミュージック・アーチ、キッズ・ダンス、BABY STAP、ミュージカルCoCo〜、赤い靴バレエサークル、G-Wing、和太鼓の豊鼓、きんたの会、跳鼓舞とメゾソプラノの金光和恵さん。
会場には、狛江市から借りた被災地の写真や新聞報道も展示される。また、募金箱も置き、義援金を集める。収益金はすべて狛江市を通じて川口町に贈られる。
入場は、一般1000円、学生500円。
問い合わせは電話090-1455-9053伊藤さん

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2004年12月12日

小田急線が12月11日にダイア改正:世田谷代田—喜多見間の複々線完成で所要時間を短縮

小田急線が2004年12月11日にダイア改正を行った。
ダイヤ改正は、世田谷代田—喜多見間(6.4km)の複々線が11月21日に完成したのに伴い、所要時間の短縮など輸送サービス向上のためで、都心方面へ向かう朝のラッシュ時の急行・準急の電車の数珠つなぎ状態や各駅停車の通過待ちが大幅に減り、ピーク時歓帯、日中時間帯ともそれぞれ数分短縮された。主な駅からの所要時間は、朝のラッシュ時で町田—新宿(急行)は50分から45分に、多摩センター—新宿間(同)は47分から42分に、向ヶ丘遊園—新宿(急行・準急)は29分から25分、向ヶ丘遊園—新宿(各駅停車)は40分から36分、日中時間帯の同区間は41分から36分となった。

このほかの主な改正点は、①新百合ヶ丘以西の中・長距離区間の所要時間短縮のため成城学園・登戸・向ヶ丘遊園を通過する「快速急行」の新設②各駅停車の所要時間短縮のため、平日の日中(午前10時〜午後5時30分、62本)と土日休日(終日、182本)に急行が経堂駅で停車。近郊区間の乗り換えの利便性と東北沢駅の通過待ちがなくなる③新宿、代々木上原、下北沢、梅ヶ丘から新松田(小田原線)、唐木田(多摩線)まで各駅停車する「区間準急」を新設④多摩線と都心をダイレクトで結ぶために平日・土日休日とも日中に新宿—唐木田を中心に毎時2本の「多摩急行」を運転(平日で10本、土日休日で6本増える)など。
詳しくは小田急電鉄のHP(http://www.odakyu-group.co.jp)。

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2004年12月 6日

狛江の画家深井せつ子さんが12月5〜11日まで銀座で個展:「北欧のひかり」

04120602狛江市東和泉の画家深井せつ子さんが、12月5日から11日まで中央区銀座の新井画廊で北欧独特の光をモチーフにした個展「北欧のひかり」を開いている。展示作品は、スウェーデンを中心に北欧の古都やちいさな村の風景画で、B5から新聞紙大の大きさの水彩の新作30点。

深井さんは、1985年に旅行会社を営む夫の仕事に子ども連れで同行、スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランドの4カ国を約2カ月間旅した。この時、風景の美しさとともに女性や子どもなど社会的弱者を当たり前にフォローする北欧に魅了された。この旅の体験をまとめた絵入りの紀行文で絵描きとしてデビュー。児童書や絵本に挿し絵を描くほか北欧を紹介するガイドブックやPR誌の表紙や口絵など月数本の連載を抱え、福音館書店から絵本を始め数冊の本も出版、北欧の企業などスポンサー付きの個展もたびたび催している。
深井さんは、絵書きを目指した初心に戻ろうと、2002年12月に10年ぶりに銀座で個展を開いた。今回はそれに継ぐもので、都心の一等地で絵描きとしての真価を問うためことし描いた新作を発表する。
時間は午前11時〜午後7時(最終日は6時)。問い合わせは電話03(3574)6771新井画廊。

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2004年11月30日

狛江第七小学校でハンガリー出身の講師を招き、国際理解教育

04113002狛江第七小学校(寺本勇校長)で11月10日、ハンガリー出身で中央区に住むフリージャーナリスト川口ユディさんを特別講師に迎え、日本とハンガリーを比較する特別授業が行われた。

特別授業は、5年生全62人を対象に「外国の様子・日本との違い」をテーマに給食をはさんで4時間目と5時間目の2コマを利用。午前の授業は、ハンガリーの歴史や産業、人口、子どもたちの生活を紹介。資源が少なく工業製品加工に力を入れる、国民の約3割が日本人と同じ祖先の「モンゴロイド」、勤勉な国民性、主語・述語の並び方、敬語など文法が日本語と似ているなどあまり知られていないハンガリーについても話した。
04113003午後は、午前中の授業を参考に川口さんが日本との違いや感じたこと、将来の夢について質問する形式で進められ、子どもたちは盛んに手を挙げ自分の意見を発表。インターネットなどで事前に調べたハンガリーについて知りたいことを質問した。川口さんは自身の子ども時代とアメリカ留学時代の経験や日本を好きになった理由にも触れ「日本は平和で豊かな国であることを知り、それに感謝してほしい。親や先生など年上の人、特にお年寄りを尊敬するように」と語りかけるとると、子どもたちは真剣な表情で聴いていた。
国際交流に力を入れる同校では、中国の黒竜江省、山東省の小学校と姉妹校を結び、手紙で学校の紹介や絵画などの作品の交換や使わなくなった楽器を送ったり、コロンビアの公立学校と交流を行っている。このほか、さまざまなネットワークを使って知り合った海外出身者を学校に招いて国際理解・交流の特別授業を開いている。外国人対象のテレビ番組に日本を紹介する川口さんを見た寺本校長が、川口さんに講師を依頼、ことしで3回目の授業が実現した。
川口さんは「勤勉で思いやりのある日本が大好きです。国際理解は相手の国を知ることも大切ですが、もっと自分の国の文化や気質を大切に思う心を育てて初めてお互いが尊敬できるようになります」と話している。授業に参加した寺本校長は「きょうの授業は、子どもたちの心のなかに響きどこかで生かされるはず。日本人の私たちが話すより外国人に話してもらった方が子どもたちはよく聞きますね」と感想を述べていた。

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2004年11月27日

狛江市西河原公民館で12月5日、国際交流フェスタ

狛江市元和泉の西河原公民館で、12月5日午前10時から国際交流フェスティバルが開かれる。主催の「市民グループ・コスモネットワーク」(伊藤則子代表)は、世界中の人々が国境や国籍を超え地球加速としてのネットワークを深め、貧困や障害に悩む世界の子どもを支援する活動を行っている。

2回目のことしは、インドの孤児院との交流を目的に映画を上映、監督の対談のほか古典舞踊と音楽、交流会を催す。取り上げる作品は、狛江市駒井町・鈴木健介監督の「ガンガー 俵万知イン・カルカッタ」と川崎市多摩区西生田・千葉茂樹監督の「こんにちわ地球家—マザー・テレサと国際養子」で、午後2時30分から両監督が対談する。シタールとタンブラーの演奏で6世紀から11世紀に発展した優雅な舞踊も披露される。また午後1時からはインドの家庭料理を味わう交流会も開かれる。
入場は一般1000円、大学生以下500円、交流会費は一般1000円、小学生以下500円。
問い合わせは同会事務局E-mail([email protected])。

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2004年11月20日

泉龍寺のまわり地蔵:狛江駅前の泉の森会館で11月26日まで資料や地蔵を展示

04112001小田急線狛江駅前の泉の森会館(狛江市元和泉1-8-1)で「泉龍寺のまわり地蔵展」が11月20日から催され、多くの市民の関心を集めている。同会館の利用者などで構成する泉の森友の会の設立1周年行事のひとつとして企画されたもの。会場には、同市内の文化財などを調査している狛江民俗の会(中島恵子会長)が調べた成果を写真やパネルなど約50枚で紹介、泉龍寺に残る貴重な実物も並べられ、訪れた人たちは熱心に見て回っていた。同展は26日までで、21日午後2時30分から「まわり地蔵と狛江の昔むかし」と題したパネルディスカッションも行われる。
写真=会場に「再現」された巡行中のまわり地蔵(手前)とパネル

