2006年6月17日
川崎市多摩区の登戸駅が一新:南北自由通路とペデストリアンデッキも開通
川崎市北部の交通の拠点−多摩区のJR南武線の登戸駅と南北自由通路が一新され、6月17日午前4時から利用が始まった。午前11時30分からは駅舎と自 由通路、小田急線と南武線を結ぶペデストリアンデッキの開通記念式典が催され、阿部孝夫市長らテープカットを行って完成を祝った。
写真=開通したペデストリアンデッキとJR南武線登戸駅(後方)
南北自由通路のJR南武線改札口の向かい側で催された式典には関係者など43人が参列した。乗降客らが見守るなか、阿部市長が「完成まで長くお待たせしたが、ようやく開通することができました。登戸駅は1日約18万人が利用する拠点駅になりましたが、近くに市立多摩病院や生田緑地などがあり、区画整理事業も進行中で、北部の一大拠点の中心としてさらに発展を期待します」とあいさつした。
この後、阿部市長、矢沢博孝・市議会議長、川崎善太郎・多摩区長会連合会会長、福井勝弘・JR南武線登戸駅長、小清水保男・小田急線登戸駅長の5人が紅白のテープにはさみを入れた。
登戸駅を訪れた乗客の多くが、がらりと変わった駅の姿に驚いた様子。「明るくて見違えるようにきれいになった」「改札口や切符の売り場も広いし、乗り換えが便利になった」などと話し、なかには携帯電話を取り出して写真を撮る女子高生などの姿も見られた。
この日も電車で来たという阿部市長も「私自身も登戸駅をよく利用するので、利用者の皆さんに喜んでもらえてうれしい。これによって、周辺の再開発にもはずみがつくのでは」と喜んでいた。
南武線登戸駅西側の踏切は、ラッシュ時間帯には1時間に38分も遮断機が下りたままの「開かずの踏切」となっていたが、南北自由通路の開通によって、歩行者は待たずに南武線を横切ることができるなど、地域の一体化がはかられる。また、引き続き、駅北側を走る都市計画道路小杉菅線を立体交差する歩行者用の通路も今年度中に造られることになっており、多摩川を訪れる人などにも歓迎されそうだ。
写真左=テープカットをして完成を祝う阿部市長(中央)ら
関連記事:川崎市の登戸駅南北自由通路とペデストリアンデッキが6月17日から利用開始
2006-06-17 in 08)経済・農業, 10)社会, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2006年6月14日
川崎市の登戸駅南北自由通路とペデストリアンデッキが6月17日から利用開始
川崎市多摩区のJR南武線登戸駅の橋上駅舎と南北自由通路、小田急線と南武線を結ぶペデストリアンデッキがこのほど完成、6月17日から利用が開始され、乗り換えや街の通行が便利になる。
この日は午前11時30分から開通記念式典が催され、阿部孝夫市長らがテープカットをして、開通を祝う。
写真=右側がJR南武線登戸駅、中央がペデストリアンデッキ、奥が小田急線
この登戸駅駅舎改良・南北自由通路整備事業は、川崎市が2004年2月から約55億円をかけて工事を進めているもので、自由通路の設置によって地域の分断を解消し、地域の一体化などをはかるとともに、小田急線と南武線との乗り換えなどが便利になり、市北部の交通の要衝としての機能が強化される。
完成した自由通路は、南武線の上をまたいで北側の多摩川口と南側の生田緑地口を結んでおり、幅15m、長さ約40m、地上との高低差7mで、エレベーター1基とエスカレーター2基が設けられている。
JR登戸駅の橋上駅舎は地上3階建て、のべ床面積1,700平方m。壁面の多くをガラス張りにした明るい雰囲気で、2階に自由通路に面して改札口があり、1階のホームとの間にエレベーター2基、エスカレーター4基が設置してあるほか、多機能トイレも作られた。
ペデストリアンデッキはJR登戸駅の生田緑地口側に自由通路と連続するように造られ、長さ約54m、幅約13m、地上との高低差7mで、雨の日もぬれないように屋根で覆われ、エレベーター2基とエスカレーター4基が設置されている。このデッキの完成で、朝夕のラッシュ時には乗り換えの人波で埋まった混雑が大きく緩和されそうだ。
今後は仮設階段の撤去などの工事を実施し、ことし10月末に工事を終わる予定。さらに、駅北側を走る都市計画道路小杉菅線の歩行者用の立体横断施設(幅4m、長さ約40m、エレベーター1基)と、歩道部シェルター(幅約4m、長さ約26m)の建設工事、同線の歩道と車道の改良工事を2007年度に行う。
これと合わせ、JRが物販や飲食店、行政サービスコーナーなどが入る登戸駅ビル(地上3階建て、のべ床面積1,500平方m)を建設しており、ことし12月にオープンする。
また、小田急電鉄が新駅舎(地上3階建て、のべ床面積1,240平方m)の建設と、向ヶ丘遊園・和泉多摩川間約1.4kmの3線化(上り2線、下り1線)の工事を2008年度末を目標に進めており、これらの工事が終わると、登戸駅周辺は北の玄関口として大きく変容をとげることになる。
写真左上=JR南武線登戸駅の生田緑地口
写真右下=JR南武線登戸駅駅舎
写真提供=川崎市まちづくり局(5月31日撮影)
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2006年6月10日
麻生市民館でフランス額装展
小田急線新百合ヶ丘駅北口の麻生市民館で、子どもが初めて履いた靴と動物の絵、複製画、布、広告のシールなど様々な品物をフランスの伝統的な技法を使って額装したユニークな展覧会が開かれ、人気を呼んでいる。
写真=会場風景(上)、子どものファースト・シューズにキリンの親子の絵をあしらった会員の作品
「フランス技法の『額装』と手作りの『額』」は、フランス額装グループ「L'Atelier AZ(アトリエ アヅ)」を主宰する多摩区中野島の東明江さんとその門下生の5回目のグループ展。
フランス額装は、絵画や写真、カードなど飾りたい作品のイメージや色調に合わせ、マットを何枚も重ねて立体的に仕上げ、周りの部分をデザインする伝統的な手工芸。夫の仕事の関係でフランスで生活した経験を持つ東さんによると、同地では一般の家庭に飾られている写真や絵画などに多く用いられており、パリ市内でもこの技法を教える教室の人気は高いという。
会場には、風景画に奥行きを感じさせるよう曲面表装した東さんの作品のほか、門下生27人が制作したミニ複製画の組み合わせ、人形、ネイルアートしたつけツメ、家族の大切な思い出の品物など額の中に入れるさまざま素材の雰囲気に合わせたオリジナル作品を展示している。中でも注目を集めているのが「広告・宣伝」コーナー。同会では、グループ展開催にあたり毎回テーマ作品を必ず1点以上出品するというルールがあり、今回は「広告・宣伝」がテーマ。チラシ、包装紙、菓子のパッケージ、広告写真などを素材に、ビュジアルでユニークな作品がたくさん展示されている。
同展は14日までで、時間は午前10時から午後5時。
問い合わせは電話044(949)1874アトリエ アズ
2006-06-10 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2006年5月31日
生田緑地ばら苑日誌5月31日:好天に誘われ「中高年銀座」
夏を思わせる日差しながら、好天に恵まれ、かなりの「中高年銀座」です。
車イスの人もかなり来ていましたが、みな笑顔で、花は心を和ませてくれるのだと実感しました。
開放日は残り4日間。バラの中には既に散ったものもあり、遠目ではきれいですが、近づくと盛りを過ぎて、散っている花もありました。
撮影・文=角田珠子さん
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2006年5月25日
生田緑地ばら苑日誌5月23日:どこを見ても花盛り
21日の日曜日が晴天で気温も高くなったために、ほとんどのつぼみが一斉に開花。全体的に90%以上のバラが咲き揃いました。
なかには2番花、3番花と次々に咲いているものも数多く見られます。
きょうの苑内はどこも、競うがごとき花盛りの風景でした。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月22日
生田緑地ばら苑日誌5月21日:陽光に恵まれ一気に見ごろに
きのう、そしてきょうの晴天に加えて、夏日を思わせる気温で一挙につぼみが開き、開花状況は80〜90%となりました。ほとんどのバラが咲き始め、気温の上昇に合わせて馥郁(ふくいく)たる香りが「ばら苑」を覆っています。
来園者は20日の土曜日は3200人を超えましたが、今日も日差しを待ちわびたように次々と見物の人が訪れ、昨日を上回りそうな勢いです。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月20日
日本民家園がライトアップ:光に浮かぶかや葺き屋根
川崎市多摩区枡形の市立日本民家園で5月20日、夜間特別公開が2時間にわたって行われ、訪れた家族連れや若いカップルなど約150人が夜空に浮かび上がったかや葺(ぶ)き屋根の幻想的な美しさを楽しんでいた。
この夜間公開は「昼間とは違う夜の古民家の美を楽しんで」と2003年3月以来、3年ぶりに実施したもの。
公開したのは、江向家、山田家、野原家、山下家の合掌造り4棟と、長野県の佐々木家、千葉県の作田家の合わせて6棟。投光器4基、足元灯8基などを使って古民家の外部を照らし出すとともに、あんどん5基や電球などで室内を照らし、いろりに火を入れて夜の古民家のムードを再現した。
作田家では「古民家で聞くむかし話」と題して多摩区の市民グループ「多摩ストーリーテリング・おはなし万華鏡」のメンバーが、いろりばたで「女房の首」「油とり」などのこわい話を語り、子どもたちは真剣な表情で話に聞き入っていた。
この日は、午後に強い風雨に見舞われたため、参加が少なくなるのではと心配されたが、午後6時の公開前には雨も上がり、しり上がりに入園者が増え、準備にあたった同園職員やボランティアたちをホッとさせた。
夜間公開は6月3日にも実施される。入園は山下家前の入り口からで、料金は300円(中学生以下は無料)。時間は午後6時から8時。「むかし話」の会は6時15分と7時15分の2回実施し、定員は先着30人。参加は入園料のみ。
問い合わせは電話044-922-2181日本民家園。
ホームページhttp://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm
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2006年5月19日
生田緑地ばら苑日誌5月18日:雨の中、300人超す入園者
朝から本格的な雨で、そのため写真もいささかかすみがち。
この雨で開花した花びらがかなり傷みましたが、つぼみの方は開花が進み、花の数は増えたようです。
雨にもかかわらず、来園者は300人を超しました。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月17日
生田緑地ばら苑日誌5月17日:3段階のバラ楽しめる
天気予報が「日中曇り、夜になって雨」となっていたのと、テレビのニュースで「ばら苑」が紹介されたこともあって多くの来園者がありました。しかし、残念ながら昼過ぎから雨が降り出し、苑内は色とりどりの傘の花が咲きました。
開花状況は50〜60%と進み、ほとんどの花が咲き始めています。また、見ごろを迎えたバラも増えています。
この時期、つぼみ、咲き始め、開花と3段階のバラが同時に見られるので、撮影に訪れるカメラマニアの姿がめだちます。
撮影・文=長澤陸夫さん
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生田緑地ばら苑日誌5月16日:40〜50%まで開花進む
今日もあいにくの天気でしたが、平日にもかかわらず横須賀・横浜などの団体や近隣の介護施設からの来園者を含め大勢の方が来ました。
昨日の月曜日は休園でしたが、晴れて気温も上がったため開花が進み、開花状況は
40〜50%になりました。
ほとんどのバラが咲き始めていますが、遅咲きのミニバラは一部を除き開花はまだ先になりそうです。パーゴラのつるバラはいまが見ごろです。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月16日
日本民家園が5月20日と6月3日にライトアップ:夜の古民家を特別公開
「夜の古民家を楽しんで」と川崎市多摩区枡形の市立日本民家園で5月20日と6月3日に夜間特別公開が行われる。当日は、園内にある古民家6棟をライトアップするほか、いろりばたで昔話を聞く会も催される。
当日は、江向家、山田家、野原家、山下家の合掌造り4棟と、長野県にあった佐々木家、千葉県にあった作田家の合わせて6棟をライトアップ、江向家、山田家、佐々木家ではいろりに火を入れるなどして床上公開を行い、夜の民家の雰囲気を味わってもらうことにしている。
また、作田家では「古民家で聞くむかし話」と題して多摩区の市民グループ「多摩ストーリーテリング・おはなし万華鏡」のメンバーが、「女房の首」「油とり」(5月20日)、「ほらあなさま」「朝日長者と夕日長者」(6月3日)などのちょっぴりこわい話をいろりばたでする。
同園では2003年3月29日に初めてライトアップを行い好評だった。その後も希望が寄せられたものの、準備作業がたいへんなこともあり、見送られてきた。園では、多くの人に夜の古民家の魅力を楽しんでもらおうと、照明用の配線施設や投光器などの機器の整備などを行い、開催にこぎつけた。
入園は山下家前の入り口からで、料金は300円(中学生以下は無料)。時間は両日とも午後6時から8時。「むかし話」の会は、両日とも6時15分と7時15分の2回実施し、定員は先着30人。参加は入園料のみ。
問い合わせは電話044-922-2181日本民家園。
ホームページhttp://www.city.kawasaki.jp/88/88minka/home/minka.htm
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2006年5月15日
生田緑地ばら苑日誌5月14日:家族連れなど2200人
10時過ぎまでぐずついた天気で、時折り日光が射したかと思えばすぐに雲に覆われる一日でした。
しかし、来園者は2200人を超し、関心の高さを感じました。やはり、休日とあって家族連れの姿が目につきました。
昨日より開花は進みましたが、全般的には約30%程度と思われ、ピークを迎えるのは20日以降となる見込みです。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月14日
生田緑地ばら苑日誌5月13日:両親連れた中国人留学生も鑑賞に
今日は朝から終日生憎の雨。それでも土曜日とあって、近隣の方だけでなく茅ヶ崎・本厚木からの来園者もあり、しっとりと濡れたバラの花々を熱心に観賞していました。
なかには、「日本の思い出に」と間もなく帰国する両親を案内してきた中国・四川省(成都)からの留学生もいました。
4月に寒い日々が続いたのが影響して、開花時期が全般的に例年より1週間ほどずれ込んでいるようです。
昨日少し晴れ間があり気温も上がったことで、11日のオープン時より開花が進み、約20%位が見ごろを迎えています。
特に、つるバラ系が見事な花を次々に咲かせて来園者の目をひきつけています。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月12日
生田緑地ばら苑日誌5月11日:開園初日に雨の中300人
開園初日。時折小雨が降る中にもかかわらず、待ちかねた約300人を超すバラ愛好家が近隣だけでなく埼玉・箱根・藤沢などから訪れ、咲き始めたバラを観賞していました。
撮影・文=長澤陸夫さん
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2006年5月11日
生田緑地内ばら苑が5月11日から公開:533種4700株
川崎市多摩区長尾の生田緑地内ばら苑が5月11日から一般公開される。面積約1.2haの苑内には、533種約4700株の色とりどりのバラが植えられ、 新緑との鮮やかなコントラストが楽しめる。ことしは4月下旬の寒さの影響で開花が数日程度遅れており、まだ2分咲き程度。見ごろは今月20日過ぎになりそ うだという。
このばら苑は、旧小田急向ヶ丘遊園の中にあり、関東地方でも有数の施設として愛好家に親しまれた。向ヶ丘遊園の閉園に伴って、施設の存続を望む市民の要望もあり、川崎市に管理が移管された。
バラの世話や苑の管理は多くのボランティアが協力して行っており、毎年春と秋に一般に公開され、市外からも数万人が訪れ、人気を集めている。
苑内には、四季咲大輪種、四季咲中輪種、つる性種、四季咲極小輪種、原種など多彩なバラが植えられている。「プリンセスミチコ」「クィーンエリザベス」「プリンセス ド モナコ」など日本の皇族や各国の女王などにちなんだ品種が植えられたロイヤルコーナーもある。また、売店ではバラの苗木や軽食などを販売する。
公開は6月4日までで月曜日休苑。時間は午前10時(土・日曜は9時)から午後4時30分(入園は4時まで)。入園は無料。交通は、小田急線向ヶ丘遊園から徒歩約12分。
問い合わせは電話044-978-5270ばら苑管理事務所
ホームページ=http://www.city.kawasaki.jp/30/30kokan/home/baraen/1.htm
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2006年4月12日
かわさき市民活動センターが助成金の説明会:市内3カ所で開催
財団法人かわさき市民活動センターが、川崎市内を拠点に公益的な活動する市民団体を資金面で支援する「かわさき市民公益活動助成金」の説明会を4月13日〜15日まで多摩区役所など3カ所で開く。
この助成金は、2004年から始まったものでことしで3回目。内容は活動を開始して3年未満の団体を対象としたスタートアップ助成と3年以上の団体を対象にしたステップアップ助成の2種類。スタートアップは3人以上で構成する団体に1回限りで上限が10万円、ステップアップは5人以上で構成し3年以上の活動実績を持つ団体でこれまでの事業を発展的に拡大するする企画に対し経費の80%以内で100万円を上限とする金額で、総額は2300万円。また、ことしは特例としてスタートアップ助成を受けた団体でも10万円未満と限定付で申請できる。
助成金の審査は、公開プレゼンテーション方式で6月17日と18日に行われる。
問い合わせは電話044(430)5566財団法人かわさき市民活動法人。
説明会の会場と日程
13日=午後6時30分から多摩区役所11階会議室
川崎市多摩区登戸1775-1
14日=午後6時30分教育文化会館5階会議室
川崎区富士見2-1-3
15日=午後2時かわさき市民活動センター
中原区新丸子東3-430-2中小企業・婦人会館2階
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2006年4月10日
多摩市民館で水墨画展
狛江市岩戸北の沈和年さんが主宰する水墨画グループ「翠風会」が4月7日から川崎市多摩区登戸の多摩市民館で展覧会を開いている。
沈さんは上海大学美術学院を卒業後、1990年に留学のため来日し洋画を学び、伝統的な中国の水墨画に現代的な感覚を取り入れた作品を描き、日本で何度も個展を開くほか、野菜や動物などを題材にした初心者向けの水墨画の本も数点出版している。約15年前から狛江市岩戸地域センターなどで水墨画を教え始め、門下生と共に「翠風会」を結成、多摩市民館で毎年作品展を開催している。
11回目の作品展には、狛江市や川崎市などの会員45人と沈さん、張瑜さんの計47点を展示。作品は、野菜、花、風景、鳥など多彩でなかにはオリンピックのフィギュアスケートもあり、作風も沈さん自身が洋画を習っていたこともあっていわゆる水墨画とはかなり異なり個性的だ。
期間中の11日午後2時30分から4時30分まで水墨画の無料体験も行われる。
会期は12日までで、時間は午前10時から午後6時まで。
2006-04-10 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2006年4月 7日
多摩区市民館で交通安全呼びかけるキャンペーン
春の全国交通安全運動(4月6日〜15日)にちなみ4月7日、川崎市多摩区登戸の多摩市民館で多摩区交通安全協議会がキャンペーンを実施、交通安全をテーマにした短編映画の上映や音楽演奏、約250人の参加者に事故を防止して無事に帰るの願いを込めてカエル型の菓子「カエルサブレ」を配布した。
同会ではキャンペーンに先立ち式典を開催。多摩区交通安全川崎善太郎会長が「交通事故は被害者、加害者とも悲惨なことになる。いっしょに手を携えて事故を防ぎましょう」と挨拶、4月1日に就任した鈴木基充多摩区長が家族が交通事故にあった体験談を披露して事故の悲惨さを訴えた。
その後パレードに参加予定だった川崎市消防音楽隊とカラーガード隊の女性隊員も旗を楽器に持ち替えて、春の唱歌をアレンジした「花のマーチ」「ドレミの歌」「世界にひとつだけの花」などを会場の手拍子にのって明るく演奏、大きな拍手が寄せられた。
同会では参加団体の交通安全母の会などが中心となって5日の入学式に区内14の小学校前で新入生の保護者にチラシを配布。期間中は通学路に立ち横断歩道の渡り方などの指導や11日から27日まで各小学生で交通安全教室を開催、4月10日には多摩警察署前の交差点でドライバーを対象にカエルサブレを配布した交通安全を呼びかける。
同区では春の交通安全運動のキャンペーンとして毎年、民法テレビの女性キャスターを招いて「1日警察署長」に委嘱、向ヶ丘遊園駅周辺で交通安全音楽パレードを実施。ことしは日本テレビの中田有紀さんが来る予定でPRをしていたが、多摩警察署が3月に同区内のマンションで起きた小学生の投げ落とし事件で多忙を極めていることなどに配慮し「1日警察署長」と音楽パレードは中止、交通事故をテーマにした啓発用のミニ映画に切り替えた。
2006-04-07 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2006年4月 2日
二ヶ領用水さくら祭り:満開の花の下にぎやかにパレード
川崎市多摩区宿河原の二ヶ領用水で4月2日、「さくら祭り」が催され、市消防局のカラーガード隊を先頭に消防音楽隊、地元小学生の鼓笛隊などが満開のサクラの下を用水に沿ってにぎやかに行進、花見の客などを楽しませた。
この祭りは、二ヶ領用水のサクラに親しんでもらおうと1977年から始まったもので、ことしで32回目。
式典の会場となった八幡神社では、川崎市消防音楽隊の演奏とレッドウィングスの演技、宿河原小学校・稲田小学校の鼓笛隊、稲田中学校吹奏楽部、宿河原花匠舞太鼓(はなしょうぶだいこ)、宿之島はやし連などが演奏を披露、境内と周辺の道路を埋めた市民を楽しませた。
また、式典では国土交通省の「第20回手づくり郷土(ふるさと)大賞」を受賞し、二ヶ領用水宿河原線の保全と地域の魅力づくりに対する貢献に対して、阿部市長からの感謝状が宿河原堤桜保存会(伊藤弘会長)、宿河原町会(三竹隆雄町会長)に手渡された。
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2006年4月 1日
二ヶ領せせらぎ館で4月2日「桜の多摩川コンサート」
川崎市多摩区宿河原の「二ヶ領せせらぎ館」で、4月2日に「桜の多摩川コンサート」が午後3時30分から開かれる。
多摩川の宿河原堰や二ヶ領用水の取水口がある同館付近はサクラが多く植わっている。コンサートは昨年、多摩川を訪れる人に潤いをと同館の管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが昨年初めて開催、好評を集めた。
ことしは、宿河原堤・桜まつりと連携し、第1部(午後3時30分)では、宿河原のまつりに出演する「宿之島子どもお囃子連」「花匠舞(はなしょうぶ)太鼓」の和太鼓演奏と「好舞会」の鳴子よさこい踊り。第2部(午後4時30分)は、高津区に住む古渡智江さんが「響け歌声多摩川に〜歌に生き愛に生き〜」と題して多摩川にちなんだ歌などを披露する。参加は自由.
