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2010年4 月28日 (水曜日)
川崎市宮前区の平瀬川で桜祭り:サクラの下で演奏やアユの放流
川崎市宮前区菅生4丁目の蔵敷親水広場(菅生四丁目)で4月18日、「平瀬川桜祭り」が開かれ、八重桜やソメイヨシノなどさまざまなサクラが植えられた堤防を舞台に地元の小中学生らが音楽や踊りを披露、稚アユやフナを放流し、約500人がのどかな春の休日を楽しんでいた。
写真=八重ザクラの下で子どもたちが太鼓を演奏
平瀬川流域まちづくり協議会と向ヶ丘地区商店街連合会が主催するこの催しは、平瀬川の河川改修に伴い地域住民らが14年前に川の両岸にソメイヨシノやさまざまな八重桜を植えたのをきっかけに、地元の各自治会や小中学校などが協力し、毎年この時期に開催している。
サクラは順調に育ち、地域の人たちで組織するガーデニング団体が、川の管理のための空き地に四季の植物も植えて世話をしており、現在では区内のサクラの名所として知られ、花を楽しむ人が多く訪れるようになった。
14回目のことしは、3月から4月の寒さの影響でソメイヨシノもまだ名残りの花をつけており、メインの約20種の八重桜もさまざまな花をつけていた。
午前9時30分から始まった祭りのセレモニーには、和田秀樹宮前区長や地元の小・中学校の校長・副校長、三浦淳副市長が参列。地元の菅生中学校の吹奏楽部がオープニング演奏、菅生小学校「キッドビクス」の子どもたちがそろいの衣装で地元初デビューの踊りを見せて大きな拍手を受けた。子どもたちの演技や演奏の後、多摩川漁業協同組合の協力で、参加者が稚アユ1500匹とフナ500匹を放流。「平瀬川で大きく育って子孫を残して」と元気に泳ぐ魚たちを見つめていた。
写真左上=子どもたちや三浦副市長らが稚アユを放流 写真下左=さまざまな八重ザクラが咲く会場 写真下右=放流されて元気に泳ぐ稚アユ
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アルテリッカしんゆりで5月4日に「セロ弾きのゴーシュ」:せりふが音楽と一体になった不思議な世界
狛江市岩戸北に事務所を持つ山猫合奏団が、しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)に昨年に続き参加、5月4日の午前11時から昭和音楽大学北校舎第1スタジオでせりふが音楽と一体となった宮澤賢治原作のユニークな音楽「セロ弾きのゴーシュ」を上演する。
写真=セロ弾きのゴーシュの舞台(山猫合奏団提供)
山猫合奏団は、ピアニストで作曲家の白石准さんが主宰する音楽集団。今回の「セロ弾きのゴーシュ」は、音楽をバックに語る一般的な朗読劇とは異なりセリフの部分が音符と同じ速さで語られ、人間の声も音楽の一部となっているのが特徴だ。この作品は、今回ゴーシュ役を演じるチェリストの太島純さんが白石さんが1981年に大学の卒業制作として作曲した「どんぐりと山猫」を見てもその”音”に感動、白石さんに作曲を依頼して数年前に完成した作品だ。2作品とも白石さんの大学時代の仲間で、フリー俳優の高山正樹さんがプロデュースして全国各地で公演を行っている。
大島さんは「はじめはチェロの演奏だけで出演していて、プロの演奏家として”へた”にチェロを弾くのが抵抗がありましたが、何度か出演する内に『うまくなりたいという』ゴーシュの気持ちが音楽としての原点のように感じられるようになり、今はゴーシュ役も演じるようになりました。それでもへた演奏するのは何度やっても難しい」と話している。今回は、白石さんのピアノ、太島さんのチェロと語り、高山正樹さん、楠定憲さんの語りによる編成で、宮沢賢治の物語の世界をピアノ、チェロと人間の声による「音楽」で表現する。
入場料は2,800円。当日券も会場で販売している。チケット予約は044(952)5082(9:30〜17:00)
山猫合奏団のHPはこちら>
しんゆり芸術祭2010HPはこちら>
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2010年4 月27日 (火曜日)