泉龍寺のまわり地蔵は高さ約18センチの小さな木彫りの座像で、左手に赤子を抱いている。江戸時代中期から戦争中の1944年にかけて神田、日本橋など江戸の中心部や三多摩地区、さらに埼玉県所沢市や入間市などへ出張する「巡行」が盛んに行われた。1年の大半を各地域を回り、子宝に恵まれる、安産にご利益があるとして多くの信仰を集めた。
当時は、地域ごとに信者が「講中」を作り、月ごとに決まった巡行地の民家に1泊してまわった。地蔵の宿となる家には、集落の人々が集まり地蔵を参拝、移動は寺男や講中の人々がしょいこや大八車で運ばれた。「子育て地蔵」「世田谷のお地蔵さん」「子安地蔵」などの名で親しまれるほか、巡行の道中、集落に近づくと鉦(かね)をならして歩くことから「カンカンのお地蔵様」とも呼ばれた。
寺に戻ってくる23日と24日には縁日などもたち、参拝客などでにぎわったという。大縁日といわれる11月23日には、いまでもかつての講中の世話人の人々が泉龍寺に集まり、この地蔵を参拝している。
巡行が行われなくなってから既に60年たち、地元でも知らない人が増えてきていることもあり、文化財への関心を高め、地域への愛着心を深めてもらおうと大縁日に合わせ、展覧会が企画された。
会場には、地蔵が「出張」中に身代わりとなる「お留守居さま」と呼ばれる地蔵像も展示。資料や聞き取り調査を基に、願い事をする時に備える飾り物を会員が手作りし、宿でまつられた様子を「再現」、昭和2年につくられた長さ数メートルもある幕なども張ってある。このほか、ことし4月から巡業地で調べた各地のまわり地蔵についての解説や写真、地図などが展示され、いまではなじみが薄くなったかつての信仰のかたちを知ることができる。なかには、地蔵像をめぐり寺同士の訴訟沙汰になったことなど興味深い事実も紹介されている。
4月から調査をはじめて準備にあたってきた同会の坪西由美子さんは「狛江の民俗・文化財を見直すきっかけとなって」と話している。
21日のパネルディスカッションでは民俗の会の中島惠子さん、泉龍寺住職の菅原昭英さん、土地っ子の飯田久雄さん、大久保益男さんが、まわり地蔵や地域について語り合う。また午後2時からミュージカル集団「coco〜」がまわり地蔵にちなんだミニミュージカルを披露する。
入場は無料で時間は午前10時〜午後8時。
当日は、1周年記念行事として午前10時から針金と竹でつくるおもちゃとかざりの工作指導もある。
問い合わせは電話03(5497)5444泉の森会館。

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2004年11月16日

狛江市民祭りに59000人:買い物やイベント楽しむ

04111601狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月14日、第一小学校、狛江市役所、市民グランドの3会場などで催された。曇り空の寒い一日だったが、会場には昨年より1000人多い59000人(主催者発表)の家族連れなどが訪れた。
写真=野菜の宝分けに長蛇の列

市民、文化、農業、商工の4つの部門が一体となる祭でことし人気を集めたのは農業祭。天候不順の影響で高値の野菜が安く買える即売会は約40分で完売。例年人気の野菜の宝船の宝分けは、2時間前から並び始め、家族で何回も並んで数種類の野菜を受け取る人もおり、30分で終わった。終了後のトラックに残った白菜の外側の葉を持ち帰る人もいたほどで、野菜を提供した狛江農産物直売会では「葉物の出来が悪く、種類を集めるのに苦労した。品薄の白菜は半分に切って分けたが、こんなことは初めて」と話していた。
04111602祭会場では地震で大きな被害を受けた川口町を支援するため、第一小学校の特設ステージに「がんばれ川口」の文字を入れ、司会者が支援を呼びかけるアナウンス。出店予定だった川口ブースでは被災状況のパネル写真を展示、真剣に見る市民が多かった。
まつりの開会を告げるパレードは、小学生からお年寄りまで多くの市民が参加。午前9時半から小学生の鼓笛隊を先頭に第二小、航空計器前などから第一小までみこし7基、はやし連の山車5台、野菜の宝船などが行進、狛江駅北口からは民謡流し踊りも合流した。沿道は、わが子や孫の晴れ姿を撮ろうとビデオやデジカメ持参で訪れた見物人も多く、盛んにシャッターを押していた。パレードが集結する同小校庭では、来年から合併して新校となる二小・七小の児童が合同演奏、地酒の鏡割りも行われ、11時過ぎには民謡流しが入場して祭りムードは最高潮となった。
一小の特設ステージでは、子どもに人気の龍騎戦隊アバレンジャーショー、歌謡ショーのほか、市民団体のなつメロ、バレエ、和太鼓などが披露され、観客から盛んな拍手が上がっていた。祭りを締めくくる抽選会で、品評会に出品された農産物があたり「待っていて良かった」と思わずニッコリする家族の姿も見かけられた。
04111603歩行者天国となった本町通り会場では、初のストリートライブが催され、中学生合唱や市内で活動するさまざまな音楽団体が出演、昨年から催されている沖縄の学生寮など6団体が演じるエイサーなどに観客が多く集まっていた。また消防体験広場には、起震車が登場して長い行列、テーブルの下に潜って激震を体験した親子連れは「こわかった、まだ揺れている感じがする」と話していた。 市役所広場では、郷土のおはやしの競演やお楽しみくじなどが行われた。買物時に渡されるナンバーでスキー場の宿泊券などが当たる催しが好評、手に持った紙に記された数字を真剣に見る人が多かった。農業物品評会、商工祭などのほか、福島県田島町、市民保養施設のある民宿組合の物産展も行われ、正午ごろはラッシュ並みの混雑。市民センターでは生け花、絵画、写真などを展示する文化祭が催され、外のにぎやかさと異なるしずかな雰囲気のお茶会で抹茶を楽しむ人もいた。
市民グラウンドでは、アンパンマンのふわふわエアドームやエアトランポリン、ミニサッカーゲームなど子ども向きの催しが行われた。人気を集めたのはミニ動物園、小さなウサギやモルモットを抱いてうっとりとしていた。
写真=みこしのそろい踏み(中)、ストリートライブ(下)

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2004年11月15日

川口町で七五三:狛江市の職員が写真撮影や千歳飴プレゼント

04111501新潟県中越地震の被災地・川口町の復興支援に派遣された狛江市職員が、11月6日に川口町役場前の駐車場で、七五三を迎える子どもに千歳飴と記念写真の撮影を行った。(写真)

ふるさと友好都市の子どもに明るい笑顔と七五三の思い出をプレゼントしようと同市職員の発案で実施したもの。会場には、災害支援関連情報を掲載する日刊の情報誌で知った33人の子どもが保護者とともに参加した。会場は、この話を聞きつけた報道陣も取材に訪れ、参加した子の数より多いほどだったという。
5日から9日までの第2次第4陣支援隊に参加した内山恵市社会教育部長によると、会場に来た子どもたちは、ほとんどがトレーナーなどの普段着だったが、一人だけネクタイをした晴れ着の男の子もいた。それでも記念の写真撮影とあって子どもたちは新しい服を着て、付き添いの保護者も家の片づけや避難所暮らしの時の服からこざっぱりとした服装に着替えて写真に収まった。ただ、いまでも余震が続くためか、足下はいつでも安全な場所に逃げられるように長靴だったという。
町には七五三を迎える子どもが約80人おり、全員にプレゼントするために用意した千年飴は、各集落ごとの避難所などに運ぶ物資とともに送られた。

