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2010年10 月 2日 (土曜日)

狛江市立中央図書館で作家の宮尾登美子さんが1日図書館長:著書の寄贈受け文庫も特設

101001miyao01 狛江市在住の直木賞作家・宮尾登美子さんが10月1日、狛江市立中央図書館で1日図書館長に就任、本の貸し出し業務を行った。

写真=ファンに本を手渡す宮尾さん(右端)

市制40周年記念の図書館事業第1弾「宮尾登美子文庫」の一環として行われたもので、同図書館で有名人が館長を務めるのは初めて。
午前10時30分に同館に着いた宮尾さんは、カウンターに座って同館女性職員からバーコードの操作法などを習うと、宮尾さん目当てに来館した利用者から差し出される自作著書を受け取って端末機を操作。一人ひとりに笑顔で話しかけながら本を手渡し、約15分カウンター業務を行った。宮尾さんは「(図書館の)機械は係の人が教えてくれたので、すぐ慣れました。普段は家にこもって仕事をしているので、大好きな狛江の人とふれ合え、親近感が増しました」と話していた。
101001miyao02 この日は、抽選で10人にサイン入り著作本のプレゼントが行われるとあって、市外からも大勢の宮尾ファンが8時過ぎから並び、9時から87人が整理券を受け取った。当選した10人のうち、市内在住の大越みきさん(74)は、「故郷が宮尾さんの著書『蔵』に描かれた近くだったため、親しみを感じてファンになりました。普段はとてもクジ運が悪いけど、思いがけず当たり、(『蔵』の舞台になった)越後の話をして目の前で自分の名前入り本をいただき、とても感激しました」と喜んでいた。
宮尾さんは約30年前から狛江市に住んでおり、同館では開館20周年を迎えた1997年に宮尾さんを招いて講演会を催したとき、宮尾さんから多くの著作の寄贈を受けた。ことしは40周年記念として新たに127冊の寄贈を受けた。こうしたことから、9月25日から10月31日まで同館の入り口近くに特設の蔵書コーナー「宮尾登美子文庫」(写真左)を設置している。
宮尾文庫についての問い合わせは電話03(3488)4414 狛江市立中央図書館。

2010-10-02 in 02)イベント・催事, 07)文化・芸術, a) 狛江市のニュース, 書籍 | Permalink

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