« 2011年11 月 | メイン | 2012年1 月 »
2011年12 月28日 (水曜日)
社会人アメリカンフットボール:オービックが富士通下し連覇、6度目の優勝
アメリカンフットボールの社会人王者を決める第25回ジャパンXボウルが12月19日に東京ドームで行われ、2連覇をかけたオービックシーガルスと初優勝をめざす富士通フロンティアーズが対戦。前半リードされていたオービックが、第4Q(クオーター)で立て続けに2本のTD(タッチダウン)を決めて追いすがるフロンティアーズを振り切り、24対17で勝利した。
オービックの社会人王座は6度目で、1月3日14時から東京ドームで学生の覇者・関西学院大学ファイターズとライスボウルで対戦する。
写真(撮影 : すべて山本真人)=オービックの優勝記念写真
試合は、第1Qにフロンティアーズが2回目の攻撃で相手陣内に深くに攻め込み、8分15秒にRB(ランニングバック)神山幸祐(#6)が残り1ヤードを押し込んで先制TDを奪った(写真左)。第2Qでオービックは敵陣に入るもののフロンティアーズの堅い守備で得点できず、 FG(フィールド・ゴール)で3点を入れて前半を終了した。
第3Qでフロンティアーズは、オービック守備に阻まれながらも10分15秒にFGで3点追加して再び7点差に広げた。その直後、フロンティアーズのパントを受けたオービックWR(ワイドレシーバー)木下典明(#18)が、98ヤード独走するキックオフTDを決め(写真右)、TFP(トライフォーポイント)のキックは失敗したが、10対9の1点差に迫った。
ここからオービックが押し始め、第4Qに入るとQB菅原俊がテンポよくパスを投げて(写真左下) 1STダウンをとり続け、4分30秒にWR木下がTD。さらに2ポイントコンバージョンを成功させて逆転した。その後6分35秒にはオービックQB菅原がWR木下へ66ヤードのTDパスを通し差を広げた 。
14点差を追いかけるフロンティアーズは、WRブラッド ブレナン(#15)へのパスが通り1stダウンを更新、9分47秒にQB出原章弘(#18)が自ら飛び込み TD(写真右下)、1TD差に迫った。その後も攻め続けるフロンティアーズは、残り時間30秒を切ったところで敵陣11ヤードから4thDギャンブルを試みたが、インターセプトされ攻撃が終わった。
この試合のMVPは、3本のTDを決めたオービックの木下に、MIPはパスと自らのランで2本のTDに関わったフロンティアーズQB出原が選ばれた。
2011-12-28 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, h)東京都, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月25日 (日曜日)
FC町田ゼルビアのJ2昇格報告会:小田急線町田駅東口でサポーター約700人集まる
来シーズンからJ2で戦うJFL・FC町田ゼルビアの「Jリーグ昇格報告会」が12月18日に小田急線町田駅東口のカリオン広場で開かれ、選手らは約700人のサポーターとともに喜びを分かち合った。
写真(撮影 : すべて山本真人)=小田急線町田駅東口広場で、ゼルビア選手がサポーターとともに記念写真
同クラブを支援する町田商工会議所、町田青年会議所、Sportsまちだホームタウン協議会、町田市が共催。全選手とランコ ポポヴィッチ監督、チーム関係者のほか主催の石阪丈一町田市長、川畑一隆市議会議長、萩原智博町田サッカー協会理事長などが出席した。同クラブでは、昨年からシーズン終了時に街頭で報告会を催しているが、今シーズンは、うれしい昇格の報告となり、15時前からゼルビアグッズを身にまとったサポーターや念買い物客なども足を止めて見物、広場がびっしりと埋まり、熱いコールや拍手が起きていた。
主催者代表として石阪市長から「昇格目指して戦ってきた選手たちは、市民の誇りです。今日から新たな戦いが始まりますが、これからもみんなで応援して町田の元気を全国に届けましょう」と挨拶(写真右)。2005年から所属する町田育ちの津田和樹キャプテンが「一年間暖かい応援をありがとうございました。来年からJ2ですが、これまで以上に皆さんの応援が必要となりますのでよろしくお願いします」と選手を代表して感謝の言葉を述べた。
