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2008年12 月31日 (水曜日)
川崎市多摩区、麻生区で除夜の鐘
ネズミからウシへのバトンタッチを告げる除夜の鐘が川崎市多摩区と麻生区の各寺で午前0時を前に打ち鳴らされる。寺によっては、参拝した人が打つことができるところもある。新しい年への祈りと期待をこめて鐘をついてみてはいかが。
春秋苑
川崎市多摩区南生田8-1-1
時間:23時45分〜25時30分くらい(2時閉苑前まで)
受付:23時
定員:並んだ人全員
内容:懇志として1打1,000円(記念品付き)
除夜法要は23時30分から(ご懇志5,000円〜)
新年の催し:元旦法要11時(ご懇志5,000円〜)、餅まき13時・15時(無料、正面事務棟バルコニー)、餅つき大会13時45分(無料)、お琴のしらべ12時30分〜13時・14時30分〜15時
妙楽寺
川崎市多摩区長尾3-9-3
時間:23時30分〜26時ごろまで
定員:並んだ人すべて。
内容:5〜6人で1打。家族の場合は1家族で1打。
新年の催し:本堂は一般の人も参拝可。
長念寺
川崎市多摩区登戸1416
時間:24時〜25時30分くらい(並んだ人がつき終わるまで)
定員:先着108人
内容:門徒世話役が実施。108人でひと区切りし、その後も続ける。
新年の催し:初詣は門徒が中心。開門時間は特に無し。
廣福寺
川崎市多摩区枡形6-7-1
時間:23時45分〜26時ごろまで
定員:並んだ人すべて。
内容:甘酒・みかんのサービス。破魔矢を販売。
新年の催し:武州稲毛七福神めぐりで大黒天を公開(1日〜3日、9時〜16時)
香林寺
川崎市麻生区細山3-9-1
時間:午後11時〜午前1時
内容:世話人会がみかんを配布。寺が干支のお守りを用意。ボーイスカウトが甘酒をふるまう。食べ物の販売あり。五重塔のライトアップ(31日夕方〜1月3日)もある。
潮音寺
川崎市麻生区高石2─21─1
時間:午後11時45分〜午前0時30分
内容:檀家と地域の人が中心。
修廣寺
川崎市麻生区片平2-8-1
時間:午後11時30分〜午前0時30分
定員:午後11時30分からの読経に参列できる人
内容:鐘楼が老朽化しているため、本堂にある殿鍾(小さい鐘)を鳴らす。
法雲寺
川崎市麻生区高石2-6-1
内容:除夜の鐘はないが、午後11時45分〜午前3時ごろまで参拝できる。新年は檀家が中心となって仏事を行う。一般の人の参拝も可。
東光院
川崎市麻生区岡上217
時間:午後11時40分〜午前1時30分
内容:だれでも並んで鐘をつける。初詣もできる。
2008-12-31 in 02)イベント・催事, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0)
高校サッカー:神奈川代表の桐光学園は初戦敗退
第87回高校サッカー選手権大会が12月30日に国立競技場で開幕、第2日の31日は、東京・西が丘サッカー場など8会場で1回戦15試合が行われた。神奈川代表の桐光学園は、横浜市の三ツ沢球技場で12時05分に島根県の立正大湘南と対戦、U-19代表候補に選ばれた経験を持つ桐光の長身FW瀬沼優司選手が立正大湘南に完全に抑えこまれ、0対2で初戦敗退した。
写真=桐光・瀬沼優司(11)のヘディングをパンチングする立正大湘南のGK熊野一樹(緑のユニフォーム)
会場には、地元神奈川県での開催のため桐光学園の生徒や教師、卒業生なども多く駆けつけ、1万人の観客で埋まった(写真左)。また、桐光吹奏楽部の生徒が終始音楽演奏、生徒やOBらも手拍子で応援をしていた。
試合は、開始3分に桐光のファールから立正大湘南にフリーキックを与え、これをMF川添健太選手がきっちり決めて先制(写真右:撮影=山本真人)。10分過ぎからは、桐光リズムで持ち前のパスで回すサッカーとなったが、
