2014年10 月10日 (金曜日)
川崎市市民ミュージアムで10月12日・13日にBRA-BAアートフェスティバル
川崎市中原区の川崎市市民ミュージアムで10月12日と13日にさまざまなジャンルのアートを楽しむ「『BRA-BA!(ブラーバ)2014』」かわさきアートフェスティバル」(ブラーバ2014かわさきアートフェスティバル実行委員会主催)が催される。
このフェスティバルは、ミュージアムを拠点に川崎からアートを発信しようと2013年8月に設立した「ブラーバ」の初イベント。
ブラーバは、川崎市ゆかりのさまざまなジャンルの20代から80代の芸術家や文化人約50人で構成するクリエーターサロンで、定期的に交流会を開いている。会設立のお披露目をかね「アートを通して出会いとふれあいの機会を作ろう」とフェスティバル開催のアイデアが持ち上がり、ことし4月に会員の建築家山中新太郎さんを委員長に7人で実行委員会を立ち上げ、フェスタ開催の準備を進めてきた。
実行委によると、とかく敷居が高いと思われがちな「芸術」の垣根をとり払うため「アートとあそぼう」をテーマに、ミュージアム全体がおもちゃ箱をひっくりかえしたようにさまざまなアートと出会えるわくわくとした場になることをめざすという。
プログラムはブラーバ会員のアイデアよるものが多く、12日11時から行われるメインイベントのトークショー「今、子どもたちに伝えたいこと」は、川崎生まれの人形作家・与勇輝さんが仕事を通して知り合った同世代の女優黒柳徹子さんとの対談を提案して実現。このほか脚本家の山田太一さん、写真家の鬼海弘雄さん、地域プロデューサー阿佐美善久さんのトーク「豊かに生きることの処方箋」(13日10時)、ミュージアムの未来像をテーマに実行委員長山中さんと建築史家の五十嵐太郎さん、建築家の西澤徹夫さんのトーク「建築レジェンドへの挑戦」(13日12時)のほか、ピアニストの小原孝さんと俳優の長谷川初範さん、落語家の桂米多朗さんが出演する「フィナーレコンサート」(13日15時30分)など、ユニークな顔合わせによる催しも多い。
ブラーバではまた、若い作家を育てることも活動のひとつにしており、若手写真家が撮影した作品をアートプロデューサーに見せる「ポートフォリオレビュー」を開き、プロデューのきっかけとなる機会もつくる。
このほか、東日本大震災の被災地・福島県桑折町のモモ生産農家を舞台とした話題映画作「物置のピアノ」の上映会(12日13時30分、13日14時30分)もある。12日の上映後には企画制作の武重邦夫さんと似内千晶監督らスタッフとキャストのトークショーも行われる。
両日とも、落語講座、切り絵などのワークショップや自分で撮影した写真データを持ち込む「撮って、プリント、展示してみよう」などの参加型のイベントもある。会場では、若手からベテランのアーティスト約30人が館内のあらゆる場所で絵画や写真、彫刻、現代美術などを展示したりダンスパフォーマンスも行われる。
実行委では「料理もアート」と位置づけ、市内のフレンチ、イタリアン、アジアンなど人気店によるフードマルシェと美術書・写真集などのアートブックマルシェが中庭で催され「芸術と食欲の秋」が満喫できる。
参加は、映画と一部のワークショップなどを除き無料。
問い合せは電話044(754)4500川崎市民ミュージアム。イベントの開催時間などの詳細は川崎市市民ミュージアムのHP(こちら>)へ。
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2013年12 月 1日 (日曜日)
川崎市の全小学校に『ドラえもん』全巻を寄贈:藤子・F・不二雄さんの生誕80周年記念してミュージアムが
ドラえもんの生みの親、漫画家の藤子・F・不二雄さんの生誕80周年を記念して、川崎市多摩区にある川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(伊藤善章館長)が、市内の全小学校113校に『ドラえもん』45巻と『ドラえもんプラス』5巻の合計50冊をプレゼントした。12月1日にはコミックス寄贈式が同ミュージアムで催され、福田紀彦川崎市長に伊藤館長からコミックスの絵を印刷したプレートが手渡された。
