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2005年8 月10日 (水曜日)

麻生区役所でロビコン:暑さ忘れ聴衆うっとり

【文】あさおランチタイムコンサート副実行委員長・樋口誠

050810asaorobikon17月25日に川崎市麻生区役所2Fロビーで「第43回あさおランチタイムコンサート」が開催され、1部‐ピアノ伴奏による歌、2部‐マリンバと多彩な打楽器による演奏を、約220人のお客様が楽しみました。

一般公募の麻生区民が出演者の「あさおランチタイムコンサート」は、区民の実行委員とボランティアスタッフにより企画・運営されているロビーコンサートで、2000年から始まり、今年で5年目を迎えます。
前日の関東地方への上陸が懸念された台風が通り過ぎ、蒸し暑い青空が戻って来た中で行われた今回のコンサートは、「熱い夏をお届けします」と銘打って行われました。
第1部は、昨年夏の特別企画のコンサート週間に出演された麻生区の五百沢春奈さん(ソプラノ)が、国立音楽大学同期卒業で音楽仲間の村瀬沙弥子さんのピアノ伴奏で、「サウンド・オブ・ミュージック」より “サウンド・オブ・ミュージック”、「オペラ座の怪人」より“シンク・オブ・ミー”、「ワンワン物語」より“ララルー”、「シンデレラ」より“ビビデバビデブー”、「眠れる森の美女」より“いつか夢で”、「ピノキオ」より“星に願いを”など、大変ポピュラーな名曲を、明るい笑顔と表情豊かな美しい声で聞かせてくださいました。殊に、五百沢さんの笑顔が歌とともに会場に広がり、大変なごやかな空気が終始会場をいっぱいに満たしておりました。
そして第2部では、ランチタイムコンサートには初めて出演の音大生グループ「つくぱく・つくとと」。五百沢さんの後輩に当たる国立音大4年生の多摩区の熊本比呂志さん(打楽器)と、須藤希実子さん(マリンバ)のお二人が“アフロブルー”、“童謡メドレー“などの曲を、文字通り弾けるようなリズムに乗せて繊細なマリンバの響きを大切にしつつ、多様な打楽器を駆使して演奏して下さいました。途中、マリンバの下に座り込み手だけで見せる演奏など楽しい演出もありました。
自在にあつかわれた打楽器はアフリカの民族楽器のドラムジャンベを中心に多種多様で、強い響きが適度に押さえられてマリンバと調和し、リズムに合わせてお子さんをあやすお母さんの姿が見られるなど、第1部と合わせてロビーコンサートらしいなごやかな情景となりました。
ちなみに、「つくぱく・つくとと」と言う耳慣れない言葉はテンテケテンと言うような打楽器音の聴きなし音で、基本になるパターンをとってグループ名にしたとのこと。また、使われた楽器は、ジェンベ、カホン、レク、オーシャンドラム(小豆をいれた波の音が出る楽器)、ウインドチャイム、ボンゴ等でした。

会場のお客様からは、「大変楽しかった」との主旨の多くの声の他、「ソプラノの歌声と打楽器のコントラストが素敵でした」「夏らしい演奏でした」等、今回の催しの特色について良かったとするアンケートが多く寄せられました。
また、恒例の締めくくりの、聴衆全員による合唱〈みんなで歌いましょう〉は、「ふるさと」でしたが、終演後も夏休期間に入って多く来場されていた子供達が楽器の周囲に集まり、珍しそうに片付けを見ておりました。

なお次回は、定期の9月の他に8月21日に昭和音楽大学と協力して同大学のホール、スカラにおいて番外編のコンサートを行います。大勢の方のご来場をお待ちしております。
問い合わせ先:麻生区役所地域振興課044-955-5116

2005-08-10 in 07)文化・芸術, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, 音楽 | Permalink

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