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2010年5 月31日 (月曜日)

Xリーグ・富士通フロンティアーズがオール三菱ライオンズに勝利 : パールボウル準決勝に進出

100529fujitu01  社会人アメリカンフットボール(Xリーグ)パールボウルグループリーグの2試合が529日に川崎球場で行われた。第1戦に勝った富士通フロンティアーズは午後2時30分からオール三菱ライオンズと対戦、489で勝利し、準決勝に進出した。


写真=タックルをかわしゴールラインに飛び込む富士通のRB進士祐介(#28)の2本目のTD(撮影 : 山本真人)


100529fujitu02  試合は、富士通が第1Q(クォーター)でRB(ランニングバック)進士祐介が2本のDT(タッチダウン) を奪うなど好調な立ち上がりを見せた。しかし、3本目のTDが決まった気の緩みからか、第1Q終了間際に自陣からの攻撃をインターセプトされ、第2Qの開始直後に三菱のWR(ワイドレシーバー、#20)斉藤直人にFG(フィールド・ゴール)を決められた。(写真左)富士通はその後、第2QでRB金雄一、第4QにはWR(ワイドレシーバー)神山幸佑が鮮やかに走り抜けるパントリターンTDなど7本のTDを奪った。一方の三菱は、第4QでQB(クオーター・バック)からのTDを決めて意地を見せたが、反撃もここまで。

第1試合は、鹿島ディアーズが日本ユニシスを64対7で下して準決勝にコマを進めた。
準決勝は6月13日に川崎球場で行われる。富士通は第1試合の午前11時からパールボウル3連覇を目指す鹿島と対戦する。
富士通の藤田智ヘッド・コーチは「きょうは反則や未熟さが目立った。何度対戦しても勉強になる相手で、きょうのようなことがないようにこれから1人ずつレベルアップし、良い試合ができるように準備したい」と勝利にも硬い表情を崩さなかっ
た。

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2010年5 月30日 (日曜日)

アメフトXリーグのパールボウル:アサヒビールシルバースターズが明治安田生命パイレーツにまさかの敗戦

社会人アメリカンフットボール(Xリーグ)のパールボウルのグループリーグ2試合が5月30日、川崎球場で行われ、第2試合のアサヒビールシルバースターズは17対18で明治安田生命パイレーツに敗れた。明治安田生命に先行されたアサヒビールは一度は逆転したものの、再度逆転され、終了間際のフィールドゴールに失敗、涙をのんだ。

2010-05-30 in 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区, スポーツ | Permalink | コメント (0)

狛江市の多摩川河川敷で水防訓練 : ヘリや救命ボートで救出訓練も実施

100523suibou02  水の事故が増える梅雨を前に5月23日、狛江市猪方4丁目先の多摩川河川敷でヘリコプターやボート、車両47台を使った大がかりな水防訓練が行われた。ことしは、狛江市と東京都多摩地区の多摩川に面する17自治体をエリアとする東京消防庁第八消防方面本部(小室憲彦本部長)のメイン会場となり、狛江消防署、狛江消防団のほか関係各消防署と市民など約600人が参加、雨が降りしきるなか真剣な表情で訓練に汗を流していた。

写真=川に落ちた人を助ける水難救助隊の訓練


100523suibou03  午前9時からの訓練は、「東京地方に大型の台風が接近、狛江市内の野川が増水であふれて危険になり床下浸水が発生、多摩川では増水で中州に取り残された人が助けを求めている」という想定で、第八方面各署の関係車両が続々と会場にかけつけた。
会場では、消防隊員らが、積土のう、改良積土のう、クレーンを使った大型土のうの3工法に加え、マンホール噴出防止工法、地下室排水活動などを行った。

100523suibou01  川では水難救助訓練が行われ、航空隊員がヘリから降下して中州に取り残された人を救う吊り上げたり(写真左)、東久留米署のボート隊員と調布消防署の水難救助隊員が救命ボートを使ったり、水に潜って水中の人を捜索する緊張感あふれる訓練を行い、会場を訪れた市民は迫力のある光景に見つめていた。
このほか、都市型災害に備えて町会など組織する狛江市防災会会員や女性防火の会などの市民は、狛江消防署員の指導で土のうの代わりにプランターやダンボール、ゴミ袋など家庭内にある身近な物に水を入れて下水道などからあふれた水が住宅に浸水するのを防ぐ住宅浸水防止工法(写真右)を体験した。

