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2008年11 月29日 (土曜日)

Jリーグ・川崎がヴィッセル神戸に大勝:逆転優勝に可能性残す

081129fron01 Jリーグ33節第1日程の6試合が11月29日に開かれ、ホーム最終戦の川崎は、等々力競技場でヴィッセル神戸と対戦、4対0と前節に続き無失点で神戸を降した。首位の鹿島アントラーズがジュビロ磐田に勝利したため勝点差は3のままだが、名古屋グランパスの試合が第2日程の30日のため、川崎Fは暫定で2位に浮上、他力ながらも逆転優勝への可能性を残した。

写真=開始3分で先制ゴールを決め喜ぶ鄭大世(16)(撮影:山本真人)、ファインセーブをするGK川島永嗣(1)(撮影:山本真人)、神戸のゲームメーカー大久保嘉人と競り合う中村堅剛、2点目のゴールに喜ぶ鄭と祝憂くするジュニーニョ(撮影:藤井栄美)、試合前に挨拶する阿部市長、ホーム最終戦のセレモニーで挨拶する武田社長と選手・スタッフ

081129fron04_2 試合は、川崎FはケガのMFヴィトールに変わり菊地光将がボランチとして出場、開始3分にFW鄭大世が先制ゴールを決めた。しかし、このゴールに目覚めたかのように6試合負け無しと好調の神戸が猛反撃して何度がチャンスをつかみかかるが、川崎のDF陣とGK川島永嗣のセーブで耐えしのぎ、前半を1対0で折り返す。
081129fron05 後半も神戸ペースで試合が進み、川島のファインセーブで救われる場面が続いたが、菊地と交代したMF村上和弘がピッチに入った直後の081129fron06 62分に鄭大世がこの日2本目のゴール、65分にFWジュニーニョと続けざまにゴールを決め、3点差にした。その直後に神戸DF北本久仁衛がこの日2枚目のカードで退場。数的優位に立つ川崎Fはが攻め続け、終了間際の89分にFWレナチーニョが4点目のゴールを決め、神戸の反撃を断った。
川崎Fは、苦しみながらも前節につづき完封、4得点を上げ得失点差を21と大きく延ばし、首位の鹿島にせまった。
081129fron03_2 試合に先立ち阿部孝夫川崎市長が「これからも応援をよろしく」と挨拶。終了後には、武田信平斜塔をはじめとするスタッフ、登録選手全員がバックスタント前に並びホーム最終戦セレモニーが行われ、武田081129fron02 社長が「関塚監督が体調を崩して辞任したが、後を継いだ高畠監督と選手が一丸となってここまでチームをまとめ、サポーターの温かい後押しで最終戦に優勝にからむまで闘ってくれたことに感謝します」とシーズンを振り返って感謝の言葉を述べた。その後、伊藤宏樹キャプテンがサポーターに「まだあきらめてはいません。12月6日は味の素スタジアムに来て応援してください」と語りかけた。

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2008年11 月28日 (金曜日)

狛江市のイズミスイングオーケストラが追悼コンサート:バンドの創設者中村哲夫さんをしのぶ

狛江市内のビックジャズバンド「イズミスイングオーケストラ」が、ことし7月に亡くなったバンド創設者の中村哲夫さん(享年80歳)をしのび、11月30日に西河原公民館で「中村哲夫 追悼コンサート〜When You're Smailing〜」を催す。

