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2018年6 月29日 (金曜日)
狛江市のセクハラ防止条例制定:特別職も対象に 明政ク、公明などの議員提案で
狛江市議会第2回定例会最終日の6月28日、議員提案の「狛江市職員のハラスメントの防止等に関する条例」を自由民主党・明政クラブ、公明党、無会派3人の賛成多数で可決した。
6月4日に辞職した高橋都彦前市長のセクハラ問題の際、同市の「狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則」は市長などの特別職や市議会議員が対象になっていないなどの問題点が明らかになったのを受け、山田たくじ議員(無会派)の呼びかけで自民・明政ク、公明などが4月から策定作業を行ってきたもので、条例には対象を特別職に拡大するとともに、第三者委員会の設置や調査結果の公表などを盛り込んだ。これに対し、セクハラ問題を追求してきた共産党、生活者ネットワークなどは女性議員を中心に、条例案は被害者の立場に立っておらず審議も十分とは言えない、市民の意見も聴かず拙速に過ぎるなどとして反対していた。
写真=本会議での採決
同市には2013年2月に制定された「狛江市職員のハラスメントの防止に関する規則」と、運用のための「狛江市職員ハラスメント指針」があったが、再任用・嘱託・臨時職員を含む一般職員が対象で、特別職や議員は含まれていなかった。そのため、高橋市長からセクハラを受けたとの相談が複数の職員から寄せられていながら、調査は行えず、疑惑や真相解明に時間を要する結果となった。
条例案は、セクハラ問題が明らかになった3月の第1回定例市議会終了後に、山田議員の呼びかけで前市長を支えてきた議員を中心に協議を重ね、6月12日に自民・明政クや公明の幹事長と無会派3人の連名で市議会に共同提案された。
条例案は13条からなり、対象に市長などの特別職や議員が含むほか、規則では職員のみで構成していたハラスメント苦情処理処理委員5人のうち、外部の有識者3人を入れることにした。また、ハラスメントの事実が確認された場合、職員は懲戒処分、市長など特別職と議員は、その内容を公表することができるほか、相談件数を年1回公表することなどが盛り込まれた。
条例案の提案後、山田議員ら提案者は他会派から一部の修正や追加について受け付ける姿勢を示したものの、委員会への付託を省略して本会議で審議を行い、通常の条例制定で行われる一般市民から意見を聴くパブリックコメントも受け付けなかった。
この日の本会議では、共同提案者代表の山田議員が「3月議会の時点で前市長をめぐる問題はハラスメントとして報じられたが、その時点で類似案件の再発防止のため条例化が必須だと、共同提案をした議員は表明してきた。今回の件をきっかけに、全国的にも先進的で明確なハラスメント再発防止策を議会で提示していくことが、私たちに課された責任と考える。具体策として市役所内の規則を条例に格上げすることで外の目に触れやすくし、市長や特別職、議員も対象に含め、市長や議員が関係するハラスメント案件に関しては、より公正中立な外部の有識者の調査・審議を実現することが欠かせない。条例を時間をかけて作るべきとの声や、被害に遭われた方への配慮、回復への手立てや支援を含むべきとの意見もあったが、条例が万能であることはあり得ず、まず制定して心の改革を進めなければならない。6月議会で制定し、来月新しい市長が決まる前に条例を定めることが、新生狛江を内外に示す最善のタイミング。ハラスメントは多岐にわたるので、条例も一度制定して終わることなく、国の法整備や世界の動きに配慮して施行後3年以内に見直しを行うことを付け加えた」と提案理由を説明した。
これに対し共産党など他会派の議員は一連の手続きが乱暴過ぎるとして反発、「なぜ一部の議員や会派だけで検討してきたのか」「3月議会で真相解明のため百条委員会設置を求めたが、議題にも載せず否決、まず真相究明が必要」「被害にあった方への配慮や視点がない」「専門的知見がなく、誰のための、なんのための条例かわかりにくい」「提案者らは疑惑が浮上してからも前市長を支えてきた。これにより問題の解決が遅れた。条例より先に被害に遭った女性職員と市民への謝罪をすべき」「市民参加のひとつであるパブリックコメントは必要」「指針にはマタハラやモラハラも記されているが、条例ではその他のハラスメントとしてあり、指針より後退している感が否めない」「加害者が市長などの場合は公表できると書かれているが、誰の権限で公表できるかはっきりさせないと公表されないこともありうる」などの批判や意見が相次いだ。
質疑は休憩を挟んで8時間にも及んだが、両者の溝が埋まらないまま採決に移り、自民・明政ク、公明、無会派の合わせて12人が賛成、条例案は可決した。共産党、生活者ネットワーク、無会派の市原広子議員は反対。高橋前市長を支持していたが、セクハラ問題では追求にまわった太田久美子議員は「条例は必要だが、組合の声などを吸い上げてていねいにつくるべき」として退席した。
朝から議会を傍聴していた女性は、「市長の退職後に、加害者が市長だったことが判明したが、市民には真相がよく分からないまま。再発防止は必要だが、市民の意見を聴いてからでも遅くないのでは」とうんざりした表情で話していた。
議会終了後の会見で、山田議員は「条例が通り、新たなスタートが切れる。条例は万能でないが、今後は盛り込めなかったことを充実させていきたい」とほっとした表情で話した。
一方、共産党市議団は「今回のセクハラ問題は市政を揺るがす大問題で、市政の信頼をどう回復するかが大きな課題であるなか、市民の声も聴かず、1回の議会で審議するのはあまりにも拙速」と批判、「本格的な再発防止策を確立し、条例の不備を抜本的に正すため全力でがんばる」とのコメントを発表した。
2018-06-29 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2018年6 月18日 (月曜日)
高橋・狛江市長辞職:山本暁子議員(狛江・生活者ネットワーク)の記者会見詳報
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職について、同日に行われた狛江・生活者ネットワーク幹事長の山本暁子議員の記者会見は次の通り(質問者は複数)。
記者(以下「Q」) : 2人会派でふたりの態度が割れているので、山本さんにも市長の辞任についての所感をおうかがいします。
山本(以下「山」):公の謝罪がないので、今後これをどうやって真相究明していくのかが私たちの役割だと思います。辞職はゴールではなく再発防止のスタートだと思います。これでゴールでは決してないと思っています。私たちはこんなことを目指していたのではありません。
Q:それでは、山本さん自身は、この疑惑をいつから知っていましたか。
山:2月の末、一般質問、3月議会の一般質問が始まる直前です。
Q:それはどういう経緯で知りましたか。
山:生活者ネットで共産党の西村あつ子議員の(一般質問)通告が話題になっていて、どうもセクハラについてやるらしい、それは市長のことらしいというぐらいの情報だったので、私としては半信半疑だったんですが、事実を知ったのは、みっともないですが、皆さんと同じ一般質問の日です。
Q:3月1日にトップバッターとして西村さんが質問していますけれども、3月1日の西村議員で事実上知ったっていうことですか。
山:はい、事実上そうです。
Q:後から記憶がよみがえったりしませんね。
山:その、事実上というのは、細かいようなことですか。
Q:いや、去年の9月に知ってましたってみたいな財務官僚みたいなことはないですね。
Q:吉野議員は早くに知ってたって言っていますが。
