« 2013年11 月 | メイン | 2014年1 月 »

2013年12 月31日 (火曜日)

天皇杯準決勝・FC東京がサンフレッチェ広島にPK戦で破れ、決勝進出ならず

131229tennohaifctokyo 05第93回天皇杯全日本サッカー選手権大会の準決勝が12月29日に国立競技場(東京都新宿区)で開かれ、FC東京はサンフレッチェ広島と対戦した。試合はリーグ戦でV2を果たした広島相手にFC東京も一歩も譲らず互角の試合を展開、延長戦を含め両チームとも120分間無得点でPK戦にもつれ込んだ。先に2本失敗した広島がGK西川周作(#1)の攻守の活躍でピンチを跳ね返し、5対4で奇跡的に勝利を引き寄せて決勝に進出。FC東京は後一歩のところで涙をのんだ。
もう一つの試合、横浜F・マリノス対サガン鳥栖戦はマリノスが2対0で勝ち、決勝にコマを進めた。元日決戦は、リーグ優勝の広島と準優勝の横浜F・マリノスの対決となる。

写真=PK戦で、4人目のキッカーに志願し、PKを決めた広島GK西川周平(撮影 : すべて山本真人)

131229tennohaifctokyo 01
広島FW佐藤寿人(#11)の攻撃を防ぐ東京MF米本拓司(#7)

FC東京は準決勝進出が5回目で、J2だった2011年以来2年ぶり2回目の優勝をめざした。一方の広島は、前身の東洋工業時代を含め準決勝進出は27回目。1965年と1969年に優勝しているが、Jリーグ発足後は4回決勝に進んだものの敗れており、いまだ優勝の経験はなく、リーグ覇者の意地をかけた負けられない試合だ。
国立競技場は、FC東京側ゴール裏は地元東京のサポーターで埋め尽くされ第2ホームのような雰囲気。広島側も旗や大きなフラッグ、チームカラーのタオルを振るサポーターも多く、26,709人の観客が試合の行方を見守った。
試合は、両チームともワントップと同じシステムの慎重な立ち上がりで始まり、互いに前線にボールを運ぶが、リスク管理を徹底してFWに決定的な仕事をほとんどさせず、前半を0対0で折り返した。

131229tennohaifctokyo 02
広島のシュートを東京GK塩田仁史(#1)がセーブ右手

後半もこの状態がしばらく続き、互いに何度かあったチャンスもGKの好守でしのいだ。延長を意識して広島が86分にFW佐藤寿人(#11)を下げてMF野津田岳人(#24)を投入、FC東京も89分にFW渡邉千真(#9)をMF石川直宏(#18)に替えた。延長戦に入ってからも互いに攻撃的な選手を入れてゴールをこじ開けようと試みたが、不発に終わった。
PK戦はFC東京のサポーターが陣取る側でFC東京の先行で行われた。FC東京は3人目まで成功、広島は最初のキッカーがFC東京GK塩田仁史(#1)に止められ、3人目が枠を外す絶対絶命のピンチに陥ったが、ここからこの試合のドラマの始まりとなった。広島GK西川は、東京4人目MF三田啓貴(#36)のPKを止めると、自ら4人目のキッカーを志願、観客をわかせた。西川は客席が静まるのを待って落ち着いてPKを決め、東京5人目のMF長谷川アーリアジャスール(#8)のPKをセーブ。このプレーでFC東京に傾きかけた流れを
五分に戻した。緊張が続く中6人目はどちらも成功、7人目の石川が西川にブロックされると広島側サポーターから喜びの旗が振られ、広島最後のキッカーとなった野津田が成功すると大きな喚声が上がった。

131229tennohaifctokyo 07
PK戦を制し喜ぶ広島イレブン

試合後の会見では、両軍の監督から「どちらが勝ってもおかしくない試合だった。選手たちはよく戦った。サポーターに感謝したい」と長時間の白熱した試合を戦った選手たちにねぎらいを口にしていた。
決勝戦がリーグ優勝の広島と準優勝の横浜Fの対戦となったため、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)にリーグ戦4位のセレッソ大阪が繰り上がりで出場権を獲得した。

2013-12-31 in 02)イベント・催事, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月23日 (月曜日)

