« 2022年5 月 | メイン | 2022年7 月 »
2022年6 月28日 (火曜日)
松原狛江市長が登庁、2期目へ意欲 : 魅力ある狛江めざして始動
6月26日に行われた狛江市長選挙で当選した松原俊雄市長(70)が28日、狛江市役所に登庁。記者会見で「魅力ある狛江の実現」など2期目への抱負を語った。
写真=職員から花束を受け取る松原新市長
松原市長は世田谷区の自宅から市庁舎へ9時に到着、平林浩一副市長ら幹部をはじめ約100人の職員が拍手で出迎えた。2階の正面玄関前で秘書広報室職員と支持者の石黒敬子さんから花束を受け取った後、4階の市長執務室に入ってイスに座り、当選証書を持ちながら「気持ちが改まる」と感想を述べた。
その後、記者会見に対応 (写真左)、「気持ちを新たに、引き続き市民への公約を達成することに全力を尽くしたい。前回と違って、門を入ると知った顔ばかりでホッとしたが、改めて緊張感を持って市政運営をしなければならないと思った。職員がいきいきと仕事がやりやすい環境を作り、一人ひとりの能力を引き出しながら、楽しく狛江市民のために働ける環境を作りたい」と述べた。
選挙の勝因について「最近の市長選では2万票を超えた当選がなかったので、それを目標にして選挙に臨んだ。(全市民が関心も持つ)争点はなかったが、4年間の実績、特に新型コロナウイルス感染症のワクチン対応がうまくいったことが、年齢を問わず評価していただいたことが(得票数増加の原因として)大きかったと思う」と振り返った。また得票に大差がついた点について「前回の市長選では、相手候補に多くの政党の推薦があったが、(今回の相手候補は推薦政党が減ったため)前回より票差は開くと思った。投票前日と投票日が猛暑で投票率が下がり、2万票に届かないと思ったが、多くの方に支持していただき感謝している」と評価した。
「1期目は(前市長の)セクハラ問題を払拭し、市民の信頼を取り戻すのが最大の目標だった」と振り返り、2期目は「魅力ある狛江にするために具体的な取り組みを早く手がけたい。子どもを大切にするために、子育て世代だけでなく、出産費用の補助など生まれる前からのケアも充実させたい。デジタル化を見据える時代に乗り遅れないために新図書館が必要」と強調、「市民センターには子どもたちが学習できる場所を充実させたい」と話した。
また、安全安心なまちづくりの充実に関し、「水防はついては、水門の遠隔操作ができるようになった。また、導入した大型ポンプを使い、多摩川から市役所付近までホースをつなぐと、浸水個所の排水だけでなく、震災時には火災の消火活動にも対応できる。また、4月に災害対応の経験豊富な陸上自衛隊出身者を危機管理担当の理事に迎え、災害時に備え、これまでにないきめ細かい実戦的な対応ができるようにしたい」と公約実現への意欲を示した。
2022-06-28 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2022年6 月27日 (月曜日)
狛江市長に松原俊雄氏が大差で再選:「魅力ある町づくり」へ意欲
任期満了に伴う狛江市長選挙は6月26日に投票が行われ、即日開票の結果、現市長の松原俊夫氏(70)=自民党、公明党推薦=が、無所属新人の周東三和子氏(75)=共産党、社民党推薦=を破り、2期目の当選を果たした。得票数は松原氏21,451票、周東氏は7,997票で、13,000票余りの大差となった。
写真=支持者とばんざいをする松原氏(左から2人目)と妻の恵美子さん(左端)
得票数は松原氏が前回より3,600票余り伸ばしたのに対し、周東氏は告示直前になって立候補表明するなど出遅れが響き、前回の市長候補田中とも子氏の得票より4,700票余りも減らす結果となった。
市長選は、4年間の実績と2期目の公約として都内で一番犯罪の少ない安心で安全なまち、デジタル社会に適応する市役所、電子図書など時代に合った新図書館作りを訴える松原氏に対し、周東氏は中央図書館の分割・移転は中止し現在の図書館を充実させる、助けてと言えるまち、それにこたえる街の実現を訴えた。
当選した松原氏は猛暑の中を戦った疲れも見せず、支持者たちと万歳をして喜びながら「2万票を目標にしてきたが、みなさんが支援してくれた結果で感謝している。『大丈夫』という声も多かったが、私自身は大丈夫な戦況ではないと思っていました」「選挙期間中に、特に就学前の子育て世代の方をはじめ、多くの市民と話をすることができたことが良かった」「4年間の実績のうち、特に水害対策と新型コロナウイルス対策のワクチン接種のスピードの速さなどが報道され、自分の町の評価が高まったことを喜ぶ市民が多かった」と勝因を分析。「市民に向けて、この町を愛し、誇りを持ってもらうために、未来を見据えたまちづくり、発展・成長できるようにしていきたい」「生まれる時から育てるところまで、子どもに対する政策をしっかり行う。市民から選ばれる自治体となる魅力ある町づくり」などを実施したいと2期目への抱負を語っていた。