ゴールライン近くにボールを運ぶと高い守備意識の相手中盤や守備の選手が2、3人で桐光の選手を囲み(写真左)、パスの出しどころをカット。桐光は守備を振り切って再三チャンスを作るものの、フィニュッシュのクロスやシュートの精度がいまひとつで、決定機を逃した。
46分には、コーナーキックから立正大湘南のFW小坪巧選手が追加ゴールを決めた(写真右、撮影=山本真人)。桐光は、62分に2選手、70分にも選手交代して攻め続けた。桐光は、相手の倍近くの11本とシュートを打ち、コーナーキックも相手の2本に対して4回と上回ったが、相手GKやDFの好手に加え、ゴールポストにもはね返されるなどツキにも見逃されて無得点に終わった。
試合後、佐熊監督は「チャンスがあったが決め切れなかった。前半は、崩されたわけではなく我慢してチャンスを活かそうとしたが、入り切れなかった。後半残り10分のところでバタバタになり決め切れなかった。力の差があるのかもしれない。今後に生かしたい」た
エースの瀬沼選手は「立ち上がりの失点で相手ペースでやることになりました。10分過ぎからうちのペースになり、チャンスがあったが決め切れなかった。地元開催で、大勢応援に来てくれたが、勝利で恩返しができなかった。1年のときから厳しい練習に堪えてきた仲間と1日でも長くサッカーをしたかったのが残念です。僕が相手DFを引き連れ(写真左)、空いたスペースにボールを送るつもりでしたが、相手のセンターバックの方が力が上で、うまくいきませんでした。ポストのあたったシュートもありましたが、もっとボール1個分の感覚を磨かないといけないと感じました」と気落ちした表情で試合を振り返った。
2008-12-31 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2008年12 月29日 (月曜日)
天皇杯サッカー準決勝:FC東京が柏に逆転負け
2009年元旦の決戦をめざし、12月29日に第88回天皇杯サッカー大会準決勝の2試合が行われた。クラブ創設10年目のことし、初の天皇杯ベスト4に進出したFC東京は、静岡県・エコパスタジアムで13時から柏レイソルと対戦、先行したゴールを守りきれず、柏に2対1と逆転され敗退。東京・国立競技場で15時から行われたもう一試合のガンバ大阪対横浜Fマリノスは、90分間ノーゴールだったガンバがアジアチャンピオンの意地を見せて1対0で横浜を降した。
写真=試合終了後、重い足取りのFC東京イレブン、客席を埋めたサポーター(2点)、オーバーヘッドキックをするカボレ、鈴木のゴール、ゴールを決め監督と抱き合う鈴木、フランサのゴールにヒザを落とすFC東京の選手、柏・李のゴール、勝利の瞬間喜ぶ柏イレブン、逆転ゴールを決めベンチに走る李、悔しい表情を見せるFC東京のイレブン
クラブ初のファイナリストを目指したFC東京は、仙台で行われた準々決勝試合後に準決勝のチケットを販売。応援ツアーバス20台のほか新幹線で駆け付けた大勢のサポーターが、赤と青のタオルマフラーやレプリカユニフォームをまとって客席を埋めた。一方、柏
も今シーズン限りで退団する石崎信弘監督を国立のピッチに立たせようと、ゴール裏の一階席でビッグフラッグを掲げるなど統制のとれた応援を展開。12458人の観客を集め、両クラブとも試合前に「もういくつ寝るとお正月、お正月には国立で〜」の替え歌などを歌い、ホームスタジアムのような雰囲気で盛り上げていた。
FC東京は累積で出場停止のDF茂庭照幸に代わり、ベテランの藤山竜仁を起用、カボレ、赤嶺真吾の2トップ。柏はキャプテンのDF大谷秀和とMF杉山浩太をケガで欠きDF石川直樹とMF山根巌が先発、延長戦を制した前節に得点にからんだFWフランサと李忠成はベンチに温存。
試合は、互いにゴール前でチャンスを何度か作るものの、相手の好守備
で得点に結びつかない緊張した状態が続く。31分に、今シーズン途中で柏からレンタル移籍したFC東京のMF鈴木達也が豪快なミドルシュー