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2004年11月12日

狛江市役所で11月14日まで大菊花展

04111301狛江市役所前広場で盆栽仕立ての小菊や大輪の花、懸崖などを展示する大菊花展が14日まで開かれている。

狛江市菊花会(山本八郎会長)が主催する同展には会員が丹精込めて育てた約250点の作品のほか、同会顧問で菊作りの名人飯田久雄さんが手がけた塔仕立てや盆養など数十点の参考作品が展示されている。
同会では、キク作りの技術を上げるため毎年テーマを決めて会員が花の出来を競う「競技花」を行っており、ことしは盆栽仕立てで、枝がでまっすぐ伸びる「直幹」と横に伸びる「横様木」がテーマ。このため、展示作品は小菊が多い。また、入会1年未満の人が育てた初心者コーナーもあり、それぞれ見事な花を展示している。会員によると、ことしは秋の長雨のためか花の開花が遅れ気味だという。

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パレードや舞台、農産物品評会など多彩なイベント:11月14日に狛江市民まつり

狛江市民まつり(同祭実行委員会主催)が11月14日午前9時から午後3時30分まで狛江市役所、第一小学校、市民グランドなどで子どもからお年寄りまで楽しめる多彩な催しをくり広げる。
同まつりは、市民祭、文化祭、農業祭、商工祭の4つが一体となった祭りで28回目。ことしは毎年祭りに出店するふるさと友好都市・新潟県川口町の地震被災者を支援するため、同町に派遣された市職員が撮影した被災地の写真を川口町出店ブース(一小)で展示、市職員が被災状況などを説明して支援を呼びかけ、義援金を受け付ける。

まつりは、午前9時30分に第二小学校から出発する小学生の鼓笛隊や野菜の宝船のパレードを皮切りに、10時に東京航空計器前から市内各地区のみこし、はやし連の山車、10時10分から狛江駅北口から民謡流し踊りがそれぞれスタート、「ふるさと広場」の一小まで練り歩く。午前10時に行われる一小でのオープンセレモニーの前後に相次いでパレードが会場に到着、祭りムードを高める。

主なイベントは、
一小のステージではプロのマジックショーや演歌歌手の歌謡ショー、子どもに人気の「爆龍戦隊アバレンジャーショー」のほか、市民団体のおはやし、和太鼓、ゴスペル、クラシックバレエ、ジャズ演奏などとゲーム大会が行われる。校庭では正午から市内産の野菜で作った豚汁の無料配付、苗木(午前11時)・球根(午後1時)のプレゼント、午後2時からパレードの宝船を解体する野菜の宝分けなどのほか、市民保養施設のある民宿組合の物産展や市内の農家による農産物品評会と野菜や花、植木の即売が催される。会場には、焼きそば、飲茶などの食べ物も出店。教室では市民団体の活動展やバザーが催される。
市役所の「おたのしみ広場」では、特設ステージでおはやし競演、ギター演奏の歌、地域ヒーロー・コマレンジャーショー、和太鼓、民謡、お楽しみ富くじ抽選会、イントロクイズ、大ビンゴ大会が催される。商工祭として商店31店による大ビックリ市、工業展示、おふくろの味コーナー、福島県田島町の物産展やりんごの無料配布などが行われる。文化祭会場の市民センターでは13日午後12時半から午後5時までと14日午前9時から午後4時まで市内文化団体が書道、華道、写真、パッチワークなどの作品を並べるほか、市内の小学生が描いた虫歯予防ポスターを展示、14日には大きな紙芝居や腹話術、茶会が催される。
市民グランドの「ちびっこ広場」では、ふわふわエアドーム、FC東京のキックターゲット、ミニ動物園、ポニー乗馬、コマレンジャーのゲームコーナー、児童館の子どもたちがプレイランドや屋台を運営する。
このほか各会場を結ぶ本町通りでは午前11時からエイサー踊り、午後12時45分からは市内で活躍するバンドのストリートライブも催される。
また一小前の「おまつりの道」入り口付近では公園の遊具などを使った忍者の広場で6つのコーナーをクリアすると景品がもらえるイベントが行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所内市民まつり実行委員会。

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最先端技術を1日公開:電研狛江研究所

狛江市民まつりに協賛する(財)電力中央研究所狛江研究所(狛江市岩戸北2-11-1)が、11月13日午前10時から午後4時まで施設を開放、さまざまな催しを開く。

ことしは「体験!発見!エネルギー」をテーマに、電気を送るしくみや電話と光の通信実験など同研究所の最先端の実験を公開する。このほか卵で作る日光写真、色の不思議など身近な科学の実験室や自然エネルギーを使って遊ぶ体験コーナーが設けられる。また、午後1時30分から「だから人は間違える ヒューマンエラーの人間学」と題した講演会を催す。
市内の中学校の吹奏楽演奏、入り口付近の芝生広場では野点、模擬店なども催される。
入場は自由で無料。問い合わせは電話03(3480)2111同研究所。
交通=小田急線喜多見駅徒歩7分・狛江駅徒歩15分。

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2004年11月 7日

狛江の玉泉寺:庫裡完成祝い稚児行列や薬師像公開

04110701狛江市東和泉3丁目の玉泉寺(浮岳貞昭住職)で11月6日、庫裡(くり)の完成を祝う稚児行列が行われ、烏帽子(えぼし)や冠で着飾った子どもや浮岳住職ら僧侶など約250人が駅前の商店街など数百メートルを練り歩いた(写真上)。

04110702同寺では、天台宗が開かれて1200年、同寺の創設500年に合わせ鉄筋コンクリート造り3階立ての庫裡を新設した。稚児行列はそのお披露目をする「落慶法要」(写真右)の一部で、信徒の幼児から小学生の子ども60人が参加した。
北多摩睦消防五番組組員が重さ7キロのまといをふるう勇壮な江戸火消し演技と木遣り節を歌って行列を先導、親などに手を引かれハスの花などを持った子どもが続いた。なかには父親に抱かれたり、バギーに乗るなど、まだしっかりと歩けない幼児も参加、慣れないぞうりをはいて懸命に行列に加わっていた。
同寺では、庫裏の完成にちなみ8日午後3時まで、普段はトラ年に開帳する薬師像を公開している。
問い合わせ電話03(3480)2330玉泉寺。

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2004年11月 6日

狛江市で7日、川口町支援のフリマ

新潟県中越地震で被害を受けた川口町へ義援金を送ろうと狛江市の供養塚公園(駒井町1-3-3)で、11月7日午前10時から午後1時までフリーマーケットが開かれる。

このフリマは、阪神大震災救援を目的に1995年春に同市岩戸南の清水信之さんらの呼びかけがきっかけで始まり、出店者が売り上げの一部を寄付、会場でも義援金を集めた。その後、実行委員を募って毎年春と秋に同所で開催、震災被害が落ち着いてからは売り上げの一部を福祉団体に寄付している。
今回から主催団体が「NPO法人ハンディキャブこまえ・友の会」に変わり、収益は同会の運営に回される予定だったが、ふるさと友好都市・川口町の被災者を支援しようと義援金を集めることにした。
会場では、フリマ35店のほか、焼そば、飲み物などの屋台村が出店、主催者も餅つきをして義援金を募る。