。問い合わせは電話044(900)8386二ヶ領せせらぎ館。
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4月2日に宿河原堤桜まつり:満開の桜並木でパレードなど開催」
川崎市を代表するサクラの名所のひとつ宿河原二ヶ領用水で4月2日「宿河原堤・桜まつり」(宿河原堤桜保存会主催)が開かれる。まつりは、午後1時から同区宿河原3丁目の八幡宮境内広場(宿河原会館前)で式典を行った後、地元小・中学校の鼓笛隊・吹奏楽部、よさこい踊りなどの団体が桜並木約1kmをパレードする。
関連記事=今日の桜2006
同所のまつりは、約2kmに450本植えられている桜並木の手入れを行う宿河原堤桜保存会(伊藤弘会長)が、多くの市民にサクラの花を知ってもらい川崎の名所にしようと1977年から始め、ことしで32回目を迎える。ことしは、ちょうど満開を迎え、みごとなサクラが見られる。また、同会では会発足30年の記念誌を制作、会場で販売する。
式典では、桜並木の間を流れる二ヶ領用水宿河原線(約2km)が、昨年11月に国土交通省の「手づくり郷土(ふるさと)賞大賞部門」に選ばれたことをお披露目する表彰が行われる。パレードは、宿河原小学校。稲田小学校の鼓笛隊、稲田中学校吹奏楽部のほか川崎市消防音楽隊とカラーガード隊も参加、緑化センター〜JAセレサ川崎宿河原支店〜八幡宮をルートに演奏、よさこい踊りのデモンストレーションもある。
広場ではこのほか、二ヶ領405年歴史写真展、甘酒のサービスも行われる。問い合わせは電話044(922)4385戸田さん。
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2006年3月14日
多摩区の生田緑地で森の祭り:親子連れなど7500人が春の休日楽しむ
川崎市多摩区の生田緑地枡形山広場で3月11日「たまく森の祭り」が開かれた。会場には、暖かな陽射しに誘われて昨年より1200人多い7500人の親子が訪れ、木かげでお弁当を食べたり、ゲームやテレビヒーローショーなどを楽しんでいた。
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多摩区の生田中学で生徒・OBらが樹木の枝おろし作業のボランティア
母校の環境を整えようと2月5日、川崎市多摩区の生田中学(橋本英雄校長、生徒数435人)で同窓生や教職員、現役中学生など約300人が参加して、校庭に生い茂った樹木の枝下ろしのボランティア活動を行った。
作業は、午前9時からクレーン車3台を使い、校庭のイチョウやヒマラヤスギなどの枝落としや校舎よりも高くなった木を刈りこんだ。生徒は4班に分かれて参
加、父親よりも年上の先輩の手ほどきで落とされた枝をノコギリで切ったり、小枝を軽トラックに積み込む作業などに汗を流した。
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2006年3月 9日
生田緑地で3月11日に森の祭り
川崎市多摩区の生田緑地枡形山広場で3月11日午前10時から午後3時まで「たまく森の祭り」が開かれる。
まつりは、ゲームやテレビヒーローショーなどのほか区内の小・中学校の音楽演奏などもあり、家族で生田緑地の自然とイベントを楽しんでと毎年この時期に開かれる。
主な催しは、木の鼓動や樹木の名前をあてるネイチャーゲーム、空き缶付き、ビー玉皿移し、なわとびなどのチャレンジランキング大会、ファファ、ミニ動物園、ミニえLなどのフリープレーコーナー、風車、金気の手作りおもちゃコーナーなどのほか、縁日コーナーもある。展望台も兼ねた舞台では東生田小学校音楽クラブ、生田中学吹奏楽部の演奏、ロック鮎鷹踊り、太鼓演奏、のほか正午と午後2時10分から「轟轟戦隊ボウケンジャー」も催される。
雨天は翌日。
問い合わせは電話044(935)3143多摩区地域振興課。
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2006年3月 7日
登戸再開発地区内で「まちなかアート」を市民団体がとセミナー開催
川崎市多摩区の生田緑地内にある岡本太郎美術館ガイダンスホールで、3月9日午後6時30分から「のぼりと・ゆうえん・まちなかアートプロジェクト」が開かれる。
プロジェクトは、再開発による土地区画事業が進む登戸・向ヶ丘遊園地区を、まちの資源を生かして楽しい街にしようと活動している市民団体「のぼりと遊園隊」が川崎市岡本美術館と共催し、まちなかでアートを展開する可能性をめざして連続セミナーを開催、多摩区役所が後援している。
これまでのセミナーでは、水戸市と都内のまちなかアートの事例を学び、登戸・向ヶ丘遊園でのの実現のむけて参加者と意見を交換してきた。
3回目となるセミナーは、「人とまちをつなぐアートの可能性」をテーマに、ことし4月下旬に多摩福祉館で行われるアートによるイベントに参加予定のアーティスト藤浩志さんを講師に催される。藤さんは、京都市立芸術大学大学院美術研究科を終了、地域資源、適正技術、協力関係を基盤にジャンルにとらわれない企画・制作を展開、「ヤセ犬の散歩」「お米のカエル物語」などの表現活動をしている。
参加は無料で、先着順に受け付ける。問い合わせは電話044(935)3147多摩区役所総務企画課。
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2006年3月 5日
多摩区がオペラ公演: 区民公募歌手も熱唱
川崎市の多摩市民館で2月23日に「多摩区オペラ名曲コンサート」が開かれ、区民38人が藤原歌劇団の合唱団員とともに出演、オペラ『椿姫』の「乾杯の歌」をイタリア語で熱唱した。
関連記事>多摩区オペラコンサートに公募歌手が出演:プロの指導で「乾杯の歌」練習
写真=上・ソリストや藤原歌劇団合唱団員といっしょに歌う区民歌手ら、下・「奥様女中の」一場面
コンサートは、多摩区が魅力ある区づくり推進事業の一環として市が掲げる「音楽のまち・かわさき」にふさわしい事業をと、市内に稽古場を持つ(財)日本オペラ振興会の「藤原歌劇団」を招き催した。観賞は往復葉書による申し込み制だったが、日本のオペラのパイオニアが1000円で見られるとあって定員を大きく上回り、抽選の当選者に限定。会場は出演する区民歌手の席を確保するのもままならないほどの満席だった。
午後6時からの公演に先立ち、青木一区長と「音楽のまち・かわさき」多摩区事業実行委員会の多摩区事業実行委員会の秦松雄委員長があいさつ。一部は同歌劇団の第一線で活躍するソリストの安達さおりさん(ソプラノ、セルピーナ役)、三浦克治さん(バス・バリトン、ウベルト役)、小山陽二郎さん(テノール・黙役、ヴェスポーネ役)と河原忠之さんのピアノ・チェンバロによる約40分のミニオペラ「奥様女中」(ペルコページ作)の訳詞上演。二部は、オペラ名曲アラカルトとしてモーツアルト「『フィガロの結婚』より恋とはどんなものかしら」、ロッシーニ「『セビリアの理髪師』より私は街の何でも屋」、ビゼー「『カルメン』よりバハネラ」、プッチーニ「『蝶々夫人よりある晴れた日』など耳慣れた10曲の歌曲を演奏。客席はコミカルなオペラに笑い声が、名曲のアリアでは大きな拍手が起きていた。
区民歌手が歌ったのは最後の曲ヴェルディ「『椿姫』より乾杯の歌」とアンコール曲「メリー・ウイドー・ワルツ」(レハール作曲)の2曲。ソロを歌う安達さん、小山さんのうしろで同団の合唱団をバックに女性は白ブラウスと黒クロスカート、男性は黒のスーツに蝶ネクタイで舞台に立ち、この日のために1月以上練習してきた2曲を心を込めて歌った。出演した中村祥子さんは「練習回数は少なかったけれど、歌劇団の合唱団につられて本番はみんなとてもうまく歌えた。いい経験をさせてもらえた」ににっこり。
オペラ好きで新国立劇場のチケット会員という観客のひとり吉田民枝さんは「親しみやすい内容で楽しかった」と話していた。初めてオペラを見るという観客も多く「わが町で本物の生のオペラが見られて感激。またやって欲しい」「日本語の芝居やよく知った曲が多くて引き込まれました」と感想を語っていた。
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2006年3月 3日
市立多摩病院で初の院内コンサート
音楽で安らぎのひとときをと川崎市立多摩病院で3月3日に「ひな祭りコンサート」が開かれ、パジャマ姿や点滴を付けた入院患者、家族など約70人が生のピアノ演奏を楽しんだ。
関連記事=川崎市立病院が開院、多摩病院の施設写真ガイド
写真(上から)=点滴を付けた患者も参加、演奏者を紹介する亀谷院長(右)、看護師に伴われ熱心にピアノを聞く患者
川崎市立の川崎病院、井田病院では療養生活の励みにと毎月院内コンサートを開いており、3番目の市立病院として2月1日にオープンした同病院でも、開院直後にグランドピアノを総合ホールに設置。1カ月を経て開院時の忙しさが落ちついたこの日、気持ちよく療養生活を送ったもらおうと初の院内コンサートが企画された。
午後3時からのコンサートは、病院スタッフが1階総合ホールのイス配置を変えるなどの準備をして院内放送をすると、面会に来た家族に押されて車イスに乗った子どもやお年寄り、パジャマ姿の入院患者などが次々と会場に集まってきた。亀谷学院長が「楽しいひとときで、心をいやして」とあいさつ、演奏者を紹介した。
演奏したのは横浜市に住む音気楽工房音楽教室講師の小川伸子さん。開催日にちなみ「うれしいひなまつり」を皮切りに「となりのトトロより『さんぽ』」、「moon River」、「アンパンマンマーチ」など馴染みの曲のほかクラシックのメンデルスゾーン「春の歌」、ドビュッシー「アラベスク」、ラヴェル「ソナチネ第1楽章」など13曲を熱演。最後に参加者とともに「春が来た」などを参加者とともに歌い、予定よりオーバーして初コンサートを終えた。
連れの幼児に話しかけながら歌を歌っていた若いお母さんは「下の子どもが入院して、子どもとゆっくり過ごせる時間が少なかったが、きょうは好きなピアノ曲を聴いて気分転換ができた」とにっこりしていた。
病院スタッフによると、現在ベッド数の約8割200人が入院しており、変化の少ない療養生活にうるおいを持たせるために院内コンサートを定期的に開きたいと話していた。
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2006年3月 1日
市立多摩病院で「ひなまつりコンサート」
JR登戸駅近くに2月1日に開院した川崎市立多摩病院で、3月3日に初の院内コンサートが開かれる。
関連記事=川崎市立病院が開院、多摩病院の施設写真ガイド
同病院が入院患者や外来患者に気持ちよく療養生活を送ってもらい心の励みと、開催日にちなみ「ひな祭りコンサート」と題して1階総合ホールで午後3時から催す。演奏は、音気楽工房音楽教室講師の小川伸子さん。「うれしいひなまつり」「となりのトトロより『さんぽ』」メンデルスゾーン「春の歌」、ドビュッシー「アラベスク」「アンパンマンマーチ」、日本の歌メドレーなど馴染みの曲を約30分ピアノ演奏する。
問い合わせは電話044(933)8111市立多摩病院。
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2006年2月25日
輝け!川崎フロンターレ展トークショー:家族連れなどが久野元選手らの話楽しむ
特定非営利活動法人k-pressが主催する「輝け!川崎フロンターレ展」のイベントのひとつ、トークショーを2月25日、多摩区総合庁舎1階ロビーで開催しました。
フロンターレの元選手で強化本部スカウトの向島建さんと久野智昭さん、サッカーレポーターの岩澤昌美さんの3人が、「'06シーズン ズバリ言うわよ」と題して、新加入選手を中心とした今シーズンのチームの体制やキャンプの裏話、今後の展望などをエピソードをまじえながら披露しました。会場には親子連れやサポーターなど約180人が訪れ、熱心に耳を傾けていました。
「輝け!川崎フロンターレ展」は、川崎市のイメージアップ事業のひとつに選ばれ、写真ニュース「川崎フロンターレnow」の発行のために撮影された、2005年の等々力でのホームゲームの大判のカラー写真を市内6カ所で展示するほか、チームで初ゴールを決める選手を予想するクイズなどを行っており、市民やサポーターの注目を集めています。
トークショーはその一環として、3月5日の等々力競技場での開幕戦に向けて、ホームタウン川崎の市民の関心を盛り上げようと、(株)川崎フロンターレと多摩区役所の協力で開いたものです。
開始4時間前の午前10時に順番待ちをする人が列をつくるなど、関心の高さをうかがわせました。
午後2時からのトークショーでは、新体制発表会などの模様を収録したビデオが大型テレビで約15分上映した後、k-pressの安永能美理事長があいさつ、続いて岩澤さんの紹介で向島さん、久野さんがステージに上がりました。なかでも、久野さんは昨年現役を引退してからこの日がファンの前にデビューするとあって、多くの人がカメラや携帯で盛んに写真を撮るなど、注目を集めていました。
ショーは、岩澤さんの巧みな司会でわきあいあいとしたムードで進められ、ふたりの元OBが今季のチームの戦力評価や選手に対する的確なコメントなどが次々ととび出しました。左サイドのアウグス選手の抜けた穴を埋める期待のMFマルコン選手の怪我と復帰の見通しは「開幕戦戦までの復帰はむずかしそう」との報告に観客は落胆、キャンプでみんなが遠慮するなかエビを10本食べて大物ぶりの現したFW鄭大世選手については「身体能力が高くシュートをバンバン決め、我那覇選手らに刺激を与えている」など秘話やエピソードを披露。他の新加入選手のコンビネーションがうまくゆくにはもう少し時間がかかる、チームの成績については向島さんは「4位」、久野さんは「5位」を約束、チームをよく知る2人の話に訪れた人たちは真剣な表情で聴き入っていました。
ショーの終わりでは、プレゼント抽選会が行われ、向島さんが自分の率いるフットサルチームのユニフォーム、久野さんが現役時代のユニフォーム、岩澤さんがフロンターレの10周年記念Tシャツをプレゼント、抽選に当たった3人は思わぬ幸運に大喜びしていました。
参加者は「声がちょっと聞き取りにくかったけど、生の姿と話が聞けてよかった」、「図書館に来てたまたま知り、大好きな久野元選手を近くで見られてハッピー」「自転車で来られる近くでこんなイベントがあってうれしい。これからもやってほしい」と満足げ、にこやかに帰途についていました。
「輝け!フロンターレ展」は高津区の川崎溝ノ口郵便局が2月28日まで、多摩区役所が3月2日まで、川崎市役所第三庁舎、中原区役所、麻生区役所が3月3日まで開かれています。また、ファーストゴールクイズの受け付けがインターネット(URL=http://www.k-press.net/indexfrontale.html)とFAX(03-3430-6743)で3月3日まで行われています。
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2006年2月23日
「輝け! 川崎フロンターレ」のトークショーは入場整理券を配布:25日午前11時30分から会場で
川崎市内の公共施設など5会場で開催中の「輝け! 川崎フロンターレ展」(特定非営利活動法人k-press主催、川崎フロンターレ/川崎フロンターレ後援会後援)のイベントのひとつで、25日午後2時から多摩区役所1階ロビーで催すトークショーは、当日午前11時30分から会場で整理券を配布します。また、会場のスペースの関係で入場制限を行う場合があることを、あらかじめご了承ください。
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2006年2月18日
多摩市民館で「たまんちゅ交流集会2006」:平和願い演劇やコンサート、映画を上映
平和を願う多摩区の市民団体の集い「たまんちゅう交流集会2006」(川崎市教育委員会主催)が2月19日午後1時30分から多摩市民館で開かれる。
写真>「わたしたちの物語」の1シーン
集会は3部構成で、1部(午後1時30分〜)は、同館の学習講座「脚本づくりワークショップ」「演劇わっくしょっぷ2」のコラボレーション。4つの脚本を中学生から主婦、教師、60代の男性など14人が、それぞれの脚本のシーンをベースにその場の雰囲気に合わせたアドリブを多用してダンスでつなぐ、実験的な演劇発表「わたしたちの物語」。
2部(午後2時30分〜)多摩区生田に住んでいた寺島尚彦さん(故人)が作詞・作曲、平和への祈りとして有名な沖縄戦の悲劇を歌った「さとうきび畑」を元に寺島さんの娘でソプラノ歌手の寺島夕紗子さんの歌と話、江川真理子さんのピアノでつづる「さとうきび物語コンサート」。
3部(午後3時30分〜)は、80代のいま、失われた青春を取り戻すかのようにロックを踊り50年ぶりに水着を買ってプール泳ぐ川崎市川崎区桜本に住む朝鮮・韓国出身の在日1世のおばあちゃん(はんめ)たちの暮らしを追ったドキュメンタリー映画「花はんめ」(2004年制作)の上映会と同映画の金聖雄監督のミニ講演。
いずれも入場は無料。問い合わせは電話044(935)3333多摩市民館。
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2006年2月15日
多摩区役所で2月16、17日にリサイクルフェア:古着や古布も回収
川崎市多摩区が、ごみの減量化とリサイクルに関心を持ってと2月16日と17日に同区役所1階アトリウムでリサイクルフェアを開催する。
会場では、パネル展示、多摩図書館で使わなくなった約1200冊の古本の配布、牛乳パックの工作、多摩区まちづくり協議会佳境部会が行っている生ゴミ堆肥化関連の展示、パソコンを使った環境クイズなどを催す。道路を隔てた駐輪場では、主催のイメージァアップ委員会が東南アジアの発展途上国などで使われる中古衣料を集めて送るNGO的な活動団体にことしも協力、古着・古布の回収を行う。回収は2003年から毎年リサイクルフェアで行われており、2005年に区民から持ちこまれた衣類や古布は約6トンという実績を持つ。回収時間は午前10時〜午後3時で、雨天の場合は中止。