その後、町田ジュニアユース出身の酒井良選手が「次の目標はJ1で、子どもたちにも努力する姿が見せられるようがんばります」、FC町田出身で最終節にゴールを決め引退を発表した星大介選手は「来季は、ピッチ外でゼルビアを支援したい」と話した。
守屋代表は「支援してくださる方から毎年贈られて、5個目のダルマでようやく両目が入りました。町田の誇りとなるクラブになるよう努めます」と、掲げた青いダルマを掲げた(写真左上)。最後にサポーターも交えて全員で記念撮影を行なった。
写真=サポーターにコールに応えるポポヴィッチ監督、来季の予定を話す星選手、サポーターから花束を受け取る津田キャプテン、駅前に詰めかけたサポーター
2011-12-25 in 02)イベント・催事, 09)市民活動, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月14日 (水曜日)
12月15日に川崎市多摩区で防災フェア:東日本大震災の写真や機器を展示、和田隆昌さんが講演
震災時に役立つ機器やノウハウの展示や講演を行う「多摩区防災フェア」が川崎市多摩区登戸の多摩区総合庁舎で12月15日に催される。
安全安心のまちづくりを推進するために多摩区自主防災組織連絡協議会 が主催するもので、13時30分から15時まで多摩市民館大ホールで、NPO法人防犯ネットワーク防災担当理事の和田隆昌さんが「大地震から家族を救う方法」と題して、災害時に被害を受けやすい高齢者や幼児などを守るために正しい災害知識や準備の仕方について講演するほか、15時15分から30分まで川崎市消防音楽隊が演奏を行う。
1階アトリウムと11階会議室では午前10時から午後4時まで、東日本大震災の被災地の様子を紹介した30点余りの写真をはじめ、防災グッズや災害パネルなどを展示、非常食などの防災便利グッズを先着500人に配布する。
入場無料。
問い合わせは電話044-935-3146多摩区役所地域振興課地域安全担当。
2011-12-14 in 01) 自然・環境, 02)イベント・催事, 10)社会, 12)防災・安全, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 時事問題 | Permalink | コメント (0)
2011年12 月13日 (火曜日)
FC町田ゼルビアがJ2昇格:22年ぶりに夢実現、東京で3番目のJリーグチーム
JFL(全日本社会人リーグ)のFC町田ゼルビアが12月12日、Jリーグ2部への昇格を果たした。昔から少年サッカーが盛んで、清水市に次いで多くのJリーガーを輩出している町田市に「市を代表する社会人クラブを作ろう」と1989年にチームの前身である「FC町田」が発足して以来、地域リーグからJFLへと階段を上り、22年目で目標にたどり着いた。東京のJリーグのサッカーチームは、FC東京、東京ヴェルディに次いで3チーム目。来季はJ2に所属、同時にJFLから昇格した松本山雅FC(長野県)とともに22チームによるさらにハイレベルの戦いに臨むことになる。
写真=だるまに目を入れて喜ぶ(左から)下川社長、津田選手、石阪市長
この日、町田市役所で16時30分から開かれた記者会見には、下川浩之・株式会社ゼルビア代表取締役社長、石阪丈一市長、キャプテンの津田和樹選手が出席、Jリーグの大東和美チェアマンからの連絡を待った。35分ごろ大東チェアマンから理事会の昇格決定の知らせを携帯電話で受けた下川社長(写真左)は「チェアマンから連絡をいただいてホッとしています」と語るとともに「Jリーグに上がって、これからが本当の勝負」と気を引き締めていた。また、石阪丈一・町田市長は「私もホッとしました。(J2昇格見送りで)昨年くやしい思いをしただけ(喜びも)ひとしおです」と顔をほころばせ、3人で青いだるまに目を入れて昇格を喜んでいた。