2010-05-30 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, 12)防災・安全, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink | コメント (0)

2010年5 月28日 (金曜日)

JFL・町田ゼルビアが流通経済大に圧勝 : 連敗を食い止める

100516zelvia01  JFL(日本フットボールリーグ)11節の9試合が5月16日に一斉に行われ、FC町田ゼルビアはホーム町田市立陸上競技場で流通経済大学FCと対戦、5対1で圧勝、9節からの連敗を食い止めた。

写真=前半40分、ゼルビアMF太田康介のゴール(撮影 : 山本真人)

ゼルビアは、前節負傷で戦線離脱したFW木島良輔がスタメンに戻り、FW勝又慶典と2トップを組んだ。
100516zelvIa02  試合は、開始2分に勝又のシュートのこぼれ球を木島が入れて先制。その後、ゼルビアの攻勢が続きシュートを連発したが追加点は奪えなかった。
しかし40分にMF半田武嗣のクロスにMF太田康介が頭で合わせ2点目、45分にはDF川邊裕紀が3点目を奪い、守備でも流通経済大FCのシュートをわずか2本に押さえて優位に立った。
後半、58分にセットプレイの流れからFW早稲田昂平のフリーキックでゴールを許したが、70分にMF星大輔が追加点を入れて突き放した。勝又と交代したFW山腰泰博が今期初ゴールをねらうがうこれは入らず、星と交代したMF北井祐季のシュートのこぼれ球を山腰がキーパーをかわしてゴール(写真、撮影 : 山本真人)、交代選手の活躍もあり、5-1で完勝した。

試合後、相馬監督は「連敗した後のホームゲームを勝ててほっとしている。立ち上がりの木島の得点が大きかった。ただ、(無失点のまま)終わるべきところを、後半に失点したのは今後の課題、修正点だ。その後、星、山腰の追加点で終われたことは良かった。連敗を止めたことがすべて」。次節の首位ガイナーレ鳥取戦に向けては「目の前の一戦一戦を戦っていくのみ。自信を持って自分たちのプレーができるようにしたい」と表情を引き締めていた。

2010-05-28 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2010年5 月27日 (木曜日)

川崎フロンターレやFC東京がキャンプ地の宮崎県の口蹄疫被害者に義援金送る

キャンプでお世話になっている恩返しをと、川崎フロンターレやFC東京などJリーグ各クラブが、経済的なダメージなど大きな被害が広がる宮崎県口蹄疫の被災者に義援金を送る活動を始めた。 川崎フロンターレは、5月25日に福家三男強化本部長が、春のトレーニングキャンプを行っている同県綾町を訪れ、選手会(井川祐輔会長)とクラブからの義援金100万円を前田穣同町長に手渡した。井川会長は「毎年トレーニングに集中できる最高の準備をし、私たちを大変温かく迎えていただいている宮崎県の方たちが、今回の口蹄疫被害で苦しまれていることに心を痛めています。選手会として私たちにできることはわずかですが、1日も早く収まることを願っています」などのコメントを発表した。
FC東京も、フロンターレよりひと足早い5月18日に、選手会(塩田仁史会長)と城福浩監督が、キャンプ地の同県都城市を通じて家畜農家に義援金を寄付することを発表した。また、都城市の特派大使に任命されている日本代表の長友佑都選手も個人的に義援金を送ることを表明しており、「義援金だけでなく、今後も積極的に支援活動をやっていきたい」とのコメントを発表した。
この問題では、横浜・F・マリノスも義援金を送ることを5月20日に表明している。

2010-05-27 in 03)健康・福祉 ・医療, 10)社会, b) 川崎市のニュース, d)横浜市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)

東京ヴェルディが5月30日にホーム試合のFC横浜戦で古着や古布を回収 : 水と緑とECO MATCH

東京ヴェルディが国立競技場(新宿区霞ヶ丘町10-2)で5月30日16時から行うホームゲームで、対戦相手横浜FCとコラボレーション協働企画「水と緑とECO MATCH」を実施、来場者から古布・古着を集めるリサイクル活動を行う。

