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2008年11 月14日 (金曜日)

狛江市の喫茶店でヨーロッパの伝統工芸タティングレース展:

081113resuten03 狛江市岩戸北4丁目のカフェ&スペース「Push Pull」が、一本の糸から紡ぎ出すヨーロッパの伝統工芸を知ってもらおうと、11月8日(土)から同市在住の手芸家沼本得代さんと写真家百井謙子さんとのコラボレーション展「糸がみた夢 美しきタティングングレース展」を開催、女性客の人気を集めている。

写真=熱心に作品を見る客(右)、展示作品(一番下)

081113resuten04 タテングレースは、「シャトル」と呼ばれる船形の糸巻きに巻いた糸を手でからめ結び目を作って編みこむ手法(写真・左)。16世紀にイタリアで始まり、イギリスの皇室や貴族の間で女性のたしなみとしてだけでなく衣装に飾るものとしてはやり、皇族の肖像画に手に宝石などを埋め込んだシャトルを持つ絵もあるといわれる。
081113resuten05 日本では、明治時代から戦前までミッション系の学校でシスターが熱心に教え、実用品として、洋服の襟元やハンカチなどの縁飾り、クリスマスツリーにつけるオーメントなどに使われる例もある。ひとつの作品を創り上げるまでかなり根気と時間がかかるが、工芸品として上品な美しさにいまも一部では根強い人気がある。
081113resuten02 会場には、沼本さんが作った敷物、テーブルセンター、ハンカチ、十字架、小さな靴、タティングレースををあしらった小物のほかタティングレースとカリグラフィーのコラボ作品など数十点を壁やショーケースに展示、百井さんが撮影したタティングレースの代表的なパターン、シャトルやハサミなどの道具類が展示されている。15日午前11時から正午には沼本さんがデモンストレーションを行う。
見学時間は、午前9時から午後9時まで。
問い合わせは電話03(5497)3303Push Pull。

2008-11-14 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース | Permalink

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