« 2019年9 月 | メイン | 2019年11 月 »

2019年10 月30日 (水曜日)

川崎市の橘樹官衙遺跡群が国指定史跡5周年:古代役人の衣装体験、史跡めぐりなど記念のイベント

高津区千年と宮前区野川にある古代の律令制時代の役所跡とされる「橘樹官衙遺跡群(たちばなかんがいせきぐん)」が国史跡指定5周年を記念し、川崎市教育委員会が、古代の役人の衣装体験や史跡めぐり、現地見学会、シンポジウムなどさまざまなイベントを開催する。

同市教育委員会によると橘樹官衙遺跡群は、武蔵国橘樹郡の役所跡である橘樹郡家(郡衙)跡と、その西側に隣接して造営された古代の寺院跡である影向寺遺跡から構成される古代官衙の遺跡。地方官衙の成立から廃絶に至るまでの経過をたどることができる貴重な遺跡で、7世紀から10世紀の官衙の実態とその推移を知るうえで重要であるとして、2015年に川崎市初の国史跡に指定された。
同市教委では史跡指定後に、多くの市民にこの遺跡群の持つ歴史的・学術的価値を知ってもらい、史跡の整備や有効活用について理解を深める取り組みを行っており、ことしは「5年で”さらに””もっと”わかった! 古代のかわさき」をテーマに10月から来年3月まで記念事業を実施する。
11月3日には、同遺跡と同時代に創建されたと伝わる遺跡郡西隣の影向寺縁日のイベントブースで、当時の男性役人がまとっていた笏(しゃく)や冠など衣冠束帯をイメージした装束を身に付ける古代衣装体験を12時から14時まで行う。雨天決行で参加は無料。
11月23日午後に行う「橘樹官衙遺跡群成立前夜 高津の古墳めぐり」の参加者を募集している。
古墳めぐりは、橘樹官衙遺跡群が成立する前の時代の古墳時代の史跡や文化財をめぐり古代川崎の歴史に触れるとともに、橘樹官衙遺跡群の歴史的背景について理解を深める。集合場所と時間は東急東横線二子新地駅東口に12時30分に集合。コースは、岡本かの子文学碑〜二子橋の石柱〜多摩川の旧流路〜諏訪神社〜諏訪天神塚古墳〜諏訪浅間塚古墳〜二子塚古墳跡〜旧平瀬川流路〜宗隆寺(宗隆寺古墳群)をめぐり16時30分頃溝の口駅付近で解散する。定員は30人で応募多数の場合は抽選。
申し込みは往復葉書か市教委文化財課のホームページ(こちら>)のフォームメールに住所・氏名(ふりがな)、開催時点の年齢、電話番号を明記し(往復葉書の場合は返信宛先も書き)、11月8日(消印有効)までに〒210-8577(住所不要)川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課へ送る。葉書1通で2人まで受け付けるが、その場合は2人の名前と年齢も記入。
このほか、12月7日に橘樹郡家跡第30次調査現地見学会、2020年2月29日に影向寺遺跡第26次調査見学会、3月14日に国史跡指定5周年シンポジウムが開かれる。
問い合わせは電話044-200-3306川崎市教育委員会事務局生涯学習部文化財課。

2019-10-30 in 02)イベント・催事, 05)歴史, 07)文化・芸術, b) 川崎市のニュース, b3) 川崎市高津区, b4) 川崎市宮前区 | Permalink | コメント (0)

2019年10 月26日 (土曜日)

川崎フロンターレがルヴァンカップ優勝:札幌との激闘制し悲願の初カップ

FrontaleJリーグYBCルヴァンカップの決勝戦が10月26日埼玉スタジアム2002で行われ、川崎フロンターレが北海道コンサドーレ札幌をPK戦にもつれこむ激闘の末下し、5回目の挑戦で初のカップを獲得した。

