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2016年5 月 6日 (金曜日)
J2・FC町田ゼルビアがFC岐阜に1対1: 先制直後に追いつかれ2試合連続引き分けで、3位に後退
明治安田生命J2の第11節の10試合が5月3日に行われ、FC町田ゼルビアは、町田市野津田の町田市立陸上競技場でFC岐阜と対戦した。町田は、前半に先制したがわずか3分後に追いつかれ1対1で引き分け、3位に後退した。
写真=33分、先制ゴールに喜ぶ町田のFW中島裕希(#30)
ゴールデンウィーク3連戦の2試合目。開幕戦の敗戦から負けなしの町田は、9節から首位をキープしているが前節引き分けており、ホームでは勝ちたいところ。一方の9位の岐阜は、前節負けており連敗は避けたい。
風はやや強かったががおでかけ日和の好天で、競技場には多くのゼルビアサポーターが来場、6,034人が観戦した。
町田は、前節負傷のDFカルフィン ヨン ア ピン(#37)に替わりDF金聖基(#24)が6試合ぶりに先発した。
試合は風上の町田がボールを保持するものの、自陣前を守備陣が固めた上、ブラジル人トリオの攻撃陣がカウンター狙いでロングパスを出す岐阜を相手にいつものようにパスをつなげる攻撃が仕掛けられずなかなかチャンスがつかめなかった。その後、次第に相手を守備を抜けゴール前にボールを運び、33分にフリーキックのチャンスでMF鈴木崇文(#17)のあげたクロスがゴールポストにあたりその跳ね返り球をFW中島裕希(#30)が岐阜の守備陣に囲まれながらも右足で押し込み先制した(写真左上)。
しかし、3分後の36分にカウンターから岐阜のFWレオナルド ロシャ(#10)に強烈なミドルシュートを決められ試合を振り出しに戻した(写真右上)。岐阜はその後もブラジル人トリオがゴールを目指したがいずれも枠に入らず、前半を0対0で折り返した。
後半、町田はハーフタイムに相馬直樹監督の指示「味方の距離感、風下にいることを考える」を受け、岐阜のカウンターを受ける回数が減った。町田はボール保持率は高まったもののラストパスが繋がらず、69分に先制点を演出した崇文を下げ、MF重松健太郎(#39)を投入した。その後、フリーキックやコーナーキックなどのチャンスは作ったが、追加点を得られず2試合連続の引き分けに終わった。
前節勝ち点差が1で2位と3位だった北海道コンサドーレとセレッソ大阪がともに勝利したため、引き分けの町田は3位に後退した。
試合後の会見で相馬監督は「ドローに終わったのは残念。後半修正は出来たが、最後をやりきるところが物足りなかった」と反省、また交替が1人といつもより少なかったことについて「岐阜が後半になるほどカウンターを狙っているのが分かっていたので、バランスを大きく崩してまで攻めるのは難しかった」と振り返った。
一方の岐阜のラモス瑠偉監督は「攻撃的なサッカーをやりたかった。前半はそんなに悪くなかったし、後半は町田が前から来ると予想していた中で、ペースを失わずに勇気を持ってボールを回さないと苦しい試合になってしまうと話していた。でもさすがに町田は首位を走っているチームらしく、守りも堅くて、連係も素晴らしかった。岐阜もそれなりに良かったとは思う。僕は少なくとも2点を取れるサッカーをやりたいと常々思っている。本当は町田や山口のようなサッカーがしたい」と話した。
町田の次のホームゲームは5月15日16時からギラヴァンツ北九州と対戦する。
2016-05-06 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, スポーツ | Permalink