Xボウル・オービックシーガルズが史上初の社会人4連覇 : 富士通フロンティアーズは後半猛追も届かず

131216xbowl 10社会人のアメリカンフットボウル日本一を競う第27回ジャパンエックスボウル(アメリカンフットボール日本社会人選手権)が12月16日に東京ドームで行われ、悲願の初優勝をめざす富士通フロンティアーズと史上初の4連覇をねらうオービックシーガルズが対戦した。先制したシーガルズは追いすがるフロンティアーズを24対16で振り切り、4年連続8回目(リクルート時代なども含む)の優勝を果たした。
この結果、1月3日に東京ドームで行われるライスボウル(日本選手権)は、シーガルズと学生日本一の関西学院大学が対戦する。この組み合わせは2012年から3回連続で、これまで2回ともシーガルズが勝利している。

写真=優勝カップを掲げて喜ぶオービックシーガルズの選手(撮影 : 山本真人)

131216xbowl 02
第1Q、フロンティアーズDLアンドリュー(#47)がシーガルズのTRPキックをブロック(撮影 :池田理)

第1ステージから全勝で勝ち上がった両チームの決勝進出は、シーガルズが9回目、フロンティアーズが5回目。両チームの頂上対戦は2002年と2011年に行われ、いずれもシーガルズが制している。
会場には22,488人が詰めかけ、試合前からチアリーダーのかけ声に合わせて熱心に応援合戦を繰り広げていた。
フロンティアーズの攻撃で始まった試合は、第1クオーター(Q)開始早々に先発
クオーターバックQB)平本恵也(#12)がクオーターサックで負傷するアクシデントに見舞われて攻撃プランが狂った。攻撃権がシーガルズに移った直後の守備は押さえ込んだが、続く攻撃で再びサックを受けて自陣内でボールをファンブルし、6分37秒にシーガルズQB菅原俊(#6)からワイドレシーバー(WR)木下典明(#18)へ14ヤードのファーストタッチダウン(TD)パスが通って先制された。
131216xbowl 05先制TD後のトライフォーポイント(TFP)のキックをブロックしたフロンティアーズは、第1Qを0対6で終えた。
しかし、第2Qの2分05秒に再びシーガルズにTDを与えたうえに2ポイントコンバージョンを許して点差を広げられ、11分40秒には20ヤードのフィールドゴール(FG)を決められて前半を0対17で終えた。
ハーフタイム後にもシーガルズの勢いは続き、治療を終えて復帰したフロンティアーズQB平本を再びサックしたうえ、その後のボールをインターセプトして6分39秒にこの日3本目となるTDを奪い、さらに点差を広げた(写真右上)
意地を見せたいフロンティアーズはシーガルズ陣地に侵攻し、9分23秒にキッカー西村豪哲(#11)が20ヤードのFGを決めて反撃ののろしをあげた。

131216xbowl 07
第4Q5分37秒、フロンティアーズTE白木栄次(#48)がTDパスを受ける(撮影 : 山本真人)

フロンティアーズは第4Qに入ると、デイフェンスバック(DB)アルリワン アディヤミ(#40)がインターセプトでチャンスを作り、5分37秒にQB出原章洋(#18)からタイトエンド(TE)白木栄次(#48)へのパスが通った。キックはブロックされたが、その後のシーガルズの攻撃を押さえ込み、12分37秒に出原が自ら走り込んでフロンティアーズ2本目のTDを決め、点差を8点まで縮めた(写真右下 撮影 : 山本真人)。その後、残り時間ギリギリまで相手陣内に攻め込んだが、ラストパスが通らず試合終了となり、悲願の初優勝は果たせなかった。
131216xbowl 09大会MVPは2度のインターセプトなどを決めたシーガルズのディフェンスライン(DL)ケビン ジャクソン(#11)が選ばれた。
チームの連勝記録を更新したシーガルズの大橋誠ヘッドコーチは「選手には、よく戦ったとほめてやりたい。試合中は、勝つためにやるべきことをやれと言った。ライスボウルに向けて、もう1段、2段上げていき、今季最後のゲームですべてを出し切りたい」と喜びを語った。一方破れたフロンティアーズの藤田智ヘッドコーチは「前半ミスもあったが、選手達はよくがんばった。負けてしまったが、最後まで粘ることができたことは評価したい」と悔しさを噛み締めていた。


2013-12-23 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月22日 (日曜日)

