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2005年1 月31日 (月曜日)

多摩区役所で2月4、5日にまちづくりフェスタ:区の魅力や問題点を紹介

市民が調べた江戸時代の宿場町・旧津久井街道歴史マップやごみ集積所の実態調査など、多摩区の魅力や問題点を紹介する「第3回まちづくりフェスティバル」が、2月4日、5日の午前10時から午後3時まで多摩区総合庁舎1階のアトリウム(吹き抜け通路)で開かれる。

フェスタは、 多摩区まちづくり推進協議会(田嶋郁雄会長)が主催、同会に参加する区民58人が「安全で賑わいのあるまち」「環境」「福祉関連」「文化教育」の4部会に分かれ、昨年の活動報告をする。
4日はおとな対象の報告・発表で「まちづくり広場〜こんな活動をしています」、5日は親子を対象に「こども広場 みんなで楽しく遊ぼう!」を催す。
初日に展示する旧津久井街道歴史マップは、文化教育部会が地域の古老などから聞き取った話と、登戸の渡し場から小泉橋までの江戸時代の街道筋にいまも残る北向き観音、水争いの供養塔、文学碑など史跡の紹介や昔の写真をまとめた労作。このほか、区内の防犯マップ、放置自転車対策、福祉散策マップ(向ヶ丘遊園〜広福寺コース編)、生ごみ堆肥、花と緑のまちづくりの紹介、どんど焼きやお盆など伝統行事の一部を載せた歳時記などをパネルで展示する。
来場者には、歴史マップや前年まとめた区内の小学校区危険度マップを配布し、各部会の委員が内容を説明をする。ナメコ、ノラボウ菜など地場農産物の紹介コーナーもある。
2日目のこども広場は、幼児から小学生を対象にプラバン、ぬりえ、どんぐりあそび、風車、竹細工など親子で遊べる工作コーナーを設けるほか、午前11時から子ども限定のもちつき(先着順)も催される。
また、フェスタ終了後の6日〜16日まで吹き抜け広場で活動報告パネル展示も行われる。
問い合わせは電話044(935)3131地域振興課。

2005-01-31 in 02)イベント・催事, 03)健康・福祉 ・医療, 04)教育・子ども , 05)歴史, 08)経済・農業, 09)市民活動, 10)社会, b2) 川崎市多摩区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

2005年1 月30日 (日曜日)

麻生区の琴平神社志村宮司が川崎市に絵を寄贈

050130simura川崎市麻生区王禅寺の琴平神社宮司で洋画家の志村幸男さん(51)が1月27日、川崎市役所に阿部市長を訪れ、「秋桜(コスモス)の丘」と題した油絵を寄贈した。この絵は、丘陵地帯をバックに一面にコスモスが咲き乱れる様子を写実的で緻密なタッチで描いた30号の作品で、麻生区役所2階に飾られる。

写真=絵を手渡す志村夫妻(左)と阿部市長

志村さんが同市港湾局の依頼で、2004年12月24日に川崎区臨海部にあるマリエンに100号の大作「秋桜の舞」を展示したことが今回の寄贈のきっかけ。同局では、マリエンに海以外の自然を感じられる絵画を展示することで来館者がくつろげる空間を作ろうと、志村さんの大作を1年間展示する予定で、市民の評判も高い。
寄贈には、斉藤隆区長や永野幸三港湾局長らも同席、阿部市長は「すばらしい、細かい描写にびっくりしました。大切に飾ります」と礼を述べ、感謝状を手渡した。志村さんによると、寄贈した絵は昭和記念公園のコスモスをモチーフに「花の色は縁起のいい紅白の2色にした。自然を大切にしていろいろな場所や心の中にたくさんの花を咲かせてほしいという気持ちを込めて描いた。多くの人が訪れるところに飾られれば、とてもうれしい」と話している。また、市長が驚いた緻密な筆使いについては、ネズミのヒゲを使った筆を描きやすいように自分で直して使っていると説明した。
志村さんは、10代半ばから絵を描きはじめ、洋画グループ「白日会」に所属している。宮司の仕事のかたわら、時間の許すときは1日数時間絵筆を握り、主に禅寺丸やコスモスなど大地に根を張る植物を題材にした作品を描いている。同会会員展のほか、最近は隔年で個展を開きアジアやヨーロッパ各地の展覧会にも作品を出品、同神社で発売する縁起物の絵馬やエトの絵皿など絵のついたものはすべて手がけている。
志村さんは現在、麻生文化協会の副会長を務めるほか、「神社は、いにしえよりの文化の発祥地で人の輪を結ぶ役目がある」と美術・工芸制作が趣味の市民団体「柿生の里」を主宰、同神社参集殿で作品展を催すなど地域の文化の振興に力を注いでいる。

