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2005年1 月 8日 (土曜日)
麻生区文化協会が七草がゆの会:材料も炭も地元産の麻生の味に舌鼓
川崎市麻生区役所で1月7日、麻生産の米やモチ、野菜、炭で作った「あさお古風七草粥(がゆ)の会」が催され、暖かな日差しの中で子ども連れの主婦やお年寄りなど300人が「ふるさとの味」を楽しんだ。
会場の区役所広場に、午前9時からかまどと大きな釜を2つ並べて準備を始めると、湯気に誘われて気の早い市民が並び始めた。かゆは米1に対し水7の割り合いで約1時間かけて ゆっくり炊き、早野聖地公園の里山ボランティアが焼いた炭でモチを焼き、一緒に煮込んだ。このモチは、麻生区親子体験農業の参加者が育てたもち米を使用、1食100円とあって、予定の11時前には長蛇の列ができた。
主催者は、会場の区役所前広場にテーブルやイスを用意。参加した人たちは、湯気の立つかゆをすすりながら「春の香りがいっぱいで、すごくおいしい」「一人暮らしで七草かゆを作るのは大変。ここで食べられとてもよかかった」などと話していた。
この行事は、麻生区文化協会(杉本長治会長)が同区細山の細山郷土資料館で17年前から毎年、無病息災を願い新年会に食べていた七草粥を、地域の食文化として多くの市民に体験してもらおうと、昨年はじめて麻生区役所、麻生市民館、麻生図書館と共催。販売用に用意した分が早々なくなり、市民館の調理室で主催者用に準備していた分を売るほど人気を呼んだ。
ことしは、販売用を100食分増やし、文化協会会員が寄贈した黒川産の米25キロ、モチ10キロ、ダイコン(スズシロ)11本、カブ(スズナ)15束のほか、5日に会員が黒川の畑や田のアゼで採取したナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホチケノザ、セリを使い調理、和服姿の女性会員らがかゆよそって手渡していた。
市民館入り口横の階段状になった屋外ステージでは、昨年に続いて「麻生童謡を歌う会」がお正月と冬にちなんだ歌を披露。早野お囃子連が獅子舞などを演じて七日正月に花を添えた。会場に用意されたタコ、コマ、羽子板などの懐かしいおもちゃで遊ぶ親子連れもいて、参加者は昔のお正月気分を楽しんでいた。
2005-01-08 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 09)市民活動, b1) 川崎市麻生区 | Permalink
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