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2018年7 月25日 (水曜日)
松原新狛江市長が初登庁 : 人に優しいまちづくり目指し、早くも始動
狛江市の松原俊雄(まつばら としお・66)新市長が7月24日、狛江市役所に初登庁した。午前中に早速、庁内放送で職員に「街の主役は市民です。窓口などで市民に優しく接してもらいたい」と呼びかけ、公約の「日本一やさしいまち、狛江」の実現をめざし市長としての第一歩を踏み出した。
写真=支持者から花束を受け取る松原新市長
松原市長は秘書広報室の上田博記室長とともに狛江駅から歩いて市庁舎へ9時30分に到着、水野穣副市長ら幹部をはじめ約100人の職員が拍手で出迎えた。正面玄関前で秘書広報課の職員と支持者の石黒敬子さんから花束を受け取り、市長執務室に入って着席、「責任の重さを感じます」と感想を述べた(写真右)。
その後、小川克美議長や松原市長を推薦した明政クラブ・自民党、公明党の議員らに就任の挨拶回りをした。
10時45分からの初の記者会見では「市民から住み続けたいまち、住んでみたいまちと思われるよう職員と一緒にがんばりたい」と前置きし、選挙の相手陣営が訴えていたセクハラ問題の検証については「副市長から報告を聴いた上で今後の対応をしていく」とした上で「職員や市長、議員など内部については議員提案の条例ができたが、平和と人権が守られ、すべてのハラスメントに対応できる条例作りに向け、専門家を交じえた市民参加でやっていきたい」と選挙中に訴えてきたことを繰り返した。
前市長の施策については「防犯対策は進んだ。待機児童対策については、保育所が設置でき、一定の方向性が出されているので、この2点は継承していく」と評価、市民協働については「市民参加への理解が不足しているためか、少し後退しているように感じる。いまの時代に合った市民協働−特定の人の参加、その人の意見が強くなるのではない多数の意見を取りあげるのが課題と感じている。また、まちの活性化のためのイベントが多いが、運営を市民に任せるなど整理する必要がある」と持論の市民参加・市民協働について語った。
松原市長は午後、市役所の各課を回って職員とのコミュニケーションづくりを行うなど、1日目から早くもエンジン全開という様子だった。
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2018年7 月23日 (月曜日)
狛江市長:松原俊雄氏に当選証書を授与「責任の重さ実感」
狛江市選挙管理委員会は7月23日、同市役所議会第一委員会室で、前日の選挙で当選した松原俊雄氏に大久保幸藏委員長が当選詔書を手渡した。
写真=大久保選挙管理委員長から詔書を受け取る松原新市長。
授与に先立ち、大久保委員長が「各陣営にクリーンな選挙をお願いしその通りやっていただけました。暑い中で7日間ご苦労さまでした」とねぎらいの声をかけた。これに対し松原氏は「責任の重さを実感しています。職員としての38年間の経験に5年間の会社経営の視点を取り入れ、バランスの良いまちづくりを進め、市民の幸せのために努めます」と笑顔で答えた。
松原氏は24日午前9時30分に新市長として初登庁、市長職務代理の水野穣副市長から業務を引き継ぐ予定。
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狛江市長に松原俊雄氏が大差で初当選:即戦力に評価、市役所立て直しに意欲
高橋都彦前市長の辞職に伴う狛江市長選挙は7月22日に投票が行われ、即日開票の結果、元副市長で結婚相談所経営の松原俊夫氏(66)=明政クラブ・自民党、公明党推薦=が、前市議会議員の田中とも子氏(60)=共産党、生活者ネットワーク、社民党、自由党推薦=を破り、無所属新人同士の戦いを制して初当選を果たした。得票数は松原氏17,834票、田中氏12,763票で、5000票余りの差となった。
写真=支持者たちと万歳する新市長の松原氏
