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2012年12 月28日 (金曜日)

JリーグがFC町田ゼルビアに新設の理念推進費5000万円を支給:チーム活動存続を支援

121225jrigurinen 01Jリーグは「理念推進費」をこのほど新設、12月25日にJリーグの中野幸夫専務理事が町田市役所を訪れ、石阪丈一市長とFC町田ゼルビアの下川浩之社長に面談、ゼルビアに初の理念推進費5000万円を支給することを伝え、目録を手渡した。

写真=目録を手に握手する(左から)中野幸夫Jリーグ専務理事、下川浩之ゼルビア社長、石阪丈一町田市長

理念推進費は、地域に根付き地域から愛されるクラブを目指すなどのJリーグ理念の普及活動やアカデミー(下部組織)の運営を支援するために創設されたもの。
中野専務理事は「今季はJ1が18チーム、J2が22チームで、当初から考えていた40チームに達し、J2とJFLの入れ替え制度を導入した。このため、降格するJ2チームがJリーグの理念と下部組織を維持できるよう支援する必要があると考えている」と説明、「町田市には、Jリーグの理念を理解して立派なスタジアムを建設していただき感謝している。以前から町田市はJリーガーが数多く排出しており、アカデミーが充実している。ゼルビアはこのままアカデミーを維持し、地元に愛されるチームとして存在してもらいたいので、理念推進費を活動資金にあててほしい」と話すとともに、「観客動員をもっと増やしてほしい」と付け加えた。

石阪市長は「今回の話に喜んでいます。ゼルビアはまだまだ観客動員が少ないが、JFLJ時代に5〜6,000人も入ったことがあるので、もっと観客が増えるよう引き続き支援していきたい」と述べた。
下川社長は「とても感謝しています。J2優勝金より高い金額をいただくことになったが、1年で昇格することで期待に応えたい。また、1万人のスタジアムを満席にするように努力したい」と気持を引き締めていた。
Jリーグによると、理念推進費は使途の考え方を示すだけで、実際の使用はクラブに委ね、後でチェックするとしている。また、2013年以降もJ2からJFLへ降格するクラブに支給する方針という。
ゼルビアの今季予算は約4億6千万円だったが、来季はJリーグからの配分金1億円がなくなるほか、入場料収入も減少すると予測される。下川社長によると、1年でJ2復帰するために来季は2012年の予算を若干下回るくらいで維持したいとしており、現在、大手スポンサーに現状維持をしてもらえるよう精力的に営業活動を行っているという。

2012-12-28 in 10)社会, c)町田市, スポーツ | Permalink | コメント (0)

川崎市麻生区で万福寺ニンジンの品評会 : 同区特産の長いニンジンを審査

121223ninjin 03川崎市麻生区万福寺の麻生市民館で12月23日、半世紀前に同区特産のニンジンのできばえを審査する恒例の「万福寺鮮紅大長人参品評会&試食会」(万福寺人参友の会、里山フォーラムin麻生、麻生区生涯学習支援課主催)が催された。このニンジンはのゴボウのように長く、味が濃いのが特色で、10数年前に地元の人たちによって復活した。この日は家庭菜園愛好家など約50人が参加、ニンジンの出来映えを比べるとともに、万福寺ニンジンを使った料理を味わった。

写真=真剣な表情で比較する審査員

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並んだニンジンを見比べる審査員(左側)と出品者ら
13回目となる品評会には、農家や万福寺人参友の会会員、麻生区民のほか県立相原高校の生徒が作った18点が出品された。
審査にあたったのは、野菜生産者・長瀬和徳さん、麻生市民館長・猪瀬敦さん、万福寺人参友の会事務局・岡本剛介さん、里山フォーラムin麻生事務局長・石井よし子さんの4人で、1時間がかりで形、色、香り、味などについて真剣に比較審査した。その結果、最優秀賞には井上宏基さん(生産地・麻生区古沢)、味覚賞に岡本剛介さん(厚木市)、香り賞に高橋八重子さん(麻生区古沢)、姿 (ルックス)賞に金程小学校環境美化委員(5、6年生、金程小校庭)、色彩賞に高橋清行さん(同区古沢)、努力賞に林義昭さん(同区上麻生)が選ばれた。また、形状がユーモラスだった梶武男さん(同区岡上)と体験型農園のタイガーファーム(同区黒川)のニンジンにユニーク賞を贈った。

