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2009年8 月 6日 (木曜日)
川崎市高津区でチャリティカット : カンボジアの小学校建設資金に約65万円を売上
川崎市内の美容師ボランティア団体「PRIC(プリック)」(菅原司郎代表)が8月4日午前10時から午後7時まで高津区溝口の生活文化会館「てくのかわさき」でカンボジアに学校を作ろうとチャリティーカットを開催、651,823円の収益が集まった。
写真=男性客のカットをする菅原代表、料金を入れる客(右)に笑顔で応える美容師、ネイルの手入れ、眉の手入れ
同会では、美容師の技術を提供して社会貢献をと10年以上前から毎年この時期にチャリティカットを行い、収益を社会福祉団体などに寄付していた。
2006年からは、発展途上国のひとつカンボジアに小学校を作ることを目的にカンボジア大使館の後援萌えて社団法人シャンティ国際ボランティア会に寄付している。チャリティカットは、同館ホールにビニールシートを敷き会議用の机に卓上鏡を置くだけの臨時美容室を設営、美容師がボランティアでカットとマユ手入れ行う。カットが1000円以上、マユ手入れが500円以上の寄付と破格料金のため、この日を楽しみにしている常連客も多い。
ことしは、新聞報道などの影響で会場はオープンと同時に多くの客が押し寄せ、順番待ちの光景も見られるほどの人気、務め帰りの人も参加できるよう始めて終了時間を2時間延長し、239人の客が来場。なかには「さわやかに応じてくれる美容師さんに感激した」と規定の料金以上にお金を入れる客も多かった。また、美容に加えマッサージやタロット占いなどのコーナーも置かれ、待ち時間に試す人もいた。自分の道具を持って参加したボランティア美容師は60人で、川崎市内だけでなく、東京や埼玉県からも参加した人もおり、主催者を喜ばせた。
同会では、これまでの2年間の収益金のほかチャリティカットに協力する高津区、多摩区、麻生区の美容室に募金箱も置いており、今春約184万円をシャンティに寄付。他団体からの寄付金を合わせ、屋根がなく掘っ立て小屋同然だったアンコールワット遺跡の約200キロ南東にあるコンポントム州のプムトナル小学校で3月から新校舎建設中で、9月に完成するという。
代表の菅原さんは「、ことしも多くのお客さんが来てくれ、感謝しています。参加してくれた美容師もこれまで一番多く、募金箱も持ち帰ってくれた人もいました。今回の売り上げは、今建設中のところに加え2校目への資金となりますので、これからも多くの美容師やお客さまの協力で続けていきたい」と笑顔で話していた。
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