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2016年3 月 9日 (水曜日)
J1・川崎フロンターレが湘南ベルマーレに4対4 : 終了間際に引き分けに追いつく
明治安田生命J1第2節の試合が3月5日と6日に各地で行われ、ホーム開幕戦を迎える川崎フロンターレは、第1日程の5日に川崎市中原区の等々力陸上競技場に湘南ベルマーレを迎えて対戦した。
川崎Fは、J1最多の通算157点に並んだFW大久保嘉人(#13)のゴールで先制したが、その後両チームが点を奪い合う乱打戦で湘南がリードして敗戦濃厚となったが、アディショナルタイムに新加入のFW森本貴幸(#9)の起死回生の移籍初ゴールを決め試合を4対4の引き分けに持ち込んだ。
写真(撮影 : 山本真人、桑山輝明)=試合終了、引き分けで浮かない表情の川崎Fの選手ら
川崎Fは2012年以来等々力競技場でのホーム開幕戦を白星で飾れていないが、リーグ開幕戦で昨季チャンピオンの広島に勝利した勢いでクラブ創設20年にあたることしこそ2連勝でスタートダッシュをはかりたいところだ。
神奈川ダービーとなった試合は、ホーム開幕や大久保の新記録達成に期待するサポーターが早い時間から来場、21,871人が観戦した。
川崎Fは前節同じGKチョン ソンリョン(#1) 、DF奈良竜樹(#3)、MF狩野健太(#25)の新加入3人と昨季のレギュラー組がスタメン、期待の森本はベンチスタートだった。
試合は、序盤から両チームとも攻守の切り替えの速い攻撃的な展開となり、13分に大久保が技ありのミドルシュートで先制すると、流れが川崎Fに傾きかけた。しかし、20分に川崎ゴール前でGKと湘南FWキリノ(#9)が交錯(写真右上)、ボールがゴールに転がりオウンゴールで同点となった。
その後、互いに攻撃をしのいでいたが、38分に湘南が追加点を奪うと、1分後には川崎FのFW小林悠(#11)が2試合連続となるゴールを決めて(写真左中)再び同点にした。湘南も直ぐに反撃、41分にコーナーキックから2014年に川崎Fに在籍したMFパウリーニョ(#5)が自身J1初ゴールを決め再びリードした。だが、川崎Fも45分に小林がこの日2点目となるゴールを決めて追いつき、前半を3対3で終えた。
川崎FはハーフタイムにMF森谷賢太郎(#19)と狩野を下げ、MF中野嘉大(#22)、森本を投入した。後半は乱打戦から一転しハーフタイムでシステムを変えた川崎がやや押し気味となったが、互いに堅い守りで相手の攻撃をクリアし次のゴールが試合を左右する展開となった。湘南は61分、62分に相次いで選手を交代すると川崎陣内に押し込む回数が増え、77分にカウンターからDF岡本拓也(#36)がゴールを決めて3回目の逆転に成功した。
ホーム開幕戦で負けられない川崎は、サイドからの攻撃で何度かチャンスを作るが決められず、90分に中野に変え長身DFエドゥアルド(#23)を前戦に送り出し高さを生かした攻撃を試みた。すると4分のアディショナルタイムが表示された直後にチャンスが訪れ、DF車屋紳太郎(#20)が放ったクロスを小林が頭で折り返しペナルティエリアの入った森本が低い姿勢のヘディングで同点弾を決めた。川崎Fはその後も攻め続けたが逆転はできず、勝ち点1を奪うのが精一杯だった。
試合前には、今シーズンの活躍と応援に向け福田紀彦川崎市長がサポーターに挨拶、恒例の始球式にはお笑い芸人のパンサー・尾形さんが登場し一本目のPKを外して笑いを誘ったが2本目をきっちり決め熱烈なサポーターが集まるGゾーンに駆け寄り祝福を受けた。また、バックスタンドではクラブ創立20周年を記念しサポーターの募金で制作した縦15m、横145mの日本一大きなビッグフラッグが初掲出された(写真左下)。
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