一方、周東氏は「力及ばず残念な結果になりましたが、立候補を表明してから多くの人に声を掛けられ、応援の言葉をもらいました。図書館問題についてはこれからも訴え続け、市民の声を聴く市政をつくるためにがんばります」と語っていた。
2022-06-27 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2022年6 月26日 (日曜日)
狛江市長選挙確定得票(午後10時10分選管発表):松原氏が当選
狛江市長選挙確定得票 7月22日午後9時56分(開票率100%)
松原 俊夫 無現 21,451
周東 三和子 無新 7,997
投票総数 29,785
有効投票 29,448
無効投票 337
2022-06-26 in 06)政治, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink | コメント (0)
狛江市長選挙開票速報(午後10時00分選管発表):松原候補が大きくリード
狛江市長選挙開票速報 6月26日午後10時00分(開票率63.79%)
周東 三和子 無新 7,000
松原 俊雄 無現 12,000
2022-06-26 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
狛江市長選挙開票速報(午後9時30分選管発表):周東、松原両候補とも同数
狛江市長選挙開票速報 6月26日午後9時30分(開票率10.07%)
周東 三和子 無新 1,500
松原 俊雄 無現 1,500
2022-06-26 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
狛江市長選挙最終投票率は43.26%:前回を2.05ポイント下回る
狛江市長選挙の投票は午後8時で投票が締め切られ、最終投票率は43.26%で、前回2016年の45.31%を2.05ポイント下回った。
朝からの猛暑に見舞われた影響もあり、投票率は伸び悩んだ。一時は前回を3ポイント近く下回ったが、暑さがやわらいだ夕方になって徐々に回復、最終的に1.7ポイントまで差を縮めた。当日有権者数は68,844人(前回68,526人)で、前回より318人増えた。一方、投票者数は29785人(男14000人、女15785人)で、前回より1262人少なく、3万人を割り込んだ。
同市長選には、無所属新人で新日本婦人の会狛江支部長の周東三和子氏(75、共産党、社民党推薦)、現市長の松原俊雄氏(70、自民党、公明党推薦)の2人(選管届け出順)が立候補している。
2022-06-26 in 06)政治, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink | コメント (0)
2022年6 月19日 (日曜日)
狛江市長選:再選目指す現職と新人の一騎打ち
任期満了に伴う狛江市長選挙が6月19日に告示され、無所属新人の周東三和子氏(75写真左)と無所属現職の松原俊雄氏(70・写真右)(届け出順)が立候補、現職と新人2人による一騎打ちがスタート、投票日の26日まで梅雨空の下で舌戦をくり広げる。
周東氏は10時に狛江駅北口ロータリーで第一声を上げた。会場には周東氏とともに図書館の分割・移転の中止を訴える共産党や無所属の市議会議員のほか、社民党の元市議らが応援にかけつけた。
周東氏は「現市長が進める市民センターなどの改修基本方針は、新設予定の図書館が狭いため、図書館機能を分割する内容だ。前市長時代に市民が市と協定を結んで1年がかりでつくった市民提案書をいかしておらず、市の条例の『市民参加と協働』を踏みにじっており、図書館を現在地で充実させるよう見直す」と発言、コロナ禍と物価高で困っている市民の暮らしを支えるための施策に積極的に取り組むほか「『助けて』と言えるまち、それにこたえるまちをつくりたい」と訴えた。
周東氏は1947年世田谷区生まれで東京女子大学数理学科を卒業。1969年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身にあたる東京大学宇宙航空研究所に技術職として入り、ロケットの軌道計算などに従事するほか、広報活動を担当、2010年まで勤務した。2003年から狛江市に在住。「市民センターを考える市民の会」世話人のほか2018年には「高橋市長のセクハラ問題を追求する実行委員会」委員長、狛江市総合基本計画審議会委員、公民館運営審議会委員などを歴任した。子どもは男女各1人で、現在は中和泉で夫と息子の3人暮らし。趣味はコカリナの演奏、ブナ林散策、写真撮影など。