集めた品物は衣料品として輸出して再利用されるほか、繊維としても利用される。衣類は、輸出先の気候により夏物、肌着類がリサイクルしやすく、冬物、コート類は難しいため、主催者は夏物を中心に出してほしいと呼びかけており、ツバのある帽子、ハンカチ、女性用の下着、毛布、カーテン、シルクの和服などは特に喜ばれるという。
出し方は、自身で使える状態で洗濯してあるもの、靴下などセットものは分かれないようにする、ボタン、ベルトなど装飾品はそのまま付けておくなどのほか、ぬれたり、破れたり、汚れたものは回収しない。また、布団類やじゅうたん、ビニール製の雨合羽や会社の制服・ユニフォームなどは回収しない。
問い合わせは電話044(935)3148多摩区役所地域振興課。
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2006年2月10日
日本民家園で合掌造りの屋根葺き替え工事:2月19日と25日に見学会
川崎市多摩区枡形の川崎市立日本民家園・旧山田家住宅で2月18日と25日午前10時30分〜11時30分に合掌(がっしょう)造り屋根の葺き替え工事の現場見学会が催される。
山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山桂集落から移築した17世紀後期の合掌造り。同園「信越の村」コーナーにあり神奈川県の重要文化財に指定されている。同園では、2005年2月に五箇山から屋根職人を迎えて本格的な片面葺き替え工事を行い、期間中に見学会を開いたところ、定員の2倍が並ぶ人気で後日再度見学会を催した。
昨年に続き2月上旬からのもう一方の葺き替えが始まり、ことしも見学会を開くことになった。
当日は、同園職員が現場で工事の様子などを説明する。足場などの組み立てや進ちょく状況によって足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている
。希望者は山下家住宅前(白川郷・そば屋)に集合。定員は先着30人で、午前10時から整理券を配布する。雨天の場合は中止。
工事は3月上旬まで行われ、期間中の周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。
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川崎フロンターレOBがトークショー:開幕前に最新情報を語る
3月5日のJリーグの開幕を前に、昨年引退した久野智昭選手(現川崎フロンターレ強化本部スカウト)らがチームの最新情報を語るトークショーが、2月25日午後2時から多摩区役所ロビー開かれます。ゲストは、久野さんと川崎フロンターレ強化本部スカウト向島建さん、進行役はSUKI! SUKI!フロンターレナビゲーターなどで知られるサッカーレポーター岩澤昌美さんの3人。
写真>久野智昭さん、向島建さん、岩澤昌美さん(上から)
関連記事>川崎市内6カ所で輝け!川崎フロンターレ展を開催:2月7日から大判写真で魅力を紹介
トークショー「タツルとベティの『’06シーズン ズバリ言うわよ!!』」は、川崎市イメージアップ事業に認定された「輝け!フロンターレ展」(主催=特定非営利活動法人k-press、後援=株式会社川崎フロンターレ、川崎フロンターレ後援会)イベントのひとつ。フロンターレOBの2人が、宮崎キャンプの様子やことしの注目選手など今季のフロンターレの展望と魅力、裏話などここだけの生情報をズバッっ話します。このほか、必勝祈願、初練習、キャンプなどことしのチームの始動を約15分にまとめたビデオも上映されます。
会場では2005年の選手のプレー中の大判写真(A2ノビ)を中心に約60点の写真と写真ニュース「川崎フロンターレnow」(2005年版)を展示、川崎フロンターレの魅力を多くの市民にご紹介します。
多摩区役所の写真展は2月23日〜3月2日で、今季チームで初ゴールをあげる選手を予想するファーストゴールクイズも行います。
問い合わせ
特定非営利活動法人k-press(ケイ・プレス)
Email= [email protected]
電話03(3430)6617
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2006年2月 9日
多摩区役所で2月10、11日にまちづくりフェスタ:区の魅力や問題点を紹介
川崎市多摩区の小学生にアンケートした「校区内危険度マップ」や市民が調査した区内の石像物マップなど、多摩区の魅力や問題点を紹介する「第4回まちづくりフェスティバル」が、2月10日と11日の午前10時から午後3時まで多摩区総合庁舎1階ロビーで開かれる。
フェスタは、 多摩区まちづくり推進協議会(田嶋郁雄会長)が主催、同会の57人の区民が「安全で賑わいのあるまち」「環境」「福祉関連」「文化教育」の4部会に分かれ、今年度の活動報告を行うもの。11日はおとな対象の報告・発表「まちづくり広場〜こんな活動しています」で、11日は親子を対象の「こども広場 みんなで楽しく遊ぼう!」を催す。
初日に展示する子どもの目から見た危険度マップは、2005年6〜7月に交通量の多い場所や見通しが悪区危険な道、不審者に声をかけられた場所などについてのアンケートをまとめたもので、最近増えている子どもの事故や事件の被害防止に役立つ内容。多摩区石像物マップは昨年の旧津久井街道歴史マップに続き、平瀬川沿い、二ヶ領用水宿河原線沿いにある地蔵、記念碑など石像物を写真と短文で紹介。このほか放置自転車対策、高齢者や障がいを持つ人にお薦めの福祉散策マップ、生ごみ堆肥、花と緑のまちづくりの紹介などをパネルで展示する。来場者には、歴史マップや前年まとめた区内の小学校区危険度マップを配布し、各部会の委員が内容を説明をする。ナメコ、ノラボウ菜など地場農産物の紹介コーナーもある。
2日目のこども広場は、幼児から小学生を対象にプラバン、ぬりえ、どんぐりあそび、風車、竹細工など親子で遊べる工作コーナーを設けるほか、午前11時から子ども限定のもちつき(先着順)も催される。
また、フェスタ終了後の12日〜22日まで吹き抜け広場で活動報告パネル展示も行われる。
問い合わせは電話044(935)3148多摩区役所地域振興課。
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2006年2月 5日
多摩区の五反田神社で節分祭
川崎市多摩区三田の五反田神社で2月5日、節分祭の豆まきが行われた。境内には近くの親子連れなど約300人が集まり、同神社役員らがまく縁起物の豆やキャンディーに群がっていた。
写真=縁起物の豆まき(上)、人で埋まった境内(下)
同神社では1996年から2月3日の節分に近い日曜日の午後、豆まきを催しており、ことしで11回を数える。
豆まき役は、同神社奉賛会(森山弘会長)役員や厄よけ祈願の歳男・歳女など。ことしはかみしもを着用した4人の歳男や生田地区に住む多摩区選出の市議、代議士など約20人が「福は内、福は内」と唱えながら、豆とキャンディーをまき、日用品や菓子、野菜の引換券の入った福袋を配った。
ふだんはひっそりとした境内は、縁起物目当ての人でぎっしり。奉賛会役員準備した汁粉や鶏スープで暖をとりながら、顔見知りと和やかに談笑する参拝客が多かった。
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多摩区オペラコンサートに公募歌手が出演:プロの指導で「乾杯の歌」練習
「多摩区オペラ名曲コンサート」に藤原歌劇団の合唱団員とともに出演し、オペラ『椿姫』の「乾杯の歌」を合唱する公募歌手の初練習が、小田急線新百ケ丘駅前の昭和音楽芸術学院スタジオで1月29日に行われ、参加者は慣れないイタリア語で名曲「乾杯の歌」を繰り返し練習していた。
写真=昭和音楽芸術学院スタジオで初練習
同区では、伝統芸術に親しんでと多摩区魅力ある区づくり推進事業の一環として毎年歌舞伎や能を公演。区民からは「安い費用で芸術鑑賞ができる」と好評だ。ここ数年は、客席で観賞するだけでなく舞台でプロと協演する機会をと、演目に区民参加の場面を必ず入れている。
ことしは市が掲げる「音楽のまち・かわさき」にふさわしい事業として初めてオペラを取り上げ、2月23日に多摩市民館でミニオペラ「奥様女中」とオペラ名曲アラカルトを公演(観賞募集はすでに終了)する。公募市民が登場するのは名曲アラカルトの最後で、オペラ『椿姫』より「乾杯の歌」を歌う。
出演するのは、区内で活動する合唱団からの推薦と公募区民の計41人。20代から80代まで幅広い年代の区民で、合唱歴も全く初めての人から数十年とさまざま。なかには音楽大学を卒業して合唱団の指導をするプロや個人レッスンを受けている人もいる。初練習には男性7人、女性27人が参加、多摩区に住む藤原歌劇団
バリトン歌手の清水良一さん(写真右)の指導で女声3部、男声2部の各パートに分かれ、イタリア語の「乾杯の歌」をワンフレーズずつ練習した。CMなどにも使われる有名な曲で、事業担当の区職員から事前に楽譜が送られているため、メロディーはよく知っていたが、カタカナをふったイタリア語で歌うのにとまどい気味。清水さんは「すべてきちんと発音していると遅れるので、イタリア語がきちんと伝わるように単語の頭の音を大きな声で発音して」とうまく聞こえるコツを教えていた。
学生時代から合唱に親しみ、職場コーラスを経て退職後は東京交響楽団の専属コーラスグループ「東響コーラス」に所属している同区寺尾台の児玉賢三さんは「オペラ曲は初めてだが、藤原歌劇団と一緒に歌えるのが魅力」と早くも当日を楽しみにしている。カルチャー教室の個人レッスンを十数年間受けている東生田の石田雅子さんは「合唱経験がないので少しとまどったが、一流のプロに指導してもらえるのは貴重な体験」とにっこり。約40年前に労音に出演して以来という三田の大野敬子さんは「がんばって覚えます」と神妙な顔。また、昭和音楽大学を卒業後、都内の合唱団の指揮者をしている菅の加藤敦さん・和歌子さん夫妻は「普段は指導する側なので久しぶりに歌うのが楽しい。どのパートでも声が出るので、音が弱そうな所に回る予定」と話していた。
当日までの練習は2月20日までの日曜日を含む4回で、舞台ではプロの合唱団員とともに、暗譜で歌う。
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2006年2月 3日
ひなた山ぼっこまつりに350人:森の恵みや音楽を楽しむ
川崎市多摩区の市民健康の森「日向山の森」(多摩区枡形4丁目、東生田緑地)で1月15日、「ひなた山ぼっこ祭り」が開かれ、約350人が森の作業や野外料理などを楽しんだ。
次代に里山を残そうと市民団体「日向山うるわし会」(田中清会長)が毎月竹の伐採などを行っており、年に1回一般参加のまつりを開催している。3回目のことしは、雪や雨に見舞われた過去の祭りと異なり青空が広がる温かく穏やかなアウトドア日和。天候に恵まれ会場は、午前9時30分の受け付け開始時間よりも前に親子連れなどが次々訪れ、過去最高の人出となった。
竹林を伐採して作ったひなたぼっこ広場で田中会長が「ここは野鳥や野草がたくさんみられるところ。冬の里山で森のシャワーを浴びてください」と開会宣言。阿部孝夫市長が「きょうは赤城山、富士山、新宿の高層ビルも見える良い天気。ここは眺めもよく、みんなが手入れをしてすばらしい多摩丘陵が残っている。川崎市は多摩の横山から三浦半島までつづく丘陵地をつなげる『緑の回廊』づくりを近隣の市町村といっしょに取り組むことになった。そうしたことからもここは貴重な場所。きょうはみなさんと一緒に森の恵みのひとときを過ごします」とあいさつした。その後、同会員で造園業を営む小峰明夫さんといっしょに山の安全と豊作を祈る「森の神事」を行い、祭りを開始。
総合的な学習で同地の環境を学ぶ東生田小学校5年生の児童のほか、親子連れなどの参加者が、森の作業体験、ネイチャーゲーム、食事作りなど7班に分かれて作業、うるわし会会員の指導で竹の伐採作業や同地で採れたサツマイモを紙で包んで焼きイモの準備、マキでたいた30kgの米でおにぎりつくりなどにチャレンジ。会場では会員の酒井昭子さんが木の実で作った人形、瀧川信介さんらが描いた絵、写真などを森の中に展示する「天井のない展覧会」も開かれ、親子連れの参加者が熱心に見て回った。このほか、同会員が切り出した竹や木の枝で竹笛、弓作りを指導、竹馬の乗り方や竹とんぼの飛ばし方のコツを教えていた。
約1時間の作業の後は、里山の恵みを味わう「森はおいしい」、参加者は、たき火のそばでおにぎりやトン汁、薫製を味わった。食後は東生田小学校のタイコクラブ、5年生の児童らが「日向山音頭」を披露、全員で「ふるさと」を歌い木々にこだまするハーモニーなど自然に親しむ楽しさを満喫した。
地域のお年寄りと子どもが作った日向山音頭
「日向山音頭」は、昨年このまつりに参加した目が不自由な相川みちこさんが体で感じた祭りの雰囲気を大好きな民謡「灘の酒造り」という曲に載せて作詞。総合的学習のフィールドとして日向山を利用する東生田小学校では、音頭作詞を知り環境をテーマに同地で度々学習をしている5、6年生が運動会用に振り付けをして発表。昨年11月に行われた同校40周年記念式典でも披露して好評を博した、子どもと地域のお年寄りが一帯となって作った音頭だ。
学校では太鼓にあわせて輪になって飛び跳ねるように踊ったが、この日は、会場が斜面地であまり広くないため、輪にはならず、観客に振りを見せるにとどまった。
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2006年2月 2日
川崎市立多摩病院が開院:初日は206人の患者を診療
JR・小田急線登戸駅近くに完成した川崎市立多摩病院が2月1日開院、天候の影響で初日の受診患者は少なかったが「ていねいに説明してくれた」など患者の印象はまずまずで、順調なスタートを切った。
写真=玄関ロビーで患者の話を聞く亀谷院長(右端、上)。多くのスタッフを配置し、患者の質問に対応する外来待合室(下)
この日は朝から冷たい雨が降るあいにくの天気。外来受け付け終了時の午前11時までに受け付けを済ましたのは153人、複数科で受診する患者もいてカルテ数で約180件だった。紹介状を持ち午後からの専門外来や救急で受診した患者もあり、翌日の午前零時までの1日目の外来は186人、救急車や自分で来院した急患20人と206人が診療を受け、うち13人が入院した。
同病院は、急性期の診療と24時間救急を中心に地域の核となる病院を目ざしており、診療は地域の医療機関との連携が原則で、初日に来院した患者の半数を上回る106人が紹介状を持参していた。ただ、地域の医療機関との連携体制がまだしっかりと整っていないことなどもあり、紹介状がなくても受診できる。3月からは、健康診断も受け付ける。
スタッフ総動員態勢で開院 院長が玄関で案内
病院側では、初日はすべての患者が初診のうえ、病院のシステムや院内に不案内という点を考慮し、多くのスタッフを玄関や受け付け窓口に配置して対応。指定管理者となった宮前区菅生の聖マリアンナ医大病院からも数人のスタッフが応援に駆けつけた。初日の午前中は入院患者がいないため病棟の看護師を外来診療部門の応援にまわしたほか亀谷学院長が正面玄関に立って患者の案内役や相談を受けるなど総動員態勢で迎える念の入れよう。
スタッフ集合の午前7時にはすでに患者2人が玄関が開くのを待っていた。亀谷院長が朝のミーティングで「患者様をていねいに迎え、ていねいな診療をしよう」とスタッフに呼びかけた後、7時30分に玄関を開けて来院者を入れた。午前8時30分に外来の受け付けを開始、この日に限り少し早めの午前9時前から診療を開始した。玄関で待機した多くのスタッフは、雨で患者の出足が伸びず肩すかしを食った様子だったが、関係者は「昨年の見学会で2800人の市民が見学しており、混乱を避ける万全の準備を整えた。無事スタートしてほっとした」と語っていた。
患者の反応はおおむね好評
患者の反応は好評。紹介状を持ち循環器科で受診した町田市鶴川の荒秀雄さんは「医師、看護師などみんな親切でスムーズに治療が受けられ二重丸をあげたい」と手放しでほめた。紹介状を持ち眼科にかかった多摩区中野島の宮坂實さんは「広くてきれいなのにびっくり。雨が降っていたので明日にしようかと思ったが、すいていて早く診察が終わり助かった。病気と症状についての説明が前のところより詳しく、よく理解できた」と安心した表情。病気知らずだったが昨年夏に心筋梗塞で倒れ救急車で横浜市内の病院に運ばれたという中野島の女性は「お世話になった病院は通院に1時間半以上かかる。紹介状はなかったが、いざという時にかかれる近くの病院を探していたので、とりあえず診てもらいました。みんな親切で新しい医療器具も多く、会計も機械で直ぐ終わり楽だった。これから家族と相談してこちらに変わるかどうか決めたい。ただ、バスの本数を増やしてもらいたい」と交通便に注文を付けた。消化器・肝臓内科にかかった菅の女性は「見学会にも参加して開院を待っていた。以前、通院していた大学病院が遠いので最近は行かなくなり、我慢していた」と再診予約を入れたことを明かした。小学生の子どもを整形外科に連れてきた母親は「総合病院に来たことがなかったので、検査であちこち回るのにまごつきました」と話していた。
住所=川崎市多摩区宿河原1—30ー37
電話=044(933)8111(代表)
交通=小田急線・JR南武線登戸駅徒歩3分
【外来の受付時間】
◎平日
初診=午前8時30分〜11時
再診(予約のない方)=8時30分〜11時30分
再診(予約のある方)=8時30分〜16時
◎土曜(第2・4・5のみ)
初診=午前8時30分〜10時30分
再診(予約のない方)=8時30分〜11時30分
再診(予約のある方)=8時30分〜12時
【休診日】
◎第1・3土曜と日曜・祝祭日
◎年末年始(12月29日〜1月3日)
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2006年1月28日
2月8日に連携記念のコンサート:多摩区の3大学が多摩市民館で
川崎市の「多摩区・3大学連携協議会」の設立を記念したコンサートが2月8日午後5時45分から多摩市民館で催される。
当日は、午後8時30分まで専修大学フィルハーモニー管弦楽団、明治大学マンドリン倶楽部、日本女子大学箏曲倶楽部が3時間余りにわたって演奏する。
連携協議会は、多摩区にある3大学の知的資源と人材を活用し、地域と積極的に連携し、多摩区民と一緒になって地域の課題の解決に向けて実践的な活動を行うことを目的に2005年12月に設立された。
