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2008年2 月 9日 (土曜日)

川崎市麻生市民館で浮世絵展:広重、北斎から近代の作家まで川崎ゆかりの50点

080208ukiyoe05_2 川崎市麻生区の麻生市民館ギャラリーで、2月8日から初代歌川広重の「六合渡し場の景」、葛飾北斎の「神奈川沖浪裏」などを展示した「浮世絵に見る川崎・多摩川」展が開かれ、人気を集めている。

写真=浮世絵の解説をする斎藤さん(上・中)、会場のテープカートをする斎藤文夫さんと小島一也麻生観光協会会長(右)

080208ukiyoe04 展示しているのは、川崎区の旧東海道添いにある「川崎・砂子の里資料館」(斎藤文夫館長)が所蔵する作品で、浮世絵コレクションとして内外から高い評価が寄せられている名品。
浮世絵展は、小田急線新百合ヶ丘北口に「しんゆり・芸術のまち」の拠点となる新しい街ができたことをきっかけに、多摩区・麻生区の名産品や名所を紹介する観光まつりの一環として昨年秋から催されている「新百合フェスタ」の最後のイベントとして、川崎市観光協会連合会会長の斎藤さんの協力で実現した。
会場には、「美人を中心に—調布・六郷・大師河原・矢口」、「ふるさとの風景—北斎・広重らが描く」「近代—鉄道開通と懐かしの風景」の3つのコーナーに分け、北川歌麿、初代歌川豊国、渓斎英泉、歌川国芳など浮世絵の代表的な作家から近代の美人画家伊東深水などの版画、肉筆画50点を展示。「風流六玉川」「東海道五十三次」「冨嶽三十六景」などのシリーズをはじめ、川崎に縁の深い風景画、美人画、うちわ絵などを選んでおり、北斎の赤富士をはじめ、川崎宿や川崎大師の開帳の様子、アユ漁、ナシの花、幕末の江戸城開城、天皇の江戸城入り、川崎駅の時刻表、輸出用の茶箱に張られた歴史的資料となる作品もある。
080208ukiyoe01_2 初日の8日には、関係者約30人を招いてセレモニーが開かれ、テープカットに続いて所有者の斎藤文雄さんが1点1点ていねいに解説、間近に見る浮世絵に見学者は「細かい部分の違いがわかった」「めったに見られない名品ぞろいで感動しました」と話していた。
同展は2月13日までで入場は無料。開館時間は午前10時から午後4時30分まで。

2008-02-09 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, 11)まちづくり, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, b7) 川崎市川崎区 | Permalink

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