同バンドは、狛江市がまだ町の時代の1966年、現団長の中村星児さんの父親で音楽愛好家の中村哲夫さんが、狛江町で秋に開く「文化祭」の企画委員長になったのをきっかけに「文化祭の目玉」として出演しようとタンゴバンド「楽団アンサンブル泉」を立ち上げたのが始まり。当時の編成は、中村さんのアコーディオン、妻の登美代さんのキーボードのほか地域の青年2人でスタート。タンゴを中心にポップス、歌謡曲など幅広いジャンルの音楽を演奏、各種イベントなど地域密着の活動を開始した。メンバーが増え、ビックバンドを目ざして管楽器奏者を募集して1984年に現在のバンド名に変更、42年の歴史を持つ。
中村さんは、まちづくりや文化活動に熱心に取り組み、狛江市音楽連盟の発足に関わり長く同連盟の役員を務め、初夏の音楽会やバンドフェスティバルなどの開催を支えてきた。
中村さんは、2004年の年末に死線をさまようほどの大病で倒れ1年半以上の闘病生活を続けたが、持ち前の明るさとバイタリティーでリハビリに励み、同バンドの40周年にはエコルマホールの舞台に立ち「マイウェイ」を歌うほど回復したが、ことし7月に帰らぬ人となった。
午後3時のコンサートは、中村さんの前向きな生き方と大往生とも言える死を明るく受け止め、音楽を楽しんでらおうと催される。入場は1000円。チケットは泉の森会館、木村メガネ、大和無線で取り扱っている。
問い合わせは電話03(5497)2580イズミスイングオーケストラマネージャー山本さん。

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多摩区総合庁舎で7回目の出張ミュージアム:多摩区にちなんだ土器や絵図などを展示

081128tamamyujiamu 川崎市市民ミュージアムが開館20年を記念し、同館で所蔵する文化財の一部を各区で展示する「出張ミュージアム! 川崎ぐるっと博物館」の最後となる多摩区会場が11月29日から多摩区綜合庁舎2階の多摩市民館ギャラリーで始まる。展示は12月7日までで、30日には記念講演も開かれる。

写真(市民ミュージアム提供)=会場の展示品

会場では、原始古代から昭和までの歴史と文化をコーナーに分けて資料を展示。
展示するのは、市内で唯一出土した縄文時代の木製品の「編籠」のほか、東名高速道路の事前調査が行われた下原遺跡から出土した縄文晩期の台付き鉢、ベンガラで赤く塗られた弥生時代の碗、古墳時代の装身具、寺尾台から出土した奈良時代の軒瓦などの考古資料。江戸時代の多摩川流域の生活を伝える二カ領用水の大丸用水の絵図、古文書などのほか、明治時代に使われた馬に曳かせて田を耕したスキ、梨のラベルやカゴ、アユ漁の道具、明治初期の行われた製氷などの資料。このほか、区内から寄贈された生活道具なども展示する。会場では、解説シートも配布する。
記念講演会は30日午後2時から同館第一会議室で催され、元小学校校長で郷土史研究家の佐保田五郎さんが「伝えたい多摩区の文化財—菅の獅子舞を中心に」をテーマに話す。定員は先着45人。
展示は9日までの午前9時30分から午後5時までで、最終日は午後4時まで。
問い合わせは電話044(754)4500川崎市市民ミュージアム。

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2008年11 月26日 (水曜日)

Jリーグ32節:川崎がガンバ大阪に快勝、優勝戦線に踏みとどまる

081123fron01 Jリーグ32節の試合が11月23日に行われ、タイトル取りをことしの目標にしてきた川崎は、ホーム等々力にアジアチャンピオンのガンバ大阪と対戦。4対0と完封で勝利し、勝ち点を54に延ばして再び3位に浮上。残り2試合でトップとの差が勝ち点3となり、上位チームの結果次第と他力本願ではあるものの、逆転優勝に望みを残した。

写真=(上から)43分に先制ゴールを決め雄叫びを上げて喜ぶFW鄭大世選手(16)と祝福する寺田周平(13)、FWジュニーニョ(10)、鄭大世のゴール、ゴールをあげて喜ぶ谷口博之(29・右)と迎える中村憲剛(14・左)(撮影:藤井栄美)、ジュニーニョのゴール、ジュニーニョのゴールに喜ぶDF森勇介(19)とMFヴィトール、4点目のゴールを決めた井川祐輔(13)と谷口、勝利に喜ぶイレブンとサポーター