市長選は、市長のセクハラ疑惑が全国的に注目を集めるなかで行われた。松原氏は「一緒にまちづくりをしてきた仲間(後輩職員)が、セクハラで傷ついたことは断じて許せない」とし、「市役所の混乱を解決できるのは(元職員の)私しかいない」とセクハラ問題への憤りを表明するとともに、今後は「ハラスメントをなくし、平和と人権を守るための先進的な条例を市民参加で作り上げたい」と話し、基本理念として「人に優しいまちづくり」を掲げた。また、38年間に及ぶ行政経験の中で多摩川水害、中越地震による新潟県川口町(現・長岡市川口地区)への支援など災害対応を行った実績を強調、副市長時代などにたずさわった参加と協働、情報公開をさらに進めると訴えた。
これに対し、他の女性市議とともに追求を続けてきた田中氏は「セクハラ問題をしっかり検証し教訓化する必要がある。再発防止策を進めハラスメント根絶宣言をし、人権・暮らしを守る市政にする」と語り、「災害死者ゼロ・待機児ゼロ・孤独死ゼロ」の三ゼロ実現を訴えた。
ただ、かつては矢野裕元市長を副市長として支え、政策的にも大きな相違点がないこともあり、松原氏への直接的な批判が難しいためか、高橋前市長を与党として支えた明政クラブ・自民と公明が支援する候補という間接的な批判にとどまる傾向もみられた。
当選した松原氏は、猛暑の中を戦った疲れも見せず、支持者たちと万歳をして喜びながらも「私自身は市民には無名だったが、支えてくれた人たちの力で勝利でき、感謝したい。福祉と防災を訴え、38年間の市職員としての実績を即戦力として評価していただいたことが勝因」と分析、「これから人に優しい、平和と人権を尊重する、しっかりした街づくりを進めていきたい。まず、セクハラ問題で混乱した市役所の立て直しと信頼回復に1日も早く取り組みたい」 と意欲をみせていた。
一方、田中氏は「力足らずで残念な結果になったが、たくさんの支援をいただけて感謝しています。選挙活動を通して多くの市民とつながることができ、しっかり戦えた。無党派層を取り込んで票を伸ばしたかったが、浸透しきれなかった」と静かに語っていた。
松原氏は東京都世田谷区生まれ。駒澤大学経済学部を卒業後、1974年に狛江市役所に入庁、環境、福祉保健部を経て市民協働課長、資格財政部長などを歴任、2008年〜2012年に矢野市長の下で副市長を務めた。2013年に長男ら家族と結婚相談会社を設立し代表取締役に就任。子どもは男子2人で現在は世田谷区桜丘に妻と2人暮らし。
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2018年7 月22日 (日曜日)
狛江市長選挙確定得票(午後9時56分選管発表):松原氏が当選
狛江市長選挙確定得票 7月22日午後9時56分(開票率100%)
松原 俊夫 無新 17,834
田中とも子 無新 12,763
投票総数 31,047
有効投票 30,597
無効投票 449
不足票 1
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狛江市長選挙開票速報(午後9時30分選管発表):両候補とも互角
狛江市長選挙開票速報 7月22日午後9時30分(開票率9.66%)
松原 俊夫 無新 1,500
田中とも子 無新 1,500
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狛江市長選挙最終投票率:猛暑が影響? 前回を1.7ポイント下回る
狛江市長選挙の投票は午後8時で投票が締め切られ、最終投票率は45.31%で、前回2016年の47.01%を1.7ポイント下回った。
この日も朝から猛暑に見舞われた影響もあって、投票率は伸び悩みをみせた。一時は前回を3ポイント近く下回ったが、暑さがやわらいだ夕方になって徐々に回復、最終的に1.7ポイントまで差を縮めた。投票者数は31047人(男14757人、女16290人)。