写真=『ドラえもん』の寄贈を福田市長(右)と一緒に喜ぶ小学生たち。左端は伊藤館長
寄贈式には、近くの稲田、宿河原、長尾の3小学校の4年生50人も参列、「大好きな『ドラえもん』が学校で読めてうれしい」などと大喜びだった。
藤子さんは1996年に亡くなるまで35年間、同市多摩区に住んでいたことから、同ミュージアムでは、地元のより多くの子どもたちに藤子さんの漫画に親しんでもらおうと寄贈することにしたもの。伊藤館長は「漫画が悪書とされた時代もあったが、現在は日本を代表するサブカルチャーとしてもてはやされるようになり、たいへんうれしく思っている。藤子先生は生前、漫画はこどものおやつなんだとおっしゃっていた。小学校の皆さんに漫画をプレゼントするのは有意義なことだと思う。子どもたちをはじめ多くの人に漫画を読んでもらって心が平和になってもらいたい」と話していた。
福田市長は「藤子さんの誕生日という記念すべき日に、夢を与えていただいてありがたく思っています。子どもの頃、ドラえもんを読んで『あんなことができたらいいな』と夢を膨らませましたが、明日から川崎の子どもたちがドラえもんを読んで、さらに夢を膨らませてくれると思います」と喜んでいた。
同ミュージアムでは、生誕80周年に合わせ、12月1日から9日まで展示室2室の漫画をすべて本原画で公開している。訪れた入場者は「藤子さんの制作当時の気持ちが伝わってくるような気がします」などと話しながら、食い入るように展示を見つめていた。また、藤子さんの誕生日の12月1日は、生前の書斎を再現した「先生の部屋」の写真撮影を許可したほか、普段は朝11時までしか食べられない「先生の朝食」を終日提供するなどの特別サービスを行い、人気を集めていた。ミュージアムショップでは生誕80周年記念グッズも販売され、キャラクターキャンディー、クリアファイル、マグカップなどを買い求める人でにぎわっていた。
問い合わせは電話0570-055-245(9時30分〜18時)同ミュージアム。
(c)Fujiko-Pro
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2013年5 月11日 (土曜日)
FC町田ゼルビアの月刊写真ニュース「マンスリーゼルビア」5月号を発行 : 町田市役所内コンビニやホーム試合の総合案内所で発売
FC町田ゼルビアの活躍を多くの市民に知ってもらう目的で特定非営利活動法人k-pressが2012年3月から制作・発行しているB3版の月刊写真ニュース「マンスリーゼルビア」の2013年5月号がこのほど発行され、町田市役所内1階にあるコンビニエンスストア生活彩家町田市役所店で1部150円で販売している。また町田市陸上競技場で行われるFC町田ゼルビアのホームゲーム時には、総合案窓口でも取り扱っている。
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2012年5 月31日 (木曜日)
藤子・F・不二雄ミュージアムが6月1日からジャイアンフェア:満10歳の誕生日祝う
川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(川崎市多摩区長尾2-8-1)が、漫画『ドラえもん』に登場するジャイアンこと剛田武が6月15日に10歳の誕生日を迎えるのにちなんで、6月1日から30日までミュージアムショップやカフェなどで「ジャイアンフェア」を実施する。
写真=誕生会でスタッフにレイをかけてもらうジャイアン
フェアに先立ち、5月31日9時30分から同ミュージアム2階の「きこりの泉」前でプレス向けに「ジャイアンの誕生会」が催され、同館スタッフ8人が「ハッピーバースデージャイアン」を歌いながら、泉から出てきた「きれいなジャイアン」にレイをかけ、特製ケーキを披露した。
