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2016年4 月29日 (金曜日)
狛江市長選:日本語学校教師の平井里美氏が無所属で出馬を表明
任期満了に伴い6月12日に告示、19日に投票が行われる狛江市長選挙に、「市民センターを考える市民の会」元代表で、日本語学校教師の平井里美(ひらい・さとみ)氏(54)が無所属で立候補すると表明した。4月28日に市議会応接室で開いた記者会見で明らかにしたもので、同市長選には、現職の高橋都彦(たかはし・くにひこ)氏が15日に再選への出馬を表明している。
写真=平井里美氏
記者会見した平井氏は、約2カ月前に市民グループから出馬を打診されたものの一端断った経緯を明らかにしたうえで、「普通の市民が立候補することで政治が身近になり、何かできるかもしれないという希望がこの町に生まれるなら」と先週、立候補を決意したと話した。
また、日本語講師をしていた時に第一子を出産したが、非常勤だったため保育園に子どもを預けられず失職、それがきっかけで公民館でのサークル活動などを通して地域との関わりができ、地域活動を始めた。市民センター増改築に関する市民運動では、市民の声が行政に届きにくく、軽く扱われることを実感、「市への要望を市民が自由に発言できない現状が、立候補を決意した大きな理由」と説明。さらに「多様な価値観が大切にされ、行政と市民と専門家が一緒にまちを考えて作っていく市民参画・市民協働を実現したいと考え、公民館や図書館を充実を願う市民とともに『市民センターを考える市民の会』を立ち上げ、提案をまとめ4月6日に市に提出しました」「市民と行政が対等にまちづくりに取り組む方法を狛江から全国に発信したい」などと話した。
政策の主な骨子として「子どもも親も大切にされるまち」「小さな声もしっかりと聞き取り対話する市政」「魅力と活気、安全で住みよい住民本位のまちづくり」「立憲主義回復、安保法制廃止を狛江から」「地方自治体として、市民の声や願いを国や都に届ける」「市民要望の実現と財政確立を両立させる」を掲げ、5月中旬までに具体的な政策を発表する予定だ。
選挙母体となる「小さな声を聞く狛江」は、さまざまな市民活動をしている市民で構成。公民館・図書館再生市民プロジェクト事務局の青木香奈さん、ジャーナリストの伊藤千尋さん、団体職員の大熊啓さん、元東京農工大学大学院教授の小島喜孝さんが共同代表を務める。
記者会見には伊藤さんを除く3人が同席した。
同会では5月下旬に選挙事務所を開設する予定。
2016-04-29 in 06)政治, 10)社会, a) 狛江市のニュース | Permalink