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2013年12 月 8日 (日曜日)
Jリーグ最終節・川崎フロンターレが横浜F・マリノスの優勝の夢砕く:3位に浮上、ACL出場権手中に
Jリーグ最終節が12月7日に一斉に行われ、前節5位の川崎フロンターレはホームの川崎市中原区の等々力陸上競技場に前節トップの横浜F・マリノスを迎えて対戦。川崎は54分にFWレナト(#10)があげた先制点を守りきり1対0で勝利して前節の5位から3位に浮上、来季のAFCチャンピオンリーグ(ACL)出場権を手に入れた。横浜FMは勝てば優勝という大事なゲームに総力をあげて臨んだが、川崎に苦杯を喫した。替わって前節2位の広島が2連覇を果たした。
写真=試合後、3位浮上とACL出場権獲得を喜ぶイレブン
前節までリーグ優勝の可能性は、勝点62の横浜FM、同60の広島、同59の鹿島アントラーズの3チームにしぼられた。一方、ACL出場権が得られる3位以内には、このほか勝点58の浦和レッズ、同57の川崎、同56のセレッソ大阪の6チームだが、横浜FMは既に3位以内が決まっており、残り2枠は5チームの結果次第で決まる混戦状態。
神奈川ダービーとなったこの試合は、横浜FMが優勝を、川崎はACL圏内という目標があるだけに、どちらも譲れない意地がぶつかる好ゲーム。チケットも完売で、両チームのサポーター20,151人が、メッセージを書き込んだ応援幕を張り出し、試合前から熱心な応援を繰り広げた。
試合は、立ち上がりから激しいボールの奪い合いで攻守の切り替えが早い緊迫した展開となり、互いにチャンスは作るものの守備陣の踏ん張りとフィニッシュの精度に欠け、前半を0対0で折り返した。
後半、立ち上がりに互いにワンチャンスを作った後、川崎は54分にFW大久保嘉人(#13)のシュートを横浜FMのGK榎本哲也(#1)がはじき、これにFW起用の大島僚太(#16)がパスで反応、ゴール前に走り込んだレナトが右足で蹴り込み先制点を奪った。負けられない横浜FMはこの失点で攻撃をさらにアップさせ、フリーキックやコーナーキックのチャンスを作るほか、終盤には長身のディフェンダーやゴールキーパーも加えてパワープレー(写真右)で6分のアディショナルタイムぎりぎりまで攻め続けた。これに対し、目の前で胴上げを見たくない川崎はことごとくピンチを跳ね返し、GK西部陽平(#21)のファインセーブもあって1点を守りきった。終盤には、先に現役引退を表明しているDF伊藤宏樹(#2)が途中交代でピッチに入り、川崎サポーターから大きな声援と拍手が送られた。
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