トを決めて先制すると、FC東京のリズムになり、1点リードで前半を終了した。
後半、柏はハーフタイムにフランサを、61分に李忠成を投入して反撃。FC東京は2人をケアしつつチャンスを作るがフィニッシュにいたらず、68分にフランサにゴールを決められ同点となった。追
加点が欲しいFC東京は、その直後にMF羽生直剛からMFエメルソン、73分に鈴木から石川直宏を投入してチャンスを作るが、ゴールが奪えず、互いに激しい攻防が続いた。FC東京の動きがすこし遅れはじめこのまま延長戦かと思う88分、李が隙をついて豪快な
ミドルシュートを決めて逆転。FC東京のサポーター席は一瞬静まり返ったが、ベンチは延長に望みをかけ、FW近藤祐介を入れ、長身のDF佐原秀樹も前に出てパワープレーを展開したが柏の好守備でゴールを割れず、敗戦した。
試合後、FC東京の城福浩監督は「東京から多くのサポーターが来て応援してくれ、我々も強う行き持ちで臨んだが、ファイナリストになれず非常に残念です。フランサ、李を警戒しケアしていたが対応できず、すばらしいシュートを決められた。この敗戦とJリーグ最終戦の敗戦の悔しさを来年に生かしたい」と悔しさにじませながら試合を振り返り「魂のこもったゲームをしたレイソルには、我々に変わって優勝して欲しい」とエールを贈った。
試合中は
選手に触れないジンクスを持ち、決勝ゴールで走り寄る李から逃げた石崎監督は「先制点を取られ苦しかった。どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、李の勝ちたい気持ちがボールに乗ってゴールが決まり、勝てて良かった。元日に国立で試合ができるのは2チームだけなので、その喜びをかみしめながらも最後は勝って喜びを分かち合いたい」と笑顔。
来季も川崎からレンタル移籍となった佐原秀樹選手は「2年連続、準決勝で負け、非常に悔しい」と言葉が少なく、長友佑都選手は「追加点が取れなかったのが要因で、マークに付き切れていなかったので負けた。元日までサッカーをやるつもりでういたので情けない。この悔しさを来年は生かしたい」と話した。
2008-12-29 in 02)イベント・催事, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2008年12 月28日 (日曜日)
川崎市の麻生区役所で七草がゆの会:1月7日にふるさとの味300食、おはやしやかるた大会も
昔ながらのお正月行事の楽しさを味わってもらおうと1月7日に川崎市麻生区の麻生区役所で「あさお古風七草がゆの会」が催される。
麻生区文化協会と麻生区役所の共催で「ふるさとあさお再発見事業」として開いているもので、今回が6回目。
会場の区役所広場では同協会と麻生子供会連合会の会員が七草がゆ300食分を用意、午前11時から午後1時まで来場者に提供するほか、白山神社お囃子連によるおはやし、麻生童謡をうたう会の正月の歌や遊びもある。また麻生図書館では午前10時と午後1時30分の2回、川崎カルタ大会が催される。
この日提供される七草がゆの材料はいずれも地元産で、もちは黒川の文化協会会員が栽培したものと、麻生体験農業実行委員会が育てた米でついた。野菜も黒川産、七草も区内でつんだ。またもちを焼くのに早野聖地公園のボランティアが焼いた炭を使うなど、まさにふるさとの味だ。
七草がゆは無料でふるまうが、主催者側では、エコのためマイはし、マイカップの持参と、区役所の植え込みの一画に設けている「七草畑」の維持のための募金を呼びかけている。
2008-12-28 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 08)経済・農業, 10)社会, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 食 | Permalink | コメント (0)
2008年12 月27日 (土曜日)
