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2008年9 月30日 (火曜日)

川崎市多摩区の二ヶ領用水宿河原線で初の水辺の愛護活動:小中学生からおとなまで470人が参加して清掃

080928mizubeseiso03 サクラの名所として知られる多摩区宿河原の二ヶ領用水宿河原線で9月28日、地元の小中学生や町会会員などが470人参加する清掃活動が行われ、ペットボトルや空き缶、枯れ葉などを約2.5トンのゴミを集めた。

写真=二ヶ領宿河原線の木道を清掃、川の沿線道路の清掃、道路に集められたゴミと枯れ葉

080928mizubeseiso04 この活動は、江戸時代からの用水と18の多摩川水系の川があり「水と緑のまち」を標榜する多摩区が、緑豊かな水辺の環境を区民で守ろうと、「みんなで守り育み水辺の愛護活動事業」と名づけて開催。第1回目の活動地区として二ヶ領宿河原線を選び、同区宿河原1丁目の二ヶ領せせらぎ館前の船島橋から東名高速道路下の2.2kmまでを清掃した。参加したのは、宿河原のサクラ並木の保全活動を行っている「宿河原堤桜保存会」「宿河原堀を愛する会」のほか、地元の6町会、商店会、稲田・宿河原小学校、稲田中学など18団体のおとな170人、こども300人。
080928mizubeseisou05_2 午前9時に同区宿河原3丁目の宿河原会館前広場に集まり、三竹隆雄宿河原町会会長が「保存会や愛する会のおかげで、サクラやのアジサイなどの美しい草花やせせらぎが私たちの目を楽しませてくれている。大勢の人と力を合わせ、もっと魅力のある二ケ領用水となるように皆と努力したい」と開会宣言(写真・右)。その後、多摩区職員が参加者に軍手とゴミ袋を配布。6つのエリアに別れて活動を開始。3時間をかがりで木道の落ち葉や植え込みの間にある空き缶、ペットボトルや、川の中にあるゴミを拾い集めた。また、日常的に環境美化桜保存会と宿河原堀を愛する会の会員の一部は、川の中に入り予定地以外で親水化されていない東名高速道路下付近から久地駅付近まで延長して清掃、古タイヤや自転車の車輪なども回収した。
080928mizubeseiso01 宿河原桜保存会の大津基さんは「普段は私たちの会や宿河原堀を愛する会の人たちがサクラの手入れや草取り、清掃を行っているが、地域の人がみんなで用水に関心を持ち環境を守ってくれたら、もっときれいなところになる」と話していた。
同区では、来年度は二ヶ領本川上河原線(上河原取入口から用水合流点)まで行う予定で、将来的には多摩区全域に広げることを視野に入れている。

2008-09-30 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 09)市民活動, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区 | Permalink

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