曲目は専大フィルがドボルザーク「新世界」、明大マンドリン倶楽部が「スカボロフェア」「ナタの愛のテーマ」、1970年代懐かしのフォーク・ポップスメドレー、津軽組曲より「夏」ほか、日本女子大箏曲倶楽部がろくだんの調べ、ジブリメドレー、アイネ・クライネ・ナハトムジークほか。
定員は先着550人。
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2006年1月22日
川崎市立多摩病院で開院式:阿部市長らが門出祝う
川崎市多摩区宿河原1丁目の川崎市立多摩病院の開院式が関係者など約200人が出席して1月21日に催された。阿部孝夫市長らがテープカット(写真右)を行い、市北部の医療の新しい拠点の門出を祝った。同病院は2月1日にオープン、多摩区の救急病院ゼロという事態はようやく解消される。
この日は朝から雪が降りしきるあいにくの空模様となったが、招待客などが次々と訪れた。
テープカットに続いて、講堂で記念式典(写真左)が行われ、阿部市長が「医療施設が不足している北部医療圏の現状を改善するために造った。災害にも強く、高度医療と救急医療に積極的に取り組み、市民の期待にこたえたい。近隣と連携し安心のできる病院にしたい」とあいさつ、亀谷学院長は「構想から開設まで7年かかったが、市民の熱い期待を肌で感じています。開院後は経営効率の向上に努めるとともに、他の医療機関と緊密に連携し、患者本位や社会貢献、環境にやさしい医療などの病院の理念と基本方針をまもっていきたい。市立病院として市民の期待にこたえられるよう魂を注いでいきたい」と決意を述べた。
式典の後、訪れた人たちは病院内をまわり、最新式の医療機器や病室などをじっくりと見ながら、スタッフに熱心に質問していた。
(写真左=阿部市長(右)に説明をする亀谷院長(左)、写真右=医療機器に見入る招待者たち)
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2006年1月18日
川崎市立多摩病院:2月1日の開院に向け準備進む
JR・小田急線登戸駅近くに完成した川崎市立多摩病院(川崎市多摩区宿河原1ー30ー37)が、2月1日の開院に向け準備作業が急ピッチで行われている。1月17日には、病院関係者の立ち会いのもと神官を招き入院患者用の食事を作る給食室の火入れ式も行われた。
写真=受け付けのシュミレーション作業をするスタッフ
関連記事>多摩病院の施設を写真ガイド(2006年1月18日)
関連記事>川崎市立多摩病院で開院式(2006年1月22日)
関連記事>川崎市立多摩病院が開院(2006年2月2日)
同病院は市立だが指定管理者制度を採用、医療行為と管理運営は聖マリアンナ医科大学が行う。このほど、亀谷学同大教授が院長に就任した。
同病院18診療科目の外来と入院施設、救急災害医療センターを整備。院内は、体を約1000分割して撮影ができるCTスキャンや心臓専門の手術室など最新式の医療機器を導入している。入院患者の病室は冷たい雰囲気をなくすため木製のロッカーを設置し部屋ごとにトイレとシャワーが備わっており(4人部屋は共用浴室も設置)、予約受け付け、カルテ、薬の処方、検査の結果などすべての情報をオンラインで結んでおり、支払いや器械で行うコンピューターの端末だけで700台以上ある。現在、医療機器はほとんど導入が終わり、医師、看護士、検査技師、医療事務など各スタッフが、外来や入院の受け付け、診療、救急医療などさまざまな場面を想定してシュミレーション作業を繰り返し行い、開院に備えている。
開院時のスタッフは医師約80人を含め約450人、このほか救急部門は専用スタッフ50人が交代で24時間待機する。外来患者は1日約800人を想定しており、入院は8病棟のうち6病棟体制でスタートする。同病院の診療については当初、かかりつけ医の紹介による医療連携を標榜していたが、必ずしも紹介状は必要としない。
外来は午前8時30分から受け付けが行われる。
問い合わせは電話044(210)2177。
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2006年1月 1日
武州稲毛七福神:1月3日まで実施
川崎市の生田仏教界に所属する川崎市多摩区・麻生区の6寺で正月三ケ日に行われる「武州稲毛七福神」がことしも人気。穏やかな元旦には、繁栄や健康など七つの福をもたらすとされる七福神の御利益に預かろうと、散歩を兼ね家族連れで各寺を巡る人が多かった。
写真=上・香林寺(布袋尊)、下・潮音寺(福禄寿)
1988年に始まった「武州稲毛七福神」は、統一したのぼりや案内板、ちょうちん、専用色紙や朱印を各寺で用意しており、専用色紙700円(各寺で販売)、朱印各100円。期間は、1日から3日まで、時間は午前9時から午後4時。
◇安立寺(毘沙門天)
川崎市多摩区東生田1-27-1 電話044(932)4835
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
同
寺の帝釈天は、源頼朝の重臣の稲毛三郎重成が所有していた。建久年間(1190~1199)に家臣の佐伯民部吉春に伝えられ、さらに飯室の釈迦堂に移され
た。永禄年間(1558~1570)に釈迦堂を改めて現在の寺が建てられたという。毘沙門天は本堂横の帝釈堂に安置されている。
◇広福寺(大黒天)
川崎市多摩区枡形6-7-1 電話044(911)3782
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
慈覚大師が承和年間(834〜848)に創建したという古寺。稲毛三郎重成の居館跡で、重成の墓もある。本尊の木造聖観世音菩薩は鎌倉時代末期から南北朝時代初期の作とされ、平安後期の特色を持つ木造地蔵菩薩とともに県指定重要文化財の指定を受けている。大黒天は本堂に安置されている。
◇盛源寺(弁財天・寿老人)
川崎市多摩区長沢1-29-6 電話044(977)3744
交通=百合ケ丘駅からバス盛源寺または向ケ丘遊園駅からバス病院入口歩1分
1573年久翁力正が開基したと伝わる。この一帯はわき水が豊富で、弁財天はかつて裏の池にまつられていた。現在は周囲に池をめぐらした堂に安置されている。寿老人も本堂近くの堂にある。
◇観音寺(恵比寿)
川崎市多摩区生田7-17-8 電話044(922)2263
交通=生田駅歩3分
旧津久井街道に面した寺の境内には、1396年に立てられた古い碑もあり、歴史をしのばせる。七福神めぐりを始めたさいに、商店などの地元の希望で恵比寿が選ばれた。
◇香林寺(布袋尊)
川崎市麻生区細山3-9-1 電話044(966)5450
交通=新百合ケ丘駅からバス細山交番前歩3分
1525年に南樹法泉和尚が開山。「昭和の五重塔」として広く知られる1987年に造られた五重塔は珍しい禅宗様式。布袋尊は期間中は本堂に安置される。
◇潮音寺(福禄寿)
川崎市麻生区高石2-21-1 電話044(966)5452
交通=新百合ケ丘駅からバス園芸センター下車歩5分、百合ケ丘駅歩10分
永享年間(1429~1440)に日峰禅師が開山。1652年に加賀美氏が現在地に再興したという。本堂にある福禄寿は、中国風服装をしている。
2006-01-01 in 02) イベント・催事, 05)歴史, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年12月24日
枡形こども文化センター集会室がクリスマス用に飾り付け:地域に貸し出し人気
川崎市多摩区の枡形こどもセンター(渡辺行祥館長)が、12月18日から25日までの間、集会室をクリスマス向に飾り付けして地域の子ども会などに開放、人気を呼んでいる。
写真=集会室で開かれた乳幼児のイベント「遊びの広場」
集会室は、一方の壁に天井から裏打ちした黒い紙に蛍光塗料で描いた動物や妖精などを描いた高さ3m幅6.5mの大きな絵が壁一面に飾られ、絵が浮き立上がるように青い蛍光灯でライティング、窓は色セロファンで作ったステンドグラス、天井からはセロファンで作ったシェイドーを10数個ぶら下げ、暗幕を兼ねた黒いカーテンには星や靴下などの絵を貼り付けている。床の白いツリーはモールで飾られサンタクロースの人形を置き、メルヘンムードが満点。
この絵は、絵画好きの元館長・作山隆一さんがこ文や学童保育の子どもがクリスマスイベントとして楽しめるようにと、2000年に描き、館にプレゼント。ステンドグラスとシェイドは当時の職員が学童保育の子どもたちなどと一緒に作った。
同館では、これらの作品を生かそうと、開館時から臨時職員などをしている丸山祥子さんらが毎年3、4日かけて飾り付けを行い、館の広報紙で地域の子供会などに利用を呼びかけている。飾り付けは、メインの大きな絵を隔年使用するなど細かい気遣いをしており、利用の子どもたちに好評という。
一般の貸し出しに先立ち、16日には「子育てを考える会 グレープ」(寺田早苗代表)が運営する乳幼児のフリースペース「あそびの広場」が利用。この日は乳幼児34人とその母親が参加し、グレープの寺田さんらのリードで新聞紙を切って雪遊びをしたり、多摩区絵本の会に所属する「読み聞かせ たまちゃん」(山田信恵代
表)の中村敬子さんらがクリスマスにちなんだパネルシアター「10人のサンタ」などを演じてクリスマスムードを高めた。フィナーレに、シェイドーと青い蛍光灯の薄暗い光の中でサンタに扮した職員が子ども達にプレゼントを配り始めると、カメ
ラで絵をバックにわが子とサンタの写真を撮るお母さんが多かっ
た。初めて参加した母親は「ファンタジックな絵で、全体にきれいにディスプレーされていて楽しかった。子どもが幼いので覚えているかどうかわからないけど、記念写真はばっちりです」と笑顔で語っていた。
写真=飾り付け全景、蛍光灯の光に浮き上がる絵、雪遊び、読み聞かせ、プレゼント
2005-12-24 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年12月12日
川崎多摩ロータリークラブ:多摩病院に結城天童画伯の絵を寄贈
川崎多摩ロータリークラブ(根本睦雄会長)が12月12日、川崎市役所に阿部孝夫市長を訪れ、来年2月1日に開院する多摩区宿河原の川崎市立多摩病院に飾って患者さんの心身の療育に役立ててと、同区在住の日本画家、結城天童画伯(92)の絵を阿部孝夫市長に贈った。「多摩清流」と題したこの絵は20号で、同クラブがアメリカ・シカゴで創立されたロータリークラブの100周年記念事業として同会会員の結城画伯に依頼した新作。この寄贈に対し、市長からは根元会長に感謝状が手渡された。
写真は(左から)阿部市長、根本会長、結城画伯
関連記事>多摩病院の施設を写真ガイド(2006年1月18日)
寄贈には、RCから根本現会長、結城さんのほか、前年度の役員など11人が参加、武弘道・市病院事業管理者、亀谷学・多摩病院院長予定者も同席した。
根本会長は「クラブの誇りである結城画伯が描いた絵を地域の新しい病院に贈るのはうれしい。病院を訪れる人たちが絵を見て心のやすらぎを感じてもらえればうれしい」とあいさつ、結城画伯は「多摩川の近くに住んでおり、水の流れを見ていると制作意欲がわいてきます。この作品は多摩川への感謝を込めて描きました。清くたくましい流れを感じて病いを治してほしい」と作品への思いを語った。
阿部市長は「病院の目と鼻の先に多摩川があり、飾るのにはとてもふさわしい内容」と喜ぶとともに「私も結城画伯の後援会の会員なんです」とファンのひとりであることを披露。この後、自ら市長室の正面にかけた結城画伯の絵を案内、結城さんは久しぶりに見る自作を感慨深そうに見入っていた。
作品は、入退院患者の受け付けを行う医療相談センター受付ロビーに展示される。
写真は市立多摩病院に寄贈された絵画「多摩清流(上)、感謝状の贈呈(下)
2005-12-12 in 03)福祉 ・医療, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年12月11日
川崎市が王禅寺のゴミ処理場を建て替え アセス準備書を縦覧
川崎市麻生区にあるゴミ処理施設「王禅寺処理センター」の老朽化に伴い同市が焼却施設などを新設する「仮称・リサイクルパークあさお建設事業」が、同市環境影響評価(アセスメント)条例の適用を受け、12月16日まで条例環境影響評価準備書の縦覧が麻生区役所など11カ所で行われている。
写真=麻生市民館で行われたアセス説明会
同センターは1967年に稼働、1986年に建物を残したたまま焼却炉を取り替え、現在、麻生区、多摩区、宮前区と高津区の一部の廃棄物を処理している。「リサイクルパークあさお」は、人口が増え続ける北部地域に焼却施設を新設するとともに新たに粗大ゴミとビンや缶、ペットボトルなど資源化施設を建設し、市全体としてのゴミ処理の効率化を図る。同市では、循環型社会に向けた今後の施策として、プラスチック類の分別やミックスペーパーの分別の取り組みを行い、現在4カ所あるゴミ処理施設を1カ所削減することを目ざすと説明している。(右図は土地利用計画図:クリックすると拡大します)
2007年から稼働しながら工事 資源化施設も建設
計画によると、処理センターを稼働しながら工事を進めるため、工期は3期に分けて行われる。開発面積は、約5.5ヘクタールで、2007〜2008年度に現在稼働中のセンター南側の丘陵地を造成し、2007〜2011年度に焼却炉(日量450t・最大処理能力、以下同じ)とごみを鉄道輸送するための中継地(150t)を建設、2011〜2014年度に現処理施設を解体し跡地に粗大ごみ処理施設(55t)とびん(50t)、缶(30t)、ペットボトル(12t)のリサイクル施設と環境学習や情報発信を行うプラザ棟などを建設する。
各施設の規模は、ゴミ焼却施設は延べ床面積約27000平方mで高さ約35m、資源化処理施設は延べ床面積12000平方mで高さ16m。いずれも鉄骨鉄筋コンクリート造りで、資源化施設は地球温暖化予防のために屋上緑化を施す。プラザ棟は延べ床面積1900平方m高さ16m、煙突は鉄筋コンクリート造りで高さ100m。このほか、敷地の南側の「健康とふれあいの広場」は、工事事務所などに利用するためいったん壊し雨水調整池を地下化してその上にコナラ、イヌシデ、ケヤキなどの郷土種を中心に緑化して復元、ゲートボール場や広場を作る予定だ。温水プールなどがあるヨネッティ王禅寺はそのまま利用できる。完成後の緑地は約21000平方m。またゴミ焼却で発生するエネルギーを発電し施設内やヨネッティ王禅寺に供給、余剰電力は売電する。
同センター建て替えに当たり、市民からさまざまな意見が出ていたゴミ焼却施設の焼却炉は、従来型のストーカ式が採用され、そのことについても準備書で記述している。
関連記事=《寄稿》 リサイクルパークあさお ゴミ焼却炉選定について
大気、悪臭、生物など19項目について影響は少ないと予測
準備書では、大気、悪臭、水質、水象(湧水)、地形・地質、地盤(地下水位)、土壌汚染、植物、動物、緑の量、騒音、振動、景観、日照阻害など19項目について工事実施、完成後の予測を行っている。それによると、
(1)大気=二酸化硫黄、二酸化窒素、水禽などは環境保全目標を下回る、ダイオキシン類は目標値を下回る予測でさらにバグフィルタなどの公害防止設備を導入するなどの対策で生活環境保全に支障がない
(2)悪臭=ばい煙に伴う臭気は目標値を下回り、燃焼温度を900℃以上に維持するので悪臭の発生を防止する、ゴミ収集車両出入り繰りはエアカーテンなどを設置するので、現況と変わらない
(3)水象=造成工事で計画地内の一部の湧水が消失するが、掘削工事で止水性の高い土留壁を用いるので周辺の湧水に影響を及ぼすことはない。計画地内の湧水は水生生物の生育地になったおらず利水状況がない。ゲンジボタルなどの重要な生息域の周辺の湧水についても、保存方法、有効利用について措置を講ずるので影響は及ぼさない
(4)植物=計画地内の表土を保全した郷土種による植栽を行う。保全するコナラ群落は林床管理を行う、新たな実地植物の生育基盤を創出するなどの環境保全の措置を講ずる。注目される種のタマノカンアオイは移植を行い個体を保全する措置を講ずる。
(5)動物=計画地内の表土を保全した郷土種による植栽を行う。新たに形成する修景池など湿地環境を、鳥類、両生類、湿地性昆虫類の生息基盤になるよう配慮する、湿地生態系を創出するなど環境保全のための措置を講ずるので、現況と同様の食物連鎖が保たれ、適切な回復育成を図ることができる。特筆すべきゴイサギ、コサギ、アオゲラなどは消失するコナラ群落が営巣環境の主たる餌場となっていないので造成などによる影響は小さい。ニホンアカガエルなどは棲息環境の一部が消失すると予測するが、表土を保全した上に郷土種による植栽を行い新たな生育環境を創出するので適切な保全が図れる。
(6)緑の量=供用時計画緑肥は率は50.0%で、現況の緑被率41.5%を上回る
などと、全体に影響は少ないと評価している。
また、事後調査については、大気、植物、動物、騒音、地域交通など7項目を工事中や供用時(植物は3年後、動物は5年後)に行うと記述している。
川崎市、横浜市、町田市の17カ所で縦覧
準備書の縦覧は、12月16日まで川崎市環境局環境評価室、麻生・多摩・宮前の各区役所、生田・向丘出張所、ヨネッティ王禅寺のほか、横浜市役所環境創造局環境保全部環境影響評価課、横浜市青葉区役所、町田市三輪センター・境川クリーンセンターで午前8時30分から午後5時(横浜市は8時45分〜5時15分)まで行われている。準備書に対する意見書は、川崎市環境局環境評価室(〒210-8577 川崎市川崎区宮本町1)で16日まで(消印有効)受け付ける。問い合わせは電話044(200)2156同課環境評価室。
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2005年11月27日
親子で手打ちうどんに挑戦:12月にも年越しうどんの講習会
伝統の味を親子で習おうと11月19日、手打ちうどんの講習会が川崎市多摩区の稲田小学校で開かれ、参加した15組38人の親子は真剣な表情でうどん作りに挑戦していた。
この講習会は稲田第三地区社会福祉協議会青少年福祉部(兼子勝利部長)が、親子そろってもの作りの楽しさを知ってもらおうと武蔵野手打ちうどん保存普及会川崎支部(池田輝夫支部長)の協力で地区内の子ども会などに呼びかけて開いたもの。