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2005年1 月29日 (土曜日)

麻生不動院でだるま市:47000人でにぎわう

050129daruma01jpg川崎市麻生区下麻生の麻生不動院でだるま市が開かれ、昨年より5000人多い約47000人(麻生警察署調べ)の人出でにぎわった。

同院のだるま市は、旧暦で関東地方最後に開かれるため「納めのだるま市」と呼ばれて親しまれ、遠方からも多くの客が訪れる。
ことしは暖かく穏やかな好天に恵まれ、境内には朝早くから次々と客が訪れ、午前11時ごろにはだるまやお札を求める人でぎっしり。午後からは受験を前にした親子連れなどが訪れ、だるまの売れ行きもまずまずだった。
普段は閉じられている本堂では、火伏せのお札の販売や護摩法要、念仏講も行われた。
だるまの露店では、客がだるまを買い求めるごとに「商売繁盛、家内安全。ヨヨヨイ ヨヨヨイ、ヨヨヨイ、ヨイ」、「一発合格」と威勢のいい掛け声があがっていた。
だるま屋によると、神棚など飾る場所が狭くなったため売れ筋は高さ20〜30センチの小ぶりの6、7号と受験用の5号、価格は3千円から4千円のもので、それ以上の大きなだるまはほとんどが名入りの予約客という。地元の下麻生の人たちが出店する「王鶴組合」のだるま屋さんでは、訪れた顔なじみの客と楽しげに価格を交渉したり近況を話すなごやかな光景も見られた。
周辺の参道にはだるまをはじめ植木や食べ物など約400店の露店が並び、普段静かな住宅地は終日にぎやかな売り声が響いていた。

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2005年1 月28日 (金曜日)

老人ホーム「つくしの里」入居者が新百合ヶ丘のカフェで初の陶芸展

050129tokushi体の不自由なお年寄りが制作した初の陶芸作品展が小田急線新百合ヶ丘駅近くのカフェ「コージェ」(原匡範店長、同区万福寺1-16-7)で開かれ、評判を呼んでいる。