山:知らない。今確認しました。私、知らないです。本当にびっくり。
Q:あとですね生活者ネットは今回、追究の急先鋒に立つ山本さんと、ディフェンスというか市長をかばう形になった吉野さんと態度が分かれましたけれども、山本さんは、生活者ネットの機関決定としてはどうすべきだという指示だったんですか。
山:機関決定としてはですね、組織としては、例えば、署名などには関わらないというにあった。署名がはじまったのは4月くらいですよね.4月の段階では、署名を集めていた時はネットとしては、超党派の活動には関わらないという風に言われていました。ですので、山本個人の活動、山本個人で超党派に入って活動しているというような認識だったと思いますし、今もその状態は続いています。
Q:吉野さんは沈黙するという形で実質的に隠ぺいしていましたけれども、山本さんはその西村さんの話を、追求を聞いてこれは由々しき問題だという風に思ったということですか。
山:そうですね。本当に申し訳ないと思いました。被害者の方にも市民の方にも、私たちが取った行動が多くの傷を広げたっていう風に思いました。いてもたっていられず、超党派のこういった活動に加わったっていうことです。
Q:被害者、市民の方にも、申し訳ないと思った。傷を広げた、超党派に加わったんですね。
山:知らなかったことが申し訳ないと思います。一緒に仕事をしていた方も職員の中にいらっしゃますし、その方たちの顔が思い浮かんで、そんなに苦しいことを感じられていたことが、いたたまれなかったです。
Q:分かりました。あと、これは山本さんが何度も言われているので、酷ですけれども、2期目の時に生活者ネットワークは市長を推薦しています。山本さんは推薦した責任においてという言い方をしていますけども、推薦して実質的に支えてきたことに対する責任に対して、ちょっときついですが聞きます。
山:知らなかったということは事実です。知ろうとしなかったというところに罪があると思います。もっときちんと情報収集して知る責任が地域政党としては、特に女性の視点を政策に繋げてきた地域政党ですね、狛江の地域で活動をする政党としてはやるべきだったと思います。1期目を応援したから2期目もというような安易な決定ではなくて、やはり1から0に立ち返って候補者というのは選ぶべきだったと、今、思います。今、反省しています。
Q:そのことに対しては、有権者に対してはどういうふうに思っていますか。
山:有権者に対してですね、私たちを信頼して今までの私たちの女性としての地域政党としての活動を信頼して、1票を投じてくれた方たちには本当にこの私たちの判断の誤りが、多くの忸怩(じくじ)たる思いを抱えていらしゃる市民を多くしてしまったことと、先ほど言いましたように、被害者が苦しむ時間が延びてしまったこと、結果としては。そのことの責任は本当に重いものがあると思います。今後はその責任において、応援した責任おいて、被害者が望むような、今望んでいるのは公の謝罪だった訳ですけども、それなくば辞めていますよね。辞めて、まあー幕引きということを考えているわけですけれども、そのことを許してはならない。きちんと真相を解明して、何が起きていたのかなぜこんなに表に出なかったのかというようなことを含めて、きちんと真相を解明し市民に対し、そして謝罪する。それが謝罪になるというふうに、それを持って謝罪、というふうに初めて謝罪できる状態になるので、まずもう真相が解明しない限りは、その土俵には乗れないと。
Q:その謝罪というのは、かなりご自身に厳しい律し方ですけども、ご自身としての謝罪ということですか。市長の謝罪ということですか。
山:もちろん私自身です。特に私たちは女性です。しかもプロの政治活動をずっとやってきたというのではなくて、市民活動の例えば生協活動の生活クラブ活動の延長線上に、意志決定の場に私たちのような普通のものが出ていくということが大事だろうだと思って、私たちは来ている訳です。党利党略のようなものに左右されないという市民の皆様にとっての私たちの利点が今回全く生かされていなかったという痛切な反省があって、私たちの、私個人の意見ですけれども、存続をかけて、本当に存続がどうなのかということを問われていると思いますので、そういう思いでこの3カ月活動をしてきました。
Q:さっき言った3つのこと、真相解明、公開し、謝罪っていう。謝罪っていうのは、市長の謝罪じゃないかと思ったんですけれども。
山:まあもちろん市長の謝罪もありますけれども、私たちの責任も免れないものがあります。
Q:市長の謝罪を求めていくわけですよね、でももうお辞めになった.。どうやって求めて行くのか。
山:これはこれから勉強会で先生方とも相談なんですけれども、本当にこれはセクハラなのかセクハラを超えてないのか、わいせつではないでしょうか、ということなんですよね。ご当人たちが1番大切ですので、その思いが大事なんですけれども、私たちも毎日毎日こういう報道でトラウマになってますよね。過去のことを思い出している市民もいっぱいいらっしゃるんです。ですから、狛江市民を愚弄しているというわけで、狛江市民に対する愚弄で訴えることも可能というお話しも聞いております。昔のことがよみがえって、症状が出ているという方も聞いていますので、1番主役はとにかく被害者の方ですから、その方たちを飛び抜けた行動は取りませんけれども、私としては範疇に、セクハラの範疇に収まるのかという気持ちがあります。もし、そういった証拠などが出揃って可能になればですね、そこから先の対応ということもあると思いますし、慰謝料など民間で行われているような当たり前のセクハラの対応が行政でできないということがあるだろうかと考えております。
Q:生活者ネットが、吉野さんと山本さんでプツンと割れちゃったんで、次の市長選への対応って聞くのは難しいと思うんですけれども、もし会派として言えるのであれば会派として、会派として難しいから山本個人としてというならそれでもいいですけれども、そういう留保をつけた上で、次の市長選について聞かせてください。
山:はい。幹事長である私としては、6人の超党派議員の枠組みの中で女性が安心して働ける、狛江が誇りを取り戻せる、そういう市長を擁立して選んでいきたいと思っています。それは、幹事長として、狛江生活者ネットとして申し上げます。ちょっとここまでしか・・・
Q:6人の超党派の枠組の中で女性が誇りを持って働ける職場を取り戻す。
山:はい、安心して働ける。
Q:誇りを持って安心して働ける職場を取り戻せる市長を選びたい。それは枠組の中の希望としてということですね。
山:はい。子どもたちに恥ずかしくない市長を選びたいと思います。本当に同じ会派として混乱しているところを皆さんにお見せしたことについても申し分けありませんでした。
(会見終了)
2018-06-18 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
高橋・狛江市長辞職:吉野芳子議員(狛江・生活者ネットワーク)の記者会見詳報
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職について、同日に行われた吉野芳子議員(狛江・生活者ネットワーク)の記者会見は次の通り(質問者は複数)。
記者(以下「Q」):今回市長が辞職されたということで率直な受け止めをお願いします。
吉野(以下「吉」):はい。本当にやっとのことと思いまして、私も心からの謝罪と辞職を願っておりました。
Q:生活者ネットはですね、山本さんは「女性市議有志の会」に入られて、市長を厳しく追及されていました。一方で吉野さんは全くそれには加わらずに、かつ3月議会の本会議、予算委員会で市長を追及するような質問はほとんどなかったと思います。今、心からの謝罪と辞職を願っているとおっしゃりましたが、なぜあの時追求しなかったのですか?