津田選手は「これまでかかわってくれた選手たちを忘れてはいけない。彼らがいなければJリーグに上がれなかった。全員で勝ち取ったJリーグ入りだと思う。来年はJ2で、Jリーグチームとして恥じない戦いをし、J1という目標に向かってがんばりたい」と表情を引き締めていた。
監督を務めたこともあるゼルビア代表の守屋実さんは「ただJリーグのクラブをつくりたいということではなく、クラブ創設者の重田貞 夫さん(故人)が『地域にスポーツ文化を根付かせたい』というしっかりとしたビジョンをつくり、多くの人たちがそれに向けて努力してきたことが花開いた。 これまでかかわってきたたくさんの人たちと昇格を喜び合いたい」と永年の夢の実現にほほを紅潮させていた。
FC町田ゼルビアは、1998年に「FC町田」から改称、2009年からはJリーグ準加盟クラブとしてJリーグ昇格をめざしてJFLで熱い戦いをくり広げるとともに、町ぐるみで目標の達成に取り組んできた。
「FC町田」は市内の小学校教師らが1977年にサッカー少年のトレーニングセンターとして活動を始めたのがきっかけ。同市では、Jリーグがスタートする前年の1992年に町田青年会議所のメンバーを中心に、全日空(横浜フリューゲルスの前身)の町田誘致をめざしたが実現できず、それを機に、「町田市にJリーグチームを実現する会」が設立され、「FC町田」がそれを担うことになった。また、この年から、町田市サッカー協会などの主催で、毎年新年に「サッカーフェスティバル」を開催、同市出身のJリーガーも参加してサッカー少年との交流を深めるなどの活動を行ってきた。
昨年は、昇格条件のひとつであるJFLの3位の成績を収めたが、ホームスタジアムの野津田にある町田市陸上競技場がJリーグの基準を満たしていないなどの理由で昇格が見送られ、選手だけでなく、市民をがっかりさせた。
今季は、昨年と同じ3位に入り、また町田市がスタジアムの改修などを13年に完成させるなどの取り組みが評価され、Jリーグへの昇格が認められた。
下川社長は会見で、「競技場ができていない状態で、メディアセンターを建てるという条件でOKした」といったJリーグ理事会の「異例」の決定について大東チェアマンの電話の内容を披露したが、昇格したとはいえ来季は3年連続の赤字の解消、ホームスタジアムの整備など大きな宿題を預けられたかたちだ。また、クラブとしても、22というこれまでで最多のチームによるリーグ戦は相当な過密スケジュールが予想される、さらに今季指揮を執ったポポヴィッチ監督がFC東京の監督に就任、新しい指揮官選びをはじめ新たなチーム作りも急がれるなど、行く手には大きな荒波がいくつも待ち受けている。
写真右下=昇格を喜ぶ(左から)津田選手、下川社長、石阪市長、加藤英典副市長、守屋代表
2011-12-13 in 07)文化・芸術, 10)社会, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月12日 (月曜日)
JFL最終節・町田ゼルビアがカマタマーレ讃岐を破り3位に
JFLの今季最終戦となる前期第1節の試合が12月10日と11日に行われ、FC町田ゼルビアは町田市立陸上競技場でカマタマーレ讃岐と対戦。ゼルビアが前半と後半にゴールを決め、攻めを続けるいカマタマーレを完封に押さえて2対0で勝利した。
J2入りを目指すゼルビアの通算成績は、18勝7分8敗勝点61。昇格条件の4位以内を上回る3位となり、昇格の連絡を待つだけの成績となった。
写真(撮影 : すべて山本真人)=試合後の記念写真
Jリーグ準加盟同士の対戦。ゼルビアは前節で得失点差からほぼ4位以内を確保しており、競技場は昇格の瞬間を一目見ようと7,268人の観客が集まった。客席には、2006年からゼルビアに在籍した選手の弾幕が張られた(写真左)。
パスを回す似たスタイルの両チームの試合は、開始から攻守が細かく入れ替わる展開が続き、ゼルビアはバックパスを手で扱ったと判定され間接FKのピンチを招いたが、ゼルビアの選手がはじき返して失点を防いだ。ゼルビアは42分に、素早いパスとサイドチェンジからFWドラガン・ディミッチ選手(#10)が先制ゴールを決めて1点リードで折り返した。