写真=上・展示作品、下・指導者の坂さんと原店長

この作品展は、川崎市麻生区上麻生3丁目の介護老人施設「つくしの里」に入居する70、80代のお年寄り17人が作った皿、マグカップ、抹茶茶わん、一輪挿し、歯ブラシ立てなど74点。緑、紺、えんじ、黒などの落ち着いた色合いのゆう薬をかけた茶わんや、色の違う粘土を重ねて延ばし、自然な風合いを楽しむ「練り込み」技法の皿、魚の形にカラフルな線を入れた作品などいずれも見事なできばえ。
「つくしの里」では、入居しているお年寄りに楽しく生活してもらうため様々なクラブ活動を行っている。
陶芸もその一つで、同区金程で新百合陶芸くらぶ(陶房・電話044-954-7347)を主宰する陶芸家坂秀子さんと娘の薫さんの指導で昨年4月に始まった。
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体が不自由な人でほとんどが初心者のため、1回の参加人数は8人に限定しており、1カ月3回の活動ペースでひとつの作品を完成させている。なかには片手だけで制作する人や軽度のボケ症状の人もいるが、坂さん親子のゆったりとやさしい指導で、制作中はみな生き生きした表情で楽しい時を過ごしており、普段はなかなか動かない手もよく動き、心身ともにリハビリ効果も高いという。
できあがった作品を施設内に展示したり、自室に飾ったりした影響もあって、参加希望者が増え、いまは作品をひとつ作ると交替する方式を取っている。
指導者の坂さんは「始めて1年にならないが、いろいろなキャリアを積んだ方が多く、『この皿で懐石料理を盛りたい』など意欲的に製作している。ぜひ多くの人に見てもらいたい」と話している。
今回の展示は、年を重ねても意欲的に過ごすお年寄りや、介護施設への理解を深めようと開かれた。
「コージェ」は、多摩区で美容室を経営する原三人さんの2号店で、昨年9月にオープンした。客にゆったりくつろげる場所を提供しようと、整体マッサージと本格的な食事ができるカフェを併設。また、芸術の街・新百合ヶ丘にふさわしい空間をと美容室とカフェを仕切るガラスの壁に「カスタマーズ・ギャラリー」を設置、新感覚のコラボレーション施設として女性客の人気を呼んでいる。
ギャラリーコーナーのオープニングはガラス工芸のプロ作家による作品展、その後は美容室の顧客の手作り品などを展示した。つくしの里の陶芸展は3回目の作品展で、1〜2カ月間展示する予定。
展示時間は午前10時〜午後10時で火曜日は休み。
問い合わせは電話044(953)7191コージェ(HP=http://www.coge.jp

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2005年1 月27日 (木曜日)

東京ヴェルディが新体制で始動:ベテランと若手一丸で上めざす

050126verdy東京ヴェルディ1969は1月26日、新体制発表の記者会見を行い、ブラジル全国選手権得点王のワシントン(FW、前所属−アトレチコ・パラナエンセ)、元日本代表の戸田和幸(MF、清水エスパルス)ら4人の新加入選手をはじめ新スタッフを紹介、アルディレス監督が「いい補強ができた。カップ戦に加えてリーグ戦でも上をめざしたい」と今シーズンに向けて強い意欲をみせた。

写真(左から)戸田選手、ワシントン選手、アルディレス監督、石崎コーチ、上村選手、町田選手

島田康生社長が「(昨シーズンは)天皇杯で8年ぶりに優勝するなどすばらしい年だった。タイトル争いに名を連ねる力がついてきたので、前年と同じ『STRONG SOUL』をキャッチフレーズに今シーズンはさらにレベルアップした戦いをしたい」と力強くあいさつ。
続いてアルディレス監督が「天皇杯の優勝がピークではない。トランポリンのようにさらに高いところをめざす」と宣言、「ベテランと若手が一丸となって努力すれば可能だ」と優勝争いにからむ自信をのぞかせた。また、今シーズンからJ1は2チーム増え、1シーズン制に変わる点について、「長いシーズンになるが、自分たちのスタイル、つまりモダンでオフェンシブなサッカーを忠実にやることだ」と話した。
会見では、ワシントン、戸田に加え、元日本代表の上村健一(DF、セレッソ大阪)、町田忠道(FW、川崎)の4選手と石崎信弘コーチ(前清水エスパルス監督)が「優勝できるよう十分なゴールを決めたい」(ワシントン)、「小さいころからサッカーの代名詞だったヴェルディに入ったことを誇りに思う」(戸田)などと抱負を述べた。
会見では、2001年にブラジル代表に選ばれたほか、2004年にはブラジルリーグで49試合中、38試合に出場し34得点という新記録を達成したワシントンに記者から多くの質問が寄せられ、「日本で活躍し、また代表の黄色いユニフォームを着たい」などと力強く答えていた。