吉:私どもの会派は予算も決算もメインは誰がやるか、質問を分けてきっちりとネットの中で会議を重ねた結果、予算委員会はずっと山本が担当しておりまして、私は主に決算を担当すると決まっておりましたので、私は項目について主に予算の一般会計の項目について質問してきました。
Q:3月議会で最大の問題になったのは予算の話よりもセクシャルハラスメントの問題です。女性市議有志の会に加わる、加わらないは任意ですけれども、少なくとも吉野さんの言動には市長の疑惑をただしていこうという姿勢が全く見られませんでした。そのことについて釈明してください。
吉:はい。でもきちんとネットの会派の中では話し合って、山本さんの出した質問の中にも、私はあれを話し込む時に、しっかりとネットの運営会議の中で私も加わって、ネットの市民の方で議員でない方もしっかり加わって、山本さんの質問を作っております。
Q:じゃあ、山本議員の質問は吉野さんの意見も入っているということ?
吉:もちろんそうです。
Q:ではなぜ、「女性市議有志の会」に加わらなかったのですか?
吉:それはいろいろな中で、私個人としては違うやり方というか狛江・生活者ネットワークとしては、超党派の方には加わらないという風に私は決めました。
Q:吉野さんの発信しているものを読みましたけれども、吉野さんがこの間、市長のセクハラ問題を追及するという姿勢は、少なくとも公には1つもなっていません。なぜですか?
吉:公の中で発言してまいりませんでしたが、違う形で庁内でのヒアリングや自分のできる限りのことをしてきたと思っております。
Q:それを明かさなければ何の意味もないでしょう?
吉:かもしれませんが、そういった形で今後は6月12日の夜にはセクハラに対してパワハラを許さないというような生活者ネットワーク独自の勉強会も企画しております。今後もそういった取り組みをしっかりとしていきたいと思っております。
Q:今後もではなくて、今回市長が辞めて初めてあなたからこういう姿勢が出てきました。今まで3月から3カ月もあったのに、なぜ一貫して公の場で市長を追及しなかったんですか。これ、重大な責任があると思いますよ。
吉:私のやり方で、そういった形で地域ネットで取り組んできたということです。
Q:生活者ネットとして、表沙汰に追求しないということがやり方だったんですか? それは機関決定ですか。
吉:私は私個人としてそういう思いがあったので、そういった形で活動してまいりました。
Q:結果としてあなたがやらなかったことで、問題の解決が遅れて、被害女性が苦しむ結果になっているんですよ。そのことについてどう思ってますか?
吉:そのようには思っておりません。私は私なりにしっかりと取り組んできたという風に思っています。
Q:具体的に何をやったんですか? この3カ月の間。
吉:庁内の方へのヒアリングをしてまいりました。
Q:庁内の方へのヒアリングって、何をヒアリングしたんですか?
吉:それは表立って言っていいかわかりませんが、女性の管理職に対してのヒヤリングなどもしています。
Q:その結果はどこでアウトプットして、疑惑の解明につなげようとしているんですか。1つもしてないじゃないですか。
吉:そう思われたかもしれませんが、私なりには取り組んできたつもりです。
Q:あなたなりに取り組んできたことを説明してください。
吉:市長にも、そういったことで心からの謝罪と辞職をということで面会をしたり、してまいりました。
Q:市長にそういう具合に言ったんですか? それはいつのことですか。面会記録は残ってますから。
吉:はい、17日です
Q:何月ですか?
吉:5月です。
Q:5月17日。3月1日に西村あつ子議員の質問で問題が発覚してて、5月17日になって言っているというのはあまりにも遅過ぎるじゃないですか。
吉:かもしれませんが、私なりにその間、庁内の方々のヒヤリングなども重ねながら、そういった形で行動をしてまりました。
Q:5月17日に市長に何を言ったのですか。
吉:いま言ったことです。市長に対しては庁内の方々からも色々声を頂いて、被害にあった方々のお声を聞きながら、もうこれ以上市長が職をその場にいては困るという風に伝え、そして心からの謝罪が必要であると求めました。
Q:謝罪と辞職を求めたということでいいですか。
Q:あなたのこの3カ月の行為というのは、生活者の代理人として十分機能していたと思いますか。
吉:私としては私なりにやったと思っています。
Q:何をやったのですか。5月17日になって市長への辞職と謝罪を申し入れた以外に、ヒヤリングやってそれをどこでアウトプットして、あなたの行為が市長の辞職とか問題とか疑惑とかの解明にどれくらい役立っているのですか。
吉:それは本当に無力だったと思いますが、私なりにやってまいりました。責任は私なりに果たしたと思っています。
Q:結果として、解決が長引いたことに対する責任をどう思っているのですかと聞いているのです。
吉:ただ、本当にこの間は、市長の認識を変えてもらうというか、市長が認めていないという状況の中で、本当に苦しいやりとりがこの間、大変あったと思います。今回もまだ市長自身は、きちんとした謝罪はできていない状況なので、本当にそのことに関しては私なりには取り組んで来たつもりですが、人の認識を変えるというのは本当に難しいなっていう風に思っております。
Q:何を言っているのか全く分からないですけど、2期目の市長選で生活者ネットは高橋さんを支援していますよね。山本さんは公の場で顔をさらした状態で支援したものとしての責任があるという話をして、市長を追求していました。あなたは、自分が推したことに対する責任をどういう風に思っているのですか。
吉:私たちも女性団体で、多くの一緒に活動している人達もみんな女性が多いです。そういった中で、高橋前市長の公約の中に常設のプレーパークを入れたり…。
Q:そんななことを聞いていません。推した責任についてどう考えているんですかって聞いているんです。
吉:推した責任を感じています。
Q:生活者ネットとしてですか。
吉:はい、そうです。
Q:それに対して市民に対する言葉はないのですか? 申し訳なかったとか。推した人がこういうことをして、こういう結果になったっていう責任について、いまおっしゃいましたけど、市民に対してどうですか。
吉:本当に申し訳ないと思っております。
Q:それならもっと早い時期に、私共が推した人間がセクハラ疑惑を持たれて、市民の皆様に申し訳ないというのを声明すべきではないですか。なぜ言わなかったのですか、それを。結果としてあなたの行為は市長の問題の解決を遅らせて、かつセクハラを隠蔽したことにつながりますよ。そういう認識はないんですか。
吉:そういう認識は私にはありません。私なりにきちんと取り組んできたつもりでおります。
Q:じゃ、いつから具体的に取り組んでるんですか。3月の初めに西村議員が問題をやって、いつからあなたは取り組んでいるのですか。ヒヤリングはいつからやっているのですか。
吉:庁内でのヒアリングですか?
Q:あなたがそう言ったからですよ。
吉:はい、それはもう3月から始めております。
Q:確認なんですけど、市長がセクハラやってないと思っていたのですか?