全国高校サッカー:桐光学園が本番に向け順調な仕上がり
第87回全国高等学校サッカー選手権に神奈川県代表として、2年ぶりに出場する川崎市麻生区の桐光学園高等学校サッカー部員が、12月31日に三ツ沢競技場で行われる初戦に向け練習に励んでいる。
写真(上から)=練習を見守る佐熊監督(右端黒のウインドブレーカー)、ゴール前の練習、練習後に監督の話を聞く部員
同高サッカー部が大会に出場するのは5回目。キャプテンの久保昌成選手やエースストライカーの瀬沼優司選手ら3年生は、2年前はスタンドからの応援で、大会には出場していない。初の晴れ舞台に「前回のベスト16を上回る成績を残したい」と意気込んでおり、意欲的に練習に取り組んでいる。冬休みに入ってから3泊4日の合宿を終え、チームのムードも高まっており、27日、28日は横浜市の日体大グランドで最後の調整を行っている。
ことしのチームは、シードで闘った県大会では、準決勝の座間高校戦で先制しながら追いつかれPKで決勝に進むという薄氷を踏むような経験をしたが、決勝の淵野辺高戦では、岸本伸とエースの瀬沼が決めて全国大会の切符を手にした。
86年から指揮を執る佐熊裕和監督によると「ことしは、準優勝した中村俊介がいたころの強さにはまだなっておらず、全国大会に出られなかった昨年のチームの方が強かった」と分析しながらも、エース瀬沼と寺内渉選手の両FW、左サイドのMF岸本伸選手、1年生で正GKの峯達也選手ら各ポジションのキーとなる選手が順調な仕上がりをみせ、課題のDFもよくなってきているとして、本番ではかなり活躍できるのではと期待を寄せている。「合宿を終え、ムードが高まってきており、あとは本番までコンディションを崩さないように気をつけたい。トーナメントなので、まず目の前の1戦に照準を合わせています」と話し、「ぜひ競技場へ応援にきてほしい」と呼びかけている。
29日にホテルに入り、30日は開会式、31日12時05分からは、2年ぶり9回目の出場の立正大淞南(島根)と対戦する。
2008-12-27 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, i)神奈川県, スポーツ, 時事問題 | Permalink | コメント (0)
2008年12 月26日 (金曜日)
御用納め:川崎市の阿部市長が市役所回り、職員激励「明るいニュース多かった」
例年より2日早い御用納めとなった12月26日、阿部孝夫川崎市長が市役所の各フロアを回り、歳末で慌ただしく働く職員らに1年間のねぎらいの言葉をかけた。
恒例となっているこの行事で、阿部市長は市の10大ニュースを引き合いにして「1年間お疲れさまでした。ことしは、川崎市内の高校生が女性初のプロ野球選手になるなど明るい話題が多かった。区別では川崎区が東扇島東公園の砂浜、麻生区がセレサモスのオープンなどいろいろ違うが、どれも明るいニュースでした。世界的な不況で来年は法人税が落ち込むが、小杉駅前の開発などで人口が増え個人市民税が伸びるので、影響は少ないと予測しています。ことしは公務員にとってはうれしい9連休と大型の休みになりますので、みなさんゆっくり休んで鋭気を養い、来年もがんばってください」とあいさつした。
2008-12-26 in 10)社会, b) 川崎市のニュース, 時事問題 | Permalink | コメント (0)
2008年12 月24日 (水曜日)
川崎市麻生市民館で万福寺人参の品評会:ゴボウのように長いかつての麻生区の特産品
川崎市麻生区万福寺の麻生市民館で12月23日、半世紀前に地名を付けた特産品のニンジン味わう恒例の「第9回万福寺鮮紅大長人参品評会&試食会」が催され、家庭菜園愛好家など約50人の参加者はニンジンの出来映えを比べ、ニンジンづくし料理を味わった。審査の結果は、万福寺人参普及のための歌も作曲している漫画家で家庭菜園歴25年のよだひできさんが、9年目のチャレンジで初の最優秀賞を受賞した。