新加入選手のプロフィールは
ワシントン(Washington Stecanela Cerqueira)=背番号9、1975年生まれ29歳、ポジションFW、身長189cm、体重88kg、ブラジル出身、ブラジリア入団、ブラジル代表(10試合3得点)、01年・04年ブラジル全国選手権得点王
戸田和幸=背番号6、1977年生まれ27歳、ポジションMF、身長178cm、体重75kg、東京都出身、96年清水エスパルス入団、トットナム・ホットスパー(イングランド)、ADOデン・ハーグ(オランダ)移籍、日本代表(20試合1得点)
上村健一=背番号19、1974年生まれ30歳、ポジションDF、身長180cm、体重74kg、広島県出身、93年サンフレッチェ広島入団、04年セレッソ大阪、アトランタ五輪代表、日本代表(4試合0得点)
町田忠道=背番号15、1981年生まれ23歳、ポジションFW、身長177cm、体重70kg、埼玉県出身、00年柏レイソル入団、04年川崎、00年U19日本代表

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2005年1 月26日 (水曜日)

富士通レッドウェーブ:最終戦の観戦者を募集

2月18日午後6時30分から川崎市とどろきアリーナで行われる女子バスケットボールWリーグの「富士通レッドウェーブ」と「シャンソンVマジック」の観戦者を川崎市が募集している。

富士通レッドウェーブは、川崎市ホームタウンスポーツ推進パートナーになっており、シーズンの最終戦で強敵シャンソンを迎えることから、ホームタウンの多くの市民の応援で勝利をと市制80周年記念事業の「ホームタウンスポーツふれあいプロジェクト」の一環として募集するもの。
1月23日現在、富士通は5位。対戦相手のシャンソンは1位。
希望者は、往復葉書の往信欄の裏面に代表者の氏名(ふりがな)、住所、電話番号、年齢(学生の場合は学校名・学年)、その他の申込者の氏名と年齢を記入、返信の表面(あて先)に代表者の住所、氏名を書いて、〒210−0004川崎市川崎区宮本町6 川崎市教育委員会スポーツ課 富士通レッドウェーブ観戦担当へ1月31日(必着)までに申し込む。
応募は市内在住・在勤・在学者優先で中学生のみの観戦はできない(18歳以上の人との同伴が必要)。定員は160人。応募は1枚で4人までで、応募多数の場合は抽選。
問い合わせは電話044(200)3322スポーツ課富士通レッドウェーブ観戦担当。

2005-01-26 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0) | トラックバック

大山街道ガイドマップが完成:史跡などを紹介

高津区の大山街道の史跡などを紹介した『大山街道と周辺マップ』がこのほど完成した。

大山街道は「矢倉沢往還」とも呼ばれ、江戸の赤坂御門と大山(伊勢原市)を結ぶ道として古くから親しまれ、二子、溝口は宿場として大山詣での人々でにぎわった。また、茶や真綿、たばこなどの輸送路としても盛んに利用された。
同区では、シンボルロードとして多くの市民に親しんでもらい、街道沿いの商業振興や文化や歴史の掘り起こしのきっかけにしようと2003年に大山街道活性化推進協議会を結成、その活動の一環としてマップを作成したもの。
A3判のマップは1色刷で、両面に街道沿いの史跡や旧家などを写真入りで紹介したほか、公共施設、トイレなどの位置を記し、散策に役立ててもらえるよう配慮している。
1万部を印刷、区役所、支所、図書館、市民館などのほか、街道沿いの商店で希望者に配布する。
マップは協議会の委員がデザインや掲載内容などを決め、印刷代は街道沿いの商店の協賛金でまかなった。
また、2月13日午前10時30分から午後3時30分まで大山街道ふるさと館、高津図書館前などで開かれる「大山街道フェスタ」のPRにも役立てる。
問い合わせは電話044(861)3140高津区役所地域振興課まちづくり担当。

2005-01-26 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区 | Permalink | コメント (0) | トラックバック