松原氏は同じ場所で11時から第一声を上げた。会場には自民党・明政クラブ、公明党と保守系無会派の狛江市議会議員のほか、近隣自治体の市長や都議、自民・公明の国会議員や現職の大臣が応援にかけつけた。
松原氏は1期目で公約したことは全て実現したと前置きした後、「共産党市政ではできなかった命に関わる堤防のかさ上げと舗装、死亡事故が多発する水道道路の改修に道筋をつけた。また、小・中学校で1人1台のタブレットを使えるようにした」などと実績を強調。今後は高齢者や障がい者が住みやすいまち、高校生まで医療費の無償化の検討、公共施設が少ない小田急線南側の公共施設整備や都内で一番犯罪が少ない安心安全なまちづくりを目指すと訴えた。
松原氏は東京都世田谷区生まれ。駒澤大学経済学部を卒業後、1974年に狛江市役所に入庁、環境、福祉保健部を経て市民協働課長、企画財政部長などを歴任、2008年〜2012年に矢野裕市長の下で副市長を務めた。2013年に長男ら家族と結婚相談会社を設立し代表取締役に就任。子どもは男2人。市長就任後に世田谷区から市内岩戸南に単身で転居した。趣味は散策と祭ばやしの締太鼓の演奏など。
2022-06-19 | Permalink | コメント (0)
狛江市長選挙 : 現職と新人が立候補、6月26日投票、市議補欠選挙は無投票
狛江市市長選挙が6月19日に告示され、新婦人の会狛江支部長で無所属新人(共産党、社民党推薦)の周東三和子(しゅうとう・みわこ)氏(75)と、無所属現職(自民党、公明党推薦)の松原としお(まつばら・としお)氏(70)(選管届け出順)が立候補を届け出た。
市長選挙の投開票は6月26日で、1週間の舌戦を繰り広げる。
また、市議会議員補欠選挙には工場事務職員の新人(自民党公認)の山田みちこ(やまだ・みちこ)氏(50)が立候補を届け出た。市議補欠選挙は立候補者が一人のため無投票となった。
市議議補選は、2020年に共産党市議の田中とも子氏が都議会議員補欠選挙に立候補し欠員となったため行われるもので、共産党は今回候補の擁立を見送った。
19日現在の選挙人名簿登録者は70,398人で、2018年7月に行われた選挙の当日有権者数68,526人より約1,800人増えた。
前回の投票率は45.31%で、投票率は過去3回とも50%を下回っている。
2022-06-19 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2022年6 月17日 (金曜日)
狛江市長選挙立候補予定者招き公開討論会 : 狛江青年会議所が開催、YouTubeで配信
任期満了に伴い6月26日に投票が行われる狛江市長選挙の立候補予定者を招いて政策などを聞く公開討論会が6月16日夜、西河原公民館で開かれた。討論会の様子はYouTubeで配信する予定。
写真=市長選の公開討論会
この討論会は、狛江青年会議所(沼倉健一理事長)が「市民に身近な政治に関心を持ち、投票の参考にしてもらおう」と2014年から市長選の度に行っている。3回目の今回は新型コロナウイルス感染症の拡大などに配慮し、16日にビデオ収録、YouTubeで公開する。アドレスはこちら
出席したのは、既に立候補を表明している無所属新人で新日本婦人の会狛江支部長の周東三和子氏(75・写真左)=共産党、社民党推薦と、現職で2期目を目指す松原俊雄氏(70・写真右)=自民、公明推薦の2人。
特定非営利活動法人 市民討議会推進ネットワークに所属する埼玉大学キャリアセンター長で同大教授の石阪督規さんが司会進行役のコーディネーターを務めた。
内容は主催者内で検討した(1)防災・減災対策(2)公共施設の利活用(3)若者が暮らしやすい街づくり(特に子育て世代、出産から育児、教育)の3問のほか、冒頭で2人が出馬の動機を話した。質問は事前に各候補予定者に知らせ、時間制限内に交互に自説を訴え、その後石阪さんが追加質問する形式で進められた。最後に特に市民にアピールしたい点を発言、約90分で終了した。
争点の図書館移転問題について周東氏は「市の計画は、高橋前市長の時代に1年以上かけ、市と市民が協働でつくりあげた内容と異なっており、図書館機能を子どもとおとなに2分割するのは利用者にとっても不便」と訴えた。これに対し松原氏は「デジタル化に対応した図書館にし、市民活動センターを市民センターに入れることで街が活性化する」と話し、双方の主張はかみ合わなかった。
このほか、周東氏は宇宙航空研究開発機構(JAXA)で技術職や広報職として大型プロジェクトに関わった経験から「立場や意見の違いを時間をかけてみんなでまとめ上げることの大切さを市政運営に生かしたい」と訴えた。これに対し松原氏は行政経験の豊かさと実行力のほか「図書館新設は前々市長からの課題」などと訴えた。
2022-06-17 in 06)政治, 09)市民活動, 11)まちづくり, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)