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2013年12 月23日 (月曜日)

Xボウル・オービックシーガルズが史上初の社会人4連覇 : 富士通フロンティアーズは後半猛追も届かず

131216xbowl 10社会人のアメリカンフットボウル日本一を競う第27回ジャパンエックスボウル(アメリカンフットボール日本社会人選手権)が12月16日に東京ドームで行われ、悲願の初優勝をめざす富士通フロンティアーズと史上初の4連覇をねらうオービックシーガルズが対戦した。先制したシーガルズは追いすがるフロンティアーズを24対16で振り切り、4年連続8回目(リクルート時代なども含む)の優勝を果たした。
この結果、1月3日に東京ドームで行われるライスボウル(日本選手権)は、シーガルズと学生日本一の関西学院大学が対戦する。この組み合わせは2012年から3回連続で、これまで2回ともシーガルズが勝利している。

写真=優勝カップを掲げて喜ぶオービックシーガルズの選手(撮影 : 山本真人)

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第1Q、フロンティアーズDLアンドリュー(#47)がシーガルズのTRPキックをブロック(撮影 :池田理)

第1ステージから全勝で勝ち上がった両チームの決勝進出は、シーガルズが9回目、フロンティアーズが5回目。両チームの頂上対戦は2002年と2011年に行われ、いずれもシーガルズが制している。
会場には22,488人が詰めかけ、試合前からチアリーダーのかけ声に合わせて熱心に応援合戦を繰り広げていた。
フロンティアーズの攻撃で始まった試合は、第1クオーター(Q)開始早々に先発
クオーターバックQB)平本恵也(#12)がクオーターサックで負傷するアクシデントに見舞われて攻撃プランが狂った。攻撃権がシーガルズに移った直後の守備は押さえ込んだが、続く攻撃で再びサックを受けて自陣内でボールをファンブルし、6分37秒にシーガルズQB菅原俊(#6)からワイドレシーバー(WR)木下典明(#18)へ14ヤードのファーストタッチダウン(TD)パスが通って先制された。
131216xbowl 05先制TD後のトライフォーポイント(TFP)のキックをブロックしたフロンティアーズは、第1Qを0対6で終えた。
しかし、第2Qの2分05秒に再びシーガルズにTDを与えたうえに2ポイントコンバージョンを許して点差を広げられ、11分40秒には20ヤードのフィールドゴール(FG)を決められて前半を0対17で終えた。
ハーフタイム後にもシーガルズの勢いは続き、治療を終えて復帰したフロンティアーズQB平本を再びサックしたうえ、その後のボールをインターセプトして6分39秒にこの日3本目となるTDを奪い、さらに点差を広げた(写真右上)
意地を見せたいフロンティアーズはシーガルズ陣地に侵攻し、9分23秒にキッカー西村豪哲(#11)が20ヤードのFGを決めて反撃ののろしをあげた。

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第4Q5分37秒、フロンティアーズTE白木栄次(#48)がTDパスを受ける(撮影 : 山本真人)

フロンティアーズは第4Qに入ると、デイフェンスバック(DB)アルリワン アディヤミ(#40)がインターセプトでチャンスを作り、5分37秒にQB出原章洋(#18)からタイトエンド(TE)白木栄次(#48)へのパスが通った。キックはブロックされたが、その後のシーガルズの攻撃を押さえ込み、12分37秒に出原が自ら走り込んでフロンティアーズ2本目のTDを決め、点差を8点まで縮めた(写真右下 撮影 : 山本真人)。その後、残り時間ギリギリまで相手陣内に攻め込んだが、ラストパスが通らず試合終了となり、悲願の初優勝は果たせなかった。
131216xbowl 09大会MVPは2度のインターセプトなどを決めたシーガルズのディフェンスライン(DL)ケビン ジャクソン(#11)が選ばれた。
チームの連勝記録を更新したシーガルズの大橋誠ヘッドコーチは「選手には、よく戦ったとほめてやりたい。試合中は、勝つためにやるべきことをやれと言った。ライスボウルに向けて、もう1段、2段上げていき、今季最後のゲームですべてを出し切りたい」と喜びを語った。一方破れたフロンティアーズの藤田智ヘッドコーチは「前半ミスもあったが、選手達はよくがんばった。負けてしまったが、最後まで粘ることができたことは評価したい」と悔しさを噛み締めていた。


2013-12-23 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, スポーツ | Permalink

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