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2016年1 月16日 (土曜日)
川崎市が大久保選手にスポーツ特別賞:公開贈呈式に市民ら約700人、3年連続得点王の快挙祝福
川崎市は3年連続得点王に輝いた川崎フロンターレの大久保嘉人選手(33歳)に川崎市スポーツ特別賞を贈ることを決め、1月16日に中原区のショッピングモール「グランツリー武蔵小杉」1階のイベントスペースAQUA DROPで贈呈式を行った。
写真=スポーツ特別賞の賞状を持ち記念写真に応ずる大久保選手(中央)と福田紀彦市長ら
大久保選手が同賞を受賞するのは3回目で、過去の表彰は川崎市役所で行われていた。今回はJリーグ史上初の3年連続の得点王だっただけに、多くの人に大久保選手の快挙を知ってもらい、多くの人に祝福をしてもらうため、公開形式で行った。
贈呈式には、福田紀彦・川崎市長、藁科義弘・川崎フロンターレ社長、石田康博・川崎市議会議長のほか、武田信平・川崎フロンターレ会長、相原勝・川崎フロンターレ後援会常務理事ら関係者も参列した。
ステージ前で見る人のため100枚の整理券を用意したが、配布予定の9時前に40人が並ぶほどで、贈呈式が始まる15時には吹き抜けの2階、3階、階段などに約700人が詰めかけ、大久保選手を拍手で迎えた。
壇上で福田市長が賞状、副賞と、記念品として川崎マイスターの加藤眞理さんが製作したステンドグラスのランプを大久保選手に手渡し、「2回目のスポーツ功労賞の時に3年連続をめざしてほしいとお願いしたが、約束を果たしてもらいとてもうれしい。わがままついでに、ことしは4年連続を達成してほしい。また、チーム創設20年の節目なので、みんなの力を結集してタイトルを取って」と祝いの言葉を贈った。
大久保選手は「こんなにたくさんの人に来ていただいてすごくうれしい。ことしはまずチームがタイトルを取れるようにし、その上で自分も4年連続得点王になれるように努力したい。そのためにも、ぜひ等々力競技場に来てください」と挨拶した。
その後、会場に来た幼児からシニアまで幅広いファンの質問に答えるふれあいタイムが行われ、「悩みや不安はないの?」という質問に、大久保選手は「試合で点を取れば悩みは消えるが、すぐまた次の試合でゴールが決まらないのではなどと悩んで頭が疲れる」と答えた。初めて川崎に来たときの印象については「フロンターレのユニフォームを着て自転車に乗っている人を見て、いい町に来たとうれしかった」、幼児から「カズダンスがまた見たい」との希望が出され、「中山さんの持つJ1の記録(157)を破ったゴールでやります」と約束、少年からはダルマの目入れを頼まれ笑顔で応じていた。
地元の上丸子小学校サッカークラブの5年生3人からお祝いの花束を受け取った大久保選手は、お返しにサッカーボールとフラッグを手渡すなど、なごやかにサポーターと交流していた。
セレモニー後に記者会見に応じた大久保選手は「ことしはまずチームの優勝で、さらに30ゴールを取りたい」と抱負を語り、「昨年夏に一時、(ガンバ大阪の)宇佐美選手に4、5点離され、あきらめかけたときもあったが、調子を取り戻して取れてよかった」「フロンターレという攻撃的なチームに移籍し、ここで点が取れなかったら終わりだと思っていたが、早くなじめたおかげで、移籍1年目に得点王となれ、現在まで続いた。今季も新しい選手が入ったが、このチームは(パスをつなぐ)特別なサッカーをしているためなじめず1年で去る選手もいる。しかし優勝するためには毎年底上げが必要で、ことしの新加入選手には期待している」とチームの始動日を待ち兼ねた様子で話した。
2016-01-16 in 02)イベント・催事, b) 川崎市のニュース, b5) 川崎市中原区, スポーツ | Permalink