この催しは、麻生区の地名の付いたニンジンを復活させ、普及しようと市民団体の万福寺人参友の会、里山フォーラムin麻生、麻生市民館が主催する。品評会には、プロの農家、福祉作業所、麻生区や多摩区の市民が作ったニンジンと90cmを超え今回一番長かった審査委員長の農業研究家・飯草幸雄さんの参考出品も含めて14点が出品された。ニンジンは発芽率の悪い野菜だが、ことしは特にタネを巻く時期に猛暑と乾燥が続いたため、例年出品しているプロの農家は1件だけで、全体の出品点数も、例年に比べ、2、3点少なく成熟が遅れて細めのものが多かった。
審査にあたったのは、飯草さん、平林謙三里山フォーラムin世話人代表、小金井武春麻生市民館長、酒井成実岡上分館館長、高橋清行万福寺人参友の会会長の5人で、形、色、香り、味、長さなど各方面から比較審査。最優秀賞には麻生区王禅寺のよださん、味覚賞に麻生区千代ヶ丘の高橋清行さん、香り賞は麻生区白山の石渡喜代さん、姿 (ルックス)賞は麻生区古沢の井上清さん、色彩賞は王禅寺の高橋八重子さん、努力賞には麻生区片平の地域作業所はぐるま工房、鷲沢一夫さん、相沢毅一さんがそれぞれ選ばれた。
初めて作ったニンジンで努力賞を受賞した鷲沢さんは「ガーデニングが趣味で、夏野菜を栽培した経験がありますが、ニンジンは初めて。友の会会長の高橋さんの奥さんと私の妻が友人で、昨年はじめてこの会に参加し昔の野菜を復活させると聞き興味ががわいて種を分けてもらいました。庭に畳1枚くらいのスペースを作り1mくらい土を掘って入れ替え栽培しました。来年はもっといいニンジンができるようにします」とチャレンジ精神を見せていた。
審査後は、高橋さんらが提供したニンジンを使った料理を食べながらの恒例の試食会と交流会が開かれた。今回は麻生区役所保健福祉センターで健康作りのための料理講習を行っているボランティアグループ「麻生ヘルスメイト(食生活改善推進連絡協議会)」がスモークチキンとニンジンのサラダ、小松菜とニンジンのオイスターソース炒めのほかケーキなど5点を調理。また、例年料理を担当する友の会会員の宮河悦子さん、山本輝子さんらがきんびら、肉まき、すり身揚げ、人参歯タルタルソース添えまるごとフライほか摺り下ろし人参入りの団子と冬至カボチャ、ジュースなど6点を作った。このほか、素揚げや蒸すだけなど手をかけない物や生で他品種のニンジンと食べ
比べるメニューもあり、参加者たちは「どれもおいしい」「ニンジンの味と香りがしっかりしている」となごやかに談笑しながら味わっていた。
食事の後には、65cmのニンジンを出品してみごと初の最優秀賞に輝いたよださんが、受賞のよろこびをこめた即興の替え歌や「健康行進曲」「万福寺人参の歌」などをギターで弾き語り、大きな拍手を受けていた。
○万福寺人参
長さ60〜80cmに成長し、中心まで朱色をしているおり、ゴボウのように長く香りや味が強いのが特徴。「万福寺鮮紅大長人参」と商品登録名が付いている。昭和初期に万福寺周辺で作られていた「滝野川人参(東京大長人参)」を戦後に系統分離、より色鮮やかで長いニンジンとして品種改良に成功。全国農林産物品評会で5年連続1位を受賞し、優秀な農産物としてこの周辺で生産したニンジンは種を取る元の「母本」となった。しかし、百合丘団地の造成が始まった昭和30年代後半から作付け面積が減り始めたことに加え、短いニンジンが消費の中心となり、ほとんど作られなくなっていた。
現在、採種は長野県で行われている。
2008-12-24 in 02)イベント・催事, 08)経済・農業, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, 食 | Permalink | コメント (0)
2008年12 月23日 (火曜日)
Jリーグアウォーズ:川崎の中村憲剛選手が3年連続ベストイレブンに