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2004年11月 5日

狛江市が川口町の子どもに七五三の思い出をプレゼント:ポラロイドで記念写真を撮影

01110501地震被災地の子ども達に七五三の思い出をと、狛江市が新潟県川口町の子どもに記念写真と千歳あめをプレゼントする。

地震被害の支援活動のため川口町に派遣された同市職員が、11月6日午前10時から川口町役場前の駐車場で、七五三を迎える約80人の子ども一人ひとりに千歳あめが5本入った袋を手渡し、ポラロイド写真を撮影する。プレゼントは現地で支援活動を行った職員のアイデアによるもので、千歳飴は(株)榮太郎創本舗が提供、5日に派遣する第2次第4陣支援隊が持参する。
同市は、ふるさと友好都市・川口町を襲った新潟県中越地震の支援活動のため10月24日からさまざまな支援活動を行っており、現在は、8人の職員が4泊5日
で交替する体制で、現地の公共施設や小中学校の片づけ、避難所への物資の運搬などを行っている。
多くの町民が避難生活している川口町には、全国各地の自治体などから派遣された職員が災害復旧のための活動を行っており、11月1日に町役場の機能が復帰した。七五三プレゼントの情報は、練馬区が印刷機を持ち込み派遣した職員などが11月1日から日刊で発行する災害関連の情報誌に掲載、町民に知らせる。

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2004年11月 4日

矢野狛江市長が川口町に見舞い:義援金など手渡し、被災者を激励

04110501矢野裕狛江市長が11月2日、新潟県中越地震で大きな被害を受けたふるさと友好都市・川口町を見舞い、星野和久川口町長に義援金の目録などを渡した。
写真=義援金の目録を渡す矢野市長(右)

矢野市長は午前7時に本橋企画財政部長、松原市民協働課長とともに公用車で狛江市を出発、1日から再開した町役場に星野川口町長を訪れ、見舞いの言葉を伝え、狛江駅の街頭募金や職員などから寄せられた義援金の一部600万円を手渡した。星野町長はお礼を述べ、死者4人、住宅など約640棟が全半壊し、5783人の町民の大部分が避難生活を送っている被害状況や支援体制などについて話た。
午後には、狛江市が提供したテントなどで避難生活をしている魚野川河川敷や、狛江市地域センター運営協議会などの事業で親睦のある被害が大きかった木沢地区などを回り見舞いと激励の言葉をかけた。また、町の公共施設などの被害状況を視察、午後8時に狛江市に戻った。

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2004年11月 2日

狛江市の川口町救援隊:道切り開き一番乗り

0411020110月23日夕方発生した新潟県中越地震で大きな被害を受け、陸の孤島状態となった川口町へ外部からまっ先に救援にかけつけたのは狛江市の職員たち。24日には3陣に分かれて21人が、自衛隊が到着する前日にトラックに救援物資を積んで救援にかけつけた。
当時の救援隊の様子や被災地の状況などを、松原市民協働課長らに聞いた。
(写真=25日、孤立した集落へトイレを運ぶ狛江市の職員たち。道が壊れているところでは、約50キロあるトイレをかついで運んだ。写真提供、狛江市)

狛江市は、1987年に川口町と「ふるさと友好都市」の提携を、翌1988年には相互援助を目的として「防災協定」を締結している。いかだレースや市民祭りをはじめ狛江市のさまざまな行事にも川口町から参加するなど、17年余りにわたって官民をあげて交流を続けてきた。
ふるさと交流を担当する市民協働課長らは、地震発生の約2時間後に登庁、午後7時15分から情報収集を始めた。しかし、町役場へは電話が通じない。知り合いの同町職員などに次々と電話を入れるが、どこも音信不通。ようやく企画商工課長に連絡が取れたものの、小千谷に出かけて川口町へ帰る途中で、がけ崩れで足止めになっているという。マスコミからの情報もほとんどないため、川口の様子は全くわからず、心配はつのるばかり。結局、この日は午後9時30分過ぎに全員、帰ることにした。
翌24日、午前8時30分にようやく川口町災害対策本部と連絡が取れ、ただちに「川口町災害支援対策本部」を設置、矢野市長ら幹部職員と消防団が協議、必要資材をすべて提供する方針を決めた。
現地の状況を確認するため先発隊が午後12時20分に出発。メンバーは同町との交流を担当し、町をよく知る松原市民協働課長と西田総務防災課長、消防団団長ら5人。消防団の本部車と毛布、テント3張り(うち1張りは支援隊用)を積んだ2tトラックで、川口をめざす。
既に関越自動車道路は交通規制が始まり、一般車は月夜野インターで下ろされたが、一行は緊急車両のため、川口インター手前の越後湯沢で高速を下りた。国道17号で川口町をめざすが、川口町を入ってすぐのところにある雪よけの「和奈津立橋」が崩落して進めない。小千谷市からのルートに変更したが通行不能で、ようやく隣接の堀之内町から川口へ入った。
どの道もいたるところで土砂崩れや道路のひび割れ、陥没が相次ぎ、車ごと陥没している道もあり、地震の強さと被害の大きさを見せつける。不安はつのるが、とにかく行けるところまで行こうと、前進を決める。途中、土砂崩れで木が垂れ下がっている場所では、車の屋根に登って木を切り倒し、なんとか後続のルートを作る。
道路が寸断しておりルートがわからないため、市役所へ連絡を入れ、町の人に道案内を頼んでくれるよう要請。道案内役の川口町職員と合流し、4時間後の午後4時30分過ぎ、町役場へたどり着いた。
陸の孤島と化した同町に入った支援の車は初めてで、出迎えた町の職員らは感激したという。
現地は電気、ガス、水道のライフラインが壊滅し、食料や飲み水もない状態。役場へ来られない職員も多い。
救援隊はこうした被災状況などを狛江に連絡。町からの要望を聞いて、追加の支援物資などを伝える。
先発隊から3時間後の午後3時20分に第2陣8人が公用車とトラック、消防団ポンプ車に分乗し狛江を出発。
トラックには仮設トイレ20基、毛布320枚、使い捨てカイロ2852個、2リットル入りの飲料水102本、カップラーメン400個、トイレットペーパー200ロールなどを積みこんだ。川口町からの要請で、市職員が急いで市内のスーパーなどに走り、調達したものも多い。
さらに第3陣の8人が午後8時20分に、同じく公用車とトラックで出発。現地からの要請でトイレが不足していることがわかり、仮設トイレ38基を積み込んだほか、トイレットペーパー、投光器、発電機などを持参する。途中、先発隊の要請で、乳児用ミルクやほ乳瓶などを夜の越後湯沢で調達した。
第2陣、第3陣とも、道路が壊れていてトラックが町役場まで入れず、かろうじて通行できる軽トラックでピストン輸送することになった。第2陣の職員たちは、軽トラックが戻ってくる間、すぐ使えるようにとトイレの組み立ても行った。
翌25日には、町役場から離れた集落に物資を運んだが、なかでも困難だったのは「木沢」地区への仮設トイレの運搬。道路が崩れて孤立しており、軽トラックで運べるところまで行き、道が完全に崩れているところでは約50キロあるトイレを人力で運んだ。
狛江市の救援隊は、当初、自宅の建物が壊れ、多くの職員が登庁できないなど行政機能がほとんどマヒ状態に陥っていた川口町のサポートにあたるなど活躍、いまも8人体制でさまざまな支援活動を行っている。

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2004年11月 1日

矢野狛江市長が11月2日、義援金携え川口町を訪問

矢野裕狛江市長が11月2日、新潟県中越地震で大きな被害を受けたふるさと友好都市・川口町に街頭募金や全国から寄せられた義援金の一部500万円と市職員の義援金100万円(いずれも目録)を携え、見舞いに出かける。