この催しは、ホーム試合の会場でペットボトルキャップの回収などエコプロジェクトに取り組んでいる東京ヴェルディが、2008年3月にJリーグ加盟チームで初めてISO14001認証取得をした横浜FCとの協働エコ企画として、衣替えのシーズンに合わせサポーターと一緒に参加できるエコイベントを実施するもの。
使用済みのユニフォームや古着など、不用になった衣類や古布をスタジアムへ持参し、FC横浜のエコパートナー兼松商事が回収する。回収された古着などは東南アジアを中心とした海外への寄贈や工場用の雑巾(ウェス)として再利用される。ただし、衣類の種類・状況により受付られない場合もある。 受付場所は、メインスタンド側コンコース「東京ヴェルディ横浜FC 特設ECOブース」で、両クラブ先着100人ずつに選手のサイン入り色紙(選手の選択は不可)がプレゼントされる。受付時間は開門から閉門まで。

また、東京ヴェルディが東京コカ・コーラーボトリングから提供されたペットボトルキャップ回収ボックスを設置し、キャップ回収も行う。
ペットボトルキャップは再生資源化してポリオなどのワクチンを購入し、医療設備の乏しい地域の子どもたちへ送る全国的な取り組みで、今回のコラボ企画を記念して、9月12日にニッパツ三ツ沢球技場で行う両チームの対戦試合でも実施される。

このほか、FC横浜と協力関係にあるカーボンフリーコンサルティング(株)の協力で、両クラブのホーム&アウェイ2試合でサッカーボール100万個分の体積のCO2を削減するプロジェクトを実施する。
このプロジェクトは、入場者1人につき1kgのCO2を削減、サッカーボール100万個にあたる1万人分の費用を、日常生活や経済活動によって排出されるCO2を別の手段で相殺するカーボンオフセット事業を行っている同社が費用負担する。

問い合わせは電話044946)3032東京ヴェルディ 1969 フットボールクラブ。

2010-05-27 | Permalink | コメント (0)

6月24日に川崎市臨海部の工業地帯と鶴見線めぐる観光ツアー:参加者を募集

6月24日に催される川崎産業観光ツアーの参加者を現在、募集している。今回のツアーは川崎市臨海部の京浜工業地帯の工場や発電所を見学し、その景観や各企業を結ぶJR鶴見線が生まれた背景などを学ぶ

このツアーは、工業都市として発展してきた川崎市の産業遺跡とその魅力を市民に知ってもらおうと、川崎市と川崎市観光協会連合会が企画協力し、旅行代理店が定期的に催すもの。
2010年度第2弾の今回は、通常の観光バスによる施設めぐりのほか、JR東日本の協力で同社の社員が京浜工業地帯の企業のために敷設された鶴見線の歴史や背景などについて説明する。実際に鶴見線に乗って東芝敷地内にあるJR鶴見線の駅「海芝浦」で下車、工場内から京浜工業地帯の景観を体感する。
コースは武蔵小杉駅午前8時15分集合・出発または川崎駅午前8時40分で、観光バスで鶴見駅から鶴見線に乗り海芝浦−川崎コリアタウン「焼き肉レストラン西の星」(昼食)−デイ・シイ(セメントの製造工程の見学)−東京電力東扇島火力発電所(クリーンな燃料LNGを使用する発電所見学)−川崎駅(午後5時15分)〜武蔵小杉駅(午後5時40分)。
移動は添乗員が同行する大型バスで、車内で川崎産業観光検定に合格したガイドによる案内がある。
対象は小学生以上(小学生は保護者同伴)で、定員は45人(最小催行人数35人)。参加費は昼食・JR乗車運賃等を含め5,500円(おとな・子ども同額)。JR東日本の「大人の休日倶楽部会員」は会員番号を記入すれば500円割り引きになる。
申し込みは、葉書に申込代表者の氏名・年齢・住所・電話番号・申込人数(おとな・子ども別)を記入し、〒110-0005東京都台東区上野7-1-1JR東日本大人の休日センター内「川崎産業観光ツアー係」へ。1枚の葉書で4人まで申し込める。締め切りは6月4日(必着)。応募多数の場合は抽選。
問い合わせは、電話044(200)2327川崎市経済労働局産業振興部商業観光課。

2010-05-27 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b7) 川崎市川崎区 | Permalink | コメント (0)

