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2021年12 月17日 (金曜日)

天皇杯準決勝:川崎フロンターレが大分トリニータにPK戦で敗退、連覇の夢絶たれる 

Tennohaijyunkesyou-1-3サッカーの第101回天皇杯準決勝が12月12日に川崎市とさいたま市で行われた。川崎フロンターレは等々力陸上競技場で大分トリニータと対戦。延長後半の113分にFW小林悠(#11)が先制したものの、終了間際の120+1分に大分のDFエンリケ トレヴィザン(#14)に同点ゴールを決めてPK戦に突入。その結果、4対5で敗れ、天皇杯連覇の夢を絶たれた。

写真(撮影:いずれも桑山輝明)=フロンターレのFW小林悠の先制ゴール

リーグ戦で圧倒的な勝ち点を挙げた川崎Fは、昨年の記念すべき100回目の天皇杯覇者。一方の大分は今シーズン18位で、来シーズンは4年ぶりにJ2降格となる。
両チームとも2回戦から参戦、川崎Fは2回戦はJ3のAC長野パルセイロ戦に1対1、3回戦のジェフユナイテッドは1対1の同点で、いずれもPK戦で勝ち抜けて辛くもラウンド16に進出。清水エスパルスに2対1、準々決勝の鹿島アントラーズに3対1と最小失点で、準決勝にコマを進めた。
Tennohaijyunkesyou2この日の試合は、昨年から始まった新型コロナウイルス感染拡大による入場制限が初めて外され、競技場には両チームのサポーターが駆けつけ、17,595人が観戦した。
試合は、序盤から川崎Fがボールを支配し、大分が守備と中盤を厚くして自陣に侵入する川崎Fに対応したが、川崎Fのミドルシュートなどを元川崎のGK高木駿 (#1)に防がれ、前半を0対0で折り返した。
後半も川崎Fが攻め続けたが、高木のビッグセーブを始め大分の体を張った守備を崩せず延長戦となった。
延長戦は、体力が落ちた大分の守備を縫って109分に出場したMF小塚和樹(#17)がチャンスを作り、ペナルティーエリアから倒れ込みながら送ったパスを途中出場の小林がゴールに押し込み、ようやく均衡を破った。残り時間はアディショナルタイムを合わせても10分余りで、川崎Fが勝利を引き寄せたかに見えたが、その後のプレーで、途中出場したFW遠野大弥(#19)が大分の選手と接触、120分に負傷退場した。この時点で川崎Fは交代枠を使い切っており、アディショナルタイムを10人で戦うことになった。大分は負傷退場前のプレーで得たフリーキックを昨シーズンまで川崎にいたMF下田北斗(#11)がゴール前に正確なパスを送り、これにエンリケ トレヴィザン(写真左上)が合わせて終了間際にまさかの同点に追い付くと競技場の川崎Fサポーターから悲鳴に似た声が上がった。
PK戦は大分が先行、5本目まではそれぞれポストとキーパーに止められ3対3だった。サドンデスに突入した6本目はそれぞれ成功、大分が7本目を決めた後、この日神がかり的なセーブをしていた高木がDF山根視来(#13)のシュートを止めると、客席は一瞬静まり返った後、大分サポーター席から大きな喚声が上がり、そのまま試合が終了となった。
試合後、観客からは川崎Fの選手だけでなく、大分の選手たちにも大きな拍手が贈られていた。

 

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