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2018年7 月 2日 (月曜日)

狛江市長選挙に田中とも子市議(共産)が出馬:市政への信頼回復とハラスメント追放かかげて無所属で

180702tanaka-1高橋都彦前市長の辞職に伴い7月15日に告示、22日に投票が行われる狛江市長選挙に、狛江市議会議員(共産党)の田中とも子氏(60)が無所属で立候補することことを表明した。7月2日に狛江市役所市議会応接室で開いた記者会見で明らかにした。
田中氏は、高橋前市長のセクハラ問題を追求した超党派の6人による「女性議員有志の会」のメンバーで、6月30日に共産党の推薦を受けており、一緒に活動してきた狛江・生活者ネットワークと社会民主党にも推薦を要請している。

写真=決意を述べる田中とも子氏

180702tanaka-2田中氏は、高橋前市長が辞職した6月4日以降、市民団体とともに市長候補の擁立をめざして検討を重ねてきたが、「有志の会」の6人の中から出馬を求める声が強く出されたこともあり、選挙の確認団体となる「ともに狛江 市民の会」(周東三和子代表)の要請を受けて26日に立候補を決意した。
田中氏は「多くの市民が狛江市への愛着と誇りを持って生活しているが、前市長のセクハラ問題で狛江市の名前はマイナスイメージが全国的に知られることとなり、行政に対する市民の信頼も、狛江市民としての誇りも大きく失墜した。何よりもまず、市政への市民の信頼を取り戻す選挙にしなければいけない」と前置き、「1997年から都議会議員を1期、2007年から狛江市議会議員として3期11年間、務めてきた。最初の5年間を矢野市政で与党として、後の6年を高橋市政のもとで活動してきた。さまざまな立場で活動してきた私だからこそ、現在の市政の状況、さまざまな問題のある市政の状況を変えるためにできることがあるのではないかと考え、立候補を決意した」と話した。
市政に臨む基本的な考え方として「第一に、全てのハラスメントをなくして、全ての市民・職員の人権が守られ、安心して働き、住み続けられるまち・狛江を目指し、狛江から差別やハラスメントのないまちづくりを提案していきたい。第2に、いま、格差や貧困が大変広がっているが、地方自治体の本来の目的である住民のいのちと暮らしを守る仕事を市政の中心にすえて取り組みたい。第3に、情報公開、さらに市民参加や協働の流れを取り戻し、『市民が主人公』の市政に向けて、全力でがんばっていきたい」と意気込みを語り、子どもの権利条約の制定、狛江市平和都市宣言を生かし非核・平和、原発ゼロを発信するまちを市民と一緒にすすめるなど、6つの基本政策を掲げた。
会見には、田中氏の他女性市議有志の会の4人と共産党の男性市議2人、「ともに狛江 市民の会」のメンバーらが参加(写真左上)、冒頭で、周東代表が田中氏を選ぶまで経緯などを説明した。
田中氏が7月4日までに市議を辞職すれば、市長選挙と合わせて市議の補欠選挙が行われるが、田中氏は辞職時期については「調整中」と明言を避けている。田中氏が5日以降に辞職した場合は、市議の補欠選挙は実施されず、欠員のままとなる。

2018-07-02 in 06)政治, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink

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