FC町田ゼルビア後援会が発足 : 市民や企業が支援、2月から会員募集

Zelviakoenkai 02町田市をホームタウンとするプロサッカーチームFC町田ゼルビアを同市内の企業や市民が支援する「FC町田ゼルビア後援会」が12月18日に発足した。2014年1月中旬に同市原町田4丁目のぽっぽ町田に事務所を設置し、2月から会員を募集する。

写真=就任の挨拶をする深澤勝後援会長ら

Zelviakoenkai 01
発足式で組織などを説明

同後援会は、町田市のスポーツ・経済・地域振興と健全な次世代の育成を目的に結成したもの。ことし1月から町田市商工会議所や社団法人町田市青年会議所、一般社団法人町田サッカー協会役員ら有志で準備委員会を作り、全国にあるプロスポーツクラブなどの資料を取り寄せ、毎週検討を重ねてきた。
18日にJR町田駅南口近くのホテルで石阪丈一町田市長、商工会議所、サッカー協会、青年会議所の役員や市議会議員など28人が参加して発足会が行われ、準備委員会が用意した会則などが承認された。
会長、副会長には各団体のトップがつくことになっており、商工会議所の深澤勝会頭が会長、サッカー協会の萩原智博理事長、青年会議所の新井克尚理事長が副会長に就任、また石阪市長が名誉会長になった。
年会費は3,000円、1万円、3万円、5万円、10万円の5種類の段階制で、入場券プレゼントや、主催事業の参加などの特典がある。
初年度は880人を目標に会員募集を行うのをはじめ、広報活動に力を注ぎ、会報の発行、ホームゲームでのイベント開催、市内の集合住宅などから競技場までの直行バスの運行などの活動を行う予定だ。
5年後には会員数を4200人まで増やす予定で、市内の商店会に支部、小学校区単位に地区組織を設け、市全体でゼルビアを盛り上げるとともに、フットサルなど他のスポーツ全体も支援できる体制を作り上げることを目標にしている。
今後は、ゼルビアのスポンサーとしてチームと既に連携している玉川大学、桜美林大学以外の町田市近隣の大学にも協力を呼びかけ、若者の力を生かした活動も展開する予定だ。

深澤会長は「楽天がある仙台市のように、スポーツを通して経済が潤っている街があります。後援会が地域の活性化に結びつき、子どもたちが町田を愛するために、多くの会員とともに力をたずさえてがんばりたい」と挨拶した。名誉会長の石阪市長は「後援会が盛り上がるよう行政としてサポートしたい」と話した。
また、ゼルビア側を代表してNPO法人アスレチッククラブ町田の守屋実理事長は「少年サッカークラブからスタートした(ゼルビアの前身)クラブにトップチームができてから来年は25年目を迎えます。(節目の年に)市民が作った後援会で支え見守っていただけるのは心強い限りで、さらに発展していくと思います。この街にゼルビアがあってよかったと言えるようめざしてやってきましたが、これからも子どもたちの成長、町の発展に努力していきたい」と喜んでいた。

 

2013-12-22 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, 11)まちづくり, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月20日 (金曜日)

狛江市の副市長に市民生活部長の水野氏を選任

131220mizuno狛江市の副市長に水野穣・市民生活部長(56)が2014年1月1日に就任する。同市議会に提案されていた副市長の選任について本会議最終日の12月19日に審議、賛成14、反対6の同意多数で選任された。

水野氏は1980年に東京経済大学経営学部を卒業、 同年4月に狛江市に入り、2004年に企画財政部財政課長補佐となった。その後は財政、企画畑を担当、2008年に企画財政部長に就任、2012年10月から市民生活部長を務めていた。副市長就任にともない、12月31日付けで退職する。
高橋都彦・同市長は2012年年12月に市の幹部職員を副市長にする人事案件を上程したが、賛成10、反対11の1票差で不同意となり、1年4カ月余り副市長は空席となっていた。しかし、公約に掲げた「財政立て直し」の実現に向けて副市長の選任が急がれていた。
高橋市長は「条件が整い、本日(19日)副市長の就任について議会の同意が得られた。できれば全会一致で同意いただきたかったが、そうならなかったことは残念。1年越しに副市長が決まり、ほっとしている」とのコメントを発表した。

2013-12-20 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)

2013年12 月14日 (土曜日)