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学校での取り組みを紹介する高校生
審査の後、サークル活動として学校の畑で2010年から万福寺ニンジンを育てている県立相原高校食物科の神藤涼吾さんと江島拓臣さんがニンジンを育てる様子や料理、ジャムに加工する取り組みなどを画像を使って紹介、会場から「おとなよりも積極的」と高い評価を得ていた。

その後、出品者が提供したニンジンを使った料理を食べながら試食会と交流会が開かれた。
出されたメニューは、麻生区役所保健福祉センターで健康作りのための「麻生ヘルスメイト(食生活改善推進連絡協議会)」と「チームベジタ」のメンバー6人が作ったツナとニンジンの炊き込みご飯、ニンジンのみそバター風味など6点の料理と相原高校生の生徒が作ったニンジンジャム。

万福寺ニンジンは、長さ60〜80cmに生長し、中心まで朱色で、香りや味が強い。こうした特徴から「万福寺鮮紅大長人参」と商品登録名が付けられた。
このニンジンは、昭和初期に万福寺周辺で作られていた「滝野川人参(東京大長人参)」を戦後に品種改良し、より色鮮やかで長いニンジンを作り出した。全国農林産物品評会で5年連続1位を受賞し、優秀な農産物として同区の周辺で生産したニンジンは種子を取る元の「母本」となった。しかし、百合丘団地の造成が始まった昭和30年代後半から作付け面積が減り始めたことに加え、短いニンジンが消費の中心となり、ほとんど作られなくなっていた。しかし、万福寺ニンジン友の会などの活動をきっかけに同区の農家で作る人も出てきた。最優秀賞を受賞した井上宏基さんもそのひとりで、JAセレサ川崎の農産物直売所セレサモスで販売、好評だ。

2012-12-28 in 02)イベント・催事, 08)経済・農業, 09)市民活動, b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, i)神奈川県, | Permalink | コメント (0)

2012年12 月22日 (土曜日)

狛江市議会が副市長の選任に不同意、予想外の結果に衝撃広がる

狛江市議会は12月21日の本会議で、髙橋都彦市長が提案した副市長の選任について賛成10、反対11の1票差で不同意とした。同市の副市長は高橋市長が7月に就任して以来、空席となっていた。
同市議会で副市長の人事案が不同意になったのは、矢野裕前市長時代の2001年12月(当時は助役)以来

この日は12月議会の最終日で、狛江市職員の給料等に関する条例の一部を改正する狛江市一般会計補正予算のほか、教育委員の任命などの追加議案が審議され、副市長の選任のほかは、すべて可決された。
市長から提案された副市長の候補は、
 2008年から同市の部長職を務めている職員
市議会は現在、22議席のうち、高橋市長の与党が15人(明政クラブ(自民党)7人、公明党4人、民主党2人、生活クラブ1人、無所属議員1人)と
多数を占めており、副市長の選任についても同意が得られるとみられていた。このため、不同意という予想外の結果に、議員だけではなく市職員にも衝撃が広がった。

2012-12-22 in 06)政治, a) 狛江市のニュース | Permalink | コメント (0)

2012年12 月15日 (土曜日)

川崎市内の高校生アスリート73人が阿部市長を表敬訪問:全国大会での活躍誓う

121211hyoukei 02冬休みに開かれる高校生のサッカー、バスケット、弓道、バレーボールの全国大会に神奈川県代表として出場する川崎市内の高校生アスリート73人が、12月11日に川崎市役所を訪れ、阿部孝夫市長に全国大会での健闘を誓った。

