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2018年7 月21日 (土曜日)

狛江駅北口の泉の森会館で和紙人形展 : 江戸情緒たっぷりの大作29点

180719ningyouten01狛江駅北口の泉の森会館2階ギャラリーで、歌舞伎の世界や江戸時代の職人や商人を題材にした細部にわたって表情豊かでユニークな創作和紙人展が7月23日まで開かれている。

写真=展示作品

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柴山恵以子さんと歌舞伎を題材にした作品

製作したのは、狛江市元和泉の柴山恵以子さん。柴山さんは子ども時代から人形作りが好きで、ひな祭りには自分で作った人形を飾ったこともあるという。
結婚後は家事や子育てなどで忙しく人形作りから遠ざかっていたが、約40年前にデパートで千代紙の下野人形を見て感動、作品を展示していた人形作者の息子でプロダクトデザイナーとしても活躍していた人形作家の内海清春さんの人形教室に入った。
柴山さんははじめは動きの少ないやや平面的な下野人形を作っていたが、次第にもっとダイナミックな動きがある立体的な人形を作りたいと思うようになり、内海さんや教室の仲間らと試行錯誤の末、四国の山間部で作られる和紙を湿らせて絞り、体の芯の部分を針金で作って綿を巻きつけ、
現在の人形の形となった。顔の部分は鼻や口の形を作り目も書き入れており手足も表情豊かで髪はこよりで束ねてあり、染めた和紙に模様を描いた着物を重ね合わせている。
180721ningyou04-4展示している人形は「滝夜叉姫」「紅勘」「切られお富」など柴山さんが好きな歌舞伎など古典芸能を題材にした人形の23組と、江戸時代の仕事に書いた雑誌「商売往来」に出てくる屋台の蕎麦屋、大八車に積んだ米を運ぶ米屋など6組の作品。いずれも一体作るのに3カ月以上もかけた力作で、商売往来の作品の大八車など人形以外の小道具は手先の器用な夫が手伝ってくれたという。
同展は元和泉1丁目町会(石井久雄会長)が町会活動の活性化とともに会員同士が知り合える機会を増やそうと昨年女性部を創設、同部の初イベントとして優れた技を持つ杉山さんの作品を紹介することになった。
開場は時間は、22日までは16時30分、最終日の23日は15時30分に3カ月以上もかけた力作だ。
入場は無料。
問い合わせは☎03-5497-5444泉の森会館

2018-07-21 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, 09)市民活動, a) 狛江市のニュース | Permalink

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