同市長選には、いずれも無所属新人で、元副市長の松原としお氏(66、自民党、公明党推薦)と前市議会議員の田中とも子氏(60、共産党、狛江・生活者ネットワーク、自由党都連、緑の党・グリーンズジャパン推薦)の2人(選管届け出順)が立候補している。
2018-07-22 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
狛江市長選挙、きょう投開票:投票率は前回を2.91ポイント下回る、期日前は大幅上昇
高橋都彦前狛江市長がセクハラ問題で6月4日に辞任したことに伴い、7月15日に告示された狛江市長選挙がきょう22日に市内14カ所の投票所で午後8時まで投票が行われている。開票は午後9時から市立体育館で行われ、新しい市長が決まる。
同市長選には、いずれも無所属新人で、元副市長の松原としお氏(66、自民党、公明党推薦)と前市議会議員の田中とも子氏(60、共産党、狛江・生活者ネットワーク、自由党都連、緑の党・グリーンズジャパン推薦)の2人(選管届け出順)が立候補している。当日有権者数は70,083人(男33,664人、女36419人)で、人口増に加え選挙年齢が18歳に引き下げられたため、前回より6.2%、4,097人増えた。
期日前投票を済ませた人は、過去最高の8,389人(全有権者の11.97.ポイント)で、前回の5,699人(同8.63ポイント)を大幅に上回った。
投票率は、12時現在で12.84%で、前回の15.75%を2.91ポイント下回っている。
●お知らせ●
k-pressでは6月19日夜に狛江市長選挙の開票速報をお伝えします。
2018-07-22 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2018年7 月21日 (土曜日)
狛江駅北口の泉の森会館で和紙人形展 : 江戸情緒たっぷりの大作29点
狛江駅北口の泉の森会館2階ギャラリーで、歌舞伎の世界や江戸時代の職人や商人を題材にした細部にわたって表情豊かでユニークな創作和紙人展が7月23日まで開かれている。
写真=展示作品
製作したのは、狛江市元和泉の柴山恵以子さん。柴山さんは子ども時代から人形作りが好きで、ひな祭りには自分で作った人形を飾ったこともあるという。
結婚後は家事や子育てなどで忙しく人形作りから遠ざかっていたが、約40年前にデパートで千代紙の下野人形を見て感動、作品を展示していた人形作者の息子でプロダクトデザイナーとしても活躍していた人形作家の内海清春さんの人形教室に入った。
柴山さんははじめは動きの少ないやや平面的な下野人形を作っていたが、次第にもっとダイナミックな動きがある立体的な人形を作りたいと思うようになり、内海さんや教室の仲間らと試行錯誤の末、四国の山間部で作られる和紙を湿らせて絞り、体の芯の部分を針金で作って綿を巻きつけ、現在の人形の形となった。顔の部分は鼻や口の形を作り目も書き入れており手足も表情豊かで髪はこよりで束ねてあり、染めた和紙に模様を描いた着物を重ね合わせている。
展示している人形は「滝夜叉姫」「紅勘」「切られお富」など柴山さんが好きな歌舞伎など古典芸能を題材にした人形の23組と、江戸時代の仕事に書いた雑誌「商売往来」に出てくる屋台の蕎麦屋、大八車に積んだ米を運ぶ米屋など6組の作品。いずれも一体作るのに3カ月以上もかけた力作で、商売往来の作品の大八車など人形以外の小道具は手先の器用な夫が手伝ってくれたという。
同展は元和泉1丁目町会(石井久雄会長)が町会活動の活性化とともに会員同士が知り合える機会を増やそうと昨年女性部を創設、同部の初イベントとして優れた技を持つ杉山さんの作品を紹介することになった。
開場は時間は、22日までは16時30分、最終日の23日は15時30分に3カ月以上もかけた力作だ。
入場は無料。
問い合わせは☎03-5497-5444泉の森会館
2018-07-21 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2018年7 月16日 (月曜日)
狛江市長選スタート:松原、田中2氏が一騎打ち、猛暑の下で早くもヒートアップ