川崎フロンターレnowを川崎市市民ミュージアムショップで販売

Now1318インターネット新聞で川崎市とその周辺の情報を発信しているNPO法人k-pressでは、川崎市市民ミュージアムで12月14日から開催している「2013 川崎フロンターレ展」の開催にちなみ、写真ニュース「川崎フロンターレnow」を館内のミュージアムショップで販売しています。


フロンターレnowは、川崎フロンターレのリーグ戦ホーム試合の様子と結果について写真で紹介するフルカラーB3判の写真ニュースで、川崎市の市バスや市立小・中学校、公共施設などに掲出しています。一般には、一部の書店などで販売しており、通常価格は1部160円です。
ミュージアムショップでは、2013年シーズン初めに登録選手を紹介する1号から劇的な3位浮上となった最終節の18号までをセットで販売しています。セット価格は1,500円です。このほか2012年度版も1,000円で特価販売しています。

2013-12-14 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0)

川崎市市民ミュージアムで2013川崎フロンターレ展 : 試合中の写真やスパイクなど展示

川崎市中原区の川崎市市民ミュージアムの展示企画室2で川崎フロンターレの2013年の活躍を振り返る「2013 川崎フロンターレ展」が12月14日から始まり、期間中には選手のトークショーや年賀状作りなどさまざまなイベントが催される。会期は1月13日まで。


同展は、リーグ戦終了後に川崎市市民ミュージアム・川崎フロンターレ後援会・川崎フロンターレの主催で開かれており、ことしは見るだけでなく体験、参加をコンセプトに加え、フロンターレの魅力を発信する。
会場には、オフィシャルカメラマンが撮影したA3版の試合中の写真とプロモーションポスターなど約200点を展示、プロモーション映像を上映する。体験コーナーではVIPルームや選手ベンチ、インタビューボードやファン感ステージなどを設置、実際に座わることができる。
このほか、6月のベトナム遠征の様子を紹介するプロモーション企画展示や復興支援活動のコーナー、得点王に輝いた大久保嘉人選手の活躍を紹介する特別コーナーもある。選手実使用スパイク、アカデミー紹介コーナー 、等々力改築コーナー 、スポンサー展示ブース などもある。
期間中に行われるイベントは、14日の中村憲剛選手と伊藤宏樹選手のトークショー(入場受付は終了済み)、15日10時・13時・15時には逍遥空間で段ボールでサッカーボールを作ろう(定員各回30人、参加費1,000円)、21日10時・13時・15時には逍遥空間で年賀状を作ろう(定員各回20人、参加費1,000円)、23日10時・13時・15時には逍遥空間で「瓦Re:Keyホルダー」「瓦Re:きっとフォト」を作ろうで(定員各回30人、参加費Keyホルダー600円、きっとフォト750円、1月12日15時15時〜16時には映像ホールで新春お宝グッズチャリティーオークション(定員250人)、1月13日9時30分・12時30分には1階エントランスホールでは新成人を対象にフロン太と成人式記念撮影会(定員各先着50人)。
イベントのうちオークションは2014年度川崎フロンターレ後援会会員のみが対象、ものづくりは誰でも参加できる。また、23日と1月12日の催しの売り上げは、必要経費を除いて「Mind-1ニッポン」の義援金口座を通じて被災者の復興資金となる。
また、イベント当日は後援会の入会受け付けも行われる。
開館時間は9時30分〜17時で、入館は16時30分まで。入場料は、一般300円、学生・65歳以上100円、小学生以下無料、2014年度川崎フロンターレ後援会会員は無料。会期中の12月16日・24日・29日〜1月3日・6日は休館。
問い合わせは電話044(754)4500川崎市市民ミュージアム。

2013-12-14 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月12日 (木曜日)

2013Jリーグアウォーズ・川崎フロンターレの大久保嘉人選手が得点王とベストイレブンの2冠

131210Jawards 012013年のJリーグを締めくくる「2013Jリーグアウォーズ」(年間表彰式)が12月10日に横浜市港北区の横浜アリーナで開かれ、ベストイレブンなどの表彰が行われた。得点王には26ゴールをあげた川崎フロンターレのFW大久保嘉人選手が初受賞、大久保選手はベストイレブンにも選ばれ、2冠を獲得した。また、注目の最優秀選手賞(MVP)には最終節で優勝を逃した横浜F・マリノスの司令塔MF中村俊輔選手が史上初の2回目の受賞となった。