2008年のJリーグを締めくくる「2008Jリーグアウォーズ」(年間表彰式)が12月22日に東京都文京区の東京ドームシティで開かれ、川崎のMF中村憲剛選手が3年連続でベストイレブンに選出された。注目の最優秀選手賞(MVP)は、21ゴールで得点王、ベスト・イレブンにも選出の鹿島アントラーズのFWマルキーニョス選手が選ばれ個人で3冠、新人賞にはベストイレブンにも選出の名古屋グランパスのMF小川佳純選手が2冠に輝いた。
写真(撮影:山本真人ほか)=ベストイレブン、北島選手から記念品を受け取る川崎の中村憲剛(4番目の写真)、ベストイレブン表彰の全景(5番目)、MVPのマルキーニョス、表彰代で談笑する中村(5番目)
アウォーズには、リーグ優勝した鹿島の全選手、J1各クラブ代表とJ2で優勝したサンフレチェ広島などの選手らが出席。川崎フロン
ターレからは、優秀選手に選ばれた中村のほかGK川島永嗣、FW鄭
大世の3選手(写真左)が、FC東京からは優秀新人賞にも選出されたDF長友佑人、FW赤嶺真吾選手など(写真右)がタキシード姿で舞台から登場、自席についた。ことしは会場が横浜アリーナからJCBホールに変更、客席が半分以下となったため、各チームからのサポーターは、バルコニー形式の2、3階席に座り、遠くから見守る形となった。
表彰式は、鬼武健二Jリーグチェアマン、犬飼基昭日本サッカー協会会長、高円宮妃殿下のほか、水泳の北島康介選手と柔道の谷本歩実選手の北京オリンピック金メダリストなどがプレゼンテーターを務め、年間優勝チーム表彰、功労賞、フェアプレイ個人賞、ベストイレブン、最優秀選手賞などの発表と贈呈式が行われた。
優秀選手の中から選ばれるベストイレブンにはGK楢崎正剛(名古屋グランパス、4回目)、DF岩政大樹(鹿島、2回目)、DF内田篤人(鹿島、初)、DF田中マルクス闘莉王 (浦和レッズ、5回目)、DF中澤佑二(横浜F・マリノス、5回目)、DF山口智(ガンバ大阪、3回
目)、MF中村憲剛(川崎、3)、MF小川佳純(名古屋、初)、MF遠藤泰保(ガンバ大阪、6)、FWマルキーニョス(鹿島、初)、FW柳沢敦(京都サンガFC、3)の11人が選出され、晴れやかな表情で北島選手から盾を受け取った。
このほか、フェアプレー賞には清水エスパルス、ガンバ大阪、ベガルタ仙台、フェアプレー個人賞には、ジュビロ磐田のGK川口能活選手が、最優秀監督賞には、2年連続優勝に導いた鹿島のオズワルド オリヴェイラ監督が選出された。
また、秋田豊、奈良橋晃、黒崎久志志、山口素弘の4人に功労選手賞が贈られた。
川崎から唯一のベストイレブンになった中村選手は「みんなのお陰で3年連続選ばれうれしい。ことしはゴタゴタがあったが、自分たちでひとつになって2位になれた。優勝はできなかったが、(優勝に向け臨んだ)最後の3試合とを継続していきたい。個人的には(代表選出で)休みもなかったがケガもなくつつがなく過ごせたことが自自信になった」とことし1年を振り返って来季への思いを語った。
2008-12-23 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2008年12 月22日 (月曜日)
狛江市のフリースクー「 コピエ」が10周年活動展:和泉多摩川商店街で写真など展示
狛江市東和泉のフリースクール「KOPPIE(こぴえ)」が、12月23日の午前11時から午後7時まで、和泉多摩川の商店街にある活動拠点ホワイトパレットで「フリースクールKOPPIE10周年活動展〜部屋から地域へを」催す。
写真=小田急線和泉多摩川駅近くにあるコピエの拠点「ホワイトパレット」
KOPPIEは、不登校や引きこもりの子どもたちの居場所作りをめざし、1998年に生徒3人とスタッフ3人でスタートした団体。コピエは、アフリカ大陸タンザニアの草原に点在する岩石群のことで、動物たちの安息場所になっていることから名づけられた。