写真=優勝を喜ぶ選手たち

●ルヴァンカップ決勝戦の写真ニュース

試合は開始10分にMF菅大輝(4)のゴールで札幌が先制したが、アディショナルタイムにMF阿部浩之(8)のゴールで追い付き、前半を同点で折り返した。後半に入るとMF中村憲剛(14)、FW小林悠(11)を投入、88分にFW小林のゴールで勝ち越した。しかし、札幌もアディショナルタイムの90+5分にMF深井一希(8)のゴールが決まり、試合終了寸前に振り出しに戻し、延長戦に突入した。
延長前半のDF谷口彰悟(5)が札幌のMFチャナティップ(18)を倒して退場となり、札幌のDF福森晃斗(5)がMFチャナティップが得たフリーキックを決めて勝ち越した。川崎は数的劣勢に陥ったが、延長後半の109分にFW小林がこの日2本目のゴールを決めて同点に追い付いた。
PK戦では車屋紳太郎(7)が4本目をはずしたものの、GK新井章太(21)が続く2人のボールをセーブ、5対4でPK戦を制し、勝利を決めた。
選手たちは優勝が決まった瞬間、GK新井のもとにかけ寄り互いに抱き合って喜びを爆発させていた。
試合の最優秀選手(MVP)には、PK戦のファインセーブでチームを優勝に導いたGK新井が選ばれた。
競技場は両チームのサポートなど約4万8千人で埋まったが、まれに見るシーソーゲームに見入るとともに、両チームの健闘をたたえ合っていた。
表彰式の後、スタンドの前で優勝カップを掲げた川崎の選手に、客席を埋めたサポーターたちは「5度目の正直」を共に喜んでいた。
村井満チェアマンは「劇的な同点弾や最後のPK戦まで一瞬たりとも目の離せない、本当に見応えのある一戦でした。伝統を紡ぐ『Jリーグの唯一の決勝』にふさわしい、熱くすばらしい戦いを見せてくれた」と両チームに感謝の意を表し、健闘をたたえるとともに「これまで決勝に4度進むもいずれも準優勝」だった川崎フロンターレに対し「PK戦までもつれこむ、まさに激闘を制し、令和最初の決勝の舞台で栄光を手にされました」と優勝をたたえていた。
また、福田紀彦川崎市長は「死闘を制した最後の最後まで諦めない、戦い続ける姿に感動しました。台風で被災した市民の皆さんをはじめ、153万市民に大きな勇気と力を与えてくれました。ルヴァンカップ初優勝の喜びを市民の皆さん、サポーターの皆さんと共に分かち合いたいと思います」とのコメントを発表した。

2019-10-26 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0)

よみうりランドでイルミ点灯式:640万球でギリシャ神話の世界創出、来年5月6日まで

191024yomiuriland18首都圏最大級の640万球のLEDライトで遊園地を彩るイルミネーションが10月24日からよみうりランド(東京都稲城市、川崎市多摩区)で始まった。「ジュエルミネーション」と名付けた宝石をモチーフにしたイルミネーションを世界的な照明デザイナー石井幹子さんに依頼、同園の名物イベントとして人気を集めている。2010年から始まり、今回で10年目を迎えた。昨年よりライトを50万球増やし、ギリシャ神話の世界をモチーフに「ジュエリー・オリンポス」を創出、ゼウス、ポセイドン、アポロンなど12神にちなんで、12エリアをそれぞれの神をイメージする色彩の光で演出した。

写真=640万球のイルミネーションで飾られたよみうりランド

●よみうりランドジュエルミネーションの写真ギャラリー

191024yomiuriland0224日の点灯式(写真左)には、石井さん、五輪金メダリストの元レスリング選手で「霊長類最強女子」の異名を持つ吉田沙保里さん、ダンス&ボーカルグループ・THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、よみうりランドの杉山美邦社長が出席。観客とともにカウントダウンしてスイッチを入れると、ゼウスの宮殿をイメージした高さ25mの「オリンポス・サミット」などが明るく輝き、観客からは大きな歓声が上がった。
イルミネーションは2020年5月6日まで151日間点灯される。
「ジュエルミネーション」は期間中の16時から20時30分(12月15日~25日は21時まで、1月6日〜4月5日は20時まで、3月2日〜3月19日の平日と4月6日〜24日・27日・28日・30日・5月1日は点灯しない)。
料金はナイト入園料おとな(18~64歳)1,500円、中高生・シルバー(65歳以上)800円、小学生・シニア500円。ナイトパス(入園料含む)おとな2,500円、3歳~高校生・シルバー1,700円。
問い合わせは電話044-966-1111。 ホームページhttps://www.yomiuriland.c

2019-10-26 in 02)イベント・催事, 08)経済・農業, b) 川崎市のニュース, b2) 川崎市多摩区, f)稲城市 | Permalink | コメント (0)

2019年10 月19日 (土曜日)

ラグビーW杯準決勝の日本対南ア戦:狛江市が10月20日にパブリックビューイング

10月20日に行われるラグビーワールドカップ2019の準々決勝、日本代表対南アフリカ代表戦のパブリックビューイングを小田急線狛江駅北口にあるエコルマホール6階展示・多目的室で狛江市が催す。

18時15分に開場、18時45分からオープニングトーク、19時15分から試合の模様を中継する。
会場は禁煙でアルコール、食べ物の持ち込みはできない。
また、入場には整理券が必要で、20日16時から狛江市役所市民ひろばで1人あたり2枚を配布する。配布予定数は約200枚。

2019-10-19 in 02)イベント・催事, a) 狛江市のニュース, スポーツ | Permalink | コメント (0)