誕生会は、漫画のなかでジャイアンが「せめて、1年に1度誕生日くらい心から祝ってほしいよ〜。」と話していたことから企画した。
直径35cmのバースデイケーキ(写真左)は6月6日まで1階ウェイティングスペースに展示する。
フェアの期間中は、ミュージアムカフェで、人気メニュー「ジャイアンとカツ丼」に「HAPPY BIRTHDAY」と海苔であしらったバースデイバージョン(写真右下・1,000円)や、冬季限定メニューの「ジャイアンシチュー」(1,200円)の復活、ジャイアンのテーマカラーのオレンジを基調にした高さ約25cmの「ジャイアン to パフェ」(1,350円)を提供する。
このほか館内のプリントシール機で、ジャイアンの絵柄が登場する。
テイクアウトコーナーでは、歌好きなジャイアンにちなみ、紙製マイクに3種類のクッキーが入った「ジャイアンリサイタルマイク」(900円)、レトルトになったジャイアンシチューギフトパック(1人前1袋、950円)を販売する。
また、ミュージアムショップではジャイアンタオル、Tシャツ、メモ帳(写真左下)などを販売、2点買うごとにオリジナルポストカードを1枚プレゼントする。
同ミュージアムは予約入場だが、平日の入場はまだ余裕があり、川崎市民向け先行発売の利用は、それほど多くないという。
入場料は、おとな1,000円、中・高生700円、子ども(4歳以上)500円。
詳細は川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムのホームページ(こちら>)。
問い合わせは電話0570-055-245同ミュージアム。
また、同ミュージアムでは、夏休み中の子どもたちや、16時からの入館者にミュージアムをゆったり楽しんでもらおうと、7月20日から9月3日までの開館時間を1時間延長して19時までとし、無休で開館することを検討している。
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2011年11 月18日 (金曜日)
狛江市の泉龍寺に仏教文庫が11月20日にオープン:仏教関係などの書籍30000冊や貴重な文化財を展示
狛江市元和泉1-6-1の泉龍寺(菅原昭英住職)に、貴重な仏教関係の書籍や資料、同寺が所蔵する文化財などを展示する「仏教文庫」が11月20日にオープンする。また、この日は寺で住職の交代に伴う晋山式や稚児行列などが8時から昼過ぎまで催される。
この仏教文庫は、同寺の中興開山の鉄叟瑞牛大和尚の没後400年と、住職が菅原昭英さんから長男の淳一さんに替わるのに合わせて境内に建設を進めてきたもの。
文庫は鉄筋コンクリート造り2階建て、のべ床面積470㎡で、内部は1階に図書室(写真左)、閉架書庫、展示コーナー、畳コーナー、エントランス(写真右下)、受付、事務室、2階に展示室、資料室2室、講義室、研究室、館長室などがある。館内は落ち着いた雰囲気で、静かに読書ができるほか、畳コーナーには子どものために児童書を置く。また、エントランスや展示コーナーには敷地内から発掘された縄文土器、聖観世音菩薩像、周り地蔵の講中が水引幕を寄進した時の寄付人の連名額が展示されている。このほかにも展示室や展示コーナーに、江戸時代の著名な文化人として知られる石川丈山が石谷氏のために贈った扁額、徳川家光、家茂の朱印状、狛江一帯を治め、江戸町奉行も務めた石谷貞清の肖像画、鉄叟瑞牛和尚が使ったといわれる中国から輸入された大型の珍しい袈裟(けさ)、洛中洛外図の屏風など寺が所蔵している貴重な文化財を展示する。屋根に太陽光発電の設備を置き、館の前に同寺の本堂で使われた瓦を使った庭を造るなど、狛江の新しい文化施設として多くの人に親しまれそうだ。
蔵書は約30000冊の予定で、(1)寺や狛江、調布などの郷土誌(2)仏教図書(3)文庫・新書本(4)文学(5)辞書・辞典・系図などの参考図書(6)女性と仏教、ジェンダー関係の書籍(7)地誌・文化誌・寺院誌(8)展覧会などの図録・大型本(9)妖怪・夢・老・死などがテーマの書籍、の9つのコーナーに分けて開架式の閲覧室に置くほか、閉架書庫には大蔵経などの大型の叢書や全集などを収める。書籍は現在整理が進められており、来年春に一般に公開する予定。それまでは申し込みを受けて利用できるようにするという。
