« よみうりランドでイルミ点灯式:640万球でギリシャ神話の世界創出、来年5月6日まで | メイン | 川崎市の橘樹官衙遺跡群が国指定史跡5周年:古代役人の衣装体験、史跡めぐりなど記念のイベント »

2019年10 月26日 (土曜日)

川崎フロンターレがルヴァンカップ優勝:札幌との激闘制し悲願の初カップ

FrontaleJリーグYBCルヴァンカップの決勝戦が10月26日埼玉スタジアム2002で行われ、川崎フロンターレが北海道コンサドーレ札幌をPK戦にもつれこむ激闘の末下し、5回目の挑戦で初のカップを獲得した。

写真=優勝を喜ぶ選手たち

●ルヴァンカップ決勝戦の写真ニュース

試合は開始10分にMF菅大輝(4)のゴールで札幌が先制したが、アディショナルタイムにMF阿部浩之(8)のゴールで追い付き、前半を同点で折り返した。後半に入るとMF中村憲剛(14)、FW小林悠(11)を投入、88分にFW小林のゴールで勝ち越した。しかし、札幌もアディショナルタイムの90+5分にMF深井一希(8)のゴールが決まり、試合終了寸前に振り出しに戻し、延長戦に突入した。
延長前半のDF谷口彰悟(5)が札幌のMFチャナティップ(18)を倒して退場となり、札幌のDF福森晃斗(5)がMFチャナティップが得たフリーキックを決めて勝ち越した。川崎は数的劣勢に陥ったが、延長後半の109分にFW小林がこの日2本目のゴールを決めて同点に追い付いた。
PK戦では車屋紳太郎(7)が4本目をはずしたものの、GK新井章太(21)が続く2人のボールをセーブ、5対4でPK戦を制し、勝利を決めた。
選手たちは優勝が決まった瞬間、GK新井のもとにかけ寄り互いに抱き合って喜びを爆発させていた。
試合の最優秀選手(MVP)には、PK戦のファインセーブでチームを優勝に導いたGK新井が選ばれた。
競技場は両チームのサポートなど約4万8千人で埋まったが、まれに見るシーソーゲームに見入るとともに、両チームの健闘をたたえ合っていた。
表彰式の後、スタンドの前で優勝カップを掲げた川崎の選手に、客席を埋めたサポーターたちは「5度目の正直」を共に喜んでいた。
村井満チェアマンは「劇的な同点弾や最後のPK戦まで一瞬たりとも目の離せない、本当に見応えのある一戦でした。伝統を紡ぐ『Jリーグの唯一の決勝』にふさわしい、熱くすばらしい戦いを見せてくれた」と両チームに感謝の意を表し、健闘をたたえるとともに「これまで決勝に4度進むもいずれも準優勝」だった川崎フロンターレに対し「PK戦までもつれこむ、まさに激闘を制し、令和最初の決勝の舞台で栄光を手にされました」と優勝をたたえていた。
また、福田紀彦川崎市長は「死闘を制した最後の最後まで諦めない、戦い続ける姿に感動しました。台風で被災した市民の皆さんをはじめ、153万市民に大きな勇気と力を与えてくれました。ルヴァンカップ初優勝の喜びを市民の皆さん、サポーターの皆さんと共に分かち合いたいと思います」とのコメントを発表した。

2019-10-26 in b) 川崎市のニュース, スポーツ | Permalink

コメント

コメントを投稿