Jリーグ・川崎フロンターレが神戸に3対0で快勝
Jリーグ第8節の試合が4月24、25日に行われ、川崎フロンターレは24日にホーム等々力陸上競技場でヴッセル神戸と対戦。川崎Fのレナチーニョ、黒津勝、鄭大世の3トップがゴールを決め、神戸を完封、3対0で快勝した。
写真=試合後に勝利を喜び合う川崎Fの選手たち
前節、浦和レッズに完封負けした川崎Fは、連敗だけは避けたいところ。前のホーム試合で復帰を果たした司令塔・MF中村憲剛のスタメン起用で、サポーターの期待が高まる。対する神戸は、ユース時代を含め6年半川崎Fに在籍し前節にJ1初ゴールを決めているFW都倉賢がスタメン出場、川崎サポーターからも温かい拍手が贈られた。
試合は、立ち上がりから積極的にカウンターを狙って攻撃する神戸をかわし、5分に相手ファールで得たPKをFWレナチーニョが落ち着いて決めて先制。その後、互いにチャンスは作るが、双方ともDF陣とGKの好守で得点には結びつかず、1対0で前半を折り返した。
後半、川崎Fは立ち上がりから積極的に攻め、49分に黒津勝が追加点を決めてリードを広げた。神戸は、前半に負傷した都倉に代わり、前節で鼻骨を折ったFW大久保嘉人がフェイスガードを付けて反撃するが、川崎の堅い守りで得点できず、77分にDF河本浩之が2枚目のカードで退場。川崎Fはこの警告で得たPKを鄭大世が冷静に決めて試合を決定づけた。
試合後の会見で高畠勉監督は「前節の敗戦を踏まえ、セカンドボールの拾い合いと球際の強さが勝ちにつながった」と笑顔で語っていた。
川崎Fの次のホーム試合は5月1日16時、ことし昇格した湘南ベルマーレと対戦する。
写真左上=先制のFWレナチーニョ(#34)のPK、写真右下(撮影 : 山本真人)=神戸のFW都倉賢(中央・#27)の攻撃を阻止するDF井川祐輔(#4)とMF稲本潤一(#20)
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多摩区の五反田川:子どものデザインしたこいのぼりなど64匹、自治会がフェスティバル
「こいのぼりで町おこしを」と、川崎市多摩区生田の生田大橋下流の五反田川に大小合わせて64匹のこいのぼりが掲げられ、道行く親子連れなどを楽しませている。
写真=五反田川の上を泳ぐこいのぼり
「鯉のぼりフェスティバル」と名づけて五反田自治会(吉田輝久会長)が催しているもので、4月11日から掲げている。3回目のことしは、自治会青少年部が中心となって、子どもたちが将来の夢や好きな絵を鯉の腹に描いた長さ80cmのミニこいのぼり28匹も加わり(写真左)、大きなこいのぼりとともに泳ぐ姿が人気を集めている。これと合わせ、川の沿道に「五反田のうつりかわり」と題して、100年前の明治44年ごろの付近の家並みを描いた絵巻物、50年前の昭和27年ごろに撮影された写真、現在の風景、川沿いにある「フラワーガーデン」の昔と今の写真、現在の多摩区役所生田出張所の場所にあった生田村役場の写真なども展示され(写真右)、農村地帯だったころをしのばせている。
また、フラワーガーデンには自治会環境整備部の人たちが育てた色とりどりの花が咲いており、初夏を味わえるスポットになっている。
鯉のぼりフェスティバルは5月5日まで。
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2010年4 月24日 (土曜日)
ソロプチミスト東京ー狛江が公開講座 : イスラエル出身の女性講師
狛江ソロプチミスト東京—狛江(杉山夏子会長)が5月1日、狛江市市民センターで公開講座「イスラエルの人々そしてカラーペンシルの世界」を開く。同会では、毎年年1、2回公開講座を開いているが、今回の講師は日本カラーペンシル協会代表の前澤オーフラさんが自身の仕事やイスラエルについて語る。
講師の前澤さんは、イスラエル生まれでベザレル美術学校、テルアビブ大学で絵画とステージ衣装を学び、イスラエル劇場でデザイナーを10年務めた。1991年に日本の伝統衣装と舞台芸術を学ぶため来日、舞台芸術の第一人者・朝倉摂さんなど師事。1993年からは日本で絵画を教えるとともにイラストレーターとして活躍した。その後母国の大学で教鞭をとり、カラーペンシル画の独自技法を開発、2007年に日本カラーペンシル協会を設立して普及に取り組んでいる。