これに先立ち、11月1日早朝、第2次第3陣支援隊の職員9人を派遣した。同市の派遣職員は、川口町の災害対策本部との調整役の調査部門と支援作業を行う本隊の2部門からなり、調査隊の交替職員は、一足先の10月30日に出発している。
1日に出発した9人は、10月28日(第2次隊第2陣)に現地入りした職員8人と交替し、支援物資の整理や搬送、川口町役場内の整理、町営ホテル蒼丘の内部の片づけ、支援自治体の調整役を担う。派遣期間は11月5日までの4泊5日。職員は交替要員と引き継ぎ後、狛江に戻る。同市の派遣職員は、これでのべ40人となる。
川口町と防災協定を結んでいる同市は、今後も必要に応じ職員を派遣する予定。

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2004年10月31日

狛江青年会議所が市内の商店などに川口町支援の募金箱設置を呼びかけ

04103101狛江青年会議所(石川慶一郎理事長)が、地震で大きな被害を受けた新潟県川口町へ送る災害援助金の募金箱設置協力を市内の商店などに呼びかけている。
(写真=手作りのペットボトル募金箱)

同会では、多くの市民が手軽に義援金の協力ができるようにと、震災直後から大型ペットボトルの上部に投入口を開けた手作りの募金箱を用意、設置場所を増やす運動を展開している。10月31日時点では65カ所の企業や店舗が協力、目標の100カ所に向け会員が商店街などを熱心に歩き回っている。また、31日には狛江駅駅頭で募金活動を行った。
同会の澤田広一2005年度指導力開発委員長によると、設立25周年を迎える2005年に川口町を訪問する計画だったが、今回の災害を重く受け止め、道路の復旧など復興の状況を見極めた上で義援金を直接届けて現地でのボランティア活動も行いたいとしている。

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2004年10月30日

福祉団体がカキの実を販売:売上金を川口町の義援金に

041030kaki狛江市の福祉団体「NPO法人バリアフリーセンター・福祉ネット『ナナの家』」が10月28日、小田急線狛江駅頭で新潟県川口町の地震被災者の義援金にと、カキの実を販売。売上金全額と寄付金の合わせて37310円を義援金として送る。

このカキは、和泉本町3丁目の同団体の私設グループホーム「ペガサスの家」の敷地内にある木からこの日採れたもの。
ホームではカキの実が熟して地面に落ち、車イスの障害者の出入りの障害になるため、これまでは実の収穫を植木屋に依頼していた。震災後、ホームの利用者からカキの実を被災地に送る話が持ち上がり、輸送方法などを検討したが、すぐには運べないため、実を販売してその代金を義援金にあてることにした。
施設の利用者、スタッフ、ボランティアが5個ずつ袋詰め、駅前で乗降客などに呼びかけ、約1時間で107袋を販売した。
皆河える子代表は「社会に助けられることの多い私たちの団体が、少しでも社会に役立つことができればうれしい」と話している。

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2004年10月29日

狛江三中の生徒が10月30日に川口町支援の銀杏募金

04102902狛江市元和泉1丁目の市立第三中学校(松澤宏尚校長、生徒226人)が10月30日、新潟県中越地震で被災した川口町のために銀杏(ぎんなん)募金を行う。
(写真は、強い臭いをがまんしながら銀杏の皮をむく生徒たち)

同中の正門前には10本のイチョウ並木があり、生徒たちに「メモリーロード」として親しまれている。秋になるとたくさんの実がなるが、同中生徒会では、この実を市民に買ってもらいその売上金を災害の被災者や福祉などに役立ててもらう募金活動を続けてきた。1991年の雲仙普賢岳の被災者の支援のために始まり、以後、阪神・淡路大震災、三宅島などの被災者や市の福祉事務所、ユニセフなどに贈った。
ことしは、夏の猛暑を乗り越えて大きく育った実を9月末ごろから拾い集めたが、量は60〜70kgにもなった。生徒たちは強い臭いに耐えながら全学年の生徒が学級ごとに交代で皮むきをしたのに続いて、天日干し、袋詰めなど手間のかかる作業にしんぼう強く取り組んみ、400袋用意した。
30日は正午から催される合唱コンクールに先がけて、参観に来た保護者を対象に募金を行い、協力者に銀杏1袋を渡す。
募金の送り先は生徒会の役員が相談して決めているが、ことしは昨年に続いてユニセフへ贈ることにしていたのを、23日に地震で被災した川口町に急きょ変更した。

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狛江市が湯沢町の2人に礼状:深夜の粉ミルク調達に救いの手

「支援の手をありがとう」−狛江市の救援隊が新潟県川口町へ出向いた道中で、被災者に届ける粉ミルクなどの調達に協力してくれた男性と薬局に対し、同市は10月29日、礼状を郵送した。

25日午前1時ごろ、新潟県中越地震で被災した川口町へ向かって高速道路を走っていた第1次第3陣の救援隊に、先に同町に入っていた同市の先遣隊の職員から連絡が入った。「粉ミルク、ほ乳瓶、赤ちゃん用のお尻ふきを至急調達してほしい」という内容だった。
急きょ、高速を降り、湯沢駅前のコンビニなどを回って探したが、どこにもない。
夜の街で途方に暮れていた7人の職員たちにコンビニで男性が話しかけてきた。事情を話すと、すぐに知り合いの薬局に電話をかけ、さらに車に同乗して道案内までかって出た。
薬局の主人もすぐに店を開け、必要なものを売ってくれた。
職員たちは知らない土地での見知らぬ人の人情に胸が熱くなったという。
この話を聴いた矢野市長ら市の職員も感激、案内をしてくれた南魚沼郡湯沢町大字湯沢の高橋博幸さん、薬局の同、高橋晃さんの2人に狛江市長名で礼状を送ることにしたもの。
矢野市長は「調達が難しく困っていた職員に、深夜にもかかわらず声をかけていただき、お店を開けてくださったことに心から感謝している。支援に参加した職員だけでなく、川口町支援に全力を挙げている市役所全体が励まされました」と話している。

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川口町へ狛江市が第2次救援隊派遣:避難所を設営

04102901狛江市は28日午後、新潟県中越地震で被害を受けた川口町へ第2次の救援隊を派遣した。
(写真=矢野市長らに見送られ川口町へ出発する救援隊)

今回の救援隊は、川原で寝泊まりをしている約250人の川口町民のために避難所を設営するのが主な目的。このため、職員10人がテント12張、コンパネ80枚、垂木180本、ブルーシート200枚などを持参した。これに先立ち、第2次の先遣隊として職員3人が27日夜に川口町へ派遣された。今回は11月1日まで4泊5日の予定で現地で設営作業に加え、物資の運搬などにあたる。同市では今後も交代の職員を派遣することにしている。
川口町へは第1次救援隊が24日に派遣されている。

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2004年10月25日

狛江市が川口町への義援金募集

04102501狛江市は10月25日、新潟県中越地方地震で大きな被害にあったふるさと友好都市の新潟県川口町へ災害義援金を送るため、街頭などで募金を始めた。初日の午後4時半からは小田急線狛江駅で矢野裕市長が募金箱を持ち、道行く人に義援金の呼びかけを行った。矢野市長は「いつもお世話になっている川口の町民のために市民の協力を期待してます」と話した。
(写真=狛江駅頭で募金を受け取る矢野市長(右端)ら)