後半に入った直後、カマタマーレMF喜山康平選手(#29)が2枚目のカードで退場したが、ゼルビアは数的不利を感じさせない闘志を見せる相手をなかなか崩せず苦しい時間帯が続いた(写真右)。88分にゼルビアは、先発MF北井佑季(#19)と交代したMF星大輔(#28)が追加点を決め、その後のカマターレの攻撃も凌いで完封勝利した。
試合終了後には、シーズン終了のセレモニーが行われ、下川浩之社長や守屋実代表、津田和樹キャプテンが応援を続けたサポーターに感謝の挨拶をした。
ま た追加点を決めた星選手が、今シーズン限りで現役を引退することを表明。星選手は、町田市出身で中学時代にゼルビアの前身FC町田に所属、横浜Fマリノスユースからトップチームに昇り、複数のクラブで活躍後、2010年に出身地の町田に戻りゼルビアに入団した。自らのゴールで選手生活の最後を飾った星選手には、花束と大きな拍手が贈られた。(写真左)
写真(左から)=88分、星選手のゴールを祝福するゼルビアイレブン、試合後のセレモニーで挨拶する津田キャプテン、ゴール裏に立ってサポーターに手を振るポポヴィッチ監督
2011-12-12 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月 9日 (金曜日)
「等々力は涙雨」川崎フロンターレがジュニーニョ選手の送別会:「さよなら川崎の太陽」3296人が別れ惜しむ
9年間ありがとう——今シーズン限りで川崎フロンターレを退団するブラジル人FWジュニーニョ選手(34)の送別会が、12月6日夜に等々力競技場で催され、雨の降る中3286人のサポーターが、「川崎の太陽」と呼ばれ、チーム上昇の牽引役となった同選手との別れを惜しんだ。
写真=言葉を詰まらせ挨拶するジュニーニョ
ジュニーニョ選手は、J2時代の2003年にブラジルの名門パルメイラスから期限付きで移籍、正式に移籍した2004年にはJ1昇格の立役者として活躍し、39ゴールを挙げてJ2得点王となった。2005年からは、抜群のスピードでゴールを量産し、2007年には22ゴールを決めて得点王に輝いた。JIの7年間で歴代5位の110ゴール(207試合出場)を挙げ、チームはこの間、ジュニーニョの活躍により、J1屈指の攻撃力で優勝争いにからむまでに成長した。
先行された試合を、終了間際やロスタイムに勝利や引き分けに持ち込む「等々力劇場」と呼ばれる劇的な展開の立役者としての活躍も多く、サポーターから熱く支持された。
フロンターレではここ数年、シーズン終了後にサポーターが中心となって退団する選手や監督らの送別会を競技場の周辺で催しているが、ジュニーニョの送別会は、初めてチームと川崎フロンターレ後援会が主催、会場も競技場を借りるなど、異例の扱いとなった。
この日は、雨まじりの寒い日で夕方からは雨足が強まるあいにくの天候で、入場数が心配されたが、開門の18時過ぎにはチームカラーのポンチョやジュニーニョの背番号10が入ったレプリカユニフォーム、タオルマフラーを身につけた家族連れが次々と来場、主催者をホッとさせた。会場では、特製グッズの販売も行われて完売、ジュニーニョに贈るフラッグにメッセージを書き込むコーナーでは次々とサポーターが訪れていた(写真右上)。
ピッチで19時から行われたセレモニー(写真左上)には阿部孝夫市長が出席、「J2の川崎フロンターレを昇格させ強いチームにした最大の功労者」と感謝状と銀杯を贈呈(写真左中)した。その後、オーロラビジョンで歴代の監督からのメッセージが映し出され、歴代監督の石崎信弘さんが「1年目にもっとゴールを量産したら翌年昇格していた」、関塚隆さんからは「ピッチ外ではいろいろあったが、彼がいて日本人の選手が伸びた」、入団時からつきあってきた高畠勉さんが「トレーニングの鬼ごっこで(他の選手との)スピードの違いを感じ、FWにコンバートした」などのエピソードが披露された。また、入団当時からチームメイトの中村憲剛選手からは「ジュニがいたおかげで自分も成長し代表になれた」などのメッセージが贈られると、緊張気味だったジュニーニョ選手の顔から笑顔がこぼれた。