普及会の山田敏徳さんら6人が先生になり、同小の家庭科室で小麦の地粉500gを使い手で軽くこねた後、足で踏みめん棒で少しずつ延ばし包丁で切るまでの昔ながらのうどん作りの作業を2時間がかりで手ほどきした。
子どもたちは小麦粉をこねたり延ばしたりするのが粘土細工みたいで楽しいと喜んでいたが、親の方はぜひわが家でおいしい手打ちうどんをと真剣な表情。講師に熱心にコツを聴く姿があちこちで見られた。
昔は体重が重い人ほどコシのあるうどんが作れるとされたため女性は子どもを背負って作業を行ったとの話が披露され、講師に促されて、子どもを背負ったり、姉妹で背中合わせに押しくらまんじゅうのように踏みしめる光景も見られた。粉を寝かしている間には、講師が作ったうどんを試食、「表面がつるっとしてコシがあっておいしい」と大好評。
この日は料理の講習会のわりには男性の参加が多く、息子の颯君と参加した大貫博さんは「これまで本で勉強して何度かチャレンジしたが、実際に教えてもらい粉のかき回し方や踏み方がよくわかった。家でまた作ります」と話していた。
12月11日に市立高津高校で講習会
かつて川崎や武蔵野一帯の水の少ない地域は小麦の産地として知られ、そばよりもうどんを食べる人が多かったといわれる。手打ちうどん保存普及会は、そうした地域の食文化を伝え、市民に関心を持ってもらおうと、2001年に川崎支部が発足、市内の各地で講習会を開いている。
この日も土地の味を知ってもらおうと、東京多摩地区で作られた小麦粉を使った。
同会では12月11日に「年越しは手打ちうどんで」と高津区の市立高津高校で講習会を午前10時と午後1時半の2回催すことにしており、現在参加者の申し込みを受け付けている。
参加費は1000円で定員は各先着20人。申し込みは電話044(987)9149北條さん。
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2005年11月12日
雨上がりの生田緑地でにぎやかに多摩区民祭
「この指とまれ」を合い言葉に11月12日、第28回多摩区民祭(多摩区民祭実行委員会主催)が雨上がりの生田緑地を会場に催され、家族連れなどが緑地の各所に用意された多彩なイベントを楽しんでいた。
朝方まで冷たい雨が降り、影響が心配されたが、開会前に雨が上がり、おだやかな秋の陽光に誘われて、次々と市民が訪れ、昼ごろにはふだん静かな会場はどこも人の波でうまった。
岡本太郎美術館下の特設舞台では午前10時から開会式が行われ、川崎善太郎会長が「雨も上がったので、秋の一日を心ゆくまで楽しんでください」とホッとした笑顔を浮かべながらあいさつ。これを皮切りに専修大学フィルハーモニー管弦楽団の金管アンサンブルをはじめ、明治大学生田テコンドー部の演武、日本女子大学フォルクローレ愛好会の南米の民俗楽器の演奏など地元の3大学に、区民による太鼓、ジャズダンス、ボクシングのスパーリング、琉球舞踊などバラエティーに富んだプログラムが次々と披露された。ドラえもんショーも行われ、子どもたちは大喜びで見入っていた。
噴水前と香りの園前の通路の2カ所でも3大学の演奏や演武、手話コーラスに加えエイサー、ロックソーラン、ロックアユタカなどがにぎやかに演じられ、市民の人気を集めていた。
会場内の各所の各所に設けられたテントでは、市民団体や行政機関、大学、企業、友好都市の静岡県岡部町、千葉県千倉町などが出店。市バスの忘れもののカサの即売、白バイの試乗、ロボットの展示、車イスの体験試乗、手作り品の即売などが人気を集めていた。
岡本太郎美術館の母の塔の下ではお楽しみ抽選会が行われ、数百人の順番待ちの長い列ができていた。
緑地内にある日本民家園や岡本太郎美術館は入園料を100円に割り引き、青少年科学館もプラネタリウムが100円で見られるとあって入場を待つ家族連れの姿がめだった。
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2005年10月19日
多摩市民館がイベントの裏方を学ぶ講座:参加者募集中
川崎市多摩区の多摩市民館が舞台イベントのプログラムや進行表作りのほか同館大ホールで2月に催すイベントの運営やゲネプロなど裏方を実践で学ぶ「イベント・プロデュースの基礎を学ぼう」を11月から来年2月まで開講、参加者を募集している。
講座は、基礎編と実践編の2部構成で、イベントを作り上げる喜びと地域活動に役立つスキルを学ぶ。基礎編はスケジュールと役割分担、ポスターとチラシづくり多摩市民館ホールの舞台裏の探検のほか、同館で行っている講座「脚本づくりのワークショップ」、「演劇わーくしょっぷ」などについても学ぶ。実践編では2月19日に開く平和・人権イベント「たまんちゅ交流集会2006」の運営に向け、当日用のプログラム、進行表を作り会場の準備などを行う。
講師は(財)かわさき市民活動センター理事長の小倉敬子さんや東京舞台照明スタッフなど。日程は、11月6日から2月26日までの隔週日曜日(1月1日はのぞく)午前10〜12時までと2月18・19日午前10時〜午後5時の10回。対象は、市内在住・在勤・在学の15歳以上の人で、定員は20人。受講料は無料。申し込みは、電話または直接来館する。
問い合わせ・申し込みは電話044(935)3333多摩市民館「イベント・プロデュースの基礎を学ぼう」担当。
2005-10-19 in 02) イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
多摩市民館で脚本づくりワークショップ:民藝のベテラン俳優が指導
川崎市多摩区の多摩市民館が11月から、平和・人権学習の一環として日常生活のなかで感じている思いを脚本に表現する「脚本づくりのワークショップ」というユニークな講座を開講、参加者を募集している。完成した脚本は、2006年2月19日に開く平和・人権イベント「たまんちゅ交流集会2006」で発表する演劇作品の候補となる予定だ。
講座は、脚本を書くのがはじめてという人を対象にした入門編で、同区中野島に住む劇団民藝のベテラン俳優・今野鶏三さんが受講者の平和への思いなどを題材に話し合いながら指導にあたる。今野さんは、麻生区の朗読グループによる「この子達の夏」指導・演出、同館の高齢者教室「語りつごう!それぞれの戦争」の講師を務めるなど、以前から地域に根ざした朗読サークルの育成、構成台本づくりなどを熱心に手がけている。
日程は、11月6日から12月18日までの毎週日曜日午後2〜4時までの7回と、2月19日の「たまんちゅ交流集会2006」の舞台を観賞後、平和への思いや人権問題について考え、講座を振り返る予定。対象は、市内在住・在勤・在学の15歳以上の人で、定員は20人。
講座の初日に普段感じている平和への思いや身近な人権問題を簡単にまとめて持参する。受講料は無料。申し込みは、電話または直接来館する。
問い合わせ・申し込みは電話044(935)3333多摩市民館「脚本づくりのワークショップ」担当。
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2005年10月18日
生田緑地内のばら苑:見ごろは10月25日以降
川崎市多摩区の生田緑地内のばら苑は、10月20日から一般公開されるがこのところの雨の影響で開花がやや遅れ、見ごろは25日以降となる見込み。
同苑によると秋のバラは春に比べて一株につくツボミは半数ほどだが、気温が低いため長持ちするという。約440種の秋バラのうち早く咲くのはホワイト、イ
エロー系の花で、その後だんだん咲きそろう。ことしはロイヤルファミリーの名前の付いた大輪のバラは、つぼみの数も多いという。
関連記事=ばら苑フォト日誌
関連記事=生田緑地内「ばら苑」が10月20日から公開
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2005年10月15日
生田緑地内「ばら苑」が10月20日から公開
川崎市多摩区長尾の「生田緑地内ばら苑」で、10月20日から11月6日まで(10月24日と31日は休み)、秋のバラの一般公開が行われる。公開されるのは大輪や四季咲きの中輪、ミニバラなど440種約4000株。
同ばら苑は旧小田急向ケ丘遊園内にあり、世界各国の珍しいバラなど数多くの品種を集め、関東指折りのバラ園として人気を集めてきた。しかし、2002年3月の遊園地の閉園に伴って川崎市に管理が引き継がれ、市民ボランティアなどが世話をしており、春と秋の花期に公開され、昨年秋の公開には約14000人が訪れた。
開園時間は午前10時(土・日・祝日は9時)から午後4時(入園は3時30分)。バラの苗の販売や軽食の売店もある。入園は無料だが、管理・育成資金にする「ばら苑募金」を行って協力を呼びかける。開園中は約200人の登録ボランティアがばら苑募金の受け付け、来場者集計、園内の案内、清掃などに協力する。
駐車場は約100台分あり駐車料金は1回500円だが、混雑が予想されるためできるだけ、電車、バスで来園してと呼びかけている。
問い合わせは電話044(978)5270生田緑地内ばら苑。
関連記事=ばら苑フォト日誌
関連記事=生田緑地内のばら苑:見ごろは10月25日以降
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2005年10月11日
多摩安全・安心まちづくり推進協議会が10月11日に出陣式
多発する犯罪や事故に対処しようと制定された「安全・安心まちづくり旬間」の初日にあたる10月11日、多摩市民館でことし8月に発足した「多摩安全・安心まちづくり推進協議会」(川崎善太郎会長)の出陣式が開かれ、同会に所属する区内各団体役員など約600人が出席。式典終了後には、そろいのベストで「パトロール実施中」と書かれたのぼり旗を持ち、登戸駅や向ヶ丘遊園などをパトロールした。
写真=セレモニーであいさつする川崎会長
同会は多摩区町会連合会、多摩防犯協会、多摩防火協会、多摩区交通安全対策協議会など従来から防犯・防火、交通安全に係わる団体のほかPTA連合会、商店街連合会、青少年指導員会など12団体が安全・安心な地域社会をつくるために手を携えてともに活動をしようと設立した組織。市内では高津区について2番目に組織化され、この日が初めての活動日となった。多摩区では魅力ある区づくり事業として同協議会を支援、約300万円をかけて前面に多摩区、背面に「安全・安心のまち 多摩区」と書かれたメッシュ素材のパトロール用のベストを1900枚作り同会に貸し出すほか、チラシなども作成する予定。
セレモニーでは12団体の代表が舞台に登り、主催者側を代表して川崎善太郎会長が「さまざまな犯罪が起こるようになり、地域は自分たちの手で守らねばならないと思い会を立ち上げた」とあいさつ。青木一多摩区長が「同じベストを着ることで連帯感を持ち、多摩区全域をパトロールして犯罪や事故のないまちにしてもらいたい」とエールを贈った。2005年4月に「犯罪のない安全・安心まちづくり推進条例」を施行した神奈川県安全防災局職員の藤川澄子さんも出席、パトロール時の注意点などを話した。
舞台では川崎市消防音楽隊がハローファイヤーマン、ジャバニーズグラフティなどを演奏し、出陣式に花を添えた。最後に関口鐘雪多摩防犯協会会長が「警察、消防にまかせるだけでなく、市民も手を携えよう」と力強く宣誓、出席者は大きな拍手でこたえていた。
同会では今後、地域や学校の登下校時のほかに、鉄道事業者や行政などの協力でに駅前の放置自転車対策にも取り組んで行く予定という。
川崎代表は「関係機関の協力でようやく動き出した。ベスト着用のパトロールで犯罪の抑止力となることを期待している」と話した。
写真(上から)=ベストを着た川崎会長、青木区長、関口防犯協会会長(左から)。宣誓する関口防犯協会会長。消防音楽隊。式典後パトロールしながら帰宅する会員
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2005年10月10日
たまフォーラムが起業塾を開催
「たま市民生活・文化産業おこしフォーラム」(座長、平尾光司専修大学経済学部教授)が、多摩市民館などで10月26日から1月25日まで創業や事業の経営の実践的な基礎知識を連続で学習する起業塾を開く。
企業塾は、ベンチャービジネス、コミュニティビジネス、カルチャー関連ビジネスなどの起業を考えている人が対象。内容は、起業の先輩に学ぶ、設立・創業の課題、税務・会計基礎知識、ビジネスモデルづくり、ビジネスモデル指導、ビジネスモデル発表・終了式。
定員は20人。定員を超えた場合は市内在住または在職者が優先(起こしたいビジネスの事業案をもとに選考を行う場合もある)。期日は10月26日・11月2・9・16・30日・12月7日・1月11 ・25日の8回。時間は午後7〜8時50分。会場は多摩市民館第1会議室(10月26日・11月2日は多摩区役所6階会議室)。受講料は無料。
申し込みは、10月14日までに氏名(ふりがな)、勤務先・職業、住所、電話、e-mail、起こしたいビジネス・事業の内容を書き、FAX(044-200-3920)またはメール([email protected])で川崎市経済局産業政策部企画課。問い合わせ044(200)2337同局産業政策部企画課。
2005-10-10 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
専修大学で「たまフォーラム・オープンカレッジ」:川崎北部の6大学がリレー講座
川崎市多摩区東三田の専修大学120年記念館で10月12日と19日に、地域との共生をテーマに川崎市北部にある6つの大学のリレー講座「たまフォーラム・オープンカレッジ」が開かれる。
主催するのは、「たま市民生活・文化産業興おこしフォーラム」(座長、平尾光司専修大学経済学部教授)と川崎市。同フォーラムは、専修大学、明治大学、日本女子大学、和光大学、聖マリアンナ医科大学、田園調布学園大学のほか多摩区内のNPOや企業、登戸土地区画整理事業、川崎市などが連携して2003年の作られた組織。市民生活を支える新しい都市型サービス産業の誘致・創造や人材の育成に取り組んでいる。
オープンカレッジのテーマは「たまの地域資源を活かしてまちを耕す—地域と大学の共生」で、大学毎に独自の視点でテーマに沿った講座を開く。主催者は、多くの市民が参加しやすいよう時間帯を夕方に設定、会場も同記念館2階会議室と広い場所を確保して受講料は無料にした。
講座の内容は
【10月12日】
○講座1(午後4時30分〜5時50分)文化の息づくまちおこし〜手作りのまちの再生の事例に学ぶ=山本俊哉明治大学理工学部建築学科助教授
○講座2(午後6時〜7時20分)大学と地域における地域福祉の推進=村井祐一田園調布学園大学人間福祉学部地域福祉学科助教授
○講座3(午後7時30分〜午後8時50分)地域産業と密接に関連した医学研究のモデル〜
NPOグリーンヘルスプロジェクトの活動の現況=東海林洋子聖マリアンナ医科大学医学部医学科微生物学教室助教授
【10月19日】
○講座4(午後4時30分〜5時50分)生田緑地の新たな活用を探る=見目洋子専修大学大学院商学研究科助教授
○講座5(午後6時〜7時20分)地域資源の活用・開発とリージョナリズム=内藤辰美日本女子大学人間社会学部社会福祉学科教授
○講座6(午後7時30分〜午後8時50分)スポーツを通した地域活性化(仮題)
=原田尚幸和光大学経済経営学部経営メディア学科講師
申し込みは、当日までに講座の番号(複数の受講可能)と、氏名(ふりがな)
、勤務先・職業、住所、電話、e-mailを書いてFAX044(200)3920川崎市経済局産業政策部企画課へ。問い合わせ044(200)2337経済局産業政策部企画課。
関連記事=たまフォーラムが起業塾を開催
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2005年10月 3日
多摩病院見学会に2800人が来場
JR南武線登戸駅東側に来年2月に開院する川崎市立多摩病院の施設見学会が10月1日に開かれ、当初の予想を大幅に上回る2800人の市民が来場した。
写真=上・多摩病院の外観(右の線路がJR南武線)、下・続々と来場する見学者
【見学会の写真を見る】
関連記事>多摩病院の施設を写真ガイド(2006年1月18日)
見学会は、当初午前10時からの予定だったが、大勢の市民が並んだため15分繰り上げて実施。1時間で当初予測の1000人を突破し、病院の概要や施設平面図と見学ルートを印刷したパンフレットを急きょ増し刷りするほどの関心の高さだった。対応したのは、病院局多摩病院準備室職員と医療を提供する聖マリアンナ医大病院の職員ら数十人。
見学コースとして公開されたのは1〜3階まで。1階の外来待合室、外来診療室、各種検査ゾーン、2階の手術室、リハビリ室、3階の個室・4人病室、ワークステーション、食堂、新生児室などをテープを張ったドアやガラス窓から内部を見学した。各室とも機材やベットなどがまだ置いていないがらんどうのスペースのため、入り口に立つスタッフに熱心に聞く人が多かった。来場者の多くは、中高年の友人や家族連れのグループ。関心を集めたのは病室で、木目調の床、木製ロッカー、シャワールームを備えたトイレ付きの個室に「ホテルみたい」と感想をもらしていた。また、かかりつけ医からの紹介システム「地域医療連携」を採用するため、外来室のスタッフに「紹介状がなくてもみてもらえるか?」などと聞いていた。
随所に省エネ対策 : 今後は医療機器を搬入し開院に向けトレーニング
病院特有の冷たい雰囲気をなくすため、外来待合室や廊下の床や壁は木製となっており、病室ドアには看護士のアイデアでついた病棟の愛称タンポポ、ヒマワリなどのマークが付けられている。3階にはウッドデッキに花壇、ベンチを備えた屋上庭園を造った。また、夜間の安価な電力を利用した「氷蓄熱空調システム」、雨水や雑排水を処理した水とトイレの清浄水に利用する中水道システム、20キロワットの太陽光発電システムなど省エネルギー対策を採用、外来待合室に発電量のパネルを表示している。
同病院は、地域の中核病院として急性疾患や慢性疾患患者の病状悪化など「急性期医療」のほか「救急医療」「小児救急医療」「災害時医療」を中心に行う方針。今後は開院までにMRIやCTなど最新の高度な医療機機器を搬入し、スタッフを使ってトレーニングを行い、開院までに備える。