街頭募金は、25日と26日の午後4時から6時まで小田急線の喜多見、狛江、和泉多摩川の3駅で市職員、狛江市民生委員、赤十字奉仕団などのべ約100人が参加して行う。このほか、27日にあいとぴあセンター(元和泉2-35-1)で開かれる「あいとぴあまつり」の会場、29日に慈恵第三病院敷地内の献血会場、11月14日の狛江市民まつりの会場(第一小学校の川口ブース)でも行う。時間はいずれも午前10時から午後3時(市民まつりは午後4時)。同市はふるさと交流で川口町をよく知る市民も多数おり、被害を心配する問い合わせも多い。
また、市役所2階の福祉総合窓口、あいとぴあセンター1階健康課に義援箱を設置した。銀行口座(みずほ銀行狛江支店、口座番号「8102840」、口座名義「中越地震川口町義援金口 狛江市収入役」)を開設し振り込みも求めている。今週中にも集まった義援金の一部を届ける予定という。
同市では、地震の起きた23日午後7時過ぎに市職員が登庁、情報収集を始めたが、この日は電話が通じず、24日午前8時半にようやく災害対策本部に連絡が取れ、支援活動を開始した。午後12時20分にルート確保と情報収集のために第1陣が毛布などをもち出発、消防団のポンプ車も同行した。その後、夕方から夜にかけ2陣、3陣が、トラックなどで仮設トイレやカップラーメン、投光器、紙おむつ、トイレットペーパー、生理用品などの支援物資を運んだ。川口町に支援に入ったのは、狛江市が最初だ。
現地入りした職員の情報をまとめる狛江市総務防災課によると、同町職員の案内で軽トラックがかろうじて入れる状態で、支援物資は途中からピストン輸送で、町役場まで運ばれたという。
人口5783人の川口町では、24日午後2時現在の被害状況が死者4人、住宅の全壊106棟、半壊170棟、店舗・事務所の前回5棟、作業所などの全壊176棟、半壊84棟で、ライフラインは破壊され、鉄道や道路なども寸断している。

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2004年10月24日

狛江市:地震被害の新潟県川口町へ支援隊派遣

狛江市は、10月23日夕方に発生した「新潟県中越地方地震」で死者4人を出した新潟県北魚沼郡川口町の被災支援のため、24日午後職員10人を派遣、支援物資を運んだ。また狛江市消防団員10人も援助のため現地に出発した。

同市は、1987年川口町と「ふるさと友好都市」の提携をしており、市民まつりやいかだレースなどの市の行事に毎年川口町民が参加するほか、市民同士の交流も多い。
1988年に相互援助を目的として「防災協定」を締結している。これまで防災訓練のために人や車の派遣はあったが、本番での出動は初めて。
震源地に近い川口町は、電気・ガス・水道のライフラインが破壊され、鉄道や道路なども寸断して孤立している状態。
狛江市は、午後12時20分に総務防災課長、同係長、市民協働課長、消防団長、副団長の5人がルート確保と情報収集、状況確認のため先発隊として出発した。午後3時50分には毛布、仮設トイレ、ホカロンなどの救援物資を運ぶため職員7人を派遣、狛江消防団の8人も一緒に出発した。
市総務防災課によると、先発隊からは午後4時過ぎに、同町手前の町の職員と待ち合わせをしその案内で被災地に入るとの連絡が入った。市では、先発隊からの報告を待って今後の支援体制を決めたいとしている。
また、市では25日から職員に義援金への協力を呼びかける。

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2004年10月21日

狛江市役所で22・23日にくらしフェスタ:食の安全性やリサイクルがテーマ

食の安全性やリサイクルをテーマとした催し「くらしフェスタこまえ」が、狛江市役所前市民ひろばなどで10月22日、23日の午前10時から午後3時まで開かれる。東京都の消費者月間に合わせ毎年10月に開く「みんなの消費生活展 」の名称をことしから改めたもので、31回を数え、23日午後には子どもに人気の地域ヒーロー「コマレンジャー」も会場を訪れ、子どもからおとなまで参加できる多彩な催しを行う。

今回は「消費者友の会」「多摩南生活クラブ」「新日本婦人の会狛江支部」「狛江難病患者と家族の会」「廃食用油で石けんを作る会」「狛江市消費者団体連絡会」の恒例の6団体に加え、「環境を考える会狛江市実行委員会」も実行委員会に加わり狛江市と共催、狛江消防署、狛江市商工会なども協力する。
主な催しは、市民ひろばで不要品即売会や無添加食品など安心できる商品の即売、ごみ分別ゲーム(23日)、粗大ゴミの展示とプレゼント(プレゼントの受け付けは22日午前中)、子どもタイル絵教室、市内の造園業者による剪定枝(せんていし)チップ化実演と堆肥の無料配布(堆肥の配布は23日)、起震車体験、若者を中心に広がっている危険な薬物防止についてのPRコーナーもあり、7カ所以上回ると市民保養施設の宿泊券や入浴券などが当たるお楽しみ抽選ができる。
このほか、市民センター地下ホールと視聴覚室で、食品の包装形態の調査結果やコンビニの買い物袋使用量、地産地消のすすめなど実行委の各団体がそれぞれのテーマで調査・研究したくらしに役立つ情報のパネル展示、楽しみながらリサイクルできる裂き織り教室、封筒作りなども行われる。
問い合わせは電話03(3430)1111消費生活展実行委員会。

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2004年9月25日

26日に狛江市ボランティアのつどい:33団体が多彩な催し

狛江市内のボランティア団体が交流を深める「ボランティアのつどい」が、9月26日午前11時から午後3時まであいとぴあセンター(狛江市元和泉2-35-1)で開かれる。

24回目のことしは「気軽に手軽にボランティア~できることから始めよう」を合い言葉に、子どもに人気の地元ヒーロー「コマレンジャー」が初参加、ステージショーに出演するほか似顔絵大会も行われる。このほか恒例の手話、要約筆記、移送サービスなどの福祉関係ボランティア、当事者団体、環境関連の市民団体、第四中学校合唱部など33団体が参加、体験、物販、展示、遊び、ステージ、軽食の6コーナーで幅広い年代を対象に多彩な催しを繰り広げる。
主な内容は、車イス・アイマスク・手話・要約筆記・応急手当・高齢者の体験コーナー、参加団体の活動紹介や作品展示、作業所の自主製品の販売、バザー。わりばし鉄砲、あやとりなどのあそびのコーナー、ステージコーナーでは吹奏楽、手話ダンス、多摩川戦隊コマレンジャーショー、プチミュージカル、沖縄民謡などが披露される。軽食コーナーでは、わたあめ、ポップコーンのほか同センター内の「ふれあいサロン 夢」がランチ・軽食の特別営業をする。
問い合わせは電話03(3488)0294こまえボランティア・センター(狛江市社会福祉協議会)。

2004-09-25 in 02) イベント・催事, 03)福祉 ・医療, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年9月19日

狛江の土屋塚古墳見学会:市民や小学生ら250人、古代のロマンに興奮

040919tuka狛江市岩戸南1丁目4番の土屋塚古墳で9月16日、遺跡見学会が開かれ市民約250人が参加した。見学会は、遺跡調査を行った狛江市教育委員会が主催し、二次調査が行われた約80平方メートルの古墳の周溝などを公開したもの。
(写真は土屋塚の周溝を見学する小学生たち)

参加者は地表より約1・8メートルほど下がった築造当時の周溝に下りて調査を担当した同市社会教育課の職員から古墳の作られ方や規模、年代などについて説明を聞き、墳丘を見上げて1500年以上前の土木技術に感心していた。
近くの第三小学校の5年生を中心とした児童約50人も放課後に引率の先生や保護者とともに参加、「写真では見たことがあるけど、本物を見るのは初めて」と興奮気味に話し、地面をさわったり、土器片をデジカメで撮影していた。
この塚は7月から2回に分けて発掘調査が行われた結果、出土した埴輪などの土器片から5世紀半ばの築造と推定され、市内古墳群の中で最も古い時代に属する首長級の豪族の墓だった可能性が高いとみられている。