午後2時からの公開講座の参加は無料、終了後は前澤さんを囲んで懇親会が開かれる。懇親会は食事付きで参加費は3,000円から。問い合わせは電話03-3430-5054狛江ソロプチミスト東京—狛江 荒山さん。
2010-04-24 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)
2010年4 月20日 (火曜日)
川崎市多摩区のナシ園で初のコンサート : 満開の白い花と音楽がコラボ
川崎市多摩区中野島の田村果樹園で4月11日、初の「梨畑音楽祭」が開かれ、見ごろを迎えた白い花の下で近所の親子連れなど約70人がゆったりと音楽を楽しんだ。
写真右(撮影:山田康元さん)=ナシ畑の下で歌う地元出身のシンガーソングライターの梨花さん午後1時からのコンサートには、地元・中野島出身の若手シンガーソングライターの梨花さん、フルート奏者の湊愛子さん、ピアニストの浅羽由紀さんの3人の女性音楽家が出演、演奏前に園主の田村忠蔵さんが「ナシの白い花を見ながら音楽を楽しんでください」とあいさつした。
最初に湊さんがフルート、オカリナ、篠笛でおしゃべりをまじえながら「さくら」「上を向いて歩こう」などなじみの曲を演奏して観客をくつろがせた。
続いて梨花さんが「帰る場所」「手と手をつないで~やさしい場所へ」などオリジナルの4曲をのびやかな声で弾き語りを披露、CDも発売している浅羽さんは、梨園にちなんで「なかたん おばあちゃんの畑」などを演奏した。フィナーレには湊さんが4穴のミニハーモニカで「聖者の行進」をみごとに演奏、3人で「花」「夕焼け小焼け」などを歌い、観客から大きな拍手を受けていた。
会場のナシ畑近くには大きなこいのぼりもあがるなどのんびりとした雰囲気。演奏が始まると音に引き寄せられてナシ園を訪れる散歩の人もあった。
田村果樹園は川崎の特産品・ナシへの理解を深めようと、市内のナシ生産農家有志の提案でセレサ川崎果樹部が6、7年前から行っているナシ園開放に協力しており、地元ではナシ花見の会場として親しまれている。この音楽祭は、ナシ園開放を発案し、5年前からナシ園でコンサートを催している宮前区有馬の持田正さんの勧めで開いた。
写真左上=フィナーレに3人で演奏。同右下=演奏に聴き入る参加者、同下左から=あいさつする農園主の田村さん、フルート奏者湊さん、ピアニスト浅羽さん(以上撮影:山田康元さん)
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2010年4 月19日 (月曜日)
川崎市の日本民家園でライトアップ:古民家の夜満喫、落語も人気
川崎市多摩区枡形7丁目の川崎市立日本民家園で4月17日、18日にライトアップが行われ、若者のグループや家族連れなど両日で約300人が入園、夜空に浮かぶ幻想的な古民家の姿に静かに見入っていた。
写真=ライトアップされた(右から)佐々木家住宅、江向家住宅、山田家住宅
ライトアップされたのは宿場の村、信越の村など11棟の古民家で、大きなかやぶき屋根の合掌造り3棟をはじめ、修復工事が終わった佐々木家住宅も2年ぶりに加わった。
園内では、いろりに火を入れて昔ながらのいろり端の雰囲気を再現したり、わらや竹細工、糸つむぎなどの夜なべ仕事をボランティアが実演、訪れた子どもたちは興味深そうに見入っていた。
18日には山田家住宅で桂米多朗師匠が落語「時そば」を熱演、詰めかけた人たちからはにぎやかな笑いが上がっていた。
また、「昔のあかり体験」と題し、古民家の室内の電気を消して、昔のあかりと明るさを体験するコーナーや、「炉端の会」の会員が作った回りとうろうの展示もあり、熱心に作り方を質問する若い女性もいた。
写真左=江向家住宅。下左=米多朗師匠の落語、下右=佐々木家住宅
2010-04-19 | Permalink | コメント (0)
2010年4 月16日 (金曜日)
ACL・川崎フロンターレが城南一和に快勝 : 中村憲剛選手が復帰
