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2014年1 月31日 (金曜日)

サッカーJ3リーグが創設:3月9日に開幕戦、FC町田ゼルビア、U22選抜含む12チームが熱戦

140129J3kaiken 04今シーズンから新たに創設されるサッカーJ3リーグの概要を説明する記者会見が1月29日に文京区のJFAハウスサッカーミュージアムで開かれ、開幕カードやU22選抜チームの監督、ユニフォームなどが発表された。初戦は3月9日に行われ、FC町田ゼルビアをはじめ所属する11チームに加えU22選抜の12チームが11月23日まで熱戦をくり広げる。

写真=U22ユニフォームと会見に出席した右から原博実二本差カー協会技術委員長、高田真二スカパー社長、大東和美jリーグチェアマン、高畠勉U22選抜監督

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会見に出席した大東チェアマンらと11チーム代表

会見には、大東和美Jリーグチェアマン、日本サッカー協会の原博実技術委員長、U22選抜監督に就任した高畠勉氏、J3リーグ11チームの代表者などが出席した。
J3は「豊かなスポーツ文化の振興及び国民の心身の健全な発達への寄与」というJリーグの理念を広めることを目的に創設された。FC町田ゼルビア、グルージャ盛岡、ブラウブリッツ秋田、福島ユナイテッドFC、Y.S.C.C.横浜、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、藤枝MYFC、ガイナーレ鳥取、FC琉球の11チームに加え、Jリーグ・アンダー22選抜の12チームで構成、3月9日から11月23日まで3回選総当たりのリーグ戦(全33節)を行う。
試合方式、勝敗の決定はJ1、J2と同じだが、ベンチ入りできるのはJ1・J2より2人少ない16人以内で、うち外国人選手は2人(Jリーグ提携国のタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシアの国籍を有する選手は1人追加が可能)まで。試合中の交代は逆に2人増え5人以内となる。
1位のチームは基本的に自動昇格で、2位は入れ替え戦に参戦できる。ただし、いずれもJ2のクラブライセンス取得している必要がある。また、U22選抜チームは昇格対象外。入れ替え戦は、第1戦が11月30日、第2戦が12月7日の予定。

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就任の挨拶をするU22選抜監督の高畠氏

注目のU22選抜は、J1・J2でプロ契約しJFA登録している1992年1月1日以降に生まれた日本国籍を有する選手が対象。選手はJ1・J2に所属する選手の中から、所属元クラブの同意を得て70人程度が選抜される。監督は、その中から試合ごとに16人を選んで招集、試合前日に練習を行って試合に出場し試合後に解散する。
初代監督には、元川崎フロンターレ監督で2013年にU17日本代表コーチ兼U18日本代表アシスタントコーチを務めた高畠勉氏(45)が就任する。

大東チェアマンは「J3創設はJリーグの大きな3つの成長戦略のひとつ」と前置きし(1)日本のサッカーマーケットを拡大しビッグクラブをさらに大きくする(2)クラブ経営の安定化、スタジアム観戦環境の整備(3)サッカーマーケットのすそ野を拡大することが目的と話し「百年構想の具現化施策」と意義を語った。
U22の創設については、原技術委員長が「若い世代を実戦で鍛えることが目的。ことしは2016年のリオデジャネイロ五輪メンバーになれる選手を積極的に使いたい。J3リーグで活躍して、早く所属クラブで試合に出られるようになってほしい。これまで3年かかっていた成長を、1年くらいで実績を積ませたい」と説明した。交代枠が5人以内というのも出場機会を増やすことが目的だという。
高畠監督は「フロンターレにいた頃からこの年代の強化が重要だと常々考えていた。サテライトリーグがあった時は良かったが、なくなったいま、この年代の強化は最重要課題だ。選手選考、運営面でいろいろ難しいことはあるが、選手の育成、この年代の強化をしてなんとかオリンピックにつなげていきたい。他のJ3チームと真剣勝負をして、リーグを盛り上げていきたい」と挨拶、「リオ五輪につなげるため、手倉森誠U21日本代表監督の考え方をベースに、選んだ選手の潜在能力を伸ばし、オールアウェーの戦いでタフな選手に育てる。どれだけパフォーマンスを出せるか楽しみで、優勝をねらう」と力強く話した。