081123fron02 試合は前半、互いにボールの奪い合いでゴール前まで持ち込みGKやDF陣の踏ん張りで耐えしのぐ緊迫した状態が続いた。どちらかちうとガンバ大阪ペースで試合が進みノーゴールのまま前半終了か081123fron03_2 と思った43分、コーナーキックからFW鄭大世が高さに競り勝ち豪快なヘディングでゴールを奪い均衡を破った。
後半、立ち上がりから川崎が積極的に攻撃、48分にMF谷口博之が081123fron05_2 ミドルシュートを、続く53分にもFWジュニーニョがダイレクトシュートを決めて3点差になると、川崎Fを応援081123fron04_2 する観客席はイケイケムードになり、ガンバサポーター席は静まり かえった。その後、川崎Fは緊張感を切らさず高い守備意識でガンバ大阪の081123fron06 攻撃をかわし、70分にDF井川祐輔がダメ押しの4点目を決め試合を優位に運び、無失点で試合を終えた。
3位の川崎Fとトップの鹿島アントラーズとの勝点差は3。次節、鹿島が勝ち川崎が引き分けか負けるとその時点で優勝がなくなる。天皇杯に081123fron07 負けた川崎Fの残す公式試合はリーグ戦2試合だけで、次節は11月29日14時からホーム等々力競技場でヴィッセル神戸と、12月6日最終節にアウェー味の素スタジアムで14時30分から東京ヴェルディと対戦する。川崎Fが逆転優勝するためには、1試合も落とさずゴールを量産するしかない状態だ。

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2008年11 月22日 (土曜日)

川崎市宮前区のカッパーク鷺沼秋祭り:土橋小フェスタと同時開催

川崎市宮前区土橋の鷺沼プール跡地のカッパーク鷺沼で、11月29日午前10時から午後4時まで秋まつりが開催される。カッパーク鷺沼は、土橋小学校、鷺沼ふれあい広場、フロンタウンさぎぬま、さぎ沼なごみ保育園の4つの施設があり宮前区のシンボルゾーンで2006年初夏にオープンした。

まつりは、宮前区がこのシンボルゾーンを定着させようと毎年主催しており今回で3回目。これまでは6月、8月と暑い時期に行われていたが、今回は土橋小学校の土橋フェスタ2008と同時開催で、晩秋の開催となった。各ゾーンごとに様々な催しを行い、来場者が全施設を廻るように4カ所で中学生以下を対象にスタンプラリーを実施、修了者はプレゼントがもらえる。
メイン会場の鷺沼ふれあい広場では、間引いた竹でぽっくりやはし立てなどを作る竹細工コーナー、巨大バルーンのファファ、川崎の水道にちなんだパネル展示、応急給水拠点模型の展示、みやまえぽーたろうクイズのほか、オリジナルエコバックの応募作品の展示と優秀作品の発表・表彰式が行われる。広場の入り口では、午後1時から警察署コーナーが設けられけられ、交通安全啓発が実施される。
土橋フェスタ2008の会場となる土橋小は、全体の時間と異なる午前8時30分〜午後2時30分までで、午前の部は、学習発表会、午後の部は大人の文化祭が催される。参観者証がない人は、会場受付で住所氏名を記帳、スリッパ持参が必要だ。
フロンタウン鷺沼では、アトラクションコーナーとサッカーコーナーを設けて、シュートチャレンジ、キックターゲット、ドリブルチャレンジなどが行われる。
さぎ沼なごみ保育園では、老人クラブによる昔遊び、木工遊び、園児によるロックソーラン、ミニコンサートのほか、カレー・うどん・わたがしなどが販売される。
問い合わせは電話044(856)3170宮前区役所企画課。

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2008年11 月19日 (水曜日)

狛江市スイーツ逸品コンテスト:レストランのプリンなどが入賞

081116suitu01 狛江にちなんだオリジナル菓子を、市民が食べ比べて選ぶ「わくわく元気! 狛江スイーツ逸品コンテスト」の結果が、11月16日に行われた狛江市民まつりの会場で発表され、西野川のレストランのボンボヌエール「TOKYO狛江ぷりんせす」など入賞スイーツの授賞式が行われた。

