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2014年1 月26日 (日曜日)

FC町田ゼルビアが新体制発表 : 25周年で基礎作り直しJ2昇格めざす


140125zelviasintaise 06今季からスタートするJ3に所属するFC町田ゼルビアが1月25日、町田市の玉川学園講堂で2014年のチーム方針や新加入選手紹介、ユニフォーム、キャッチ・フレーズなどの新体制を発表、約550人のサポーターを前にチームの基礎を作り直しJ2昇格を誓った。

写真(撮影 : 山本真人)=新体制発表でサポーターととも相馬監督、全選手が記念撮影

140125zelviasintaise 02同クラブは、2011年からサポーターを招待して新体制を発表しており、会場にはレプリカユニフォームやチームグッズを身につけ、カメラを持った熱心なサポーターで熱気にあふれた。
発表会には、下平浩之社長のほか今シーズンから指揮を執る相馬直樹新監督のほかコーチングスタッフ、全選手26人と守屋実相談役らチーム首脳とスポンサーらが出席した。
はじめに下川社長が「昨年はJFL4位に終わり悔しい思いをさせました。シーズン終了後に行われたサポーターカンファレンスの意見を取り入れ、選手の選考に力を入れ、新たに14人の選手を迎え、ここにいる26人で1年間戦います。昨年は簡単に昇格できると思っていましたが、J3 140125zelviasintaise 08は甘くはないので、若手をしっかり育てて基礎を作り直しJ2昇格をめざします。またスタジアムを満員にすることを大きなテーマにしていますので、皆さんの力で1万人のスタジアムにしたい。12月にいい結果が出せることを目標にがんばります」と挨拶した(写真左)その後、選手や監督らがサポーターとハイタッチしながら客席を通って次々と舞台に上がった。
続いて丸山竜平強化部長が「町田に生まれ育ち、FC町田の選抜チームで活動して大学卒業後はゼルビアに入り、選手としてだけでなく、クラブスタッフとして仕事をしてきて、今季強化部長になりました」と自己紹介、「ことしは1年でJFLに降格した経験を生かし、基盤をきちんと作ってJ2でしっかり戦えるチームにします。監督と話し合い、ゼルビア初のフィジカルコーチを招きました。(全員が)同じ方向に向かえば可能性は未来につながります。ファン、サポーターの力はクラブの総合力になります。シーズン最後に良かったと喜びをわかち合えるようにしたいので、一緒に戦って」と呼びかけた。

140125zelviasintaise 03これに答えてサポーターの武藤駿介さん(20歳)から「一昨年、昨年のような苦しいシーズンにしたくない。みんな一体となったチームにしてほしい。僕たちは一生懸命サポートしていくのでよろしく」と飛び入りの発言が出され、客席から拍手が起きた。相馬監督が「さきほど(サポーターから)お帰りなさいと言葉をかけてもらい、支援してくださることに感謝しています。25周年に戻ってきたのは何かの縁でそれを大事にしっかり戦っていきたい。ことしはチャレンジの1年にして一歩一歩限界を越えていきます。積み重ねをしっかりしながら私自身、選手、スタッフと可能性を広げていきますので、チームに力を貸していただき、ともに昇格の喜びを味わいたい」と話し、新入団選手が一人ずつ挨拶して、ユニフォームや背番号を発表した。
140125zelviasintaise 05ことしのキャッチ・フレーズは「 超戦 次の25年にツナグために」で、守屋実代表が「トップチームが誕生してことしで25年になります。1996年からは町田にJリーグチームを実現するという地域の願いを背負い、選手やスタッフは仕事を持ちながら挑戦し続けてきた。その姿に感動した方々の輪が膨らみ、Jリーグ昇格をつかみ取りました。しかしこの2年間思うような結果が得られなかったことを総括し、チームのDNAをつなげ、J2でしっかり戦えるチーム作りを始め、将来はJ1を目指す第一歩にします。前の25年を超える熱い気持ちと粘り強い歩みを重ねて、大きな夢をつかみ取りたい」と説明した。
140125zelviasintaise 01最後に、来賓の石阪丈一市長が「私は前のオリンピックの時、(サッカー競技の)ボールボーイをした経験があります。町田にトップチームがあり、選手一人ひとりが子どもたちの夢になっています。ひとつの町にひとつのチームを持っていることが大事で、みんなが支えるのが大切です。2020年のオリンピックの年には、(町田で)五輪参加国の試合ができ、ゼルビアがJ1に昇格していることを夢見ています。いま、競技場のピッチを改修中で、今季から堅かったピッチが少し柔らかくなり(選手の)足の負担が少なくなると思います。市もがんばってスタジアム環境を整えますので、みなさんゼルビアを応援してください」と未来への大きな夢を交じえて挨拶した。
フィナーレには昨年サポーターからベストいぶし銀プレーヤーに選ばれた
ゼルビア5年目の藤田泰成選手が「選手は力の限り挑戦していますが、苦しい時もあるので皆さんも一緒に挑戦してください」とアピール、会場から大きな拍手が送られた。
開会前には、会場となった玉川学園吹奏楽部がカルガリーオリンピック公式テーマ曲などを演奏、会場に花を添えた。
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2014-01-26 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink

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