菅原昭英住職は、約40年にわたって歴史の研究を続け、東京大学史料編纂所や駒沢女子大学の教授、駒沢女子大の図書館長などを勤めた。また、妻の征子さんも女性史研究者で、東京女子大学などの講師を務めた。
こうした研究活動の間に集めた数多くの貴重な書籍や資料を収めた文庫を建設し、多くの人に役立ててもらうのがふたりの長年の夢だった。1994年から建設が計画され、2000年には世話人総会で「(仮称)泉龍寺仏教図書館」として承認を得たが、山門や本堂の改修工事などの必要が生じたため、計画が大幅に伸び、ようやくオープンにこぎ着けた。
館長として運営にあたる菅原さんは「ようやく夢が実現でき、うれしい。若い頃、本を入手するのに苦労したので、多くの人に役立ててもらいたい。また、文庫を多くの人に利用してもらうことで、とかく縁が薄い宗教や寺を身近に感じてもらうきっかけになれば」と話している。
開館は土曜日〜火曜日で時間は午前10時〜午後4時。
交通は小田急線狛江駅北口下車、徒歩2分。問い合わせは電話03-3489-3251。
また、泉龍寺では20日に、中興開山鉄叟瑞牛大和尚400年遠忌報恩会、住職の交代を行う「晋山式」などを催す。
8時から同寺別院から狛江駅北口を経て山門まで稚児行列を行うのを皮切りに、昼過ぎまでさまざまな法要や式典などが檀家などが参列して行われる。
問い合わせは☎03-3489-6778泉龍寺。
延長後半のシュート数は、 ヴィッセル1に対し東京は8と圧倒し、執念で引き寄せた勝利となった。
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2010年10 月 2日 (土曜日)
狛江市立中央図書館で作家の宮尾登美子さんが1日図書館長:著書の寄贈受け文庫も特設
狛江市在住の直木賞作家・宮尾登美子さんが10月1日、狛江市立中央図書館で1日図書館長に就任、本の貸し出し業務を行った。
写真=ファンに本を手渡す宮尾さん(右端)
市制40周年記念の図書館事業第1弾「宮尾登美子文庫」の一環として行われたもので、同図書館で有名人が館長を務めるのは初めて。
午前10時30分に同館に着いた宮尾さんは、カウンターに座って同館女性職員からバーコードの操作法などを習うと、宮尾さん目当てに来館した利用者から差し出される自作著書を受け取って端末機を操作。一人ひとりに笑顔で話しかけながら本を手渡し、約15分カウンター業務を行った。宮尾さんは「(図書館の)機械は係の人が教えてくれたので、すぐ慣れました。普段は家にこもって仕事をしているので、大好きな狛江の人とふれ合え、親近感が増しました」と話していた。
この日は、抽選で10人にサイン入り著作本のプレゼントが行われるとあって、市外からも大勢の宮尾ファンが8時過ぎから並び、9時から87人が整理券を受け取った。当選した10人のうち、市内在住の大越みきさん(74)は、「故郷が宮尾さんの著書『蔵』に描かれた近くだったため、親しみを感じてファンになりました。普段はとてもクジ運が悪いけど、思いがけず当たり、(『蔵』の舞台になった)越後の話をして目の前で自分の名前入り本をいただき、とても感激しました」と喜んでいた。
宮尾さんは約30年前から狛江市に住んでおり、同館では開館20周年を迎えた1997年に宮尾さんを招いて講演会を催したとき、宮尾さんから多くの著作の寄贈を受けた。ことしは40周年記念として新たに127冊の寄贈を受けた。こうしたことから、9月25日から10月31日まで同館の入り口近くに特設の蔵書コーナー「宮尾登美子文庫」(写真左)を設置している。
宮尾文庫についての問い合わせは電話03(3488)4414 狛江市立中央図書館。
2010-10-02 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース, 書籍 | Permalink | コメント (0)