写真=受賞者(右からキャラウェイ、セ・ジュール、ボンボニエール店長とオーロール従業員の2人)、まつりの会場でスイーツ券を渡されるジャンケンゲーム参加者

081116suitu02 コンテストは、市内商業の活性化をめざしとことしはじめて行われたもので、洋菓子店3、和菓子2、パン屋5、レストラン1の11店舗が参加。狛江の歴史や市内産農産物、ネーミングなど参加店がアイデアをこらして制作したスイーツを、8月から10月まで3カ月間販売した。審査は、スタンプラリー形式を採用、対象となるスイーツを購入して専用スタンプカードに各店でスタンプを押してもらい、ラリーの終わったカードで投票する方法で行われた。
投票総数は447件で、445票が有効。結果は、最優秀作品賞に独特のソースが決め手のプリン「TOKYO狛江ぶりんせす」、優秀作品賞にパン屋オーロールスミレ(岩戸南)の市内産ブルーベリーを使った「ブルーベリークロワッサン」、洋菓子店セ・ジュール(和泉本町)の同じくブルーべーリーを使った「天使のミルティーユ」、洋菓子店キャラウェイ(中和泉)のニンジンをベースにしたムース「和泉・ア・ラ・キャロット」が選ばれた。
表彰式の会場となった狛江市役所特設舞台では、矢野市長から表彰状と記念品のガラスの盾が手渡された。表彰式にちなみ、市民まつり会場で行われたジャンケンゲームの勝利者には参加11店舗でお菓子と引き替えができるスイーツ券がプレゼントされた。またコンテストの審査としてスタンプに参加した人は、スタンプの数に応じ、スイーツ券が発送された。

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2008年11 月17日 (月曜日)

狛江市民まつりに59,000人:地場産野菜に人気

081116komaeshiminmaturi05 「ふれあう心で豊かなまちを」を合い言葉に、32回目の狛江市民まつりが11月16日、狛江第一小学校、狛江市役所、市民グランドなどで催された。前夜からの雨は開会時に多少残ったものの、時折雨がパラつく程度まで回復し、昼前ごろから多くの家族連れが訪れ、パレードが中止となった昨年より1000人多い約59,000人(主催者発表)が祭を楽しんでいた。

081116komaeshiminmaturi01 祭りの開会を告げるパレードは、午前9時半に市民グランドから第一小学校の鼓笛隊を先頭に、シルバー人材センター、消防少年団、バトンサークルなど小学生からお年寄りまで多くの市民が参加、みこし、はやし連の山車、野菜の宝船などが練り歩き祭りムードを高めた。一小の舞台では実行委員会や来賓の矢野裕市長などがあいさつの後、地酒の鏡割りも行われ、マス酒で乾杯した。
081116komaeshiminmaturi02 一小の特設舞台には透明の屋根のテントが立てられ、3歳の幼児が踊る郷土芸能のおはやしやダンス、子どもたちに人気のヒーローショーなどががくり広げられた。校庭にはカラフルなテントが並び、市民団体と友好都市の新潟県川口町、山梨県小菅村などの物産展、公共団体や市民団体など45店舗が出店、買い物を楽しんでいた。昨年に続き、多摩川の対岸の川崎市多摩区からも出店、和菓子店がモチやダンゴ、「多摩川音頭」など多摩区の銘菓を販売、人気を集めていた。
081116komaeshiminmaturi07 農産物品評会のテントでは、前日の審査で選ばれた都知事賞のジャガイモなど選りすぐりの狛江産の野菜や果物などが披露され、市民が「おいしそう」などと話しながら見入っていた。正門近くにはパレードに出た野菜の宝分けを待つ市民が開始3時間ほど前から並び始め、開始前には数百人の行列が長い列を作った。また、午前中に行われた市内産の野菜の産直も人気をよび、短時間で売り切れた。
市民グランドでは、市体育協会によるスポーツ祭が開かれ、FC東京のキックターゲット、ダーツゲーム、スピードガンなどのゲームやグランドゴルフなどに子どももおとなも汗を流していた。
081116komaeshiminmaturi08 歩行者天国となった本町通りでは、本場沖縄の学生たちによるエイサーをはじめ、ロックソーランなどの踊りやストリートライブが行われた。雨のため出演を見合わせた団体もあったが、演奏される曲に合わせて手拍子をするなどなごやかなムードで、カサを差しながら立ち止まって踊りや音楽を楽しんでいた。
081116komaeshiminmaturi03 市役所では色づいたケヤキの下で市内の企業や商店、福島県南会津町の農家などが出店、日用品や食料品などのビックリ市のほか、秋の大売り出しの抽選会、郷土芸能などコマレンジャーのショーなどのステージに人だかりができていた。スイーツ逸品コンテストの表彰とスイーツ券がプレゼントされるじゃんけん大会が催され、人気を集めていた。
市民センターで催された文化祭には写真、手工芸などの力作が展示され、訪れた人たちは静かに文化の秋を味わっていた。
各会場は、例年なら焼きソバなどの食べ物は早々に売り切れるが、ぐずつき気味の天気のせいか、売れ残る店もめだち、祭りの終了間際まで大きな声で呼び込みをしたものの、降り始めた雨のため足早に家路を急ぐ客を引き留めるのは難しく、うらめしげに空をあおいでいた。