吉:いや、アノー。
Q:認識していたのに追求してないって、市民の代表として問題なんじゃないですか。責任…。
Q:しかもあなた方は、昨年の秋の時点では市長与党として市長にセクハラ疑惑が持ち上がっているというのを知っていましたよね。
吉:秋ですか。
Q:昨年の秋です。自民党が情報公開請求した後ですよ。
Q:知っていましたよね。知っていたと言ってください。それに対して、なぜそれを見て追求しようと思わなかったのか。先ほどご自分たちは女性団体ですという話をしたならば、とりわけ女性にとってみれば、もちろん男性も許してはいけない話ですけれども、セクハラの問題なんてあってはならないですよね。なぜ、そういう疑惑があるって知っているのに正さなかったのですか。あなたは何かしたのですか? さっき明政クラブの石井さん(幹事長)は、それなりに自分たちは水面下で交渉に行ったと「市長にやめてくれ」ってそういう具合に言ってました。
Q:吉野さんは何かかやったのですか? まず、認識した時期から言ってください。
吉:認識は(昨年)秋には知っていて、そしてこれはただならぬことだということで、その時にはそういった形で公には、水面下で何かするということはありませんでしたが。
Q:そうじゃなくて、水面下で何かしていた、与党としての責任を果たそうと思っていた石井幹事長のおっしゃってたことはそれなりに筋が通っているんですよ。結果としてダメだったですけども。あなたは秋に知っていながら、水面下で何かすることはなかった。結局、何もやっていないということなんです。3月に西村さんが質問した後に、庁内でヒヤリングをして、5月17日、1週間前ですよ辞意を表明する…になって初めて市長に言いに行った。何もやっていないじゃないですか。
吉:そう…かもしれません。
Q:なぜ、なぜ疑惑を秋に知ってて、その後水面下でも公にでも何もやらなかったのですか?
Q:疑惑が表に出なければいいなって思ってたんですか?
吉:いや、そんなことは全然思っていない。
Q:このままなくなればいいなって思ってたんですか。
吉:いや、そんなことは全然思っていない。
Q:じゃ、なぜ行動しなかったのですか。苦しんでいる女性職員がいる、うわさかもしれないけども、いる。市民たちだって何人かお尻触れrたって方々がいる。公文書には自民党の先生の奥様がお尻だか…手を握られたといういう話も出ています。
Q:説明してください。
吉:決して、そういった形でこのことがなくなるって思っていませんでしたが、自分としてはどのように行動を取っていいのか分からなかったので、こういった形になりました。どういった形にすればいいのかが…。
Q:それ、全然矛盾しているじゃないですか。3月に西村さんが同じ資料で質問した後は、積極的にその3月中に庁内で女性にヒヤリングして、5月には市長に直接お辞めなさいということを言ってる訳ですよね。半年間できなかったことが、なんで3月の議会後だとすぐできるんですか。全然矛盾してますよ。
Q : 聞き方を変えますが、生活者ネットとしての機関決定なんですか、市長の疑惑を追及しないということは。だとすると、山本さんは違うことになりますけど。
吉:そんなことはありません。機関決定というか、3月にこのことがあった時からは、話し合って。まず、市長が本当にセクハラをやったかどうかというところが、その時点ではネットの中では解明されていないという風に捉えていました。
Q:機関決定でないとすれば、あなたの判断で昨年の9月に知っておきながら、3月まで何もしなかったということですね。だとするならば、改めて聞きますが、あなたはなぜ、知ったにもかかわらず何もしなかったのか。しかも先ほど、自ら女性の団体だとお話をされました。女性にとってそういう場に権力者がセクハラをするということがどういう風に感じられるかということはあなたも想像はできますよね。そこで改めておうかがいしますが、なぜ昨年の秋に知ってから3月まで何もしなかったんですか?
吉:私自身、この重大な問題に対してどのように動いていいかが、全く見えなかったということです。
Q:例えばですね、山本さんは今回、吉野さんとは行動を一にせずに積極的に女性の議員たちに加わってアクションを起こしてきました。あなたが自分としてどう動いていいか分からなかったのならば、山本さんに相談するとか、あるいは女性議員たちに相談するとか、いくらでもやり方はあるじゃないですか。でも、あなたは一貫して何もやらなかった。それは、どう行動していいのか動いていいのか分からなかったっていう理屈になっていないですよ。
吉:でもそのようにしか私自身、今までのことはそういう風にしか表現ができません。
Q:そのことに対して、責任はどう思っているのですか。あなたに票を入れた人達、それから狛江市民の人達、あと狛江の職員の人達、あなたどう思っているのですか?
吉:私なりに、私なりの考えと私なりの責任を果たしてきたつもりでいます。
Q:それじゃ全然分からないです。私なりの考えというのは、今言っているのはどうしていいか分からなかったって言っているのだから、あなたの考えなんてないですよ。昨年の9月から3月まで何もしなかったということは、責任を果たしてないじゃないですか。
Q:ほかの質問をします。昨年の秋に認識された、と。先ほどの話だと自民党さんは情報筋から情報があったと。認識した経緯を教えてください。どういう話で自分がそれを認識したのか。
吉:石井さんの方から、そういう質問をするということで、あ、質問というか、そういう事実があるということを聞いて。ただこの話をどこにどのように持って行っていいか分からなかったので、私は心にとどめておきました。
Q:それが昨年の秋だったと。
吉:はい
Q:結果から見れば、市長は被害女性の訴えを受け入れる形で、ご自身は最後まで認識がないと言ってますが、女性側の訴えを受け入れる形で、セクハラがあった、それについては申し訳ないという具合に謝罪して、自ら辞職という形を取っています。市長は、辞職という形でですね、政治家としての最大の責任を果たしたと。吉野さんは政治家として今後どういう風に責任を果たしていきますか。
吉:それは生活者ネットワークの中で話し合われてきたことは、今後そういったパワハラやセクハラの無い社会をつくるために、まず勉強会を企画して市民を巻き込んで、私も含めてしっかりと勉強していく中で、再発防止やそういったことに取り組んで行くということを思っています。
Q:あの、先ほどあなたが動かなかったことは生活者ネットとしての機関決定ではないと話をしていましたよね。つまり、政治家吉野としての責任をどう取るのかという質問です。
吉:私としてやっぱりやれる限りのことはやってきたと思っているので、ということです。私なりに私のやり方でできる限りのことはしてきたという風に思っております。
Q:それが3月以降のヒヤリングと5月になってからの市長に対する忠告ということですか。それがあなたのできることですか。
吉:そうなのかもしれません。
Q:そうなのかもしれませんじゃなくて、それはあなたの話なので、他人のことではなくて自分の言葉として言ってください。
吉:私が今こちらで話せることはそういうことです。
Q:結局、結果としてそのセクハラ市長をですね、少なくともあなたが知ってから半年以上、結果として放置し続けたことによって被害にあわれた方の傷はより深まったと思います。まずは、同じ女性ということであるならば、同じ女性としてそういう方に対しての、政治家であるところの吉野さんとしての謝罪なりがあってもいいのではないかと思うんですが。あるいは、あなたを選んでくれた有権者の人達に対する責任、今回の結果としてですけども、セクハラ市長を温存させてしまった責任についてどう思われるか。それを話してください。
吉:はい。それは率直に、本当にまず市長が最初に送り出した1期目の何カ月か後に、こういったことがあったと聞いて本当にびっくりしました。本当に責任を感じました。ただ、本当にどうしていいか分からず、こんな形で、本当にお役に立てなかったことに関しては、本当に申し訳ないという風に思っております。本当に申し訳ありませんでした。
Q:これから女性議員有志の会に参加するというおつもりはないですか。
吉:はい、ありません。
(会見終了)
2018-06-18 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2018年6 月17日 (日曜日)
高橋・狛江市長辞職:市原広子議員(社民党)のコメント
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職に対する市原広子議員(社民党)のコメントは次の通り。
ようやく辞職するもセクハラ認めず、ペナルティーなし!