■関連記事■
狛江市の土屋塚:推定より100年古い、首長級の大型古墳だった(2004/07/26)
土屋塚の発掘現場で9月16日に見学会(2004/09/15)

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2004年9月15日

土屋塚の発掘現場で9月16日に見学会

22303狛江市岩戸南1丁目4番(岩戸地域センター前)の土屋塚古墳で9月16日に古墳の周溝部分の発掘調査の見学会が開かれる。時間は、午前10時と午後2時からの2回で同市社会教育課の職員が古墳の規模や時代について説明する。

土屋塚は、1986年1月に狛江市指定文化財となっており比較的良い状態で残ってきたが、マンションを建てるために6、7月に約570平方メートルで緊急発掘が行われた。その結果、埴輪などの土器片からこれまで伝えられていたより約100年古い5世紀半ばの築造と推定され、市内古墳群の中で最も古い時代に属する首長級の豪族の墓だった可能性が高く、学術的に大きな価値を持つ貴重な発見として研究者や市民の注目を集めていた。
こうしたことから、当初発掘調査されない予定だった敷地の一部約80平方メートルで9月6日から17日まで二次調査が行われ、公開されることになった。
問い合わせは電話03(3430)1111同市社会教育課。

■関連記事■
狛江市の土屋塚:推定より100年古い、首長級の大型古墳だった(2004/07/26)

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2004年8月13日

8月8日を「家族の日」に:狛江青年会議所が初のふれあいJC祭り

12495狛江青年会議所(石川慶一郎理事長)が8月8日、狛江市元和泉の西河原公園で「8月8日パパの日ハハの日ふれあい狛江JC祭り」を催し、市内の親子など約200人が参加、ドジョウのつかみ取り、水鉄砲作りなどを楽しんだ。

この催しは、同会の社会開発委員会(雨宮法男委員長)が、「こどもの日」や「母の日」はあるが「家族の日」がないことから、「パパ、ハハ」ともよめる「8月8日」という語呂合わせで、この日を「家族の日」として普及させようと企画。親子でふれあいを深め、バーチャルゲームなど室内遊びが多くなっている子どもたちに自然に親しんでもらおうとことし初めて催された。
会場の同公園内の池にビニールシートを張ってドジョウのつかみどり、ザリガニ釣り、親子通行手形、木立の周りを覆ってカブトムシ捕獲体験などのコーナーを準備。午前10時の開会とともに、幼児や小学生などの親子が次々と訪れた。人気を呼んだのは、ドジョウのつかみ取り。真夏の強い日差しの中、水浸しになりながらぬるぬるしたドジョウを真剣に追いかけていた。棒に古布を巻きつけ竹の節に穴を開けて作る昔ながらの水てっぽうコーナーでは腕自慢のパパも参加。穴の開け方や竹の選び方など作り方のコツを教えてもらい、親子で飛ぶ距離を競争しあうほほえましい光景もみられた。
雨宮委員長は「夏休み1日を親子で楽しんでもらえた。これをきっかけにもっと『家族の日』を広めたい」と話している。

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狛江市の「新しい風」:初の公開プレゼンで5団体に補助金

狛江市内の市民団体が市の補助金を受けて行う催しや事業について公開で審査する会が7月24日、狛江市元和泉のあいとぴあセンターで行われ、11団体が審査委員や市民の前で催しの内容などを説明、6団体が選ばれた。同市の補助金で公開プレゼンテーション方式が取り入れられたのは初めて。

「新しい風(狛江市市民活動事業)」と名付けられたこの補助金は、先駆的で特色ある公益活動を行う市民団体を育成するため、団体が催す事業に1団体上限15万円までの財政支援を行おうと今年度初めて設けたもので、総額は100万円。
同市市民協働課が5月26日に説明会を開催して参加団体を公募。福祉、国際交流、情報化社会、文化などさまざまな分野で活動する11団体が応募した。選考は「狛江市市民参加と市民協働に関する審議会」委員長で日本NPOセンター副代表理事・山岡義典選考委員長、萩原なつ子武蔵工業大学環境情報部眼鏡情報学科助教授、あいとびあセンター職員・小楠寿和さん、社会教育委員・河西洋子さん、東京財団リサーチフェロー職員・谷本有美子さんの5人。
午後1時からの審査は、参加団体がくじ引きで発表順を決め、各団体が事前に準備した資料やコンピューターのパワーポイントなどを使って、6分間説明、審査員からの4分間の質問に答える形式で進められた。
初めての公開プレゼンテーションとあって約40人の市民が出席。説明者は審査員の前で講演会や講座、多摩川の環境整備、乗馬会、音楽会、マップ作り、バリアフリースポーツのルールブック作りなど8月以降に行う事業内容を真剣に説明した。なかには緊張して言葉に詰まったり、使い慣れないコンピュータで説明用の画像がなかなか表示されないなどのハプニングのほか、選考委員からは資金計画や補助金を受ける必然性などシビアな質問も出て関係者をハラハラさせる場面もあった。
約2時間のプレゼンテーション後は、公開の審査会。審査員が別室で(1)先駆的・将来性(2)市民ニーズや地域性(3)事業計画と収支の現実性(4)事業実施の効果(5)事業実施団体の自立の可能性の5項目について第一次評価した合計点を張り出し、山岡委員長が評価について説明。その後、評価点や内容について各員が討論し、5人の委員が7票以内でラベルをはって投票する第2次審査が行われた。
その結果、全員が評価し5点を得た3団体と4票の2団体は決定。その後、3票の団体にもう一度説明のチャンスを与えて合格とし、各団体に15万円の補助金を付けることになった。
審査員からは「どの団体も熱心に取り組んでいる。税金を使って行う事業のためその妥当性をわかるように厳しく審査した。残念ながら今回補助金を受けられなかった団体は、来年また新たな企画でチャレンジし、市民活動を盛んにしてもらいたい」と話していた。市民団体からは「プレゼンは緊張したが、他団体の事業内容や審査の講評も聞け、とてもおもしろかった」と好評だった。
交付金を受ける団体と事業は
○こまえほたる村=多摩川環境保全清掃活動
○乗馬フェスティバル実行委員会=狛江乗馬フェスティバル
○手・サッカー協会=手サッカーの普及のための本の作成
○ミュージカルCoCo〜=ザ・ミュージカル!アラカルト
○狛江ともしび音楽隊=チャリティ歌謡ショウ「想い出の昭和」
○k-press=狛江ウォーキングマップの作成・刊行

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2004年8月 7日

市民がマリーゴールドつみ取り

04080801黄色やオレンジの花をつけたマリーゴールドのつみ取りが8月5日、狛江市猪方2丁目農業・栗原繁さんの花畑で行われ、主婦や保育園児など約150人が参加した。

狛江市が、市民に花の摘み取りを通して都市農業への理解を深めてもらおうと「花街道」と名付け、毎年夏と冬に市内の農家の協力で行っている農業振興事業の一環。
ことしの会場となった栗原さんは毎年市に協力しており、約1000平方メートルの畑を開放。午後3時の開場とともに主婦や親子連れなどが次々と訪れ、額に汗を浮かべながら懸命に花ばさみを動かしていた。なかには、両手いっぱいの花束を作り、大喜びの人もいた。市立駒井保育園(中野敬子園長)も4、5歳児35人が初めて参加、身長と同じくらいに伸びたマリーゴールドの畑のなかを泳ぎ回るように歩き回りながら、小さな手で家に持ち帰る花束を作っていた。

2004-08-07 in 01) 自然・環境, 08)経済・農業, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年7月26日