写真(撮影 : いずれも桑山輝明)=得点王のゴールドシューズを渡される大久保嘉人選手(左)とプレゼンテーターの奥田瑛二さん

131210Jawards 02アウォーズには、リーグ優勝した広島の全選手のほか、各クラブの監督と選手が選んだ優秀選手賞の32人(1人欠席)やJ2で優勝したガンバ大阪の選手らが出席、多くのサポーターも入場した。
川崎フロンターレからは、得点王の大久保に加え優秀選手に選ばれたMF中村憲剛とFWレナトの3選手が参加。タキシード姿で舞台に登場した各選手は、ピッチとは違った雰囲気にやや緊張した面持ち。客席には選手やスポンサーなど関係者が並び、各チームのサポーターはひいきの選手が姿を見せると拍手を送っていた。
表彰式では、大東和美Jリーグチェアマンが「今年はJリーグ開幕20周年となる記念すべき年でした。シーズン開幕のFUJI XEROX SUPER CUPでのサンフレッチェ広島の優勝に始まり、最終節で同じく広島が劇的な逆転でリーグ戦を制し締めくくりました。11月のヤマザキナビスコカップでは柏レイソルが優勝しましたが、柏はACLでも見事にベスト4となりました。終わってみれば、この2クラブの底力を強く感じた1年となりました。来年は新たにJ3がスタートします。北は北海道、南は沖縄までJクラブが広がります。今年もアジア各国のリーグとの交流を深めてきました。本日、この場にタイ、ベトナム、カンボジア、シンガポールの各リーグの代表に列席していただいています。Jリーグはいま、大きな節目にあります。さらなる成長のために新しいチャレンジを進めてまいります 」と1年を降り返った。
その後、最優秀監督、ベストピッチ、最優秀育成クラブ、功労選手賞、フェアプレー賞など各賞の表彰が行われた。
得点王に選ばれた大久保選手は「本日はこのような賞をいただき本当にありがとうございます。この賞を取れたのも、監督をはじめコーチ・スタッフの皆様、ファン・サポーターの皆様、そしてチームに関わったすべての方に感謝したいと思います。そして、移籍1年目でいろいろとたいへんななか、僕を支えてくれた家族に感謝したいと思います。ありがとうございます。これからはこのようなすばらしい賞に恥じないように、もっともっと努力してすばらしいプレーを見せられるようにしていきたいと思います」と笑顔で話した。
フロンターレサポーター席で見ていた辻麻衣子さんは「フロンターレに移籍するまでは、大久保選手はあまり好きではありませんでしたが、チームにとけ込もうとする姿を見て、ちゃんと励ましてあげようと思いました。一生懸命応援して賞が取れてよかった。来年も活躍してぜひ優勝してほしい」とにっこり、横須賀から来た女性は「ワールドカップに出場した南アフリカから大久保選手を応援してます。ほんとうにうれしい」と喜んでいた。

各賞の結果

○ベストイレブン
GK=西川周作(サンフレチェ広島、2回目)、DF=那須大亮(浦和レッズ、初)、森重真人(FC東京、初)、中澤佑二(横浜F・マリノス、6回目)、MF=中村俊輔(同、3回目)、山口螢(セレッソ大阪、初)、柿谷曜一朗(同、同)、青山敏弘(サンフレチェ広島、2回目)、FW=大迫勇也(鹿島アントラーズ、初)、大久保嘉人(川崎フロンターレ、初)、川又堅碁(アルビレックス新潟、初)が選出された。

○ベストヤングプレーヤー賞
南野拓実(セレッソ大阪)

○最優秀ゴール賞(新設)
柿谷曜一朗(セレッソ大阪)

○フェアプレー賞(高円宮杯)
サンフレチェ広島(3回目)

○フェアプレー賞

J1=ベガルタ仙台(初)
J2=ガンバ大阪(初)、松本山雅FC(初)、ヴィッセル神戸(初)、ファジアーノ岡山(初)
○フェアプレー個人賞
柿谷曜一朗(セレッソ大阪、初)、佐藤寿人(佐藤寿人、3回目)

○最優秀監督賞

森保一(サンフレチェ広島、2回目)

○最優秀主審賞

西村雄一(5回目)

○最優秀副審賞

相楽亨(6回目)