5月22日の夕刻、震える手で被害を訴え市長に公式謝罪と辞職を求める女性職員の様子がテレビ画面に映った。
高橋市長(前)は、自民・公明・無所属の三人の議員に守られ、3月議会で追及されたセクハラ問題を逃げ切ったと言える。
しかし、「仕返し・パワハラ」体質が染みついているのだと思うが、議会後の記者会見(3月28日)で、自らのセクハラ行為の被害相談を記録し、公文書として残した職員に対し「事実と異なる書類を作成したとして、ペナルティーの可能性」とまで発言したのをきっかけに、庁内職員は離反。「市長によるセクハラの事実がある」との4月17日の職員組合ニュース発行、5月18日の幹部職員の辞職突き付け。それすら突っぱねたために、セクハラ被害を受けた女性職員4名(被害者の一部の方々)が立ち上がり、被害を文章にして、市長に謝罪を要求するということになり、ようやく辞職の意向を示した。
6月1日付けで辞表が提出され、6月4日の定例6月議会の初日に辞職は承認されました。市民からは「5月中に辞職すれば、6月の一時金は支給されないのに」「ペナルティーを科されないのはおかしい」「痴漢と同じ」との声も聞く。
辞表には「一身上の都合」と書かれ、4日、議会で辞職が認められた後に報道機関に示された文章では「セクハラと受け止められたのならハラスメントになるのでそう受け止めた職員に対し、この場(報道機関へのコメント)を借りて謝罪する」とあっただけです。「被害者への公式謝罪はなし、セクハラを認めていない」と言えますし、卑劣な恥ずべき行為や対応の真相は解明されていない。
残念な「セクハラ容認議会」の姿
ここまで長引き、真相も解明されないのは、議会の責任と考える。公務員であっても議会が設置する調査委員会「100条委員会」ではセクハラ行為者が誰かを証言出来ます。また逆に証言しなくてはならない。100条委員会設置を狛江・生活者ネットワークの山本あき子、民進党(当時)太田久美子、共産党の宮坂良子の各議員とともに3月議会の最終日に提案したが、自民・公明・無所属の3人の議員は設置の動議すら否決。3枚のセクハラ相談資料によって、十分に行為者は市長であると確定出来うるにもかかわらず、共産党市議団提案の辞職勧告決議のみならず、調査のための100条委員会設置動議を否決したことは「セクハラ容認議会」と言われても仕方がない。辞職後の会派幹事長への記者質問を聞いていると「一人から相談はあったが市長を信じていた、証言や証拠が無かったので噂話と判断した」(公明党)、「内々に解決しようとして長引いてしまった」(自民党)。6人の「女性議員有志の会」は、被害者の実名や顔を出しての被害の訴えは、心無い被害者バッシングや思い出したくない被害のフラッシュバック、職場での不利益などにつながる恐れから、なんとか被害者が顔を出さずに市長を追求することを目指したが、最終的には、被害者による直接の訴えで市長が辞めざるを得なくなったのは、議会としては、反省すべき、恥ずべきだ。
セクハラは差別・人権侵害
また、高橋市長が「相手がそう思うならそうだろうと思うが自分はそう思っていない」と一貫してセクハラ行為を否定してきたように、行為者がセクハラを認めないことこそが二次セクハラです。たとえ「軽い」と言われるセクハラでも、長く続くことこそ組織が危機的だという証拠、とは、お茶の水女子大名誉教授・戒能民江さんの言葉です。現在の狛江市ハラスメント防止指針でも、特別公務員(市長・教育長・副市長)には懲罰規定はなくとも、毎日出勤し、同一職場にいるのですから、訴えがあれば調査(双方の言い分を聞く)はすべきで、そのことは、均等法上は使用者義務として規定されていて、幹部たちは「市の在り方として」真相解明に努力すべきだったと言える。市役所内部でも「やんわりと」済ませ、市長におもねて来たことは、「セクハラは差別・人権侵害」だとの認識が残念ながら希薄であったわけだ。もっと「あたふたしてほしかった」のは女性職員含めて私も含めての市民の思いだと思う。
「女性の自立促進特別措置法」とともにセクハラ関連法の改正を
「セクハラ罪」を設定するだけでは、セクハラはなかなかなくならない。「相手が思っているだけで自分はそうは思っていない」と行為者は取り調べで発言する。被害者は被害を顔と名前を出して訴えなければならないのは同じだ。今以上に証拠や証言が必要になり、たとえ非公開の第3者委員会があっても、多くの性暴力被害者が訴え出ない現状に共通した「言いにくい構造」がある。
セクハラは「差別」「人権侵害」であることを社会が認めることが大切。また、男性が差別意識に気づくことも大切。元市長や性暴力者にとっては「女はないがしろにして」であったわけで、許せない思い。「性的関心を持って職員に接したことはない(高橋市長の言葉)」が「女はないがしろにしてよい存在」であるのだ。
これこそが、人権侵害・魂の殺人と言われるゆえんだろう。ハリウッド女優たちの喪服での抗議の理由は性暴力やセクハラの人権侵害、深刻なPTSDなども含め、「それは魂の殺人」と言っているのだ。
女性が力を付けて「決定の場」に参加する事が重要で、女性の自立を促進するための特別措置法が必要。女性が働ける環境を差別や区別なく整備すること、社会に出てからも学べる環境整備も。
市役所内に雇用の機会均等だけでなく、決定に関与できる機会の均等を定めるなど、セクハラ被害に悩み揺れた狛江市だからこそ、全国に先駆けて、庁内規定を設けるなどの試みをすべきと考える。また、被害にあった当事者の思いや、防げなかったことへの職員への思いなどを聞き取り、セクハラとは何かの根本的なことを学ぶ研修をすべての職員と議員が受けるなどが必要。こういったていねいな事後対応をすべきで、拙速なハラスメント防止条例を制定し、自分たちが市長を守ったことを消すかのような動きがあるのは大変残念と言わなくてはならない。
2018年6月10日 市原広子
2018-06-17 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
高橋・狛江市長辞職:太田久美子議員(無所属)のコメント
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職に対する太田久美子議員(無所属)のコメントは次の通り。
高橋前市長のセクハラ問題について
高橋前市長は5月22日に4人の被害者が実名で抗議文を提出したことを受け、6月4日に辞職しました。高橋前市長は、同様の疑惑が出た他の自治体の首長とは違ってセクハラを認めないだけでなく何度も職員に責任を押し付けようとするなど、卑怯(ひきょう)で往生際の悪さが際立っていました。また、高橋前市長のセクハラは絶対的に優位な立場を利用して卑劣な行為を行うというパワハラと一体化したセクハラだったことから、仕事を辞める覚悟がなければセクハラを拒むことも、またセクハラ行為を止めることもできなかったのだと思います。
狛江市には「ハラスメント防止指針」がありますが、特別職の市長、副市長、教育長に限っては、酷(ひど)いセクハラを行ったとしても一切処罰を受けることはありません。高橋市長はその指針の不備を利用してセクハラ行為を繰り返していたと言われても仕方ないと思います。
議会には行政をチェックするという重要な責務がありますが、高橋市長のセクハラ問題ではこれが機能しなかったことで被害者が実名で抗議せざるをえなくなったのだと思います。議会を構成する議員の一人として大変申し訳なく思います。
今、セクハラは世界でも日本でも大きな社会問題となっています。セクハラを受けた被害者がバッシングを受けながら、また、職を賭して加害者に立ち向かわなければならないというのはおかしいと思います。私はセクハラは人権侵害であり暴力だと考えています。私は今後もセクハラやパワハラのない社会の実現を使命として取り組んでまいります。