1月29日に狛江の文化・芸術の祭典:川口町の支援呼びかけ

狛江市内の4つの地域センター運営協議会が主催する「狛江の文化・芸術の祭典」が1月29日、エコルマホール(小田急線狛江駅前)で催される。

市内にある上和泉、南部、野川、岩戸の4つの地域センターでは、これまで各館ごとに利用者による発表会を催してきたが、初めて合同の発表会を催すことになった。
展示では、14団体がペン習字、水墨画、俳句、書道、陶芸、油絵、折り紙、刺しゅう、フラワーアレンジメント、染色などの作品を午前10時から飾る。
午前11時からのステージでは、民謡、詩吟、舞踊、フラダンス、ジャズダンス、カラオケ、コーラス、着物着付け、殺陣、バレエ、手品、手話ダンス、マンドリンとギターなどを24団体が披露する。
今回は「がんばれ! 川口町」と題し、新潟県中越地震で大きな被害を出したふるさと友好都市への支援を呼びかける。会場では午前11時に星野和久・川口町長が狛江市民の支援に対してお礼のあいさつ、同時にこれまでに寄せられた約1700万円の義援金のうち、残りの約1000万円を町長に渡す。このほか、絵手紙コーナーでは小池恭子さんの指導で川口町の町民を励ます絵手紙の創作や支援・救援パネル展、義援金の受け付け
も行う。
問い合わせは電話03(3430)1111狛江市役所市民協働課。

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川崎が新体制を発表:昨年のチームに力ある8選手の加入で5位めざす

050127foront02川崎が1月22日、川崎市高津区久本の洗足学園音楽大学・前田ホールでサポーター約1000人の前で2005年の新体制の発表を行い、チームの方針、天皇杯で大活躍した飯尾一慶(FW・東京ヴェルディ1969、レンタル移籍)、強力なロングスローで注目を集める高校生の大型ルーキー大久保将人(DF・仙台育英高校)など8人の新加入選手、ユニフォームなどを紹介、武田信平社長は「5位を目標にする」と5年降りに復帰するJIへの強い意欲を示した。

写真・上=新入団選手(左から戸倉賢、小林宏之、飯尾一慶、関塚監督、チョン・ヨンデ、森勇介、植草裕樹、大久保一将の各選手)
写真・下=洗足学園音楽大学のオーケストラ演奏

同クラブは、多くのサポーターにチームの考え方を直接聞いてもらおうと、2004年から新体制発表にサポーターを招待している。ことしは音楽とスポーツの街かわさきをアピールするために洗足学園で事前申し込みのサポーターを招待、同大の学生や教師らの演奏会付きで行われた。
050127foront03パイプオルガンとオーケストラの演奏で始まった会見では、まず阿部市長が「厳しい戦いが始まるが、等々力競技場でJ1を応援できるよろこびをかみしめ、多くの人に来てもらいたい」とあいさつ。武田社長は「J1でそんなに簡単に星が取れるとは思わないが、関塚監督がしっかり指導し、選手も一生懸命頑張るので5位を目ざす」と抱負を語ると会場は一瞬どよめきがと大きな拍手で包まれた。また、強気で臨む今季のキャッチフレーズとして「・フォルティッシモ(」が披露された。
関塚監督は「厳しい目標を任されたが、過去3年間のデータを見ると上位6、7位は安定した力を持つが、その下は年ごとに変化しているので、何とかそこに食い込むようにしたい。J1で出場機会が少ないが力のある選手が各ポジションで補強できたので、チーム内のレギュラー競争で、レベルアップを図り目標を達成したい。試合は基本的に昨年のスタイルを継続し、よりコンパクトで全員守備、全員攻撃の連動的なサッカーを開幕までにみんなで作り上げる。好守のバランスの取れたチーム作りを準備し1試合1試合勝ち点3奪うためにホイッスルの鳴るまであきらめないサッカーを展開する」と力強く約束した。
同席した福家三男強化本部長は「ことしはJ1で定着し、5〜7年後は優勝を目指せるチームを目標にするためのスタートライン。昇格した2、3年は非常に重要な時期でしっかり戦える基礎作りとなるために、U18をトップチームと同じ強化部へ入れる。ユース選手を切磋琢磨しながら育て、安定的に選手を供給し、川崎、神奈川の選手を育てていく」と今後に向けての取り組みを披露、「ブラジルの若手選手フッキも入団予定で、ことしは充実した補強ができた。現有勢力と加入8人ですばらしいハーモニーが奏でられる」と話した。
会見には、飯尾、大久保のほか、の下部組織所属する1000人の選手の代表ともなる戸倉賢(FW・川崎ユース)、小林宏之(DF・浦和レッズ)、チョン・ヨンデ(MF・名古屋グランパスエイト)、森勇介(MF・京都パープルサンガ)、、植草裕樹(GK・早稲田大学)の7選手と新たにドクターとトレーナーの中間に渡る仕事をするフレッジ(ブラジル人)フィジオセラピストが同席、飯尾選手は「2002年の在籍時はケガで何も貢献できなかった。ことしは結果を残せるよう頑張り2年分の借りを返したい」などと語った。
サポーターに向け武田社長は、等々力のゴール裏のアウエイ席を完全分離して安全に観戦できるよう変更、新聞杯売店の協力によるチケットの宅配サービスなどの新たな取り組みの説明に加え「等々力を他チームカラーで染めてほしくない。ホーム開幕の3月12日は、強力なサポーターを持つチームと対戦するので、ぜひ足を運んでブルーカラーで相手チームを圧倒し、地響きが鳴るような応援をして選手を力づけてほしい」とお願いが出された。

