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2011年1 月 3日 (月曜日)
アメフト・ライスボウル 社会人のオービックが4度目の日本一 : 学生の立命館大を完封
アメリカンフットボールの第64回ライスボウルが1月3日に東京ドームで約35000人の観客を集めて行われ、社会人代表のオービック・シーガルスが学生代表の立命館大学パンサーズを24対0と完封で下し、日本一に輝いた。 オービックの日本一は5年ぶりで史上タイの4回目。大会最優秀選手(ポール・ラッシュ杯)には、タッチダウン(TD)パスとTDを決めたオービックのクオーターバック(QB)菅原俊選手が選ばれた。
写真=第2Q、立命館の守備を飛び越えTDを決めるオービックQBの菅原(#6)
ライスボウルが1983年に日本選手権大会に変更して社会人対学生の対戦となって以来、オービックは前身・リクルート、シーガルス時代を含めて5回目の出場、立命館は前回優勝の2009年以来7回目の出場で3回の優勝経験を持っている。両者の対戦は1996年と2002年の2回行われており、過去の戦績は1勝1敗だった。
試合は、第1クオーター(Q)2分57秒に右サイドへの菅原のパスを受けたワイドレシーバー(WR) 萩山竜馬が49ヤード走り、鮮やかに先制のTDを決めた。その後は、両者の守備の奮闘で攻撃権が何度も変わる激しい攻防となった。
第2Qは、1分26秒にゴールライン40ヤードまで侵攻した立命館がフィールド・ゴール(FG)に失敗。一方、オービックは9分58秒パスとランで11ヤードまで迫ると、菅原が走りゴールライン際の相手を飛び越え2本目のTDを奪い、終了間際にもキッカーの金親洋介が28ヤードのFGを決め、前半を17対0で折り返した。
オービックは第3Qでも、13分47秒にベテランの古谷ツインズ・兄のWR晋也が74ヤードのパントリターンでゴール前に迫ると弟のランニングバック(RB)拓也が飛び込んで3本目のTDを決め、試合を決定づけた。
オービックの守備を崩せない立命館は、第4Q後半に相手陣内に攻めるチャンスっでパスをインターセプトされ、屈辱の完封負けとなった。
社会人対学生の対戦で完封は、1998年の鹿島ディアーズ対法政大学(39対0)以来のこと。Xリーグ屈指のタレントを擁し、2010年リーグ戦で終了間際の逆転やタイブレイクなど粘り勝ちでライスボールに進出したオービックが、豊富な経験を生かし貫禄を見せる試合だった。
写真(上から)=オービック萩山(#85)の先制TD、オービックの守備陣にタックルされる立命館QB谷口翔真(#15)、ラッシュに飛び込んでTDするオービックの古谷拓也(#20)(撮影:いずれも山本真人)
2011-01-03 in 02)イベント・催事, h)東京都, スポーツ | Permalink