2018年6月4日 太田久美子
2018-06-17 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
高橋・狛江市長辞職:山田たくじ議員(無所属)のコメント
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職に対する山田たくじ議員(無所属)のコメントは次の通り。
残念です。良いことも多くされて来ていたので寂しい気持ちも消し切れません。
しかし、悪いことは悪いこと。議会発意で新たなハラスメント再発防止策(条例化)を整え、職員が働きやすい職場環境を実現することが自分たちがなすべきことと思っています。
狛江市が新しいスタートを一日でも早く切れることを多くの市民も願っていると思います。
2018年6月4日 山田たくじ
2018-06-17 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2018年6 月12日 (火曜日)
高橋・狛江市長辞職:共産党市議団のコメント
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職に対する日本共産党狛江市議団のコメントは次の通り。
「高橋都彦市長の辞職について」
本日、高橋都彦市長が辞職しました。
遅きに失したとは言え、高橋市長の辞職は当然です。
3月1日にわが党の西村あつ子議員が高橋市長のセクハラ行為について取り上げて以来約3カ月、日本共産党市議団は生活者ネットワーク、民進党、社民党の超党派女性議員とともに、また市民団体、個人が結集した実行委員会の運動と連携し、議会での追及と市長に対する辞職勧告決議の動議提出、加害者の職名の公開を求める行政不服審査請求と行政訴訟隊、真相解明・再発防止を求める署名運動など、安心して働ける市役所をとりもどすために、全力でとりくんできました。
その中で4月18日には、市職員組合が「加害者は市長』と指摘するニュースを発行し、5月18日の臨時庁議では副市長・参与が「市長のセクハラ行為が確認できた」として市長に辞職を迫り、5月22日は、4人の女性職員が実名で市長に抗議文を提出し、高橋市長はようやく辞職の意向を固めました。
高橋市長の辞職は、「セクハラ行為は人権侵害であり許さない」という庁内外の一致した世論と運動の力がもたらしたものです。
高橋市長は5月23日に辞職の記者会見を行いましたが、女性職員の抗議文を重く受け止めると言いながら、「セクハラ行為をした認識はない」などと述べ、自らのセクハラ行為について、率直に認めず謝罪の姿勢もありませんでした。本日の辞職の申し出でも辞職の理由は「一身上の都合」だけでした。
自らのセクハラ行為で、多くの女性を苦しめ、市政を混乱させ、市政に対する市民の信頼を失墜させた高橋市長の責任は重大です。高橋都彦氏は、市長の職を辞した後でも、その責任を認め、職員と市民に真撃に謝罪すべきです。
また市として被害者の人権を最優先に守りながら、今回の問題を専門家や市民の参加する第三者委員会で検証し、しっかりとした再発防止策を確立すべきです。高橋市長はすでに4年前にセクハラ行為を行っていました。しかしそのことは、市民に知らされないまま、2年前に市長選挙が行われ、高橋市長が再選されました。当時、この問題が明らかになっていたら、高橋市長の再選はなかったと思います。
市長という市のトップが、こうした行為を行ったときの処罰規定がないなかで、少なくとも加害者情報を早期に公開し、市民の参政権を保障すべきです。そのことが再発防止にもつながると思います。
同時に、市議会の責任も重大です。二元代表制の下、市長がこのような行為を行ったときに、それを厳しく正す役割を持っているのが市議会です。しかし今回は、その役割を果すことができませんでした。
3月の定例会で、日本共産党市議団は、生活者ネットワーク、民進党、社民党とともに、市長のセクハラ問題を追及し、27日の最終日には、日本共産党市議団が、市長に対する辞職勧告決議の動議を提出、生活者ネットワークと先に挙げた三会派が100条調査委員会設置の動議を提出しましたが、自民、公明、三宅議員、山田議員、辻村議員が、これに反対、審議すらできませんでした。また当初3月5日に、この問題を追及するとされていた自民党幹事長が欠席、自らの質問を放棄してしまいました。
セクハラ行為は個人の尊厳を傷つける人権侵害であり、与野党の立場の違いを超えて、議会として一致してとりくむべき問題です。市長のセクハラ問題を正すべき議会人としての役割を果たしてこなかった会派、議員には厳しい反省が求められます。
日本共産党市議団は、第2回定例会を通じて、被害者の人権を最優先で守りながら今回の問題の真相解明と再発防止策の確立にとりくむとともに、7月の市長選挙では、高橋市長のセクハラ問題を追及してきた超党派女性議員や広範な市民・市民団体とともに、ハラスメントを根絶し、すべての職員、市民の人権がまもられる狛江をめざして、また市民の暮らしを守り、市民が主人公の新しい市政をめざして全力で頑張る決意です。
2018年6月4日
日本共産党狛江市議団
2018-06-12 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
高橋・狛江市長辞職:公明党・佐々木幹事長記者会見詳報
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職について、同日に行われた公明党の佐々木貴史幹事長の記者会見は次の通り(質問者は複数)。
記者(以下「Q」):今日辞職ということになりましたけれども、まず率直に所感をお願いします。
佐々木(以下「佐」):ご自身で進退を決められたことでありますので、私どもはこれまで市長本人が否定されておりましたので、それを信用していたというのがありますので、辞任ということについては正直がっかりしているというのが率直な気持ちであります。
Q:公明党としてはこれまで市長のセクハラについては全く知らなかったというご認識ですか?
佐:はい。
Q:全く知らなかった?
佐:はい。
Q:今後、市長選になりますけれども、これまで高橋市長は自民党と公明党が主に推されて2回当選しております。今後、次の市長選にどなたが出るかわかりませんが、どういう枠組みで市長選を戦っていかれますか?
佐:枠組みというのは、多くの会派なり政党なりといったところで推していただけるところが大事なところかなと思いますけれど、まず一番最初に大事だと思うところは、この狛江市政の信頼回復のために働いていただける人物に候補者になっていただきたいと考えております。
Q:具体的には?
佐:まだ、そういう状況にはございません。
Q:自民党ともう1回合わせて推薦していくということですか?
佐:そこら辺も含めて、今お答えできる状況ではないです。
Q:今、幹事長自ら市政の信頼を回復というお話がありましたが、それは裏を返せば、高橋市長がセクハラ疑惑によって市政の信頼を失墜させたということを、佐々木さん自身が認められていると思います。結果としてですが、3月議会では公明党は全く市長に対してセクハラに関する追及を一切しませんでした。このことに対する責任はどのように考えていらっしゃいますか。
佐:ウーン、責任となりますと、今それも考えていかないといけないかなと思いますけれども、これまで辞任に至るまで、ご本人が否定をされていたところを信用してということでの、私どもの様々な判断でありましたので、その時の狛江市議会公明党としての責任については、これからもしっかりと、その辺も含めて考えていきたいというか、どのように示していくかということも含めて考えていきたいと思います。
Q:幹事長としては責任を感じてらっしゃらない?
