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2012年3 月 3日 (土曜日)
被災地の新聞でエコバッグ:ヨーガ講師が三陸の被災地支援活動、狛江駅前の泉の森会館で販売
東日本大震災の被災地のひとつ、岩手県岩泉の被災地の人たちに暖かな気持ちと暖房費を送ろうと、小田急線狛江駅前の泉の森会館で、東日本大震災の被災地で発行する「岩手日報」で作ったエコバッグが販売され、人気をよんでいる。
写真=エコバッグを持つ早野智子さん、手前は手編みの甲あて
このエコバックは、「Tryambakam Yoga Center(トリャバカム・ヨーガー・センター)」を主宰し、同館でヨーガを教えている杉並区の早野智子さんの依頼で、2012年1月から同館を利用する一般の人を対象に販売しているもの。
日常生活でもヨーガの思想を実践している早野さんは、夫の正寿さんが岩手県出身のこともあって、日本三大鍾乳洞がある「龍泉洞」があり、わき水や農業、畜産が盛んで豊かな自然の恵みと共存する同町に関心を寄せていた。早野さん夫妻は、被災地の道路に一般車両が入れるようになると、すぐに東日本大震災で被災した親類などを訪れるため岩泉町を訪れた。岩泉町だけでなく三陸地方全体の被災状況に胸を痛め、正寿さんとともに地元の人を交じえて「三陸のともしび(旧名・東北に心の日を点す会」を発足させ、ボランティア活動を開始した。
早野さんは、現地でボランティア活動を行ううちに、救援物資を送るなど一時的な支援ではなく、被災地の復興に長期間向き合うために、活動の方向性を岩泉町の地域社会と文化の特性を生かした産業の掘り起こすことにした。
岩泉町で昔、機織りが盛んだったことを知り、仕事を失い避難所暮らしをする人々が「手仕事」で心の傷を癒やせるのではと考え、古着などを裂いて織る裂き織りでヨーガマット(写真左)を作ったり、毛糸でヨーガや座禅に使う足の甲あてなどを作る「織り織りのうたプロジェクト 三陸いわて被災地から手仕事を」を始めた。
販売している新聞紙のエコバッグもこうした手仕事の一環。織り機のある場所まで遠かったり、編み物が得意でない人ができる仕事として思いついた。売り上げは、制作した人の手間賃のほか、仮設住宅などの暖房費として使われる。
エコバッグは、被災地の実態を忘れないため、復旧の様子を写真入りで紹介しているルポ記事が掲載されている面を表側にしたマチ付きの手提げ袋。新聞紙を何枚も重ね、手で持つ部分には補強用の紙がのり付けされているため丈夫で、多少の雨にも耐えられるように作られ、型崩れを防ぐため、補強を兼ねた底紙も付いている。
価格は大(縦32.5cm、横29.5cm、幅10cm)が1枚350円、3枚セットは1,000円。中(22cm、22cm、7.5cm)が250円、小が(16cm、14.2cm.、5cm)は150円。
エコバック販売の問い合わせは電話03-5497-5444泉の森会館。
三陸のともしびの活動の詳細はHP(こちら>)
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