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2014年1 月30日 (木曜日)

川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムが展示替え : 犬をモチーフに原画約140点を展示

140129fujikomuse 06川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市多摩区長尾2-8-1)が、展示室の内容を大幅に変更、1月30日から犬にスポットを当てた新展示「大長編ドラえもん のび太の大魔境と世界最古の相棒たち」が始まる。展示期間は6月末までの予定。

写真=企画室2のまんがをプリントした紗幕や原画 
(c)Fujiko-Pro

140129fujikomuse 012011年9月にオープンした同館は、開館2周年前の2013年8月28日に入館者が100万人を超えた川崎市の人気スポット。
同館では藤子・F・不二雄ファンに新たな魅力を発信するために、昨年1月に大幅な展示替えを行い、藤子さんのライフワークだった『大長編ドラえもん』を3期に分けて展示した。

2回目の展示替えとなった今回は、動物付きの藤子・F・不二雄さん自身も飼っていた、人間の最古の相棒=犬にスポットを当て、大長編ドラえもんシリーズ3作目「のび太の大魔境」を中心に、展示室2の内容を一新した。「のび太の大魔境」は、犬が独自の進化を遂げて築いた王国へ、ドラえもんとのび太らが冒険の旅に出かける話。
展示室では
柱や壁に77点の原画と漫画のシーンをプリントした大きな紗幕(しゃまく)に光を当てたり、壁紙にも漫画をプリント、入り口には立体的なレリーフをあしらって作品世界を演出している。
展示室1の作品も一部入れ替え、エスパー魔美に登場するコンポコ、『バウバウ大臣』のバウバウなど他の漫画作品に登場する犬をモチーフにしたキャラクターが描かれた原画など42点を公開、藤子さんが愛犬と散歩する写真も展示している。

140129fujikomuse 03公開に先立ち、29日に報道機関や関係者に内覧会が開かれ、伊藤善章館長が「来館者にいつも新しさを与えられ、笑顔の絶えないミュージアムでありたい」などと展示替えの趣旨を説明した。また砂田慎治川崎副市長は「昨年、藤子先生の80回目の誕生日を記念して市内の全小学校113校にドラえもん全50巻を寄贈してもらい感謝しています。子どもたちはテレビアニメとは異なる漫画のドラえもんに新たな楽しみを見つけています。命あるものへの愛情にあふれる作品をおもてなしの気持ちで展示しているミュージアムで、多くの人が心なごむ時間を過ごしてもらいたい」と来館を呼びかけた。
140129fujikomuse 04展示替えに伴い、ショップでは犬のキャラクターのクリアファイル、雪だるまドラえもんチョコレートなど新しいグッズが販売される。人気のカフェでは「のび太の大魔神」に登場するヘビー・スモーカーズ・フォレストをイメージしドライアイスに水をかけて煙が出る仕掛けを施したハッシュドビーフとチキンオムライスのプレート「大魔境プレート」(1500円、写真左)、「大魔境ドラミス」(700円)などの新メニューもお目見えする。このほか、ギフトコーナーショップではドラえもん・ドラミ・鈴の3種類の形をした「ドラえもんパスタ」(乾燥パスタ 680円)を新発売する。

バレンタインにちなみ2月7日からスイーツフェア

同カフェでは、バレンタインデー(2月14日)とホワイトデー(3月14日)にちなみ2月7日から3月14日まで「SF〜スイーツフェア2014〜」を開催、「魔美のハートムース」、スネ夫ヘアークレープ、チンプイパンケーキなどの特別メニューを販売する。期間中はショップで、対象商品を2点購入ごとに特製のポストカードをプレゼントする。

問い合わせは電話0570-055-245(9時30分〜18時)またはHPはこちら>

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2014年1 月28日 (火曜日)

川崎市麻生区で福田市長を囲み初の車座集会 :待機児童や環境、交通問題で市民と意見交換

140127kurumazasyukai 01川崎市麻生区役所で1月27日18時30分から福田紀彦市長が身近な政策について市民から直接意見を聴く、初の区民車座集会が開かれた。区民30人が保育や中学校給食、緑地の保全などについて発言、約1時間30分にわたって意見を交わした。