佐:いや、狛江市政をこのように信用失墜させたということについては、非常に責任というものはあると捉えております。
Q:前回、前々回の選挙も高橋市長を推されていました。今回の調査でですね、市長は1期目からセクハラとされる行為をしていたとされています。そういうことを分かっていて、2期目を推したんじゃないかという声がありますが、市長を結果として推したという責任をどう感じてますか?
佐:1期目からセクハラがあったんじゃないかという、2期目の時もそれを承知で、というお話でしたけれども、正直に申し上げます。知りませんでした。うわさ話も知りませんでした。
Q:佐々木さんが市長のセクハラ疑惑を知ったというのは、3月議会で西村議員が質問した時に初めて知ったんですか?
佐:エーごめんなさい。さっきそのように申し上げたんですけれども、あのうわさ話としては昨年に聞いておったというのはあります。ただそれは、多くの人からではなくて、ひとりの方からそういうことを聞いてはおりました。
Q:それに対して、うわさ話のレベルだとして、公明党としては調査をしなかったということですか? あるいは市長に聞くと言うことをしなかったのですか?
佐:調査というか、言われたことに、そのうわさ話を受けた時に、証拠になるものなどそういったものをその話をしてくれた方に提示をしてほしいということを申し上げましたけれども、何も証拠というものを私どもには提示をされなかったということもありますので、あくまでもうわさ話という次元でしか考えておりませんでした。
Q:話を聞いたのは昨年のいつくらいですか?
佐:記憶がちょっと定かではないんですけれども、5月頃だったかなと記憶しております。
Q:確認です。狛江市政を信用失墜させたことに対して責任があると思うと発言されました。これは1期目と2期目を推した責任があるということですか?
佐:応援してきた市長が、今回の辞任に至るまでのこういったことについて推薦し、推してきたという立場からの発言です。
Q:その立場で責任があると?
佐:はい。支えてきたところの責任という意味合いでとらえていただければと思います。
(会見終了)
2018-06-12 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
高橋・狛江市長辞職:明政クラブ・石井幹事長記者会見詳報
セクハラ疑惑で揺れた高橋都彦・狛江市長の6月4日の辞職について、同日に行われた明政クラブの石井功幹事長の記者会見は次の通り(質問者は複数)。
記者(以下「Q」):最大会派である明政クラブの幹事長として今回の辞職についての受け止めをお聞かせください。
石井(以下「石」):こういったことで市長が辞職ということになりまして、まずは本当に市民の皆様に申し訳ないという気持ちでいっぱいです。
Q:蒸し返すようで恐縮ですが、3月議会で3月1日に共産党の西村あつ子議員が質問し、3月5日は石井さんが質問するはずだったのですが、その日、突如欠席されて、その後3月議会はほぼ出てらっしゃいませんでした。
改めて3月5日になぜ欠席されたのか、欠席しなかったら何を追求しようとしていたのか、それをご本人の口から聞かせてください。
石:欠席の理由は、体調が残念ながら、本当に申し分けありませんが不良でございまして、そのため欠席させていただきました。(一般質問は)追求というか、その時は市長の行動及び確か言動ということでしたが、その辺の確認を取ろうと思っていました。
Q:市長の行動・言動というのは、こちらとしては、取材に基づいてセクハラ疑惑を取り上げようとしていたと認識していますが、石井さんの認識では市長のセクハラ疑惑を取り上げるつもりはなかったということですか?
石:まあ、市長の、それも含めて言動とか行動についてお尋ねしようと思っていました。
Q:その後、予算委員会などで市長を質す機会はあったのですが、一貫して石井さんは出ていらっしゃらなかった。石井さん以外の自民党明政クラブの方も残念ながら市長に対する今回のセクハラ疑惑に関して追求しようとする姿勢がありませんでした。
幹事長としてなぜご自身ないしは同僚の明政クラブの方々が市長の疑惑を追及しようとしなかったのかこの点に関してどう思われているのか。いま結局市長がお辞めになられて事実上この疑惑を認めていらっしゃることを踏まえて、ご自身たちの責任をどうお考えになるのか?
石:あの・・私1カ月間お休みをいただきまして、それは大変申し訳なかった。ただ体調不良ということでございますので、それは大変申し訳なかったです。
それから市長のことについてということでございますが、私たちは市長に対して、庁議等にも出ていますけれども、あくまでも注意をさせていただいてきたというところでございます。まあ、議場でということよりも今まで私たちとしては市長に対してですね、注意をさせていただき、苦言も呈させていただいてきたところでございますので、そういうやり方を概して貫いたと考えていただければ結構かと思います。
Q:結果としてですね、市長は最終的に被害者の女性が実名で告発するという、非常に女性にとってはつらい決断をして、そこで市長がようやくお辞めになりました。それまで一貫してですね、市長は身に覚えがないということを言って、外形的に見れば自民党と公明党はそれを支えていたように感じられます。結果としてなんですが、政治は結果責任ですから市長が辞職に至るまでですね、女性たちに大変厳しいつらい思いをさせたことについて、どういう風にお考えですか?
石:いわゆる二次被害的なもの、それをどうにかですね、起こさないように問題の解決をはかりたいと思っておりましたけれども、確かに残念ながらこういった結果になってしまったという風に私は感じております。
Q:残念ながらそういう結果になってしまったという客観的な話じゃなくて、そのことに対するご自身たちの気持ちというかですね、どういう?
石:4人の方々に対する?
Q:確かに石井さんたちが庁議とかで出たように事前に苦言を呈したようですけれども、結局市長のセクハラ行為は改まらなかった、改まった部分もありますが、最終的には市長は(セクハラを)認めずに被害を受けた女性たちにつらい思いをさせてしまった、その方々は石井さんも知ってらっしゃる職員の方々だと思うんですね。そういう思いをさせたことをどういう風に思っているかということです。
石:本当にそれは申し訳ないという気持ちでいっぱいです。まあ、これだけね大きな問題になってしまい、女性の方々には本当につらい思いをさせてしまったという風に思っております。
Q:高橋市長はですね元の都職員で、自民党が実質的に都連に頼んで候補者を擁立してきたという経緯があります。今回明らかになってですね、石井さんも含めてですね1期目の途中から市長のセクハラは水面下で問題になっていたと。それにも関わらず1期目も2期目も推薦し一貫して市長を支えてきた、この結果責任についてどうお考えになりますか。
石:私たちがその問題を認識したのは、平成28年の秋頃と記憶しておりました。ですから最初の選挙、2回目の選挙の時はその情報は持ち得ていなかったということでございます。
Q:仮にですね、こういう情報を持ち合わせていたならば、推薦ということにはならなかったということですか?
