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2016年6 月13日 (月曜日)
狛江市長選挙 : 2氏が立候補し舌戦、6月19日に投票
任期満了に伴う狛江市市長選挙が6月12日に告示され、日本語学校非常勤講師で無所属新人(共産党、社民党、新社会党、緑の党グリーンズジャパンが推薦)の平井里美(ひらい・さとみ)氏(54)と2期目を目指す無所属現職(自民党、公明党、狛江・生活者ネットワーク・民進党推薦)の高橋都彦(たかはし・くにひこ)氏(64)(選管届け出順)が立候補を届け出た。
市長選挙の投開票は6月19日で、1週間の舌戦を繰り広げる。
平井氏は、10時に狛江駅北口ロータリーで共産党、社民党の市議会議員のほか国際ジャーナリストの伊藤千尋氏、前市長の矢野裕氏、音楽仲間の友人・支持者らが参加して第一声。平井氏は「日本語の非常勤講師をしながら2人の子どもを育ててきたが、非常勤のため保育園に入れず失職した経験がある。狛江市は現在、保育園待機児童が140人、学童の待機児童が70人を超えており、胸を痛めている。保育園に落ちた母親が市に増設を訴えたが『10年後、20年後のニーズがわからないので経営責任がとれない』と切り捨てられた。私は市民の声をしっかり聴き、市民の立場に立った市政を目指し、だれもが大切にされ、生きることを支援する市役所に変えていく。また、安保法制に反対し、この町から国に求めていく。本当に安全で安心なまちにするために、戦争はいらない。みなさんの声でこの町をつくりたい」と初の女性市長の誕生と「『まちの主人公は市民』の原則を取り戻そう」と訴えた。
平井氏は島根県生まれで、駒澤女子短大保育学科卒業後、不動産会社やタクシー会社に勤務、結婚を機に1990年から狛江市に住み、非常勤日本語講師になる。第一子が保育園に入れず失職中に公民館でさまざまな問題を学び、市民の手によるこまえ財政白書の発行や「狛江市民センターを考える市民の会」代表となり、公民館、図書館、財政、環境などさまざまな視点で、ワークショップなどを催し、公民館の増改築についての市民提案をまとめた。東野川在住で夫、娘と息子との4人家族。
高橋氏は11時に狛江駅北口ロータリーで、狛江市議会議員16人のほか調布市など近隣の市長や市議会議員、都議会議員ら支援者と支持者が参加して出陣式を行った。高橋氏は「4年間市政改革に取り組み一定の成果は出したが、それを軌道に乗せるため出馬を決意した。財政の健全化はようやく緒についたところで、問題となっている待機児童は4年後に解消できる見通しがついた。地元警察との信頼関係が回復し防犯カメラを設置、自衛隊が防災訓練に参加するようになり、都内でも犯罪の少ない町になったが、日本一安心で安全な町にする。東京オリンピック、パラリンピックが開かれる2020年は市制50年にあたり、狛江らしいシティーセールスを行い、市の内外に届ける。そこまでやるのが私の仕事」と豊富な行政経験と4年間の実績、今後の取り組みを訴えた。
高橋氏は大分県生まれで、横浜国立大学経済学部卒業後、1975年に東京都に入庁。清掃局を振り出しに総務局、港湾局、産業労働局などでさまざまな部署で仕事を担当、2010年に都公園協会理事長に就任。2012年に狛江市長選挙で初当選し、狛江市へ転居した。子どもは娘1人で結婚して独立。現在は元和泉の自宅で妻と2人暮らし。
2016-06-13 in 06)政治, a) 狛江市のニュース, h)東京都 | Permalink