2005-10-03 in 02) イベント・催事, 03)福祉 ・医療, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年9月28日
川崎市立多摩病院で10月1日に見学会:開院は2006年2月
川崎市多摩区宿河原1丁目のJR南武線駅東側に建設中だった川崎市立多摩病院の工事がこのほど終了、10月1日午前10時から午後3時まで見学会が開かれる。
同病院の開院は来年2月で、管理・運営は指定管理者制度を取り入れ、聖マリアンナ医科大学が医療行為や建物の管理を行う。
関連記事>多摩病院の施設を写真ガイド(2006年1月18日)
同病院は敷地面積14260.7平方メートルに免震構造鉄骨鉄筋コンクリート造りで病院棟(地上6階、地下2階建て)と駐車場棟(地上1階、地下3階)を建設。延べ床面積約3万5千800平方メートル。病院棟の1階部分は外来診療と救急災害医療センター、集中治療室、MRIなどを備えた生理検査室、2階は手術部と管理運営部、人工透析、リハビリ室、3階はナースステーション、分娩室、病棟、屋上庭園、4階から6階が病室で、屋上部分には災害時の医療拠点となるようヘリポートを設けている。
診療科目は内科、循環器科、小児科、精神科、外科、整形外科、形成外科、脳神経外科、産婦人科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、泌尿器科、放射線科、歯科口腔外科、麻酔科、リハビリテーション科、アレルギー科の18診療科目。病床は1病棟48床規模の7病棟336床、産科1病棟30床、集中治療室10床の計376床だ。このうち開院当初は232床でオープンする。
見学会は、開院後の利用を促進するために行われるもので、大型の医療機器を設置後では管理などの関係で難しくなるためこの時期となった。所定のコースに従い1〜3階の外来診療、病棟、手術室などが見学できる。見学の所用時間は約60分で、各フロアには医療行為を担当する聖マリアンナ医科大学職員が配置しており説明を行う。
見学会を行う川崎市病院局では、ハイヒールなど床が傷つきやすい履き物と自家用車での来場はやめてと呼びかけている。
問い合わせは電話044(210)2177
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2005年9月 2日
川崎市ナシ・ブドウ品評会:県知事賞に古谷さん
品評会の入賞者は次の通り(氏名・住所・品種・特別賞の順、敬称略)。
写真は県知事賞を受賞した古谷睦男さんの豊水
●ナシ部門
○優秀賞
古谷睦男(多摩区中野島)−豊水(無袋)=神奈川県知事賞
鹿島連(中原区下小田中)−豊水(無袋)=川崎市長賞
田口侑司(多摩区稲田堤)−豊水(有袋)=セレサ川崎農業協同組合長賞
金子昇(麻生区早野)−あきづき(有袋)=川崎市議会議長賞
○優良賞
白井正寿(多摩区菅稲田堤)−豊水(無袋)=神奈川県園芸協会会長賞
河合喜久子(多摩区宿河原)−豊水(無袋)=神奈川県果樹組合連合会会長賞
古谷睦男(多摩区中野島)−豊水(無袋)=川崎市農業委員会会長賞
浅谷和男(多摩区中野島)−豊水(無袋)
上原新三(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)=神奈川県横浜川崎地区農政事務所長賞
上原一雄(多摩区菅馬場)−豊水(有袋)=全国農業協同組合連合会神奈川県本部長賞
上原伸介(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)=横浜川崎農業改良協議会会長賞
五嶌位昌(多摩区菅)−豊水(有袋)
田中清(多摩区枡形)−豊水(有袋)
北見和典(多摩区枡形)−秀玉(有袋)
○佳良賞
吉澤明(多摩区中野島)−豊水(無袋)
河合亀蔵(多摩区宿河原)−豊水(無袋)
小金亘(多摩区生田)−豊水(無袋)
井田繁樹(多摩区長尾)−豊水(無袋)
田村章(多摩区中野島)−豊水(無袋)
持田篤史(宮前区有馬)−豊水(無袋)
川名昇(宮前区野川)−豊水(無袋)
並木一男(多摩区堰)−豊水(無袋)
白井正寿(多摩区菅稲田堤)−豊水(無袋)
川名徹(宮前区野川)−豊水(無袋)
長瀬博明(中原区井田中ノ町)−豊水(無袋)
三竹偉夫(多摩区宿河原)−豊水(有袋)
関谷卓弘(多摩区菅馬場)−豊水(有袋)
黒川勝美(高津区北見方)−豊水(有袋)
斉藤英雄(多摩区登戸)−豊水(有袋)
上原忠(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)
中村純三(高津区諏訪)−豊水(有袋)
金子克巳(麻生区早野)−豊水(有袋)
鈴木喜八(高津区諏訪)−豊水(有袋)
毛木幹育(高津区溝口)−豊水(有袋)
上原三幸(多摩区菅稲田堤)−豊水(有袋)
小林政勝(多摩区堰)−稲城(有袋)
當麻邑一(多摩区生田)−二十世紀(有袋)
香山恒夫(多摩区生田)−清玉(有袋)
金子房子(麻生区早野)−あきづき(有袋)
小林和彦(多摩区堰)−新星(有袋)
田代きみ子(多摩区菅)−菊水(有袋)
中村政晴(高津区諏訪)−菊水(有袋)
●ブドウ部門
○優秀賞
該当なし
○優良賞
井田繁樹(多摩区長尾)−藤稔=川崎市長賞
○佳良賞
井田繁樹(多摩区長尾)−ピオーネ
井田君子(多摩区長尾)−ピオーネ
2005-09-02 in 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 食 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
川崎市ナシ・ブドウ品評会:粒より148点が勢ぞろい
川崎特産のナシのできばえを審査する川崎市ナシ・ブドウ品評会(写真)が9月2日、多摩区菅仙谷3丁目の川崎市フルーツパークで催され、県知事賞に古谷睦男さん(多摩区中野島)の豊水(無袋)が選ばれた。
入賞者はこちら
会場には、多摩区や中原区、麻生区などの農家から出品された豊水などのナシ139点、藤稔などのブドウ9点がずらりと並び、県農業技術センター横浜川崎地区事務所長ら7人の審査員が大きさ、色、重さ、肉質などを手にとって見比べたり、糖度計を使って甘さの度合いを調べるなど、午前9時半から2時間余りかけて、ていねいに審査した。
ことしのナシのできばえは、春先の低温で開花が1週間ほど遅れたものの、その後は気温、雨などに恵まれ、病害虫の発生も少なかったため、順調に育ち、玉の大きさや甘みもよいという。
この日は午後から一般公開した後、出品物の即売を行ったが、粒よりのナシやブドウを市価より2〜3割安く即売するとあって、市民ら150人余りが訪れ、なかには朝8時から並んだ人もいた。
写真上=糖度計などを使ってナシのできばえを審査
写真下=見事な出来のナシに見入る見学の市民たち。このあと、即売が行われた
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2005年8月12日
二ヶ領せせらぎ館で8月18日に夕涼みコンサート
川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で、8月18日午後5時から夕涼みコンサートが開かれる。
川崎市が進める「音楽のまちづくり」のため、多摩区が多摩川の自然をアピールするコンサートを企画、区内の明治大学に協力を求めて同館を管理する特定非営利活動法人多摩川エコミュージアムと共催する。
午後5時から同館広場で開かれるコンサートには、明治大学マンドリンクラブのメンバー5人が出演、「丘を越えて」「東京ラプソディ」「影を慕ひて」などの古賀メドレーや童謡、アニメヒット曲などを約1時間演奏する。参加は無料。小雨決行で、荒天の場合は中止。
問い合わせは電話044(935)3132多摩区地域振興課。
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2005年5月30日
多摩区のせせらぎ館で初のコンサート:多摩川などテーマに
川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。
川崎市多摩区宿河原の二ヶ領せせらぎ館で4月3日、初のコンサートが開かれ、多摩川を散策する市民などが足を止め、懐かしい唱歌や多摩川にちなんだ曲に耳を傾けた。
二ヶ領用水の取水口にある同館周辺はサクラも多く、多摩川を訪れる人に潤いをと管理運営を行っているNPO法人多摩川エコミュージアムが主催、国土交通省京浜河川事務所、川崎市などが後援して催したもの。自然をテーマにした音楽音楽活動に加え、土岐善麿作詞、中山晋平作曲による多摩川を紹介した隠れた名曲「桜の多摩川」の普及活動もしている多摩区枡形の小川聖子さんと河野順さんのデュオ「J&S陽だまりコンサート」が出演。二人は「さくらさくら」「この道」など懐かしいの唱歌のほか、河野さんの編曲による「桜の多摩川」とオリジナルの「桜の多摩川」などを披露した。
ことしは、サクラの開花が遅く、堤防沿いの花はまだ三分咲きだったが、聴衆は穏やかな日照りのなかでの「春」の歌に大満足、大きな拍手を送っていた。
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2005年4月 9日
多摩区でミュージック・ダンスフェスタ:16団体が能楽堂舞台で熱演
川崎市多摩区の生田緑地にある枡形山で3月26日、多摩区ミュージック・ダンスフェスタ2005(多摩区イメージアップ委員会主催)が開かれ、高校生から中年まで16団体が展望台を兼ねた能楽堂の舞台でさまざまなパフォーマンスを繰り広げた。
3回目のことしは音楽部門に11団体、ダンス部門に4団体が出演。各グループは思い思いの衣装を身につけて舞台に上がり、ビートルズナンバーやオリジナルソングのほかパンク、ヘビーロックなどの演奏に加えジャズダンス、ストリートダンスなどを5時間以上にわたって熱演した。
サクラの名所として知られる会場は、昨年は花見客でぎっしりだったがことしは開花の遅れで散策に訪れる人はまばら。主催者が用意したイスも空席が目立ったが、仲間の晴れ舞台を応援しようと熱心な音楽ファン約200人が訪れ、ステージのすぐ前に立って音楽に合わせて手を振ったり、声をかけたりとライブハウスのノリで舞台を盛り上げていた。
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2005年3月25日
多摩区の枡形山で26日、ミュージック・ダンスフェスタ
川崎市多摩区の生田緑地枡形山広場の展望台で3月26日、高校生からおじさんまでが競演する多摩区ミュージック・ダンスフェスタ2005(多摩区イメージアップ委員会主催)が開かれる
音楽、踊りを通して世代間の交流や若者の地域への参加意識を高めることを目的に催すもの。ことし3回目となるフェスタには、バンド部門は11団体、ダンス部門には4団体が参加する。
出演団体は、バンドが菅中学出身で別々の高校に通う出演3回目の「うそ800」などの高校生のほか、社会人、おじさんバンドなど年代も幅広い。ロック、ポップス、パンク、ポップスなどジャンルも幅広く、オリジナル曲でライブ経験も豊富なバンドから、フェスタのためにバンド結成しこの日が初ライブというグループもある。演奏時間は1組20分。
ダンスは、区内のダンス教室の生徒などがロック、ストリート、ジャズダンスを10分間披露する。出演者たちは皆、発表の場を自分たちでつくりだしたこととと、他の出演者の演奏や演技との競演を楽しみにしている。
時間は正午から午後5時30分まで。入場は自由で無料。
問い合わせは電話044(935)3148多摩区役所地域振興課。
詳細は多摩区のホームページ("http://www.city.kawasaki.jp/71/71tama/home/index.html)
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2005年2月16日
日本民家園で合掌造り屋根葺き替え工事見学会:好評にこたえ、2月20日に再度開催
カヤ葺き屋根の葺き替えを行っている川崎市多摩区の日本民家園・旧山田家住宅で、2月20日午後1時30分から2時30分まで工事の見学会が開かれる。
写真=旧山田家の屋根葺き替え工事(日本民家園提供)
見学会は12日に続き2度目で、先着30人の定員に対し約2倍の人が並んだ。作業などの関係で全員の見学は無理だったが、定員の1.5倍の45人が足場にあがり、合掌造りの屋根を間近に見たり、カヤを束ねる材料の植物マンサクをねじりほぐす「ネソネリ」と呼ばれる作業の実演を見学した。このとき、見学できなかった市民から再度開催を望む声が出され、それに応えるかたちで催される。
山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山の桂集落から移築した17世紀後期の合掌造りで、同園「信越の村」コーナーにあり、神奈川県の重要文化財に指定されている。同園としては3年ぶりの本格的な片面葺き替えで、五箇山から屋根職人8人が来て、2月10日から作業を行っている。
当日は、建築専門の同園職員・外山明彦さんが、現場で工事の様子を説明、足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている。
午後1時から旧山下家(白川郷のソバ屋)で整理券を配布する。定員は先着30人。雨天の場合は中止。工事期間中、周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。
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2005年2月 9日
日本民家園で合掌造りの屋根葺き替え工事:2月12日に見学会
川崎市多摩区枡形の日本民家園で2月12日午前10時30分から11時30分まで合掌造り屋根の葺き替え工事の現場見学会が催される。
見学会が行われるのは、「信越の村」の旧山田家住宅。山田家は、富山県東礪波郡上平村 の越中五箇山の桂集落から移築した17世紀後期の合掌造りで、神奈川県の重要文化財に指定されている。
今回の工事は、同園としては3年ぶりの本格的な片面葺き替えで、五箇山から屋根職人を迎え、2月10日から工事が始まる。
当日は、建築専門の同園職員・外山明彦さんが、現場で工事の様子などを説明する。足場などの組み立てや進ちょく状況により、足場にあがって見学できる可能性もあり、同園では動きやすい靴での参加を呼びかけている
希望者は、10時30分に旧山下家へ集合。定員は先着30人。雨天の場合は中止。
また、工事期間中周辺からの見学は自由。
見学は無料だが、入園料は、一般500円、高校生・大学生300円、中学生以下と65歳以上は無料。問い合わせは電話044(922)2181日本民家園。
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2005年2月 7日
多摩区の生田中学で同窓会と在校生320人が樹木の手入れ
母校の環境を整えようと2月6日、川崎市多摩区の生田中学(橋本英雄校長、生徒数435人)で同窓生や教職員、現役中学生約320人が参加して、校庭に生い茂った樹木の枝下ろしのボランティア活動を行った。
写真・上から=クレーンで校舎近くの幹を伐採、同窓会員、小枝をチョッパーにかける同窓会員と掻き集める在校生
作業
同校は1947年、新制中学スタートと同時に開校した市内16校のうちの1校。開校当時は、生徒が他校から机を運び、親も参加して校庭の地ならしをした歴史を持つだけに、昔の卒業生は学校への愛着がひときわ強い。開校時にあった木や卒業記念樹が成長し、隣接道路を覆ったり、教室に日が当たらなくなるなど樹木の手入れが行き届かない現状を見かね、同中学同窓会の笠原登会長らが、同窓会活動の一環として樹木伐採をかって出た。
2002年10月に校門付近の一部の樹木の枝下ろしを行ったのを手始めに、2004年1月には造園業を営むOBらがクレーン車を使って校舎西側の樹木の枝下ろしや幹を短く刈りこんだ。そのかいあって、校庭が明るくなり、冬場の霜解けも早くなったという。
3回目のこの日は、熟年を中心に約50人の同窓生やその息子、橋本校長ら教職員24人のほか、学校からの呼びかけで部活に所属する生徒を中心に昨年の倍近い227人が参加。PTAからも大竹薫会長以下約40人が、都合のつく時間に作業に加わった。また寒中の作業をねぎらうため、女性の役員9人が豚汁やおにぎりを作り、参加者にサービスした。
作業は、午前9時からクレーン車3台を使い、校庭南側のマツやヒマラヤスギの枝落としや校舎よりも高くなった木を刈りこんだ。4班に分かれ、部活毎に90分交代で参加した生徒は、父親よりも年上の先輩の手ほどきで落とされた枝をノコギリで切ったり、小枝を軽トラックに積み込む作業などに汗を流した。校庭ではゴミを減らそうと、堆肥にするため葉のついた小枝をチョッパーで粉砕する作業も行われ、OBの農家などに引き取られた。
笠原会長は「同窓生も生徒も昨年以上に参加し、作業も効率よくできた。今後も母校の環境を整える活動を続けていきたい」と話していた。
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2005年2月 5日
多摩市民館で歌舞伎公演:83歳の女性ら区民10人も出演
川崎市の多摩市民館で2月4日、プロの役者に混じって区民10人が出演した「たま歌舞伎フォーラム」が催された。会場のホールには、鑑賞の抽選にあたった主婦などが午前9時から並びはじめ、780人が華やかな舞台を楽しんだ。
写真・上から=阿波の鳴門の一場面、舞台で演ずる市民、衣裳体験する市民、市民出演者一同、狂言踊り
同区では、区民に古典芸能に親しんでもらおうと、魅力ある区づくり推進事業として歌舞伎と薪能を毎年交代で公演している。今回は、市制80周年記念事業も兼ねより積極的な参加をと、メイン演目「傾城阿波の鳴門—どんどろ大師門の場」の参拝客役を区民から公募した。同区が歌舞伎公演で区民を公募するのは2001年についで2回目で、応募の15人のなかから24歳から83歳の10人(
うち男性1人)が選ばれた。1月に京橋まで通って義太夫方の三味線に出演した演出家・兼元末次さん(芸名・豊澤時若)の指導を受け、芸者、太鼓持ち、侍、仲居、町人、虚無僧などの役を演じた。