ジュニーニョ選手とのふれあいタイムでは、トラックに並んだ来場者1人1人と握手(写真右中)して別れを惜しんでいた。当初1時間の予定だったふれあいタイムは、仕事を終えてかけつけたサポーターなどでピッチの半周近くまで伸びるほどの長い列となり、全員と握手するため時間を30分余り延長した。
フィナーレでは、通訳の中山和也さんをキーパーにして「1人ドリブルシュート」を実施(写真左下)、ゴールを見事に決め、両腕を広げて上げるなじみのポーズでスタンドにかけ寄り、ピッチに飛び出したサポーターが胴上げ(写真右下)をした。
最後にジュニーニョ選手が「9年間、ここで過ごせたことは幸せ。みなさんのやさしさと愛は忘れない。この先はまだ決まっていないが、選手としてプレーを続け、いつかここに監督として戻ってきたい」とこみ上げてくる気持ちを抑えて、言葉に詰まりながらあいさつした。
チーム創設の1997年から応援し、娘が「ふろん太」の名づけ親のひとりだという中原区の村瀬世津子さんは「来日が遅れたりしてハラハラさせられたが、ここぞという時にゴールを決めてくれたところが好きでした。さみしくなります」と話していた。
写真(左から)=息子から花束をもらい笑顔のジュニーニョ、サポーターから贈呈されたフラッグを掲げる、競技場に並ぶサポーター
2011-12-09 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区 | Permalink | コメント (0)
Jリーグアウォーズ : ベストイレブンなど表彰、等々力競技場が初のベストピッチ賞
2011年のJリーグを締めくくる「2011Jリーグアウォーズ」(年間表彰式)が12月5日に横浜市港北区の横浜アリーナで開かれ、ベストイレブンなどの表彰が行われた。注目の最優秀選手賞(MVP)には、Jリーグ史上初となる、昇格した年に優勝の快挙を成し遂げた柏レイソルの司令塔MFレアンドロ ドミンゲス選手が選ばれた。
写真=ベストイレブンに選ばれた選手たち
2007年以来4年ぶりに横浜アリーナで催されたアウォーズには、リーグ優勝した柏の全選手、J1各クラブ監督と代表選手、J2で優勝したFC東京の選手らが出席、多くのサポーターも来場した。
川崎フロンターレからは、優秀選手に選ばれたMF中村憲剛と12得点をあげたFW小林悠、DF柴崎晃誠の3選手(写真左)、FC東京からはDF今野泰幸、GK権田修一、田邉草民の3選手が参加。タキシード姿で舞台に登場した各選手は、ピッチとは違った雰囲気にやや緊張した面持ち。客席には 選手や家族、スポンサーなど関係者が並び、各チームのサポーターは、ひいきの選手が姿を見せると拍手を送っていた。
表彰式では、大東和美Jリーグチェアマンが「ことしのJリーグは歴史的な最終節を迎え、北は札幌から南は大分、鳥栖まで全エリアが熱い興奮で包まれ、J1は柏レイソルが初制覇、J2は、FC東京が昨年の雪辱を果たして優勝した。2位には、J2が創設された1999年から在籍し、唯一J1昇格のなかったサガン鳥栖が、13年目で念 願のJ1昇格を勝ち取りました。今シーズンの受賞者が決まります。皆さんと彼らの活躍を振り返りながら、心からその功績を讃えたいと思います。2011シーズンは開幕直後の3月11日に発生した東日本大震災により、被災地にホームタウンを置くクラブは、スタジアムや練習施設に大きな被害を受けました。他のクラブも、電力事情等による困難な状況の中での活動を余議なくされました。各クラブ、選手、ファン・サポーターの皆さんが、チャリティーマッチ、募金活動・支援活動に様々な形で行動を起こしたことに『絆』の強さを感じ、心から誇りに思いました。来年、リーグ戦、Jリーグヤマザキナビスコカップは20回目の大会を迎えます。Jリーグは皆様の協力を仰ぎながら、さらなる発展の年にしてたいと考えています」と挨拶(写真右上)した。