写真=区民の意見に立って答える福田市長

車座集会は福田市長が昨年の市長選挙で公約に掲げ、当選後の会見で毎月1回1区ずつ回り持ちで開催すると話していた。
今回は、市政だより麻生区版や区のHPなどで広報、当日16時に整理券を配布して発言者を受け付けた。
会場には15時過ぎからシニア世代を中心とした区民が次々と会場を訪れ、16時の整理券配布前に発言者の定員30人に達するほどで、発言者以外に39人が傍聴するほど関心が高く、区選出の議員も見学に訪れた。

市からは、福田市長のほか多田昭彦麻生区長が出席、総務局市民情報室の職員が進行役を務めた。発言者は事前にカードに意見を書いて提出、その結果、待機児童、中学校給食・給食、有償ボランティア、環境、福祉、その他の7項目に分類し、1人90秒以内でテーマごとに意見を述べてから市長が答える形式が取られた。
待機児童については、認可保育園と認可外保育園の補助金の支出などについの質問が出され、市長は「公平性の立場から認可外の保育料の補助をいまより拡充、保育の質も同じになるよう体制を整えたい」と説明した。
中学校給食・教育については市民から自校方式や小学校の給食室を利用して近くの中学に届ける「親子方式」での早期実現、学校図書館に司書の配置などの要望が出された。これに対しては「おいしくて温かい、栄養がとれることを前提に検討中だが、限られた財源なので民間でできるものは民間でやってもらいたい」と答えるにとどまった。
環境問題については「市内の緑の4割が麻生区にあるが、次世代につなぐためにトラスト基金条例を制定してほしい」などの意見が出され、市長は「基金については研究させてもらいたい」と関心を示した。
交通問題では、横浜市営3号線の延伸、区内の地下を通るリニア新幹線の影響、岡上地区などでのコミュニティーバス導入などの意見が出され、「3号戦の延伸など鉄道ネットワークの重要性は感じるが(政策実現の)優先順位がある。コミュニティーバスは民間バス会社と話し合いたいが、(市民も)自立自発的に考えてほしい」と即答を避けた。

このほか、区への分権、成長第一路線で乱開発したツケがきており長期的には心配、公共施設への新テクノロジーの導入、副都心にふさわしい街づくりなど、多岐にわたる意見が出された。市長は「区をミニ市役所化する仕組みについて区長と議論中でもう少し待ってほしい」などと答えた。
30人からすべての意見が出された後、20時過ぎに市長が「限られた時間の中で多くの意見をもらえ、市庁舎の中ではわからない多くの課題や、麻生区ならではご意見をうかがえる有意義な機会だった。(集会の開催)時間帯や参加の仕方についても検討し、多くの市民の声を聴きたい」と挨拶して終了した。
中学校給食について発言した杉目待子さんは「これまでは市側の説明を一方的に聴くだけだったが、きょうは市長がていねいに説明したことを評価したい」と話した。また傍聴者からは「少人数でやる良さを感じ、タウンミーティングよりおもしろかった」と評価する意見がある一方、テーマごとにもっと深い意見交換を期待したい、週末の参加しやすい時間帯にしてほしいなど、改善を求める声も聞かれた。
2回目の車座集会は、2月21日19時から川崎区役所で開かれる。

 

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川崎市麻生区の麻生不動院でだるま市:寒気緩みにぎわう境内、ただし財布のヒモは緩まず

140128daruma01川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で「関東納めのだるま市」が1月28日に開かれ、縁起物のだるまを求める人でにぎわった。

写真=だるま屋でだるまをえらぶ客(撮影・角田珠子)

140128daruma02同院のだるま市は、旧暦で関東地方で最後に開かれることから「納めのだるま市」と呼ばれて親しまれている。
普段静かな境内や沿道には、だるまをはじめ植木や食べ物を売る露天が並び、にぎやかな売り声が響いた。寒気が緩み、おだやかな陽気に誘われて訪れる人も多く、11時から13時頃のピーク時はラッシュアワーの電車並みの混雑となった。
売れ筋は4号から5号の2000円から3000円程度のだるまで、値段はほぼ昨年並み。
ただ、だるま店の話によると、景気の好転がいわれている割りには、お客の財布のヒモは固いといい、だるまさんもちょっぴり渋い顔。それでも、常連客の多くはこれまでより大きめのだるまを買う人が多いという。
同院は「火伏せの不動」とも呼ばれ、火難にご利益があるとされており、本堂ではお札などを買い求める人でにぎわっていた。