公演は、3部立て。1部は、「歌舞伎に親しむー歌舞伎の美/女形(おやま)」と題し、舞台で楽屋を再現し役者が化粧や着付け、カツラを付ける女形になっていくまでを紹介したほか、客席から希望者を募り芸者の衣裳を着付けて手の所作や歩き方など女らしく見えるコツを指導した。
2部は、近松半二原作の「阿波の鳴門」。訳あって郷里に残した幼い娘が親を捜し求めて巡礼となり母と名乗れぬままに再会を果たす有名な話し。人形浄瑠璃風に演じる子役のみごとな演技とせりふ回しに客席から思わずハンカチを取り出す人もいた。公募の区民は、幕があく最初と最後の部分に出演、せりふの声もよく通り、客席からはかけ声や拍手が起きていた。
3部は、狂言踊り「棒しばり」。酒を盗み飲みするため主人から棒に縛られ、後ろ手にされた
2人の家来が懲りずに留守中に酒を飲み、踊る内容。シリアスな劇の後のコミカルなストーリーに観客から、大きな笑い声と拍手がわいていた。
1日役者として出演した区民は、出番直前にお互いに写真を取り合ったりしてリラックス、幕が下りた後は、みな満足げ。最高齢の船水晃子さんは腰元役の重いカツラにもめげず「子どものころから歌舞伎が大好き。良い経験をさせてもらった」とニッコリ。虚無僧役の福永かほるさんは「女性が歌舞伎に出演できることはめったにないと思って参加した。ピアノ演奏で舞台には馴れているが目配りや歩き方が難しかったが、楽しかった。またやりたい」と話した。
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2005年1月31日
多摩区役所で2月4、5日にまちづくりフェスタ:区の魅力や問題点を紹介
市民が調べた江戸時代の宿場町・旧津久井街道歴史マップやごみ集積所の実態調査など、多摩区の魅力や問題点を紹介する「第3回まちづくりフェスティバル」が、2月4日、5日の午前10時から午後3時まで多摩区総合庁舎1階のアトリウム(吹き抜け通路)で開かれる。
フェスタは、 多摩区まちづくり推進協議会(田嶋郁雄会長)が主催、同会に参加する区民58人が「安全で賑わいのあるまち」「環境」「福祉関連」「文化教育」の4部会に分かれ、昨年の活動報告をする。
4日はおとな対象の報告・発表で「まちづくり広場〜こんな活動をしています」、5日は親子を対象に「こども広場 みんなで楽しく遊ぼう!」を催す。
初日に展示する旧津久井街道歴史マップは、文化教育部会が地域の古老などから聞き取った話と、登戸の渡し場から小泉橋までの江戸時代の街道筋にいまも残る北向き観音、水争いの供養塔、文学碑など史跡の紹介や昔の写真をまとめた労作。このほか、区内の防犯マップ、放置自転車対策、福祉散策マップ(向ヶ丘遊園〜広福寺コース編)、生ごみ堆肥、花と緑のまちづくりの紹介、どんど焼きやお盆など伝統行事の一部を載せた歳時記などをパネルで展示する。
来場者には、歴史マップや前年まとめた区内の小学校区危険度マップを配布し、各部会の委員が内容を説明をする。ナメコ、ノラボウ菜など地場農産物の紹介コーナーもある。
2日目のこども広場は、幼児から小学生を対象にプラバン、ぬりえ、どんぐりあそび、風車、竹細工など親子で遊べる工作コーナーを設けるほか、午前11時から子ども限定のもちつき(先着順)も催される。
また、フェスタ終了後の6日〜16日まで吹き抜け広場で活動報告パネル展示も行われる。
問い合わせは電話044(935)3131地域振興課。
2005-01-31 in 02) イベント・催事, 03)福祉 ・医療, 04)教育・子ども , 05)歴史, 08)経済・農業, 09)市民活動, 10)社会, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年1月 7日
長十郎の里帰り
川崎を代表するナシ「長十郎」を、生まれ故郷の川崎区によみがえらせようと、多摩区在住の俳優中本賢さんらが長十郎の苗木を現在の生産地多摩区から川崎区まで子どもたちとともに大八車で運んで植樹するイベント「長十郎の里帰り」が1月8日と10日に行われ、一緒に参加する市民を募集している。
写真=イベント当日着るはっぴ姿の多摩川クラブの会員ら(左から2人目が中本さん)
この催しを主催するのは「長十郎の里帰り実行委員会」(斎藤文夫実行委員長)。中本さんに加え、砂子の里資料館の斎藤文夫館長、植樹先の若宮八幡宮宮司中村紀美子さん、稲生ロータリークラブ会長の井口武雄さん、川崎市理容組合青年部部長の伊藤賢美さん、慈酒乃会代表の鹿子遠さんが委員になって、準備を進めてきた。
赤ナシ系統の長十郎は、1893年に大師河原の当麻辰次郎の梨園で発見されたと伝えられ、同家の屋号「長十郎」から名付けられ、大正時代に川崎大師境内に記念碑が建立されている。明治中期に活躍した俳人の正岡子規は川崎大師を訪れ、「川崎を 汽車で通るや 梨の花」「川崎や 畠は梨の 帰り道」などの句を詠んだ。
川崎大師一帯は江戸時代から果樹栽培が盛んで、病害虫に強い長十郎は果樹農家から人気を集めた。多摩川に沿って北上、大正時代には関東一になるほどの発展をとげ、「多摩川梨」というブランド名も生まれた。しかし、生まれ故郷の川崎区は工業化が進み、現在、ナシの木は一本もない。
今回のふるさと帰りの発案者・中本さんは、多摩川に住む魚や水生昆虫などを子どもたちに紹介する活動を行う「多摩川クラブ」の代表を務めており、昨年6月に自宅近くのナシ園で、樹齢100年を越す長十郎の木を見つけた。畑の持ち主太田嘉治さんを訪ねて話を聞くと、明治時代に曾祖父が長十郎のうわさを聞き、大師河原付近から分けてもらった木とわかり、感銘を受けたという。
長十郎は現在、他の甘いナシに押されて生産量も減り、交配用の花粉を取るためにナシ畑に1、2本植えられているだけという例が多い。宅地化が進む川崎北部でもナシ園が減っており、中本さんはこのままではナシの木が消えてしまう日が遠くないと感じ、かつての地場産業を残そうと、ナシの木をふるさとへ戻すイベントを思いついた。
イベントは8日と10日に行われ、多摩川の土手や商店街を子どもたちとともに当時を再現するはっぴ姿で大八車を押して歩くことで、長十郎ナシをアピールする。8日は多摩川二子橋からガス橋までの12キロを日本民家園などで借りた大八車を子どもたちが押して運ぶ。10日は、幸区役所から幸区、川崎区の商店街を通って約6キロ先の若宮八幡宮まで運び、発見者の当麻辰次郎さんの孫や新成人とともに午後3時ごろに植樹する。
参加は自由で、8日は午前9時に二子橋下多摩川河川敷集合、10日は午前9時に幸区役所集合。途中からの参加も可能。
問い合わせは電話・FAX044(934)0066多摩川クラブ。
2005-01-07 in 01) 自然・環境, 04)教育・子ども , 05)歴史, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, b7) 川崎市川崎区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2005年1月 1日
武州稲毛七福神
生田仏教界に属する川崎市多摩区・麻生区の6寺が1988年に始めた。
統一したのぼりや案内板、ちょうちん、専用色紙や朱印を各寺で用意している。専用色紙700円(各寺で販売)、朱印各100円。
1日から3日まで実施。時間は午前9時から午後4時。
問い合わせ=電話044(932)4835安立寺。
◇香林寺(布袋尊)
麻生区細山3-9-1 電話044(966)5450
交通=新百合ケ丘駅からバス細山交番前歩3分
1525年に南樹法泉和尚が開山。「昭和の五重塔」として広く知られる1987年に造られた五重塔は珍しい禅宗様式。布袋尊は期間中は本堂に安置される。
◇潮音寺(福禄寿)
麻生区高石2─21─1電話044(966)5452
交通=新百合ケ丘駅からバス園芸センター下車歩5分、百合ケ丘駅歩10分
永享年間(1429~1440)に日峰禅師が開山。1652年に加賀美氏が現在地に再興したという。本堂にある福禄寿は、中国風服装をしている。
◇観音寺(恵比寿)
多摩区生田7─17─8 電話044(922)2263
交通=生田駅歩3分
旧津久井街道に面した寺の境内には、1396年に立てられた古い碑もあり、歴史をしのばせる。七福神めぐりを始めたさいに、商店などの地元の希望で恵比寿が選ばれた。
◇安立寺(毘沙門天)
多摩区東生田1─27─1 電話044(932)4835
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
同寺の帝釈天は、源頼朝の重臣の稲毛三郎重成が所有していた。建久年間(1190~1199)に家臣の佐伯民部吉春に伝えられ、さらに飯室の釈迦堂に移された。永禄年間(1558~1570)に釈迦堂を改めて現在の寺が建てられたという。毘沙門天は本堂横の帝釈堂に安置されている。
◇広福寺(大黒天)
多摩区枡形6─7─1 電話044(911)3782
交通=向ケ丘遊園駅歩10分
慈覚大師が承和年間(834~848)に創建したという古寺。稲毛三郎重成の居館跡で、重成の墓もある。本尊の木造聖観世音菩薩は鎌倉時代末期から南北朝時代初期の作とされ、平安後期の特色を持つ木造地蔵菩薩とともに県指定重要文化財の指定を受けている。
大黒天は本堂に安置されている。
◇盛源寺(弁財天・寿老人)
多摩区長沢1─29─6 電話044(977)3744
交通=百合ケ丘駅からバス盛源寺または向ケ丘遊園駅からバス病院入口歩1分
1573年久翁力正が開基したと伝わる。この一帯はわき水が豊富で、弁財天はかつて裏の池にまつられていた。現在は周囲に池をめぐらした堂に安置されている。寿老人も本堂近くの堂にある。
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2004年12月25日
「向ヶ丘遊園の会」が遊園跡地の合意に歓迎を表明
「向ヶ丘遊園の緑を守り、市民いこいの場を求める会(略称=向ヶ丘遊園の会)」(代表=中島光雄さん、薬袋奈美子さん)は、向ヶ丘遊園跡地についての市と小田急の基本合意を受けて12月4日、川崎市多摩区登戸の登戸南町会館での忘年会を急きょ「向ヶ丘遊園跡地に関する基本合意書」の報告会に切り替え、意見の交換を行い、14日に声明文を発表した。
写真=基本報告書のゾーニングについて説明する向ヶ丘遊園の会事務局(写真提供=向ヶ丘遊園の会)
会は松岡嘉代子事務局長の司会のもと中島会長の挨拶に始まり、大筋で合意の発表を喜ぶ和やかな雰囲気のうちにも厳しい論議が交わされた。参加者は約40人。中には新宿や厚木からの参加者も見られて沿線への関心の広がりを示していた。
この報告会は、2001年9月の閉園発表をニュースで知った松岡さんたちが、同年12月末「向ヶ丘遊園の緑を保全する」という目的で呼びかけ、集まった30数人が中心となって進めてきた同会の運動の成果の節目であった。
参加者からは「一歩前進といえるが、どこまでも基本合意にすぎない。実現される中身が問題だ」「緑地の永続的な保存を保証するような具体的な協定が必要」「そこだけではだめ。隣の緑が大切で、3年後5年後を見越した一貫した計画が必要」「具体化過程での情報公開と市民参加が不可欠」「喜んでいるばかりではいられない。これからどうするのか、市民の熱意を盛り上げる継続した努力が必要」など歓迎と同時に今後を見つめようとする意見が多かった。最後に会長が「事業ゾーン」の具体化について触れ、「これをどうして市民サイドのものにするかが最大の課題」として会を締めくくった。
14日に発表された声明文の中にも「事業ゾーン」が取り上げられ、「ここが具体的にどのような空間になるのかは、私たちの最大の関心事です」と記されている。
声明文の全文は同会のHP(http://homepage3.nifty.com/plaza/)へ。
■関連記事=川崎市と小田急が向ヶ丘遊園跡地で基本合意:緑地保存し市民に開放
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2004年11月27日
多摩市民館で11月28日、市議会テーマに公開講座:多摩区選出議員都市民と市民が懇談
川崎市多摩市民館で11月28日午前10時から多摩区選出の市議会議員を囲んで話し合う催しが開かれる。
この催しは、議会や市政を身近なものにするをテーマに、11月7日から12月12日まで開かれている市民自主企画学級「市議会と市民」の4回目の学習会。同区選出議員10人が市民が議会を身近に感じるためにどんな工夫や努力をしているか1人ずつ話し、参加者と意見交換する。参加は自由。問い合わせは電話044(935)3333多摩市民館「市議会と市民」担当。
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2004年11月11日
明るい社会づくり運動川崎西協議会が多摩区民祭など4カ所で新潟中越地震の街頭募金
明るい社会づくり運動川崎西協議会(斉藤利子会長)が、新潟県中越地震被災者のために11月7日の多摩区民祭会場入り口で街頭募金を行なった。会場で集めた11万3835円と、同日小田急線新百合ヶ丘駅で行った街頭募金27万8001円は、読売愛と光の事業団「新潟中越自身救援募金」に送金した。
写真=生田緑地で募金活動する明るい社会づくり運動運動川崎西協議会の会員
同会は、多摩区民祭にバザー出店申請をしていたが、今回の地震で10月30日に区内の駅頭で行った募金への感心が高かったことから、多くの人が集まる祭会場でも被災者の支援をしようと開催直前に同祭実行委員会に街頭募金申し出た。出店会場付近は買い物でごったがえすため、会員が交替で生田緑地入り口付近に立ち、市民に呼びかけたものだ。新潟中越地震のために同会が行った募金活動は4カ所で、30日の小田急線向ヶ丘遊園駅と生田駅の46万7515円と合わせ、85万9351円となった。斉藤会長は「たくさんの人に協力してもらい、多額の募金が集まった。すでにいろいろな団体が募金活動を行っているので、街頭募金はこれで終わりにして、それぞれが支援できることを行う」と話している。
明るい社会づくり運動は、家庭教育や交通遺児の救済募金、地域の清掃活動などのボランティア活動を全国的に展開する団体で、川崎西協議会は多摩区・麻生区の約200世帯が所属している。
2004-11-11 in 09)市民活動, 10)社会, b1) 川崎市麻生区, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年11月 9日
多摩区民祭:89000人が生田緑地で買い物やイベント楽しむ
第27回目の多摩区民祭(同祭実行委員会主催)が11月7日、同区枡形の生田緑地で午前10時から午後3時まで開かれた。青空の広がる暖かな晴天に恵まれ、8万9000人(主催者発表)が会場を訪れ、噴水広場付近の出店コーナーはピーク時の正午前にはラッシュアワー並の混雑だった。
写真・上=生田緑地の噴水広場付近で憩う市民
祭りは、岡本美術館下の特設舞台で金作幸男多摩区長らが舞台に登り開会宣言、専修大学吹吹奏楽研究会の演奏を皮切りに始まった。舞台では、エンジェル・スペース、菅ソーラン踊り隊など区内で活動する子どもから熟年の9団体がバリダンス、エイサー、ハワイアン&ポップスなどを演技や演奏を行った。
子どもの人気を集めたのが午前と午後の2回行われた「デカレンジャショー」、テレビで人気のキャラクターを見ようと小さな子を伴った家族づれが多数集まりロープから身をのりだし熱心に見とれていた。
会場では、明るい社会づくり運動協議会が入り口で新潟県中越地震の義援募金を行ったほか、出店、展示コーナーでも募金活動を行う団体も見かけられた。
この日は、生田緑地内の施設も区民祭と連携したさまざま催しを行い、青少年科学館は、410万個の星を投影するプラネタリウムメガスターⅡを見る大勢の観客が並んだほか、万華鏡などの科学遊びや科学マジックなどを体験する子どもたちが集まった。岡本美術館では、無料コーナーのギャラリーでジャワ音楽・舞踊のプロ「カルティカ・クスモ」がガムランと舞踊を披露、入館者は優雅な民俗音楽と踊りを楽しんでいた。このほか、日本民家園も入場料が100円と大幅に安くなり、散策を楽しむ客が大勢入場した。
会場は、紅葉の始まった木陰で、食べ物をひろげてのんびりと休日を楽しむ家族連れ、友だちと祭りを楽しむ小・中学生や掘り出し物を探す女性たちで終日にぎわいを見せていた。
写真・下=岡本太郎美術館で行われたガムラン・ジャワ民俗舞踊のミニコンサート
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2004年11月 6日
生田緑地で7日、多摩区民祭:緑地内の施設も連携し多彩なイベント
多摩区民祭(同祭実行委員会主催)が 11月7日(雨天決行)、川崎市多摩区枡形の生田緑地一帯で午前10時から午後3時まで開かれる。祭りは、さまざまな施設を持つ生田緑地全体が楽しめるよう日本民家園日本民家園、岡本太郎美術館、青少年科学館と連携したイベントや学園祭中の専修大学との連携イベントのラリーも催される。連年のステージの催し、物販のほか、明るい社会づくり運動川崎西協会が、新潟県中越地震の義援金の協力を呼びかける。
27回目を迎える同祭は、2002年までは毎年秋に同区登戸の多摩区役所周辺で催されていた。昨年秋、衆議院議員選挙のため開催を延期、ことし3月に会場を変更して「たまく森の祭り」と同時に生田緑地で催されその時のアンケートで好評だったため、今回は生田緑地で開くことになった。
メイン会場の噴水広場周辺では、福祉関係団体の手作り品・リサイクル品の販売、各種模擬店の実演販売、川崎マイスター友の会など90団体による出店、多摩区の友好都市・静岡県岡部町と千葉県千倉町の物産展が開かれる。
岡本美術館下の特設ステージでは、区内の9団体がバリダンス、太鼓、エイサー、ハワイアン&ポップス演奏のほか子どもに人気のテレビヒーローショー「デカレンジャー」が催される。このほか、午前11時から午後2時半まで岡本美術館・母の塔前で1人1回抽選会を行う。会場には、人気のラッピングバス「フロンターレ号」もお目見えする。
青少年科学館では、2003年に初のアゼリア賞を受賞した大平貴之さんが制作した世界最多の410万個の星を投影する小型プラネタリウム「メガスターII」を投影を1時間ごとに投影、科学マジックなども行う。日本民家園では、旧太田家で民具・手作り品の販売、岡本太郎美術館ではジャワのガムランと舞踊コンサートが午前11時と午後1時から催される。
