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2021年12 月11日 (土曜日)
川崎フロンターレが優勝報告会:川崎市がスポーツ特別功労賞を授与、サポーター5000人が祝福
J1リーグ2連覇を果たした川崎フロンターレが12月5日、中原区等々力のホーム・等々力競技場で優勝報告会を開催、5000人を超えるサポーターと優勝を喜び合った。川崎市のスポーツ特別賞の贈呈も行われ、福田紀彦川崎市長から鬼木達監督と脇坂泰斗副キャプテンに賞状と記念品が手渡された。
フロンターレは34節の浦和レッズ戦で4試合を残して早々と優勝を決め、2017年・2018年に続いて2回目の2連覇を達成した。最終成績は28勝8分2敗、勝点92と2位以下を大きく引き離す圧倒的な強さで、ホームでは無敗だった。
今シーズンは18年間在籍しフロンターレの象徴的存在だった中村憲剛さんが抜け、夏には前年からチームの勝利を牽引してきた若手の三笘薫選手と田中碧選手が海外に移籍、またゲームメーカーの大島僚太選手がケガで長期離脱するなど、さまざまな試練もあったが、シーズンを通して大きく崩れることなく、チームの連勝記録を大きく塗り替えた。
報告会では、最初に藁科義弘社長が「数字上では圧倒的という言葉になりますが、簡単ではありませんでした。オリンピック・パラリンピックイヤーで日程が厳しい上、コロナ禍で過密になり、ACL(アジアチャンピオンリーグ)がセントラル開催となり中2日で6連戦、日本へ戻ってからも、隔離生活でコンディション作りやメンタルも大変でしたが、選手たちはそれに負けることなくしっかりと対応し、鬼木監督のマネージメントが素晴らしく、スタッフも含めてまとまって勝ち得た優勝です。また、スポンサーやサポーターが苦しい中でも支え応援してくれた」とシーズンを振り返って感謝の言葉を述べ「来年はACLを取り、皆さんと共にこの川崎の名をアジアだけでなく世界に広めたい。皆さん一緒に戦って」と挨拶した。
鬼木監督は「自分たちが当たり前のようにサッカーができるのは、クラブが安定して日々練習に取り組める環境を与えてくれたお陰で、その結果が優勝につながった。クラブを支えてくれるスポンサーと応援で後押ししてくれたサポーターに感謝しています」と話し、「これからも、いつか(コロナの制限がなくなり)大きな声で応援してもらい、自分たちがそれにこたえられるようトップでリーグをかけ抜ける姿を見せたい。ことしの選手たちは頼もしかった。苦しい時もかなりありましたが、僕は麻生グランドで選手の努力を毎日見ていて、この成績は選手とスタッフの努力のたまものだと思います。来年この数字を出せるのは簡単なことではないが、3連覇と、悔しい思いをしたACL優勝をめざしたい。その前に今年の残りのタイトルをここにいる選手と取りたい」と天皇杯制覇に向けて意気込みを語った。
報告会では4回目となるスポーツ特別賞の授賞も行われ、福田市長は「コロナで皆が疲れている時に市民に大きな元気をと勇気を与えてくれたフロンターレに心から感謝します。この賞は日本一かオリンピック・パラリンピックでメダルを獲得した時にしか出しませんが、フロンターレはこの5年間で4回も受賞しています」とチームの活躍をたたえた。
選手たちはリーグ優勝時に使った特別仕様の壇上でシャーレを高く掲げて喜びを表した後、競技場をゆっくり回ってスタンドのサポーターにシャーレを掲げて挨拶した。
残りのタイトルとなる天皇杯準決勝は、ホームの等々力競技場で12月12日14時からトリニータ大分と対戦する。
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