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2014年1 月26日 (日曜日)

FC町田ゼルビアが新体制発表 : 25周年で基礎作り直しJ2昇格めざす


140125zelviasintaise 06今季からスタートするJ3に所属するFC町田ゼルビアが1月25日、町田市の玉川学園講堂で2014年のチーム方針や新加入選手紹介、ユニフォーム、キャッチ・フレーズなどの新体制を発表、約550人のサポーターを前にチームの基礎を作り直しJ2昇格を誓った。

写真(撮影 : 山本真人)=新体制発表でサポーターととも相馬監督、全選手が記念撮影

140125zelviasintaise 02同クラブは、2011年からサポーターを招待して新体制を発表しており、会場にはレプリカユニフォームやチームグッズを身につけ、カメラを持った熱心なサポーターで熱気にあふれた。
発表会には、下平浩之社長のほか今シーズンから指揮を執る相馬直樹新監督のほかコーチングスタッフ、全選手26人と守屋実相談役らチーム首脳とスポンサーらが出席した。
はじめに下川社長が「昨年はJFL4位に終わり悔しい思いをさせました。シーズン終了後に行われたサポーターカンファレンスの意見を取り入れ、選手の選考に力を入れ、新たに14人の選手を迎え、ここにいる26人で1年間戦います。昨年は簡単に昇格できると思っていましたが、J3 140125zelviasintaise 08は甘くはないので、若手をしっかり育てて基礎を作り直しJ2昇格をめざします。またスタジアムを満員にすることを大きなテーマにしていますので、皆さんの力で1万人のスタジアムにしたい。12月にいい結果が出せることを目標にがんばります」と挨拶した(写真左)その後、選手や監督らがサポーターとハイタッチしながら客席を通って次々と舞台に上がった。
続いて丸山竜平強化部長が「町田に生まれ育ち、FC町田の選抜チームで活動して大学卒業後はゼルビアに入り、選手としてだけでなく、クラブスタッフとして仕事をしてきて、今季強化部長になりました」と自己紹介、「ことしは1年でJFLに降格した経験を生かし、基盤をきちんと作ってJ2でしっかり戦えるチームにします。監督と話し合い、ゼルビア初のフィジカルコーチを招きました。(全員が)同じ方向に向かえば可能性は未来につながります。ファン、サポーターの力はクラブの総合力になります。シーズン最後に良かったと喜びをわかち合えるようにしたいので、一緒に戦って」と呼びかけた。

140125zelviasintaise 03これに答えてサポーターの武藤駿介さん(20歳)から「一昨年、昨年のような苦しいシーズンにしたくない。みんな一体となったチームにしてほしい。僕たちは一生懸命サポートしていくのでよろしく」と飛び入りの発言が出され、客席から拍手が起きた。相馬監督が「さきほど(サポーターから)お帰りなさいと言葉をかけてもらい、支援してくださることに感謝しています。25周年に戻ってきたのは何かの縁でそれを大事にしっかり戦っていきたい。ことしはチャレンジの1年にして一歩一歩限界を越えていきます。積み重ねをしっかりしながら私自身、選手、スタッフと可能性を広げていきますので、チームに力を貸していただき、ともに昇格の喜びを味わいたい」と話し、新入団選手が一人ずつ挨拶して、ユニフォームや背番号を発表した。
140125zelviasintaise 05ことしのキャッチ・フレーズは「 超戦 次の25年にツナグために」で、守屋実代表が「トップチームが誕生してことしで25年になります。1996年からは町田にJリーグチームを実現するという地域の願いを背負い、選手やスタッフは仕事を持ちながら挑戦し続けてきた。その姿に感動した方々の輪が膨らみ、Jリーグ昇格をつかみ取りました。しかしこの2年間思うような結果が得られなかったことを総括し、チームのDNAをつなげ、J2でしっかり戦えるチーム作りを始め、将来はJ1を目指す第一歩にします。前の25年を超える熱い気持ちと粘り強い歩みを重ねて、大きな夢をつかみ取りたい」と説明した。
140125zelviasintaise 01最後に、来賓の石阪丈一市長が「私は前のオリンピックの時、(サッカー競技の)ボールボーイをした経験があります。町田にトップチームがあり、選手一人ひとりが子どもたちの夢になっています。ひとつの町にひとつのチームを持っていることが大事で、みんなが支えるのが大切です。2020年のオリンピックの年には、(町田で)五輪参加国の試合ができ、ゼルビアがJ1に昇格していることを夢見ています。いま、競技場のピッチを改修中で、今季から堅かったピッチが少し柔らかくなり(選手の)足の負担が少なくなると思います。市もがんばってスタジアム環境を整えますので、みなさんゼルビアを応援してください」と未来への大きな夢を交じえて挨拶した。
フィナーレには昨年サポーターからベストいぶし銀プレーヤーに選ばれた
ゼルビア5年目の藤田泰成選手が「選手は力の限り挑戦していますが、苦しい時もあるので皆さんも一緒に挑戦してください」とアピール、会場から大きな拍手が送られた。
開会前には、会場となった玉川学園吹奏楽部がカルガリーオリンピック公式テーマ曲などを演奏、会場に花を添えた。
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狛江市のむいから民家園で消防訓練:貴重な文化財守ろう、カヤ葺き屋根に水煙