その後、映像をまじえて各賞が発表され、日テレ・ベレーザ選手で、なでしこジャパンでも活躍する女子サッカー選手の岩清水梓さんや元WBC世界フライ級チャンピオンのボクサー内藤大助さんなどがプレゼンテーターを務めてフェアプレイ賞、功労賞、ベストイレブン、最優秀選手賞などの各賞を贈呈した。
29人の優秀選手賞(写真左中央)の中からベストイレブンに、GK=楢崎正剛(名古屋グランパス、6回目)、DF=近藤直也(柏レイソル、初)、酒井宏樹(同、同)、田中マルクス闘莉王(名古屋クランパス、8回目)、MF=ジョルジ ワグネル(柏レイソル、初)、レアンドロ ドミンゲス(同、同)、藤本淳吾(名古屋グランパス、2回目)、遠藤保仁(ガンバ大阪、9回目)、清武弘嗣(セレッソ大阪、初)、FW=ハーフナー マイク(ヴァンフォーレ甲府)、ケネディ(名古屋グランパス、2回目)が選ばれ、ベストヤングプレーヤー賞には酒井宏樹が輝いた。得点王には19ゴールをあげたケネディが昨年に続き2回目の受賞となった。
ベストピッチ賞には4カ所の競技場が選ばれ、等々力競技場も初選出された。最優秀育成クラブ賞には、クラブユース選手権で2連覇を達成した東京ヴェルディが選出された。
ことし新設されたサポーター投票による「J2 Most Exciting Player」にはFC東京の今野泰幸が(写真右中央)選ばれた。
また、Jリーグ20周年記念プロジェクトとして人気アニメ映画「名探偵コナン」とコラボレーションして、2012年4月に公開される「11人目のストライカー」にFC東京の今野、フロンターレの中村憲、グランパスの楢崎、ガンバの遠藤の4選手が本人役の声優として出演することが発表(写真左下)された。
会場には各クラブのシーズン中の写真も展示され(写真右下)、サポーターらが熱心に見入っていた。
2011-12-09 in 02)イベント・催事, 10)社会, b) 川崎市のニュース, d)横浜市, h)東京都, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月 7日 (水曜日)
JFL・町田ゼルビアがアルテ高崎に1対0で勝利 : 前節の雪辱果たし4位入りを確保
JFL前期2節の試合が12月3日と4日に行われた。町田ゼルビアは第2日程の4日に高崎市浜川競技場で、前節に手痛い敗戦を喫したアルテ高崎と対戦、1対0で前節の雪辱を果たして4位を維持した。勝点が並んでいた5位のV・ファーレン長崎がこの日敗戦したため、最終節をまたず得失点差(14)でJ2昇格の条件4位以内がほぼ確実となった。
写真(撮影 : すべて山本真人)=試合後、4位以内確実となって喜ぶゼルビア・ポポビッチ監督とイレブン
試合は、序盤からゼルビアがペースをつかんだがものの、負けられないプレーシャーもありなかなかシュートが打てず、さらに強風と芝の状態の悪さに苦しめられた。一方、アルテは前節と同様ハイボールで攻めるが、ゼルビア守備陣がなんとか防ぎ切り、前半をスコアレアドローで折り返す。
後半も攻守のせめぎ合いでゴールが決まらず、重苦しい雰囲気でゲームが進んだ。88分にコーナーキックのチャンスからゼルビアDF太田康介(#6)の体に当たったボールがバーを直撃、そのこぼれ球をMF酒井良(#11)が左足でゴール(写真左)、混戦のなかで先制点が決まった。その後ゼルビアは終了間際に守備固めの選手交代して1点を守り切った。
重圧の中で貴重なゴールを上げたゼルビアの酒井選手は「自分でも、まさかこんな試合でゴールを奪えるとは思っていなかった。サッカーの神様に感謝しなければいけません」と喜びをかみしめていた。
試合後に、長崎が敗れたことを知った選手らは今季限りで退任することが明らかになったランコ・ポポヴィッチ監督を胴上げ(写真右)して喜びを表した。
写真(上から)=アルテにゴールに攻めるゼルビアMF柳崎祥平(#15) 、アルテの攻撃を防ぐゼルビア守備陣、先制点に喜ぶゼルビアイレブン、炭酸水をかけて喜ぶサポーター、外でポポヴィッチ監督に握手を求めるサポーター
2011-12-07 in 02)イベント・催事, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月 2日 (金曜日)