セクハラ問題による高橋都彦前市長の辞職に伴う狛江市長選挙が7月15日に告示され、前副市長・松原俊雄氏(66)と前市議・田中智子氏(60)(届け出順)が立候補、無所属新人に一騎打ちがスタート、猛暑の下で21日まで舌戦をくり広げる。
松原氏は17時に狛江駅北口ロータリーで第一声を上げた。会場には自民党・明政クラブ、公明党と保守系無会派の狛江市議会議員のほか近隣自治体の市長や都議、自民・公明の国会議員と参議院議員が応援にかけつけた。
松原氏は「一緒にまちづくりをしてきた仲間(後輩職員)が、セクハラで傷ついたことは断じて許せず、市役所の混乱を解決できるのは(元職員の)私しかいない」とまずセクハラ問題への憤りを挙げ、今後は「ハラスメントをなくし、平和と人権を守るための先進的な条例を市民参加で作り上げたい」と話し、基本理念として「人に優しいまちづくり」を掲げた。さらに38年間の行政経験の中で多摩川水害、中越地震による新潟県川口町(現・長岡市川口地区)への支援など災害対応を行った実績を強調、副市長時代などにたずさわった参加と協働、情報公開をさらに進めると訴えた。
松原氏は東京都世田谷区生まれ。駒澤大学経済学部を卒業後、1974年に狛江市役所に入庁、環境、福祉保健部を経て市民協働課長、資格財政部長などを歴任、2008年〜2012年に矢野市長の下で副市長を務めた。2013年に長男ら家族と結婚相談会社を設立し代表取締役に就任。子どもは男子2人で現在は世田谷区桜丘に妻と2人暮らし。
田中氏は同じ場所で11時から第一声を上げた。会場には田中氏とともに高橋前市長のセクハラ問題を追求してきた共産党、社民党、狛江生活者ネットワークの市議に加え、1996年から4期市長を務めた矢野裕氏も応援にかけつけた。
田中氏は「セクハラ問題がどうして長引いたかしっかり検証して教訓化する必要がある。その上で再発防止策を進めハラスメント根絶宣言をし、市民に寄り添った相談体制を作り、強権的な手法ではなく、人権・暮らしを守る市政にする」と語り、「災害死者ゼロ・待機児ゼロ・孤独死ゼロ」の三ゼロを実現するため、水害に特化した訓練の実施や防災無線の貸し出し、子どもの権利条約の制定、高齢者の相談窓口の充実などを訴え、「ともに狛江」というスローガンを掲げ、市民力を生かした市政運営の実現を訴えた。
田中氏は山形県鮑海郡松山町(現・酒田市)市生まれ。國學院大学文学部を卒業後、1981年〜1997年に防災設備会社に勤務、1997年〜2001年に都議会議員、2001年〜2007年に日本共産党調布狛江府中地区委員会に勤務、2007年〜2018年7月に狛江市議会議員(3期)。2006年から狛江市西和泉に在住。子どもは女子3人で現在は夫と2人暮らし。
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2018年7 月15日 (日曜日)
狛江市長選挙 : 新人2氏が立候補、7月22日に投票
狛江市市長選挙が7月15日に告示され、結婚相談会社社長で無所属新人(自民党、公明党推薦)の松原としお(まつばら・としお)氏(66)と市議会議員で無所属新人(共産党、狛江・生活者ネットワーク、自由党都連、緑の党・グリーンズジャパン推薦)の田中とも子(たなか・ともこ)氏(60)(選管届け出順)が立候補を届け出た。
市長選挙の投開票は7月22日で、1週間の舌戦を繰り広げる。
この市長選は、セクハラ問題で6月4日辞任した高橋都彦元市長の後任を決める選挙で、市政運営や政策とともにセクハラや人権への配慮や対応が問われる。
15日現在の選挙人名簿登録者は70,083人(男33,664人、女36,419人)で、2016年6月に行われた選挙の当日有権者数65,386人(男31,461人、女33925人)より約4700人増えた。
前回の投票率は47.01%で、投票率は過去3回とも50%を下回っている。
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