140126bunkazai04「文化財防火デー」の1月26日、狛江市元和泉2丁目のむいから民家園(狛江市立古民家園)で消防演習が行われ、狛江消防署や消防団、ボランティアなどが参加、逃げ遅れた人の救助や消火訓練などを行った。

写真=旧荒井家住宅主屋めがけて一斉放水

140126bunkazai01この訓練は、貴重な文化財を火災から守ろうと例年行われているもので、この日は車両4台、消防署員15人、消防団員4人、災害時支援ボランティア8人、民家園の自衛消防隊4人に加え、同園のボランティア約10人が参加した。
140126bunkazai02午前9時30分に同園にある市指定文化財の旧荒井家住宅主屋から出火したという想定で、同園の自衛消防隊が119番に通報、消火器を使って初期消火にあたるとともに(写真左上)、屋根の上部に設置されたドレンチャーや備え付けの消火ホースで放水を行った。続いて通報で消防車がかけつけ、逃げ遅れた人を主屋から救助(写真右)、災害時支援ボランティアがタンカで運んだあと(写真左下)、屋根をめがけて一斉に放水した。普段は静かな園内は、緊迫した雰囲気に包まれ、訪れた人たちも緊張した様子で訓練を見つめていた。
140126bunkazai03藤原孝幸署長は「昭和24(1949)年のこの日に法隆寺の金堂の壁画が焼失したのがきっかけに文化財保護法が制定された。狛江市内には先人が築き上げた文化財があるので、それを守り伝えるために、こうした訓練は欠かせない。これからも貴重な文化財を市民と一緒になって守っていきたい」と話していた。

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2014年1 月25日 (土曜日)

3月21日になかはらミュージカル「水の郷(さと)のものがたり」公演:観覧希望者を募集

川崎市中原区が、中原市民館で3月21日に催す「なかはらミュージカル 水の郷(さと)のものがたり」の本公演の観覧者400人を1月31日まで募集している。

なかはらミュージカルは、2013年に中原区地域課題対応事業のひとつとして出演者を公募、中原区の歴史を題材にしたオリジナル脚本をもとに、プロダンサーやボイストレーナーなどの指導で約半年のけいこを行って公演、好評を呼んだ。
今回の作品は、昨年の作品をアレンジした内容で8月4日にオーディションを行い、配役を決め54人がダブルキャストでけいこを重ねている。
公演は15時からの雪組と18時30分からの花組の2回。花組の公演は小学生のみの観劇はできない。
希望者は、往復はがきの往信裏面に、なかはらミュージカル、希望の公演(雪組、花組の別)、郵便番号、住所、指名(ふりがな)、電話番号、希望人数(1枚で2人まで)と、返信面の表に応募者の郵便番号、住所、氏名を明記し、〒211-0004 川崎市中原区新丸子3-1100-12 中原市民館へ1月31日(消印有効)までに送る。小学校低学年は保護者の同伴が必要。定員は各回200人で応募多数の場合は抽選となる。
観覧は全席自由で、無料。
本公演に先立ち、3月19日と20日の18時からプレ公演も行う。こちらは事前申し込みは不要で当日280人まで入場できる。
問い合わせは電話044-433-7773中原市民館。