川崎市環境局が古着類を回収:生活環境事業所で6月4日から12日まで

衣替えのシーズンを迎え、川崎市環境局が「不要になった衣類のリサイクルを」と6月4日から12日まで市内5カ所の生活環境事業所で古着類の回収を行う。


同市では資源物としての古布回収は、町会・自治会、PTAなど集団回収を行う一部の団体が自主的に実施するだけで、行政としては日常的な回収はしていない。しかし、2007年から区民祭などの大きなイベントの会場と、衣替えシーズンに限定して市民が生活環境事務所に持ち込む形式での拠点回収を行っている。
主な回収衣料は、Tシャツ、Yシャツ、下着類、ジーンズ・スラックス、左右そろって破れていない靴下、ネクタイ、ハンカチ・スカーフ、ニットや制帽を除くツバのある帽子、どてらや丹前を除く和服などのほか、冬物衣料も回収する。
回収した衣類は、業者から問屋を経て大半は東南アジア諸国に輸出され、利用できない一部のものはウェス(機械手入れ用ぞうきん)に加工される。リサイクルが 目的のため、汚れたり破れたりした衣類は受け付けない。
期間中の6月6日は受付を行わない。回収時間は午前9時30分〜11時30分と午後1時30分〜3時30分。古布の拠点回収全体についての問い合わせは電話044(200)2579川崎市環境局減量推進課。

<回収場所>
 ○南部生活環境事務所 044(266)5747 川崎区塩浜4-11-9
 ○川崎生活環境事務所 044(541)2043 川崎区堤根52
 ○中原生活環境事務所 044(411)9220 中原区中丸子155-1
 ○宮前生活環境事務所 044(866)9131 宮前区宮崎172
 ○多摩生活環境事務所 044(933)4111 多摩区枡形1-14-1


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2010年5 月24日 (月曜日)

Xリーグ・パールボールのグループリーグが開幕:富士通フロンティアーズが東京ガスに圧勝

100515fujitu01  社会人アメリカンフットボールの1部リーグ−Xリーグの2010年シーズンが開幕、同リーグ東日本の覇者を決める「第34回パールボウル」が5月1日から始まった。昨年準決勝戦で敗れ2連覇が阻まれたD組の富士通フロンティアーズは、大会3日目の5月15日に初戦のオール東京ガスクリエイターズと対戦、8本のタッチダウンなどで52対7と圧勝した。

写真=第3Q、残り1ヤードに飛び込んでタッチダウンを奪った金雄一(#30・撮影 : 山本真人)

パールボウルは、12チームを4ブロックに分けてリーグ戦を実施、各ブロックの1位が準決勝に進出、7月1日に決勝戦を行う。大会は、各ブロックのリーグ戦と準決勝は川崎市川崎区の川崎球場で、決勝戦は東京ドームで行われる。ことしからルールが一部変更され、リーグ戦も1クォーター15分になった。
100515fujitu02富士通対東京ガスの試合は、富士通がランニング・バック金雄一が第1Qの7分32秒に先制TDを奪うと第2Q、第3Qでもそれぞれ1本TDを決め、同じポジションの進士祐介も第2Q、第3Qで各1本のTDを奪うなどランニング・バックが大活躍。点差が開いた後半は、次々とメンバーを交替、第4Qには3人目のクォーター・バック平本恵也がワイド・レシーバー強盛へ46ヤードのタッチダウンパスを成功させ、登録の60人の選手全員が出場して順調に初戦を飾った。
一方、この試合が2戦目の東京ガスは、第1Q終了前に富士通陣内深くまで侵攻し、第2Q開始直後にランニング・バック片山敦夫が走り込んでTD(写真左)を奪って反撃、攻守切り替え直後にはディフェンス陣がクォーターサックを決めて富士通の攻撃を阻むなど意地を見せたが、その後は、引き締めを強めた富士通ディフェンスに攻撃を阻止され大差で敗れた。
富士通は5月29日午後2時からオール三菱ライオンズと対戦する。

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2010年5 月21日 (金曜日)

