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2015年10 月19日 (月曜日)
J3・FC町田ゼルビアがSC相模原に1対0 : 完封勝利で来季のダービー名称は武相決戦に
明治安田生命J3第34節の6試合が10月17日と18日に各地で行われ、第2日程のFC町田ゼルビアは町田市野津田の町田市立陸上競技場でSC相模原と対戦した。町田は後半、エースのFW鈴木孝司(#9)がゴールを決め1対0で勝利、4連勝した。
この対戦は来季のダービー命名権をかけた試合だったが、町田の勝利で「武相決戦」に決定した。今節首位レノファ山口が試合がなかったため、この勝利で勝点差を6に縮めた。
写真(撮影 : 山本真人、神津佑磨)=73分、先制ゴールに喜ぶ町田イレブン
この試合は、境川をはさんだ隣りまち同士の対戦。両クラブは2014年からダービーマッチに統一名をつけており、旧地域名の武蔵野国(町田)、相模国(相模原)にちなみ、町田側は「武相決戦」、相模原側は「相武決戦」と呼び、試合のPR活動などを行ってきた。
今季は、1年間の対戦成績の結果で上回ったクラブが翌年の呼び名を使用することを申し合わせており、対戦成績は1勝1敗で今節の結果次第で名称が決まる。この対戦を盛り上げようとクラブはさまざまな集客イベントを用意したことも功を奏し、今季2番目となる7,782人が観戦した。
昇格を目指す町田は、サポーターが早くから会場入りし、バスの到着に熱い応援を贈っていた(写真左上)。
町田は、累積警告で出場停止のMF土岐田洸平(#10)の代わりに天皇杯3回戦で先制ゴールをあげたDFペ デウォン(#3)を先発で起用した。
試合は、立ち上がりゴール前までボールを運んでもシュートが打てないなど硬さが見られたが、次第に球際厳しく体を張ってボールを奪い合う一進一退の緊迫したゲームとなった。町田は相模原の元日本代表FW高原直泰(#10)にボールを持たれて危険な場面もあったが落ち着いてクリア(写真左下)。互いに3本のシュートを打ったが、決定機を作れず前半を0対0で折り返した。
後半、町田は次第に主導権を握る場面が増えチャンスを作るが、シュートが相手GKの前などでなかなか得点を奪えない状態が続いた。町田は63分にFW戸島章(#23)からFW久木野聡(#38)に、72分にMF重松健太郎(#39)からFW中村祐也(#11)と前線の選手を変えた。すると73分に中村がヘディングで落としたボールに孝司が自身今季10点目となるゴールを左足ボレーで決めて先制した。
その後、相模原は反撃のため選手を相次いで変えたが、町田は全員が高い守備意識で相手の決定機を作らせず、84分には得点のきっかけを作ったMF森村昴太(#28)からMF松下純土(#20)、90+4分には鈴木崇文(#17)からDF平智広(#4)に変え、天皇杯を含めて3試合続けて完封勝利をした。
勝利監督インタビューで相馬直樹監督は「(選手たちは)前半は硬さがありチャレンジが少なかったが、後半は自信を持ってチャレンジしてくれた。今季のダービー初戦で負け『何をやっているのだ』言われ、勝ち越すことを誓い追いかけました。今はてっぺんをめざしているので、残り5試合すべてを勝ち勝点15を積み上げることを目指しています」と喜びを語った。
町田の次のホームゲームは、36節11月1日14時から福島ユナイテッドFCと対戦する。
2015-10-19 in 02)イベント・催事, c)町田市, h)東京都, i)神奈川県, スポーツ | Permalink