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2013年12 月 1日 (日曜日)
川崎市の全小学校に『ドラえもん』全巻を寄贈:藤子・F・不二雄さんの生誕80周年記念してミュージアムが
ドラえもんの生みの親、漫画家の藤子・F・不二雄さんの生誕80周年を記念して、川崎市多摩区にある川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム(伊藤善章館長)が、市内の全小学校113校に『ドラえもん』45巻と『ドラえもんプラス』5巻の合計50冊をプレゼントした。12月1日にはコミックス寄贈式が同ミュージアムで催され、福田紀彦川崎市長に伊藤館長からコミックスの絵を印刷したプレートが手渡された。
写真=『ドラえもん』の寄贈を福田市長(右)と一緒に喜ぶ小学生たち。左端は伊藤館長
寄贈式には、近くの稲田、宿河原、長尾の3小学校の4年生50人も参列、「大好きな『ドラえもん』が学校で読めてうれしい」などと大喜びだった。
藤子さんは1996年に亡くなるまで35年間、同市多摩区に住んでいたことから、同ミュージアムでは、地元のより多くの子どもたちに藤子さんの漫画に親しんでもらおうと寄贈することにしたもの。伊藤館長は「漫画が悪書とされた時代もあったが、現在は日本を代表するサブカルチャーとしてもてはやされるようになり、たいへんうれしく思っている。藤子先生は生前、漫画はこどものおやつなんだとおっしゃっていた。小学校の皆さんに漫画をプレゼントするのは有意義なことだと思う。子どもたちをはじめ多くの人に漫画を読んでもらって心が平和になってもらいたい」と話していた。
福田市長は「藤子さんの誕生日という記念すべき日に、夢を与えていただいてありがたく思っています。子どもの頃、ドラえもんを読んで『あんなことができたらいいな』と夢を膨らませましたが、明日から川崎の子どもたちがドラえもんを読んで、さらに夢を膨らませてくれると思います」と喜んでいた。
同ミュージアムでは、生誕80周年に合わせ、12月1日から9日まで展示室2室の漫画をすべて本原画で公開している。訪れた入場者は「藤子さんの制作当時の気持ちが伝わってくるような気がします」などと話しながら、食い入るように展示を見つめていた。また、藤子さんの誕生日の12月1日は、生前の書斎を再現した「先生の部屋」の写真撮影を許可したほか、普段は朝11時までしか食べられない「先生の朝食」を終日提供するなどの特別サービスを行い、人気を集めていた。ミュージアムショップでは生誕80周年記念グッズも販売され、キャラクターキャンディー、クリアファイル、マグカップなどを買い求める人でにぎわっていた。
問い合わせは電話0570-055-245(9時30分〜18時)同ミュージアム。
(c)Fujiko-Pro
2013-12-01 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, 書籍 | Permalink