新加入選手のプロフィールは
☆小林宏之=背番号15、1982年生まれ、22歳、ポジションDW、身長180cm、体重72kg、北海道出身、2003年浦和レッズ入団(J1ー4試合0得点)
☆飯尾一慶=背番号16、1982年生まれ、22歳、ポジションFW、身長168cm、体重65kg、神奈川県出身、1999年ヴェルディ川崎入団ー川崎ー東京ヴェルディ1969(J1ー65試合8得点/J2ー7試合2得点)
☆チョン・ヨンデ=背番号17、1978年生まれ、26歳、ポジションMF、身長178cm、体重75kg、愛知県出身、2001年名古屋グランパスエイト入団ーセレッソ大阪ー名古屋グランパスエイト(J1ー9試合0得点/J2ー11試合0得点)
☆森勇介=背番号25、1980年生まれ、24歳、ポジションMF、身長175cm、体重71kg、静岡県出身、1999年ヴェルディ川崎入団ーベガルタ仙台ー京都パープルサンガ(J1ー29試合0得点/J2ー47試合1得点)
☆戸倉賢=背番号27、1986年生まれ、18歳、ポジションFW、身長186cm、体重77kg、川崎ユース
☆大久保将人=背番号33、1986年生まれ、18歳、ポジションDF、身長185cm、体重80kg、東京都出身、仙台育英高校2005年卒業予定
☆植草裕樹=背番号34、1982年生まれ、22歳、ポジションGK、身長186cm、体重80kg、千葉県出身、早稲田大学2005年卒業予定

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2005年1 月24日 (月曜日)

狛江の民家園で防火訓練

050124021月26日の文化財防火デーに先立ち24日、狛江市元和泉の市指定文化財・古民家園でポンプ車など車両5台と同園職員やボランティア、狛江消防署職員、消防団など約50人が参加して消防訓練が行われた。

写真=(上から)◆一斉放水◆家屋の中で放水銃を構える民家園のボランティア◆消火器を使って訓練するボランティア

05012401訓練は、古民家のいろりばた付近から出火という想定で、まずボランティアが大きな声で火事を知らせて職員が119番通報、家屋の中で初期消火。その後屋根上に設置した自動放水装置のドレンチャー、放水銃2基と駆けつけた消防署と消防団が一斉放水して消し止めるという内容で行われた。参加した9人の同園ボランティアは、普段使わない管理用の操作盤のボタンを押してドレンチャーやポンプを落ち着いて操作、放水銃もてきぱきと動かしていた。
04012403力丸達雄狛江消防署長は「文化財を後世に残すため、きょうのように訓練を重ねて自主防災体制を確立することが大切です。これからも火事を出さないようにしてもらいたい」と講評、鈴木一光消防団団長は「私が生まれた家も昔はこういうムギ葺きだった。いまは、ムギ葺きはここだけだが、守り続けてもらいたい」と話した。
その後、ボランティアらは消防職員から消火器の使い方のコツなどを習い、全員が消火器を使って初期消火訓練を行った。

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