○Jリーグベストピッチ賞

キンチョウスタジアム(2回目)、IAIスタジアム日本平(7回目)、埼玉スタジアム2002(3回目)、東北電力ビッグスワンスタジアム(4回目)

○功労選手賞

中山雅史、土肥洋一、服部公太

○J2 Most Exciting Player (サポーター投票により決定)

遠藤保仁(ガンバ大阪)

 

2013-12-12 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, d)横浜市, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月 9日 (月曜日)

伊藤宏樹選手が現役引退:最終戦でセレモニー、多くのファンに送られ等々力のピッチ後に

131207hirokifron 07川崎フロンターレの伊藤宏樹選手(#2)が今シーズン限りで現役引退することが発表され、12月7日に川崎市中原区の等々力陸上競技場で行われたJリーグ第34節の試合後に催された「ホーム最終戦セレモニー」で引退セレモニーが行われた。またこの日、初めてJリーグの得点王になった大久保嘉人(#13)選手に、サポーターから大きな青いダルマがプレゼントされ、目入れ式が行われた。

写真(撮影 : 山本真人ほか)=サポーターに挨拶する伊藤宏樹選手

131207hirokifron 03ホー ム最終戦のセレモニーは選手やスタッフ全員が出席して開かれ、武田慎平社長が「前節の大分戦、きょうの試合にしびれました。サポーターのみなさんの熱い応援があってACLも手に入れま した。まだ天皇杯も残っていますが、来季はもっと強くなります」と1年を振り返り、サポーターに感謝の言葉を述べた。(写真左)また川崎フロンターレ後援会会長に就任した福田紀彦市長は「一番下にいたこともあったと思うが、ここまで上がってきました。来年はもっと上へあがるために一緒に応援しましょう」とタオルマフラーを振って挨拶した。
131207hirokifron 02式典前には、自身最多の26ゴールをあげ、得点王を獲得した大久保選手に、
サポーターからチームカラーの大きなダルマが贈られ、大願成就の目入れも行われた。(写真右)
今シーズン限りでユニフォームを脱ぐことになった伊藤樹選手の引退セレモニーは、これまでの活躍をビデオで紹介、武田社長は「ヒロキは私と同期の2001年にフロンターレに入り、苦しかった時代をともに過ごしたので特別な感慨があります。選手としてではなく、これからも一緒に仕事をしたいと伝えました」と新たな道筋が示された。また11年間一緒に過ごした現キャプテンの中村憲剛選手は「宏樹さんが率先してみんなを引っ張ってきたのでチームがここまで成長できた」と話し、はなむけとして伊藤選手の腕にキャプテンマークを巻いて別れを惜しんだ。会場には、現役組の横浜FCのMF渡辺匠選手、FC町田ゼルビアのGK相澤貴志選手、既に現役を引退している、かつて
長身ディフェンダートリオとして「川崎山脈」の異名をとった箕輪義信さん、佐原秀樹さんに加え今野章さんら元チームメイト9人もかけつけ、次々と花束を渡して労をねぎらった。
131207hirokifron 01伊藤選手は「13年間続けてこられたのは、スタッフ、サポーター、家族のおかげで、いまは感謝の気持ちでいっぱいです。等々力(競技場の試合)はきょうが最後ですが、まだ試合(天皇杯)が3つ残っています。
先ほどもらい泣きしてしまいましたが、(シーズンが終わるまでプレーを続けるので)涙はお預けです」と目を赤くしながらも、笑顔で元旦までの活躍を誓っていた。その後、選手・スタッフとサポーターがそれぞれ胴上げを行い、これまでの健闘を称えた。
伊藤選手はこの後、21時近くまで、トラックに並んだサポーター1人1人に握手をして別れを惜しんでいた。
131207hirokifron 04 131207hirokifron 05 131207hirokifron 06 131207hirokifron 08 131207hirokifron 09 131207hirokifron 10






2013-12-09 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月 8日 (日曜日)

Jリーグ最終節・川崎フロンターレが横浜F・マリノスの優勝の夢砕く:3位に浮上、ACL出場権手中に

131207frontale 03Jリーグ最終節が12月7日に一斉に行われ、前節5位の川崎フロンターレはホームの川崎市中原区の等々力陸上競技場に前節トップの横浜F・マリノスを迎えて対戦。川崎は54分にFWレナト(#10)があげた先制点を守りきり1対0で勝利して前節の5位から3位に浮上、来季のAFCチャンピオンリーグ(ACL)出場権を手に入れた。横浜FMは勝てば優勝という大事なゲームに総力をあげて臨んだが、川崎に苦杯を喫した。替わって前節2位の広島が2連覇を果たした。