121211hyoukei 01市庁舎講堂で行われた表敬訪問・激励会には、第91回全国高校サッカー選手権大会に2年連続7回目の出場を果たした桐光学園サッカー部員20人 第43回全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会に4年ぶり3回目の出場の同学園男子バスケットボール部員15人、第31回全国高等学校弓道選抜大会男子個人の部に出場する市立商業高校の弓道部員1人、第65回全日本バレーボール高等学校選手権大会にアベック出場する市立橘高学男子部員23人(7年連続13回目)、女子部員14人(19年連続20回目)と各部の顧問、監督、マネージャーや学校長ら総勢91人が参加。阿部市長のほか渡邊直美教育長、斉藤義晴川崎市スポーツ協会会長などが出席した。
3校の学校長の挨拶の後、各校の選手らが紹介され、それぞれのキャプテンが「神奈川県、川崎市の代表としての誇りを持ってがんばります」などと抱負を述べた(写真左)
121211hyoukei 03阿部市長は「全国大会出場おめでとう。日ごろの練習の成果を発揮したことで(全国大会出場という)いい結果につながり、小・中学生にも目標になり、元気と勇気を与えることになった。144万市民みんなで応援するので、体調管理に気をつけて悔いのない試合をしてほしい」と激励、記念品を手渡した(写真右)

高校サッカーは12月30日から1月14日まで首都圏各地で試合が開催され、ことしのインターハイ8位で1回戦シードの桐光学園は、1月2日14時10分から横浜市のニッパツ三ツ沢球技場で三重県・県立四日市中央工業高校と対戦する。
高校バスケットは12月23日から29日まで広島県総合体育館で催され、23日16時30分から大分県・県立大分舞鶴と対戦する。
高校バレー選手権は1月5日から13日までさいたまスーパーアリーナなどで開かれ、川崎橘高校男子は5日14時45分から大分県・県立大分工業高校と、ことしインターハイで優勝した女子は6日13時50分から愛知県・人間環境大学岡崎学園と大阪・建国高等学校の勝者と対戦する。
高校弓道大会は12月24日から26日まで相模原市総合体育館で開かれ、市立商業の選手は24日14時からの個人戦予選に出場する。

桐光学園サッカー部とバスケット部は、市役所の表敬訪問に先だって麻生区役所の激励会に出席、横断幕を贈られた。

2012-12-15 in 02)イベント・催事, 04)教育・子ども , b) 川崎市のニュース, b1) 川崎市麻生区, b3) 川崎市高津区, b6) 川崎市幸区, i)神奈川県, スポーツ | Permalink | コメント (0)

2012年12 月10日 (月曜日)

川崎市麻生区で年末交通事故防止運動キャンペーン : 「飲んだら乗らないで」新百合ケ丘駅前で呼びかけ

121210asaokotu 05川崎市麻生区交通安全対策協議会、麻生区警察署、麻生区役所などが「無事故で新年を迎えて」と、12月10日午後、小田急線新百合ケ丘駅南口で歳末の交通安全街頭キャンペーンを展開、川崎市消防音楽隊がクリスマスソングなどを演奏した。

写真=新百合ケ丘駅南口で年末の事故防止を呼びかける啓発物を配

121210asaokotu 02川崎市内の各警察署では忘年会など飲酒の機会が増える毎年12月11日から20日まで年末の交通事故防止運動を行っている。麻生警察署は期間中は「無事故で年末 笑顔で新年」 「自転車も のれば車の 仲間入り」「醒めたはず その思い込みに 魔が潜む」の3つのスローガンを掲げ、駅周辺や幹線道路で啓発活動を繰り広げる。
運動前日のこの日は、南口のペディストリアンデッキにあるカマキリ像前広場で瀧峠雅介・麻生区長(写真左)、小林久・麻生警察署長らが交通事故ゼロに向けて挨拶。大石眞由美・麻生区交通安全母の会副会長が飲酒運転、自転車事故の防止、シートベルトとチャイルドシートの着用をを呼びかける宣言文を読み上げ、拍手で採択した。その後、交通安全関連団体の会員約100人が 121210asaokotu 01新百合ヶ丘駅周辺や大型商業施設の前で「安全は 心と時間の ゆとりから」などと書かれた来年の卓上カレンダーなど800部を配って交通安全を呼びかけた。
会場ではアトラクションとして市消防音楽隊が、川崎市出身の故・坂本九さんの「上を向いて歩こう」「明日があるさ」のほか「ジングルベル」「麻生区交通安全の歌〜手と手をつないで」などを演奏(写真右)、通りがかりの買い物客らが足を止めて熱心に聴き入っていた。

2012-12-10 in 02)イベント・催事, 12)防災・安全, b1) 川崎市麻生区, 音楽 | Permalink | コメント (0)