代表の前田かおりさんによると、試行錯誤を繰り返しながら地域で活動するさまざまな人や団体とかかわり、10年間のあいだに100人を超す卒業生を出し「もう一つの学校」として地域に根づいたという。「できることから始めよう」を合い言葉に、多摩川の河原で行われる乗馬フェスティバルでのボランティア、活動拠点となっているコミュニティスペースホワイトパレットで手工芸ミニ講座、山梨県白州町での米作りの体験などさまざまな活動を行ってきた。
活動展は、10年の節目を迎え、スリースクールの存在を多くの人に知ってもらおうと催される。会場には、10年の歩みを各年ごとに写真でまとめてコメント付きで展示するほか、活動紹介のパネル、ここに通う子どもたちのイラストや造形作品を展示している。また、今後の活動の目玉にと美術大学を卒業した有償ボランティアが下絵を描き、スタッフや生徒、来訪者などがはり絵をした「鳥獣疑戯画」(写真左)の屏風も10点展示する。
当日は、展示のほか子ども達が店頭でタイ焼きを作って販売、白州町の米の販売やバザーも催される。展示は、同スクールの開講日の26日にも行われる。
問い合わせは電話03(3489)1057ホワイトパレット。
2008-12-22 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, 09)市民活動, 12)防災・安全, a) 狛江市のニュース, 食 | Permalink | コメント (0)
2008年12 月20日 (土曜日)
天皇杯サッカー:FC東京が初のベスト4に進出
天皇杯準々決勝の3試合が12月20日に行われ、FC東京、横浜Fマリノス、柏レイソルがベスト4に進出した。FC東京は、仙台市のユアテックススタジアム仙台で清水エスパルスと対戦、リーグ戦、ナビスコカップと4回対戦して一度も勝てなかった清水に先制された試合を2対1の逆転で勝利した。
写真(撮影:山本真人)=(上から)試合終了後、喜ぶFC東京イレブンとがっくり肩を落とす清水のイレブン、清水のPK、FC東京のPK、清水GK山本海人(緑のユニフォーム)のパワープレーに加わる、こぶしをあげて勝利を喜ぶFC東京の城福監督(右端)とイレブン
両チームは今シーズン後半に追い上げ、ナビスコカップを逃した清水は5位、FC東京は最終節に千葉の驚異的な粘りで逆転負けして6位になりACL(アジアチャンピオンリーグ)の出場権を逃しただけに、試合にかける意気込みは強い。スタジアムには、元旦の国立競技場での戦いを望む両グラブのサポーター約8,000人が詰めかけ、試合前から熱心に応援していた。
試合は清水のリズムで始まり、24分にFC東京のDF佐原秀樹のハンドで与えたPKを清水DF高木和道がきっちり決めて前半を1対0で折り返す。後半は、FC東京が攻め上がり、49分にゴール前で清水のDF児
玉新がPKを与えFC東京のFW赤嶺真吾にゴールを決めてイーブン。直後の50分、早いリスタートから再び赤嶺がゴールを決めて
逆転した。その後、両チームともメンバーを入れ替え、清水はパワープレーを試みるが、FC東京の高い守備意識で追加点は奪えず試合を終了した。
赤と青のサンタ姿で応戦するサポーターが目立ったFC東京側の客席は、Jリーグになってから初のベスト4進出に大喜び。試合後挨拶に来た選手にサンタの帽子を渡し、城福浩監督は仙台まで駆けつけ応援するサポーターに向かいこぶしを振り上げガッツポーズ、一足早い勝利のクリスマスプレゼントをサポーターとともに分かち合った。
準決勝は29日。FC東京は、延長の末に広島を降した柏レイソルと静岡県袋井市のエコバスタジアムで13時から対戦する。もうひとつの準決勝は、J2サガン鳥栖を降した横浜FMが、クラブワールドカップに出場のため25日に行われる準々決勝ガンバ大阪と名古屋グランパスの勝者と15時から国立競技場で対戦する。
2008-12-20 in 02)イベント・催事, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)