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2008年10 月 1日 (水曜日)

狛江市の商店で絵手紙街角ギャラリー:絵手紙マップ配布や童謡絵手紙も販売

08100101 絵手紙でまちににぎわいとうるおいをと、絵手紙創始者の小池邦夫さんが住む狛江市で、商店の協力で店の一画に絵手紙を飾る「街角絵手紙ギャラリー」が10月3日からお目見えする。ギャラリーでは絵手紙の展示のほか。市の見どころを紹介した「狛江絵手紙マップ」の配布と「小池邦夫童謡絵手紙」の販売も行い、絵手紙の発祥の地をPRする。

写真=実行委員長の曽根さんと街角ギャラリーのパネル、童謡絵手紙、絵手紙マップ

同市では、絵手紙をまちの活性化に生かそうと2007年12月に絵手紙愛好者や狛江市商工会役員などで構成する「絵手紙発祥の地—狛江」実行委員会(曽根嘉七実行委員長)を立ち上げた。手始めとして、ことし3月にフラッグを作成、狛江駅前に掲げたところ、市内はもとより全国各地の絵手紙愛好家から小池さんの自宅や狛江市役所に絵手紙が舞い込むなど予想以上の反響が寄せられた。
実行委は、絵手紙発祥の地を浸透させようと本格的な活動を開始、8月には第一弾として親子絵手紙サミットを行った。第2弾のイベントとして10月3日午後2時から小田急線狛江駅前の狛江エコルマホールで、小池邦夫さんを講師に「絵手紙のすすめ—こまえから あっちへ こっちへ—」の講演会を開く。講演会は有料開催だが、創始者の話が生で聞けるとあって、全国各地から参加申し込みがあり、残席はあとわずかとなるほどの人気だ。入場は1000円。問い合わせは電話03(3430)1111内線2277狛江市市民生活部地域活性課。
08100104_2 実行委は、講演会に合わせて絵手紙マップと童謡絵手紙を作成。マップは、A2判(縦42.0cm、横59.4cm)両面カラー印刷で、持ち運びに便利なよう8つ折りになっている。片面は中央部分に狛江市の地図を入れ、実行委が絵手紙に描いた万葉歌碑、五本松、むいから民家園、多摩川、野川や神社仏閣など市内17カ所の見どころを地図の四方にはめ込んでいる。もう片面は、地図にこの17カ所の絵を拡大して解説文を入れ。店先に絵手紙を飾る街角ギャラリーを紹介している。マップは1万部発行、講演会参加者に渡すほか、4日から市内の公共施設や街角ギャラリーで希望者に無料配布する。
童謡絵手紙は、なじみの童謡を題材に小池さんが歌詞と絵を描いた10枚組で、「絵手紙発祥の地—狛江」の歩みが書かれたオリジナルケース入りに入っている。描かれた童謡は「春よ来い」「春が来た」「鯉のぼり」「茶つみ」「ふじの山」「月」「人形」「虫のこえ」「からたちの花」「もみじ」で3000部印刷、うち2000部を1000円で販売する。
街角ギャラリーは、A2判の厚紙にプラスチックでパウチ加工したパネルに、実行委や市内の絵手紙サークル会員らが描いた絵手紙を6枚張って店内に飾る形式。作品は、季節毎に取り替える予定で、10軒の商店・企業が協力、店先などに展示する。
これらの費用の大半は、実行委が手弁当で創り出した。実行委の当初の活動資金は、狛江市からの18万円だけだったが、本格的な活動のためは、自分たちで汗を流そうと講演会や絵手紙の販売を企画。講演会とマップに掲載した広告代などで、マップの印刷経費や街角ギャラリーの運営費をまかない、絵手紙発祥の地の浸透をはかる。
曽根委員長は「協力してくれる10軒で街角ギャラリーをスタートさせ、多くの市民に季節感を感じる作品を見てもらい、絵手紙の輪を広げていきたい」と話している。
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