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2022年5 月25日 (水曜日)

狛江市長選挙 : 現職の松原俊雄氏が再選目指し出馬表明、快適で魅力あるまちづくりに意欲

Matsubara任期満了に伴い6月19日告示、26日投開票が行われる狛江市長選挙に、現職の松原俊雄氏(70)が2期目を目指して無所属で出馬することを5月23日に表明した。選挙母体は、初出馬した時の市民団体「人に優しいまちづくりの会」(白井昇会長)と松原俊雄後援会(高木光会長)が中心だが、市議会与党の明政クラブの議員が所属する自民党と公明党が推薦する。同市長選には、5月19日に新日本婦人の会狛江支部長の周東三和子氏(75)が無所属での出馬を表明しており、現職と新人の一騎打ちになる見込み。

写真=松原俊雄氏


松原氏は世田谷区生まれで駒澤大学経済学部を卒業後、1974年に狛江市役所へ入庁、市民協働課長、企画財政部長などを歴任、2008年から矢野裕元市長の下で副市長を務めた。2012年に退職し、2013年に新宿区で家族と一緒に結婚相談所を開業、代表に就任した。2018年に高橋都彦前市長がセクハラ問題で辞任後、市内のさまざまな団体から推され「一緒にまちづくりを担った職員を傷つけるとともに、市政への信頼を失う行為を見過ごせない。職員をよく知り、(副市長退任後も)信頼を寄せてくれた市民の声を受けて立候補を決意した」と市長選に出馬、自民党、公明党の推薦を受け、共産党元市議の田中智子氏に5,000票余りの差を付けて初当選した。
市議会応接室で記者会見した松原氏は、セクハラ問題で混乱した市役所内部を落ち着かせ、さまざまなハラスメントを防止する研修などを実施するほか、人権基本条例の制定、新型コロナウイルス感染症ワクチンの速やかな接種などへの対応、市内で起業する人への支援など、1期目の実績を強調した。
2期目には、市内各地で浸水被害を出した2019年の台風19号規模でも浸水しないまちづくり、医療費を高校生まで無償化する子育てしやすいまち、駅前の活性化など、快適で魅力あるまちづくり、電子書籍などこれからの時代にあった新図書館の整備を進めるとしている。
子どもは息子2人で、就任約1年後に世田谷区から市内岩戸南に単身赴任の形で転居、週末は世田谷区の自宅に戻って妻、長男夫婦など家族と暮らしているという。趣味は散策と祭ばやしの締太鼓の演奏など。

 

2022-05-25 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)

2022年5 月22日 (日曜日)

狛江市長選挙・周東三和子氏が無所属で出馬表明:市民センター改修などに市民の声を

Syuto市民団体「豊かな狛江をつくる市民の会」(略称・豊かの会)(増田善信、矢野裕共同代表)世話人で新日本婦人の会狛江支部長の周東三和子(しゅうとう・みわこ)氏(75)が5月19日に市内で記者会見し、任期満了に伴い6月19日告示、同26日に投開票が行われる狛江市長選に無所属で立候補すると表明した。「豊かの会」が単独で狛江市長選に臨むのは、2012年に矢野裕氏の引退後に田辺良彦氏を擁立して以来。その後は他の市民団体と共に革新系の候補を擁立、応援してきた。「豊かの会」では複数の政党に推薦や支持を働きかける方針という。同市長選の立候補表明は周東氏が初で、現職の松原俊雄氏は近日中に再選への立候補を明らかにする見込み。

写真=周東三和子氏

周東氏は記者会見で、松原市長は初当選後に市民協働でまちづくりをづくりを進めると言っていたが、市民センターの改修について「市民の参加と協働で進めてきたことを、最終段階で一方的に踏みにじるもので、市民の声を聞こうとしない姿勢は住民自治の根幹に関わる問題」と批判、異議を申し立てるために立候補を決意したと説明した。また、長引くコロナ渦で生活に困窮している市民の暮らしを支えるために、国保税の値上げ中止やひとり親家庭の家賃補助などの市民要求も受け入れていない。国や都の指示待ちではなく、先進自治体にならって、狛江にできることに積極的に取り組むため、暮らしを支える施策に全力を尽くす市政に転換する必要があると訴えた。
周東氏は、1947年世田谷区生まれで私立鴎友学園女子高等学校を経て東京女子大学数理学科を卒業。1969年に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身にあたる東京大学宇宙航空研究所に技術職として入り、ロケットの軌道計算などに従事するほか、広報活動を担当し2010年まで勤務した。
狛江市には2003年に転居、狛江市第3次及び第4次総合基本計画審議会委員、公民館運営審議会委員、くらしフェスタ実行委員長、中央公民館のつどい実行委員長などを務めた。2018年には高橋都彦前市長のセクハラ問題を追求する市民団体「『高橋市長のセクハラ問題の幕引きを許さず、真相解明・再発防止へ』実行委員会」の委員長も務めた。
子どもは男女各1人ずつで、中和泉で夫と息子の3人暮らし。趣味は木製楽器コカリナの演奏、ブナ林散策・野草観察・写真撮影など。

 

2022-05-22 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)