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)グループリーグ5節の試合が4月14、15日に行われ、E組・川崎フロンターレは、14日19時にホーム等々力で、前節まで全勝で予選突破を決めたグループ1位の城南一和(韓国)と対戦した。4試合を終えて1勝3敗と後のない川崎Fは、4分に先制ゴールをあげ、その後も得点を重ねて強力FWを擁する城南一和の攻撃を封じ、3対0で快勝した。
写真(上から)=69分、レナチーニョ(#34)のゴール(3点目)にゆりかごダンスで喜ぶ中村憲剛(#14)と谷口博之(#29)
写真ページを見る>同グループの他の対戦が引き分けとなったため、最終節で対戦する2位北京国安との勝点差が1に縮まり、2位までが進出できるラウンド16に出場する可能性が出てきた。
また、この試合後半にはACL初戦(城南一和)でアゴを骨折したMF中村憲剛が選手交代で出場、チャンスメイクとなるパスを供給して健在ぶりをアピール、約1万人のサポーターを喜ばせた。
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2010年4 月 9日 (金曜日)
川崎市多摩区中野島のナシ園で4月11日に初のコンサート:ナシの花と音楽が春の競演
「白いナシの花の下で音楽を楽しんで」と、川崎市多摩区のJR中野島駅近くの田村果樹園(同区中野島1-7-10)で4月11日午後1時からナシ園を開放した初の音楽会が開かれる。 同園では、現在ナシの花が咲き始め、受粉作業に追われているが、園主の田村忠蔵さんは「サクラだけでなく、川崎の特産品ナシの花を身近で楽しんでもらいたい」とナシ畑を開放してコンサートを開くことにした。出演するのは、市内で活躍するピアニスト浅羽由紀さん、フルート奏者湊愛子さん、シンガーソングライター梨花(りか)さん。ピアノとフルート、オカリナ演奏にピアノの弾き語りを行う。
入場は無料で、雨天の場合は中止。地面に直接座るため、参加者は敷き物を持参してと呼びかけている。
問い合わせは、電話044-944-7941田村果樹園。
2010-04-09 | Permalink | コメント (0)
2010年4 月 8日 (木曜日)
Jリーグ5節・多摩川クラシコは川崎フロンターレが勝利:鄭大世の2ゴールでFC東京を降す
Jリーグ第5節の試合が4月3、4日に行われ、川崎フロンターレはホームの等々力陸上競技場でFC東京と対戦。FW鄭大世が2ゴールをあげ、2対1で勝利した。
写真=フリーキックで2点目を決めてサポーターにかけよる川崎FのFW鄭大世
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多摩川を挟んだ両チームによるダービーマッチとして「多摩川クラシコ」と呼ばれる対戦は、互いに意地がぶつかり合う激しい試合となるが、今回はともにレギュラー選手をけがで欠くうえ、ACLに参戦している川崎Fは過密日程と移動の疲れが心配された。
しかし、試合後の会見で高畠勉監督が「(日本に)残った選手のコンディション調整がしっかりできた」と話したように、鄭大世が、レッドカードでACL第4メルボルン・ビクトリー戦(3月31日)に出場できなかった悔しさをはねのけるように、前半の21分に相手DFのこぼれ球を落ち着いてゴール、後半の61分には直接フリーキックを決めた。同じく帯同しなかったDF寺田周平も、FC東京のFW平山相太に競り勝ち、仕事をさせなかった。また、けがで長期離脱していたMFヴィトール・ジュニオールが後半に短時間だったが出場、明るい材料がそろい始めた。川崎Fにとっては、3月20日から続く週2回ペースの5連戦の最後となるこの試合で、今シーズン最高のパフォーマンスを見せ、昨年のナビスコ杯決勝での敗戦を知るサポーターは満足した様子だった。
川崎Fはホームで4月14日19時からのACL予選リーグ第5戦で1位の城南一和(韓国)と戦う。Jリーグのホーム試合は4月24日14時からヴィッセル神戸と対戦する。
2010-04-08 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)