日本民家園と岡本太郎美術館の入場料を大幅に割り引き100円(高校生以上64歳まで、それ以外は無料)になる。
問い合わせは電話044(935)3130同祭実行委員会。
交通=小田急線向ケ丘遊園駅徒歩15分、または、向ケ丘遊園駅からバス専修大学行き終点。
2004-11-06 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
専修大学が7日、スタンプラリー:大学祭と合わせ多摩区民祭と連携イベント
川崎市多摩区東三田の専修大学が商学部教育100周年・商学部創設40周年を記念し、11月7日に生田緑地で開かれる多摩区民祭と連携したイベント「専大ナビ 大学の裏山で○○を叫ぶ」(専修大学商学部40周年記念事業運営委員会主催)を催す。
このイベントは、同大の大学祭「鳳祭」と「オープン・キャンパス」に合わせたスタンプラリーで、向ヶ丘遊園駅から多摩区民祭会場の生田緑地を通り、専修大学までをゲームを楽しみながら歩く。当日は、同大生が高校生らに学内を案内するツアーガイドも行われ、高校生に大学生活や向ケ丘遊園周辺の生活情報、大学の裏手に当たる生田緑地の魅力を伝え、区民祭に参加している市民とのふれあいを楽しむ。
参加者には、ゲームの案内、向ヶ丘遊園駅周辺の食事、遊び場所の紹介、大学情報を掲載した「オオトリ先生の講義」と題するパンフレットを配布する。ラリーのゲーム・ポイントは3カ所で、同大生がボーリング、ストラックアウトなどの手作りゲームを用意、ゴールは専大内の「ある場所」で、記念写真を撮影して終了する。
受け付けはダイエー向ケ丘店前で、午前10時30分から正午(イベントは3時まで)。参加は自由で、先着300人の高校生にオリジナル・パーカーをプレゼントする。
2004-11-06 in 02) イベント・催事, 09)市民活動, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年10月19日
生田緑地内ばら苑:10月21日から4000株のバラ公開
川崎市多摩区長尾の「生田緑地内ばら苑」(写真・小田急線向ケ丘遊園駅徒歩12分)で、10月21日から11月7日まで(10月25日と11月1日は休み)、秋のバラの一般公開が行われる。公開されるのは大輪や四季咲きの中輪、ミニバラなど440種約4000株だが、ことしは秋の長雨や台風の影響で、見ごろは今月下旬だという。
小田急向ケ丘遊園内にあり、世界各国の珍しいバラなど数多くの品種を集め、関東指折りのバラ園として人気を集めてきた。しかし、20002年3月の遊園地の閉園に伴って川崎市に管理が引き継がれ、約240人の市民ボランティアなどが世話をしており、春と秋の花期に公開され、昨年秋の公開には約19000人が訪れた。
秋のバラは春の3分の1程度と少ないが、ロイヤルコーナーにある日本や英国などの女王や王女にちなんだバラなどが人気を集めそうだ。
同苑によると、ことしは夏の高温は乗り切ったものの、9月から10月にかけての長雨と台風で大きな影響が出ているという。雨にあたると花が汚れ、つぼみのうちに落としてしまうため、19日現在でまだ2分咲きの状態。台風23号の接近が予想されており、苑では「見ごろがさらにずれこみそう」と公開を前に気をもんでいる。
開園時間は午前10時(土・日・祝日は9時)から午後4時(入園は3時30分)。入園は無料だが、管理・育成資金にする「ばら苑募金」を行って協力を呼びかける。
駐車料金は1回500円。
問い合わせは電話044(978)5270生田緑地内ばら苑。
2004-10-19 in 01) 自然・環境, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年10月14日
多摩区が区内の名所・旧跡を紹介する散策マップ発行
川崎市多摩区内の名所や旧跡、自然景観が豊かな場所など74カ所を紹介する「多摩区お宝散策地図」(写真)が、散歩や街の再発見に役立つと人気を呼んでいる。
この冊子はA5判33ページで区民で構成する多摩区まちづくり推進協議会文化教育部会が「町の再発見のきっかけとなり、地域への愛着を深めてほしい」と編集発行、1万2000部印刷して多摩区役所、生田出張所、菅連絡所、緑化センター、二ケ領せせらぎ館、フルーツパークで無料配布している。
内容は、多摩区を菅、中野島・登戸、宿河原・堰・長尾、生田東、生田の5地区に分け、各地区の神社、仏閣、公園、文化施設、遺跡、遊歩道、多摩川の渡し場などの旧跡を写真や絵葉書と短文で紹介、略図で場所を表記している。このほか「水と緑の潤いの多摩」と題する章を設け、古い絵はがきやチラシを載せ砂利採取、イカダ流し、紙すき、競馬場跡など昔の多摩川の様子に加え、長尾で作られていた天然氷とため池のスケート場、多摩川ナシ、宿河原のモモなど昔の生活文化を紹介している。また区内の緑地や保存樹、地域のシンボルとなっている「まちの樹」、水路図なども掲載している。
冊子は、同部会が実地調査して2003年3月にまとめた「多摩区の魅力てんこ盛り~史跡・文化財・残したい自然」を基に,
公共施設などを入れて携帯に便利なサイズに再編集した。同会が撮影した写真のほか同区菅馬場のグラフィックデザイナー望月雪桜さんの協力で、望月さんが描いた「ハガキ絵 多摩区88景」を載せてある。
問い合わせは044(935)3148多摩区役所地域振興課。
2004-10-14 in 01) 自然・環境, 05)歴史, 07)文化・芸術, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年10月 1日
多摩区の市民団体が10月2日から15年戦争を検証するビデオ上映会を開催
川崎市多摩区登戸の「遊友ひろば」で、10月2日から昭和初期から第二次世界大戦後の復興までを記録した全8巻のビデオを見る会が開かれる。
市民自治や平和、まちづくりなどの活動をおこなっている市民市民団体「ぐらす・かわさき」が主催するもの。同会会員で自らの戦争体験を語り継ぐ活動を行っている麻生区栗木台の塚本昭二郎さんが寄贈した「昭和と戦争」を見ながら、イラクへの自衛隊派遣などなしくずしにされる平和について意見交換を行う。「ビデオを見る会」は、2週間に1回の金曜日の午前中に全8巻のビデオを1回に1巻ずつ見る。10月は16日と30日に開かれる。
1回目のビデオ「満蒙に賭けた夢」は昭和5年から10年までで、関東大震災後の復興と世界的恐慌の打開のために満州を植民地化する日本軍と中国軍が武力衝突した満州事変、満州開拓義勇団、大陸の花嫁などについて日本のマスコミのニュース映像やアメリカ国立公文書館などの資料を元に編集した約60分の内容。2回「赤紙の届く日」(昭和11~12年)、3回目「銃後の女たち」(昭和13~15年)、4回「立ち上がれ少国民」(昭和16~17年)、5回「若き兵士の悲劇」(昭和18~19年)、6回「本土決戦の覚悟」(昭和20年)、7回「焼け跡をさまよう」(昭和20~21年)、8回「独立への道のり」(昭和22~26年)。
参加は自由で無料。問い合わせは電話044(922)4917ぐらす・かわさき。
2004-10-01 in 02) イベント・催事, 05)歴史, 09)市民活動, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年9月25日
たまたま子育てまつり:若夫婦など4200人が多彩な催し楽しむ
川崎市の多摩区総合庁舎で9月19日、2回目の「たまたま子育てまつり」(同実行委員会・多摩区家庭教育推進協議会主催)が開かれ、昨年より1700人多い4200人が訪れた。
(写真=助産師が指導するベビーマッサージが若いパパやママに人気)
■写真ニュースへ
まつりは、各世代の子育ての情報を共有し、子育ての社会化と情報発信、区内の子育てネットワークを充実させようと区内の市民団体と多摩区役所、保健福祉センター、保育園、小学校などの行政機関が協力して昨年初めて催され、区外の人や父親が予想以上に参加するなど大きな反響があった。
ことしは、父親がくつろげる空間を、と市内の5つの父親の会のネットワーク組織「川崎おやじ連」が初参加。「お父さんと子どものたまりバー」と名付けて竹ぽっくり、竹笛などの作り方の実演やパントマイム紙芝居、コマまわし、竹馬、ビー玉など懐かしい遊びのコーナーを設けて指導した。
また、加盟団体の一つ「なごみ中野島おいでよ会」会員の落語家桂米太朗師匠が落語を披露。周辺の商店会などがヨーヨー釣りや綿菓子などおまつり屋台を開き、子どもたちの人気を集めた。
会場には、朝からベビーカーを引いた若い夫婦や3世代家族などが次々と訪れ、コンサートやベビーマッサージ、お化け屋敷、各会場を回るスタンプラリーなどに参加、くつろいだ休日を味わっていた。
2004-09-25 in 02) イベント・催事, 04)教育・子ども , b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年9月19日
多摩警察署:ゆっくり走ろうと甘栗配り呼びかけ
多摩警察署では秋の交通安全運動中、事故ゼロをめざしてさまざまな催しを行う。
運動初日の21日にはドライバーを対象に同区枡形の世田谷町田線の根岸陸橋付近で甘栗やパンフレットを配る「ゆっくり走ろうキャンペーン」、22日には同所でチャイルドシートの着用を呼びかける。このほか宿河原地区の高齢者家庭を訪問して反射材や交通安全パンフを配る。
2004-09-19 in 10)社会, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
2004年9月16日
多摩市民館が一足早いハロウィンパーティーの参加者募集
川崎市多摩市民館が、いつもと違った服装で外国の文化を楽しみませんかと10月2日に川崎市多摩区東三田の専修大学生田校舎120周年記念館の食堂で開くプレ・ハロウィンパーティーの参加者を募集している。
同館で活動する多文化交流グループ「世界のひろば」と専大の国際交流会「SHIP」が国際交流の輪を広げようと共催。ハロウィンよりひとあし早くを外国人市民や留学生を交え軽食を取りながらゲームや仮装パーティーで交流を深めるものでことしで5回目。
午後3時からのパーティーは、ゲーム希望者による仮装コンテストも行う。定員は70人。参加費は軽食代700円(小学生500円、未就学児300円、2歳以下は無料)。希望者は、往復葉書に参加者全員の氏名、年齢(学年)、住所、電話番号を明記し、〒214-8570川崎市多摩区登戸1775-1多摩市民館 世界のひろば「プレハロウィンパーティー」へ9月18日(必着)までに応募する。多数の場合は抽選。申し込み・問い合わせは電話044(935)3333多摩市民館。
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2004年9月 6日
川崎市で秋の味ナシとブドウの品評会:「ことしはよい出来」
川崎名産のナシとブドウの出来ばえを審査する「川崎市ナシ・ブドウ品評会」(川崎市・市園芸協会主催)が9月3日午前9時30分から多摩区菅仙谷のフルーツパークで開かれ、多摩区中野島の古谷陸男さんのナシ・豊水(無袋)が神奈川県知事賞、多摩区中野島の田村賢太郎さんのナシ・豊水と多摩区中尾の井田君子さんのブドウ・ピオーネがそれぞれ川崎市長賞に輝いた。出品されたナシとブドウは、午後から一般公開後に即売されたが、市価より2、3割引きとあって40分あまりで完売した。
川崎市は長十郎の発祥地として知られ、約200軒の農家でナシを生産、多摩川付近の農家は「多摩川ナシ」、麻生区では「黒川ナシ」と名付けたブランドで庭先販売を行っている。最近は長十郎は消費者に好まれず、幸水、豊水など水分が多く甘いナシが人気で、生産方法も畑全体をネットで覆い、果実に袋を被せないものが「甘い」と好評だ。毎年この時期に品評会が開かれ、ことしで37回目を数える。出品果実は例年翌日に販売されてきたが、ことしは市園芸協会果樹部長・田村忠蔵さんらの「消費者に早く食べてもらいたい」との意見を取り入れ、当日に売り出されることになった。
品評会にはいまが盛りの豊水のほか菊水、二十世紀、長十郎などナシ8種131点、巨峰、藤稔などのブドウ6種10点が出品された。審査にあたったのは、児玉昭男・神奈川県横浜川崎地域農業改良普及センター所長のほか、川崎市農業振興センター、フルーツパーク職員の8人。まず品種と無袋・有袋ごとに大きさ・果形・重さ・光沢・糖度・粒ぞろい・果肉の質などについて一つひとつ手にとって比較審査で優秀・優良・佳良の入賞を決め、その後「市長賞」などの特別賞を選んだ。
審査員の講評によると「ことしは春先より好天が続いたため糖度が高い一方、空梅雨の影響で水分不足による玉延びが心配されたが、その影響はほとんどない。生産技術が高く、全体的によい出来」という。
県知事賞に選ばれた古谷睦男さん(写真右)は「出品する以上、いい結果を出したいと思っていたのですごくうれしい。10年以上前から無袋で作っているが、ことしは雨が少なく冠水に苦労し、ダニの発生に気をつけたが、そのかいがあった」と感想を語った。
生産者が丹精こめて作った果実を求める市民も多く、ことしは当日販売だったため、午前9時過ぎの審査の始まる前から昼食持参で並ぶ人も多くおり、一般公開で求めたい品物を吟味、先着順で即売が始まると目当ての商品を買い求めていた。毎年夫婦で来るという同区西生田の野原信子さんは「ことしは一番早く来たのでいい賞を受けた人のナシとブドウが買えた。ダメかもしれないけどもう一度並びます」と大きな荷物を抱えてにっこりしていた。
■審査結果を見る
2004-09-06 in 02) イベント・催事, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 食 | Permalink | コメント (0) | トラックバック
品評会結果:古谷睦男さんに県知事賞
●ナシ部門 | |||
優秀賞(4点) | |||
神奈川県知事賞 | 豊水(無袋) | 古谷 睦男 | 多摩区中野島 |
川崎市長賞 | 豊水(無袋) | 田村賢太郎 | 多摩区中野島 |
川崎市議会議長賞 | 豊水(有袋) | 関山 育男 | 多摩区宿河原 |
全国農業協同組合連合会神奈川県本部長賞 | 豊水(有袋) | 斉藤 元 | 多摩区生田 |
優良賞(8点) | |||
セレサ川崎農業協同組合代表理事組合長賞 | 豊水(無袋) | 古谷 睦男 | 多摩区中野島 |
神奈川県園芸協会長賞 | 豊水(無袋) | 古谷かをる | 多摩区中野島 |
神奈川県横浜川崎地区農政事務所長賞 | 豊水(無袋) | 長瀬 博明 | 中原区井田中ノ町 |
神奈川県果樹組合連合会長賞 | 豊水(無袋) | 田村賢太郎 | 多摩区中野島 |
川崎市農業委員会長賞 | 豊水(有袋) | 増田 朝光 | 多摩区菅馬場 |
豊水(有袋) | 太田 毅 | 多摩区生田 | |
豊水(有袋) | 上原 一雄 | 多摩区菅馬場 | |
あき月 | 金子 昇 | 麻生区早野 | |
佳良賞(25点) | |||
豊水(無袋) | 浅谷 和男 | 多摩区中野島 | |
豊水(無袋) | 白井 正寿 | 多摩区菅稲田堤 | |
豊水(無袋) | 川名 徹 | 宮前区野川 | |
豊水(無袋) | 浅谷 和男 | 多摩区中野島 | |
豊水(無袋) | 河合 亀蔵 | 多摩区宿河原 | |
豊水(無袋) | 安藤 隆盛 | 多摩区菅城下 | |
豊水(無袋) | 安藤 秀男 | 宮前区小台 | |
豊水(無袋) | 川名 徹 | 宮前区野川 | |
豊水(無袋) | 小金 亘 | 多摩区生田 | |
豊水(無袋) | 北見 元伸 | 多摩区枡形 | |
豊水(無袋) | 井田 茂樹 | 多摩区長尾 | |
豊水(無袋) | 長崎 一義 | 高津区北見方 | |
豊水(無袋) | 安藤 聡 | 多摩区菅城下 | |
豊水(有袋) | 上原 新三 | 多摩区菅稲田堤 | |
豊水(有袋) | 太田 善隆 | 多摩区生田 | |
豊水(有袋) | 太田 聡 | 多摩区生田 | |
豊水(有袋) | 田代 和男 | 多摩区菅北浦 | |
豊水(有袋) | 三竹 偉夫 | 多摩区宿河原 | |
豊水(有袋) | 上原 伸介 | 多摩区菅稲田堤 | |
豊水(有袋) | 西山 保正 | 多摩区菅 | |
豊水(有袋) | 増田 朝光 | 多摩区菅馬場 | |
豊水(有袋) | 鈴木 五郎 | 高津区諏訪 | |
豊水(有袋) | 木下 新一 | 多摩区枡形 | |
清玉 | 香山 典子 | 多摩区生田 | |
二十世紀 | 井田 忠夫 | 多摩区長尾 | |
ブドウ部門 | |||
優良賞(1点) | |||
川崎市長賞 | ピオーネ | 井田 君子 | 多摩区長尾 |
佳良賞(2点) | |||
ピオーネ | 井田 繁樹 | 多摩区長尾 | |
高尾 | 五嶌 位昌 | 多摩区菅 |
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2004年9月 4日
9月3日にナシとブドウの品評会
川崎市内で作られたナシとブドウの品評会が、9月3日に川崎市フルーツパーク(多摩区菅仙谷3-17-1)で開かれる。出品された果実は午後に即売される。
長十郎ナシの発祥地の川崎市は、地場産のナシを「多摩川ナシ」と名付け「かわさき農産物ブランド」に登録、栽培技術の向上などを目指し、毎年この時期に品評会を開いている。
関係者によると、ことしは春先から高温で例年より開花時期が早く、梅雨が小雨だったため小ぶり傾向だが日照が良好で糖度が高く高品質という。
午前9時30分からの審査には、豊水、菊水などのナシ約130点、巨峰、藤稔などのブドウ約10点が出品される予定で、当日は、神奈川県横浜川崎地域農業改良普及センター所長など7人が、色、形、重さ、糖度などを審査して優秀作を決める。出品されたナシ、ブドウは当日午後1時から一般公開され、2時30分から即売される。即売は農家のえりすぐりのものだけに毎年人気が高く、またたく間に売り切れる。
問い合わせは電話044(860)2461市経済局農業振興センター農業振興課。
交通=JR南武線稲田堤または京王線京王稲田堤駅からバス西菅団地下車徒歩5分
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