写真=試合後、3位浮上と
ACL出場権獲得を喜ぶイレブン

131207frontale 01
この後、大島のパスをレナトH右端)が走り込みゴール

前節までリーグ優勝の可能性は、勝点62の横浜FM、同60の広島、同59の鹿島アントラーズの3チームにしぼられた。一方、ACL出場権が得られる3位以内には、このほか勝点58の浦和レッズ、同57の川崎、同56のセレッソ大阪の6チームだが、横浜FMは既に3位以内が決まっており、残り2枠は5チームの結果次第で決まる混戦状態。
神奈川ダービーとなったこの試合は、横浜FMが優勝を、川崎はACL圏内という目標があるだけに、どちらも譲れない意地がぶつかる好ゲーム。チケットも完売で、両チームのサポーター20,151人が、メッセージを書き込んだ応援幕を張り出し、試合前から熱心な応援を繰り広げた。
試合は、立ち上がりから激しいボールの奪い合いで攻守の切り替えが早い緊迫した展開となり、互いにチャンスは作るものの守備陣の踏ん張りとフィニッシュの精度に欠け、前半を0対0で折り返した。
131207frontale 02後半、立ち上がりに互いにワンチャンスを作った後、川崎は54分にFW大久保嘉人(#13)のシュートを横浜FMのGK榎本哲也(#1)がはじき、これにFW起用の大島僚太(#16)がパスで反応、ゴール前に走り込んだレナトが右足で蹴り込み先制点を奪った。負けられない横浜FMはこの失点で攻撃をさらにアップさせ、フリーキックやコーナーキックのチャンスを作るほか、終盤には長身のディフェンダーやゴールキーパーも加えてパワープレー(写真右)で6分のアディショナルタイムぎりぎりまで攻め続けた。これに対し、目の前で胴上げを見たくない川崎はことごとくピンチを跳ね返し、GK西部陽平(#21)のファインセーブもあって1点を守りきった。終盤には、先に現役引退を表明しているDF伊藤宏樹(#2)が途中交代でピッチに入り、川崎サポーターから大きな声援と拍手が送られた。

2013-12-08 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2013年12 月 5日 (木曜日)

川崎フロンターレのDF伊藤宏樹選手が現役引退:12月7日の最終戦終了後に引退セレモニー、ファンのため競技場入場に特別措置

川崎フロンターレのDF伊藤宏樹選手(#2)が今季限りで現役を引退することになり、12月7日に川崎市中原区の等々力競技場で行われるJリーグ最終戦(川崎フロンターレ対横浜F・マリノス)の試合終了後に引退セレモニーを開くことが決まった。

引退セレモニーは、ホーム最終戦後に例年実施されるセレモニーの中で行われるが、この試合は、横浜FMのリーグ優勝がかかっているため、チケットはが既に完売している。このため、フロンターレや伊藤選手のファンのため引退セレモニーのみを観覧できるよう、セレモニー開始予定の18時頃に競技場内に無料で入場できる特別措置を設ける。
入場希望者は場外で待機し、7番・10番ゲートから係員の誘導に従って入場するが、その際はフロンターレユニフォーム、タオルマフラーなどの応援グッズを身につけた人のみとなる。
セレモニーは、競技場のトラックでサポーターとふれあう形で行われるため、トラックの保護のため運動靴・スニーカーで来場を呼びかけている。
伊藤選手は立命館大学を卒業後、2001年にフロンターレに入団、その年からレギュラーとして活躍、J2で154試合5得点、J1で235試合4得点をあげており、カップ戦や天皇杯を含めると通算494試合に出場して12得点をあげており(数字は12月4日現在)、フロンターレのJ2時代を知る数少ないチーム生え抜き選手のひとり。
フロンターレはまた、風間八宏監督が来季も指揮を執るほか、FM矢島卓郎(#9)選手、FW棗佑喜(#17)、MF風間宏矢(#24)、MF風間宏希(#31)の4選手が契約満了、FWアラン ピニェイロ(#18)、DFロブソン(#28)選手が期限付き移籍満了となったことを発表した。

2013-12-05 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink | コメント (0)