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2008年11 月14日 (金曜日)

狛江市の喫茶店でヨーロッパの伝統工芸タティングレース展:

081113resuten03 狛江市岩戸北4丁目のカフェ&スペース「Push Pull」が、一本の糸から紡ぎ出すヨーロッパの伝統工芸を知ってもらおうと、11月8日(土)から同市在住の手芸家沼本得代さんと写真家百井謙子さんとのコラボレーション展「糸がみた夢 美しきタティングングレース展」を開催、女性客の人気を集めている。

写真=熱心に作品を見る客(右)、展示作品(一番下)

081113resuten04 タテングレースは、「シャトル」と呼ばれる船形の糸巻きに巻いた糸を手でからめ結び目を作って編みこむ手法(写真・左)。16世紀にイタリアで始まり、イギリスの皇室や貴族の間で女性のたしなみとしてだけでなく衣装に飾るものとしてはやり、皇族の肖像画に手に宝石などを埋め込んだシャトルを持つ絵もあるといわれる。
081113resuten05 日本では、明治時代から戦前までミッション系の学校でシスターが熱心に教え、実用品として、洋服の襟元やハンカチなどの縁飾り、クリスマスツリーにつけるオーメントなどに使われる例もある。ひとつの作品を創り上げるまでかなり根気と時間がかかるが、工芸品として上品な美しさにいまも一部では根強い人気がある。
081113resuten02 会場には、沼本さんが作った敷物、テーブルセンター、ハンカチ、十字架、小さな靴、タティングレースををあしらった小物のほかタティングレースとカリグラフィーのコラボ作品など数十点を壁やショーケースに展示、百井さんが撮影したタティングレースの代表的なパターン、シャトルやハサミなどの道具類が展示されている。15日午前11時から正午には沼本さんがデモンストレーションを行う。
見学時間は、午前9時から午後9時まで。
問い合わせは電話03(5497)3303Push Pull。

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2008年11 月13日 (木曜日)

狛江市役所で菊花展:大菊、小菊盆栽など280点を展示

081113komakikukaten02 狛江市役所前広場で大輪の菊や盆栽仕立ての小菊、懸崖などを展示する菊花展が11月5日から始まり、16日まで展示している。