石:まあそれは仮定の話ですので、その時にどれくらいの情報量であるとかもしくは調査といいますか、実態がどこまで分かっていたかによっていたと思いますけれども、ちょっと今その仮定はなかなかできづらいと思います。ちょっとその答弁はお答えしかねる。
Q:3月議会の当局側の答弁によって自民党、明政クラブがですね、昨年の夏の時点で今回共産党が入手したのと全く同じセクハラ相談に関する公文書を入手したことが分かっています。昨年の夏までに入手していながら、結果としてですけれども、市長を追及したりだとか、問題を正そうという行動をしなかった、これの責任と理由について教えてください。
石:あの先程申し上げたように、こういった問題ですのでなるべく被害者の方々の二次的な被害を及ぼさないように、ある意味水面下で市長への苦言を行ってきたということでございます。
Q:今日市長が辞任されたということで、恐らく7月中に選挙があると思います。高橋さんが当選する前はですね、矢野さんが4期16年という長きにわたり共産市政だったわけですけれども、自民党としては共産市政に戻すわけにはいかないという姿勢だと思うんですけれども、今度の選挙はどういう枠組みで何を争点として戦っていかれようと思われいるのか、今のところのお考えをお聞かせください。あと、候補者の目星がついているなら、それも教えてください。
石:本日ですね、高橋市長が退職されたということですので、今後のことについては一緒にやってきた方々と相談しながら、決めていくということになると思いますので、ここで私がどうのこうのということにはなかなかならないということだと思っております。
Q:今のところ候補者は?
石:えっと・・・うん、考えております。
Q:具体的に考えて・・・
石:いや、あの具体的というかとにかく先ほども言いましたように当たり前ですが自民党だけということではなく、なるべく多くの方に参加いただきましてご意見の集約の中で決めていければいいかなという風に考えております。
Q:今回も自民党、公明党の枠組みで戦っていくという基本ラインになるのでしょうか。
石:今まで一緒にやってきた方々と、今度もできたら一緒にやっていければ、それが一番いいという風に考えております。
Q:3月議会でこの問題が発覚してから、市長が辞意を表明するまで2ヶ月半以上3カ月弱の日数がかかっております。3月議会が終わって4月5月いろんな動きがあったと思いますが、自民党の石井さんはお休みだったわけですけれども、明政クラブさんが特に何もふれずに追求もせず、市長を実質的に支えられたとことになりますが、これだけ長引いてしまって結果的に女性職員の方が、傷ついてまでああいう行動(市長に実名で抗議文を提出)を起こさせた責任について、もう少し補足していただいていいでしょうか。
石:はい。辞める辞めないは本人のご判断でということだと思いますので、その件はですね、あくまでも政治家の判断ということ。ただ、今言われた被害者の方々にある意味いらぬ重圧を結果としてかけていたと思いますので、それは本当に申し訳ないという風に思っています。
Q:28年の秋頃にこの問題を認識されたという、それから水面下でということですけれども、どういった事実を把握されてどういった苦言を呈されたのか。この3月議会以降、表で追求というのはなくてもですね、さらに水面下での苦言、どのようなものを呈されたのか教えてください。
石:28年の秋ぐらいにですね、信用できる情報筋からその話を聞きまして、その時点でいろいろ調査というか聞き込みをしましてですね、私も最初耳を疑ったことですので、いろいろとお話しは聞かせていただきました。その中で市長には、こういった話が街でうわさで流れています、お気をつけいただきたいという風に申し上げました。それは2回、2度申し上げております。
Q:それは秋?
石:冬、28年年末です。
Q:3月議会以降は?
石:3月議会以降は、私はお休みさせていただいてましたので、私自身はそういった行動は取っておりません。
Q:他の会派の方も何も言ってない?
石:と思いますが。
Q:苦言を呈されたのは、この2回だけということですか。
石:その後も明政の議員2名、その後全員で市長室に行って、苦言は呈させていただきました。
Q:それはいつ?
石:平成29年の夏頃だったという風に記憶してます。
Q:苦言というのはどういう風に?
石:同じような、大体。市長に対して苦言ですので、私たちの言い方としてはとにかくお気をつけいただきたいという、市長に対しての苦言ですのでそれほど多くを語らずにとにかく気をつけていただきたいということで言わせていただきました。
Q:それに対して市長は何て?
石:まあ、それなりの反応であったという風に私は記憶しております。
Q:どういう反応ですか?
石:だから、うーん、反省されたような反応だったという風には記憶しております。
Q:気をつけるよ、というような文言はあったのですか?
石:ちょっとそのあくまでも詳しいことは避けますけれども、私の印象としてはそのように受け止めました。
Q:いちばん記憶の新しいのが3月議会、2月の下旬に始まっていますが、直前に石井さんは市長の後援者を伴って市長室でですね最後の苦言を呈していると思います。石井さんは最後の最後まで市長に身を律してほしいという風に行動していたという風に思うのですが、2月の下旬、20日か22日だと思うんですけれども、最後どういう風に言ってですね、どういう反応だったのかお聞かせください。
石:これもまあ、今までお伝えたような形でお話しさせていただいて、それもですね1対1の話しですので詳しいことは避けますけども、今までとそれほど変わらない反応だったように私は感じています。
Q:2月下旬の話ですか?
石:そうですね。2月の下旬だったと記憶しております。
Q:庁議の文書にも出てくるんですが、石井さんはこれを見る限りでは一貫して市長のセクハラ問題に対して問題意識は確実に持っていたと思います。ただ水面下で動いていたことも事実だと思いますが、結果としてですね、市長が辞職に至らなかったし、その分長期化してですねセクハラを否定するような言動を繰り返したことによって女性たちは激しく傷ついたと思います。対象者が市職員であるので、石井さんも知っている方も中にはいるのではないかと。我々は誰だか分からないんですが。そういう方々に対してですね、今改めて最大会派の幹事長、責任者としてどういう風に思われているのかそれをお話しください。
石:先ほどからお話しさせていただいているように、市長の行動っていうんですかね、そういうものに正せなかったというんですかね、私たちのお伝えしたことがなかなか現実にはならなかったことについては本当に責任を感じておりますし、被害を受けた女性の方々には本当につらい思いをさせてしまった、本当にその一言ですね。
Q:それは謝罪と受け止めていいのでしょうか。
石:そうですね。当然ながら私たちは与党としてやってきたわけですから、市長を支える立場です。だからこそどうにかね、そういった方々に被害が及ばないような形での解決というものを目指してきたつもりですけど、残念ながら結果としてそのようにはならなかったと認識しています。
Q:市長がですね、23日の会見で認めざるを得ない、一方でセクハラ行為をした認識はないと言っているのですが、その発言に対して、どう思われますか。
石:それはあの、個人の認識ですので、本当にね、もしかするとないと思われているのかもしれませんけれども、ただあくまでも女性がどのように感じたかということですから、ちょっと僕としてはその部分は否定的に感じます。
Q:さっき公明党さんは全く知らなかったという風におっしゃっていたんですけれども、他の会派に相談するということはしなかったんですか?
石:いや、この件についてはあくまでも明政クラブとして行ってきたことなので、なるべくね情報を最小限に止めるという意味でそういったことについて行っていません。
(会見終了)
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2018年6 月 4日 (月曜日)
狛江市長選挙の日程:7月15日告示、22日投票
6月4日の高橋都彦・狛江市長の辞職に伴って緊急の選挙管理委員会が開かれ、市長選挙を7月15日に告示、投票を同22日に行うことを決めた。期日前投票は16日から21日まで受け付ける。
開票は22日に行われ、新しい市長が決まる。
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