狛江第二中学のダブルダッチ部が世界大会に出場 : 女子部員5人が12月4日にアメリカで演技
狛江市立第二中学のダブルダッチ部員(部長・大西純さん、部員25人)が12月4日にアメリカのニューヨーク州マンハッタンアポロシアターで行われる世界大会「第20回ダブルダッチホリデークラッシック」に出場する。大会に出場するのは、同部のFami狛に所属する大西純さん、大鷲悠さん、細田胡桃さん、山中咲季、安本夏美さん(いずれも2年生)で、フュージョン部門とスピード部門に出場する。
写真=狛江市青少年フェスティバルで演技するFami狛メンバー(11月27日撮影)
ダブルダッチは、2本の縄を回して規定時間内に音楽に合わせダンスやアクロバットなどを織り交ぜた演技(フュージョン)や跳ぶ回数(スピード部門)を競うアメリカ発祥のスポーツで、大学生を中心に競技人口が増え始めている。
大西さんらは、9月25日に川崎市麻生市民館で行われた「ダブルダッチ デライト キッズ2011」大会(中学生以下大会、33チーム出場)のフィージョン部門で優勝、世界大会の出場権を得た。
同中は2010年にダブルダッチ部を創設。顧問の吉田泰子教諭の息子で非営利活動法人日本ダブルダッチ協会の後任インストラクターの吉田研さんの指導でわずかの間に上達し、デライト キッズ2010に初出場して1、2年生6人で構成する初代Fami狛が、3位と好成績を残した。当時1年だった大西さんらは、同大会で優勝すると日本代表としてアメリカで行われる世界大会に出場できることを知り、「アメリカ行き」を目標に猛練習を重ね、新メンバーでことしの大会に臨み、見事に優勝を果たした。
世界大会は、アメリカ合衆国、ベルギー、フランス、プエルトリコ、バージンアイランド、ドイツ、ブラジル、日本の8カ国が参加する。日本大会は中学生以下の大会だったが、世界大会では14才以上は一般の部のエントリーとなるため、Fami狛は最年少チームとなる。
佐藤方直校長は「これまで積み重ねてきた努力を信じ、日本の中学生代表としてはつらつとした演技をしてほしい」と励ましの言葉を贈っている。大西さんらは「今まで頑張ってきた成果をアメリカで出せるようにしたい」「悔いのない演技をしたい」などと話している。
Fami狛は、顧問の吉田泰子教諭、コーチの吉田研さんと根本哲也さん、サポート選手でマネージャー役を兼ねる橋本未来さん(同中2年生)とともに、大人の部門で優勝した大学生3チームとともに世界大会に向け12月1日にアメリカに旅立ち、7日に帰国する。
2011-12-02 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , a) 狛江市のニュース, h)東京都, スポーツ | Permalink | コメント (0)
2011年12 月 1日 (木曜日)
川崎市多摩区で12月3日に初の「たま音楽祭」:大学生らが企画、多摩区総合庁舎で
川崎市多摩区で音楽活動をしている人に発表の場を提供しようと初の「たま音楽祭」が12月3日13時30分から多摩区総合庁舎で催される。
区民ボランティアや区内にある専修大学、日本女子大学の学生などで実行委員会を結成、準備を進めてきた。
当日は、大ホールで登戸小学校スクールバンド、南生田中学校吹奏楽部、専修大学のJAZZ研究会「MJAブルーコーラル」、フルートを演奏するシンガーソングライター松岡里果さん、東京音楽大学附属高校有志の弦楽四重奏「sereno」、音楽祭のために結成したフルート、ピアノ、歌、マリンバのスペシャルユニットが演奏する。また、1階アトリウムで、牛乳パックでタンバリン、紙コップでマラカスを作る手作り楽器ワークショップ(11時〜16時)、ハンドベル演奏(13時〜13時20分)、モザイクアートの展示などが行われる。
問い合わせは電話044-935-3132多摩区役所地域振興課まちづくり推進係。
2011-12-01 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 音楽 | Permalink | コメント (0)