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2016年11 月15日 (火曜日)
天皇杯4回戦・川崎フロンターレが浦和レッズに勝利 : 延長の末、PKで制す
第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会4回戦8試合が11月9日と12日に各地で行われ、第2日程の川崎フロンターレは、川崎市中原区の等々力陸上競技場で浦和レッズと対戦した。試合は、後半から激しい点の取り合いとなり川崎Fは120分間に3度先攻されたが、若手とベテランの踏ん張りで追いつきPK戦を4-1で制し、準々決勝にコマを進めた。
準々決勝は12月24日(時間、場所未定)で、川崎FはFC東京と対戦する。
写真(撮影 : 桑山輝明)=PK戦を制し、GKチョン・ソンリョンに駆け寄る川崎Fイレブン
ともにチャンピオンシップ(CS)出場を決めており、川崎Fが11月23日のCS準決勝に勝利すればあと2回対戦する。CSの前哨戦とも言える好カードで、競技場には両チームから大勢のサポーターが集まり、4回戦観客最高となる20,009人が入場した。
川崎Fは、司令塔のMF中村憲剛(#14)、FW大久保嘉人(#13)と並びチーム内得点トップのFW小林悠(#11)、MF大島僚太(#10)をけがで欠くがGKチョン・ソンリョンが久々に復帰、若手のFW三好康司(#26)とFW長谷川竜也(#16)がトップ、キャプテンマークをつけた大久保がMF登録でトップ下に入りゲーム作りを果たした。一方の浦和レッズは、日本代表選出のGK西川周作(#1)とDF槙野智章(#20)を欠き、ともにベストメンバーでの布陣とはならなかった。
試合は、立ち上がりから互いに攻守の切り替えが早い展開でチャンスを作るものの、両チームともミスが多くフィニッシュの精度も欠き、前半を0対0で折り返した。
浦和はハーフタームでMF高木俊幸(#13)に替えFW李忠成(#20)を投入、58分にMF柏木陽介(#10)からMF青木拓矢(#16)送り出し攻撃の活性化を図った。川崎Fも前半接触プレーで治療を受けたMFエウシーショ(#18)に替え浦和キラーのMF森谷賢太郎(#18)を送り出し、68分には長谷川からDF登里享平(#2)と早めに交替カードを切った。
川崎Fの早いパスワークに手こずっていた浦和は、71分ようやくFW興梠慎三(#30)がGKをかわしてゴールを決め先制(写真左上)。負けられない川崎Fは、76分にMF車屋紳太郎(#20)に替えFW森本貴幸(#9)を送り出したが、しばらく浦和の攻撃に耐える時間が続いた。川崎Fは、カウンターから抜け出した大久保のミドルシュートが相手ハンドの判定となりPKを獲得、自身で決めて86分同点となり試合を振り出しに戻した。
直後の88分に李のヘディングシュートをGKがはじいたがそのボールが登里の足にあたりオウンゴール(写真左中)で再び浦和のリードとなった。粘る川崎Fは、5分と表示されたアディショナルタイムの直後の90+1分に登里がチャンスを作り森本がゴール(写真右上)して再び追いつき、その後も三好がミドルシュートを放ったが、相手GKのファインセーブで勝ち越せず延長戦に入った。
延長前半、激しい攻防が続き97分にカウンターから浦和の青木に失点を許した。しかしこの頃から浦和の興梠とMF駒井善成(#18)が足を痛め、ピッチに座り込む姿がたびたび見られるようになった。
延長後半は、セーフティーリードとなる次の1点を狙う浦和と何としても追いつきたい川崎Fの激しい攻防が続き、117分にパワープレーからDFエドゥアルド(#23)がヘディングで同点弾(写真右下)を決めると、川崎Fサポーターの多くが立ち上がってタオルマフラーなどを振りまわし大きな声援を送った。その後、120分の笛が鳴るまで互いに攻め続けが、守備陣が耐え抜きPK戦に突入した。
川崎先攻のPK戦は1人目の大久保が落ち着いて決めた。浦和1人目のMF阿部勇樹(#22)のPKはソンリョンが止めたが先に動いたとしてイエローカードが出て蹴り直しとなり成功。川崎F2人目の三好が決めたが、続く浦和FWズラタンのPKをソンリョンがセーブし(写真左下)、この試合初めて川崎Fのリードとなった。その後、浦和3人目の興梠はポストにあたり失敗、川崎Fは3人目、4人目も成功しPKを制して準々決勝の切符をもぎ取った。
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