写真=(上から)庁舎の軒下で展示する大菊、小菊盆栽、丈の短い大菊

081113komakikukaten03 狛江市菊花会(山本八郎会長)が主催する同展には、58人の会員のうち33人が丹精込めて育てた大菊185鉢、小菊盆栽60点、その他35鉢の作品のほか、同会顧問で菊作り名人の飯田久雄さんが手がけた塔仕立てや盆養などの参考作品が展示されている。
同市の菊花展の歴史は古く、ことし48回目を迎え、盆栽仕立てのキクが多いのが特徴で、また菊作りの技術を上げるため毎年テーマを決めて会員が花の出来を競う「競技花」を行っている。
081113komakikukaten01 会期前日の11月4日に審査が行われ、市長賞に須田光雄さん、議長賞に飯田耕造さん、区画会会長賞に鈴木恭子さん、狛江観光協会賞に扶川有治さんが選ばれた。
同会によると、ことしは7月に長雨、8月に猛暑と菊作りには大変な時期が続いたため、出品点数は約50鉢減ったものの、10月後半からの寒さで展示している菊の花もちが良く、大勢の見物人が来る狛江市民祭まで美しさが保てるという。

2008-11-13 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)

川崎市多摩区の遊歩道2ルートを結ぶ道で市民団体が歩き初め

 市民記者  木村 功 

081026yuhodo02 多摩川崖線緑地保全ネットワーク(略称:たまよこネット)主催、川崎市環境局と多摩区観光推進協議会共催で、10月26日に新しくできたルートを含む約3kmの遊歩道を歩く会が開かれ、朝方小雨が降るなかを120人の参加者が歩き初めしました。

写真=(上から)菅北浦緑地の南側にある階段を歩く参加者、うっそうとした山道、生田浄水場の配水池

新遊歩道は多摩区内にある多摩自然遊歩道(JR稲田堤駅〜小田急読売ランド前駅、約4.2km)と東生田自然遊歩道(小田急読売ランド前駅〜向ヶ丘遊園駅、6.5km)をつなぐ散策道です。たまよこネットが遊歩道沿いで活動している緑地保全団体に呼びかけ、環境局に階段やてすりなど道の整備をお願いし、歩く会が実現しました。2本の遊歩道をつなぐ新ルートは、「菅薬師堂」から「寺尾台第2公園」まで約1kmで、来年4月に発行予定の遊歩道のパンフレットに掲載されることになりました。
081026yuhodo03_2 この日は、9時30分にJR稲田堤駅に集合して菅薬師堂まで歩き、ここで全体の説明を聞きました。新しい遊歩道は子どもの森がある菅北浦緑地の南側にある階段を上ります。子之神社、法泉寺、福昌寺の裏の寺社林はうっそうと茂る竹林の中を歩きました。この道に続く北浦谷と呼ばれる菅北浦緑地南側は、「七人の侍」「蜘蛛巣城(くものすじょう)」の撮影ロケが盛んに行われた場所で、三船敏郎が野武士姿で闊歩(かっぽ)した所です。年配者は、こんな近くで三船敏郎の映画が撮影されたなんてと感激していました。普段は市内の放置自転車が何百台と保管されている洪水調整池の横を通り、菅北浦緑地、玉林寺の前を通って菅馬場緑地へ向かいました。ここは昼でも暗い竹林が両側を覆う「まほろばの道」を登り、寺尾台団地に出ます。
081026yuhodo04 団地の中には八角堂跡があり、それを見てあとひと頑張りと生田浄水場の斜面緑地の急峻な登り坂と櫓(やぐら)の階段を登りました。すると見晴らしの良い高台にある生田寒谷(さびやと)緑地に出ました。ここが今日のコースの最高点です。
さらに歩き3万3000トンの水を蓄える生田浄水場の配水池に降りました。ここは春には桜が咲き乱れるすばらしいところです。池の上の芝生が一般公開されます。220段の階段を降りて最後のポイント、土淵不動尊に着きました。ここで皆さん昼食を取り、交流会が開かれました。
今回の参加者は70%が多摩区在住者で横浜、相模原からの方もいました。こんな所にこれほどすばらしい遊歩道があるなんて知らなかったと多くの人から聞きました。
来年度以降、案内板と道がさらに整備され、この新遊歩道が区民に親しまれる遊歩道として一人でも多くの人たちが訪れてほしいと思いました。

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