川崎市の生田緑地で植樹祭:緑の川崎めざし100万本植樹スタート 市民がクヌギなど3000本

100516syokuju01  「かわさき生田領地植樹祭」(川崎市、神奈川県主催)が5月16日、川崎市多摩区枡形の生田緑地で行われ、午前8時から家族連れなど約1,000人がクヌギやコナラなどの若木約3,000本を植えた。続いて9時20分からオープニングセレモニーとタイアップセレモニーが行われ、阿部孝夫市長や松沢成文知事らが出席、そろって植樹をしたほか、市立橘高校吹奏楽部、川崎市名誉文化大使でソプラノ歌手の雨谷麻世、シンガーソングライターの白井貴子さんが演奏や歌を披露、音楽を通して緑の大切さを訴えた。会場には、市内で自然保護活動などを行っている市民団体などのテントが並び、日ごろの活動の成果などを展示、熱心に質問する人もいるなど、交流を深めていた。

写真=記念植樹として苗木に土をかける松沢知事(左から2人目)、阿部市長(3人目)

100516syokuju02  川崎市は2005年から「市民10万本植樹運動」を市民や事業者と協働で行ってきたが、「全国植樹祭かながわ2010」のサテライト開催を機に、この運動を拡大、2024年の市制100周年に向けて「市民100万本植樹」を行うことにした。この日の植樹祭は、そのスタートにあたる。
100516syokuju03  この日は、生田緑地ばら苑北側の急斜面に、多摩丘陵の雑木林を代表するクヌギ、コナラなどの高さ30cmほどの若木を植えた(写真左上・右上)。この苗木は、斜面の周辺で採集したドングリを東生田小学校の児童や市民が育ててきた。午前8時過ぎから訪れた人たちは、苗木を手に斜面を登り、用意された穴に植えて、ていねいに土をかけながら「早く、元気に育つといいね」などと話していた。

100516syokuju05  午前9時20分からは「オープニングセレモニー」、23日の全国植樹祭との「タイアップセレモニー」がばら苑南側に設けられた大テントで催された。橘高吹奏楽部の見事な演奏(写真左上)に続いて、雨谷さんが2011年度の小学5年生の音楽の教科書に採用される「僕にできること」、「アメージングソング」などを美しいソプラノで披露、参列者を喜ばせた(写真右中)

続いて阿部市長が「これまで毎年1万本の植樹を市内で進めてきたが、市制100周年までに100万本をめざした取り組みを、この植樹祭からスタートさせる。多くの市民に協力してもらって緑いっぱいの川崎をつくっていきたい」とあいさつ、松沢知事は「子どものころ生田緑地ではよく遊んだが、改めてまとまった緑の大切さを感じた。神奈川県での全国植樹祭は初めてだが、実はその開催のきっかになった地。県内の森林は荒れてしまっているが、50年がかりで再生に向けて取り組んでいるので、ぜひ協力を」と呼びかけた。
100516syokuju07  続いてステージで阿部市長、松沢知事らが東生田小の児童から受け取った苗木にスコップで土を入れる“記念植樹”を行った。
「タイアップセレモニー」では、第6回「わがまち花と緑のコンクール」緑地部門表彰式が行われ、里山景観賞に選ばれた9団体、緑のパートナーシップ賞の5団体に阿部市長から表彰状が手渡された。
宮前区のボーイスカウト川崎54団の子どもたちが「わたしたちは地球にやさしい緑豊かな川崎をめざして100万本運動をスタートします」と「緑の宣言」を行い、続いて植樹祭のテーマキャラクターの「かなびんちゃん」に未来へのメッセージを詰めたタイムカプセルを手渡した(写真左中)

100516syokuju08  最後に、白井さんが植樹祭かながわ大会のテーマソング「森へ行こう!」などを歌って、緑の大切さを訴えた(写真右下)

会場では、市民団体による自然保護の取り組みなどの活動を紹介したテントが並び、訪れた人たちと交流を深めていた。
100516syokuju09  「花と緑のコンクール」の表彰者は次の通り。
里山景観賞=多摩緑地保全地区(こもれびの会)(多摩区)、津田山緑地里山の会(高津区)、飛森谷戸の自然を守る会(宮前区)、中原区市民健康の森(中原区)、早野聖地公園里山ボランティア(麻生区)、日向山うるわし会(多摩区)、まほろばの会(多摩区)
100516syokuju06  緑のパートナーシップ賞=麻生区市民健康の森(麻生多摩美の森の会)(麻生区)、海風の森をMAZUつくる会(川崎区)、木こりの会(麻生区)、高津区市民健康の森を育てる会(高津区)、水沢森人の会(宮前区)。


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