狛江市の土屋塚:推定より100年古い、首長級の大型古墳だった

04072602-1狛江市の「土屋塚」と呼ばれる古墳の発掘調査が6月16日から7月末までの予定で行われている。発掘現場からは約5000点にのぼる埴輪(はにわ)片が出土、その形式などから、これまで推定されていた6世紀半ばより約 100年さかのぼり、市内古墳群の中で最も古い時代に属する首長級の豪族の墓だった可能性が高く、学術的に大きな価値を持つ貴重な発見として研究者の注目を集めている。
狛江市内には、かつて「狛江百塚」と言われたほど多くの古墳があり、5世紀初めから約150年ほどの間に造られたとみられている。今回の土屋塚は、その規模などから高い位の支配者のものと考えられ、狛江の歴史がこれまでとは変わる可能性も出てきたという。

■直径約58メートルの大型古墳

04072602-2塚は同市岩戸南 1--1043-2にあり、1986年1月に狛江市の文化財に指定されている。調査直前まで古墳の頂上には稲荷社がまつられており、比較的良い状態で残されていた。
調査は、同地にマンションを建てるための緊急発掘で、対象地域は墳丘の東側の約580平方メートル。その結果、古墳は高さ約5メートル、直径約40メートル、周溝の幅は約9メートルで、周溝を含めた全体の直径は約58メートルと市内の古墳の中では大型なものであることが判明した。
今回の調査は古墳の周溝部分で発掘が行われ、古墳の規模や埴輪の様式、文様などから首長クラスの支配者のものであると推定された。さらに、同市教育委員会発行の「狛江市文化財調査報告書『狛江市の古墳(1)』」に掲載された古墳分布踏査(1960年実施)で6世紀半ばとされてきた築造年代より100年以上さかのぼる5世紀半ばに造られた可能性が高いこともわかった。刀剣など多数の副葬品が出土した多摩川流域で最大級を誇る5世紀半ばの野毛大塚古墳(世田谷区野毛1-36、全長82メールの帆立貝式古墳、都文化財指定)よりやや遅れた時期と推定される。

■古墳の専門家も「貴重な発見」と評価

04072602-37月 26日には、日本考古学協会の前会長で古墳時代研究の第一人者・甘粕健・新潟市歴史博物館館長が現地を視察、歴史的にも大きな発見だと高い評価をくだした。
甘粕館長によると「狛江古墳群のなかで規模も大きく、5世紀初頭の野毛大塚古墳(世田谷区野毛)に次ぐ5世紀半ばの古墳」と推定、その根拠として、土屋塚で出土した埴輪の中に、関東地方最大の太田天神山古墳(群馬県太田市、全長230メートルの前方後円墳、国指定史跡、 5世紀半ば)でしかみつかっていなかった埴輪の「方形すかし穴」が施されたものがあり、埴輪片に野焼きで作られた黒班が残っていることなどをあげた。
さらに、埴輪の上部に畿内の技術「ヨコハケ」がある点を指摘、畿内や毛野(けぬ)と何らかの関係を持つ大きな力を持った豪族の墓ではないかという。
狛江の古墳は比較的大型のものが数多くみられ、有力な豪族が周辺の地域より多かったことを物語る。こうした豪族が結束した力は大きく、この一帯の政治情勢を左右する力があったとみられ、今後の古墳時代の研究に新たな一石を投じる、貴重な発見と言えそうだ。
(写真上=土屋塚の発掘現場。後方が古墳/写真中=土屋塚の周溝部分の発掘作業/写真下=出土した大量の埴輪片)

2004-07-26 in 05)歴史, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2004年7月18日

水しぶき上げ、狛江市で多摩川いかだレース:チーム・ラフティーが3連覇、アイデア部門は小田急バス

04071801手作りのいかだで川下りのタイムやアイデア、デザインを競う14回目の「狛江古代カップ多摩川いかだレース」(同実行委員会主催)が7月18日に行われた。レースは、狛江市内の通称五本松から宿河原堰(ぜき)手前までの全長約1・3キロメートルの区間で96チームが出場して行われ、「チーム・ラフティー」が3年連続4回目の総合優勝果たした。

レースは午前9時半にスタート地点の川岸で開会式が行われ、昨年の優勝の「チーム・ラフティー」から矢野裕・狛江市長にカップの返還ののち、初出場の向の岡工業高校機械課(川崎市多摩区)の渡部潤基君が選手宣誓。
午前10時から8チームずつが10分間隔でスタート、ゴールをめざして川を下った。エントリーした99チームのうち、新潟地方の水害のため狛江市の友好都市川口町などが直前になって参加できなかったものの、参加した96チームは川面で熱い戦いをくり広げ、94チームが完走を果たした。
河岸にはチーム関係者をはじめ、アマチュアカメラマン、観客など多数の市民が詰めかけ、多摩川の夏の名物行事を楽しんでいた。
ことしは、空梅雨で例年に比べ川の水量がかなり少なく、いかだがこげるのはスタート地点から150メートルほど。その先の100メートル余りは水深が20センチにも満たない浅瀬が続き、各チームともいかだを引いたり、押したりして走るという障害物競走さながら。川底の石に足を取られて転ぶ選手や、狭い水路でいかだが衝突する光景が見られた。
アイデア部門の優勝をめざすチームは、水深が浅いことを想定していかだを軽量化をしたためか、例年のように水を吹き出したり煙を出すなどの大がかりな趣向はなかった。それでも、オリンピックイヤーや人気ドラマ「新撰組」にちなんだいかだなどユニークな形やコスチュームで見物客を楽しませた。
最後の2レースは、前年の上位チームによるスピードレースとして設定され、水しぶきを上げてゴールをめざす姿に岸から盛んな声援が上がっていた。
レースの結果は、タイム部門では一般の部が「チーム・ラフティー」(狛江市)が昨年より3分33秒遅い12分22秒、レディス・ジュニアの部は「アメンボ」(藤沢市)が同じく4分10秒遅い16分10秒で優勝した。学生の部は「失笑」(渋谷)が、2連覇を狙う「ボーイスカウト狛江第一団ベンチャー隊」を押さえ、昨年より44秒早い16分08秒で初優勝した。
企画部門の最優秀賞はバス運転手のグループ「小田急バス」(狛江市)が。1年前から調布市仙川駅から白百合女子大学などを走っている通称「鬼太郎バス」と呼ばれる自社路線のコミュニティーバスをモデルにした妖怪バスで、2度目の受賞を果たした。
過去最多の4回優勝を達成した「チーム・ラフティー」の巣鴨信男キャプテンは「昔のメンバーの奥さんが昨秋、33際で亡くなり、その供養のためにも優勝したかった。これまで(7回出場)で一番水が少ないように感じたが、6月の終わりから練習を重ね、走って体力を消耗することを少なくし、みんなの力を出し切れたことが勝利につながった」と喜んでいた。
アイデア部門優勝の「小田急バス」の勝本惠司キャプテンは「いつもバスにちなんだものを制作しているが、今回はデザインがすぐ決まった。仲間10人と2カ月前から勤務の調整をして時間をつくり制作した。このいかだは1カ月ほど狛江営業所(狛江市中和泉5-17-23)に展示する予定なのでたくさんの人にみてもらいたい」と話していた。
土屋省三実行委員長は「多くの人の協力でことしも盛大に開催でき、無事レースが終えられてよかった。これからも狛江の名物行事として定着させていきたい」と喜んでいた。
また、矢野市長は「このレースは川に親しむ絶好の機会。来年は15回を迎えるため、既に準備を進めていると聞いている。狛江の街を元気にするためにも、多くの人に応援してほしいですね」と話していた。

2004-07-18 in 02) イベント・催事, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0) | トラックバック