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2014年1 月24日 (金曜日)

FC町田ゼルビアが1月24日に町田天満宮で必勝祈願:J2復帰、ことしこそ

140124hisyokigan 02ことしこそJ2復帰をーー今シーズンスタートするJ3で戦うFC町田ゼルビアが、1月24日にJR町田駅近くの原町田1丁目の町田天満宮で下川浩之社長ら首脳陣と相馬直樹監督、全選手が参加して必勝祈願を行った。

写真=池田泉宮司からおはらいを受ける首脳陣と選手ら


140124hisyokigan 03同クラブは、2010年から同神社で必勝祈願を行っている。
この日は、下川社長のほか丸山竜平強化部長、同クラブの
アカデミーを運営する守屋実NPO法人アスレチッククラブ理事長らのほか相馬監督、選手28人がスーツ姿で14時過ぎに同神社を訪れ、池田泉宮司からおはらいを受け、「必勝」の文字と監督・全選手のサイン入りボールを奉納(写真左)。宮司の祝詞の後、下川社長らが柏手を打って、チームの勝利を祈りお札を授かった。
相馬監督は「平日なのにサポーターに来ていただき感謝している。勝利とともに選手のケガがないように祈りました。今週から明るい雰囲気で練習をしているが、これから少しずつ厳しい練習に切り替え、2月3日からのキャンプに臨みたい」と話した。
チームは明日25日に、玉川学園講堂で、新ユニフォーム、背番号、シーズンキャッチフレーズなどの新体制を発表する。

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川崎市麻生区の麻生不動で1月28日にだるま市

130128daruma02川崎市麻生区下麻生の麻生不動院で1月28日、恒例のだるま市が開かれる。
旧暦で関東地方で最後に開かれることから「関東納めのだるま市」として親しまれており、毎年多くの人が縁起物のだるまなどを求めに訪れる。

写真=麻生不動境内の昨年のだるま市

 

麻生不動院は、もともと火伏せの神様としての信仰があつく、神棚や火を使う台所に張るお守りなどを売る。また境内や参道では8時頃から17時頃まで境内や沿道に約400店の露店が出店、だるまや植木などのほか乾物、焼きそば、お好み焼きなどの食べ物の店がずらりと並ぶ。
当日は最寄りの小田急線柿生駅などから臨時バスも増発される。

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Jリーグ得点王の大久保嘉人選手に川崎市がスポーツ特別賞

140120okubo 03川崎市は1月20日に、2013年のJ1リーグの得点王に輝いた川崎フロンターレのFW大久保嘉人選手に川崎市スポーツ特別賞を贈った。

写真=福田紀彦・川崎市長やサポーターから祝福される大久保選手

140120okubo 04武田信平社長とともに15時30分に川崎市役所を訪れた大久保選手は玄関で職員の拍手に出迎えられ、笑顔で贈呈式の行われる講堂に入った。
福田紀彦市長から賞状とサッカーボールをデザインしたクリスタル製のトロフィーを手渡された(写真左)
大久保選手は、川崎への移籍1年目で26得点を挙げて得点王を獲得、その功績をたたえてスポーツ特別賞を贈ることが決まった。スポーツ特別賞はこれまで、W杯南アフリカ大会に出場したフロンターレの中村憲剛選手らに贈られている。
福田市長は「昨年は(3位になった)チームの躍進に貢献し、市民に感動を与えた。ことしも市民一丸となってフロンターレと大久保選手を応援するので、初タイトルと2年連続の得点王を獲得してください」と激励した。
大久保選手は「移籍1年目ですばらしい賞をもらえてうれしい。賞に恥じないように努力して、感動を与えられる選手になりたい」と喜んでいた。
贈呈式にはサポーターも参列、大久保選手とともに記念写真に収まり、喜んでいた。

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