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2022年1 月19日 (水曜日)

川崎フロンターレが新体制発表:チャナティップら新戦力7人を加え3連覇へ意欲

220115foronntale014川崎フロンターレは1月15日、川崎市川崎区のカルッツかわさきで新体制発表会見を開き、2022年のチーム方針や新加入選手7人、新ユニフォームなどを発表した。鬼木達監督は901人の観客を前にリーグ3連覇とACL(アジアチャンピオンズリーグ)制覇など複数タイトルの奪還にチャレンジすることを誓った。また、引退した中村憲剛さんが付けていた背番号14は、MF脇坂泰斗選手が付けることも発表された。

写真=新入団選手6人とユニフォーム

220115foronntale003会見には藁科義弘社長、4月から新社長に就任する吉田明宏副社長、竹内弘明強化本部長、鬼木監督のほか、今季入団するアカデミー出身のGK早坂勇希(はやさか・ゆうき、22歳、背番号#22、前所属−桐蔭横浜大学)、DF松井蓮司(まつい・れんじ、21歳、#25、法政大学)、DF佐々木旭(ささき・あきら、21歳、背番号15、流通経済大学)の3人と、移籍の瀬古樹(せこ・たつき、24歳、#16、横浜FC)、昇格のFW五十嵐太陽(いがらし・たいよう、18歳、#28・川崎フロンターレU-18)、FW永長鷹虎(えいなが・たかとら、18歳、#26、興国高校)が舞台で挨拶。また、北海道コンサドーレ札幌から移籍するMFチャナティップ・ソングラシン(ちゃなてぃっぷ、28歳、#18)からのビデオメッセージが放映された。
220115foronntale001ことしのチームのキャッチフレーズは、強化と事業の両面でワクワクとドキドキが溢れる1年にしたいとの思いを込めて「HEART BEATS!(鼓動)」と発表された。
新体制発表に先立ち、新型コロナウイルス感染症対策のため欠席した川崎フロンターレ後援会会長の福田紀彦川崎市長がビデオメッセージビデオを寄せ、「川崎市が政令指定都市になって50年で、2024年は川崎市制100周年の大きな節目を迎えます。フロンターレができた26年前、その頃川崎にはプロスポーツがなかなか根付かないと言われました。しかし、フロンターレの地域を愛して地域貢献して市民を巻き込む取り組みによって、いまでは多くのスポーツチームが根付く街になりました。ことしも『風呂周年』を記念してもっと多くの人を巻き込み、一つでの多くのタイトルを取ることを期待し応援していきたいです」とエールを贈った。
舞台で達者なダンスを披露した藁科社長(写真左上)は「こんなこと(ダンス)をやるクラブはほかにはありません。私は4月で退任しますが、長い間皆さんの力強い応援に支えられてやってこれました。今日の新体制会見は副社長の吉田に全て託しました。その理由は、私は2015年のシーズン途中から社長に着任したので、予算から方針、戦い方まで全部決まっており、そのシーズンは何もできませんでした。後任の吉田副社長にその思いをさせたくないと考え、ことしの方針や運営は任せ、私は1幕の最後を盛り上げることにしました。この間思えばいろんなことがありました。シルバーコレクターといわれてなかなかタイトルが取れなかったため、私の役割として、タイトルを取ることにかけました。J1の中の中、中の上くらいだったチームの成績と経営状況を、なんとか上位、願わくばトップまでにいけるようにしたいとその一念でやってきました。会社の中身、運営の仕方もガラッと変え、変革をすると宣言してやってきました」などとこれまでを振り返っていた。
会場では、新ユニフォーム、ユニフォームスポンサーの紹介とともに、創立26年にちなんで、スーパー銭湯などでも活躍する男性歌手グループ純烈が出演、開幕戦にハーフタイムショーを行うほか、川崎市浴場組内などとコラボした「お風呂」に関連した営業・プロモーション企画などを発表した。
川崎フロンターレは新型コロナウイルス感染症予防のため、2021年の新体制発表は無観客で実施したが、今回は、入場を半数以下に抑えて有観客で開催する準備を進め、チケットも販売した。年明けにオミクロン株が急拡大したため、無観客実施も検討したが、選手やスタッフと観客の通路を分けるなどバブル方式を徹底して催すことにしたという。

 

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2022年1 月 7日 (金曜日)

川崎市麻生区で七草がゆの会:残雪の中、約400人がふるさと麻生の味に舌鼓

Nanakusa002川崎市麻生区役所広場で1月7日、「あさお古風七草粥(がゆ)の会」が催され、麻生区産の米や野菜で作った春の七草がゆが家族連れやお年寄りなど約400人に振る舞われた。前日の雪が残る中を訪れた人たちは手作りの温かい「ふるさとの味」を楽しんでいた。

写真=粥を味わう人

Nanakusa005七草粥の会は、麻生区文化協会(菅原敬子会長)が地域の食文化を多くの市民に味わってもらおうと2004年から麻生区役所と共催で毎年1月7日に開催しており、今回で18回目を数える同区の新年の風物詩だ。昨年は新型コロナウイルス感染症のため初めて中止となったが、ことしは「無病息災を祈る伝統行事なので、ぜひ実施したい」と昨年秋に関係者間で協議。三密を避けるため、例年の半分の500食に減らし、時間を小まめに区切って整理券を配布、対面を避け、一方を向いて黙食するなどといった感染対策のガイドラインを決めて、準備を進めてきた。

Nanakusa001会場となった区役所と麻生市民館の間の広場は、前日午後から降った雪が数センチ積もったが、区職員やボランティアらが7時30分頃から雪かきをして間に合わせた。
同区は坂が多いこともあり、例年より客足が遅かったが、午前10時30分の受け付け前には整理券を求めて並ぶ人の姿が見られた。訪れた人たちは、和服にかっぽう着姿の文化協会の女性らがよそった七草がゆを受け取り、「春の香りが楽しめて、おいしい」などと話しながら味わっていた。
かゆ作りに使われたのは、同区黒川の米と、会員が5日に古沢でつんだセリやナズナ、片平産のカブや大根などで、前日に会員らが準備をし、当日午前9時前から麻生市民館調理室でかゆを作り、早野聖地公園のボランティアが里山活動で作った炭で焼いたモチを入れた。
Nanakusa003会場には、七草を植えた鉢を展示したほか、かゆができるまでの作業の写真をパネルで展示した。
また、市民館入り口横の屋外ステージで、「麻生童謡を歌う会」が正月にちなんだ唱歌などを披露、羽根つきやカルタ取りも行われた。
主催者は「雪の影響もあったが、ゆったりと伝統の味を楽しんでもらえて良かった」と話していた。

 

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